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ナイロンのマルチフイラメントアパレルヤーンの改良
JP2897143B2
Japan
- Other languages
English - Inventor
ベンジヤミン・ヒユーズ・ノックス フランシス・ジヨセフ・マロン・ジユニア ゲイリイ・ダグラス・ミロソビッチ フランク・ハドソン・オーバートン ロナルド・エドワード・スチール ポール・グレゴリイ・ズミック - Current Assignee
- EIDP Inc
Description
translated from
ル(apparel)糸、特に例えばメリヤスのための組織化
(texture)されたナイロン糸に、並びに部分的に配向
したナイロン(特にPOY又はPONとして言及)の延伸組織
化供給糸(即ちアパレル糸を製造するための中間糸)、
POYを(重合及び高速溶融紡糸により)製造し且つ例え
ば延伸組織化及び他の方法により使用するためのそのよ
うなアパレル糸の製造法、及び上記糸から作られた製品
に関する。
剤例えばナイロン6単量体又は2−メチル−ペンタメチ
レンアジパミド単量体を、ナイロン66POYを製造するた
めにナイロン66の高RV重合体中に添加する場合、特にメ
リヤスに使用する際のかさ高な糸を製造するための延伸
組織化において、単独重合体のナイロン66POYに優る予
期を越えた下流の利点が得られる。
(しばしばナイロン66として言及)は最近その誕生50年
の祝いをした。そのような糸の重要な用途は例えばメリ
ヤスのようなアパレルを製造するための組織化したマル
チフイラメント糸としててである。多くの目的の場合、
組織化した糸に期待されるものは高いかさ高さである。
ここ数年、これらのかさ高な組織化された糸は商業的に
2段階で製造されてきた。即ち第一工程において、ナイ
ロン重合体をフイラメントに溶融紡糸し、これを延伸組
織化のための供給糸(又は中間体)(特に延伸組織化供
給糸に対してDTFYとして記述される)である部分的に配
向した糸(時にPOYとして記述される)として糸パッケ
ージに高速で巻きとり(3000m/分)(mpm)程度の、所
謂高速紡糸し);次いで別の工程において、供給糸を商
業的な組織化機で延伸組織化する。これらの方法はいく
つかの文献に、例えばアダムス(Adams)の1976年発効
の米国特許第3,994,121号に記述されている。いろいろ
な種類のPOYの延伸組織化は商業的に10年以上にわたっ
て非常に大規模で行なわれ、このこのことが組織化機の
改良をうながした。即ち組織化機はある期間1000mpmよ
り十分大きい速度能力を有した。しかしそのような高速
では、主に商業的に存在しているナイロンPOY自体の制
限のために所望のかさ高なナイロン66糸を得ることは困
難すぎることがわかった。斯くして米国では所望のかさ
高なナイロン糸を製造するために、ナイロンPOYはいく
年かの間1000mpmより十分低い、即ちかなり高速で運転
できる組織化機の能力よりも十分低い速度で商業的に組
織化されてきた。
4,583,357号及び第4,646,514号においてそのような糸と
その部分的に配向したナイロン(チヤンバーリンはPON
として言及)を経る製造法を議論している。これらのチ
ヤンバーリンの特許の開示は、本発明の観点の背景とし
て本明細書に参考文献として引用される。
ル用に対する従来通常のそれよりも十分大きくすること
による改良された(PON)紡糸法と生成物を開示してい
る。ナイロン糸の分子量はASTM D798−81法に従い、90
%ぎ酸を用いる相対粘度(RV)によって測定される。ア
パレル糸は15〜250デニルのナイロン66であり、このア
パレル糸に対するデニル範囲は異なって製造され且つ加
工され且つ異なった(より高い)デニルのものであるナ
イロンカーペット糸に対して用いられるものと相対的で
あり、そしていくつかのそのようなカーペット糸は従来
ナイロンアパレルに対するものよりも高いRVのものであ
った。チヤンバーリンはアパレル糸を製造する時に通常
であるよりも高いRVを用いる出費及びいくつかの難点を
言及している。チヤンバーリンのより高いRVは46以上、
好ましくは53以上、及び特に60以上、80まで(ナイロン
66の場合)であった。チヤンバーリンは公称38〜40の重
合体RVを有する糸に優るそのような糸の利点を比較し
た。チヤンバーリンは2200mpmよりも高速、即ち5000mpm
程度の高速での紡糸によるPONの製造を開示している。
チヤンバーリンはこの高RVの高速で紡糸したPON供給糸
を、21/2mの1次加熱機を225℃で及び京セラ製セラミ
ックデイスクを含むバーマグ(Barmag)のデイスク組立
て物を約1.95のD/Y比で用いるバーマグFK6−L900型組織
化機でいかに750〜800mpmで延伸組織化するかを記述し
ている(名称の通り、バーマグFK6−L900組織化機はそ
れ自体900m/分で、即ちチヤンバーリンの開示するより
も高速で運転でき;均一な高速で運転しうる組織化機が
商業的に数年間普及してきた)。チヤンバーリンは過度
に切断したフイラメント[フレイズ(frays)]なしに
或いはこれらの条件下での糸の破断なしに40RVの通常の
糸に対するものよりも良好な捲縮発現値(crimp develo
pment value)を得た。
速度において)供給ロール速度、斯くして偽ねじり域に
おける[「サージング(surging)」を避けるために]
安定化に対して十分高く且つ(過度な)フイラメントの
切断を避けるために十分低くあるべきである延伸組織化
ストレス及び張力を調節することによって変化させうる
運転できる組織化張力範囲を説明した。即ち運転しうる
張力範囲内において「最大組織化張力」で運転すること
により最大の捲縮発現を得るべく調節した。斯くして例
え供給糸が与えられた速度で及び他の特定の条件下に満
足裏に組織化しうるとしても、操作しうる組織化張力範
囲は全く狭い。狭い組織化範囲(又は「ウインドウ」)
は、組織化機を制限するので商業的に欠点である。
即ち図には系統的な組織化張力が組織化速度に対してプ
ロットしてある。組織化速度VLで運転する時、ねじの挿
入に先立つ平均張力(プレデイスク張力T1として言及)
は大きい点で示されるが、実際のアロング−エンド(al
ong−end)張力T1は張力の分布、即ちT1±ΔT1(但しΔ
T1は張力の標準偏差の約3倍を表わす)によってより正
確に表わされる。それ故に、安定な組織化工程は、最小
の張力(T1−ΔT1)が平均のプレデイスク張力(T1)よ
りもむしろサージングを防ぐのに十分高いということを
必要とする。例えば組織化速度を増大させるだけで組織
化速度をVLからVHまで上昇させると(経路Aして表
示)、平均の組織化張力が許容しうるように見えるけれ
ど、この方法はT1が低下した時に不安定となり、サージ
ングが起こるであろう。実際上、組織化速度の増加は、
組織化延伸比を増加させて平均T1を増大させることによ
って達成される。(経路Bを参照)。そのような高延伸
