JP2945491B2 - 置換された2−〔6−(ピリミジニル)−インドル−1−イル〕−アクリル酸エステル及びその製造方法 - Google Patents

置換された2−〔6−(ピリミジニル)−インドル−1−イル〕−アクリル酸エステル及びその製造方法

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JP2945491B2
JP2945491B2 JP3020389A JP2038991A JP2945491B2 JP 2945491 B2 JP2945491 B2 JP 2945491B2 JP 3020389 A JP3020389 A JP 3020389A JP 2038991 A JP2038991 A JP 2038991A JP 2945491 B2 JP2945491 B2 JP 2945491B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D403/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00
    • C07D403/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing two hetero rings
    • C07D403/04Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing two hetero rings directly linked by a ring-member-to-ring-member bond
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/48Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • A01N43/541,3-Diazines; Hydrogenated 1,3-diazines

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は新規な置換された2−[6−(ピ
リミジニル)−インドル−1−イル]−アクリル酸エス
テル、新規な中間体及びその複数の製造方法、並びにそ
の有害生物防除剤(pesticide)としての使用に関す
る。
【0002】ある置換されたアクリル酸エステル例えば
化合物3−メトキシ−2−(2−メチルフエニル)アク
リル酸メチルが殺菌・殺カビ特性(fungicidal propert
y)を有することは公知である(例えばヨ−ロツパ特許
出願公開第178,826号参照)。
【0003】更に2−位置において1−インドリル基に
より置換されるあるアルコキシアクリル酸エステルが殺
菌・殺カビ活性を有することは公知である(ヨ−ロツパ
特許出願公開第274,825号参照)。
【0004】しかしながら、これらの従来公知である化
合物の活性は殊に低い量及び濃度で施用する場合にすべ
ての施用分野において完全には満足できるものではな
い。
【0005】一般式(I)
【0006】
【化25】 式中、R1はアルキルを表わすか、或いは随時置換され
ていてもよいアラルキルを表わし、R2はジアルキルア
ミノ、アルコキシまたはアルキルチオを表わすか、或い
は各々の場合に随時置換されていてもよいアラルキルオ
キシまたはアラルキルチオを表わし、R3及びR4は各々
の場合に相互に独立して水素、シアノ、ハロゲンまたは
アルキルを表わし、R5、R6及びR8は相互に独立して
各々の場合に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキ
ル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキル、ハ
ロゲノアルコキシ、ハロゲノアルキルチオ、アルコキシ
カルボニル、アルコキシイミノアルキルまたはシクロア
ルキルを表わすか、或いは各々の場合に随時置換されて
いてもよいアリ−ル、アラルキル、アリ−ルオキシまた
はアリ−ルチオ、或いは各々の場合に随時置換されてい
てもよいヘテロアリ−ル(以下、「ヘタリール」ともい
う)、ヘタリ−ルアルキル、ヘタリ−ルオキシまたはヘ
タリ−ルチオを表わすか、或いはR5及びR6は一緒にな
つてアルキリデンジオキシまたはアルカンジイルを表わ
し、そしてR7は基
【0007】
【化26】 の1つを表わし、ここにR9、R10及びR11は相互に独
立して各々の場合に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、
アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキ
ル、アルコキシカルボニル、(ジ)アルキルアミノまた
は(ジ)アルキルアミノカルボニルを表わすか、或いは
各々の場合に随時置換されていてもよいアリ−ル、アラ
ルキル、アリ−ルオキシ、アリ−ルチオ、アラルキルオ
キシ、アラルキルチオ、ヘタリ−ル、ヘタリ−ルオキシ
またはヘタリ−ルチオを表わすか、或いは2つの隣接し
た置換基R9及びR10、R10及びR11またはR9及びR11
は一緒になつてアルカンジイルを表わす、の新規な置換
された2−[6−(ピリミジニル)−インドル−1−イ
ル]−アクリル酸エステルが見い出された。
【0008】式(I)の化合物は幾何異性体または種々
の組成の異性体の混合物として存在し得る。本発明は純
粋な異性体並びに異性体の混合物に関する。
【0009】更に、一般式(I)
【0010】
【化27】 式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上
記の意味を有する、の新規な置換された2−[6−(ピ
リミジニル)−インドル−1−イル]−アクリル酸エス
テルが下記方法の1つにより得られることが見い出され
た: a) 一般式(Ia)
【0011】
【化28】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
意味を有し、そしてR2-1はアルコキシまたは未置換も
しくは置換されたアラルキルオキシを表わす、の置換さ
れた2−[6−(ピリミジニル)−インドル−1−イ
ル]−アクリル酸エステルは式(II)
【0012】
【化29】 式中、Mは水素を表わすか、またはアルカリ金属陽イオ
ンを表わし、そしてR1、R3、R4、R5、R6、R7及び
8は上記の意味を有する、のヒドロキシアクリル酸エ
ステルまたはそのアルカリ金属塩を適当ならば希釈剤の
存在下及び適当ならば反応補助剤の存在下で式(II
I)
【0013】
【化30】 式中、R12はアルキルまたは未置換もしくは置換された
アラルキルを表わし、そしてE1は電子吸引性脱離基を
表わす、のアルキル化剤と反応させる場合に得られ; b) 一般式(Ib)
【0014】
【化31】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
意味を有し、そしてR2-2はジアルキルアミノを表わ
す、の置換された2−[6−(ピリミジニル)−インド
ル−1−イル]−アクリル酸エステルは式(IV)
【0015】
【化32】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
意味を有する、の置換された酢酸エステルを適当ならば
希釈剤の存在下で式(Va)
【0016】
【化33】 式中、R2-2は上記の意味を有する、のホルムアミドと
か、または式(Vb)
【0017】
【化34】 式中、R13及びR14は相互に独立してアルコキシまたは
ジアルキルアミノを表わし、そしてR2-2は上記の意味
を有する、のホルムアミド誘導体と反応させる場合に得
られ; c) 式(Ic)
【0018】
【化35】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
意味を有し、そしてR2-3はアルキルチオまたは未置換
もしくは置換されたアラルキルチオを表わす、の2−
[6−(ピリミジニル)−インドル−1−イル]−アク
リル酸エステルは式(VI)
【0019】
【化36】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
意味を有する、のケトカルボン酸を適当ならば希釈剤の
存在下で式(VII)
【0020】
【化37】 式中、R2-3は上記の意味を有する、の有機金属化合物
と反応させる場合に得られ;更に d) 式(Ic)の置換された2−[6−(ピリミジニ
ル)−インドル−1−イル]−アクリル酸エステルは式
(VIII)
【0021】
【化38】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
意味を有し、そしてE2は電子吸引性脱離基を表わす、
の置換されたアクリル酸エステルを適当ならば希釈剤の
存在下及び適当ならば反応補助剤の存在下で式(IX)
【0022】
【化39】 式中、R2-3は上記の意味を有する、のチオ−ルと反応
させる場合に得られる。
【0023】最後に、一般式(I)の新規な置換された
2−[6−(ピリミジニル)−インドル−1−イル]−
アクリル酸エステルが農業上の有害生物(pest)に対し
て良好な作用を有することが見い出された。
【0024】驚くべきことに、本発明による一般式
(I)の置換された2−[6−(ピリミジニル)−イン
ドル−1−イル]−アクリル酸エステルは殺虫作用並び
に従来から公知であり、且つ類似の構造及び作用特性の
化合物であるアクリル酸エステル例えば化合物3−メト
キシ−2−(2−メチルフエニル)−アクリル酸メチル
よりかなり良好な殺菌・殺カビ活性を有する。
【0025】上及び下に挙げる式に示される基の好適な
置換基または範囲を下に説明する:一般式における
1、R3、R4、R5、R6、R8、R9、R10及びR11
定義におけるアルキルは好ましくは炭素原子1〜8個、
殊に好ましくは1〜6個、殊に1〜4個を有する直鎖状
もしくは分枝鎖状のアルキルを表わす。挙げ得る例には
メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブ
チル、sec−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−
ペンチル、i−ペンチル、t−ペンチル及びn−ヘキシ
ルがある。
【0026】R2の定義またはR9、R10及びR11の定義
におけるジアルキルアミノカルボニルの如き組成物にお
けるジアルキルアミノは各々が直鎖状もしくは分枝鎖状
及び同一もしくは相異なることができ、且つ各々が好ま
しくは炭素原子1〜6個、殊に1〜4個を含むアルキル
基2個を有し、その際にメチル、エチル並びにn−及び
i−プロピルが挙げられるアミノ基を表わす。
【0027】挙げ得る例にはジメチルアミノ、ジエチル
アミノ、ジ−n−プロピルアミノ及びジ−i−プロピル
アミノがある。
【0028】一般式におけるR5、R6、R8、R9、R10
及びR11の定義における未置換または置換されたアリ−
ルなる用語は好ましくはアリ−ル部分に炭素原子6〜1
0個を有するアリ−ルを意味するものとして理解され
る。挙げ得る好適な例には未置換もしくは置換されたフ
エニルまたはナフチル、殊にフエニルがある。
【0029】定義R1、R5、R6、R8、R9、R10及び
11における未置換または置換されたアラルキルは直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキル部分に好ましくは炭素原
子1〜6個、殊に1〜4個及びアリ−ル部分として好ま
しくはフエニルを含む。例として好適に挙げ得るアラル
キル基はべンジル及びフエネチルである。
【0030】R5、R6、R8、R9、R10及びR11の定義
におけるヘテロアリ−ルは一般に同一もしくは相異なる
ヘテロ原子1〜4個、好ましくは1〜3個を含む5−ま
たは6員環を表わす。好適に挙げ得るヘテロ原子は酸
素、硫黄及び窒素であり;例として次のものを好適に挙
げ得る:ピリミジニル、ピロリル、イソチアゾリル、オ
キサゾリル、ヒリジル、チエチル、フリル、ピリダジニ
ル、ピラジニル、イソキサゾリル、チアゾリル及びピラ
ゾリル。
【0031】一般式におけるR2、R5、R6、R8
9、R10及びR11の定義におけるアルコキシなる用語
は好ましくは炭素原子1〜6個、殊に1〜4個を有する
直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシを意味するものと
して理解される。挙げ得る例にはメトキシ、エトキシ、
プロポキシ、ブトキシ並びにその異性、i−プロポキシ
及びi−、s−及びt−ブトキシがある。
【0032】定義R3、R4、R5、R6、R8、R9、R10
及びR11におけるハロゲンはフツ素、塩素、臭素及びヨ
ウ素、好ましくはフツ素、塩素及び臭素、殊に好ましく
はフツ素及び塩素を表わす。
【0033】定義R5、R6及びR8におけるアルコキシ
イミノアルキルの如き組成物中のアルキルは好ましくは
炭素原子1〜6個、殊に好ましくは1〜4個を有する直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表わし、メチル、エ
チル及びt−ブチルが極めて殊に好ましい。例としては
更に上記のものに対応する。
【0034】定義R2、R5、R6、R8、R9、R10及び
11におけるアルキルチオは好ましくは炭素原子1〜6
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルチオを表
わし、例えば次の基を意味するものとして理解される:
メチルチオ−,エチルチオ−、プロピルチオ−、ブチル
チオ−、ペンチルチオ−並びにその異性体例えばi−プ
ロピルチオ、i−、s−及びt−ブチルチオ、1−メチ
ル−ブチルチオ、2−メチル−ブチルチオ−及び3−メ
チル−ブチルチオ。好適なアルキルチオ基は炭素原子1
〜4個を含む。メチルチオ、エチルチオ、n−、i−、
s−プロピルチオ並びにn−、i−、s−及びt−ブチ
ルチオが殊に好ましい。
【0035】R5、R6、R8、R9、R10及びR11の定義
におけるハロゲノアルキル及びハロゲノアルコキシは各
々炭素原子1〜4個、殊に好ましくは1または2個、及
び各々の場合にハロゲンの下で定義される同一もしくは
相異なるハロゲン原子1〜9個、好ましくは1〜5個を
有する直鎖状もしくは分枝鎖状のハロゲノアルキルまた
はハロゲノアルコキシを表わし;次のものを例として挙
げ得る:フルオロメチル、クロロメチル、ブロモメチ
ル、フルオロエチル、クロロエチル、ブロモエチル、フ
ルオロ−n−プロピル、クロロ−n−プロピル、ジフル
オロメチル、トリフルオロメチル、ジクロロメチル、ト
リクロロメチル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチ
ル、トリクロロエチル、クロロジフルオロ−メチル、ト
リフルオロクロロエチル、クロロブチル、フルオロブチ
ル、フルオロメトキシ、クロロメトキシ、ブロモメトキ
シ、フルオロエトキシ、クロロエトキシ、ブロモエトキ
シ、フルオロプロポキシ、クロロプロポキシ、ブロモプ
ロポキシ、フルオロブトキシ、クロロブトキシ、フルオ
ロ−i−プロポキシ、クロロ−i−プロポキシ、ジフル
オロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ジクロロメトキ
シ、トリクロロメトキシ、ジフルオロエトキシ、トリフ
ルオロエトキシ、テトラフルオロエトキシ、トリクロロ
エトキシ、クロロジフルオロメトキシ及びトリフルオロ
クロロエトキシ。
【0036】R5、R6及びR8の定義におけるハロゲノ
アルキルチオは各々炭素原子1〜4個、殊に好ましくは
1または2個、及び各々の場合にハロゲンの下で定義さ
れる同一もしくは相異なるハロゲン原子1〜9個、好ま
しくは1〜5個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のハロ
ゲノアルキルチオを表わし;例として次のものを挙げ得
る:フルオロメチルチオ、クロロメチルチオ、ブロモメ
チルチオ、フルオロエチルチオ、クロロエチルチオ、ブ
ロモメチルチオ、フルオロプロピルチオ、クロロプロピ
ルチオ、ブロモプロピルチオ、フルオロブチルチオ、ク
ロロブチルチオ、ブロモブチルチオ、フルオロ−i−プ
ロピルチオ、クロロ−i−プロピルチオ、ジフルオロメ
チルチオ、トリフルオロメチルチオ、ジクロロメチルチ
オ、トリクロロメチルチオ、ジフルオロエチルチオ、ト
リフルオロエチルチオ、テトラフルオロエチルチオ、ト
リクロロエチルチオ、クロロジフルオロメチルチオ及び
トリフルオロクロロエチルチオ。
【0037】定義R5、R6、R8、R9、R10及びR11
おけるアルコキシカルボニルはアルコキシ基中に炭素原
子1〜4個、好ましくは1または2個を有する直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルコキシカルボニルを表わし;例と
して次のものを挙げ得る:メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル、n−プロポキシカルボニル、i−プロポ
キシカルボニル、n−、i−、s−及びt−ブトキシカ
ルボニル。
【0038】定義R5、R6及びR8におけるシクロアル
キルは好ましくは炭素原子3〜7個、殊に3、5または
6個を有するシクロアルキルを表わす。挙げ得る例には
未置換または置換されたシクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチ
ルがある。
【0039】一般式におけるR5、R6、R8及びR9の定
義における未置換または置換されたアリ−ルオキシ及び
アリ−ルチオは好ましくはアリ−ル部分に炭素原子6〜
10個を有するアリ−ルを表わす。挙げ得る例には未置
