JP2969564B2 - 捩れ振動減衰器 - Google Patents

捩れ振動減衰器

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JP2969564B2 JP1141294A JP14129489A JP2969564B2 JP 2969564 B2 JP2969564 B2 JP 2969564B2 JP 1141294 A JP1141294 A JP 1141294A JP 14129489 A JP14129489 A JP 14129489A JP 2969564 B2 JP2969564 B2 JP 2969564B2
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    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16F15/123Wound springs
    • F16F15/1238Wound springs with pre-damper, i.e. additional set of springs between flange of main damper and hub
    • F16F15/12386Pre-damper cage construction
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F2224/00Materials; Material properties

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車の動力伝達経路内に設けられる特に
クラツチデイスク用の捩れ振動減衰器であつて、低い曲
げ剛さの蓄力器を有する前ダンパと高い曲げ剛さの蓄力
器を有する主ダンパとを備え、前ダンパの蓄力器が該前
ダンパの入力部と出力部との間で、また主ダンパの蓄力
器が該主ダンパの入力部と出力部との間で夫々作用する
ように配置されており、かつ捩れ振動減衰器の出力部が
ハブ本体であり、該ハブ本体上には一側で相対回動不能
に前記前ダンパの出力部が、また他側では、前記主ダン
パの出力部を形成する内歯成形部をもつたフランジが設
けられており、しかも該内歯成形部が回動遊びを以て前
記ハブ本体の外歯成形部に係合しており、かつ捩れ振動
減衰器の入力部が、軸方向に間隔をおいて配置されて前
記主ダンパのフランジを介在させた2つのサイドデイス
クによつて形成されている形式のものに関する。
〔従来の技術〕
前記のような形式で構成された捩れ振動減衰器では前
ダンパは主ダンパのフランジ部材の一方の側に配置さ
れ、しかもこの場合該前ダンパは軸方向で見て主ダンパ
のフランジ部材と一方のサイドデイスクとの間に配置さ
れている。これは例えば仏国特許第2,551,813号明細書
に基づいて公知になつているクラツチデイスク用の捩り
振動減衰器の場合に当て嵌まる。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の課題は、冒頭で述べた形式の捩れ振動減衰器
を改良して、申し分のない機能、従来以上の高い耐用寿
命並びに2つのダンパユニツトの存在にも拘らず単純に
してコンパクトな構造を有するようにし、ひいては簡便
な組立と低廉な製造を保証することである。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決する本発明の構成手段は、前ダンパが
軸方向で見て主ダンパのフランジの一方の側に配置され
ており、かつ該フランジの他方の側及び一方のサイドデ
イスクの側には、軸方向のプレロードをかけて保持され
た2つの皿ばねが設けられており、該皿ばねが、前記サ
イドデイスクとの係合式相対回動防止機構を有してお
り、2つの皿ばねの1つが、捩れ振動減衰器の入力部と
ハブ本体とを軸方向で互いに緊定し、かつ他方の皿ばね
が前記捩れ振動減衰器の入力部と前ダンパの出力部とフ
ランジとを軸方向で互いに緊定している点にある。
〔作用〕
捩れ振動減衰器を本発明のように構成することによつ
て特に有利な組立が可能になる。それというのは、組付
けに当つて先ず両皿ばねを当該サイドデイスク上に載設
することができ、その際係合による回動防止によつて同
時に又、サイドデイスクに対する皿ばねの半径方向位置
決めも可能になるので、皿ばねが後になつて半径方向に
滑動するような事態が避けられるからである。
本発明の構成によって、主ダンパの構成部分も前ダン
パの構成部分も簡単な形式でハブ本体に軸方向で確保さ
れる。また捩れ振動減衰器の特にコンパクトな構造は、
両皿ばねを実質的に軸方向で相前後して配置することに
よつて得られ、その場合両皿ばねが少なくとも部分的に
半径方向で重なり合つているのが更に有利である。
特に簡単な回動防止作用は、両皿ばねが、半径方向外
向きの回動防止用アームで以てサイドデイスクの切欠部
内に係合していることによつて保証される。前記サイド
デイスクの製作と強度を考慮すれば、両皿ばねの回動防
止用アームのために同一の切欠部を使用するのが有利で
ある。該切欠部は、周方向で見て、主ダンパのコイルば
ねのような蓄力器を収容するためにサイドデイスク内に
設けた切除部の中間に形成することができる。また捩れ
振動減衰器の機能と構造を考慮すれば、両皿ばねがリン
グ状の基体を夫々有し、各基体が、相対回動不能にサイ
ドデイスクと結合するための半径方向外向きの回動防止
用アームのほかに、前記サイドデイスクに弾性的に支持
するための半径方向外向きの支持アームを有しているの
が更に有利である。多くの使用例を考慮すれば、少なく
とも一方の皿ばねがリング状の基体の半径方向内位域に
一体成形された複数のアームを有し、該アームが半径方
向内向きに延びているか、又は、回動不能に結合するた
めの回動防止用アームが皿ばねのリング状の基体の半径
方向外位域に、また支持アームが該基体の半径方向内位
域に、一体成形されているのが有利であり、この場合回
動防止用アームと支持アームの配設位置を逆にすること
も可能である。また少なくとも一方の皿ばねの支持アー
ム及び/又は回動防止用アームは、当該皿ばねのリング
状基体よりも大きなセツテイング角もしくは円錐角を有
しているのが有利である。また少なくとも一方の皿ばね
