JP2943037B2 - 光磁気ディスク装置 - Google Patents

光磁気ディスク装置

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JP2943037B2
JP2943037B2 JP4266164A JP26616492A JP2943037B2 JP 2943037 B2 JP2943037 B2 JP 2943037B2 JP 4266164 A JP4266164 A JP 4266164A JP 26616492 A JP26616492 A JP 26616492A JP 2943037 B2 JP2943037 B2 JP 2943037B2
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幸良 西野
輝之 滝沢
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報を記録もしくは再
生する光磁気ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクメモリは高密度大容量メモリ
として注目をあびており、光ディスクメモリを情報記録
媒体とした小型で高速アクセス機能を有する情報記録再
生装置の研究開発が盛んに行われている。その中でも、
光磁気ディスクは書き換え可能な情報記録媒体として期
待されており、近年、浮上型の小型磁気ヘッドを利用し
た磁界変調オーバライト機能の検討が盛んになされてい
る。
【0003】以下、図12,図13,図14を参照しな
がら、従来の光磁気ディスク装置について説明する。図
12は光磁気ディスク装置の構成を示す斜視図、図1
3,図14は光磁気ディスク装置の動作説明図である。
図12,図13,図14において、101は磁界変調用
の光磁気ディスク、102は光磁気ディスク101を収
納する収納ケース、112は光磁気ディスク101を回
転させるスピンドルモータ、113はスピンドルモータ
112に接続され光磁気ディスク101を装填しトルク
を与えるターンテーブル、118は光磁気ディスク10
1のトラック上に微小な光スポット134を形成する手
段を備えた移動光学部、107は光磁気ディスク101
を挟んで移動光学部118と対向する位置に配置され、
光磁気ディスク101の回転によって生じる空気流によ
り光磁気ディスク101と一定の距離を維持しながら浮
上する浮上スライダ、108は浮上スライダ107に固
定され、光磁気ディスク101に記録信号周波数帯域の
磁界を光スポット134の位置に発生させる磁界発生
器、109は浮上スライダ107と磁界発生器108と
から構成される磁気ヘッド、106は移動光学部118
と磁気ヘッド109と光磁気ディスク101の面に略垂
直な方向の略Z方向の一方側である略−Z方向に付勢力
を与える一端で磁気ヘッド109を固定する磁気ヘッド
支持部材とを搭載する移動部、119は移動部106に
光磁気ディスク101の略半径方向である略Y方向に駆
動力を発生する駆動部で、コイルと永久磁石(図示せ
ず)とヨーク(図示せず)により構成される。111は
シャーシ138に設置され、移動部106の略Y方向の
移動範囲の一部分で磁気ヘッド支持部材110の一部に
設けられた昇降用フック110aに作用し、移動部10
6のY方向へ移動する力をZ方向に変化させる昇降案内
面111aを有する磁気ヘッド昇降部材、114は収納
ケース102を担持し、光磁気ディスク101をターン
テーブル113に装填するとともに収納ケース102を
所定の装着位置に搬送するホルダ、116はホルダ11
4を案内する溝部116aが設けられ、シャーシ138
の上方に位置し、かつY方向に移動自在に設置されてい
るカムスライド板、117はガイド板でホルダ114を
案内する溝部117aが設けられている。
【0004】以上のように構成された光磁気ディスク装
置について、図12により動作を説明する。まず光磁気
ディスク101をターンテーブル113に装填するとと
もに収納ケース102を所定の装着位置に載置する搬送
手段について説明する。光磁気ディスク101が収納さ
れた収納ケース102を外装フレーム103に設けられ
た開口部103aより挿入する。この時浮上スライダ1
