JP2942993B2 - 座席シート - Google Patents

座席シート

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JP2942993B2
JP2942993B2 JP26839589A JP26839589A JP2942993B2 JP 2942993 B2 JP2942993 B2 JP 2942993B2 JP 26839589 A JP26839589 A JP 26839589A JP 26839589 A JP26839589 A JP 26839589A JP 2942993 B2 JP2942993 B2 JP 2942993B2
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JP
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seat
core plate
viscoelastic polyurethane
pillars
layer
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雅光 坂田
大和 坪井
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SANSHIN KOSAN KK
Isuzu Motors Ltd
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SANSHIN KOSAN KK
Isuzu Motors Ltd
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば自動車等の乗物のような振動環境に
おける着座に適した座席シートに関し、特にシートに芯
板を設けることにより振動伝達率を低減すると共に、シ
ートの芯板の滑らかな弾力性を付与することにより、着
座者に対する疲労の軽減化を図るものに関する。
〔従来の技術〕
この種の座席シートにおいては、従来のものとしては
粘弾性型ポリウレタンを下層とし、弾性型ポリウレタン
フォームを上層として上下層を全面一体に結合し、上層
の弾性型ポリウレタンフォームによりエネルギー吸収効
果をもたせて着座に対する疲労の軽減化を図り、一方上
下層の両ポリウレタンの化学結合による強力な接着によ
りシートの耐久化を図ったものが知られている(例えば
特開昭62−183790号公報参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の座席シートにおいては、下層の粘弾性型ポリウ
レタンは弾力性が小さく、上層の弾性型ポリウレタンフ
ォームは弾力性が大きいものであるから、上層の弾性型
ポリウレタンフォームの弾力性により着座者の荷重エネ
ルギーを吸収することはできるものの、下層の粘弾性型
ポリウレタンは弾力性が小さいものであるから、長時間
に亘る着座においては着座者は下層の粘弾性型ポリウレ
タンに対する着座面の局部的な刺激により疲労度が増大
するという問題があり、またこの問題を解消するため下
層の粘弾性型ポリウレタンを比較的に薄厚に形成するこ
とにより弾力性を付与した座席シートにおいては、上記
問題点を一応解消することができるものの、これを自動
車等の乗物のような振動環境に適用した場合には、下層
の粘弾性型ポリウレタンは薄厚に形成されているもので
あるから振動伝達率が大きく、長時間に亘る着座におい
ては着座者は下層の粘弾性型ポリウレタンに伝播された
振動により疲労度が増大するという問題があった。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するもので、
座席シートに滑らかな弾力性を付与すると共に振動伝達
率を低減し、しかも着座面の面圧に均衡性を付与し、も
って着座者に対する疲労の軽減化を図ることができる座
席シートを提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の座席シートにお
いては、弾性ウレタンフォームからなるシート本体の着
座部の裏面に、薄厚の芯板本体とその下面全域に亘って
立設された多数の柱体とからなる粘弾性ポリウレタン製
の芯板が積層状に埋設され、前記各芯板本体の下面全域
に亘って連続した変形助成空隙層が形成されていると共
に、積層相互の前記各芯板の柱体が相対変位して配設さ
れているものである。
〔作用〕
上記のように構成された座席シートは、弾性ウレタン
フォームからなるシート本体の着座部の裏面に粘弾性ポ
リウレタン製の芯板が埋設されているものであるから、
弾性ウレタンフォームからなるシート本体の弾力性によ
り着座者の荷重エネルギーを吸収することによって着座
に対する当面の疲労を軽減することができると共に、着
座部の裏面に埋設された粘弾性ポリウレタン製の芯板に
より着座部の耐久化を図ることができるものであるが、
着座部の裏面に積層状に埋設されている粘弾性ポリウレ
タン製の芯板は、薄厚の芯板本体とその下面全域に亘っ
て立設された多数の柱体とからなり、各芯板本体の下面
全域に亘って連続した変形助成空隙層が形成され、かつ
積層相互の各芯板の柱体が相対変位して配設されている
ものであるから、芯板は芯板本体の下面全域に亘って連
続して形成された変形助成空隙層により平面的に変形し
易く、座席シートの着座面の面圧に均衡性を付与すると
共に、積層芯板に相対変位して配設され緻密にバランス
された各柱体により形成された各変位助成空隙層によっ
て滑らかな弾力性が付与されるため、長時間に亘る着座
においても着座者は粘弾性ポリウレタン製の芯板に対す
る着座面の局部的な刺激を受けることなく疲労を軽減す
ることができる。
また、粘弾性ポリウレタン製の積層芯板は全体に亘り
変位積層状に形成された各変形助成空隙層により滑らか
な弾力性が付与されるものであるから、積層芯板を比較
的に肉厚に形成することができ、振動伝達率の比較的小
さい粘弾性ポリウレタンからなる積層芯板を肉厚に形成
することにより座席シートの振動伝達率を充分に低減す
ることができるので、自動車等の乗物のような振動環境
に適用した場合においても着座者は座席シートから振動
の伝播を受けることなく疲労を軽減することができる。
〔実施例〕
実施例について図面を参照して説明すると、1は座席
シート2の支持枠で、該支持枠1上の上縁間には複数の
連結具3‥によりスプリング部材4が平面状に張設され
ており、支持枠1の上縁とスプリング部材4の上面とに