比はサージングを回避し、安定な組織化工程を提供する
けれど、現在組織化機はより低いかさ高さを与え、また
ねじり機を介しての組織化張力の上昇のために、フイラ
メントの破断を経験することさえある。ポストデイスク
張力(T2)は普通プレデイスク張力(T1)より大きい。
第1図においてこのより高い値は2′によって示され
る。かさ高さを増大させ且つフイラメントの切断をなく
すために、組織化機はT2張力を、2′から2で示される
より低い点まで低下させねばならない。これはプレデイ
スク張力(T1)を僅かに増加させ、且つポストデイスク
張力(T2)をかなり減少させる、従ってT2/T1比を低下
させる相対的なデイスク対糸の速度比(D/Y)を増大さ
せることによって普通達成される。一層高いD/Y比と関
連して、デイスクの摩耗や糸の摩損が増大する。他の随
意は、普通温度の上昇につれてポストデイスク張力した
(T2)がプレデイスク張力(T1)よりも大きく低下する
から、組織化温度を上昇させることである。この随意
も、それがねじり挿入中「熱い」糸の張力強度を減じ且
つフイラメント切断の可能性を増大させるので望ましく
ない。
熱板の温度の均衡は、「組織化ウインドウ(tecturing
window)」と言及され、第1図に示されるように与えた
組織化機の形体に対して組織化速度の増大と共に狭くな
る。またフイラメントの切断が起こり且つ工程が中断さ
えもする張力の上限とサージングが起こり且つ貧弱なア
ロング−エンド(along−end)が糸を均一に組織化しな
い張力の下限とが存在する。
を、普通のナイロン66のジ酸及びジアミド単量体に混入
すると、上述した高RVナイロン66のマルチフイラメント
延伸組織化供給糸の組織化性能が更に改善しうるという
ことが発見された。好適な2官能共単量体はε−カプロ
ラクタム及び2−メチル−ペンタエチレンジアミン及び
アジピン酸から生成する単量体単位であり、後者は後に
記述するように特に好適である。ε−カプロラクタム
は、チヤンバーリンによると彼の目的に対してナイロン
66より劣るものとして記述されているナイロン6単独重
合体の製造に対する単量体である。2−メチル−ペンタ
メチレンジアミン及びアジピン酸から生成する単量体単
位は繊維に対して使用されていないと思われる。しかし
ながら本発明の組織の挙動は、本明細書で議論するよう
にナイロン66単独重合体の繊維よりも予期を越えた利点
を有する。簡便のために、本明細書においては時に、ε
−カプロラクタムからの少量のε−アミノカプロン酸単
量体が(6ジ酸単量体から及び6ジアミン単量体からの
単量体単位を含有する)ナイロン66重合体鎖に沿ってラ
ンダムに分布していると理解されるけれど、ε−カプロ
ラクタム添加剤の使用はナイロン6の導入として言及す
ることができる。他の単量体単位もランダムに分布して
いてもよい。また簡便のために、特に実施例及び図面に
おいて繊維の性能を比較する場合、ε−アミノカプロン
酸単量体単位を導入した本発明の繊維はN66として言及
される単独重合体と区別するためにN6、66と言及するこ
とがある。同様に2−メチル−ペンタメチレンジアミン
(MPMD)及びアジピン酸からの単量体単位を導入した本
発明の繊維はMe5−66として言及され、またジアミン及
びアジピン酸から生成する単量体単位(2−メチル−ペ
ンタメチレンアジパミド)はMe5−6として言及するこ
とがある。本発明はいずれの理論によっても限定される
ものではないけれど、少量の単量体添加剤例えばナイロ
ン6又はMe5−6は、それがナイロン66の単量体と僅か
に異なるが、水素結合しうる程度に同様であるという理
由で本発明の改良を提供すると推定する。従って単独重
合体N66に優る改良は、同様に水素結合しうる他の単量
体、即ち2官能性ポリアミド共単量体例えば他のジ酸共
単量体、ジアミン共単量体、アミノ酸共単量体又はラク
タム共単量体を用いることにより、或いは更にナイロン
66重合体と水素結合しうる非反応性添加剤、例えば7−
ナフトトリアジニル−3−フエニルクマリンを用いるこ
とにより得られるものと思われる。
及び約70〜約100%伸張(Eb)の供給糸を約200〜約240
℃の温度で延伸テクスチヤー化して約35%以下好ましく
は30%以下の伸張のテクスチヤー化糸を与えることを含
む約50〜約80の相対粘度を有するテクスチヤー化したナ
イロン66マルチフイラメント糸を製造する際に、テクス
チヤー化速度が少くとも1900m/分好ましくは少なくとも
約1000m/分であり、供給糸が少量の2官能性ポリアミド
共重合体又はナイロン66重合体と水素結合しうる非反応
性添加剤を含有するナイロン66の重合体であり、そして
好ましくは上述した通りである該ナイロン66マルチフイ
ラメント糸の製造法が提供される。
約80のものである約15〜約250デニール及び約70〜約100
%好ましくは約75〜約95%伸張(Eb)の部分的に配向し
たナイロン66重合体マルチフイラメント糸であって、該
重合体が少量の好ましくは約2〜約8重量%の2官能ポ
リアミド共単量体又はナイロン66重合体と水素結合しう
る非反応性添加剤を含有し、そして糸が約0.8〜約1.2、
好ましくは約(140/Eb−0.8)〜約1.2g/dの延伸張力(D
T)を有する該ナイロン66重合体マルチフイラメント糸
が提供される。好適なこのような糸は、約3.5〜約6.5g/
dの延伸モジュラス(MD)、75℃及び延伸比1.35×で測
定して約1.0〜約1.9g/dの延伸ストレス(σD)、更に約
0.2〜約0.5の見かけの延伸エネルギー(ED)aで特徴づ
けられる。好適なそのような糸は、約100〜150℃、300m
g/予備張力下に、約0.05〜約0.15%/℃のTMA最大動的
伸張割合(ΔL/ΔT)MAX、及び300mg/dで測定した約3
×10-4〜7×10-4(%/℃)/(mg/d)の、ストレスに
対する(ΔL/ΔT)MAX/dσによっても特徴づけられ
る。
向したナイロン66重合体マルチフイラメント糸におい
て、60〜70のRVは特に好適である。Me5−6、66重合体
を用いる場合には50〜60のRVが好適である。
対粘度のナイロン66重合体を少くとも約4500m/分好まし
くは5000mpm以上且つ好ましくは高々6500mpmの紡糸引張
速度で溶融紡糸することによって約15〜約250デニルの
ナイロン66重合体のマルチフイラメント紡糸配向糸を製
造する際に、ナイロン66重合体が少量の2官能性ポリア
ミド共単量体又はナイロン66重合体と水素結合しうる非
反応性添加剤を含有する該マルチフイラメント紡糸配向
糸の製造法が提供される。好適な紡糸条件は重合体の融
点(Tm)以上20〜60℃、好ましくは20〜40℃の重合体押
出し温度(TP)である。直径が(D)が約0.15〜約0.30
mm、好ましくは約0.15〜約0.23mmであり、そして長さ/
直径(L/D)比が少くとも約1.75、好ましくは少くとも
約2、特に少くとも約3であり、表現L/D4の値が少くと
も約100mm-3、好ましくは少くとも約150mm-3、特に少く
とも約200mm-3であって比D2/dpfが約0.010〜0.045で与