07と磁界発生器108から構成される磁気ヘッド10
9は図14に示す状態にある。すなわち磁気ヘッド支持
部材110の一部に設けられた昇降用フック110aと
磁気ヘッド昇降部材111の昇降案内面111aが当接
している状態で、浮上スライダ107と磁界発生器10
8から構成される磁気ヘッド109は光磁気ディスク1
01から離脱している。かかる状態より、挿入される収
納ケース102はホルダ114に担持され手動により+
Y方向に移動した後、カムスライド板116をバネ(図
示せず)の付勢力により−Y方向に移動することにより
カムスライド板116に設けられた溝部(傾斜ガイド)
116aとガイド板117の溝部117aの作用により
ホルダ114を−Z方向に移動し、光磁気ディスク10
1をターンテーブル113に設けられた永久磁石(図示
せず)の吸着力によりターンテーブル113に装填する
とともに収納ケース102を所定の装着位置に載置す
る。
【0005】次に、スピンドルモータ112により光磁
気ディスク101を高速回転させた後、移動部106を
−Y方向の光磁気ディスク101の内周向きに駆動部1
19に通電することにより移動させる。この動作と連動
して磁気ヘッド支持部材110の一部に設けられた昇降
用フック110aが磁気ヘッド昇降部材111の昇降案
内面111aに接触しながら磁気ヘッド支持部材110
の付勢力により−Z方向に移動し、その結果、磁気ヘッ
ド109は光磁気ディスク101に接近する。さらに移
動部106が移動することにより磁気ヘッド支持部材1
10の一部に設けられた昇降用フック110aが磁気ヘ
ッド昇降部材111の昇降案内面111aから離れると
同時に、磁気ヘッド109は光磁気ディスク101に対
して浮上し、図13に示すように光スポット134に記
録信号周波数帯域の磁界を磁界発生器107により発生
させ、光磁気ディスク101に信号を磁界変調記録す
る。
【0006】次に光磁気ディスク101をターンテーブ
ル113から離反し、収納ケース102を装置の外部に
排出する排出手段を説明する。外装フレーム103に設
けられたイジェクトボタン(図示せず)を押圧すると、
移動部106は駆動部119に通電することにより+Y
方向に移動し、その移動中、磁気ヘッド支持部材110
の一部に設けられた昇降用フック110aと磁気ヘッド
昇降部材111に設けられた昇降案内面111aを当接
させることにより磁気ヘッド109を光磁気ディスク1
01から離脱させる。さらに移動部106を+Y方向に
移動させ、前述した収納ケース102の装着位置での収
納ケース102の投影領域より磁気ヘッド109が回避
した位置で停止させる。
【0007】そして、スピンドルモータ112の回転が
停止した後、カムスライド板116を+Y方向に電動手
段(図示せず)により移動することによりカムスライド
板116に設けられた溝部(傾斜ガイド)116aとガ
イド板117の溝部117aの作用によりホルダ114
は+Z方向に移動し、収納ケース102は外装フレーム
103の一部に設けられた開口部103aを通り装置の
外部へ排出される。(以上の従来例は特願平3−161
543号に示されている。)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成は、移動部の移動を駆動部に通電することにより
行うため、電源が切れた時,また排出機構の異常,シス
テムトラブル等において、光磁気ディスクをターンテー
ブルに装着された状態から取り出そうとすると磁気ヘッ
ドが収納ケースより回避されていないため、磁気ヘッド
および磁気ヘッドを搭載している移動部を損傷すること
になる。本発明は上記従来の課題を解決するもので、移
動部および磁気ヘッドを損傷することなく、手動により
収納ケースを装置外部へ排出する光磁気ディスク装置を
提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、収納ケースに収納された光磁気ディスクを
回転させるターンテーブルと、光磁気ディスグのトラッ
ク上に微小なスポットを形成する手段の少なくとも一部
を備えた移動光学部と、光磁気ディスクを挟んで、移動
光学部と対向する位置に配置され、光磁気ディスクの回