換または置換されたフエニルまたはナフチル、フエノキ
シまたはフエニルチオ、殊にフエニルがある。
【0040】定義R2、R5、R6、R8、R9、R10及び
11における未置換または置換されたアラルキルオキシ
またはアラルキルチオは好ましくは直鎖状もしくは分枝
鎖状のアルキル部分に炭素原子1〜6個及び好ましくは
アリ−ル部分としてフエニルを含む。例として挙げ得る
アラルキル基にはベンジル、フエネチル、ベンジルオキ
シ及びベンジルチオがある。
【0041】R5、R6、R8、R9、R10及びR11の定義
におけるヘタリ−ルアルキル、ヘタリ−ルオキシ及びヘ
タリ−ルチオは一般に1個またはそれ以上のヘテロ原
子、好ましくは1〜3個の同一もしくは相異なるヘテロ
原子を含む5〜6員環を表わす。好適に挙げ得るヘテロ
原子は酸素、硫黄及び窒素であり;例として次のものを
挙げ得る:ピリジル、チエニル、フリル、ピリダジニ
ル、ピラジニル、イソキサゾリル、チアゾリル、ピリジ
ルメチル、チエニルメチル、フリルメチル、ピリジルオ
キシ、チエニルオキシ、フリルオキシ、ピリダジニルオ
キシ、ピラジニルオキシ、イソキサゾリルオキシ、チア
ゾリルオキシ、ピリジルメチルオキシ、チエニルメチル
オキシ、フリルメチルオキシ、ピリジルチオ、チエニル
チオ、フリルチオ、ピリダジニルチオ、ピラジニルチ
オ、イソキサゾリルチオ、チアゾリルチオ、ピリジルメ
チルチオ、チエニルメチルチオ及びフリルメチルチオ。
【0042】アリ−ル基そのまま、または組成物例えば
アリ−ルアルキル、アリ−ルオキシ、アリ−ルチオまた
はアラルキルオキシ、並びに複素環式環例えばヘタリ−
ルアルキル及びヘタリ−ルに対する置換基は下記の意味
を有する。
【0043】置換基としてのハロゲンは一般にフツ素、
塩素、臭素及びヨウ素、好ましくはフツ素、塩素及び臭
素、殊に好ましくはフツ素及び塩素を表わす。
【0044】置換基としてか、またはアルコキシイミノ
アルキルの如き組成物におけるアルキルは一般に好まし
くは炭素原子1〜6個、殊に好ましくは1〜4個を有す
る直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表わし、メチ
ル、エチル、i−プロピル及びt−ブチルが極めて殊に
好ましい。例としては更に上記のものに対応する。
【0045】置換基としてか、またはアルコキシイミノ
アルキルの如き組成物におけるアルコキシは一般にアル
キル基1個当り炭素原子1〜6個、殊に好ましくは1〜
3個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシを表
わし;挙げ得る好適な例には次のものがある:メトキ
シ、エトキシ、n−及びi−プロポキシ、n−、i−、
s−及びt−ブトキシ並びにn−ヘキソキシ及びi−ヘ
キソキシ。
【0046】基における置換基としてのアルキルチオは
一般に好ましくは炭素原子1〜6個を有する直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキルチオを表わし、例えば次の基を
意味するものとして理解される:メチルチオ−、エチル
チオ−、プロピルチオ−、ブチルチオ−、ペンチルチオ
並びにその異性体例えばi−プロピルチオ、i−、s−
及びt−ブチルチオ、1−メチル−ブチルチオ、2−メ
チル−ブチルチオ−及び3−メチル−ブチルチオ。好適
なアルキルチオ基は炭素原子1〜4個を含む。メチルチ
オ、エチルチオ、n−、i−、s−プロピルチオ並びに
n−、i−、s−及びt−ブチルチオが殊に好ましい。
【0047】基における置換基としてのハロゲノアルキ
ル及びハロゲノアルコキシは一般に各々炭素原子1〜4
個、殊に好ましくは1または2個、及び各々の場合にハ
ロゲンの下で定義される同一もしくは相異なるハロゲン
原子1〜9個、好ましくは1〜5個を有する直鎖状もし
くは分枝鎖状のハロゲノアルキルまたはハロゲノアルコ
キシを表わし;例として次のものを挙げ得る:フルオロ
メチル、クロロメチル、ブロモメチル、フルオロエチ
ル、クロロエチル、ブロモメチル、フルオロ−n−プロ
ピル、クロロ−n−プロピル、ジフルオロメチル、トリ
フルオロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、
ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、トリクロロエ
チル、クロロ−ジフルオロ−メチル、トリフルオロクロ
ロエチル、クロロブチル、フルオロブチル、フルオロメ
トキシ、クロロメトキシ、ブロモメトキシ、フルオロエ
トキシ、クロロエトキシ、ブロモエトキシ、フルオロプ
ロポキシ、クロロプロポキシ、ブロモプロポキシ、フル
オロブトキシ、クロロブトキシ、フルオロ−i−プロポ
キシ、クロロ−i−プロポキシ、ジフルオロメトキシ、
トリフルオロメトキシ、ジクロロメトキシ、トリクロロ
メトキシ、ジフルオロエトキシ、トリフルオロエトキ
シ、テトラフルオロエトキシ、トリクロロエトキシ、ク
ロロジフルオロメトキシ及びトリフルオロクロロエトキ
シ。
【0048】基における置換基としてのハロゲノアルキ
ルチオは一般に各々の場合に炭素原子1〜4個、殊に好
ましくは1または2個、及び各々の場合にハロゲンの下
で定義される同一もしくは相異なるハロゲン原子1〜9
個、好ましくは1〜5個を有する直鎖状もしくは分枝鎖
状のハロゲノアルキルチオを表わし;挙げ得る例には次
のものがある:フルオロメチルチオ、クロロメチルチ
オ、ブロモメチルチオ、フルオロエチルチオ、クロロエ
チルチオ、ブロモメチルチオ、フルオロプロピルチオ、
クロロプロピルチオ、ブロモプロピルチオ、フルオロブ
チルチオ、クロロブチルチオ、ブロモブチルチオ、フル
オロ−i−プロピルチオ、クロロ−i−プロピルチオ、
ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、ジク
ロロメチルチオ、トリクロロメチルチオ、ジフルオロエ
チルチオ、トリフルオロエチルチオ、テトラフルオロエ
チルチオ、トリクロロエチルチオ、クロロジフルオロメ
チルチオ及びトリフルオロクロロエチルチオ。
【0049】またここに挙げる定義は同様に下記の基の
好適な組合せに対しても真実である。
【0050】式(I)は本発明による新規な置換された
2−[6−(ピリジニル)−インドル−1−イル]−ア
クリル酸エステルの一般的定義を与える。式(I)の好
適な化合物はR1が炭素原子1〜6個を有する直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルキルを表わすか、或いはベンジル
を表わし、R2が各々の場合に個々の直鎖状もしくは分
枝鎖状のアルキル部分に炭素原子1〜6個を有するジア
ルキルアミノ、各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状の
炭素原子1〜6個を有するアルコキシまたはアルキルチ
オを表わすか、或いは各々が随時同一もしくは相異なる
置換基で1または多置換されていてもよく、その際に適
当なフエニル置換基にはハロゲン、各々炭素原子1〜4
個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キル、アルコキシまたはアルキルチオ、各々炭素原子1
〜4個及び同一もしくは相異なるハロゲン原子1〜9個
を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のハロゲ
ノアルキル、ハロゲノアルコキシまたはハロゲノアルキ
ルチオ、或いは炭素原子3〜7個を有するシクロアルキ
ルがあるベンジルオキシまたはベンジルチオを表わし、
3及びR4が各々の場合に相互に独立して水素、シア
ノ、フツ素、塩素、臭素または炭素原子1〜6個を有す
る直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表わし、R5
6及びR8が相互に独立して各々の場合に水素、フツ
素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、各々炭素原子1〜4
個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キル、アルコキシまたはアルキルチオ、各々炭素原子1
〜4個及び同一もしくは相異なるハロゲン原子1〜9個
を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のハロゲ
ノアルキル、ハロゲノアルコキシまたはハロゲノアルキ
ルチオ、各々個々のアルキル部分に炭素原子1〜4個を
有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキ
シカルボニルまたはアルコキシイミノアルキル、炭素原
子3〜7個を有するシクロアルキルを表わすか、各々未
置換であるか、またはアリ−ル部分においてフツ素、塩
素、臭素、各々炭素原子1〜4個及び適当ならば同一も
しくは相異なるハロゲン原子1〜9個を有するアルキ
ル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキル、ハ
ロゲノアルコキシまたはハロゲノアルキルチオよりなる
群からの同一もしくは相異なる置換基で1〜3置換され
ていてもよいフエニル、ベンジル、フエノキシ、フエニ
ルチオ、ベンジルオキシまたはベンジルチオを表わす
か、或いは各々随時ヘテロアリ−ル部分においてハロゲ
ン、各々炭素原子1〜4個及び適当ならば同一もしくは
相異なるハロゲン原子1〜9個を有するアルキル、アル
コキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキル、ハロゲノア
ルコキシまたはハロゲノアルキルチオよりなる群からの
同一もしくは相異なる置換基で1または2置換されてい
てもよいピリジル、チエニル、フリル、ピリダジニル、
ピラジニル、チアゾリル、ピリジルメチル、チエニルメ
チル、フリルメチル、ピリジルオキシ、チエニルオキ
シ、チアゾリルオキシ、ピリジルメチルオキシ、チエニ
ルメチルオキシ、チエニルチオ、フリルチオ、ピリジル
メチルチオまたはチエニルメチルチオを表わすか、或い
はR5及びR6が一緒になつて炭素原子3〜5個を有する
アルカンジイルを表わすか、或いは炭素原子1〜3個を
有するアルキリデンジオキシを表わし、そしてR7が基
【0051】
【化40】 の1つを表わし、ここにR9、R10及びR11が各々の場
合に相互に独立して水素、フツ素、塩素、臭素、シア
ノ、炭素原子1〜6個及び適当ならば同一もしくは相異
なるハロゲン原子1〜13個を有する各々の場合に直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシ、アルキル
チオまたはハロゲノアルキルを表わすか、炭素原子3〜
7個を有するシクロアルキルを表わすか、炭素原子1〜
6個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシカル
ボニルを表わすか、各々炭素原子1〜4個を有し、各々
個々のアルキル部分において直鎖状もしくは分枝鎖状で
あり、そして各々随時同一もしくは相異なる置換基で置
換されていてもよいジアルキルアミノカルボニル、アル
キルアミノカルボニル、ジアルキルアミノまたはアルキ
ルアミノを表わすか、各々未置換であるか、または同一
もしくは相異なる置換基で1〜3置換されるフエニル、
ベンジル、フエノキシ、フエニルチオ、ベンジルオキシ
またはベンジルチオを表わすか、或いは各々未置換であ
るか、または同一もしくは相異なる置換基で1または2
置換され、その際に適当な置換基には各々の場合にハロ
ゲン、各々炭素原子1〜4個及び適当ならば各々の場合
に同一もしくは相異なるハロゲン原子1〜9個を有する
各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、アル
コキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキル、ハロゲノア
ルコキシまたはハロゲノアルキルチオ、直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキル部分に炭素原子1〜4個を有するア
ルキルカルボニルアミノ、各々それぞれ直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキル部分に炭素原子1〜4個を有するジ
アルキルアミノまたはジアルキルアミノカルボニル及び
各々の場合に随時置換されていてもよいフエニルまたは
ベンジルがあるピロリル、チエニル、フリル、チアゾリ
ル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、
ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピ
リダジニル、ピラジニル、トリアジニル、ピロリルオキ
シ、チエニルオキシ、フリルオキシ、チアゾリルオキ
シ、イソチアゾリルオキシ、オキサゾリルオキシ、イソ
キサゾリルオキシ、ピラゾリルオキシ、イミダゾリルオ
キシ、ピリジルオキシ、ピリミジルオキシ、ピリダジニ
ルオキシ、ピラジニルオキシ、ピロリルチオ、チエニル
チオ、フリルチオ、チアゾリルチオ、イソチアゾリルチ
オ、オキサゾリルチオ、イソキサゾリルチオ、ピラゾリ
ルチオ、イミダゾリルチオ、ピリジルチオ、ピリミジル
チオ、ピリダジニルチオまたはピラジニルチオを表わす
か、或いは2つの隣接する置換基R9及びR10、R10
びR11またはR9及びR11が一緒になつて炭素原子3ま
たは4個を有するアルカンジイルを表わすものである。
【0052】殊に好適な式(I)の化合物はR1が炭素
原子1〜4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキ
ルを表わし、R2が各々の場合にそれぞれの直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルキル部分に炭素原子1〜4個を有す
るジアルキルアミノを表わすか、炭素原子1〜4個を有
する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシ
またはアルキルチオを表わすか、或いはベンジルオキシ
またはベンジルチオを表わし、R3及びR4が同一もしく
は相異なり、且つ水素、シアノ、フツ素、塩素、臭素、
メチル、エチル、n−もしくはi−プロピルまたはn
−、i−、s−もしくはt−ブチルを表わし、R5及び
6が同一もしくは相異なり、且つ水素、フツ素、塩
素、臭素、シアノ、ニトロ、メチル、エチル、n−もし
くはi−プロピル、n−、i−、s−もしくはt−ブチ
ル、メトキシ、エトキシ、n−もしくはi−プロポキ
シ、メチルチオ、トリフルオロメチル、トリフルオロメ
トキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメチルチ
オ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、メトキ
シイミノエチル、エトキシイミノエチル、シクロペンチ
ルまたはシクロヘキシルを表わすか、或いはR5及びR6
が一緒になつてメチレンジオキシ、1,3−プロパンジ
イルまたは1,4−ブタンジイル基を表わし、R7が基
【0053】
【化41】 の1つを表わし、ここにR9が水素、各々炭素原子1〜
6個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルキル、アルコキシまたはアルキルチオ、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、メチルアミノ、エチルアミノ、ジ
メチルアミノジエチルアミノを表わすか、各々随時同一
もしくは相異なる置換基で1〜3置換されていてもよい
フエニル、ベンジル、フエノキシ、フエニルチオ、ベン
ジルオキシまたはベンジルチオを表わすか、或いは各々
随時同一もしくは相異なる置換基で1または2置換され
ていてもよく、その際に適当な置換基には各々の場合に
ハロゲン、メチル、エチル、n−もしくはi−プロピ
ル、n−、i−、s−もしくはt−ブチル、メトキシ、
エトキシ、n−もしくはi−プロポキシ、n−、i−、
s−もしくはt−ブトキシ、メチルチオ、エチルチオ、
n−もしくはi−プロピルチオ、n−、i−、s−もし
くはt−ブチルチオ、メチルカルボニルアミノ、エチル
カルボニルアミノ、メチルカルボニル、エチルカルボニ
ル、n−もしくはi−プロピルカルボニル、n−、i
−、s−もしくはt−ブチルカルボニル、各々炭素原子
1または2個及び同一もしくは相異なるフツ素または塩
素原子1〜5個を有するハロゲノアルキル、ハロゲノア
ルコキシまたはハロゲノアルキルチオ、個々のアルキル
部分に炭素原子1または2個を有するジアルキルアミノ
またはジアルキルアミノカルボニル、或いは各々未置換
であるか、または同一もしくは相異なる置換基で1〜2
置換され、その際に適当なフエニルまたはベンジル置換
基にはフツ素、塩素、メチル、メトキシまたはフエノキ
シがあるフエニルまたはベンジルがあるピロリル、チエ
ニル、フリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾ
リル、イソキサゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ト
リアジニル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピ
ラジニル、ピリジルメチル、チエニルメチル、フリルメ
チル、ピリジルオキシ、チエニルオキシ、チアゾリルオ
キシ、ピリジルメチルオキシ、チエニルメチルオキシ、
チエニルチオ、フリルチオ、ピリジルメチルチオまたは
チエニルメチルチオを表わし、R10及びR11が同一もし
