JP2968403B2 - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

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JP2968403B2
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洋一 中村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理方法に関する。
さらに詳しくは、ベクトル・コリレーションを用いてな
る画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理の適用分野の広がりに伴って、
従来から行われている2値画像処理では対応しきれない
事例が増加してきている。例えば、自動車組み立てライ
ンにおけるボルト先端を撮像した画像のように、コント
ラストが小さく対象物と背景との境界が不鮮明であった
り背景の明るさが不均一であったりする場合、面積重心
や周囲長から検出位置を割り出していたのでは、正確な
位置検出がなしえない。
【0003】このため、ベクトル・コリレーションを用
いた画像処理方法が提案されている。この画像処理方法
では、まず、図11に示すように、教示において対象物
中の検出したい点をコリレーション・ポイント(以下、
cpという)として設定し、また輪郭線上には任意の個
数のティーチング・ポイント(以下、tpという)を設
定する。そして、このtpからcpに向かうベクトルを
生成する。この様にして設定されたベクトルをコリレー
ション・ベクトル(以下、cvという)という。なお、
図11において、●がcpを示し、×はtpを示す。
【0004】しかして、検出対象物における位置検出あ
るいは位置認識においては、図12に示すように、撮像
された画像から輪郭線画像を作成し、この輪郭線画像を
前記cvにより平行移動して、図12に示すような重合
わせ画像を作成する。そして、この重合わせ画像の重合
わせのピーク点を検出位置として認定するものである。
また、そのときのピークの値が教示対象物と検出対象物
との一致度を表している。例えば、図12におけるtp
は8個であり、図12における重合わせ数が8であれ
ば、教示対象物と検出対象物とは完全に一致しているこ
とになる。
【0005】しかしながら、従来のベクトル・コリレー
ションを用いた画像処理方法では、検出対象物が教示対
象物と異なる姿勢を採った場合、コリレーション・ベク
トルによる画像の重合わせが行えず、そのため位置検出
がなしえないという問題を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の問題点に鑑みなされたものであって、検出対象物が
教示対象物と異なる姿勢を採った場合にも、位置検出が
なしえるベクトル・コリレーションを用いた画像処理方
法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理方法
は、教示用画像を入力する工程と、該入力された教示用
画像中の対象物の姿勢を検出する工程と、該入力された
教示用画像中の対象物にコリレーション・ベクトルを設
定する工程と、検出用画像を入力する工程と、該検出用
画像中の対象物の姿勢を検出する工程と、前記より得ら
れた対象物の両姿勢から、そのずれを算出する工程と、
前記設定されたコリレーション・ベクトルを前記ずれに
応じて補正し、新たなコリレーション・ベクトルを算出
する工程と、前記検出用画像の対象物の輪郭線画像を作
成する工程と、前記輪郭線画像を前記新たなコリレーシ
ョン・ベクトルにより移動して、重合わせ画像を作成す
る工程と、前記重合わせ画像からピーク点を求める工程
とを含むことを特徴としている。
【0008】本発明の画像処理方法においては、入力さ
れた画像から輪郭線画像を作成する工程と、該輪郭線画
像から直線成分を抽出する工程と、該抽出された直線成
分の傾きのヒストグラムを作成する工程と、該ヒストグ
ラムの頻度分布から対象物の姿勢を検出する工程とによ
り対象物の姿勢が検出されてもよく、また入力された画
像から2値画像を作成する工程と、該2値画像から対象
物を分離する工程と、該分離された対象物の慣性主軸の
向きを算出する工程とにより対象物の姿勢が検出されて
もよい。
【0009】
【作用】本発明の画像処理方法においては、前述の工程
を採用しているので、検出対象物が教示対象物と異なる
姿勢をとっても、ベクトル・コリレーションを用いて位
