JP2909332B2 - 膨化中空菓子の製造方法 - Google Patents

膨化中空菓子の製造方法

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    • A23L7/122Coated, filled, multilayered or hollow ready-to-eat cereals

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、膨化中空菓子の製造方
法に関するものであり、特に膨化中空菓子生地に油性菓
子生地を注入したクリスピーな食感を有する膨化中空菓
子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、穀物原料を使用して中空菓子
生地を作り、チョコレート、油性クリーム等の油性菓子
生地を中空針を用いて注入して得られる油性菓子生地注
入中空菓子の製法としては、小麦粉等の穀物原料と調味
原料、水を混練してビスケット生地を作り、この生地を
シート状に成型し、2枚合わせした後、焼成して中空菓
子生地を作る。そしてこの中空菓子生地の内部に油性菓
子生地を注入して油性菓子生地注入中空菓子とするもの
である。一方、特公昭61-11573号の「膨化中空菓子の製
造方法」には、種実類または澱粉質膨化物の油性菓子生
地被覆物あるいは油性菓子生地成型物よりなる中心物の
表面を膨化性のある澱粉質粉と水性糖液で被覆し、フラ
イ処理することによって膨化中空菓子を製造する方法が
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におけ
る前者の方法は、その中空菓子生地内部にチョコレー
ト、クリーム生地等の油性菓子生地を中空針を使用して
注入することが可能であるが、その菓子生地がビスケッ
ト生地であるためにザクザクした重たい食感のものとな
る。また、後者の方法では、中空生地部はクリスピーな
食感のある生地が得られる。しかしながら、この方法に
よる中空菓子生地や新アラレ製法で作られたスナック生
地を中空成型した生地等に、常温では成型が不可能な流
動性油性菓子生地を中空針を使用して注入すると、中空
針の注入力の衝撃に耐えられず中空菓子生地部は破損
し、製造することが不可能となる欠点を有する。
【0004】本発明は、膨化中空菓子の製造技術に関す
る上記の従来技術の現状並びにその問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、ビスケット生地のような
ザクザクとした、かつ重い食感ではなく、さらに油性菓
子生地を中空針を使用して膨化中空菓子生地に注入して
も破損することなく製造することができて、その製品が
クリスピーな食感を有する油性菓子生地を注入した膨化
中空菓子の製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】本発明者ら
は、上記の課題の解決について鋭意研究したところ、穀
粉、澱粉、調味原料、仕込水を混合した混合原料を蒸煮
して蒸煮生地を調製する際に、仕込水量や蒸煮に使用す
る蒸気の蒸気圧等を調節することにより、適切な比重を
有する乾燥型抜き成型生地を調製することに着目した。
【0006】本発明は上記の知見に基づくものであり、
その要旨は、穀粉、澱粉、調味原料、仕込水を混合した
混合原料を蒸煮して蒸煮生地を調製する工程と、該蒸煮
生地を1軸ミキサーまたは2軸ミキサーに投入して、攪
拌しながら該生地に空気を混入する工程と、該空気混入
蒸煮生地をシート状に成型した後、該シートを2枚重ね
合わせて型抜き成型生地を調製する工程と、該型抜き成
型生地を乾燥して比重が1.18〜1.25の乾燥型抜き
成型生地を調製する工程と、該乾燥型抜き成型生地を熱
風処理して膨化することを特徴とする膨化中空菓子の製
造方法と、熱風処理によって得られた膨化中空菓子生地
に中空針を使用して油性菓子生地を注入することを特徴
とする膨化中空菓子の製造方法である。
【0007】本発明に用いる穀粉原料としては小麦粉、
ライ麦粉、米粉等の一般に菓子原料として使用される穀
粉原料である。また、澱粉原料としては馬鈴薯澱粉、小
麦粉澱粉、コーンスターチを使用することができる。さ
らに調味原料としてはアミノ酸調味料、砂糖、食塩等を
使用することができる。これらの穀粉原料、澱粉原料、
調味原料を1軸蒸煮機に投入するが、蒸煮機としては1
軸攪拌羽根を有し、蒸煮機の内部に蒸気を送入すること
ができる機種を使用する。上記の穀粉原料、澱粉原料、
調味原料の他に仕込水を投入するが、この仕込み水は、