くは相異なり、且つ水素、炭素原子1〜4個を有する直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、塩素、臭素、シア
ノ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ジメチ
ルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、メチ
ルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、メトキ
シ、エトキシ、メチルチオまたはエチルチオを表わす
か、或いはR10及びR11が一緒になつてメチレンジオキ
シ、1,3−プロパンジイルまたは1,4−ブタンジイル
基を表わし、そしてR8が水素、フツ素、塩素、臭素、
メチル、エチル、n−もしくはi−プロピル、メトキ
シ、エトキシ、n−もしくはi−プロポキシ、メチルチ
オ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ジフ
ルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、メトキシイミノメチル
またはエトキシイミノメチルを表わすものである。
【0054】極めて殊に好適な式(I)の化合物はR1
がメチルまたはエチルを表わし、R2がジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、メトキシ、エトキシ、メチルチ
オ、エチルチオ、ベンジルオキシまたはベンジルチオを
表わし、R3が水素、塩素またはメチルを表わし、R4
水素、塩素またはメチルを表わし、R5が水素、フツ
素、塩素、臭素、メチル、エチル、トリフルオロメチ
ル、メトキシカルボニルまたはエトキシカルボニルを表
わし、R6が水素、フツ素、塩素、臭素、メチル、エチ
ル、メトキシ、エトキシ、メチルチオ、トリフルオロメ
チル、メトキシカルボニルまたはエトキシカルボニルを
表わすか、或いはR5及びR6が一緒になつてメチレンジ
オキシ、1,3−プロパンジイルまたは1,4−ブタンジ
イル基を表わし、R 7が基
【0055】
【化42】 の1つを表わし、ここにR9が水素、メチル、エチル、
n−もしくはi−プロピル、n−、s−、i−もしくは
t−ブチル、n−もしくはi−アミル、n−ヘキシル、
メトキシ、エトキシ、n−もしくはi−プロポキシ、メ
チルチオ、エチルチオ、n−もしくはi−プロピルチ
オ、シクロヘキシル、メチルアミノ、エチルアミノ、ジ
メチルアミノ、ジエチルアミノ、ベンジル、o−、m−
もしくはp−クロロベンジル、o−、m−もしくはp−
メチルベンジル、随時同一もしくは相異なる置換基で1
〜3置換されていてもよいフエニル、各々随時同一もし
くは相異なる置換基で1または2置換されていてもよ
く、その際に適当な置換基には各々の場合にフツ素、塩
素、メチル、エチル、t−ブチル、メトキシ、エトキ
シ、メチルチオ、メチルカルボニルアミノ、メチルカル
ボニル、エチルカルボニル、トリフルオロメチル、トリ
フルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、1,3−
プロパンジイル、フエニル、p−クロロフエニル、m−
もしくはp−フエノキシフエニルまたはベンジルがある
ピリジル、チエニル、フリル、ピリミジニル、ピリダジ
ニル、ピラジニルまたはチアゾリルを表わし、R10及び
11が相互に独立して水素、メチル、エチル、塩素、臭
素、メトキシカルボニルまたはエトキシカルボニルを表
わすか、或いはR10及びR11が一緒になつてメチレンジ
オキシ、1,3−プロパンジイルまたは1,4−ブタンジ
イル基を表わし、そしてR8が水素、メチルまたはエチ
ルを表わすものである。
【0056】次の一般式(I)の置換された2−[6−
(ピリミジニル)−インドル−1−イル]−アクリル酸
エステルを製造実施例に挙げられる化合物に加えて個々
に挙げ得る:
【0057】
【化43】
【0058】
【表1】 例えば、出発物質として3−ヒドロキシ−2−[6−
[4−(フエニル)−ピリミジン−2−イル]−インド
ル−1−イル]−アクリル酸メチル及びジメチル硫酸を
用いる場合、本発明による工程(a)の反応の径路は次
式により表わし得る:
【0059】
【化44】 例えば、出発物質として[6−[4−(フエニル)−ピ
リミジン−2−イル]−インドル−1−イル]−酢酸メ
チル及びジメチルホルムアミドジメチルアセタ−ルを用
いる場合、本発明による工程(b)の反応の径路は次式
により表わし得る:
【0060】
【化45】 例えば、出発物質として2−オキソ−2−[6−[4−
(フエニル)−ピリミジン−2−イル]−インドル−1
−イル]−酢酸メチル及び[(メチルチオ)−(トリメ
チルシリル)]−メチレン−リチウムを用いる場合、本
発明による工程(c)の反応の径路は次式により表わし
得る:
【0061】
【化46】 例えば、出発物質として2−[6−[4−(4−メチル
フエニル)−ピリミジン−2−イル]−インドル−1−
イル]−3−メタンスルホニルオキシ−アクリル酸メチ
ル及びメタンチオ−ルを用いる場合、本発明による工程
(d)は次式により表わし得る:
【0062】
【化47】 式(II)は本発明による工程(a)を行う際に出発物
質として必要とされるヒドロキシアクリル酸エステルま
たはそのアルカリ金属塩の一般的定義を与える。この式
(II)において、R1、R3、R4、R5、R6、R7及び
8は好ましくはこれらの置換基に対して好適なものと
して本発明による式(I)の物質の記載に関連して既に
挙げられた基を表わす。
【0063】Mは好ましくは水素を表わすか、或いはリ
チウム、ナトリウムまたはカリウム陽イオンを表わす。
【0064】本発明による工程(a)を行う際に必要と
される式(II)のヒドロキシアクリル酸エステルは従
来未知であり、そして本発明の対象物である。
【0065】これらのものは式(IV)
【0066】
【化48】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
意味を有する、の置換された酢酸エステルを適当ならば
希釈剤例えばジメチルホルムアミドの存在下及び適当な
らば塩基性反応補助剤例えば水素化ナトリウムの存在下
にて、−20〜50℃の温度で式(X)
【0067】
【化49】 式中、R15はアルキル、殊にメチルまたはエチルを表わ
す、のギ酸エステルと反応させる場合に得られる(例え
ばヨ−ロツパ特許出願公開第274,825号参照)。
【0068】式(X)のギ酸エステルは一般的に公知の
有機化学の化合物である。
【0069】式(III)は本発明による工程(a)を
行う際に出発物質として更に必要とされるアルキル化剤
の一般的定義を与える。この式(III)において、R
12は好ましくはこの置換基に対して好適なものとして本
発明による式(I)の物質の記載に関連して既に挙げら
れた基を表わす。
【0070】E1はアルキル化剤に通常の脱離基、好ま
しくは随時置換されていてもよいアルキル、アルコキシ
またはアリ−ルスルホニル基例えばメトキシスルホニル
オキシ基、エトキシスルホニルオキシ基またはp−トル
エンスルホニルオキシ基を表わすか、或いはハロゲン、
殊に塩素、臭素またはヨウ素を表わす。
【0071】式(III)のアルキル化剤は一般的に公
知の有機化学の化合物である。
【0072】本発明による工程(b)を行う際、及び式
(II)の先駆体の合成に対する出発物質として必要と
される一般式(IV)の置換された酢酸エステルは新規
であり、そして同様に本発明の対象である。この式(I
V)において、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8
は好ましくはこれらの置換基に対して好適なものとして
本発明による式(I)の物質の記載に関連して既に挙げ
られた基を表わす。一般式(IV)の置換された酢酸エ
ステルは同様に植物保護剤として有効であり、そしてま
たその生物学的使用に関して記載されている。
【0073】式(IV)の化合物は一般式(XI)
【0074】
【化50】 式中、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の意味を
有する、のインドル誘導体を適当ならば希釈剤例えばア
セトニトリルまたはアセトンの存在下及び適当ならば塩
基性補助剤例えば炭酸カリウムまたはカリウムt−ブチ
ラ−トの存在下にて、−20乃至100℃間の温度で一
般式(XII)
【0075】
【化51】 式中、E1は上記の意味を有し、そしてE3は電子吸引性
脱離基、好ましくはハロゲン、殊に塩素または臭素を表
わす、の酢酸誘導体と反応させる場合に得られる。
【0076】式(XII)の酢酸誘導体は一般的に公知
の有機化学の化合物である。
【0077】一般式(XI)のインド−ル誘導体は従来
未知であり、そして本発明の目的である。しかしなが
ら、これらのものは公知の方法により同様に、例えば式
(XIII)
【0078】
【化52】 式中、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の意味を有す
る、のニトロベンゼン誘導体を適当ならば希釈剤例えば
トルエンまたはジメチルホルムアミドの存在下にて、2
5乃至200℃間の温度で、そして適当ならば1〜10
0バ−ルの圧力下で式(XIV)
【0079】
【化53】 式中、R3は上記の意味を有し、R16はアルコキシまた
はジアルキルアミノを表わし、R17はアルコキシまたは
ジアルキルアミノを表わし、そしてR18はジアルキルア
ミノを表わす、の化合物と反応させて一般式(XV)
【0080】
【化54】 式中、R3、R4、R5、R6、R7、R8及びR18は上記の
意味を有する、の化合物を生成させ、次に生じる式(X
V)の化合物を単離し、そして/または精製することが
でき、次に通常の還元剤例えば水素を用い、適当な触媒
例えばラネ−・ニツケルの存在下及び1乃至200バ−
ル間の圧力で、−20乃至200℃間の温度で、適当な
らば希釈剤例えばメタノ−ル、エタノ−ル、テトラヒド
ロフランまたはジオキサンの存在下及び適当ならば不活
性ガス例えば窒素の存在下で環化することにより得られ
る。
【0081】式(XV)の化合物は新規であり、そして
同様に本発明の対象である。
【0082】一般式(XIV)の化合物は一般的に公知
の有機化学の化合物である[テトラヘドロン(Tetrahed
ron)35、1675(1979)参照]。
【0083】一般式(XIII)
【0084】
【化55】 式中、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の意味を有す
る、のニトロベンゼン誘導体は新規である。
【0085】一般式(XIII)のニトロベンゼン誘導
体は下記の方法の1つにより得られる: a) 一般式(XIII−a)
【0086】
【化56】 式中、R4、R5、R6、R8、R9、R10及びR11は上記
の意味を有する、のニトロベンゼン誘導体は一般式(X
VI)
【0087】
【化57】 式中、R4、R5、R6及びR8は上記の意味を有し、そし
てHXは等価の無機酸例えば塩酸または有機酸例えばシ
ユウ酸を表わす、の化合物を適当ならば希釈剤例えばメ
タノ−ルまたはエタノ−ルの存在下及び適当ならば塩基
例えばナトリウムメチラ−トまたはナトリウムエチラ−
トの存在下にて20乃至200℃の温度で式(XVI
I)
【0088】
【化58】 式中、R9は上記の意味を有し、そしてR19及びR20
同一もしくは相異なり、且つ好ましくは炭素原子1〜6
個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、殊に炭
素原子1〜4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キルを表わす、のエナミノンと反応させる場合に得られ
る。
【0089】b) 一般式(XIII−b)
【0090】
【化59】 式中、R4、R5、R6、R8、R9、R10及びR11は上記
の意味を有する、のニトロベンゼン誘導体は式(XVI
II)
【0091】
【化60】 式中、R4、R5、R6、R8、R19及びR20は上記の意味
を有する、の化合物を適当ならば希釈剤例えばメタノ−
ルまたはエタノ−ルの存在下及び適当ならば塩基例えば
ナトリウムメチラ−トまたはナトリウムエチラ−トの存
在下にて20乃至200℃間の温度で式(XIX)
【0092】
【化61】 式中、R9は上記の意味を有し、そしてHXは等価の無
機酸例えば塩酸または有機酸例えばシユウ酸を表わす、
のアミジン誘導体と反応させる場合に得られる。
【0093】c) 一般式(XIII−c)、(XII
I−d)及び(XIII−e)
【0094】
【化62】 式中、R4、R5、R6、R8、R9、R10及びR11は上記
の意味を有する、のニトロベンゼン誘導体は一般式(X
X)
【0095】
【化63】 式中、R4、R5及びR6は上記の意味を有し、そしてY
はハロゲン、好ましくは臭素またはヨウ素を表わす、の
ニトロハロゲノ芳香族化合物を公知の方法で[Nachr.Ch
em.Tech.Lab.36、1324(1958)参照]、2相
反応において希釈剤例えばベンゼンまたはトルエンの存
在下及び塩基、例えば炭酸ナトリウム水溶液または炭酸
水素ナトリウム水溶液の存在下及び触媒、例えばテトラ
キスフエニルホスフインパラジウム(o)、二塩化パラ
ジウム/トリフエニルホスフインまたは二塩化ビス−
(トリフエニルホスフイン)パラジウムの存在下にて、
20乃至200℃間の温度で α) 式(XXI)
【0096】
【化64】 式中、R7は上記の意味を有する、のボロン酸または β) 式(XXII)
【0097】
【化65】 式中、R7は上記の意味を有し、そしてR21は炭酸原子
1〜6個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、
殊に炭素原子1〜4個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状
のアルキルを表わす、のスズ化合物のいずれかと反応さ
せる場合に得られる。
【0098】式(XVI)の化合物及び式(XIX)の
アミジン誘導体は公知であり、そして/または公知の方
法と同様に製造し得る[ホ−ベン−ウエイル−ミユ−ラ
−(Houben-Weyl-Muller)、有機化学の方法(Methoden
der organischen Chemie)、第XI/2巻、38頁以
下、チ−メ・ベルラグ(Thieme Verlag)シユツツツガ
ルト(1958)参照]。
【0099】式(XVIII)のエナミノン及び式(X
VIII)の化合物は公知であり、そして/または公知
の方法と同様に製造し得る[Chem.Ber.97、3397
(1964)参照]。
【0100】式(XXI)のボロン酸は公知であり、そ
して/または公知の方法と同様に製造し得る[Adv.Che
m.Ser.102(1959)参照]。
【0101】式(XXII)の化合物は同様に公知であ
り、そして/または公知の方法により製造し得る[Tetr
ahedron lett.4407(1986)参照]。
【0102】式(Va)及び(Vb)は本発明による工
程(b)を行う際に更に出発物質として必要とされるホ
ルムアミド及びその誘導体の一般的定義を与える。これ
らの式(Va)及び(Vb)において、R2-2は好まし
くは個々の直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル部分に各
々の場合に炭素原子1〜6個、殊に1〜4個を有するジ
アルキルアミノを表わす。R2-2は極めて殊に好ましく
はジメチルアミノまたはジエチルアミノを表わす。
【0103】R13及びR14は、相互に独立して、好まし
くは各々の場合に炭素原子1〜4個を有する直鎖状もし
くは分枝鎖状のアルコキシ、殊にメトキシまたはエトキ
シを表わすか、或いは個々の直鎖状もしくは分枝鎖状の
アルキル部分に炭素原子1〜6個、殊に1〜4個を有す
るジアルキルアミノ基を表わす。
【0104】式(Va)のホルムアミド及び式(Vb)
のその誘導体は一般的に公知の有機化学の化合物であ
る。
【0105】式(VI)は本発明による工程(c)を行
う際に出発物質として必要とされるケトカルボン酸誘導
体の一般的定義を与える。
【0106】この式(VI)において、R1、R3
4,R5、R6、R7及びR8は好ましくはこれらの置換
基に対して好適なものとして本発明による式(I)の物
質の記載に関連して既に挙げられた基を表わす。
【0107】式(VI)のケトカルボン酸誘導体は新規
であり、そして同様に本発明の目的である。しかしなが
ら、これらのものは公知の方法と同様に例えば式(XX
III)
【0108】
【化66】 式中、R1は上記の意味を有し、そしてE4はアルコキシ
またはハロゲン、殊にメトキシ、エトキシまたは塩素を
表わす、のシユウ酸エステルを希釈剤例えばジクロロメ
タンまたはテトラヒドロフランの存在下及び適当ならば
塩基例えばn−ブチルリチウム、水素化ナトリウム、カ
リウムt−ブチラ−ト、トリエチルアミンまたはピリジ
ンの存在下にて−80乃至80℃間の温度で式(XI)
【0109】
【化67】 式中、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の意味を
有する、のインド−ル誘導体と反応させることにより得
られる(ドイツ国特許出願公開第3,807,232号参
照)。
【0110】式(VII)は本発明による工程(c)を
行う際に更に出発物質として必要とされる有機金属化合
物の一般的定義を与える。この式(VII)において、
2-3は好ましくはこの置換基に対して好適なものとし
て本発明による式(I)の物質の記載に関連して既に挙
げられた基を表わす。
【0111】式(VII)の有機金属化合物は公知であ
る[例えば J.Org.Chem.33、780(1968);J.