転によって生じる空気流により光磁気ディスクと一定の
距離を維持しながら浮上する浮上スライダと、浮上スラ
イダに固定され光磁気ディスクに記録信号周波数帯域の
磁界を光スポット位置に発生させる磁界発生器と、浮上
スライダと磁界発生器とを備える磁気ヘッドと、収納ケ
ースを装置内部に挿入し、光磁気ディスクをターンテー
ブルに装填するとともに収納ケースを所定の装着位置に
載置する搬送手段と、光磁気ディスクをターンテーブル
より離反し収納ケースを装置外部へ排出する電動手段に
よる第1の排出手段と、移動光学部、磁気ヘッド、磁気
ヘッドを固定する磁気ヘッド支持部材、および光磁気デ
ィスクの略半径方向に駆動力を発生させる駆動部とを搭
載する移動部と、駆動部に通電することにより、前述し
た収納ケースの装着位置における収納ケースの投影領域
から磁気ヘッドを光磁気ディスクの略半径方向の回避位
置へ回避させる第1の回避手段と、駆動部に通電するこ
となく前述した回避位置へ磁気ヘッドを回避させる第2
の回避手段と、前述した電動手段以外で光磁気ディスク
をターンテーブルより離反し収納ケースを装置外部へ排
出する第2の排出手段と、移動部以外に設けられ、第1
の回避手段および第2の回避手段で磁気ヘッドを回避さ
せる動作過程で磁気ヘッド支持部材に作用し、磁気ヘッ
ドを光磁気ディスクの面と平行でない方向に昇降させる
磁気ヘッド昇降部材とにより構成されている光磁気ディ
スクにおいて、第1の回避手段と第1の排出手段とが連
続して動作し、さらに第2の回避手段と第2の排出手段
とが連続して手動により動作し、第2の回避手段は、移
動部の一部に当接することにより、磁気ヘッドを前述し
た回避位置へ回避させ、かつ第2の排出手段が動作する
間、磁気ヘッドを回避位置に保持し、さらに第1の排出
手段と第2の排出手段は少なくとも一部を互いに共用
し、動作するようにしたものである。
【0010】
【作用】本発明の光磁気ディスク装置は上記した構成に
よって装置の電源が切れた時、排出機構の異常により、
光磁気ディスクが排出不能になった時、またシステムト
ラブル等において、光磁気ディスク上のデータを損なう
ことなく、かつ移動部および磁気ヘッドを損傷すること
なく光磁気ディスクを排出できる光磁気ディスク装置を
提供することができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例の光磁気ディスク装置
について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明
の一実施例における光磁気ディスク装置の構成を示す分
解斜視図であり、図2は図1の実施例の部分詳細図、図
3は図2の断面図、図4,図5,図6は図1の動作説明
図である。図1から図6において、1は磁界変調用の光
磁気ディスク、3は装置全体を覆う外装フレームで、ロ
ーディングモータ4を作動させるイジェクトボタン5が
設けられている。3aは開口部で、後述する収納ケース
2が出入りできる開口が設けられている。38はシャー
シで、後述の磁気ヘッド昇降部材11、スピンドルモー
タ12等の構成部品を固定、または載置するものであ
る。18は光磁気ディスクのトラック上に微小な光スポ
ット34を形成する手段の少なくとも一部を備えた移動
光学部、7は光磁気ディスク1を挟んで移動光学部18
と対向する位置に配置され、光磁気ディスク1の回転に
よって生じる空気流により光磁気ディスク1と一定の距
離を維持しながら浮上する浮上スライダ、8は浮上スラ
イダ7に固定され光磁気ディスク1に記録信号周波数帯
域の磁界を光スポット34の位置に発生させる磁界発生
器、9は浮上スライダ7と磁界発生器8とから構成され
る磁気ヘッド、6は移動光学部18と磁気ヘッド9と磁
気ヘッド9を固定する磁気ヘッド支持部材10とを搭載
する移動部、19は移動部6に光磁気ディスク1の略半
径方向である略Y方向に駆動力を発生させる駆動部でコ
イルと永久磁石(図示せず)とヨーク(図示せず)によ
り構成されている。11はシャーシ38に設置され、磁
気ヘッド9を略Y方向の移動範囲の一部分で磁気ヘッド
支持部材10の一部に設けられた昇降用フック10aに
作用し、移動部6のY方向に移動する力を光磁気ディス
ク1の面に略垂直な方向である略Z方向に変化させる昇