置検出がなしえる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明を実施
例に基づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに
限定されるものではない。
【0011】図1は本発明の画像処理方法に用いる画像
処理装置のブロック図、図2は教示時のフローチャー
ト、図3は位置検出時のフローチャート、図4は対象物
の姿勢検出手順の一例のフローチャート、図5は対象物
の姿勢検出手順の他の例のフローチャート、図6は本発
明の一実施例の教示時の輪郭線画像の説明図、図7は同
実施例のコリレーション・ベクトルの説明図、図8は検
出時の輪郭線画像の説明図、図9は教示時のコリレーシ
ョン・ベクトルを検出画像に対応したコリレーション・
ベクトルへの変換の説明図、図10は変換後のコリレー
ション・ベクトルによる重合わせ画像の説明図である。
【0012】本発明の画像処理方法に用いられる本発明
の画像処理装置は、図1に示す如く、テレビカメラ1、
A/D変換器2、多値画像メモリ3、微分回路4、2値
化回路5、2値画像メモリ6、CPU7、シフト回路
8、ピーク点検出手段9とを主要構成要素としてなる。
これら主要構成要素の個々の説明は省略するが、従来よ
りベクトル・コリレーションを用いた画像処理装置に用
いられているものが好適に用いられる。
【0013】次に、この様に構成された画像処理装置を
用いて、本発明の画像処理方法について、図2〜5に示
すフローチャートおよび図6〜10の説明図を参照しな
がら説明する。なお、の教示作業は一回行えばよい。
【0014】教示作業(コリレーション・ベクトルの
設定)(図2および図6参照)
【0015】ステップ1:対象物の画像を入力する。
【0016】ステップ2:対象物の輪郭線画像を作成す
る。
【0017】ステップ3:cpを設定する(図6参
照)。
【0018】ステップ4:tpn(n=1〜8)を設定
する(図6参照)。
【0019】ステップ5:設定されたcpおよびtpn
(n=1〜8)を用いてコリレーション・ベクトルcv
n(n=1〜8)を設定する。このcvnの始点はtpn
で、終点はcpである。ここで、cp,tpn(n=1
〜8)のこの画像上の直交座標系の座標を各々(cx,
cy)および(txn,tyn)(n=1〜8)とすれ
ば、このcvnは下記のように表せる。 cvn=(xn,yn)=(txn−cx,tyn−cy)
(n=1〜8) また、このときのcvのx軸に対する傾きΨnは下記の
通りとなる。 Ψn=arctan(yn/xn
【0020】ステップ6:対象物の姿勢を検出する。こ
れは、例えば対象物の主軸とx軸のなす角θ1を求める
ことによりなされる。ここで、主軸とは、当該対象物の
主たる方向を示す軸で、例えば慣性主軸を主軸とするこ
ともできる。なお主軸の検出方法の詳細については後述
する。
【0021】検出対象物の位置検出作業(図3および
図8〜10参照)
【0022】ステップ1:検出画像を入力する。
【0023】ステップ2:検出対象物の姿勢を検出す
る。教示作業と同様に、主軸とx軸とのなす角θ2を求
める(図8参照)。
【0024】ステップ3:θ2とθ1との差Δθを求め
る。
【0025】ステップ4:教示時のcvnをΔθだけ回
転したコリレーション・ベクトルcvn′(n=1〜
8)を算出する。これは下記式により算出することがで
きる(図9参照)。 xn′=λncos(Ψn+Δθ) yn′=λnsin(Ψn+Δθ) ここに、 xn′:cvn′のx座標 yn′:cvn′のy座標 λn:cvnの大きさ(√(xn 2+yn 2)) Ψn:cvnの傾き(arctan(yn/xn))
【0026】ステップ5:入力されている画像を微分す
る。この微分は、例えばソーベル微分により行う。
【0027】ステップ6:2値化処理し輪郭線画像を作
成する。
【0028】ステップ7:得られた輪郭線画像をコリレ
ーション・ベクトルcvn′(n=1〜8)で移動し重
画きをする(図10参照)。
【0029】ステップ8:重画きされた画像のピーク点
を検出する(図10参照)。
【0030】入力された画像に欠損がない場合の対象
物の姿勢検出方法(図4参照)
【0031】ステップ1:対象物の画像を入力する。
【0032】ステップ2:入力された画像を2値化処理
し、対象物を特定する。
【0033】ステップ3:この特定された対象物を背景
から分離する。いわゆる固体分離を行う。
【0034】ステップ4:対象物の主軸の方向を検出し
主軸とx軸とのなす角θを求める。この主軸としては、
例えば慣性主軸が用いられる。
【0035】入力された画像に欠損がある場合の対象