Org.Chem.37、939(1972)参照]。
【0112】式(VIII)は本発明による工程(d)
を行う際に出発物質として必要とされる置換されたアク
リル酸エステルの一般的定義を与える。この式(VII
I)において、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8
は好ましくはこれらの置換基に対して好適なものとして
本発明による式(I)の物質の記載に関連して既に挙げ
られた基を表わす。
【0113】E2は好ましくは適当なアシルオキシまた
はスルホニルオキシ基、殊にアセトキシ、メタンスルホ
ニルオキシまたはp−トルエンスルホニルオキシ基を表
わす。式(VIII)の置換されたアクリル酸エステル
は従来未知であつた。
【0114】これらのものは式(II)
【0115】
【化68】 式中、M、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上
記の意味を有する、のヒドロキシアクリル酸エステルを
適当ならば希釈剤例えばジクロロメタンの存在下及び適
当ならば酸結合剤例えばトリエチルアミンまたはピリジ
ンの存在下にて−20〜120℃の温度で式(XXI
V)
【0116】
【化69】 式中、R22はアシルまたはスルホニル基、殊にアセチ
ル、メタンスルホニルまたはp−トルエンスルホニル基
を表わす、の酸塩化物と反応させる場合に得られる。
【0117】式(XXIV)の酸塩化物は一般的に公知
の有機化学の化合物である。
【0118】式(IX)は本発明による工程(d)を行
う際に更に出発物質として必要とされるチオ−ルの一般
的定義を与える。この式(IX)において、R2-3は好
ましくはこの置換基に対して好適なものとして本発明に
よる式(I)の物質の記載に関連して既に挙げられた基
を表わす。
【0119】式(IX)のチオ−ルは一般的に公知の有
機化学の化合物である。
【0120】本発明による工程(a)を行うに適する希
釈剤には不活性有機溶媒がある。殊に、これらのものに
は脂肪族、環式脂肪族または芳香族の、随時ハロゲン化
されていてもよい炭化水素、例えばベンジン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、石油エ−テ
ル、ヘキサン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、エ−テル例えばジエチルエ−テ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフランまたはエチレング
リコ−ルジメチルエ−テルもしくはエチレングリコ−ル
ジエチルエ−テル、ニトリル例えばアセトニトリルもし
くはプロピオニトリル、アミド例えばジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリ
ド、N−メチルピロリドンもしくはヘキサメチルリン酸
トリアミドまたはスルホキシド例えばジメチルスルホキ
シドが含まれる。
【0121】必要に応じてまた、本発明による工程
(a)は適当ならば相間移動触媒の存在下にて2相系例
えば水/トルエンまたは水/ジクロロメタン中で行い得
る。例として挙げ得る触媒には次のものがある:ヨウ化
テトラブチルアンモニウム、臭化テトラブチルアンモニ
ウム、臭化トリブチル−メチルホスホニウム、塩化トリ
メチル−C13/C15−アルキルアンモニウム、ジメチル
硫酸ベンジル−ジメチルアンモニウム、塩化ジメチル−
12/C14−アルキル−ベンジルアンモニウム、水酸化
テトラブチルアンモニウム、15−クラウン−5、18
−クラウン−6、塩化トリエチルベンジルアンモニウム
塩化トリメチルベンジルアンモニウムまたはトリス−
[2−(2−メトキシ−エトキシ)−エチル]−アミ
ン。
【0122】本発明による工程(a)は好ましくは適当
な塩基性反応補助剤の存在下で行う。適当な反応補助剤
にはすべての通常用いられる無機及び有機塩基がある。
次のものを好適に用いる:アルカリ金属水素化物、アル
カリ金属水酸化物、アルカリ金属アミド、アルカリ金属
アルコラ−ト、アルカリ金属炭酸塩またはアルカリ金属
炭酸水素塩例えば水素化ナトリウム、ナトリウムアミ
ド、ナトリウムメチラ−ト、ナトリウムエチラ−ト、カ
リウムt−ブチラ−ト炭酸ナトリウムまたは炭酸水素ナ
トリウム及びまた第三級アミン例えばトリエチルアミ
ン、N,N−ジメチルアニリン、ピリジン、N,N−ジメ
チルアミノピリジン、ジアザビシクロオクタン(DAB
CO)、ジアザビシクロノネン(DBN)またはジアザ
ビシクロウンデセン(DBU)。
【0123】本発明による工程(a)を行う場合、反応
温度は実質的な範囲内で変え得る。一般に、本法は−3
0〜120℃の温度、好ましくは−20〜60℃の温度
で行う。
【0124】本発明による工程(a)を行う際に、式
(II)の3−ヒドロキシアクリル酸エステルまたは対
応するアルカリ金属塩1モル当り1.0〜10.0モル、
好ましくは1.0モルの式(III)のアルキル化剤及
び、適当ならば1.0〜5.0モル、好ましくは1.0〜
2.0モルの反応補助剤を一般に用いる。またこれに関
して本発明による工程(a)を行う際に出発化合物とし
て必要とされる式(II)の3−ヒドロキシアクリル酸
エステルまたはそのアルカリ金属塩を直接先立つ反応に
おいて反応容器中で製造し、そして更に反応混合物から
のこれらのものは単離せずに本発明の工程(a)により
式(III)のアルキル化剤と反応させることができる
[「ワン−ポツト(one-pot)工程」]。反応を行い、
反応生成物を処理し、そして常法により単離する(製造
実施例も参照)。
【0125】本発明による工程(b)を行う際に適する
希釈剤には不活性有機溶媒がある。これらのものには殊
に脂肪族、環式脂肪族または芳香族の、随時塩素化され
ていてもよい炭化水素、例えばベンジン、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、クロロベンゼン、石油エ−テル、ヘ
キサン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、クロロホル
ム、四塩化炭素、エ−テル例えばジエチルエ−テル、ジ
オキサン、テトラヒドロフランまたはエチレングリコ−
ルジメチルエ−テルもしくはエチレングリコ−ルジエチ
ルエ−テルが含まれる。
【0126】しかしながらまた、本発明による工程
(b)を希釈剤を加えずに行うことができる。
【0127】本発明による工程(b)を行う場合、反応
温度は実質的な範囲内で変え得る。一般に、本法は−2
0〜200℃の温度、好ましくは0〜150℃の温度で
行う。
【0128】本発明による工程(b)を行う際に、式
(IV)の置換された酢酸エステル1モル当り1.0〜
30.0モル、好ましくは1.0〜15.0モルの式(V
a)のホルムアミドまたは式(Vb)の対応する誘導体
を一般に用いる。
【0129】反応を行い、反応生成物を処理し、そして
一般的に通常の方法により単離する[これに関してまた
G.マシユ−(Mathieu);J.ウエイル−レイナル(w
eill-Raynal)「C−C結合の生成(Formation of C-C
Bonds)」、第I巻;229〜244頁;チ−ト・ベル
ラグ・シユツツツガルト 1973参照]。
【0130】本発明による工程(c)を行う際に適する
希釈剤には不活性有機溶媒がある。これらのものには殊
に脂肪族、環式脂肪族または芳香族の炭化水素例えばベ
ンジル、トルエン、キシレン、石油エ−テル、ヘキサン
またはシクロヘキサン、エ−テル例えばジエチルエ−テ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフランまたはエチレング
リコ−ルジメチルエ−テルもしくはエチレングリコ−ル
ジエチルエ−テルが含まれる。
【0131】本発明による工程(c)を行う場合、反応
温度は実質的な範囲内で変え得る。一般に、本法は−1
00〜100℃の温度、好ましくは−80〜50℃の温
度で行う。
【0132】本発明による工程(c)を行う際に、式
(VI)のケトカルボン酸誘導体1モル当り1.0〜1.
5モル、好ましくは1.0〜1.2モルの式(VII)の
有機金属化合物を一般に用いる。反応を行い、反応生成
物を処理し、そして公知の方法により単離する[例えば
J.Org.Chem.33、780(1968);J.Org.Chem.
37、939(1972)参照]。
【0133】本発明による工程(d)を行うに適する希
釈剤には不活性有機溶媒がある。殊に、これらのものに
は脂肪族、環式脂肪族または芳香族の、随時ハロゲン化
されていてもよい炭化水素、例えばベンジン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン、石油エ−テ
ル、ヘキサン、シクロヘキサン、ジクロロメタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、エ−テル例えばジエチルエ−テ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフランまたはエチレング
リコ−ルジメチルエ−テルもしくはエチレングリコ−ル
ジエチルエ−テル、ケトン例えばアセトンもしくはブタ
ノン、ニトリル例えばアセトニトリルもしくはプロピオ
ニトリル、アミド例えばジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチ
ルピロリドンもしくはヘキサメチルリン酸トリアミド、
エステル例えば酢酸エチル、或いはスルホキシド例えば
ジメチルスルホキシドが含まれる。
【0134】本発明による工程(d)は適当な反応補助
剤の存在下で行う。適当な反応補助剤にはすべての通常
の無機または有機塩基がある。これらのものには例えば
アルカリ金属水酸化物例えば水酸化ナトリウムまたは水
酸化カリウム、アルカリ金属炭酸塩例えば炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウムまたは炭酸水素ナトリウム、或いは第
三級アミン例えばトリエチルアミン、N,N−ジメチル
アニリン、ピリジン、N,N−ジメチルアミノピリジ
ン、ジアザビシクロオクタン(DABCO)、ジアザビ
シクロノネン(DBN)またはジアザビシクロウンデセ
ン(DBU)が含まれる。
【0135】本発明による工程(d)を行う場合、反応
温度は実質的な範囲内で変え得る。一般に、本法は−2
0〜180℃の温度、好ましくは0〜150℃の温度で
行う。
【0136】適当ならばまた、本発明による方法は例え
ば式(IX)の低沸点チオ−ルを用いる場合、用いる反
応体の沸点に依存した圧力下で行うことができる。
【0137】この場合、混合物を必要とされる反応温度
に加熱する場合に反応条件下で確立される圧力下で本法
を行うことが好ましい。
【0138】本発明による工程(d)を行う際に、式
(VIII)の置換されたアクリル酸エステル1モル当
り1.0〜20.0モル、好ましくは1.0〜5.0モルの
式(IX)のチオ−ル及び、適当ならば1.0〜5.0モ
ル、好ましくは1.0〜1.5モルの反応補助剤を一般に
用いる。反応を行い、反応生成物を処理し、そして一般
的に通常の方法により単離する。
【0139】本発明による式(I)及び式(IV)の活
性化合物は有害生物に対する強い作用を有し、そして実
際に望ましくない有害な生物を防除する際に使用し得
る。本活性化合物は植物保護剤として、殊に殺菌・殺カ
ビ剤(fungicide)または殺虫剤として用いる際に適し
ている。
【0140】植物保護の殺菌・殺カビ剤はプラスモジオ
フオロミセテス(Plasmodiophoromycetes)、卵菌類(O
omycetes)、チトリジオミセテス(Chytridiomycete
s)、接合菌類(Zygomycetes)、嚢子菌類(Ascomycete
s)、担子菌類(Basidomycetes)、及び不完全菌類(De
uteromycetes)を防除する際に用いられる。
【0141】上記の主な見出に含まれる菌・カビ病のあ
る原因生物を非限定例として下に挙げる:ピチウム(Py
thium)種例えば苗立枯病(Pythium ultimum);フイト
フトラ(Phytophthora)種例えば疫病(Phytophthora i
nfestans);プソイドペロノスポラ(Pseudoperonospor
a)種例えばべと病(Pseudoperonospora humuli または
Pseudoperonospora cubensis);プラスモパラ(Plasm
opara)種例えばべと病(Plasmopara viticola);ペロ
ノスポラ(Peronospora)種例えばべと病(Peronospora
pisi または P.brassicae);エリシフエ(Erysiphe)
種例えばうどんこ病(Erysiphe graminis);スフエロテ
カ(Sphaerotheca)種例えばうどんこ病(Sphaerotheca
fuliginea);ポドスフエラ(Podosphaera)種例えばう
どんこ病(Podosphaera leucotricha);ベンチユリア
(Venturia)種例えば黒星病(Venturia inaequali
s);ピレノフオラ(Pyrenophora)種例えば網斑病(Py
renophora teres または P.graminea);(分生胞子器
状:Drechslera、同義 Helminthosporium);コクリオ
ボルス(Cochliobolus)種例えば斑点病(Cochliobolus
sativus);(分生胞子状:Drechslera、同義:Helmint
hosporium);ウロマイセス(Uromyces)種例えばさび
病(Uromyces appendiculatus);プシニア(Puccini
a)種例えば赤さび病(Puccinia recondita);テイレ
テイア(Tilletia)種例えば網なまぐさ黒穂病(Tillet
ia caries);ウステイラゴ(Ustilago)種例えば裸黒
穂病(Ustilago nuda または Ustilago avenae);ペリ
キユラリア(Pellicularia)種例えば紋枯病(Pellicul
aria sasakii);ピリキユラリア(Pyricularia)種例
えばいもち病(Pyricularia oryzae);フ−ザリウム
(Fussarium)種例えばフ−ザリウム・クルモルム(Fus
sarium culmorum);ボツリテイス(Botrytis)種例え
ば灰色かび病(Botrytis cinerea);セプトリア(Septo
ria)種例えばふ枯病(Septoria nodorum);レプトス
フエリア(Leptosphaeria)種例えばレプトスフエリア
・ノドルム(Leptosphaeria nodorum);セルコスポラ
(Cercospora)種例えばセルコスポラ・カネセンス(Ce
rcospora canescens);アルテルナリア(Alternaria)
種例えば黒斑病(Alternaria brassicae);プソイドセ
ルコスポレラ(Pseudocercosporella)種例えばプソイ
ドセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercos
porella herpotrichoides)。
【0142】植物の病気を防除する際に必要な濃度で、
本活性化合物の植物による良好な許容性があるために、
植物の地上部分、生長増殖茎及び種子、並びに土壌の処
理が可能である。 これに関して、本発明による式
(I)及び(IV)の活性化合物はイネのいもち病(Py
ricularia oryzae)及びブドウのべと病(plasmopara)
を保護的に防除する際に殊に良好に使用し得る。更に本
発明による活性化合物はふ枯病(Septoria nodorum)、
斑点病(Cochliobolus sativus)、網斑病(Pyrenophor
a teres)及びフ−ザリウム・ニバレ(Fusarium nival
e)に対する極めて良好な殺菌・殺カビ作用を有する。
【0143】更に本発明による式(I)及び(IV)の
活性化合物は卵菌類、リンゴに対するベンチユリア(Ve
nturia)種、ボツリテイス(Botrytis)及びイネに対す
る絞枯病(Pellicularia sasakii)に対する追加の殺菌
・殺カビ作用、並びに広く、且つ良好な試験管内作用を
示す。
【0144】加えて、一般式(I)の活性化合物は農
業、林業、貯蔵製品及び材料の保護において、そして衛
生分野において遭遇する動物性有害生物、好ましくは節
足動物及び線虫(nematode)、殊に昆虫及びダニの防除
に適している。それらは通常の敏感性の及び抵抗性の種
及び全てのまたはある成長段階に対して活性である。上
記した有害生物には、次のものが包含される:等脚目
(Isopoda)のもの、例えばオニスカス・アセルス(Oni
scusasellus)、オカダンゴムシ(Armadillidium vulga