の回動防止用アームがその自由端部域に、該アームの他
の域よりも大きな又は小さなセツテイング角をとる区分
を有していてもよい。この場合前記アームの他の域自体
は、リング状基体よりも大きなセツテイング角を有する
こともできる。
捩れ振動減衰器の特に簡単な構造は、捩れ振動減衰器
の入力部と前ダンパの出力部とフランジとを互に緊定す
る皿ばねが摩擦緩衝を発生させるために圧着ばね力の作
用下でフランジに直接接触することによつて得られる。
この直接接触によつて鋼対鋼摩擦が生じることがある。
従つて大抵の使用例では、軸方向で見て、主ダンパのた
めの摩擦ヒステリシスを発生させる他方の皿ばねとフラ
ンジとの間に、摩擦材又は滑材から成る例えばリングの
形の中間層つまりシムリングが設けられており、該シム
リングに前記他方の皿ばねが直接支持されるのが有利で
ある。該シムリングは該皿ばねに対して位置固定されて
いる。その場合例えばシムリングには、他方の皿ばねの
対向輪郭と協働する軸方向突起が設けられる。すなわち
シムリングは半径方向内位又は半径方向外位で少なくと
も1つの軸方向突起を有し、該軸方向突起を介して前記
シムリングは他方の皿ばねのリング状基体の半径方向内
縁又は半径方向外縁に半径方向で位置固定されている。
他方の皿ばねとフランジとの間に摩擦材又は滑材から成
る中間層を配置することによつて特に、該皿ばねの支持
アームと、該支持アームを支持する構成部材との接触域
において生じる摩耗を著しく減少させることが可能にな
る。
また、捩れ振動減衰器の入力部とハブ本体とを軸方向
で互に緊定する皿ばねは、少なくともほぼハブ本体の外
歯成形部の範囲において該ハブ本体に軸方向で支持され
ているのが有利である。その場合前ダンパの回動(捩
れ)角範囲に対する所望の摩擦を得るために、軸方向で
見て外歯成形部と当該皿ばねとの間に摩擦材又は滑材か
ら成るリングが設けられ、しかも前記皿ばねは該リング
に直接支持される。
捩れ振動減衰器の機能と耐用寿命を考慮すれば両皿ば
ねの少なくとも1つが、該皿ばねに隣接したサイドデイ
スクにプラスチツクリングのような耐摩耗材を介して支
持されているのが有利である。このようなプラスチツク
リングは、主ダンパのための摩擦ヒステリシスを発生さ
せる皿ばねについて設けられるのが特に合目的的であ
る。それというのは該皿ばねは比較的高い軸方向緊定力
を有しているからである。また捩れ振動減衰器の有利な
構造は、両皿ばねが、隣接したサイドデイスクに、共通
のプラスチツクリングを介して支持されることによつて
得ることができる。該プラスチツクリングは、複数の切
欠部を有し、該切欠部を、少なくとも一方の皿ばねの回
動防止用アームが軸方向に貫通して延びているのが有利
である。皿ばねの支持アームとプラスチツクリングとの
接触域における摩耗を著しく僅かにするためには、前記
プラスチツクリングは一体成形された少なくとも1つの
成形部を有し、該成形部は中高の球面状もしくは円錐状
の面を規定する輪郭を形成し、該面には皿ばねの支持ア
ームの一方の側面が少なくともほぼ接線方向に接触して
いる。これによつて、皿ばねとプラスチツクリングとの
相対運動時に支持アームの先端域のエツジがプラスチツ
クリングを削るようなことは起り得ない。
また、一方の皿ばねの基体が他方の皿ばねの基体より
も小さな内径及び/又は外径を有しているのが有利であ
る。
主ダンパのフランジの他方の側で両皿ばねに対して設
けられておりかつ前ダンパに隣接したサイドデイスク
は、捩れ振動減衰器の機能を改善するために、摩擦材又
は滑材から成る支承リングを介してハブ本体上にガイド
乃至保持される。その場合捩れ振動減衰器の機能と耐用
寿命を更に改善するためには、支承リングは、前ダンパ
寄りのサイドデイスクとの相対回動不能な継手を有し、
かつ、軸方向で見てハブ本体の外歯成形部の方に向つて
拡がる截頭円錐状もしくは円錐状の輪郭を有し、該輪郭
は、一方の皿ばねによつて、ハブ本体に一体成形された
対応輪郭に圧迫されるか、もしくは該対応輪郭の方に引
寄せられるようにするのが特に有利である。この場合前
記対応輪郭は、軸方向で見てハブ本体の外歯成形部の方
に向つてやはり截頭円錐状もしくは円錐状に拡がつてお
りかつ支承リングの輪郭に適合されているように構成す
ることができる。支承リングと、対応輪郭を有するハブ
本体とは、支承リングが一方の皿ばねの緊定力に抗して
ハブ本体に対して半径方向で所定の制限範囲内で変位で
きるような相互関係で構成されている。主ダンパの入力
部とハブ本体との間の支承部を前記のように構成するこ
とによつて、該支承部もしくは支承リングにおける摩耗
が著しく低減しかつ捩れ振動減衰器の機能の改善も顕著
である。それというのは、運転中に発生するところの、
支承リングをハブ本体に押圧する半径方向力が、前記の
半径方向変位可能性によつて吸収もしくは低減され、あ
るいは補償されるからである。このような半径方向力は
特に自動車では、クラツチデイスクの摩擦ライニングを
締付けるクラツチと共にフライホイールを支持している
エンジン出力軸の軸線と、クラツチデイスクのハブを半
径方向で固定的に取付けているトランスミツシヨン入力
軸の軸線との間に往々にして存在するずれによつて惹起
される。その原因は、運転中、特にクラツチを入れた際
に、ライニングを支持するデイスクと対向デイスクとを
有する構成群が、エンジン出力軸の軸線に調心しようと
するためであるが、一般にハブ本体では固定支承が慣用
されていることに基づいて調心できず、その結果この支
承部では著しく高い摩耗が発生する。この摩耗によつ
て、ライニングを支持するデイスクと対向デイスクとを
有する構成群は、クラツチを解離した際にハブ本体に対
してもはや同心的に保たれず、従つてクラツチ解離時に
不釣合が生じることになる。
主ダンパの入力部とハブ本体との間の支承部を本発明
のように構成することによつて、ハブ本体を支持する
軸、例えばトランスミツシヨン入力軸と、摩擦ライニン
グを保持するライニング支持デイスクもしくは連動デイ
スクがカツプリングによつて相対回動不能に結合される
軸、例えば内燃機関のクランク軸との間で起りうる軸線
ずれが補正される。クランク軸とトランスミツシヨン入
力軸との間の軸線ずれのこの補正は、主ダンパの入力部
とハブ本体とを緊定する皿ばねが、クラツチ連結時に軸
線ずれに相応して軸方向で弾性的に追従して支承リング