えるような溶融物の先細りの程度を与える寸法の紡糸口
金キヤピラーリが用いられ、新しく溶融紡糸したフイラ
メントはRH約50%以上、特に少くとも約70%及び約10〜
約30℃の温度下の空気により、約10〜約50mpm、好まし
くは約10〜30mpmの流速で冷却され、フイラメントは紡
糸口金の表面から約75〜150cm、好ましくは約75〜125cm
の間で収束される。
好ましくは約30%以下及び相対粘度約50〜約80のテクス
チヤー化したナイロン66マルチフイラメント糸であっ
て、糸が少量の好ましくは約2〜約8重量%の2官能性
ポリアミド共単量体又はナイロン66重合体と水素結合し
うる非反応性添加剤を含有するナイロン66重合体から本
質的になる該ナイロン66マルチフイラメント糸が提供さ
れる。
たナイロン66重合体マルチフイラメント糸において60〜
70のRVが特に好適である。Me5−6、66重合体を用いる
場合、50〜60のRVが好適である。
生成物の使用法が順次明らかにされるであろう。
化速度に対してプロットしたグラフである。
である。
Yフイラメントを紡糸するための紡糸キヤピラリーを例
示する。
糸(N6、66及びMe5−6、6)、単独重合体ナイロン66
糸(N66)、及び単独重合体ナイロン6糸(N6)の性質
間の相違を例示する。
される次の方法で製造した。正確な条件及びその変化は
実施例で理解されるように正確な条件及びその変化が得
られるフイラメントに重要な影響を及ぼすということが
理解される。対照物及び発見のいくつかに対するそのよ
うな条件は全く予想できないものであった。
ミド共単量体を含むナイロン66は、単量体を適当な割合
で含有する水性「塩」溶液中での縮合重合で製造しう
る。単独重合体ナイロン66の製造に有用な方法は、塩溶
液に添加されたε−カプロラクタムを含むN6、66の製造
に適用することができる。Me5−6、66を製造するため
に、2−メチル−ペンタメチレンアジパミドを所望の重
量%(Me5−6%)で有する共重合体を製造するのに必
要なモル割合でヘキサメチレンジアミン(HMD)及び2
−メチルペンタメチレン(MPMD)を含むアジピン酸は塩
溶液を製造するために使用される。しかしながらMe5−
6、66の場合、より揮発性であるMPMDが反応するのに十
分長く溶液中に滞留するのを保証するために、普通のナ
イロン66法を改変することが一般に必要である。2−メ
チル−ポリメチレンジアミンは市販品であり、E.I.デュ
ポン社(Wilmington、Delaware)から商品名ダイテク
(DYTEKR)として売られている。
合体を容器1に導入し、通常の固相重合に供して(調節
された温度及び不活性な気体の条件下に水を除去するこ
とにより)そのRVを増大させた。得られた重合体を押出
し機2に移し、そこでこれを溶融し、溶融物を加熱した
供給糸3を通して複数のそれぞれ紡糸単位4(簡便のた
めに1つだけを図示)に供給した。所望により、より多
くの水を放出させることによって或いは与えられた溶融
温度で平衡な量より少ない水分を含む固相重合からのフ
レークを導入することによって、重合体のRVを押出し前
に5〜15RV単位だけ更に増大させることができ、これは
良好な結果を与えた。重合体の溶融物を、典型的には20
0〜600kg/cm2の全圧(ΔPT)、100〜300kg/cm2の濾過圧
(ΔPF)、0.6〜2.2g/cm2/分の還流速度、及び重合体
の融点(Tm)以上約20〜約60℃、好ましくは約20〜約40
℃の重合体押出し温度(TP)の条件下に、押出しパック
において濾過した。N6、66共重合体の場合、約280〜300
℃、特に約258〜295℃の重合体押出し温度(TP)は良好
な結果を与える。Me5−6、66共重合体の場合、約275〜
295℃、特に約275〜285℃の重合体押出し温度(TP)は
良好な結果を与えた。
を第3図に概略的に示す小さい紡糸口金をキヤピラリー
を通して押出す。即ち重合体を大きいキヤピラリーのカ
ウンター・ボア(counter bore)を通して、次いで長さ
(L、mm)及び直径(D、mm)の紡糸口金キヤピラリー
23を通して質量流速W(g/分)[=(デニル/フイラメ
ント/900m)×紡糸速度、mpm、即ちdpf×Vに比例]で
キヤピラリー21の入口に秤入した。紡糸口金キヤピラリ
ーのそのような寸法は、押出し速度(Vo mpm)[Voは
(dpf×V)/D2に比例]、溶融物の先細りの割合(V/V
o)[V/VoはD2/dpfに比例]、溶融物剪断割合(γ)
[γは(dpf×V)/D3に比例]、及びキヤピラリー圧
力降下(ΔPc)[ΔPcは(dpf×V)(L/D4)ηnに比
例]に影響し、従って紡糸性能、アロング−エンド均一
性、及び紡糸したフイラメントの最終的な繊維構造及び
物理性に重大な影響を示し、そして新しく押出されるフ
イラメントの紡糸速度(V)、フイラメントデニル、及
び冷却速度と一緒に注意深く選択しなかければならな
い。
周囲を容易に通過し且つ次いで排気系から除去される過
熱水蒸気の低流速によって単量体の付着及び酸素から保
護されている。単量体上記の除去中に新しく押出された
フイラメントの安定性を維持するために、横方向の冷却
空気を排気速度と均衡させるように特に調節し、斯くし
て最初の5〜15cmの間のフイラメントの真の動きが問題
よいようにする。所望により、新しく押出されたフイラ
メントは、強固な又は有孔性の遅延管によって乱流から
更に保護してもよい。
とも約50%、更に典型的には約70%、10〜30℃、更に典
型的には約20℃、そして横方向速度が典型的には10〜50
mpm、好ましくは10〜30mpmの有湿冷却空気7によって約
75〜150cmの距離にわたりガラス転移点(Tg)以下まで
冷却され、次いでスクリーン6によってストレイ室の空
気流から保護される。フイラメントは他に放射型急冷装
置で冷却してもよい。この場合には急冷空気の流速は、
横方向急冷によって達成される如き所望のアロング−エ
ンド均一性と糸の物理的性質を達成するように選択しな
ければならないのであろう。
プ適用機によって紡糸口金の表面から約75〜150cm、好
ましくは75〜125cmに存在する急冷室8の典型的には底
部において収束する。所望により、セラミック又は金属
ガイド或いは空気ジェットのような他の収束手段を用い
ることもできる。アロング−エンド均一性と糸の性質
は、所望の性質のバランスを達成するために、急冷空気
の温度及び流速と関連して選択される典型的には75〜15
0cmの距離にわたる収束長さ(Lc)によって影響され
る。
好ましくは秤量された仕上げ剤チップ適用機によって収
束したフイラメント束(現在は糸として示されている)
に適用される。紡糸仕上げ剤(糸に対して普通約0.2〜
1%、更に典型的には約0.4〜0.7重量%)は、4500〜65
00mpmの高紡糸速度(V)で紡糸パッケージに巻きとる
ために必要とされる糸と糸の摩擦を提供し、次いで高速
組織化における糸の紡糸パッケージからの均一な離脱を
可能にし、最後に高速組織化中に適当なねじりを挿入す
るために必要なフイラメント内摩擦を提供するように選