亘って座席シート2が載置されていると共に、座席シー
ト2は表皮材5により被包され、かつ表皮材5の周縁部
を支持枠1に止着することにより座席が構成されてい
る。
しかして、座席シート2は弾性ウレタンフォームから
なるシート本体6と、その着座部の裏面に埋設された粘
弾性ポリウレタン製の上下二層の積層芯板7,8とにより
構成されており、各芯板7,8はそれぞれ薄厚の芯板本体
7′,8′とその下側に全体に亘って立設された多数の柱
体7″…,8″…とからなり、その結果として各芯板本体
7′,8′の下面全域に亘って連続した変形助成空隙層9,
10が形成されたものとなっていると共に、上層の芯板7
の各柱体7″…と下層の芯板8の各柱体8″…とはその
位置関係を相対変位させることにより、上層の芯板7の
変形助成空隙層9と下層の芯板8の変形助成空隙層10も
同様に相対変位して配設されたものとなっている。これ
ら積層芯板7,8に形成されている相対変位して配設され
た各変形助成空隙層9,10は、比較的に硬い粘弾性ポリウ
レタンにより構成されている積層芯板7,8に緻密にバラ
ンスされ滑らかな弾力性と共に面圧の均衡性を付与する
ためのものであり、したがって、積層芯板7,8の各変形
助成空隙層9,10を形成する多数の各柱体7″…,8″…は
円柱でも角柱でもよく、また、第3図及び第6図に示す
ごとく積層芯板7,8の下面にさらに薄厚芯板11が付設さ
れてもよく、要は積層芯板7,8に外力による変形の助け
となる着座面全域に亘って連続した空隙層が全体として
緻密にバランスして形成されておれば所期の機能を果す
ことができるものである。また積層芯板7,8は各変形助
成空隙層9,10の相対変位による緻密なバランスによって
弾力性が滑らかであると共に弾力性の向上が図られてい
るものであるから、座席シート2の支持をスプリング部
材4に代えて第4図乃至第6図に示すごとく金属板から
なるパン4′によっても所期の機能を果すことができる
ものである。なお変形助成空隙層9,10には弾性ウレタン
フォームが充填されていても同効の機能を果すことがで
きるものである。
〔発明の効果〕 本発明は、以上説明したように構成されているもので
あり、シート本体の着座部の裏面に積層状に埋設されて
いる粘弾性ポリウレタン製の芯板は、薄厚の芯板本体と
その下面全域に亘って立設された多数の柱体とからな
り、各芯板本体の下面全域に亘って連続した変形助成空
隙層が形成され、かつ積層相互の各芯板の柱体が相対変
位して配設されているものであるから、芯板は芯板本体
の下面全域に亘って連続して形成された変形助成空隙層
により平面的に変形し易く、座席シートの着座面の面圧
に均衡性を付与すると共に、積層芯板に相対変位して配
設され緻密にバランスされた各柱体により形成された各
変位助成空隙層によって滑らかな弾力性が付与されるた
め、長時間に亘る着座においても着座者は粘弾性ポリウ
レタン製の芯板に対する着座面の局部的な刺激を受ける
ことなく疲労の軽減化を図ることができると共に、粘弾
性ポリウレタン製の積層芯板は全体に亘り変位積層状に
形成された各変形助成空隙層により滑らかな弾力性が付
与されるものであるから、積層芯板を比較的に肉厚に形
成することができ、振動伝達率の比較的小さい粘弾性ポ
リウレタン製の積層芯板を肉厚に形成することにより座
席シートの振動伝達率を充分に低減することができるの
で、自動車等の乗物のような振動環境に適用した場合に
おいても着座者は座席シートから振動の伝播を受けるこ
となく疲労の軽減化を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は座席シー
トを縦断して示す斜視図、第2図は第1図のA−A線縦
断正面図、第3図は他の実施例を示す縦断正面図、第4
図は座席シートをパンに載置した場合の座席シートを縦
断して示す斜視図、第5図は第4図のB−B線縦断正面
図、第6図は同じく他の実施例を示す縦断正面図であ
る。 2……座席シート 6……弾性ウレタンフォームからなるシート本体 7,8……粘弾性ポリウレタン製の芯板 7′,8′……芯板本体 7″,8″……柱体 9,10……変形助成空隙層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−183790(JP,A) 実公 昭11−1425(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 7/18 B60N 2/44 B68G 5/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性ウレタンフォームからなるシート本体
    の着座部の裏面に、薄厚の芯板本体とその下面全域に亘
    って立設された多数の柱体とからなる粘弾性ポリウレタ
    ン製の芯板が積層状に埋設され、前記各芯板本体の下面
    全域に亘って連続した変形助成空隙層が形成されている
    と共に、積層相互の前記各芯板の柱体が相対変位して配
    設されている座席シート。
JP26839589A 1989-10-16 1989-10-16 座席シート Expired - Lifetime JP2942993B2 (ja)

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GB9500843D0 (en) * 1995-01-17 1995-03-08 Allaway Michael B Pressure relieving supports
FR2795371B1 (fr) * 1999-06-25 2001-09-14 Faure Bertrand Equipements Sa Siege muni d'une partie en mousse viscoelastique
US6602579B2 (en) 2000-01-11 2003-08-05 Tempur World, Inc. Cushion
US6866915B2 (en) 2000-01-11 2005-03-15 Tempur World, Llc Cushion
CA2885402C (en) 2012-07-27 2020-08-18 Tempur-Pedic Management, Llc Body support cushion having multiple layers of phase change material

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