がハブ本体に対して半径方向に変位できることによつて
行われる。クラツチ解離時、すなわち捩れ振動減衰器も
しくはクラツチデイスクがトランスミツシヨン入力軸と
だけ相対回動(捩れ)不能に結合されている場合、主ダ
ンパの入力部を有する構成群は、支承部の輪郭と対応輪
郭とが当該皿ばねによつて再び軸方向で相互緊定される
ことによつて、ハブ本体に対して再び調心されることに
なる。
捩れ振動減衰器の機能改善のためには更に又、支承リ
ングの中央切除部に隣接した支承リング域が円環状もし
くは円筒状の内周面を制限し、しかも該円筒状内周面
が、ハブ本体に設けられた円環状もしくは円筒状の外周
面を半径方向の遊びを以て取囲んでいるのが有利であ
る。その場合、支承リングによつて形成された内周面
が、該内周面によつて取囲まれるハブ本体の外周面より
も0.4〜2.5mm大きな直径を有しているのが特に有利であ
る。前記の両周面の協働によつて、主ダンパの入力部を
有する構成群とハブ本体との間に比較的高い半径方向力
が一時的に発生した場合に過度に大きな相対回動か発生
するような事態は避けられる。このような半径方向力
は、捩れ振動減衰器もしくはクラツチデイスクと協働す
る摩擦クラツチの接ち継ぎ動作時に特に発生し、しか
も、該接ち継ぎ動作中に、クラツチの加圧板とフライホ
イールのような対向加圧板との間に締込まれる摩擦ライ
ニングの全周にわたつて非対称的に作用することに基づ
いて発生する。
ハブ本体の外周面は、軸方向に延びるリング状部分に
よつて形成されており、該リング状部分はハブ本体にお
ける軸方向突起を規定することができ、しかも該リング
状部分は軸方向でハブ本体の内歯列に続くことができ、
要するに該リング状部分自体は内側に歯列を有していな
いのが特に有利である。
捩れ振動減衰器の特に有利な構造を得るためには、前
ダンパの入力部は、主ダンパのフランジと相対回動不能
なリング状のプラスチツク部分によつて形成されてお
り、該プラスチツク部分は、前記前ダンパの少なくとも
ほぼ接線方向に配置した蓄力器を収容するために周方向
に配設された複数の収容ポケツトを有し、また前記前ダ
ンパの出力部はリング状構成部分によつて形成されてお
り、該リング状構成部分は軸方向で見て前記主ダンパの
フランジと前記前ダンパの入力部との間に設けられてお
り、かつ前記フランジと前記リング状構成部分との間に
はプラスチツク・シムリングが設けらている。また前記
ダンパの出力部は内歯成形部を有し、該内歯成形部は、
ハブ本体に対する前ダンパの出力部の相対回動を事実上
遊びなく防止するために前記ハブ本体の外歯成形部に噛
合つている。
皿ばねの支持アームのような支持部分と、該皿ばねと
は相対回動不能で該皿ばねを支持する構成部分との間に
前述のプラスチツク・シムリングを配置することは、相
互分離した主ダンパと前ダンパとを有する冒頭で述べた
形式の捩れ振動減衰器との関連において意味があるばか
りでなく、また、入力部と出力部とを有していて両者間
では周方向に作用する蓄力器並びに少なくとも1つの摩
擦緩衝手段を配置した、特にクラツチデイスクのような
捩れ振動減衰器にも有利に採用することができ、この場
合、前記摩擦緩衝手段は少なくとも1つの皿ばねを有
し、該皿ばねは、前記捩れ振動減衰器の、2つの互に相
対的に回動可能なデイスク状構成部材の間に軸方向で緊
定されておりかつ両デイスク状構成部材の一方とは相対
回動不能でありかつ他方とは摩擦係合しており、しかも
前記皿ばねはリング状の弾性的な基体と、皿ばねとは相
対回動不能なデイスク状構成部材に支持するために前記
基体から半径方向に張出す複数の支持アームとを有して
いる。皿ばねとは相対回動不能のデイスク状構成部分と
支持アームとの間に設けられたシムリングは、ポリアミ
ド又はポリテトラフルオルエチレンのようなプラスチツ
クから成るのが有利である。またこのように構成した場
合シムリングは1つの成形部を有し、該成形部は、球面
状の面を規定する輪郭を形成し、該面には支持アームの
一方の側面が軸方向支持のために少なくともほほ接線方
向で接触している。支持アームのための支持面は多くの
使用例では単に截頭円錐状に構成されていれば充分であ
る。支持アームを形成する成形部のための接触面は、シ
ムリングに一体成形された軸方向に突出するリング状の
凸部によつて簡単に形成されていてもよい。該凸部は横
断面で見て楔状に又は斜面状に構成されかつ少なくとも
部分的に湾曲面を形成し、該湾曲面に支持アームが接触
するようにすることができる。また前記凸部を横断面で
見て半円形状に構成することも可能である。
〔実施例〕
次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説する。
第1図、第2図及び第3図に示したクラツチデイスク
1は前ダンパ2と主ダンパ3を有している。主ダンパ3
の入力部を同時に形成している、クラツチデイスク1の
入力部は、摩擦ライニング4を保持し一方のサイドデイ
スクを形成する連動デイスク5並びに、スペーサボルト
6を介して該連動デイスク5と相対回動不能に結合され
て他方のサイドデイスクを形成する対向デイスク7によ
つて形成されている。主ダンパ3の出力部は、内歯列9
を有するフランジ8によつて形成されており、前記内歯
列9は、クラツチデイスク1の出力部を形成するハブ本
体11の外歯列10に噛合う。ハブ本体11の外歯列10とフラ
ンジ8の内歯列9との間には、前ダンパ2の作用域に相
当するバツクラツシユが周方向で存在している。トラン
スミツシヨン入力軸を装着するためにハブ本体11は内歯
列12を有している。
主ダンパ3は、連動デイスク5及び対向デイスク7の
窓状凹設部14,15並びにフランジ8の窓状切除部16内に
設けたばね13を有している。互に相対回動不能に結合さ
れた連動デイスク5及び対向デイスク7とフランジ8と
の間では、ばね13の作用に抗して相対回動が可能であ
る。この相対回動は、連動デイスク5と対向デイスク7
とを互いに結合するスペーサボルト6がフランジ8の切
除部17の末端縁に当接することによつて制限され、この
場合スペーサボルト6は該切除部17を軸方向に貫通して
突出している。
前ダンパ2は軸方向で見てフランジ8と連動デイスク
5との間に配置されている。前ダンパ2の入力部は、フ
ランジ8と相対回動不能に結合されたプラスチツク部分
18によつて形成されており、該プラスチツク部分はフア