物の姿勢検出方法(図5参照)
【0036】ステップ1:対象物の画像を入力する。
【0037】ステップ2:入力された画像を2値化処理
し、輪郭線画像を作成する。
【0038】ステップ3:得られた輪郭線画像から直線
部を抽出する。
【0039】ステップ4:抽出された直線部の傾きのヒ
ストグラムを作成する。
【0040】ステップ5:得られたヒストグラムの頻度
分布より対象物の主軸の方向を検出し、主軸とx軸との
なす角を求める。例えば、30度の傾きのものの頻度が
一番大きければ、30度を主軸の方向とする。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればコ
リレーション・ベクトルの設定時と検出時とにおいて、
対象物の姿勢が異なっていてもベクトル・コリレーショ
ン法を用いて位置検出することができる。したがって、
同法の適用範囲を拡大できるという効果を奏する。
【0042】また、本発明の好ましい実施例によれば、
入力された画像に欠損があっても正確に対象物の主軸の
方向を検出できるので、ベクトル・コリレーション法の
適用範囲をより一層拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理方法に用いる画像処理装置の
ブロック図である。
【図2】教示時のフローチャートである。
【図3】位置検出時のフローチャートである。
【図4】対象物の姿勢検出手順の一例のフローチャート
である。
【図5】対象物の姿勢検出手順の他の例のフローチャー
トである。
【図6】本発明の一実施例の教示時の輪郭線画像の説明
図である。
【図7】同実施例のコリレーション・ベクトルの説明図
である。
【図8】検出時の画像の説明図である。
【図9】教示時のコリレーション・ベクトルを検出画像
に対応したコリレーション・ベクトルへの変換の説明図
である。
【図10】変換後のコリレーション・ベクトルの重合わ
せ画像の説明図である。
【図11】ベクトル・コリレーション法における教示の
説明図である。
【図12】同法による図形の重合わせの説明図である。
【符号の説明】 1 テレビカメラ 2 A/D変換器 3 多値画像メモリ 4 微分回路 5 2値化回路 6 2値画像メモリ 7 CPU 8 シフト回路 9 ピーク点検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 洋一 明石市川崎町1番1号 川崎重工業株式 会社 明石工場内 (72)発明者 槇野 義信 明石市川崎町1番1号 川崎重工業株式 会社 明石工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 1/00 G06T 7/00 G06T 9/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 教示用画像を入力する工程と、該入力さ
    れた教示用画像中の対象物の姿勢を検出する工程と、該
    入力された教示用画像中の対象物にコリレーション・ベ
    クトルを設定する工程と、検出用画像を入力する工程
    と、該検出用画像中の対象物の姿勢を検出する工程と、
    前記より得られた対象物の両姿勢から、そのずれを算出
    する工程と、前記設定されたコリレーション・ベクトル
    を前記ずれに応じて補正し、新たなコリレーション・ベ
    クトルを算出する工程と、前記検出用画像の対象物の輪
    郭線画像を作成する工程と、前記輪郭線画像を前記新た
    なコリレーション・ベクトルにより移動して、重合わせ
    画像を作成する工程と、前記重合わせ画像からピーク点
    を求める工程とを含むことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 入力された画像から輪郭線画像を作成す
    る工程と、該輪郭線画像から直線成分を抽出する工程
    と、該抽出された直線成分の傾きのヒストグラムを作成
    する工程と、該ヒストグラムの頻度分布から対象物の姿
    勢を検出する工程とにより対象物の姿勢が検出されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 入力された画像から2値画像を作成する
    工程と、該2値画像から対象物を分離する工程と、該分
    離された対象物の慣性主軸の方向を算出する工程とによ
    り対象物の姿勢が検出されることを特徴とする請求項1
    記載の画像処理方法。
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