re)、及びポルセリオ・スカバ−(Porcellio scaba
r)。
【0145】倍脚綱(Diplopoda)のもの、例えば、ブ
ラニウルス・グツトラタス(Blaniulus guttulatus)。
チロポダ目(Chilopoda)のもの、例えば、ゲオフイル
ス・カルポフアグス(Geophilus carpohagus)及びスカ
チゲラ(Scutigera spp.)。シムフイラ目(Symphyla)
のもの、例えばスカチゲレラ・イマキユラタ(Scutiger
ella immaculata)。シミ目(Thysanura)のもの、例え
ばレプシマ・サツカリナ(Lepisma saccharina)。トビ
ムシ目(Collembola)のもの、例えばオニチウルス・ア
ルマツス(Onychiurus armatus)。直翅目(Orthopter
a)のもの、例えばブラツタ・オリエンタリス(Blatta
orientalis)、ワモンゴキブリ(Periplaneta american
a)、ロイコフアエ・マデラエ(Leucophaea madera
e)、チヤバネ・ゴキブリ(Blattella germanica)、ア
チ−タ・ドメスチクス(Acheta domesticus)、ケラ(G
ryllotalpa spp.)、トノサマバツタ(Locusta migrato
ria migratorioides)、メラノプルス・ジフエレンチア
リス(Melanoplus differentialis)及びシストセルカ
・グレガリア(Schistocerca gregaria)。ハサミムシ
目(Dermaptere)のもの、例えばホルフイキユラ・アウ
リクラリア(Forficula auricularia)。
【0146】シロアリ目(Isoptera)のもの、例えばレ
チキユリテルメス(Reticulitermesspp.)。シラミ目
(Anoplura)のもの、例えばフイロクセラ・バスタリク
ス(Phylloxera vastatrix)、ペンフイグス(Pemphigu
s spp.)、及びヒトジラミ(Pediculus humanus corpor
is)、ケモノジラミ(Haematopinus spp.)及びケモノ
ホソジラミ(Linognathus spp.)。ハジラミ目(Mallop
haga)のもの、例えばケモノハジラミ(Trichodectes s
pp.)及びダマリネア(Damalinea spp.)。
【0147】アザミウマ目(Thysanoptera)のもの、例
えばクリバネアザミウマ(Hercinothrips femoralis)
及びネギアザミウマ(Thrips tabaci)。
【0148】半翅目(Heteroptera)のもの、例えばチ
ヤイロカメムシ(Eurygaster spp.)、ジスデルクス・
インテルメジウス(Dysdercus intermedius)、ピエス
マ・クワドラタ(Piesma quadrata)、ナンキンムシ(C
imex lectularius)、ロドニウス・プロリクス(Rhodni
us prolixus)及びトリアトマ(Triatoma spp.)。同翅
目(Homoptera)のもの、例えばアレウロデス・ブラシ
カエ(Aleurodes brassicae)、ワタコナジラミ(Bemis
ia tabaci)、トリアレウロデス・バポラリオルム(Tri
aleurodes vaporariorum)、ワタアブラムシ(Aphisgos
sypii)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassica
e)、クリプトミズス・リビス(Cryptomyzus ribis)、
ドラリス・フアバエ(Doralis fabae)、ドラリス・ポ
ミ(Doralispomi)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanige
rum)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus arundini
s)、ムギヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum avena
e)、コブアブラムシ(Myzus spp.)、ホツプイボアブ
ラムシ(Phorodon humuli)、ムギクビレアブラムシ(R
hopalosiphum padi)、ヒメヨコバイ(Empoasca sp
p.)、ユ−スセリス・ビロバツス(Euscelisbilobatu
s)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、
ミズキカタカイガラムシ(Lecanium corni)、オリ−ブ
カタカイガラムシ(Saissetia oleae)、ヒメトビウン
カ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nila
parvata lugens)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella
aurantii)、シロマルカイガラムシ(Aspidiotus hede
rae)、プシユ−ドコツカス(Pseudococcus spp.)及び
キジラミ(Psylla spp.)。
【0149】鱗翅目(Lepidoptera)のもの、例えばワ
タアカミムシ(Pectinophora gossypiella)、ブパルス
・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、ケイマトビア
・ブルマタ(Cheimatobia brumata)、リソコレチス・
ブランカルデラ(Lithocolletisblancardella)、ヒポ
ノミユウタ・パデラ(Hyponomeuta padella)、コナガ
(Plutella maculipennis)、ウメケムシ(Malacosoma
neustria)、クワノキンムケシ(Euproctis chrysorrho
ea)、マイマイガ(Lyman‐tria spp.)、ブツカラトリ
ツクス・スルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、
ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)、ヤガ
(Agrotis spp.)、ユ−クソア(Euxoa spp.)、フエル
チア(Feltia spp.)、エアリアス・インスラナ(Earia
s insulana)、ヘリオチス(Heliothis spp.)、ヒロイ
チモジヨトウ(Laphygma exigua)、ヨトウムシ(Mames
tra brassicae)、パノリス・フラメア(Panolis flamm
ea)、ハスモンヨトウ(Prodenia litura)、シロナヨ
トウ(Spodoptera spp.)、トリコプルシア・ニ(Trich
oplusia ni)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsapo
monella)、アオムシ(Pieris spp.)、ニカメイチユウ
(Chilo spp.)、アワノメイガ(Pyrausta nubilali
s)、スジコナマダラメイガ(Ephestia kuehniella)、
ハチミツガ(Galleria mellonella)、テイネオラ・ビ
セリエラ(Tineola bisselliella)、テイネア・ペリオ
ネラ(Tinea pellionella)、ホフマノフイラ・プシユ
−ドスプレテラ(Hofmannophila pseudospretella)、
カコエシア・ポダナ(Cacoecia podana)、カプア・レ
チクラナ(Capua reticulana)、クリストネウラ・フミ
フエラナ(Choristoneura fumiferana)、クリシア・ア
ンビグエラ(Clysia ambiguella)、チヤハマキ(Homon
a magnanima)、及びトルトリクス・ビリダナ(Tortrix
viridana)。
【0150】鞘翅目(Coleoptera)のもの、例えばアノ
ビウム・プンクタツム(Anobium punctatum)、コナナ
ガシンクイムシ(Rhizopertha dominica)、ブルキジウ
ス・オブテクツス(Bruchidius obtectus)、インゲン
マメゾウムシ(Acanthoscelidesobtectus)、ヒロトル
ペス・バジユルス(Hylotrupes bajulus)、アゲラスチ
カ・アルニ(Agelastica alni)、レプチノタルサ・デ
セムリネアタ(Leptinotarsa decemlineata)、フエド
ン・コクレアリアエ(Phaedon cochleariae)、ジアブ
ロチカ(Diabrotica spp.)、プシリオデス・クリソセ
フアラ(Psylliodeschrysocephala)、ニジユウヤホシ
テントウ(Epilachna varivestis)、アトマリア(Atom
aria spp.)、ノコギリヒラタムシ(Oryzaephilus suri
namensis)、ハナゾウムシ(Anthonomus spp.)、コク
ゾウムシ(Sitophilus spp.)、オチオリンクス・スル
カツス(Otiorrhychus sulcatus)、バシヨウゾウムシ
(Cosmopolites sordidus)、シユートリンクス・アシ
ミリス(Ceuthorrhynchus assimillis)、ヒペラ・ポス
チカ(Hypera postica)、カツオブシムシ(Dermestes
spp.)、トロゴデルマ(Trogoderma spp.)、アントレ
ヌス(Anthrenus spp.)、アタゲヌス(Attagenus sp
p.)、ヒラタキクイムシ(Lyctus spp.)、メリゲテス
・アエネウス(Meligethes aeneus)、ヒヨウホンムシ
(Ptinus spp.)、ニプツス・ホロレウカス(Niptus ho
loleucus)、セマルヒヨウホンムシ(Gibbium psylloid
es)、コクヌストモドキ(Tribolium spp.)、チヤイロ
コメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コメツキ
ムシ(Agriotes spp.)、コノデルス(Conoderus sp
p.)、メロロンサ・メロロンサ(Melolontha melolonth
a)、アムフイマロン・ソルスチチアリス(Amphimallon
solstitialis)及びコステリトラ・ゼアランジカ(Cos
telytra zealandica)。
【0151】膜翅目(Hymenoptera)のもの、例えばマ
ツハバチ(Diprion spp.)、ホプロカムパ(Hoplocampa
spp.)、ラシウス(Lasius spp.)、イエヒメアリ(Mo
nomorium pharaonis)及びスズメバチ(Vespa spp.)。
双翅目(Diptera)のもの、例えばヤブカ(Aedes sp
p.)、ハマダラカ(Anopheles spp.)、イエカ(Culexs
pp.)、キイロシヨウジヨウバエ(Drosophila melanoga
ster)、イエバエ(Musca spp.)、ヒメイエバエ(Fann
ia spp.)、クロバエ・エリスロセフアラ(Calliphoro
erythrocephala)、キンバエ(Lucilia spp.)、オビキ
ンバエ(Chrysomya spp.)、クテレブラ(Cuterebra sp
p.)、ウマバエ(Gastrophilus spp.)、ヒツポボスカ
(Hyppobosca spp.)、サシバエ(Stomoxys spp.)、ヒ
ツジバエ(Oestrus spp.)、ウシバエ(Hypoderma sp
p.)、アブ(Tabanus spp.)、タニア(Tannia sp
p.)、ケバエ(Bibio hortulanus)、オスシネラ・フリ
ト(Oscinella frit)、クロキンバエ(Phorbia sp
p.)、アカザモグリハナバエ(Pegomyia hyoscyami)、
セラチチス・キヤピタ−タ(Ceratitis capitata)、ミ
バエオレアエ(Dacus oleae)及びガガンボ・パルド−
サ(Tipula paludosa)。
【0152】ノミ目(Siphonaptera)のもの、例えばケ
オプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)及びナガノミ
(Ceratopyllus spp.)。蜘形網(Arachnida)のもの、
例えばスコルピオ・マウルス(Scorpio maurus)及びラ
トロデクタス・マクタンス(Latrodectus mactans)。
【0153】ダニ目(Acarina)のもの、例えばアシブ
トコナダニ(Acarus siro)、ヒメダニ(Argas sp
p.)、カズキダニ(Ornithodoros spp.)、ワクモ(Der
manyssus gallinae)、エリオフイエス・リビス(Eriop
hyes ribis)、ミカンサビダニ(Phyllocoptruta oleiv
ora)、オウシマダニ(Boophilus spp.)、コイタマダ
ニ(Rhipicephalus spp.)、アンブリオマ(Amblyomma
spp.)、イボマダニ(Hyalomma spp.)、マダニ(Ixode
s spp.)、キユウセンヒゼンダニ(Psoroptes spp.)、
シヨクヒヒゼンダニ(Chorioptes spp.)、ヒゼンダニ
(Sarcoptes spp.)、ホコリダニ(Tarsonemus sp
p.)、クローバハダニ(Bryobia praetiosa)、ミカン
リンゴハダニ(Panonychus spp.)及びナミハダニ(Tet
ranychus spp.)。
【0154】植物寄生線虫には次のものが包含される:
ネグサレセンチユウ(Pratylenchusspp.)、ラドホルス
・シミリス(Radopholus similis)、ナミクキセンチユ
ウ(Ditulenchus dipsaci)、ミカンネセンチユウ(Tyl
enchulus semipenetrans)、シストセンチユウ(Hetero
deraspp.)、ネコブセンチユウ(Meloidogyne spp.)、
アフエレンコシデス(Aphelenchoides spp.)、ロンギ
ドルス(Longidorusspp.)、クシフイネマ(Xiphinema
spp.)及びトリコドルス(Trichodorus spp.)。
【0155】本発明による式(I)の活性化合物は殊に
かぶと虫の幼虫例えばマスタ−ド・ビ−トル(Phaedon
choleariae)、キヤベツ・モス(Plutella xylostell
a)及びシロナヨトウ(Spodoptera frugiperda)、セミ
例えばネホテチツクス(Nephotettix)、及びアブラム
シ例えばコブアブラムシ(Myzus persicae)、並びにス
パイダ−・マイト例えばナミハダニ(Tetranychus urti
cae)に対して施用する場合に顕著な殺虫活性に特徴が
ある。更に本発明による活性化合物は極めて良好な殺卵
作用(ovicidal action)を有する。
【0156】その特定の物質的及び/または化学的特性
に依存して、式(I)及び(IV)の活性化合物は普通
の組成物例えば、溶液、乳液、懸濁剤、粉末、包沫剤、
塗布剤、顆粒、エアロゾル、活性化合物を含浸させた天
然及び合成物質、種子用の重合物質中の極く細かいカプ
セル及びコ−テイング組成物、燃焼装置に用いる組成
物、例えばくん蒸カ−トリツジ、くん蒸カン及びくん蒸
コイル等、並びにULV冷ミスト及び温ミスト組成物に
変えることができる。
【0157】これらの組成物は公知の方法において、例
えば活性化合物を伸展剤、即ち液体溶媒及び/または固
体の担体と随時表面活性剤、即ち乳化剤及び/または分
散剤及び/または発泡剤と混合して製造される。また伸
展剤として水を用いる場合、例えば補助溶媒として有機
溶媒を用いることもできる。液体溶媒として、主に、芳
香族炭化水素例えばキシレン、トルエンもしくはアルキ
ルナフタレン、塩素化された芳香族もしくは塩素化され
た脂肪族炭化水素例えばクロロベンゼン、クロロエチレ
ンもしくは塩化メチレン、脂肪族炭化水素例えばシクロ
ヘキサン、またはパラフイン例えば鉱油留分、鉱油及び
植物油、アルコ−ル例えばブタノ−ルもしくはグリコ−
ル並びにそのエ−テル及びエステル、ケトン例えばアセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンも
しくはシクロヘキサノン、強い有極性溶媒例えばジメチ
ルホルムアミド及びジメチルスルホキシド並びに水が適
している;液化した気体の伸展剤または担体とは、常温
及び常圧では気体である液体を意味し、例えばハロゲン
化された炭化水素並びにブタン、プロパン、窒素及び二
酸化炭素の如きエアロゾル噴射基剤である;固体の担体