イバーで補強されているのが有利である。前ダンパ2の
出力部は板金成形部分19によつて形成されており、該板
金成形部分はハブ本体11と相対回動不能に結合されてい
る。プラスチツク部分18と板金成形部分19との間では、
ハブ本体11の外歯列10とフランジ8の内歯列9との間の
バツクラツシユに相応した制限付き相対回動が、前記プ
ラスチツク部分18と板金成形部分19との間で圧縮コイル
ばね20の形で作用する畜力器の作用に抗して可能であ
る。
第2図及び第4図から判るようにプラスチツク部分18
は、軸方向で逆向きの側面21,22をもつたリングの形状
を有している。プラスチツク部分18つまり前ダンパ2か
ら離反した方のフランジ8の側には2つの皿ばね23,23a
が設けられている。皿ばね23は軸方向で見て対向デイス
ク7とフランジ8との間に縮設されており、かつ、連動
デイスク5の方に向つてフランジ8を負荷しており、こ
れによつてプラスチツク部分18は、軸方向で連動デイス
ク5とフランジ8との間に締込まれる。皿ばね23は、半
径方向内位に丸味部24を有し、該丸味部を介してフラン
ジ8に接触している。皿ばね23の外周には、複数のアー
ム25が設けられており、該アームは、対向デイスク7に
対する皿ばね23の相対的な回動を防止するために該対向
デイスク7の切欠部26内に係合している。皿ばね23のリ
ング状基体27から複数の別の半径方向の支持アーム28が
延びており、該半径方向の支持アームは、リング状基体
27にプレロードをかけつつ対向デイスク7に支えられて
いる。支持アーム28は、回動防止用のアーム25よりも短
く、かつ周方向で見て該回動防止用アーム25の相互間に
配置されている。
皿ばね23aはハブ本体11と対向デイスク7との間に軸
方向で緊定されておりかつ皿ばね23とほぼ同様に対向デ
イスク7に対する相対回動をアーム25aによつて防止さ
れており、該回動防止用のアーム25aはリング状基体27a
から半径方向外向きに延在し、やはり切欠部26内に係合
している。回動防止用のアーム25aの相互間に皿ばね23a
は支持アーム28aを有し、該支持アームはリング状基体2
7aにプレロードをかけつつ対向デイスク7に接触してい
る。支持アーム28aは、半径方向で見て回動防止用のア
ーム25aよりも短い。皿ばね23aのリング状基体27aは、
摩擦リング(もしくは滑りリング)39を介して、ハブ本
体11の外歯列10の側方に設けた軸方向の端面41に支えら
れている。図示の実施例では、前記摩擦リング39が接触
する端面41の範囲は外歯列10の歯丈の一部分にもわたつ
ている。皿ばね23aの緊定によつて対向デイスク7は軸
方向で見て外歯列10から離反する方向に負荷され、これ
によつて、ハブ本体11上に連動デイスク5を支承する摩
擦リング(もしくは滑りリング)38がハブ本体11の支持
域37に向つて軸方向に圧迫される。該支持域37は、直径
もしくは円周が外歯列10から離れる軸方向に縮小する輪
郭面を形成し、該輪郭面は、第2図から判るように円錐
状もしくは截頭円錐状に構成されている。軸方向で見て
連動デイスク5と外歯列10との間に配置された摩擦リン
グ(もしくは滑りリング)38は支持域37でその輪郭面に
適合して摩擦リングに一体成形された対応輪郭面40を介
して支持されている。要するに該対応輪郭面40もやはり
円錐状もしくは截頭円錐状に構成されている。皿ばね23
aによつて軸方向で緊定される截頭円錐状の輪郭面37と
対応輪郭面40との協働によつて、連動デイスク5及び対
応デイスク7並びに両デイスクと結合された部分は、ハ
ブ本体11もしくはクラツチデイスク1の回転軸線に対し
て半径方向で位置決めされ、また、回転対称を有する部
材又はクラツチデイスクの全周にわたつて回転対称に配
置された部材はハブ本体11に対して共軸に保持される。
摩擦リング(もしくは滑りリング)38と連動デイスク5
との間に相対回動に基づく摩耗による半径方向遊びが生
じるのを防止するために前記摩擦リング38は連動デイス
ク5と相対回動不能に結合されている。この相対回動不
能な結合は、摩擦リング38の全周にわたつて分配された
半径方向の複数の凸設部42と、該凸設部を夫々嵌入させ
るために連動デイスク5の内周に配設された複数の対応
凹設部43とを介して行われる。第2図の上半部から判る
ように摩擦リング38は周方向で見て半径方向の凸設部42
の相互間では断面L字状に構成されている。摩擦クラツ
チが少なくとも断たれている場合、要するに摩擦ライニ
ング4が軸方向で負荷されていない場合に、連動デイス
ク5を含む構成群の、ハブ本体11に対するセンターリン
グを可能にするために、摩擦リング38の内周面44と、ハ
ブ本体11の内歯列12に軸方向で接続した円筒形付加部46
との間に半径方向遊び47が設けられている。更に皿ばね
23aのリング状基体27aの内輪郭とハブ本体11の、半径方
向で対面した外輪郭との間には半径方向遊び48が設けら
れており、該半径方向遊びは前述の半径方向遊び47に少
なくとも等しく、殊に有利には該遊び47よりも大であ
る。
大抵の適用例では半径方向遊び47は0.4〜0.9mmの寸法
範囲であるのが有利である。このことは取りも直さず、
摩擦リング38の内径と円筒形付加部46の外径との間には
0.8〜1.9mmの差が存在することを意味している。内周面
44と外周面45との協働によつて、比較的高い半径方向力
が時折生じる際に、連動デイスク5を有する構成群とハ
ブ本体11との間に過度に大きな半径方向ずれの発生する
不都合な事態が阻止される。このような半径方向力は、
公知の形式でクラツチデイスク1と協働する摩擦クラツ
チの断ち接ぎの際に特に発生することがある。プラスチ
ツク部分18は、主ダンパ3の出力部を形成するフランジ
8に嵌合式の差込み継手を介して捩れ不能に結合されて
いる。このためにプラスチツク部分18はフランジ8寄り
の側面22に軸方向の柄状凸部18aを有し、該柄状凸部は
フランジ8の切欠き8a内に差込まれている。該柄状凸部
18aは同時に又、フランジ8に対するプラスチツク部分1
8の心定めのためにも役立つ。
前ダンパ2の入力部を形成するプラスチツク部分18は
収容ポケツト29を有し、該収容ポケツト内には前ダンパ
の圧縮コイルばね20が収容されている。図示の実施例で
は、第4図から判るように、接線方向もしくは周方向で