降案内面11aを有する磁気ヘッド昇降部材、12はト
ルクを発生させるスピンドルモータでシャーシ38に固
定されている。13は光磁気ディスク1を装填しトルク
を与えるターンテーブルでスピンドルモータ12と接続
されている。2は光磁気ディスク1を収納する収納ケー
スで、移動光学部18,移動部6,磁界ヘッド9,磁気
ヘッド支持部材10,ターンテーブル13を挿入するた
めのアクセス穴(図示せず)が設けられている。
【0012】14は収納ケース2を担持するホルダ、ホ
ルダ14はそれに植立されたピン15がカムスライド板
16の両端に股けられた溝部16aを貫通し、シャーシ
38に設置されたガイド板17の溝部17aと係合し、
溝部17aの形状に沿って移動可能に案内されている。
そして、カムスライド板16はそれに設けられた長穴部
16bがシャーシ38に植立したピン48と係合し、長
穴部16bに沿って移動可能であり、バネ49により−
Y方向に付勢されている。20はローディングモータ4
の回転力を増幅伝達する歯車列でローディングモータ4
と取り付け板21により構成されシャーシ38に設置さ
れている。22は歯車列20の一部と噛合し、シャーシ
38の一部に設けられたレール38aに沿って移動可能
なラック、23はラック22に植立したピン、24はピ
ン23と当接しカムスライド板を+Y方向に移動させる
クラッチ板である。そのクラッチ板24はカムスライド
板16にピン25により回動自在に設置され、バネ26
により矢印27の方向に付勢されている。
【0013】28はロック解除板でシャーシ38に設置
されたピン29を回動中心に回動自在であり、ネジリバ
ネ30により矢印31の方向に付勢されている。またロ
ック解除板28はカムスライド板16に植立したピン
(図示せず)と係合し、カムスライド板16を所定の位
置に保持している。
【0014】40はスライド板、41は回転板である。
そして回転板41はスライド板40に植立するピン42
により回動自在に設けられている。さらにピン42はス
ライド板40に植立するピン43と共にシャーシ38の
一部に設けられた溝部38bを案内溝としてY方向にの
み移動自在であり、バネ44により−Y方向に付勢され
ている。なお図2はシャーシ38の一部で溝部38b、
溝部38cの詳細図である。図3は図2のA−A断面図
である。回転板41の一端には移動部6の端部6aと当
接しながら、前述のスライド板40の+Y方向の移動に
より光磁気ディスク1がターンテーブル13に装着され
た状態での収納ケース2の投影領域より磁気ヘッド9を
退避させるピン45と、他端にはシャーシ38に設けら
れた図2に示す溝部38cに沿って案内されるピン46
が設けられている。なおピン45は初期位置では移動部
6の移動範囲外にあることは言うまでもない。
【0015】図4は前述した38b,38cの溝部の形
状と、その溝部38b,38cに沿って移動するピン4
2,ピン45、ピン46の軌跡と、移動部6の端部6a
を示す平面図である。図4により溝部38cの形状を説
明する。
【0016】点51aは移動部6と当接した位置にある
ピン45の中心、点52aは点51aより溝部38bに
略直角な線61aと溝部38bの中心線62aとの交
点、点53aは溝部38bの中心線62aと、点51a
と点52aとの距離と略同じくらいの距離を半径とし点
52aを中心とする円71aの少なくとも一方の交点で
ある。次に点52aを中心線62aの線上である点52
bに移動させ、点51aから点52aの距離を半径とす
る点52bを中心とした円72bと線61aとの少なく
とも一方の交点を51bとし、51bと52bを結んだ
線61bに略直角の線62bと、点53aと点52aの
距離とを半径とする円71bの少なくとも一方の交点5
3bを求める。以上の要領により点52aから点52c
までの移動に対する53aから53cまでの軌跡を求め
溝部38cを創成する。
【0017】以上のように構成された光磁気ディスク装
置について光磁気ディスク1をターンテーブル13に装
填するとともに、収納ケース2を所定の装着位置に載置
する搬送手段の動作説明をする。
【0018】光磁気ディスク1が収納された収納ケース
2を外装フレーム3に設けられた開口部3aより挿入す