として、粉砕した天然鉱物、例えばカオリン、クレイ、
タルク、チヨ−ク、石英、アタパルジヤイト、モントモ
リロナイト、またはケイソウ土並びに粉砕した合成鉱物
例えば高度に分散性ケイ酸、アルミナ及びシリケ−トが
適している;粒剤に対する固体の担体として、粉砕し且
つ分別した天然岩、例えば方解石、大理石、軽石、海泡
石及び白雲石並びに無機及び有機のひきわり合成顆粒及
び有機物質の顆粒例えばおがくず、やしがら、トウモロ
コシ穂軸及びタバコ茎が適している;乳化剤及び/また
は発泡剤として非イオン性及び陰イオン性乳化剤例えば
ポリオキシエチレン−脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レン脂肪族アルコ−ルエ−テル例えばアルキルアリ−ル
ポリグリコ−ルエ−テル、アルキルスルホネ−ト、アル
キルスルフエ−ト、アリ−ルスルホネ−ト並びにアルブ
ミン加水分解生成物が適している;分散剤として、例え
ばリグニンスルフアイト廃液及びメチルセルロ−スが適
している。接着剤例えばカルボキシメチルセルロ−ス並
びに粉状、粒状またはラテツクス状の天然及び合成重合
体例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコ−ル及びポリ
ビニルアセテ−ト並びに天然リン脂質例えばセフアリン
及びレシチン、及び合成リン脂質を組成物に用いること
ができる。更に添加物は鉱油及び植物油であることがで
きる。
【0158】着色剤例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸
化チタン及びプルシアンブルー並びに有機染料例えばア
リザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料、
及び微量の栄養剤例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コ
バルト、モリブテン及び亜鉛の塩を用いることができ
る。
【0159】調製物は一般に活性化合物0.1乃至95
重量%間、好ましくは0.5乃至90重量%間を含有す
る。
【0160】本発明による式(I)及び(IV)活性化
合物は他の公知の活性化合物、例えば殺菌・殺カビ剤、
殺虫剤、殺ダニ剤及び除草剤との混合物として、並びに
肥料及び他の生長調節剤との混合物として調製物中に存
在することができる。
【0161】本活性化合物はそのままで、その調製物の
形態或いは該調製物から調製した使用形態、例えば調製
済液剤、懸濁剤、水和剤、塗布剤、可溶性粉剤、粉剤及
び粒剤の形態で使用することができる。これらのものは
普通の方法において、例えば液剤散布、スプレ−、アト
マイジング、粒剤散布、粉剤散布、フオ−ミング(foam
ing)、はけ塗り等によつて施用される。更に、超低容
量法に従つて活性化合物を施用するか、或いは活性化合
物の調製物または活性化合物自体を土壌中に注入するこ
とができる。また植物の種子を処理することもできる。
【0162】植物の部分を処理する場合、施用形態にお
ける活性化合物濃度は実質的な範囲内で変えることがで
きる。一般に濃度は1乃至0.0001重量%、好ましく
は0.5乃至0.001重量%間である。種子を処理する
際には、一般に種子1Kg当り0.001〜50g、好まし
くは0.01〜10gの活性化合物を必要とする。
【0163】土壌を処理する際には、一般に作用場所に
0.00001〜0.1重量%、好ましくは0.0001
〜0.02重量%の活性化合物濃度を必要とする。
【0164】
【製造実施例】
【0165】
【実施例1】
【0166】
【化70】 [工程(a)](「ワン−ポツト」変法(“one-pot”v
ariant))ジメチルホルムアミド15ml中の[6−[4
−(フエニル)−ピリミジン−2−イル]−インドル−
1−イル]−酢酸メチル8.58g(25ミリモル)及び
ギ酸メチル28.6mlの混合物を0〜5℃の温度でジメ
チルホルムアミド15ml中の水素化ナトリウム(80
%)1.71g(57ミリモル)の撹拌され、そして冷却
された懸濁液に滴下しながら徐々に加えた。0℃で撹拌
を2時間続け、次にジメチル硫酸7.5ml(79ミリモ
ル)を同じ温度で激しく撹拌された混合物に加えた。撹
拌を1時間続け、その工程中に混合物を室温に冷却し;
次に過剰の飽和炭酸水素ナトリウム溶液を反応混合物に
加え、次にこのものを酢酸エチルで抽出した。
【0167】一緒にした有機相を水で洗浄し、硫酸ナト
リウム上で乾燥し、そして濾過後に真空中で溶媒を除去
した。残渣をカラムクロマトグラフイ−により精製した
(溶離液:石油エ−テル/酢酸エチル2:1)。
【0168】融点85℃のE/Z異性体混合物として3
−メトキシ−2−[6−[4−(フエニル)−ピリミジ
ン−2−イル]−インドル−1−イル]−アクリル酸メ
チル7.5g(理論値の78%)が得られた。
【0169】
【実施例2】
【0170】
【化71】 [工程(b)][6−[4−(フエニル)−ピリミジン
−2−イル]−インドル−1−イル]−酢酸メチル1g
(2.9ミリモル)及びジメチルホルムアミドジメチル
アセタ−ル4gの混合物を撹拌しなから沸点で30時間
還流させた。混合物を冷却し、濃縮し、残渣をジイソプ
ロピルエ−テルと共に撹拌し、そして固体を吸引濾過し
た。固体を少量のジイソプロピルエ−テルで洗浄し、そ
して乾燥した。
【0171】融点168℃のE/Z混合物として3−ジ
メチルアミノ−2−[6−[4−(フエニル)−ピリミ
ジン−2−イル]−インドル−1−イル]−アクリル酸
メチル1.1g(理論値の95%)が得られた。
【0172】第2表に示す式(I)の化合物を製造実施
例1及び2と同様に、そして本発明による工程(a)、
(b)、(c)及び(d)に対する一般的説明に従つて
製造することができた。
【0173】
【化72】
【0174】
【表2】 出発化合物の製造
【0175】
【実施例(IV−1)】
【0176】
【73化】6−[4−(フエニル)−ピリミジン−2−
イル]−インドル16.0g(59ミリモル)、ブロモ酢
酸メチル17.5g(114ミリモル)、炭酸カリウム2
3.5g及びアセトニトリル130mlを沸点で6時間還流
させ、そして反応の過程を薄層クロマトグラフイ−によ
り監視した。反応が完了した場合、混合物を冷却し、水
及び酢酸エチル間に分配させ、有機相を硫酸ナトリウム
上で乾燥し、そして濃縮した。残渣をカラムクロマトグ
ラフイ−により精製した(溶離液:石油エ−テル/酢酸
エチル1:1)。
【0177】融点111℃の[6−[4−(フエニル)
−ピリミジン−2−イル]−インドル−1−イル]−酢
酸メチル12.9g(理論値の53%)が得られた。
【0178】第3表に示す式(IV)の化合物を製造実
施例(IV−1)と同様に得ることができた。
【0179】
【化74】
【0180】
【表3】
【0181】
【実施例(XI−1)】
【0182】
【化75】 オ−トクレ−ブ中にて、テトラヒドロフラン200ml中
のβ−ジメチルアミノ−4−[4−(フエニル)−ピリ
ミジン−2−イル]−2−ニトロスチレン26.3g(7
6ミリモル)の溶液をラネ−・ニツケル5gを加えて5
0バ−ルの水素圧力及び70℃の温度で5時間水素化し
た。触媒を濾過により分別し、濾液を濃縮し、そして残
渣をカラムクロマトグラフイ−により精製した(溶離
液:酢酸エチル)。
【0183】融点160℃の6−[4−(フエニル)−
ピリミジン−2−イル]−インドル19.8g(理論値の
66%)が得られた。
【0184】第4表に示す式(XI)の化合物を製造実
施例(XI−1)と同様に得ることができた。
【0185】
【化76】
【0186】
【表4】
【0187】
【実施例(XIII−1)】
【0188】
【化77】 エタノ−ル150ml中の4−メチル−3−ニトロ−ベン
ズアミジン塩酸塩24.0g(111ミリモル)、3−ジ
メチルアミノ−アクリロイルベンゼン17.5g(97ミ
リモル)及びナトリウムメタノレ−ト(methanolate)
7.55g(200ミリモル)の混合物を沸点で5時間還
流させた。冷却後、反応混合物を氷−水中に注ぎ、沈殿
した固体を吸引濾過し、そして乾燥した。
【0189】融点139℃の2−メチル−5−(4−フ
エニル−ピリミジン−2−イル)−ニトロベンゼン2
0.0g(理論値の79%)が得られた。
【0190】第5表に示す式(XIII)の化合物を製
造実施例(XIII−1)と同様に、そして本発明によ
る工程に対する一般的指示を考慮して得ることができ
た。
【0191】
【化78】
【0192】
【表5】
【0193】
【実施例(XV−1)】
【0194】
【化79】 2−メチル−5−[4−(フエニル)−ピリミジン−2
−イル]−ニトロベンゼン17.41g(60ミリモ
ル)、ジメチルホルムアミドメチルアセタ−ル52ml及
びジメチルホルムアミド70mlを反応が完了するまで
(薄層クロマトグラフイ−でチエツク)沸点で12〜2
0時間還流させた。次に混合物を大減圧下で濃縮した。
更に油状または結晶状である黒−赤色残渣を更に精製せ
ずに処理した。油としてβ−ジメチルアミノ−4−[4
−(フエニル)−ピリミジン−2−イル]−2−ニトロ
スチレンが得られた。
【0195】第6表に示す式(XV)の化合物を製造実
施例(XV−1)と同様に得ることができた。
【0196】
【化80】
【0197】
【表6】
【0198】
【使用例】次の使用例において、下記の化合物を比較物
質として用いた:
【0199】
【化81】 3−メチキシ−2−(2−メチルフエニル)−アクリル
酸メチル(ヨ−ロツパ特許出願公開第178,816号
に開示)。
【0200】
【実施例A】フエドン(Phaedon)幼虫試験 溶 剤:ジメチルホルムアミド3重量部 乳化剤:アルキルアリ−ルポリグリコ−ルエ−テル1重
量部 活性化合物の適当な調製物を調製するために、活性化合
物1重量部を上記量の溶剤及び上記量の乳化剤と混合
し、そしてこの濃厚物を水で希釈して所望の濃度にし
た。
【0201】キヤベツの葉(Brassica oleracea)を所
望の濃度の活性化合物で処理した。処理した植物の1枚
の葉をプラスチツク製の容器中に置き、そしてマスタ−
ド・ビ−トル(Phaedon dochleariae)の幼虫(L3)を
感染させた。2〜4日後、更に同じ植物からの葉1枚を
続いて各々の飼料に用いた。
【0202】所定の期間後、%における撲滅度を測定し
た。100%はすべての動物の死滅を意味し;0%は動
物が死滅しないことを意味する。
【0203】この試験において、例えば製造実施例
(1)、(3)、(4)、(5)及び(6)の化合物は
従来のものと比較して優れた活性を示した。
【0204】
【表7】
【0205】
【実施例B】ガ(Plutella)試験 溶 剤:ジメチルホルムアミド3重量部 乳化剤:アルキルアリ−ルポリグリコ−ルエ−テル1重
量部 活性化合物の適当な調製物を調製するために、活性化合
物1重量部を上記量の乳化剤を含有する上記量の溶剤と
混合し、この濃厚物を水で希釈して所望の濃度にした。
【0206】キヤベツの植物(Brassica oleracea)を
所望の濃度の活性化合物の調製物で処理した。処理した
植物の1枚の葉をブラスチツク製の容器中に置き、そし
てキヤベツ・モス(cabbage moth)(Plutella xyloste
lla)の幼虫(L2)を感染させた。2及び4日後、更に
同じ植物からの葉1枚を続いての各々の飼料として用い
た。
【0207】所定の期間後、%における撲滅度を測定し
た。100%はすべての動物の死滅を意味し;0%は動
物が死滅しないことを意味する。
【0208】この試験において、例えば製造実施例
(1)、(3)、(4)、(5)及び(6)の化合物は
従来のものと比較して優れた活性を示した。
【0209】
【表8】
【0210】
【実施例C】スポドプテラ(Spodoptera)試験 溶 媒:ジメチルホルムアミド3重量部 乳化剤:アルキルアリ−ルポリグリコ−ルエ−テル1重
量部 活性化合物の適当な調製物を調製するために、活性化合
物1重量部を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、そして
濃厚物を乳化剤を含む水で所望の濃度に希釈した。
【0211】大豆植物[グリシン(Glycine)大豆]を
所望の濃度の活性化合物で処理した。10回の反復にお
いて、処理された植物の葉1枚をプラスチツク製の容器
中に置き、そして各々の場合にシロナヨトウ(Spodopte
ra frugiperda)の幼虫(L2)1匹を感染させた。3日
後に、更に対応する植物の葉1枚を投与に依存して供給
した。7日目に幼虫を未処理の人工飼料に移した。
【0212】所定の期間後、%における撲滅度を測定し
た。100%はすべての動物の死滅を意味し;0%は動
物が死滅しないことを意味する。
【0213】この試験において、例えば製造実施例
(3)及び(5)の化合物は従来のものと比較して優れ
た活性を示した。
【0214】
【表9】
【0215】
【実施例D】ネホテチツクス(Nephotettix)試験 溶 媒:ジメチルホルムアミド3重量部 乳化剤:アルキルアリ−ルポリグリコ−ルエ−テル1重
量部 活性化合物の適当な調製物を調製するために、活性化合
物1重量部を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、そして
濃厚物を乳化剤を含む水で所望の濃度に希釈した。
【0216】イネの種子(Oryza sativa)を所望の濃度
の活性化合物の調製物中に浸漬することにより処理し、
そして種子が湿潤している間にグリ−ン・ライス・リ−
フホツパ−(green rice leafhopper)(Nephotettix c
incticeps)を感染させた。
【0217】所定の期間後、%における撲滅度を測定し
た。100%はすべてのセミの死滅を意味し;0%はセ
ミが死滅しないことを意味する。
【0218】この試験において、例えば製造実施例
(3)及び(5)の化合物は従来のものと比較して優れ
た活性を示した。
【0219】
【表10】
【0220】
【実施例E】コブアブラムシ(Myzus)試験 溶 剤:ジメチルホルムアミド3重量部 乳化剤:アルキルアリ−ルポリグリコ−ルエ−テル1重
量部 活性化合物の適当な調製物を調製するために、活性化合
物1重量部を上記量の乳化剤を含有する上記量の溶剤と
混合し、この濃厚物を水で希釈して所望の濃度にした。
【0221】コブアブラムシ(Myzus persicae)を感染
させたフイ−ルド・ピ−ン植物(field bean plant)
(Vicia faba)を所望の濃度の活性化合物の調製物中に
浸漬することにより処理した。
【0222】所定の期間後、%における撲滅度を測定し
た。100%はすべてのアブラムシの死滅を意味し;0
%はアブラムシが死滅しないことを意味する。
【0223】この試験において、例えば製造実施例
(1)、(3)、(4)及び(5)の化合物は従来のも
のと比較して優れた活性を示した。
【0224】
【表11】
【0225】
【実施例F】ナミハダニ(Tetranychus)試験(OP耐
性) 溶 媒:ジメチルホルムアミド3重量部 乳化剤:アルキルアリ−ルポリグリコ−ルエ−テル1重
量部 活性化合物の適当な調製物を調製するために、活性化合
物1重量部を上記量の溶媒及び上記量の乳化剤と混合
し、そして濃厚物を水で所望の濃度に希釈した。すべて
の発育の段階において普通のスパイダ−・マイトまたは
ナミハダニ(Tetranychus urticae)に重大に感染した
豆植物(Phaseolus vulgaris)を所望の濃度の活性化合
物の調製物中に浸漬することにより処理した。
【0226】所定の期間後、%における撲滅度を測定し
た。100%はすべてのスパイダ−・マイトが死滅した
ことを意味し;0%はスパイダ−・マイトが死滅しなか
つたことを意味する。
【0227】この試験において、例えば製造実施例
(3)及び(5)の化合物は従来のものと比較して優れ
た活性を示した。
【0228】
【表12】
【0229】
【実施例G】コツトン・ボ−ルワ−ム(Heliothis armi
gera)の卵集団に対する殺卵作用 溶 媒:ジメチルホルムアミド3重量部 乳化剤:アルキルアリ−ルポリグリコ−ルエ−テル1重
量部 活性化合物の適当な調製物を調製するために、活性化合
物1重量部を上記量の溶媒及び上記量の乳化剤と混合
し、そして濃厚物を所望の濃度に水で希釈した。2日目
の濾紙上の卵集団を所望の濃度の活性化合物の調製物中
に30秒間浸漬し、そして閉鎖されたペトリ皿中で長期
条件下にて6日間実験室において付着させた。作用を評
価する基準は未処理の卵集団と比較したふ化阻止の%で
あつた。この試験において、例えば製造実施例(1)、
(3)及び(4)の化合物は従来のものと比較して優れ
た活性を示した。
【0230】
【表13】
【0231】
【実施例H】いもち病(Pyricularia)試験(イネ)/
保護 溶 媒:アセトン12.5重量部 乳化剤:アルキルアリ−ルポリグリコ−ルエ−テル0.