穀粉原料、澱粉原料、調味原料の混合原料100重量部
に対して45〜60重量部とすることが好ましい。45
重量部未満では蒸煮生地内に空気を混入することが充分
にできないからであり、60重量部以上では蒸煮生地が
柔らか過ぎてシートに成型することが難しいからであ
る。
【0008】次に、仕込水量と蒸煮生地のシート成型状
況等との関係を調べた結果を表1に示す。
【表1】
【0009】上記の表1の仕込水量は、混合原料100
重量部に対する仕込水の重量部を示す。つぎに比重と空
気混入量について説明する。後述の表3に示す割合で配
合した混合原料を1軸蒸煮機に投入し、380m/分の
周速度で回転した状態でゲージ圧4kg/cm2の蒸気
を通して18分間蒸煮する。ついでこの蒸煮生地を通常
の1軸ミキサーに投入し、攪拌羽根の周速度を310
/分として2分間攪拌して空気を蒸煮生地中に混入す
る。そしてこの空気混入蒸煮生地を1.2mmの厚さで
シート状に成型し、このシートを2枚重ね合わせて型抜
き成型生地を調製する。この型抜き成型生地を50℃の
温風を送風して乾燥した。空気混入量は、この乾燥型抜
き成型生地(以下これを乾燥生地ペレットまたは単独に
ペレットという)を、0.02毎に比重値を調整した食
塩水中に投入し、ペレットの浮き沈みの状況を観測し
て、空気混入処理ペレットの比重を求める。そして得ら
れたペレットの比重と上記の空気混入処理を行わないで
シートを成型し、型抜き成型した型抜き成型生地を乾燥
して得た、空気混入の無い乾燥生地ペレットの比重値か
ら下記の計算式で空気混入量を算出して。 (空気混入無処理ペレット比重−空気混入処理ペレット比重)×100 空気混入量=───────────────────────────── (空気混入処理ペレット比重)
【0010】次に、表1においてシート成型状況は、蒸
煮生地をロールにてシートに成型し、乾燥する工程での
作業性を示している。また製造可能性評価は、蒸煮生地
中の空気混入量が4容積部以上で、かつシート成型状
況、即ち、蒸煮生地をシートに成型する時に、その生地
が成型ロールに巻き付く等の現象が発生することなく、
さらに以後の工程の乾燥コンベアーにも付着することも
なく良好な条件を兼ねている状態を、製造可能性評価良
好とした。そして、上記の計算式で求められた空気混入
無処理ペレット100容積部に対して、空気混入量が4
容積部未満では膨化中空生地は硬く、好ましい製品では
なかった。一方、仕込水量が60重量部以上では、蒸煮
生地をシートに成型する時、その生地が柔らかく、べた
ついて成型ロールに巻き付き、さらに乾燥コンベアーに
付着する等の理由で製造することが難しい。表1に示す
ように、製造可能性判定が良好な仕込水量は、混合原料
100重量部に対して45〜60重量部が好ましい。
【0011】そして、蒸煮条件としては、1軸蒸煮機内
部にゲージ圧3kg/cm2(以下蒸気圧はゲージ圧とし
て示す)以上で5kg/cm2未満の蒸気を6〜20分間
送入することが好ましい。3kg/cm2未満では原料
を充分に蒸煮することができず、製品の膨化度が低く好
ましくない。また5kg/cm2以上でも蒸煮すること
は可能であるが、安全性や経済性の面で好ましくない。
さらに、蒸煮時間は6分未満では蒸煮が不十分で製品の
膨化が不足する。一方、20分以上では製品の膨化が不
足する傾向が表れる。表2に蒸煮時間、蒸煮に使用した
蒸気圧力、乾燥生地ペレットの膨化度の関係を示す。
【0012】
【表2】
【0013】上記の表2において蒸煮時間は、1軸蒸煮
機内に2.5〜5kg/cm2の蒸気を送入した時間を示
す。以下表1に示す条件並びにその説明に則って蒸煮、
空気混入処理、シート成型、型抜き、乾燥して、乾燥生
地ペレットを製造して試験試料とした。また、ペレット
の膨化度は表3に示す配合原料を上記の条件で蒸煮し、
その蒸煮生地をロールを用いて1.2mmの厚さのシー
トに成型し、そのシート生地2枚を重ね合わせた後、直
径23mmの丸型ペレット状に型抜きする。そしてその
型抜き成型ペレット生地に50℃の温風を送風して乾燥
し、乾燥生地ペレットの水分を11重量%とした。この
ようにして得た乾燥生地ペレットを、荒川鉄工製のジェ
ットエアー式膨化機に投入して、240℃の熱風を当て
て膨化する。そして膨化製品の丸型ペレットの直径と垂
直方向の膨化寸法mmをもって膨化度とした。
【0014】
【表3】 表1、2の試験に使用した蒸煮試験原料配合
【0015】上記の表1、2を総合すると、蒸煮機に3
〜5kg/cm2の蒸気を送入し、6〜20分間の蒸煮
を行うことが好ましく、乾燥生地ペレットの比重が1.