択される。次いで糸束は4500〜6500m/分で巻きとり機11
に直接移動する(これはゴデットレス(godetless)紡
糸として言及される)。また糸束は一組の駆動されたゴ
デット10を介して巻きとり機に移動させてもよい。フイ
ラメントのからみ合いは、9で示されるように巻きとり
前に適用されて、改良された巻きとり及び糸の離脱のた
めに十分なフイラメント内のもつれと全体的な糸の接着
を与える。しかしながらこのからみ合いの程度は組織化
中の均一なねじりの挿入を邪魔するほど高程度であって
はならない。約10〜15cmのフイラメントのからみ合いの
程度は25〜55デニルの供給糸に対する高速組織化にとっ
て適当であることが判明した。適当なねじりの挿入のた
めに必要な糸の接着性及びフイラメント間移動のバラン
スを達成するために必要とされるからみ合いの程度は、
用いる紡糸仕上げ剤の種類及び量並びにねじり挿入の種
類、例えば軟い又は硬い摩擦ねじりデイスクによっても
影響されよう。
定化のための中間的な又は後での熱処理を必要としな
い。糸はその物理性を改変するために、アダムス(Adam
s)の米国特許第3,994,121号或いは他の技術的に開示さ
れた方法により、巻きとり前に例えば水蒸気で熱処理し
てもよい。そのような処理は低速で紡糸配向した(POY
又はPON)糸に対して必要とされたようなパッケージの
安定性又は高速の糸離脱のためには必要とされない。許
容しうるパッケージの製造及び糸の離脱に対して必要な
巻きとり張力は公知の手段で付与される。
場合、フイラメントの直径が短距離で劇的に減少し且つ
フイラメントの細くなる高速の急な増大と関係する急冷
室には狭い領域が存在する。この現象はしばしば「ネッ
ク−ダウン」領域として言及される。重合体鎖の配向及
び結晶化はネック−ダウン中又はその直後に起こる。押
出し点からネック−ダウンまでの距離(Ln)は普通75〜
150cmであり、工程の因子例えば紡糸速度、フイラメン
トのデニル、重合体の粘度、重合体の温度、押出し速
度、急冷空気の温度、急冷空気の速度などに依存する。
1.25×Ln以下である。距離Lnのわたる先細りの平均速度
は凡そ(V−Vo)/Lnで表現できる。一般により早い先
細り速度は、より高い延伸張力(DT)とより低い破断伸
張(Eb)によって示されるように重合体の分子鎖配向を
増大させる。溶融物の先細りの程度は、最終の紡糸速度
(V)と最初の押出し速度(Vo)の比で与えられD2/dpf
に比例する。先細りの平均の程度及び速度の適切な選択
は本発明のアングロ−エンド均一性及び糸の物理性のバ
ランスを達成するために考慮しなければならない。
3・4(他だしMwは重合体の重量平均分子量)に比例し且
つ重合体温度(TP)に逆比例する重合体の相対粘度(R
V)、及び重合体の紡糸口金キヤピラリーを通る剪断速
度(γ)によって決定される。ここにηmはアレニウス
の表現exp(A/T)に比例し、そしてAは与えられた重合
体程に対する定数である。約4000〜4500m/分によりも大
きいVの高紡糸速度及び約40〜45の重合体RVにおいて、
溶融粘度ηmのRVの増大による増加は、結晶化を増加さ
せ且つ非結晶領域の配向を、驚くべき程度まで及び驚く
べきことに紡糸速度V及びRVの選択された範囲にわたっ
てだけ減少させる。しかしながら溶融粘度(ηm)の他
の手段、例えばより低い重合体温度及び剪断速度による
増加は、より高い延伸張力及びより低い破断伸張(Eb)
によって示されるように重合体鎖の配向を増加させるこ
とが発見された。それ故に重合体RVばかりでなく、重合
体温度及び剪断速度を適切に選択して、期待する重合体
鎖の配向と結晶化のバランス、即ち本発明の糸の延伸張
力と破断伸張のバランスを達成することが望ましい。
紡糸生産性(Ps)[Ps=V×RDR、但しRDR=1+Et%/1
00]ばかりでなく、より機の生産性を改善する改良され
た供給糸を提供する改良された紡糸工程によるより機の
組織化生産性(Pt)[PtはVtに比例]を最大にする商業
的に実行可能な方法を提供することである。紡糸速度の
増加は、常に紡糸生産性の増大に対する主要な要素であ
る。これは普通得られる供給糸の伸張を減じ、これが説
明されるようにしばしば組織化機の生産性を減ずる。
まで延伸される供給糸の製造の場合、供給糸デニル(デ
ニル)fは、期待する最終の延伸組織化デニル(デニ
ル)tは並びに延伸糸に残こる残留破断伸張に依存す
る。組織化された糸のデニル(デニル)tはより機によ
って決定され、ファッションや機能の理由から変化させ
うる。また組織化した糸の最終糸の性質例えばモジユラ
ス、破断強度、及びある程度までかさ高さは、普通25〜
35%、好ましくは28〜32%程度であり且つ繊維製造者が
適合する供給糸を与えるのに必要とする生成物の特定事
項として考えられる組織化した糸の破断伸張によって決
定される。それ故に、本発明の供給糸の破断伸張(Eb)
tの増大がより機の生産性の観点から有利であるという
理由が理解されよう。
重合体と水素結合しうるもの、即ちカプロラクタム)を
含有させることは、実施例1で示されるように、ナイロ
ン66供給糸の破断伸張を増大させるばかりでなく、与え
られた破断伸張(Eb)fに対して延伸張力(DT)を減ず
る、即ちかさ高さを失い又はフイラメントの切断が起こ
る前に供給糸を高組織化速度で所望の25〜35%の最終伸
張まで完全に延伸するのを容易にするという驚くべき利
点を与える。これらの結果は対応するナイロン6及びナ
イロン66単独重合体の個々の挙動からは予想されない。
高分子量のナイロン66の重合体鎖中にランダムに導入さ
れたナイロン6のカプロラクタムがナイロン66単独重合
体のものと異なり、またネットワークの伸張性を増加さ
せ且つ伸張に必要とされる力を低下させるような具合に
結晶間重合体鎖ネットワークを変える準安定性の水素結
合点源として挙動すると推定される。
れてMe5−6、66コポリアミド繊維を与えるナイロン66
重合体から製造される延伸組織化した供給糸は、特に約
10%のMe5−6の濃度において及びより低いRVから紡糸
して貯蔵期間に付随するオリゴマー付着割合の傾向を減
ずることが望ましい場合に好適である約50〜60のより低
い重合体RVにおいて、与えられた紡糸速度に関し、ナイ
ロン66単独重合体単独で得られるものよりも延伸張力
(DT)を減じ且つN6、66コポリアミドよりも延伸張力
(DT)を減少させる。MPMDがより完全にアジピン酸と重
合するからであると思わせることであるが、重合体中に
低分子重合体(オリゴマー)がより少ないということが
発見されたから、ナイロン6の場合のように紡糸中に単
量体の放出される難点は存在しない。このことは、N6改
変のナイロン66糸に対する2〜8%という好適な限界と
比べて、低収縮の組織化された糸が望ましい場合に10%
以上から約20%までのMe5−6を、高収縮の組織化され
た糸が望ましい場合に約35〜40%までのそれを可能にす
る。N6、66と違ってMe5−6、66は、与えられた延伸張
力に対して認めうる延伸(Eb)の増加を示さず、またN