る。この時浮上スライダ7と磁界発生器8から構成され
る磁気ヘッド9は光磁気ディスク1をターンテーブル1
3に装填するとともに、収納ケース2を所定の装着位置
に載置した状態での収納ケース2の投影領域より+Y方
向の回避位置に回避している。そして、磁気ヘッド支持
部材10の一部に設けられた昇降用フック10aは磁気
ヘッド昇降部材11の昇降案内面11aに当接した状態
になっている。また、磁気ヘッド9は磁気ヘッド支持部
材10により−Z方向に付勢された状態である。図5に
その状態図を示す。また、図5の状態は図示しないロッ
ク機構により移動部6は移動を規制され、位置が保持さ
れている。
【0019】挿入される収納ケース2はホルダ14に案
内され、その端面2aはロック解除板28の一部28a
を押圧しネジリバネ30に抗してロック解除板28を回
動する。そのロック解除板28が所定の位置まで回動す
るとカムスライド板16に植立するピン(図示せず)が
ロック解除板28の一部28bより離合しカムスライド
板16がバネ49の引っ張り力により−Y方向に移動す
る。その移動に伴いカムスライド板16に設けられた溝
部(カム形状)16aと係合するホルダ14に植立する
ピン15がガイド板17の溝部17aの形状に沿って−
Z方向に移動し、ホルダ14に担持された収納ケース2
はシャーシ38に植立する位置決めピン33と係合し所
定の装着位置に載置される。このとき光磁気ディスク1
はターンテーブル13に設けられた永久磁石(図示せ
ず)の吸着力によりターンテーブル13に装填され搬送
手段の動作を完了する。
【0020】次に、スピンドルモータ12により光磁気
ディスク1を高速回転させた後、移動部6の移動を規制
する図示しないロック機構が解除され、駆動部19に通
電することにより移動部6を−Y方向に移動する。この
動作と連動して磁気ヘッド支持部材10の一部に設けら
れた昇降用フック10aが磁気ヘッド昇降部材11の昇
降案内面11aに接触しながら磁気ヘッド支持部材10
の付勢力により、磁気ヘッド9は−Z方向に移動し、そ
の結果、磁気ヘッド9は光磁気ディスク1に接近する。
さらに移動部6が移動することにより最終的に図6に示
すように磁気ヘッド支持部材10の一部に設けられた昇
降用フック10aが磁気ヘッド昇降部材11の昇降案内
面11aから離れると同時に、磁気ヘッド9は空気流に
より光磁気ディスク1に対して浮上する。
【0021】この状態において磁界発生器8が光スポッ
ト34の位置に記録信号周波数帯域の磁界を発生するこ
とにより光磁気ディスク1に信号を記録できる。また移
動光学部18の光学的手段により光磁気ディスク1の信
号を再生する。
【0022】次に第1の回避手段と、第1の回避手段と
連続する光磁気ディスク1をターンテーブル13から離
反し、収納ケース2を装置の外部に排出する第1の排出
手段の動作説明をする。外装フレーム3に設けられたイ
ジェクトボタン5を押圧すると、移動部6は駆動部19
に通電することにより+Y方向に移動し、その移動中、
磁気ヘッド支持部材10の一部に設けられた昇降用フッ
ク10aと磁気ヘッド昇降部材11に設けられた昇降案
内面11aとを当接させることにより磁気ヘッド9を光
磁気ディスク1から離脱させる。離脱させる位置は光磁
気ディスク1の記録,再生領域外であることは言うまで
もない。さらに移動部を+Y方向に移動し、前述した磁
気ヘッド9の回避位置に磁気ヘッド9を回避させ第1の
回避手段の動作を完了する。このとき図示しないロック
機構により、移動部6は−Y方向への移動が規制され、
位置が保持される。
【0023】そして、スピンドルモータ12の回転が停
止し、ローディングモータ4を回転させて、ラック22
を−Y側の所定位置より+Y方向に移動する。その移動
に伴いカムスライド板16に設置したクラッチ板24の
一部24aはラック22に植立するピン23と係合しカ
ムスライド板16を+Y方向に移動する。するとホルダ
14は搬送手段の動作と反対の動作によりバネ26に抗
して+Z方向に移動し、光磁気ディスク1をターンテー
ブル13より離反する。また、収納ケース2を+Z方向
に担持することにより収納ケース2は位置決めピン33
と離合する。さらにクラッチ板24はその一部24bが