見て異なつた長さを有する2対の収容ポケツト29が設け
られている。収容ポケツト29は1対ずつ直径方向で対向
配設されている。図示の実施例では、長い方の収容ポケ
ツト29にだけ圧縮コイルばね20が設けられているにすぎ
ない。しかし短い方の収容ポケツトにも圧縮コイルばね
を設けることができ、これによつて二段式前ダンパが生
じる。
周方向もしくは接線方向に延びる収容ポケツト29は、
図示の実施例では180°よりも大きな角度にわたつて圧
縮コイルばね20をその円周方向で内包している。収容ポ
ケツト29は、フランジ8寄りの側を起点としてプラスチ
ツク部分18内へ軸方向に延びている。その場合収容ポケ
ツト29の深さは、圧縮コイルばね20をプラスチツク部分
18内に少なくともほぼ完全に収容した状態になるように
設計されている。更に収容ポケツト29の底は閉じられて
いる。すなわち連動デイスク5に当接しているプラスチ
ツク部分18の側面21と収容ポケツト29との間には切欠き
乃至開口は全く設けられていない。周方向で見て収容ポ
ケツト29の両端部は当接域30,31(第4図)を形成し、
該当接域に圧縮コイルばね20の端部が支えられる。
またプラスチツク部分18は複数のスリツト35を有し、
該スリツトは周方向で円弧状に延在して収容ポケツト29
と接続している。スリツト35は軸方向では、収容ポケツ
ト29と同じ側からプラスチツク部分18内に入り込んでい
る。その場合スリツト35の深さは、該スリツトが蓄力器
を成す圧縮コイルばね20の軸線に対して直角な横方向に
延びて該蓄力器の直径よりも深くなるように設計されて
いる。
軸方向で見てプラスチツク部分18とフランジ8との間
に配置されていて前ダンパ2の出力部を形成する板金成
形部分19は、半径方向に延びるリング状区域19aを有
し、該リング状区域はハブ本体11を取囲んでいる。この
リング状区域19aの半径方向外周には、軸方向に屈曲さ
れた複数の腕36が設けられており、該腕は板金成形部分
19と一体である。軸方向の腕36はプラスチツク部分18の
スリツト35内に延びかつ全周にわたつて、少なくともプ
ラスチツク部分18と板金成形部分19との間の相対回動時
に蓄力器としての圧縮コイルばね20の両端部と協働して
該蓄力器を圧縮できるように分配されている。該蓄力器
の申し分のない負荷を保証するために軸方向の腕36は圧
縮コイルばね20の全直径にわたつて延びている。板金成
形部分19のリング状区域19aの半径方向内周には複数の
半径方向内向きの歯19bが一体成形されており、該歯は
ハブ本体11の外歯列10に噛合つている。この噛合いによ
つて板金成形部分19はハブ本体11に対する相対回動が防
止され、しかも該ハブ本体11に対して軸方向の変位可能
性を有している。リング状区域19aとフランジ8との間
にはプラスチツク・シムリング49が配置されており、該
プラスチツク・シムリングはフランジ8と板金成形部分
19との金属接触を避ける。フランジ8並びに該フランジ
とは相対回動不能なプラスチツク部分18が、ハブ本体11
とは相対回動不能の、前ダンパ2の出力部19に対して相
対回動する際に過大摩擦が発生するのを防止するために
プラスチツク部分18は、前記出力部としての板金成形部
分19のリング状区域19a及びプラスチツク・シムリング4
9がプラスチツク部分18とフランジ8との間に少なくと
も僅かな軸方向遊びを有するように構成されている。更
に又、プラスチツク部分18は、前ダンパ2の出力部もし
くは板金成形部分19に半径方向外側で完全にかぶさるよ
うに構成されているので、前ダンパ2は外寄りで密封さ
れている。
クラツチデイスク1の中立位置を起点とすれば、クラ
ツチデイスク1の入力部を形成する連動デイスク5及び
対向デイスク7がハブ本体11に対して相対回動する際先
ず前ダンパ2の蓄力器20並びに両摩擦リング(もしくは
両滑りリング)38,39が作用する。ハブ本体11の外歯列1
0とフランジ8の内歯列9との間のバツクラツシユが克
服されると直ちに前ダンパ2は橋渡しされるので、連動
デイスク5及び対向デイスク7とハブ本体11との間の相
対回動が続く場合には主ダンパ3の蓄力器(ばね13)だ
けが働くことになる。該主ダンパの蓄力器に加えて、主
ダンパ3の回動範囲にわたつて摩擦緩衝作用が働く。該
摩擦緩衝作用は両摩擦リング(もしくは滑りリング)3
8,39によつて、また主としてフランジ8に接する皿ばね
23の摩擦によつて、並びに摩擦ライニングを支持する連
動デイスク5に接するプラスチツク部分18の摩擦によつ
て生じる。
第5図に示した実施例が第2図に示した実施例に対比
して異なつている点は、対向デイスク107と両皿ばね12
3,123aとの間に、プラスチツクリング150によつて形成
されたシムが配置されていて、該シムに、プレロードの
かけられた支持アーム128,128aが接触していることであ
る。両皿ばね123,123aの回動防止用アーム125,125aは対
向デイスク107の切欠部126内に係合している。回動防止
用アーム125,125aもしくは切欠部126の延在域にプラス
チツクリング150もやはり切欠部151を有し、該切欠部を
通つて回動防止用アーム125aが延びている。図示の実施
例では回動防止用アーム125は前記切欠部151を貫通して
はいない。しかしながら該回動防止用アーム125がより
急勾配の取付け角をとる場合には該回動防止用アーム12
5もやはり切欠部151内に係合することができる。
シムとしてのプラスチツクリング150は半径方向外端
に実質的に円環状の成形部152を一体に有し、該円環状
成形部は、横断面で見れば楔状に構成されておりかつ中
高面153を形成し、該中高面には、皿ばね123の支持アー
ム128が、対向デイスク107寄りの側面154で以て接触し
ている。これによつて、皿ばね123の円錐角が変化した
り或いは該皿ばねが半径方向にずれた場合に支持アーム
128は前記側面154を介して中高面153上を半径方向に摺
動することが保証され、ひいては支持アーム128及び対
向デイスク107における摩耗の高まりを避けることが可
能になる。皿ばね123,123aの円錐角の変動もしくは隣接
構成部分に対する前記皿ばねの半径方向ずれが生じるの
は、運転中に対向デイスク107を有する構成群とハブ本
体11との間に往々にして比較的高い半径方向力が発生
し、該半径方向力によつて前記ハブ本体111の円錐状面1