6、66とN66に対して得られるものの間の紡糸生産性を有
する(参照第6及び14図)。ナイロン6と同様にMe5−
6のN66重合体への導入は水素結合点を妨害し且つナイ
ロン66及びナイロン6単独重合体に比べて同等の紡糸条
件下に延伸張力を減ずると思われる。N6及びM5−6まで
改変した両N66糸は、改良された組織化を1000mpm以上の
速度で可能にする高められた伸張性を有する近づきやす
い結晶間領域と関連すると思われる高められた染色性を
有する。
である。この生成に対しては、紡糸工程の条件を制御す
る、即ち先細りの程度と速度及びネツクダウン前の紡糸
におけるフイラメントのデニルの減少中の急冷速度の適
当なバランスを制御し且つ提供することも好適である。
して単独では十分でない。組織化機が高延伸張力のため
に供給糸を完全に延伸できないならば、供給糸のような
高伸張は、供給糸がより高い残存伸張(Eb)tで延伸し
なければならないが故に、所望の最終組織化糸デニルを
得るためにより低い供給糸デニルを必要とするであろう
から、十分に利用することができない。
必要とされる最終デニルまで延伸することのできる供給
糸を与えることによつて組織化機の生産性を増大させ且
つかく高な糸を提供することである。
ことができ、そして利点は延伸組織化以外の延伸工程例
えばワープ(warp)延伸においても得られることが明ら
かになろう。延伸空気ジェット組織化も、本発明による
供給糸を用いて有利に行ないうる。
部及びパーセントは重量によるものとする。
示す条件下に用いていくつかの延伸組織化する供給糸を
製造し、示すヤーンの性質即ち延伸張力(DT)及び伸張
(Eb)を得た。実施例I−1〜I−24及び1−47〜I−
92はメリヤスフエルト糸(TiO2 0.3%を含む)を与える
組織化のために公称53デニルの供給糸(13本のフイラメ
ント)を示し、一方実施例I−25〜I−46はメリヤスフ
エルト糸(TiO2 0.08%を含む)を与える組織化のため
に公称25デニルの供給糸(7本のフイラメント)を示
す。測定したデニルを第2欄に、そして紡糸速度(ここ
ではVとして言及)を第3欄に示す。第4欄は「N6
%」、即ちN6単量体の重量含量を与える。
39C〜I−46C、及びI−63C〜I−92Cは本発明によらな
い。これは第1欄において文字Cで示され、本発明によ
る供給糸、即ち殆んどN6を5%含有するI−13〜I−2
4、I−29〜I−38及びI−47〜I−62、一方2.5%しか
含有しないI−25〜I−28と区別する。N6を5%含有す
るI−52c〜54cおよびI−59c〜I−60cは、その延伸張
力(DT)及び伸張(Eb)が高速組織化に適当でなくて、
低速延伸組織化、空気ジェット、組織化及び他の延伸織
り法例えば延伸ヒーミング(beaming)に適当であるが
故に本発明によらない。次の3つの欄は、出発重合体フ
レーク、糸に対するRV値及びこれらのRV値間の増加(Δ
RV)及び減少(この場合は括弧で示す)を示す。最後の
2つの欄は延伸張力(DT、g/デニル)と伸張(Eb、%)
を示し、結果が予想外であつたので議論されよう。すべ
てのフイラメントは、直径が9ミル(=0.229mm)であ
るI−20及びI−21を除いて直径D10ミル(=0.254mm)
及びL/D比=1.9(即ち長さ19ミル)の紡糸口金キヤピラ
リーによる丸い断面のものであつた。急冷空気は21℃、
RH75%下に、約100cmの距離にわたり18mpmの横方向の速
度で流した。また秤量した仕上げ剤チップ適用機を、収
束長さLc=135cmで、但しI−18、I−20、I−21、I
−53、I−59、I−71、及びI−77の場合122cm、及び
I−11C、I−19及びI−38の場合140cmで用いてフイラ
メントを収束させた。紡糸仕上げ剤の量(POY)は公称
0.45%であつた。公称のより合せは約12.5cmであつた。
フエルトヤーン供給糸の対照物を、RV公称36.4の出発重
合体(TiO2 0.3%を含有)か紡糸した。即ちSPPを介し
て押出す前にRVを47.7〜 72.2の範囲に増大させ、L/D
比1.9の0.254mmのキヤピラリー紡糸口金を通して275℃
の重合体温度で押出し、RH75%及び室温の空気で18mpm
の流速下に急冷し、秤量された仕上げ剤チップ適用機を
介して135cmで収束させ、そして4300〜5800mpmの紡糸速
度範囲にわたつて紡糸して公称52デニルの13本のフイラ
メント糸を製造した。N6単独重合体の対照糸に対するデ
ニル、紡糸速度、糸のRV、延伸張力(DT)、及び伸張
(Eb)を第VII表に要約する。
する種々の紡糸工程条件を本発明のフエルト糸を製造
し、先細り中の溶融物レオロジー及び熱伝導の、糸の延
伸張力(DT)に及ぼす予期できない効果を例示する。こ
れは本発明の予期されない可能性を十分理解するため
に、繊維構造の生成中、即ち重合体鎖の配列、伸張、及
び結晶中の、望ましい低延伸張力(所望の伸張を伴う)
を達成する方法を示す。公称53デニルの糸(13本のフイ
ラメント、丸い断面、TiO2 0.3%を含有)を5300m/分で
紡糸した。重合体温度(Tp)の上昇による溶融物粘度
(ηm)の低下、小さい紡糸口金キヤピラリー直径
(D)へ移行することによる紡糸口金キヤピラリー押出
し速度(Vo)の上昇、及び紡糸口金キヤピラリーのL/D4
比の増大によるキヤピラリーの圧力降下(ΔPc)の増大
は、重合体の相対粘度(RV)の減少による溶融物粘度
(ηm)の低下により反対の応答である延伸張力(DT)
を減少させるということが観察される。逆に急冷空気流
速の低下による新しく押出したフイラメントの伸張粘度
(ηE)の減少、急冷空気温度の上昇、及び遅延急冷の
使用は、例えば延伸張力(DT)を増大させる。更に、実
施例II−20及びII−21からは、SPP後の溶融物押出し糸
において重合体のRVを一部増大させることで、与えられ
た最終糸のRVに対する延伸張力(DT)が低下するという
ことが示される(ここにII−20では重合体のRVの増大は
SPPを介して達成される;即ち供給フレークのRV39.0→S
PPのフレークのRV。II−21では糸のRVの増大は一部だけ
SPPを介して達成され、溶融物移動糸において完結す
る;即ち供給フレークのRV39.0→SPPフレークのRV62.3
→押出された溶融物/糸のRV67.3)。これらの異なった
延伸張力工程の応答の組合せは、重合体のRV及び紡糸速
度(V)とは独立に延伸張力を減ずることを可能にす
る。これはチヤンバーリンらにより米国特許第4,583,35
7号に教示されてない。
囲を有する本発明の糸を第III表に示すように製造し
た。より高いdpfは、本実施例で用いるよりも大きい重
合体供給速度を有する装置で作ることができる。2より
大きいdpfの糸の場合にはヤーンの性質に変化があるよ
うに見える。ここに2より小さいdpfの糸の場合よりもD
Tが低く且つ伸張が大きい。
レークから紡糸した。フレークのRVをSPPを介して63.9
の糸のRVまで上昇させ、L/D比1.9を有する13の孔のキヤ
ピラリー紡糸口金から293℃で押出し、21℃/TH75%/18.