3重量部 活性化合物の適当な調製物を製造するために、活性化合
物1重量部を上記量の溶媒と混合し、この濃厚物を水及
び上記量の乳化剤で希釈して所望の濃度にした。
【0232】保護活性を試験するために、若いイネ植物
に活性化合物の調製物をしたたり落る程度にぬれるまで
噴霧した。噴霧コ−テイングが乾燥した後、植物にいも
ち病(Pyricularia oryzae)の水性胞子懸濁液を接種
した。次に植物を相対湿度100%及び25℃の温床に
置いた。
【0233】病気感染の評価を接種の4日後に行つた。
【0234】この試験において、当該分野の化合物と比
較して、例えば製造実施例(6)の化合物は明らかにす
ぐれた活性を示した。
【0235】
【表14】 本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
【0236】1.一般式(I)
【0237】
【化82】 式中、R1はアルキルを表わすか、或いは随時置換され
ていてもよいアラルキルを表わし、R2はジアルキルア
ミノ、アルコキシまたはアルキルチオを表わすか、或い
は各々の場合に随時置換されていてもよいアラルキルオ
キシまたはアリ−ルアルキルチオを表わし、R3及びR4
は各々の場合に相互に独立して水素、シアノ、ハロゲン
またはアルキルを表わし、R5、R6及びR8は相互に独
立して各々の場合に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、
アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキ
ル、ハロゲノアルコキシ、ハロゲノアルキルチオ、アル
コキシカルボニル、アルコキシイミノアルキルまたはシ
クロアルキルを表わすか、或いは各々の場合に随時置換
されていてもよいアリ−ル、アラルキル、アリ−ルオキ
シまたはアリ−ルチオ、或いは各々の場合に随時置換さ
れていてもよいヘタリ−ル、ヘタリ−ルアルキル、ヘタ
リ−ルオキシまたはヘタリ−ルチオを表わすか、或いは
5及びR6は一緒になつてアルキリデンジオキシまたは
アルカンジイルを表わし、そしてR7は基
【0238】
【化83】 の1つを表わし、ここにR9、R10及びR11は相互に独
立して各々の場合に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、
アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキ
ル、アルコキシカルボニル、(ジ)アルキルアミノまた
は(ジ)アルキルアミノカルボニルを表わすか、或いは
各々の場合に随時置換されていてもよいアリ−ル、アラ
ルキル、アリ−ルオキシ、アリ−ルチオ、アラルキルオ
キシ、アラルキルチオ、ヘタリ−ル、ヘタリ−ルオキシ
またはヘタリ−ルチオを表わすか、或いは2つの隣接し
た置換基R9及びR10、R10及びR11またはR9及びR11
は一緒になつてアルカンジイルを表わす、の置換された
2−[6−(ピリミジニル)−インドル−1−イル]−
アクリル酸エステル。
【0239】2.R1が炭素原子1〜6個を有する直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキルを表わすか、或いはベン
ジルを表わし、R2が各々の場合に個々の直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキル部分に炭素原子1〜6個を有する
ジアルキルアミノ、各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖
状の炭素原子1〜6個を有するアルコキシまたはアルキ
ルチオを表わすか、或いは各々が随時同一もしくは相異
なる置換基で1または多置換されていてもよく、その際
に適当なフエニル置換基にはハロゲン、各々炭素原子1
〜4個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状の
アルキル、アルコキシまたはアルキルチオ、各々炭素原
子1〜4個及び同一もしくは相異なるハロゲン原子1〜
9個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のハ
ロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシまたはハロゲノア
ルキルチオ、或いは炭素原子3〜7個を有するシクロア
ルキルがあるベンジルオキシまたはベンジルチオを表わ
し、R3及びR4が各々の場合に相互に独立して水素、シ
アノ、フツ素、塩素、臭素または炭素原子1〜6個を有
する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキルを表わし、
5、R6及びR8が相互に独立して各々の場合に水素、
フツ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、各々炭素原子1
〜4個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状の
アルキル、アルコキシまたはアルキルチオ、各々炭素原
子1〜4個及び同一もしくは相異なるハロゲン原子1〜
9個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のハ
ロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシまたはハロゲノア
ルキルチオ、各々個々のアルキル部分に炭素原子1〜4
個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
コキシカルボニルまたはアルコキシイミノアルキル、炭
素原子3〜7個を有するシクロアルキルを表わすか、各
々未置換であるか、またはアリ−ル部分においてフツ
素、塩素、臭素、各々炭素原子1〜4個及び適当ならば
同一もしくは相異なるハロゲン原子1〜9個を有するア
ルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキ
ル、ハロゲノアルコキシまたはハロゲノアルキルチオよ
りなる群からの同一もしくは相異なる置換基で1〜3置
換されていてもよいフエニル、ベンジル、フエノキシ、
フエニルチオ、ベンジルオキシまたはベンジルチオを表
わすか、或いは各々随時ヘテロアリ−ル部分においてハ
ロゲン、各々炭素原子1〜4個及び適当ならば同一もし
くは相異なるハロゲン原子1〜9個を有するアルキル、
アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキル、ハロゲ
ノアルコキシまたはハロゲノアルキルチオよりなる群か
らの同一もしくは相異なる置換基で1または2置換され
ていてもよいピリジル、チエニル、フリル、ピリダジニ
ル、ピラジニル、チアゾリル、ピリジルメチル、チエニ
ルメチル、フリルメチル、ピリジルオキシ、チエニルオ
キシ、チアゾリルオキシ、ピリジルメチルオキシ、チエ
ニルメチルオキシ、チエニルチオ、フリルチオ、ピリジ
ルメチルチオまたはチエニルメチルチオを表わすか、或
いはR5及びR6が一緒になつて炭素原子3〜5個を有す
るアルカンジイルを表わすか、或いは炭素原子1〜3個
を有するアルキリデンジオキシを表わし、そしてR7
【0240】
【化84】 の1つを表わし、ここにR9、R10及びR11が各々の場
合に相互に独立して水素、フツ素、塩素、臭素、シア
ノ、炭素原子1〜6個及び適当ならば同一もしくは相異
なるハロゲン原子1〜13個を有する各々の場合に直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキル、アルコキシ、アルキル
チオまたはハロゲノアルキルを表わすか、炭素原子3〜
7個を有するシクロアルキルを表わすか、炭素原子1〜
6個を有する直鎖状もしくは分枝鎖状のアルコキシカル
ボニルを表わすか、各々炭素原子1〜4個を有し、各々
個々のアルキル部分において直鎖状もしくは分枝鎖状で
あり、そして各々随時同一もしくは相異なる置換基で置
換されていてもよいジアルキルアミノカルボニル、アル
キルアミノカルボニル、ジアルキルアミノまたはアルキ
ルアミノを表わすか、各々未置換であるか、または同一
もしくは相異なる置換基で1〜3置換されるフエニル、
ベンジル、フエノキシ、フエニルチオ、ベンジルオキシ
またはベンジルチオを表わすか、或いは各々未置換であ
るか、または同一もしくは相異なる置換基で1または2
置換され、その際に適当な置換基には各々の場合にハロ
ゲン、各々炭素原子1〜4個及び適当ならば各々の場合
に同一もしくは相異なるハロゲン原子1〜9個を有する
各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、アル
コキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキル、ハロゲノア
ルコキシまたはハロゲノアルキルチオ、直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキル部分に炭素原子1〜4個を有するア
ルキルカルボニルアミノ、各々それぞれ直鎖状もしくは
分枝鎖状のアルキル部分に炭素原子1〜4個を有するジ
アルキルアミノまたはジアルキルアミノカルボニル及び
各々の場合に随時置換されていてもよいフエニルまたは
ベンジルがあるピロリル、チエニル、フリル、チアゾリ
ル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、
ピラゾリル、イミダゾリル、ピリジル、ピリミジル、ピ
リダジニル、ピラジニル、トリアジニル、ピロリルオキ
シ、チエニルオキシ、フリルオキシ、チアゾリルオキ
シ、イソチアゾリルオキシ、オキサゾリルオキシ、イソ
キサゾリルオキシ、ピラゾリルオキシ、イミダゾリルオ
キシ、ピリジルオキシ、ピリミジルオキシ、ピリダジニ
ルオキシ、ピラジニルオキシ、ピロリルチオ、チエニル
チオ、フリルチオ、チアゾリルチオ、イソチアゾリルチ
オ、オキサゾリルチオ、イソキサゾリルチオ、ピラゾリ
ルチオ、イミダゾリルチオ、ピリジルチオ、ピリミジル
チオ、ピリダジニルチオまたはピラジニルチオを表わす
か、或いは2つの隣接する置換基R9及びR10、R10
びR11またはR9及びR11が一緒になつて炭素原子3ま
たは4個を有するアルカンジイルを表わす、上記1に記
載の式(I)の置換された2−[6−(ピリミジニル)
−インドル−1−イル]−アクリル酸エステル。
【0241】3.R1が炭素原子1〜4個を有する直鎖
状もしくは分枝鎖状のアルキルを表わし、R2が各々の
場合にそれぞれの直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル部
分に炭素原子1〜4個を有するジアルキルアミノを表わ
すか、炭素原子1〜4個を有する各々の場合に直鎖状も
しくは分枝鎖状のアルコキシまたはアルキルチオを表わ
すか、或いはベンジルオキシまたはベンジルチオを表わ
し、R3及びR4が同一もしくは相異なり、且つ水素、シ
アノ、フツ素、塩素、臭素、メチル、エチル、n−もし
くはi−プロピルまたはn−、i−、s−もしくはt−
ブチルを表わし、R5及びR6が同一もしくは相異なり、
且つ水素、フツ素、塩素、臭素、シアノ、ニトロ、メチ
ル、エチル、n−もしくはi−プロピル、n−、i−、
s−もしくはt−ブチル、メトキシ、エトキシ、n−も
しくはi−プロポキシ、メチルチオ、トリフルオロメチ
ル、トリフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリ
フルオロメチルチオ、メトキシカルボニル、エトキシカ
ルボニル、メトキシイミノエチル、エトキシイミノエチ
ル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表わすか、
或いはR5及びR6が一緒になつてメチレンジオキシ、
1,3−プロパンジイルまたは1,4−ブタンジイル基を
表わし、R7が基
【0242】
【化85】 の1つを表わし、ここにR9が水素、各々炭素原子1〜
6個を有する各々の場合に直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルキル、アルコキシまたはアルキルチオ、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、メチルアミノ、エチルアミノ、ジ
メチルアミノ、ジエチルアミノを表わすか、各々随時同
一もしくは相異なる置換基で1〜3置換されていてもよ
いフエニル、ベンジル、フエノキシ、フエニルチオ、ベ
ンジルオキシまたはベンジルチオを表わすか、或いは各
々随時同一もしくは相異なる置換基で1または2置換さ
れていてもよく、その際に適当な置換基には各々の場合
にハロゲン、メチル、エチル、n−もしくはi−プロピ
ル、n−、i−、s−もしくはt−ブチル、メトキシ、
エトキシ、n−もしくはi−プロポキシ、n−、i−、
s−もしくはt−ブトキシ、メチルチオ、エチルチオ、
n−もしくはi−プロピルチオ、n−、i−、s−もし
くはt−ブチルチオ、メチルカルボニルアミノ、エチル
カルボニルアミノ、メチルカルボニル、エチルカルボニ
ル、n−もしくはi−プロピルカルボニル、n−、i
−、s−もしくはt−ブチルカルボニル、各々炭素原子
1または2個及び同一もしくは相異なるフツ素または塩
素原子1〜5個を有するハロゲノアルキル、ハロゲノア
ルコキシまたはハロゲノアルキルチオ、個々のアルキル
部分に炭素原子1または2個を有するジアルキルアミノ
またはジアルキルアミノカルボニル、或いは各々未置換
であるか、または同一もしくは相異なる置換基で1〜2
置換され、その際に適当なフエニルまたはベンジル置換
基にはフツ素、塩素、メチル、メトキシまたはフエノキ
シがあるフエニルまたはベンジルがあるピロリル、チエ
ニル、フリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾ
リル、イソキサゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、ト
リアジニル、ピリジル、ピリミジル、ピリダジニル、ピ
ラジニル、ピリジルメチル、チエニルメチル、フリルメ
チル、ピリジルオキシ、チエニルオキシ、チアゾリルオ
キシ、ピリジルメチルオキシ、チエニルメチルオキシ、
チエニルチオ、フリルチオ、ピリジルメチルチオまたは
チエニルメチルチオを表わし、R10及びR11が同一もし
くは相異なり、且つ水素、炭素原子1〜4個を有する直
鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、塩素、臭素、シア
ノ、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ジメチ
ルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、メチ
ルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、メトキ
シ、エトキシ、メチルチオまたはエチルチオを表わす
か、或いはR10及びR11が一緒になつてメチレンジオキ
シ、1,3−プロパンジイルまたは1,4−ブタンジイル
基を表わし、そしてR8が水素、フツ素、塩素、臭素、
メチル、エチル、n−もしくはi−プロピル、メトキ
シ、エトキシ、n−もしくはi−プロポキシ、メチルチ
オ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ジフ
ルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、メトキシイミノメチル
またはエトキシイミノメチルを表わす、上記1または2
に記載の一般式(I)の置換された2−[6−(ピリミ
ジニル)−インドル−1−イル]−アクリル酸エステ
ル。
【0243】4.一般式(I)
【0244】
【化86】 式中、R1はアルキルを表わすか、或いは随時置換され
ていてもよいアラルキルを表わし、R2はジアルキルア
ミノ、アルコキシまたはアルキルチオを表わすか、或い
は各々の場合に随時置換されていてもよいアラルキルオ
キシまたはアラルキルチオを表わし、R3及びR4は各々
の場合に相互に独立して水素、シアノ、ハロゲンまたは
アルキルを表わし、R5、R6及びR8は相互に独立して
各々の場合に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキ
ル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキル、ハ
ロゲノアルコキシ、ハロゲノアルキルチオ、アルコキシ
カルボニル、アルコキシイミノアルキルまたはシクロア
ルキルを表わすか、或いは各々の場合に随時置換されて
いてもよいアリ−ル、アラルキル、アリ−ルオキシまた
はアリ−ルチオ、或いは各々の場合に随時置換されてい
てもよいヘタリ−ル、ヘタリ−ルアルキル、ヘタリ−ル
オキシまたはヘタリ−ルチオを表わすか、或いはR5
びR6は一緒になつてアルキリデンジオキシまたはアル
カンジイルを表わし、そしてR7は基
【0245】
【化87】 の1つを表わし、ここにR9、R10及びR11は相互に独
立して各々の場合に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、
アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキ
ル、アルコキシカルボニル、(ジ)アルキルアミノまた
は(ジ)アルキルアミノカルボニルを表わすか、或いは
各々の場合に随時置換されていてもよいアリ−ル、アラ
ルキル、アリ−ルオキシ、アリ−ルチオ、アラルキルオ
キシ、アラルキルチオ、ヘタリ−ル、ヘタリ−ルオキシ
またはヘタリ−ルチオを表わすか、或いは2つの隣接し
た置換基R9及びR10、R10及びR11またはR9及びR11
は一緒になつてアルカンジイルを表わす、の置換された
2−[6−(ピリミジニル)−インドル−1−イル]−
アクリル酸エステルを製造する際に、 a) 一般式(Ia)
【0246】
【化88】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
意味を有し、そしてR2-1はアルコキシまたは未置換も
しくは置換されたアラルキルオキシを表わす、の置換さ
れた2−[6−(ピリミジニル)−インドル−1−イ
ル]−アクリル酸エステルを得るために、式(II)
【0247】
【化89】 式中、Mは水素を表わすか、またはアルカリ金属陽イオ
ンを表わし、そしてR1、R3、R4、R5、R6、R7及び
8は上記の意味を有する、のヒドロキシアクリル酸エ
ステルまたはそのアルカリ金属塩を適当ならば希釈剤の
存在下及び適当ならば反応補助剤の存在下で式(II
I)
【0248】
【化90】 式中、R12はアルキルまたは未置換もしくは置換された
アラルキルを表わし、そしてE1は電子吸引性脱離基を
表わす、のアルキル化剤と反応させるか; b) 一般式(Ib)
【0249】