37と心定めリング138の対応円錐状面140とがずれること
に起因している。この動作過程は第1図〜第4図に示し
た実施例との関連においてすでに詳説した。
シムとしてのプラスチツクリング150の配置は第1図
〜第5図に示したようにクラツチデイスクを構成する場
合に有利であるのみならず、別個の前ダンパを有せずか
つフランジ8をハブ本体11もしくは出力側内歯列12と一
体に構成したようなクラツチデイスクにおいても適用す
ることができる。主ダンパつまり高い方のばね段のため
に摩擦ヒステリシスを発生させるように設計されていて
従つて比較的高い軸方向力を生ぜしめねばならない皿ば
ねの場合には特に、前記プラスチツクリング150を配置
することによつて皿ばねの支持アームもしくは支持舌片
並びに対向デイスク107のような軸方向の支持構成部材
において摩耗が著しく減少する。
第6図に示した実施例が第2図の下半部に対比して異
なつている点は、皿ばね223のリング状の基体227がプラ
スチツク製の摩擦リング250を介在させてフランジ208に
支持されていることである。該摩擦リング250は円環状
の軸方向突起251を有し、該軸方向突起は皿ばね223の基
体227の半径方向内縁を軸方向に超えて張出しており、
これによつて摩擦リング250は皿ばね223に対して半径方
向で保持されている。一貫して連続したリング状の軸方
向突起251の代りに、複数の個別的なカム状凸部のよう
な軸方向突起を設けることも可能である。このような個
別的な軸方向突起は破線で、しかも符号252で示したよ
うに、摩擦リング250の半径方向内位域にではなくて、
摩擦リングの半径方向外位域に一体成形されていてもよ
い。該軸方向突起252はその場合、それ相応の切除部、
例えば相隣り合つた支持アーム間に存在する空隙内に軸
方向で係合することができ、これによつて皿ばね223に
対する摩擦リング250の半径方向位置決めを保証するこ
とができる。更に複数の軸方向突起252によつて皿ばね2
23と摩擦リング250との間の回転継手が形成されるの
で、この場合、摩擦を発生させる相対回動が摩擦リング
250とフランジ208との間に常に生じる。摩擦リング250
を半径方向で位置決めする別の態様は、例えば摩擦リン
グ250に一体成形された適当な突起をフランジ208の切除
部もしくは凹設部に軸方向で係合させることによつて、
摩擦リング250とフランジ208との間にそれ相応の継手を
設けることである。第6図に示した実施例の利点は、対
向デイスク207を有する構成群とハブ本体211との間の相
対的な半径方向変位(ずれ)時に該変位が常に摩擦リン
グ250と皿ばね223との間又は該摩擦リングとフランジ20
8との間で生じることである。その原因は、摩擦リング2
50と皿ばね223もしくはフランジ208との間の摩擦係数
を、対向デイスク207と皿ばね223の支持アームとの間の
鋼対鋼接触による高い摩擦係数よりも意図的に小さくし
たことにほかならない。
【図面の簡単な説明】 第1図はクラツチデイスクの断面図、第2図は第1図に
示した断面図の中央範囲の拡大図、第3図は第1図の矢
印IIIの方向で見た部分図、第4図は第1図乃至第3図
に示したクラツチデイスクの前ダンパの入力部と出力部
を第1図の矢印IIIの方向で見た拡大図、第5図は異な
つた態様のクラツチデイスクの中央範囲の断面図、第6
図は第5図の下半部分に相当する更に異なつた態様のク
ラツチデイスクの断面図である。 1……クラツチデイスク、2……前ダンパ、3……主ダ
ンパ、4……摩擦ライニング、5……連動デイスク、6
……スペーサボルト、7……対向デイスク、8……フラ
ンジ、8a……切欠き、9……内歯列、10……外歯列、11
……ハブ本体、12……内歯列、13……ばね、14,15……
窓状凹設部、16……窓状切除部、17……切除部、18……
プラスチツク部分、18a……柄状凸部、19……板金成形
部分、19a……リング状区域、19b……半径方向内向きの
歯、20……圧縮コイルばね、21,22……側面、23,23a…
…皿ばね、24……丸味部、25,25a……回動防止用アー
ム、26……切欠部、27,27a……リング状基体、28,28a…
…半径方向の支持アーム、29……収容ポケツト、30,31
……当接域、35……スリツト、36……腕、37……支持
域、38,39……摩擦リングもしくは滑りリング、40……
対応輪郭面、41……軸方向の端面、42……半径方向の凸
設部、43……対応凹設部、44……内周面、45……外周
面、46……円筒形付加部、47,48……半径方向遊び、49
……プラスチツク・シムリング、107……対向デイス
ク、111……ハブ本体、123,123a……皿ばね、125,125a
……回動防止用アーム、126……切欠部、128,128a……
半径方向の支持アーム、137……円錐状面、138……心定
めリング、140……対応円錐状面、150……プラスチツク
リング、151……切欠部、152……円環状成形部、153…
…中高の球状面、154……対向デイスク寄りの側面、207
……対向デイスク、208……フランジ、211……ハブ本
体、223……皿ばね、227……リング状の基体、250……
プラスチツク製の摩擦リング、251……半径方向内位の
軸方向突起、252……半径方向外位の軸方向突起。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−201123(JP,A) 特開 昭60−211127(JP,A) 特開 昭61−130621(JP,A) 特開 昭61−17721(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16D 11/00 - 23/14 F16F 15/12

Claims (36)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の動力伝達経路内に設けられている
    特にクラッチディスク用の捩れ振動減衰器であって、低
    い曲げ剛さの蓄力器を有する前ダンパと高い曲げ剛さの
    蓄力器を有する主ダンパとを備え、前ダンパの蓄力器が
    該前ダンパの入力部と出力部との間で、また主ダンパの
    蓄力器が該主ダンパの入力部と出力部との間で夫々作用
    するように配置されており、かつ捩れ振動減衰器の出力