18〜1.25で、乾燥生地ペレット100容積部に対
して空気を4〜10.17容積部混入することが好まし
い。そして混入空気量が4容積部未満の場合は、膨化中
空菓子生地の食感は硬く、クリスピーな食感のものとな
らない。一方、10.17容積部を超える場合は、得ら
れる膨化中空菓子生地の食感がもろく、クリスピーなも
のとならないので好ましくない。次に、表4に空気混入
処理の有無と乾燥生地ペレットの比重、空気混入量、膨
化製品の硬度等との関係を示す。
【0016】
【表4】
【0017】表4中の蒸煮条件は、蒸煮蒸気圧と処理時
間を示す。また、空気混入処理の有無は、表1で説明し
た方法で処理した。そして空気混入量は前記の算定式か
ら算出し、空気混入無処理ペレット100容積部に対す
る混入空気容積部として示した。また、膨化製品の硬度
は、乾燥生地ペレットを荒川鉄工製ジェットエアー式膨
化機を使用して240℃の熱風を当てて膨化した膨化中
空菓子生地を、2mm直径の円柱状針を装着した不動工
業製NRM-201J-CW型レオメーターを使用して、1分間3
0mmの速度で硬度を測定した時の値を示す。
【0018】表4の試験において乾燥生地ペレット比重
が1.18未満、空気混入量が10.17容積部を超える
空気量を混入する乾燥生地ペレットは、膨化中空製品と
した場合に食感が軽すぎてクリスピーな食感が得られな
い。一方、乾燥生地ペレットの比重が1.25を超え、
空気混入量が4容積部未満のものは、膨化中空製品に中
空針を使用して油性菓子原料を注入した場合に、中空膨
化菓子生地が破損するので製品とすることができない。
そして、この中空膨化生地は食感が硬く、クリスピーな
食感を有する好ましい製品とはならない。
【0019】次に、表4の膨化製品の硬度の項に示すペ
レット比重1.15の乾燥生地ペレットを、熱風を当て
て膨化中空菓子製品にしたものの硬度は、250g重と
柔らかくクリスピーな食感はない。一方、乾燥生地ペレ
ットの比重が1.18〜1.25のものを膨化したものの
膨化中空菓子製品は、硬度が400〜600g重で、ク
リスピーな食感であり、かつ油性菓子原料を中空針を使
用して注入しても膨化中空菓子生地を破損することなく
良好な製品が得られた。さらに、乾燥生地ペレット比重
が1.25を超えるペレットから得られた膨化中空菓子
生地は、クリスピー感がなく硬度600を超える硬い製
品となる。そして、後述の表5に示す官能評価の面にお
いても不評であり、また中空針を使用して油性菓子生地
を注入しても中空針の注入衝撃力に耐えられず製品が破
損して製品とすることができなかった。
【0020】表5に膨化中空菓子の硬度と嗜好性、油性
菓子生地を注入した時の耐衝撃性との関係を示す。
【表5】
【0021】表5において、膨化菓子生地の硬度は表4
の説明で示した方法で測定した。その測定試料と同一の
試料を食品嗜好調査専門パネラー30名により調査した
結果を官能評価の項に示した。評価点は下記の基準で3
0名のパネラーの平均評価点を示した。 評価基準点 5 クリスピー感あり、大変好評 4 クリスピー感あり、好評 3 クリスピー感あるも、まずまず 2 クリスピー感が弱く、不評 1 クリスピー感が全くなく、著しく不評 また、耐衝撃性は直径3mmの中空針を使用して油性菓
子生地であるチョコレートを膨化中空菓子に注入した時
の破損状況を示し、耐衝撃性ありは100粒の中空膨化
菓子生地に中空針を注入した時、破損品が3粒以下の状
態を示す。一方破損とは、中空針を100粒に注入した
時、30粒以上破損する場合を示している。
【0022】
【実施例】以下実施例に基づいて説明する。 実施例1 小麦粉69重量部、コーンスターチ22重量部、食塩1
重量部、砂糖8重量部と仕込水50重量部を、1軸蒸煮
機(山本製作所製10Kタイプ)に投入し、380m/
分の周速度で回転した状態で4kg/cm2の蒸気を送
入し、18分間蒸煮した。得られた蒸煮生地を1軸ミキ
サーに投入し、5分間攪拌して空気を蒸煮生地に混入し
た。つぎにこの空気混入蒸煮生地をロールを用いて1.