【化91】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
意味を有し、そしてR2-2はジアルキルアミノを表わ
す、の置換された2−[6−(ピリミジニル)−インド
ル−1−イル]−アクリル酸エステルを得るために、式
(IV)
【0250】
【化92】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
意味を有する、の置換された酢酸エステルを適当ならば
希釈剤の存在下で、式(Va)
【0251】
【化93】 式中、R2-2は上記の意味を有する、のホルムアミドと
か、または式(Vb)
【0252】
【化94】 式中、R13及びR14は相互に独立してアルコキシまたは
ジアルキルアミノを表わし、そしてR2-2は上記の意味
を有する、のホルムアミド誘導体と反応させるか; c) 式(Ic)
【0253】
【化95】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
意味を有し、そしてR2-3はアルキルチオまたは未置換
もしくは置換されたアラルキルチオを表わす、の2−
[6−(ピリミジニル)−インドル−1−イル]−アク
リル酸エステルを得るために、式(VI)
【0254】
【化96】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
意味を有する、のケトカルボン酸誘導体を適当ならば希
釈剤の存在下で式(VII)
【0255】
【化97】 式中、R2-3は上記の意味を有する、の有機金属化合物
と反応させるか;或いは更に d) 式(Ic)の置換された2−[6−(ピリミジニ
ル)−インドル−1−イル]−アクリル酸エステルを得
るために式(VIII)
【0256】
【化98】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
意味を有し、そしてE2は電子吸引性脱離基を表わす、
の置換されたアクリル酸エステルを適当ならば希釈剤の
存在下及び適当ならば反応補助剤の存在下で式(IX)
【0257】
【化99】 式中、R2-3は上記の意味を有する、のチオ−ルと反応
させることを特徴とする、一般式(I)の置換された2
−[6−(ピリミジニル)−インドル−1−イル]−ア
クリル酸エステルの製造方法。 5.一般式
【0258】
【化100】 式中、Mは水素を表わすか、またはアルカリ金属陽イオ
ンを表わし、そしてR1、R3、R4、R5、R6、R7及び
8は請求項1に記載の意味を有する、のヒドロキシア
クリル酸エステル誘導体。
【0259】6.式(IV)
【0260】
【化101】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は請求項
1に記載の意味を有する、の置換された酢酸エステル誘
導体を適当ならば希釈剤の存在下及び適当ならば塩基性
反応補助剤の存在下にて−20〜50℃の温度で式
(X)
【0261】
【化102】 式中、R15はアルキルを表わす、のギ酸エステルと反応
させることを特徴とする、一般式(II)
【0262】
【化103】 式中、Mは水素を表わすか、またはアルカリ金属陽イオ
ンを表わし、そしてR1、R3、R4、R5、R6、R7及び
8は上記の意味を有する、のヒドロキシアクリル酸エ
ステルの製造方法。
【0263】7.一般式(IV)
【0264】
【化104】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は請求項
1に記載の意味を有する、の置換された酢酸エステル誘
導体。
【0265】8.一般式(XI)
【0266】
【化105】 式中、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は請求項1に記
載の意味を有する、のインドル誘導体を適当ならば希釈
剤の存在下及び適当ならば塩基性補助剤の存在下にて−
20乃至100℃間の温度で一般式(XII)
【0267】
【化106】 式中、R1は請求項1に記載の意味を有し、そしてE3
電子吸引性脱離基を表わす、の酢酸誘導体と反応させる
ことを特徴とする、一般式(IV)
【0268】
【化107】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
意味を有する、の酢酸エステル誘導体の製造方法。 9.少なくとも1つの式(I)の置換された2−[6−
(ピリミジニル)−インドル−1−イル]−アクリル酸
エステルを含有することを特徴とする、有害生物防除
剤。
【0269】10.式(I)の置換された2−[6−
(ピリミジニル)−インドル−1−イル]−アクリル酸
エステルを農業上の有害生物及び/またはその生育地上
に作用させることを特徴とする、農業上の有害生物の防
除方法。
【0270】11.農業上の有害生物を防除する際の式
(I)の置換された2−[6−(ピリミジニル)−イン
ドル−1−イル]−アクリル酸エステルの使用。
【0271】12.式(I)の置換された2−[6−
(ピリミジニル)−インドル−1−イル]−アクリル酸
エステルを増量剤及び/または表面活性剤と混合するこ
とを特徴とする、有害生物防除剤の製造方法。
【0272】13.少なくとも1つの式(IV)の置換
された2−[6−(ピリミジニル)−インドル−1−イ
ル]−アクリル酸エステルを含有することを特徴とす
る、有害生物の防除剤。
【0273】14.式(IV)の置換された2−[6−
(ピリミジニル)−インドル−1−イル]−アクリル酸
エステルを農業上の有害生物及び/またはその生育地上
に作用させることを特徴とする、農業上の有害生物の防
除方法。
【0274】15.農業上の有害生物を防除する際の、
式(IV)の置換された2−[6−(ピリミジニル)−
インドル−1−イル]−アクリル酸エステルの使用。
【0275】16.式(IV)の置換された2−[6−
(ピリミジニル)−インドル−1−イル]−アクリル酸
エステルを増量剤及び/または表面活性剤と混合するこ
とを特徴とする、有害生物防除剤の製造方法。
【化73】
【化108】
【化109】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 417/14 209 C07D 417/14 209 491/056 491/056 (72)発明者 デイーター・ベルク ドイツ連邦共和国デー5600ブツペルター ル1・ゲレルトベーク27 (72)発明者 ウルリケ・バヘンドルフ−ノイマン ドイツ連邦共和国デー4019モンハイム・ クリーシヤーシユトラーセ81 (72)発明者 クリストフ・エルデレン ドイツ連邦共和国デー5653ライヒリンゲ ン3・ウンタービユシヤーホーフ22 (72)発明者 ゲルト・ヘンスラー ドイツ連邦共和国デー5090レーフエルク ーゼン3・アムアレンツベルク58アー (72)発明者 ビルヘルム・ブランデス ドイツ連邦共和国デー5653ライヒリンゲ ン1・アイヘンドルフシユトラーセ3 (72)発明者 シユテフアン・ドウツツマン ドイツ連邦共和国デー4000デユツセルド ルフ13・ライネンベーバーベーク33 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 239/26 C07D 401/14 C07D 403/04 C07D 417/14 C07D 491/056 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 式中、R1はアルキルを表わすか、或いは随時置換され
    ていてもよいアラルキルを表わし、 R2はジアルキルアミノ、アルコキシまたはアルキルチ
    オを表わすか、或いは各々の場合に随時置換されていて
    もよいアラルキルオキシまたはアリ−ルアルキルチオを
    表わし、 R3及びR4は各々の場合に相互に独立して水素、シア
    ノ、ハロゲンまたはアルキルを表わし、 R5、R6及びR8は相互に独立して各々の場合に水素、
    ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、アルコキシ、ア
    ルキルチオ、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ、
    ハロゲノアルキルチオ、アルコキシカルボニル、アルコ
    キシイミノアルキルまたはシクロアルキルを表わすか、
    或いは各々の場合に随時置換されていてもよいアリ−
    ル、アラルキル、アリ−ルオキシまたはアリ−ルチオ、
    或いは各々の場合に随時置換されていてもよいヘテロア
    リ−ル、ヘテロアリ−ルアルキル、ヘテロアリ−ルオキ
    シまたはヘテロアリ−ルチオを表わすか、或いはR5
    びR6は一緒になつてアルキリデンジオキシまたはアル
    カンジイルを表わし、そしてR7は基 【化2】 の1つを表わし、ここにR9、R10及びR11は相互に独
    立して各々の場合に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、
    アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキ
    ル、アルコキシカルボニル、(ジ)アルキルアミノまた
    は(ジ)アルキルアミノカルボニルを表わすか、或いは
    各々の場合に随時置換されていてもよいアリ−ル、アラ
    ルキル、アリ−ルオキシ、アリ−ルチオ、アラルキルオ
    キシ、アラルキルチオ、ヘテロアリ−ル、ヘテロアリ−
    ルオキシまたはヘテロアリ−ルチオを表わすか、或いは
    2つの隣接した置換基R9及びR10、R10及びR11また
    はR9及びR11は一緒になつてアルカンジイルを表わ
    す、 の置換された2−[6−(ピリミジニル)−インドル−
    1−イル]−アクリル酸エステル。
  2. 【請求項2】 一般式(I) 【化3】 式中、R1はアルキルを表わすか、或いは随時置換され
    ていてもよいアラルキルを表わし、 R2はジアルキルアミノ、アルコキシまたはアルキルチ
    オを表わすか、或いは各々の場合に随時置換されていて
    もよいアラルキルオキシまたはアラルキルチオを表わ
    し、 R3及びR4は各々の場合に相互に独立して水素、シア
    ノ、ハロゲンまたはアルキルを表わし、 R5、R6及びR8は相互に独立して各々の場合に水素、
    ハロゲン、シアノ、ニトロ、アルキル、アルコキシ、ア
    ルキルチオ、ハロゲノアルキル、ハロゲノアルコキシ、
    ハロゲノアルキルチオ、アルコキシカルボニル、アルコ
    キシイミノアルキルまたはシクロアルキルを表わすか、
    或いは各々の場合に随時置換されていてもよいアリ−
    ル、アラルキル、アリ−ルオキシまたはアリ−ルチオ、
    或いは各々の場合に随時置換されていてもよいヘテロア
    リ−ル、ヘテロアリ−ルアルキル、ヘテロアリ−ルオキ
    シまたはヘテロアリ−ルチオを表わすか、或いはR5
    びR6は一緒になつてアルキリデンジオキシまたはアル
    カンジイルを表わし、そしてR7は基 【化4】 の1つを表わし、ここにR9、R10及びR11は相互に独
    立して各々の場合に水素、ハロゲン、シアノ、ニトロ、
    アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、ハロゲノアルキ
    ル、アルコキシカルボニル、(ジ)アルキルアミノまた
    は(ジ)アルキルアミノカルボニルを表わすか、或いは
    各々の場合に随時置換されていてもよいアリ−ル、アラ
    ルキル、アリ−ルオキシ、アリ−ルチオ、アラルキルオ
    キシ、アラルキルチオ、ヘテロアリ−ル、ヘテロアリ−
    ルオキシまたはヘテロアリ−ルチオを表わすか、或いは
    2つの隣接した置換基R9及びR10、R10及びR11また
    はR9及びR11は一緒になつてアルカンジイルを表わ
    す、 の置換された2−[6−(ピリミジニル)−インドル−
    1−イル]−アクリル酸エステルを製造する際に、 a) 一般式(Ia) 【化5】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
    意味を有し、そしてR2-1はアルコキシまたは未置換も
    しくは置換されたアラルキルオキシを表わす、の置換さ
    れた2−[6−(ピリミジニル)−インドル−1−イ
    ル]−アクリル酸エステルを得るために、式(II) 【化6】 式中、Mは水素を表わすか、またはアルカリ金属陽イオ
    ンを表わし、そしてR1、R3、R4、R5、R6、R7及び
    8は上記の意味を有する、 のヒドロキシアクリル酸エステルまたはそのアルカリ金
    属塩を適当ならば希釈剤の存在下及び適当ならば反応補
    助剤の存在下で式(III) 【化7】 式中、R12はアルキルまたは未置換もしくは置換された
    アラルキルを表わし、そしてE1随時置換されていて
    もよいアルキル、アルコキシおよびアリールスルホニル
    オキシならびにハロゲンより選択される電子吸引性脱離
    基を表わす、 のアルキル化剤と反応させるか; b) 一般式(Ib) 【化8】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
    意味を有し、そしてR2-2はジアルキルアミノを表わ
    す、 の置換された2−[6−(ピリミジニル)−インドル−
    1−イル]−アクリル酸エステルを得るために、式(I
    V) 【化9】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
    意味を有する、 の置換された酢酸エステルを適当ならば希釈剤の存在下
    で式(Va) 【化10】 式中、R2-2は上記の意味を有する、 のホルムアミドとか、または式(Vb) 【化11】 式中、R13及びR14は相互に独立してアルコキシまたは
    ジアルキルアミノを表わし、そしてR2-2は上記の意味
    を有する、 のホルムアミド誘導体と反応させるか; c) 式(Ic) 【化12】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
    意味を有し、そしてR2-3はアルキルチオまたは未置換
    もしくは置換されたアラルキルチオを表わす、 の2−[6−(ピリミジニル)−インドル−1−イル]
    −アクリル酸エステルを得るために、式(VI) 【化13】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
    意味を有する、 のケトカルボン酸を適当ならば希釈剤の存在下で式(V
    II) 【化14】 式中、R2-3は上記の意味を有する、 の有機金属化合物と反応させるか;或いは更に d) 式(Ic)の置換された2−[6−(ピリミジニ
    ル)−インドル−1−イル]−アクリル酸エステルを得
    るために式(VIII) 【化15】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
    意味を有し、そしてE2アシルオキシおよびスルホニ
    ルオキシよりなる群から選択される電子吸引性脱離基を
    表わす、 の置換されたアクリル酸エステルを適当ならば希釈剤の
    存在下及び適当ならば反応補助剤の存在下で式(IX) 【化16】 式中、R2-3は上記の意味を有する、 のチオ−ルと反応させることを特徴とする、一般式
    (I)の置換された2−[6−(ピリミジニル)−イン
    ドル−1−イル]−アクリル酸エステルの製造方法。
  3. 【請求項3】 一般式 【化17】 式中、Mは水素を表わすか、またはアルカリ金属陽イオ
    ンを表わし、そしてR1、R3、R4、R5、R6、R7及び
    8は請求項1に記載の意味を有する、 のヒドロキシアクリル酸エステル誘導体。
  4. 【請求項4】 式(IV) 【化18】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は請求項
    1に記載の意味を有する、の置換された酢酸エステル誘
    導体を適当ならば希釈剤の存在下及び適当ならば塩基性
    反応補助剤の存在下にて−20〜50℃の温度で式
    (X) 【化19】 式中、R15はアルキルを表わす、 のギ酸エステルと反応させることを特徴とする、一般式
    (II) 【化20】 式中、Mは水素を表わすか、またはアルカリ金属陽イオ
    ンを表わし、そしてR1、R3、R4、R5、R6、R7及び
    8は上記の意味を有する、 のヒドロキシアクリル酸エステルの製造方法。
  5. 【請求項5】 一般式(IV) 【化21】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は請求項
    1に記載の意味を有する、の置換された酢酸エステル誘
    導体。
  6. 【請求項6】 一般式(XI) 【化22】 式中、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は請求項1に記
    載の意味を有する、 のインド−ル誘導体を適当ならば希釈剤の存在下及び適
    当ならば塩基性補助剤の存在下にて−20乃至100℃
    間の温度で一般式(XII) 【化23】 式中、R1は請求項1に記載の意味を有し、そしてE3
    ハロゲンを表わす、 の酢酸誘導体と反応させることを特徴とする、一般式
    (IV) 【化24】 式中、R1、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は上記の
    意味を有する、 の酢酸エステル誘導体の製造方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つの式(I)の置換された
    2−[6−(ピリミジニル)−インドル−1−イル]−
    アクリル酸エステルを含有することを特徴とする、有害
    生物防除剤。
  8. 【請求項8】 (I)の置換された2−[6−(ピリ
    ミジニル)−インドル−1−イル]−アクリル酸エステ
    使用することを特徴とする、農業上の有害生物の防
    除方法
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの式(IV)の置換され
    た2−[6−(ピリミジニル)−インドル−1−イル]
    −アクリル酸エステルを含有することを特徴とする、有
    害生物防除剤。
  10. 【請求項10】 (IV)の置換された2−[6−
    (ピリミジニル)−インドル−1−イル]−アクリル酸
    エステル使用することを特徴とする、農業上の有害生
    物の防除方法
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