3m/分の横断流空気で113.7cmの距離にわたつて急冷し、
秤量された仕上げ剤チップ適用機を介して122cmで収束
させ、5300m/分で巻き上げた。
定した。これが第III表のDT*欄の上に*が示されている
理由である。
体の商業的な低速で紡糸したメリヤス靴下の供給糸及び
1〜4−1 P101デイスク積層配置、210℃の加熱器板温
度、1.3287の組織化延伸比(TDR)及びD/Y比2.04を含む
バーマグ(Barmag)FK6−L10(曲がった配置)により80
0m/分で組織化した公称RV68のナイロン6、66(N6、6
6)共重合体から5300m/分で紡糸した本発明の靴下供給
糸(I−38)を比較する。ローソン(Lawson)−ヘムフ
イル(Hemphill)TYTで測定した組織化された糸のかさ
高さは、予想されるように、組織化された対照の糸及び
本発明の組織化した糸の双方に対して、約30〜45日後に
安定なかさ高値に対するが、組織化後の貯蔵期間と共に
減少することがわかつた。本発明の組織化した糸は組織
化した対照糸よりも高いかさ高値を有し、これが本発明
の糸を、より速い組織化速度(VT)で組織化することを
可能にし、また対照の単独重合体の糸で可能でなかつた
許容しうるかさ高値を提供する。
体の商業的な低速で紡糸したメリヤス靴下の供給糸及び
3−4−1CPUデイスク積層配置及び21、0220、及び230
℃の加熱器板温度を含むバーマグFK−L10(曲がった配
置)により800m/分で組織化した公称RV68のナイロン
6、66(N6、66)共重合体から5300m/分で紡糸した本発
明のフエルト供給糸(II−9)を比較する。組織化延伸
比(TDR)は1.3287から1.4228まで変化させ、D/Y比は1.
87から2.62まで変化させた。本発明の糸(II−9)は全
体のD/Y比にわたつて同様のプレデイスク・ストレス
(σ1)[σ1=(T1、g/d)xTDR]と対照の単独重合体
糸よりも僅かに低い組織化延伸モジユラス(MD,T)[M
D,T=ΔT1/ΔTDR]を有した(第9図参照、これには22
0℃での組織化延伸スチレスがD/Y比1.87、2.04及び2.62
に関しTDRに対してプロツトしてある)。組織化した糸
のかさ高さは、対照糸及び本発明の糸の双方に対して組
織化延伸ストレス(σ1)、組織化温度、及びD/Y比と共
に増大することがわかつた。しかしながら本発明の組織
化し糸のかさ高さは約0.475g/dより大きいσ1値の与え
られた組織化延伸ストレス(σ1)に対して、対照糸の
それより大きかった(第7図参照、ここにロウソン−ヘ
ムフィルTYTで測定される組織化した糸のかさ高さは公
称0.475G/Dのσ1値における与えられた組織化した糸の
測定TYTかさ高さと組織化した対照糸のそれとの比とし
て表現される)。本発明の糸に対するより高いかさ高さ
はより機が組織化速度を1000mpm以上まで増大すること
を可能にし、また800〜900mpmのより遅い組織化速度で
同一のかさ高値を得ることを可能にする。これは通常の
低速で紡糸した単独重合体供給糸を用いて行なうことが
できない。
6つの異なる1.2727から1.3962までの組織化延伸比(TD
R)を用いることにより1−4−1 P101摩擦デイスク積
層配置をもつバーマグFK6L10機で900mpm及び加熱機210
℃下に組織化した時、公称RV68の重合体から5300mpmで
紡糸したメリヤス靴下供給糸の組織化性能を比較する。
本発明の供給糸はI−37であり、これを第1表からの対
照単独重合体N66供給糸I−46Cと比較した。第IV表に示
す各プレデイスク延伸ストレス(σ1)は、g単位のプ
レデイスク張力(T1)を元の供給糸デニルで割り、組織
化延伸比(TDR)をかけたものとして計算した。第IV表
からは、本発明の供給糸がかなり低いプレデイスク延伸
ストレスで組織化されることが示されよう。組織化延伸
モジユラス(MP,T、TDRの変化に付随するσ1の変化)も
典型的にはより低かった。
(I−11C)から5300m/分で紡糸したメリヤスフエルト
供給糸及び3−4−1CPUデイスク積層配置、220℃の加
熱器板温度を含むバーマグFK6−L10(曲がり構造)で90
0m/分で組織化した公称RV68のナイロン6、66(N6、6
6)共重合体から紡糸した本発明のフエルト供給糸を比
較する。組織化延伸比(TDR)を1.333から1.3962まで変
化させ、D/Y比を2.04から2.62まで変化させた。本発明
の糸(II−9)は、低(2.04)及び(2.62)D/Y比の双
方において対照の単独重合体(I−11C)よりも低いプ
レデイスク・ストレス(σ1)と典型的には低い組織化
延伸モジユラス(MD,T)を有し、そしてΔ(T2/T1)/
Δ(D/Y比)で表わしてD/Y比の変化に対するT2/T1比の
減少が大きかった(第10図参照。ここには糸I−11C及
びII−9に関してσ1をD/Y比2.04及び2.62に対するTDR
に対してプロツトしてある)。
を用いるバーマグFK6L10組織化機で1100mpm及び220℃で
加工して、本発明の糸の性能を対照の単独重合体のナイ
ロン66糸のそれと比較した。本発明の糸は、単独重合体
対照物に対して可能なよりも広い範囲の延伸比及びD/Y
比にわたつて組織化することができた。
て1−4−1 P101デイスク積層配列の曲げ配置を、220
℃(及び1100mpm)下に2つの異なるD/Y比(2.45及び2.