所定の位置でシャーシ38に植立するピン35と当接す
る。さらにラック22を+Y方向に移動するとクラッチ
板24はバネ26に抗し回動され、クラッチ板24の一
部24aはラック22に植立するピン23より離合す
る。また、カムスライド板16に植立されたピン(図示
せず)がロック解除板28を回動し、ロック解除板28
の一部28bと係合する。するとロック解除板28はカ
ムスライド板16の−Y方向の移動を規制する。また、
ロック解除板28を回動することにより収納ケース2の
端部2aが押圧される。さらに収納ケース2内に設けら
れたシャッター開閉用バネ(図示せず)と、収納ケース
2に設けられたアクセス穴(図示せず)を閉塞するシャ
ッタ(図示せず)の開閉動作を行うシャッタ開閉レバー
用バネ(図示せず)の付勢力により開口部3aから収納
ケース2を装置の外部へ排出する。ラック22はさらに
+Y方向に移動し、検出手段(図示せず)によりローデ
ィングモータ4が回転を停止する。この間にクラッチ板
24はバネ26の付勢力により後述の初期位置まで回動
し第1の排出手段の動作を完了する。
【0024】ここでラック22に植立したピン23とカ
ムスライド板16に設けられたクラッチ板24とシャー
シ38に植立するピン35の動作を図7,図8,図9,
図10,図11により説明する。
【0025】図7でラック22に植立するピン23は−
Y側の所定位置にある。ピン23を後述する+Y側の所
定位置より−Y側の所定位置に移動するタイミングは装
置の電源がONされた直後であり、ローディングモータ
4を回転してラック22を−Y方向に移動することによ
りピン23を−Y側の所定位置まで移動する。図8は第
1の排出手段で動作説明したピン23とクラッチ板24
が当接する状態を示す。図9は第1の排出手段で動作説
明したシャーシ12に植立するピン35とクラッチ板2
4の一部24bが当接する状態を示す。この状態よりさ
らにピン23が+Y方向に移動することによりクラッチ
板24は図10に示す状態まで回動する。このとき、第
1の排出手段で動作説明したロック解除板28が回動さ
れ、カムスライド板16は−Y方向の移動を規制され、
同時に、収納ケース2は装置外部に排出される。さらに
ピン23は+Y方向に移動して図11に示す状態にな
り、ローディングモータ4の回転を停止してラック22
に植立するピン23が+Y側の所定位置で停止する。こ
の間にクラッチ板24はバネ26の付勢力により初期位
置まで回動し、図11に示す姿勢になる。また、光磁気
ディスク1をターンテーブル13に装填する所定の位置
まで収納ケース2を手動により挿入すると、搬送手段で
動作説明したロック解除板28の動作と連動するカムス
ライド板16の−Y方向の移動に伴いクラッチ板24は
図11より図7の位置に移動する。
【0026】次に装置の電源が切れた時、排出機構の異
常、またシステムトラブル等において、手動により前述
した収納ケース2の投影領域から磁気ヘッド9を回避さ
せる第2の回避手段と、第2の回避手段と連続し光磁気
ディスク1をターンテーブル13より離反し、収納ケー
ス2を装置の外部へ排出する第2の排出手段の動作説明
を図1を用いて行う。
【0027】外装フレーム3の一部3bから押しピン3
6を挿入してスライド板40の一部40bに当接させ
る。さらに押しピン36を押圧することによりピン42
とピン43がシャーシ38に設けられた溝部38bに沿
って+Y方向に移動する。同時に回転板41に植立する
ピン46もシャーシ38に設けられた溝部38c(溝部
38bと平行な溝部)に沿って移動する。その結果、バ
ネ44に抗してピン46の中心位置が図4に示す点53
aまで移動する。この移動に伴い回転板41に植立する
ピン45が移動部6の一部6aを押圧することにより、
前述した磁気ヘッド9の回避位置へ磁気ヘッド9を退避
することができる。さらに押しピン36を+Y方向に押
圧すると回転板41に植立するピン46が溝部38cに
沿って、図4に示す点53aから点53cまで移動す
る。なおこの時点で移動部6は図示しないロック機構に
より、−Y方向の移動を規制され、位置が保持される。
さらに、スライド板40を+Y方向に移動すると、回転
板41はスライド板40の移動に伴い矢印37の方向に
回動するためピン45はY方向に移動しない状態にな