2mmの厚さのシートに成型し、このシートを2枚重ね
合わせた後に、型抜きカッターで23mm直径に型抜き
成型する。この型抜き成型生地を50℃の温度で乾燥
し、水分を11重量%の乾燥生地ペレットとした。つぎ
にこのペレットを、比重を異にする食塩水中に投入して
比重を測定した結果、1.18であった。次に、この乾
燥生地ペレットを荒川鉄工製ジェットエアー式ドライヤ
ーFM−8816型に投入して、240℃の熱風を40秒間
送風して中空に膨化した。この膨化中空生地に3mm直
径の中空針を用いてチョコレートを注入したところ、こ
の膨化中空生地は破損することなく正常に製品とするこ
とができた。この膨化中空生地の硬度を、不動工業製レ
オメーターNRM201J−CW型で2mmの針を使用
し、毎分30mmの速度で侵入させて硬度を測定した結
果、400g重であり、クリスピーな食感を有する良好
な膨化中空菓子が得られた。
【0023】実施例2 ライ麦粉39重量部、小麦粉30重量部、コーンスター
チ22重量部、食塩1重量部、砂糖8重量部と仕込水5
0重量部を、実施例1と同様にして1軸ミキサーによる
空気混入操作を2分間実施し、以後実施例1と同様の操
作で乾燥生地ペレットを得た。この乾燥生地ペレットの
比重を前記の方法によって測定したところ1.25で、
空気混入量は4容量部であった。次にこの乾燥生地ペレ
ットを実施例1に記載の方法で膨化したところ、膨化中
空菓子生地は600g重の硬度を有し、チョコレートを
注入するための直径3mmの中空針を使用しても膨化中
空菓子生地は破損せず、クリスピーな食感を有する製品
が得られた。
【0024】
【発明の効果】本発明は、穀粉等の混合原料を蒸煮して
蒸煮生地を調製し、この蒸煮生地をミキサーに投入し
て、攪拌しながら空気を混入させ、さらにこの空気混入
蒸煮生地をシート状に成型して、これを2枚重ね合わせ
て型抜き成型生地を調製し、つぎにこの型抜き成型生地
を乾燥して比重が1.18〜1.25の乾燥型抜き成型生
地を調製し、これを熱風処理して膨化することと、さら
に熱風処理して得られた膨化中空菓子生地に中空針を使
用して油性菓子生地を注入することからなる膨化中空菓
子の製造方法であるが、本発明による膨化中空菓子は、
ビスケット生地のようにザクザクとした、かつ重い食感
ではなく、クリスピーな食感を有するものとなる。そし
て、油性菓子生地を中空針を使用して膨化中空菓子生地
に注入しても破損することなく製造することができるの
で、その製品がクリスピーな食感を有する油性菓子生地
を注入した膨化中空菓子を製造することができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−313544(JP,A) 特開 昭63−32448(JP,A) 特開 平2−207744(JP,A) 特公 昭61−11573(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23G 3/00 - 3/32 A21D 13/08 A23L 1/00 A23P 1/10 A23P 1/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀粉、澱粉、調味原料、仕込水を混合し
    た混合原料を蒸煮して蒸煮生地を調製する工程と、該蒸
    煮生地を1軸ミキサーまたは2軸ミキサーに投入して、
    攪拌しながら該生地に空気を混入する工程と、該空気混
    入蒸煮生地をシート状に成型した後、該シートを2枚重
    ね合わせて型抜き成型生地を調製する工程と、該型抜き
    成型生地を乾燥して比重が1.18〜1.25の乾燥型抜
    き成型生地を調製する工程と、該乾燥型抜き成型生地を
    熱風処理して膨化することを特徴とする膨化中空菓子の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 蒸煮生地を調製する工程において穀粉、
    澱粉、調味原料からなる混合原料100重量部に対して
    仕込水を45〜60重量部の割合とし、これを一軸蒸煮
    機に投入し、蒸気圧がゲージ圧で3〜5kg/cm2の
    蒸気を、6〜20分間蒸煮することを特徴とする請求項
    1に記載の膨化中空菓子の製造方法。
  3. 【請求項3】 穀粉、澱粉、調味原料からなる混合原料
    100重量部に対して仕込水を45〜60重量部の割合
    とし、これを1軸蒸煮機に投入し、蒸気圧がゲージ圧で
    3〜5kg/cm2の蒸気を、6〜20分間蒸煮して蒸
    煮生地を調製する工程と、該蒸煮生地を1軸ミキサーま
    たは2軸ミキサーに投入して、攪拌しながら該生地に空
    気を混入する工程と、該空気混入蒸煮生地をシート状に
    成型した後、該シートを2枚重ね合わせて型抜き成型生
    地を調製する工程と、該型抜き成型生地を乾燥して比重
    が1.18〜1.25の乾燥型抜き成型生地を調製する工
    程と、該乾燥型抜き成型生地を熱風処理して硬度が40
    0〜600g重の膨化中空菓子生地を調製する工程と、
    該膨化中空菓子生地に中空針を使用して油性菓子生地を
    注入することを特徴とする膨化中空菓子の製造方法。
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