04)で使用した。本発明の供給糸は1.328透×の延伸に
おいてすべて言及した条件下に良く走った。対照の単独
重合体も2.45のD/Yひで走ったが、2.04のD/Yで不安定で
あつた。1.378×の延伸比において、本発明の供給糸は
両D/Y比において対照の単独重合体より良好に走った。
1.396×の更に高い延伸比の場合、本発明の供給糸だけ
が走り、一方対照の単独重合体は満足に加工できなかつ
た。
本発明の糸(RVはただの63)よりも高いRV(66)のもの
であつた。この糸を、曲げ配置及び3−4−1CPUデイス
ク配列を用いて(1100mpm)で組織化した。D/Y比2.24の
場合、両糸を1.298×及び1.3475×の延伸比で加工し
た。延伸比を1.359×のより高い延伸比まで増大させる
につれて、本発明の供給糸は単独重合体の対照物よりも
良好に走り、一方更に高い比(1.378×及び1.396×)の
場合には本発明の供給糸だけが加工でき、単独重合体の
対照物は走らなかった。2.45のD/Y比において、両糸は
再び1.298×の延伸比において走り、次いで1.359×の場
合本発明の供給糸はより良く走り、そして1.396×の場
合本発明の供給糸だけが加工できた(単独重合体は加工
できなかつた。2.04のD/Y比において、本発明の糸は1.2
98×の延伸比において単独重合体対照物より良好に走つ
た。
は、完全な商業的規模の組織化機により、1−5−1 P1
01デイスク積層配列、215℃の加熱器板温度、1.30の組
織化延伸比(TDR)及び2.42のD/Y比を含むバーマグFK6
−S12(直線配置)での0.42g/dのσ1を伴なう1000mpmで
公称の破断値0.06/ポンド下に成功裏に組織化できた。
この組織化した糸を速度1500RPM、即ち現在の商業的ニ
ツト機の速度限界でメリヤスに編んだ。この組織化及び
ニツト化の性能は過去の技術の単独重合体又は共重合体
の糸で達成されなかつた。
独重合体ナイロン66(N66)、対照単独重合体ナイロン
6(N6)、及び本発明(ナイロン6単量で改変したナイ
ロン66からのN6、66)からの延伸組織化供給糸の製造を
記述し、一方実施例4〜9は本発明のこれらの供給糸の
いくつかの900〜1100mpmにおける改良された延伸組織化
性能を例示し、そしてより広い範囲の組織化条件、即ち
これらの新しい供給糸を用いることによつて開かれる一
層大きい組織化ウインドウを例示する。ひれは商業的組
織化機(実際にはあまり制限されすぎたウインドウ内な
ので運転することができない)に、所望のかさ高な糸を
与える組織化に対して一層の高速を証しうる機械を提供
する。新規な(N6、66)糸の挙動とN66糸からの相違は
かなりであり、議論するように予想されえない。
イロン6はナイロン66ほど改良されず、そして100+のR
Vまでさえナイロン6に対するデータを提供することを
述べている。
るかなりの改良を説明することのできる予想されえない
具合にN66とかなり異なっているということを示した
(即ち延伸組織化糸としてかなり異なり、そしてこれら
の改良は他の目的、例えば他の延伸加工、特にワープ延
伸、特に延伸ビーミング又は延伸ワーピングとして言及
されるものに対する良好な性能にも反映するものと思わ
れる)。
は高紡糸速度において糸のRVの上昇と共に増大し、そし
て同様に第VII表からN6繊維の伸張(Eb)は高紡糸速度
において糸のRVの上昇と共に増大する。N66単独重合体
に対する第I表からの及びN6単独重合体に対する第VII
表からのデータを一緒にすると、導入された少量のナイ
ロン6単量体は与えられた紡糸速度及びRVにおいてN66
のEbを更に増大することが示されなかった。性質はナイ
ロン6単独重合体の性質の方へ、即ちより低いEbへ及び
より高いDTへ移行すると予想されうる(第4図参照、こ
れには5300m/分で紡糸したN6単量体6%を含むN6、N6
6、及びN6、N66に対する糸のRVに対して延伸張力DTをプ
ロットしてある;第5図には与えられた紡糸速度に対す
る最小延伸張力(DT)min及び対応するEbを、ナイロン
6単量体を5%含有するN6、N66、及びN6、66に対する
紡糸速度に対してプロツトする)。
6、66糸に対する糸のRVに対して延伸張力が示される。
第1にこれらの延伸張力(DT)は重合体のRVの増大と共
に増加し、この大きさは伸張の増加と一致する。第2に
N6の延伸張力はN66のそれより高い。しかしながら第3
に、低い重合体のRV(約50以下)において、N6、66糸は
N66より高い延伸張力を有するけれど、N6、66に対する
延伸張力は、RVが約50以上に増加する時(約4500mpm以
上の速度で紡糸された糸に対して)N6及びN66の双方よ
りも低くなる。約40〜50のRVで作られた重合体糸はそれ
を延伸組織化に対してより望ましくなくさせる高延伸張
力を有するけれど、これらの高延伸張力の共重合体糸は
特に厳密な染色の最終用途を有する直接使用の糸、例え
ば水着のワープ・ニツトとして適当であることが発見さ
れた。約1.4g/dよりも大きい延伸張力を約45〜65%の伸
張(Eb)と共に有する低RV共重合体糸は直接使用に好適
であり、即ち更なる延伸又は熱固定の必要なしに有用で
ある。
張力がこれらの高速で紡糸された糸に現われ始める時、
約50のRVにおいて挙動の驚くべき反転が起こる。この与
えられた紡糸速度と重合体のRVにおける延伸張力の減少
の程度は導入されるナイロン6単量体の量と共に増加す
る。約8〜10重量%以上は(押出し時のナイロン6の蒸
気の除去という製造問題が解決できないならば)延伸張
力の更なる低下への実際的な道とは考えられない。
い伸張との異なる組合せが第5図にプロツトされてい
る。与えられた紡糸速度において、伸張はN6からN66な
いしN6、66へ増大し、そして対応して与えられた紡糸速
度に対する延伸張力が50〜80のRV範囲にわたつてN6から
N66ないしN6、66へ減少する。本発明のN6、66の与えら
れた紡糸速度に対するより高い伸張とより低い延伸張力
の組合せは、紡糸速度(V)及び供給糸の残存延伸比
(RDR)(但しRDRは[(100+Eb)/100]で定義され
る)の積で表現される改良された紡糸生産性(Ps)、即
ちPs=V×RDRで表現される。少量のナイロン6の添加
は、約0.8〜約1.2g/dのDT及び約[V×RDR)/5000−0.