    部がハブ本体であり、該ハブ本体上には一側で相対回動
    不能に前記前ダンパの出力部が、また他側では、前記主
    ダンパの出力部を形成する内歯成形部をもったフランジ
    が設けられており、しかも該内歯成形部が回動遊びを以
    て前記ハブ本体の外歯成形部に係合しており、かつ捩れ
    振動減衰器の入力部が、軸方向に間隔をおいて配置され
    て前記主ダンパのフランジを介在させた2つのサイドデ
    ィスクによって形成されている形式のものにおいて、前
    記前ダンパが軸方向で見て前記主ダンパのフランジの一
    方の側に配置されており、かつ該フランジの他方の側及
    び一方のサイドディスクの側には、軸方向のプレロード
    をかけて保持された2つの皿ばねが設けられており、該
    皿ばねが、前記サイドディスクとの係合式相対回動防止
    機構を有しており、2つの皿ばねの1つが、捩れ振動減
    衰器の入力部とハブ本体とを軸方向で互いに緊定し、か
    つ他方の皿ばねが前記捩れ振動減衰器の入力部と前ダン
    パの出力部とフランジとを軸方向で互いに緊定してい
    る、捩れ振動減衰器。
  2. 【請求項2】自動車の動力伝達経路内に設けられている
    特にクラッチディスク用の捩れ振動減衰器であって、低
    い曲げ強さの蓄力器を有する前ダンパと高い曲げ剛さの
    蓄力器を有する主ダンパとを備え、前ダンパの蓄力器が
    該前ダンパの入力部と出力部との間で、また主ダンパの
    蓄力器が該主ダンパの入力部と出力部との間で夫々作用
    するように配置されており、かつ捩れ振動減衰器の出力
    部がハブ本体であり、該ハブ本体上には一側で相対回動
    不能に前記前ダンパの出力部が、また他側では、前記主
    ダンパの出力部を形成する内歯成形部をもったフランジ
    が設けられており、しかも該内歯成形部が回動遊びを以
    て前記ハブ本体の外歯成形部に係合しており、かつ捩れ
    振動減衰器の入力部が、軸方向に間隔をおいて配置され
    て前記主ダンパのフランジを介在させた2つのサイドデ
    ィスクによって形成されている形式のものにおいて、前
    記前ダンパが軸方向で見て前記主ダンパのフランジの一
    方の側に配置されており、かつ該フランジの他方の側及
    び一方のサイドディスクの側には、軸方向のプレロード
    をかけて保持された2つの皿ばねが設けられており、該
    皿ばねが、前記サイドディスクとの係合式相対回動防止
    機構を有しており、かつ少なくとも部分的に半径方向で
    重なり合っている、捩れ振動減衰器。
  3. 【請求項3】2つの皿ばねの1つが、捩れ振動減衰器の
    入力部とハブ本体とを軸方向で互に緊定し、かつ他方の
    皿ばねが前記捩れ振動減衰器の入力部と前ダンパの出力
    部とフランジとを軸方向で互に緊定している、請求項2
    記載の捩れ振動減衰器。
  4. 【請求項4】両皿ばねが実質的に軸方向で相前後して配
    置されている、請求項1から3までのいずれか1項記載
    の捩れ振動減衰器。
  5. 【請求項5】両皿ばねが少なくとも部分的に半径方向で
    重なり合っている、請求項1記載の捩れ振動減衰器。
  6. 【請求項6】両皿ばねが、半径方向外向きの回動防止用
    アームで以てサイドディスクの切欠部内に係合してい
    る、請求項1又は3〜5のいずれか1項記載の捩れ振動
    減衰器。
  7. 【請求項7】両皿ばねの回動防止用アームが同じ切欠部
    内に係合している、請求項6記載の捩れ振動減衰器。
  8. 【請求項8】両皿ばねがリング状の基体を夫々有し、各
    基体が、相対回動不能にサイドディスクと結合するため
    の半径方向外向きの回動防止用アームのほかに、前記サ
    イドディスクに弾性的に支持するための半径方向外向き
    の支持アームを有している、請求項1から7までのいず
    れか1項記載の捩れ振動減衰器。
  9. 【請求項9】他方の皿ばねが摩擦緩衝を発生させるため
    に圧着ばね力の作用下でフランジに直接接触している、
    請求項1又は3〜8のいずれか1項記載の捩れ振動減衰
    器。
  10. 【請求項10】軸方向で見てフランジと他方の皿ばねと
    の間に、摩擦材又は滑材から成るリングが設けられてお
    り、かつ前記皿ばねが該リングに直接支持されている、
    請求項1又は3〜8のいずれか1項に記載の捩れ振動減
    衰器。
  11. 【請求項11】摩擦材又は滑材から成るリングが他方の
    皿ばねに対して半径方向で位置固定されている請求項10
    記載の捩れ振動減衰器。
  12. 【請求項12】摩擦材又は滑材から成るリングが半径方
    向内位又は半径方向外位で少なくとも1つの軸方向突起
    を有し、該軸方向突起を介して前記リングが他方の皿ば
    ねのリング状の基体の半径方向内縁又は半径方向外縁に
    半径方向で位置固定されている、請求項10又は11記載の
    捩れ振動減衰器。
  13. 【請求項13】一方の皿ばねが少なくともほぼハブ本体
    の外歯成形部の範囲において該ハブ本体に軸方向で支持
    されている、請求項1又は3〜12のいずれか1項記載の
    捩れ振動減衰器。
  14. 【請求項14】軸方向で見て外歯成形部と一方の皿ばね
    との間に摩擦材又は滑剤から成るリングが設けられてお
    り、かつ前記皿ばねが該リングに直接支持されている、
    請求項13記載の捩れ振動減衰器。
  15. 【請求項15】両皿ばねの少なくとも1つが、該皿ばね
    に隣接したサイドディスクにプラスチックリングを介し
    て支持されている、請求項1から14までのいずれか1項
    記載の捩れ振動減衰器。
  16. 【請求項16】両皿ばねが、隣接したサイドディスク
    に、共通のプラスチックリングを介して支持されてい
    る、請求項1から15までのいずれか1項記載の捩れ振動
    減衰器。
  17. 【請求項17】プラスチックリングが複数の切欠部を有
    し、該切欠部を、少なくとも一方の皿ばねの回動防止用
    アームが軸方向で貫通して延びている、請求項15又は16