る。よって、ピン45により押圧されている移動部6は
スライド板40の+Y方向の移動により押圧されること
はなくなる。同時に、磁気ヘッド9は前述した磁気ヘッ
ド9の回避位置を保つことができる。また、ピン46が
点53cを通過するとスライド板40の+Y方向の移動
に伴いスライド板40に設けられた一部40aとカムス
ライド板16の一部16cとが当接し、カムスライド板
16を+Y方向に押圧することにより第1の排出手段と
同じ動作により光磁気ディスク1をターンテーブル13
より離反し、収納ケース2を装置の外部へ排出する。
【0028】以上のように本実施例によれば手動による
磁界変調用光磁気ディスクの排出機構を設けることによ
り装置の電源が切れた時、排出機構の異常、またシステ
ムトラブル等において、光磁気ディスク1上のデータを
損なうことなく、かつ移動部6および磁気ヘッド9を損
傷することなく光磁気ディスク1をターンテーブル13
より離反し光磁気ディスク1を収納する収納ケース2を
装置の外部に排出することができる光磁気ディスク装置
を実現することができる。
【0029】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように本発明
は、光磁気ディスクをターンテーブルに装填するととも
に光磁気ディスクを収納する収納ケースを所定の装着位
置に載置する搬送手段と、駆動部に通電することにより
発生する駆動力により前述の収納ケースの装着位置での
収納ケースの投影領域より磁気ヘッドを回避位置へ回避
する第1の回避手段と、第1の回避手段と連続する光磁
気ディスクをターンテーブルより離反し収納ケースを電
動手段により排出する第1の排出手段と、装置の電源が
切れた時、排出機構の異常により光磁気ディスクが排出
不能の時、またシステムトラブル等において、手動によ
り前述の磁気ヘッドの回避位置へ磁気ヘッドを回避する
第2の回避手段と、第2の回避手段と連続し光磁気ディ
スクをターンテーブルより離反し光磁気ディスクを収納
する収納ケースを装置の外部に排出する第2の排出手段
により光磁気ディスク上のデータを損なうことなく、か
つ移動部および磁気ヘッドを損傷することなく光磁気デ
ィスクをターンテーブルより離反し光磁気ディスクを収
納する収納ケースを装置の外部に排出することができる
光磁気ディスク装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における光磁気ディスク装置
の構成を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例における図1の部分詳細図で
ある。
【図3】本発明の一実施例における図2の断面図であ
る。
【図4】本発明の一実施例における光磁気ディスク装置
の動作説明図である。
【図5】本発明の一実施例における光磁気ディスク装置
の動作説明図である。
【図6】本発明の一実施例における光磁気ディスク装置
の動作説明図である。
【図7】本発明の一実施例におけるクラッチ板の動作説
明図である。
【図8】本発明の一実施例におけるクラッチ板の動作説
明図である。
【図9】本発明の一実施例におけるクラッチ板の動作説
明図である。
【図10】本発明の一実施例におけるクラッチ板の動作
説明図である。
【図11】本発明の一実施例におけるクラッチ板の動作
説明図である。
【図12】従来例における光磁気ディスク装置の構成を
示す分解斜視図である。
【図13】従来例における光磁気ディスク装置の動作説
明図である。
【図14】従来例における光磁気ディスク装置の動作説
明図である。
【符号の説明】
1,101…光磁気ディスク、 2,102…収納ケー
ス、 3,103…外装フレーム、 4…ローディング
モータ、 5…イジェクトボタン、 6,106…移動
部、7,107…浮上スライダ、 8,108…磁界
発生器、 9,109…磁気ヘッド、10,110…
磁気ヘッド支持部材、 10a,110a…昇降用フッ
ク、 11,111…磁気ヘッド昇降部材、 11a,
111a…昇降案内面、 12,112…スピンドルモ
ータ、13,113…ターンテーブル、 14,114
…ホルダ、 15,23,25,29,35,42,4