    記載の捩れ振動減衰器。
  18. 【請求項18】プラスチックリングが一体成形された少
    なくとも1つの成形部を有し、該成形部が中高の球面状
    もしくは円錐状の面を規定する輪郭を形成し、該面には
    他方の皿ばねの支持アームの一方の側面が少なくともほ
    ぼ接線方向に接触している、請求項15から17までのいず
    れか1項記載の捩れ振動減衰器。
  19. 【請求項19】一方の皿ばねの基体が他方の皿ばねの基
    体よりも小さな内径を有している、請求項1又は3〜18
    のいずれか1項記載の捩れ振動減衰器。
  20. 【請求項20】前ダンパに隣接したサイドディスクが摩
    擦材又は滑材から成る支承リングを介してハブ本体に保
    持されている、請求項1から19までのいずれか1項記載
    の捩れ振動減衰器。
  21. 【請求項21】支承リングが、前ダンパ寄りのサイドデ
    ィスクとの相対回動不能な継手を有し、かつ、軸方向で
    見てハブ本体の外歯成形部の方に向って拡がる截頭円錐
    状もしくは円錐状の輪郭を有し、該輪郭が、一方の皿ば
    ねによって、ハブ本体に一体成形された対応輪郭に圧迫
    される、請求項20記載の捩れ振動減衰器。
  22. 【請求項22】対応輪郭が軸方向で見てハブ本体の外歯
    成形部の方に向ってやはり截頭円錐状もしくは円錐状に
    拡がっておりかつ支承リングの輪郭に適合されている、
    請求項21記載の捩れ振動減衰器。
  23. 【請求項23】支承リングが一方の皿ばねの緊定力に抗
    してハブ本体に対して半径方向で所定の制限範囲内で変
    位可能である、請求項21又は22記載の捩れ振動減衰器。
  24. 【請求項24】支承リングの中央切除部に隣接した支承
    リング域が円環状もしくは円筒状の内周面を制限してい
    る、請求項23記載の捩れ振動減衰器。
  25. 【請求項25】ハブ本体が、支承リングによって遊びを
    以て取囲まれた円環状もしくは円筒状の外周面を有して
    いる、請求項24記載の捩れ振動減衰器。
  26. 【請求項26】支承リングによって形成された内周面
    が、該内周面によって取囲まれるハブ本体の外周面より
    も0.4〜2.5mm大きな直径を有している、請求項24又は25
    記載の捩れ振動減衰器。
  27. 【請求項27】ハブ本体の外周面が、軸方向に延びるリ
    ング状部分によって形成されており、該リング状部分が
    軸方向でハブ本体の内歯列に続いている、請求項25又は
    26記載の捩れ振動減衰器。
  28. 【請求項28】前ダンパの入力部が、主ダンパのフラン
    ジと相対回動不能なリング状のプラスチック部分によっ
    て形成されており、該プラスチック部分が、前記前ダン
    パの少なくともほぼ接線方向に配置した蓄力器を収容す
    るために周方向に配設された複数の収容ポケットを有
    し、また前ダンパの出力部がリング状構成部分によって
    形成されており、該リング状構成部分が軸方向で見て前
    記主ダンパのフランジと前記前ダンパの入力部との間に
    設けられており、かつ前記フランジと前記リング状構成
    部分との間にはプラスチック・シムリングが設けられて
    いる、請求項1から27までのいずれか1項記載の捩れ振
    動減衰器。
  29. 【請求項29】前ダンパの出力部が内歯成形部を有し、
    該内歯成形部が、ハブ本体に対する前ダンパの出力部の
    相対回動を事実上遊びなく防止するために前記ハブ本体
    の外歯成形部に噛合っている、請求項1から27までのい
    ずれか1項記載の捩れ振動減衰器。
  30. 【請求項30】入力部と出力部とを有するクラッチディ
    スクのような捩れ振動減衰器であって、前記入力部と出
    力部との間には、周方向に作用する蓄力器並びに少なく
    とも1つの摩擦緩衝手段が配置されており、該摩擦緩衝
    手段は少なくとも1つの皿ばねを有し、該皿ばねが、前
    記捩れ振動減衰器の2つの互に相対的に回動可能なディ
    スク状構成部材の間に軸方向で緊定されておりかつ両デ
    ィスク状構成部材の一方とは相対回動不能でありかつ他
    方とは摩擦係合しており、しかも前記皿ばねがリング状
    の弾性的な基体と、皿ばねとは相対回動不能なディスク
    状構成部材に支持するために前記基体から半径方向に張
    出す複数の支持アームとを有している形式のものにおい
    て、皿ばねとは相対回動不能のディスク状構成部材と支
    持アームとの間には、該支持アームの接触するシムリン
    グが配置されている、捩れ振動減衰器。
  31. 【請求項31】シムリングがポリアミド又はポリテトラ
    フルオルエチレンのようなプラスチックから成ってい
    る、請求項30記載の捩れ振動減衰器。
  32. 【請求項32】シムリングが1つの成形部を有し、該成
    形部が、球面状の面を規定する輪郭を形成し、該面には
    支持アームの一方の側面が軸方向支持のために少なくと
    もほぼ接線方向で接触している、請求項30又は31記載の
    捩れ振動減衰器。
  33. 【請求項33】成形部が、軸方向に突出するリング状の
    凸部によって形成されている、請求項32記載の捩れ振動
    減衰器。
  34. 【請求項34】凸部が横断面で見て楔状に又は少なくと
    も部分的に湾曲して構成されている、請求項33記載の捩
    れ振動減衰器。
  35. 【請求項35】皿ばねが周方向で見て支持アーム間に別
    の複数の回動防止用アームを有し、該回動防止用アーム
    が、皿ばねと相対回動不能に結合すべき一方のディスク
    状構成部材の切欠部内に係合している、請求項30から34
    までのいずれか1項記載の捩れ振動減衰器。
  36. 【請求項36】シムリングが複数の切欠部を有し、該切
    欠部を貫通して回動防止用アームが夫々軸方向に延びて
    いる、請求項30から35までのいずれか1項記載の捩れ振
    動減衰器。
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