3,45,46,48…ピン、 16,116…カムス
ライド板、 16a,17a,38b,38c,116
a,117a…溝部、 16b…長穴部、 17,11
7…ガイド板、 18,118…移動光学部、 19,
119…駆動部、 20…歯車列、 21…取付板、
22…ラック、 24…クラッチ板、 26,44,4
9…バネ、 28…ロック解除板、 30…ネジリバ
ネ、33…位置決めピン、 34,134…光スポッ
ト、 36…押ピン、 38,138…シャーシ、 4
0…スライド板、 41…回転板。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気ディスクと、前記光磁気ディスク
    を収納する収納ケースと、前記光磁気ディスクを回転さ
    せるターンテーブルと、前記光磁気ディスクのトラック
    上に微小な光スポットを形成する手段の少なくとも一部
    を備えた移動光学部と、前記光磁気ディスクを挟んで、
    前記移動光学部と対向する位置に配置され、前記光磁気
    ディスクの回転によって生じる空気流により前記光磁気
    ディスクと一定の距離を維持しながら浮上する浮上スラ
    イダと、前記浮上スライダに固定され前記光磁気ディス
    クに記録信号周波数帯域の磁界を前記光スポット位置に
    発生させる磁界発生器と、前記浮上スライダと前記磁界
    発生器とを備える磁気ヘッドと、前記収納ケースを装置
    内部に挿入し、前記光磁気ディスクを前記ターンテーブ
    ルに装填するとともに前記収納ケースを所定の装着位置
    に載置する搬送手段と、前記光磁気ディスクを前記ター
    ンテーブルより離反し前記収納ケースを装置外部へ排出
    する電動手段による第1の排出手段と、前記移動光学
    前記磁気ヘッド前記磁気ヘッドを固定する磁気ヘ
    ッド支持部材、および前記光磁気ディスクの略半径方向
    に駆動力を発生させる駆動部とを搭載する移動部と、前
    記駆動部に通電することにより、前記装着位置における
    前記収納ケース投影領域から前記磁気ヘッドを前記略
    半径方向の回避位置へ回避させる第1の回避手段と、前
    記駆動部に通電することなく、前記磁気ヘッドを前記回
    避位置へ回避させる第2の回避手段と、前記電動手段以
    外で前記光磁気ディスクを前記ターンテーブルより離反
    し前記収納ケースを装置外部へ排出する第2の排出手段
    と、前記移動部以外に設けられ、前記第1の回避手段お
    よび前記第2の回避手段で前記磁気ヘッドを回避させる
    動作過程で前記磁気ヘッド支持部材に作用し、前記磁気
    ヘッドを前記光磁気ディスクの面と平行でない方向に昇
    降させる磁気ヘッド昇降部材とを具備することを特徴と
    する光磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 第1の回避手段と第1の排出手段が連
    して動作することを特徴とする請求項1記載の光磁気デ
    ィスク装置。
  3. 【請求項3】 第2の回避手段と第2の排出手段が連続
    して動作することを特徴とする請求項1記載の光磁気デ
    ィスク装置。
  4. 【請求項4】 第2の回避手段は、移動部の一部当接
    することにより、磁気ヘッドを回避位置へ回避させ、か
    つ第2の排出手段が動作する間、前記磁気ヘッドを回避
    位置に保持することを特徴とする請求項1または請求項
    3記載の光磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 第2の回避手段と第2の排出手段は手動
    により動作することを特徴とする請求項1または請求項
    3記載の光磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 第1の排出手段と第2の排出手段は少な
    くとも一部を互いに共用し、動作することを特徴とする
    請求項1または請求項3記載の光磁気ディスク装置。
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