8]以下の場合(第6図において鎖線ABCとして示され
る)、Ps>8000で表現される如き改良された紡糸生産性
(Ps)を与える。
くとも約50のRVを有し且つ約2〜8重量%という少量の
ナイロン6単量体を含有するそのような重合体を4500mp
m以上の速度で紡糸することにより、約1.2g/d以下の延
伸張力(DT)と約70%以上の伸張(Eb)、好ましくは更
に第22図の面積I(ABDE)で表わされるようなDT(g/
d)>(140/Rb)−0.8の下限という改良された性質のバ
ランスのとれた新規な糸を提供する。実施例2は注意深
く選択される工程条件例えばTp、紡糸口金キヤピラリー
のD、L/D、及びL/D4、並びに急冷の影響を示す。N6及
びN66の単独重合体供給糸に対するより高い延伸張力の
下流効果を考える時、より高い延伸張力はN6及びN66単
独重合体の供給糸の、約35%以下、好ましくは約30%又
はそれ以下の所望の残存伸張まで完全に延伸するのを妨
害する。
明のN6、66の供給糸は一般に組織化延伸比における小変
化に対してより敏感でないよりでないより低いプレデイ
スク組織化延伸ストレス(σ1)、即ちより低い組織化
延伸モジユラス(MD,T)を与えた。本供給糸は実施例16
で更に議論されるように同様の熱機械的挙動を有する。
ンタメチレンジアミン(MPMD)で改変されたナイロン66
重合体から、即ち5〜35重量%の濃度範囲で2−メチル
−ペンタメチレンアジパミド(ここではMe5−6として
言及されるMPMDとアジピン惨から生成される単位)を含
むここでMe5−6、66として言及されるコポリアミドか
ら製造した。ナイロン6単量体と同様に、重合体中のMe
5−6はナイロン66重合体と水素結合して、改変された
水素結合構造を有するナイロン66コポリアミドを生成
し、この構造がRV50〜80の共重合体において約4500mpm
以上の速度で紡糸される低延伸張力(DT)の糸を与え
る。Me5−6は、Me5−6の1重量%当り約1℃だけ共重
合体の融点(Tm)を低下させる。例えばナイロン66単独
重合体は約262℃のTmを有し、一方10/90Me5−6、66共
重合体は約253℃のTmを有し、また40/60Me5−6、66共
重合体は約221℃のTmを有するるした紡糸温度(Tp)を
低下させて、紡糸温度(Tp)を共重合体の融点(Tm)よ
り約20〜約60℃高く維持することは望ましい(即ち(Tp
−Tm)=20〜60℃)。例えば5/95Me5−6、66を紡糸す
る場合に290℃のTpが、また35/65Me5−6、66を紡糸す
る場合に275℃のTpが使用できた。
且つTiO2 0.3%を含むRV約40〜約70の共重合体から5
%、10%、20%、及び35%のMe5−6を含んで紡糸した
糸に対する紡糸と性質のデータを要約する。出発重合体
のRVはそれぞれ5%、10%、20%、及び35%のMe5−6
を含む共重合体に対して約46.5、39.3、33.1、及び35.0
であつた。公称53デニルの13本のフイラメント糸を高延
伸組織化に対して約0.45%のFOY及び12.5cmのより合せ
をもつて紡糸した。これらのMPMD POYを延伸ビーミング
供給糸として評価するために紡糸する場合には、より高
いFOY及びより合せ値が使用されるであろう。フイラメ
ントを直径0.254mm及びL/D比1.9の紡糸口金キヤピラリ
ーを通して押出し、RH75%の室温下の空気により18mpm
の横断流で急冷し、秤量された仕上げ剤チツプ適用機に
より135cmで収束させた。6、66共重合体と同様に、Me5
−6、66共重合体は与えられた重合体のRVに対して66単
独重合体より低い延伸張力と高い紡糸速度を与えた(第
4及び5図を第11及び13図と対比)。また同様の方法に
おいて、Me5−6で改変された66の延伸張力はRVの約70
までの上昇と共に低下し、そしてこの延伸張力はMe5−
6の添加で更に減少した(第11及び13図参照)。しかし
ながらナイロン6改変66と異なって、Me5−6改変66は5
0以下のRVにおいてでさえ66単独重合体よりも低い延伸
張力を与える(第4及び11図参照)。第11図から、ナイ
ロン6改変66は約60〜80のRV範囲にわたつて5%Me5−
6改変66よりも低い延伸張力を与え、一方約60以下のRV
では6、66よりも低かった。Me5−6の量を約10%以上
に増量した場合、延伸張力は検討した約40〜約70の全RV
範囲にわたりナイロン6改変66で得られたそれ以下まで
減少した。
場合より高いとしても、より高い延伸張力とより低い糸
のRVの組合せで組織化することは有利なことがある。高
RVの単独重合体及び共重合体の糸はそれぞれ120及び90
日の貯蔵後にオリゴマー種の付着の問題を示すというこ
とが発見されている。オリゴマーの付着はクリール・ガ
イドの表面上で起こり、クリール誘導の組織化張力の増
加及び付随して組織化性能の悪化を引き起こす。付着の
開始は糸のRVと共に及び共重合体含量と共に増大する。
普通の供給糸では、組織化された糸の製造期間におい
て、この付着の問題は観察されない。しかしながら、約
60日より長い貯蔵が組織化前に必要であるならば、RV60
〜70に対して約50〜60の僅かに低いRVの糸を紡糸し且つ
工程の因子を実施例IIに議論したように調節して、延伸
張力をこれらの低RV値において最小にすることが有利で
ある。Me5−6改変の66共重合体は、50〜60の低RV範囲
において低延伸張力を与えることによつてナイロン6改
変の66共重合体よりも利点を提供し、斯くして低い糸の
RVが望ましい場合に好適である。
5−6共重合体に対する及び比較の6、66に対する糸に
対してプロツトしてある。5%Me5−6の共重合体は45
〜70のRV範囲にわたつて6、66よりも高い伸張を有し、
一方5%より多いMe5−6を含有する共重合体は6、66
より低い伸張を与えた。最小の延伸張力(DT)minと対
応する伸張(Eb)を、Me5−6共重合体に対する紡糸速
度に関して第13図にプロツトしてある。第13図からは、
伸張(Eb)がMe5−6の増加と共に低下し、そして対応
する(DT)minも減少し、約10%より多くを含有する共
重合体の(DT)minは非常に類似している。Me5−6共重
合体に対する低延伸張力と低伸張の組合せは、N6及びN6
6単独重合体に対するよりも大きいが、N6、66共重合体
に等しい又はそれより僅かに低い紡糸生産性を与える
(第6及び14図を比較)。オリゴマーの付着の可能性を
減ずる目的で低延伸張力と低糸RVの組合せの利点を得る
ために最小の延伸張力(DT)minを与えるものよりも低R
Vを用いるならば、更に低い生産性となろう。高速組織
化に対して好適な供給糸を選択する場合、考慮しなけれ
ばならないことは低延伸張力、高伸張、紡糸生産性、及
びオリゴマー付着の組合せである。好適な組合せは、例
えば組織化機ガイドの種類及びデイスクの表面及び組織
化前の供給糸貯蔵期間に依存しよう。また水分障壁とし
て働いてオリゴマーの付着の開始を禁止する紡糸仕上げ
剤の使用は、より高い重合体RVが紡糸生産性を最適化す
るために使用できるように用いることができる。
沸とう収縮(BOS)を有する公称51デニルで13本のフィ
ラメントのメリヤスフェルト供給糸を与える55Me5−6
及び0.3%TiO2を含むRV66.4のME5−6、66共重合体(実
施例VIII−9)を、5300mpmで紡糸して1.28g/dの延伸張
力を与える0.3%のTiO2を含有するRV65のN66単独重合体
の公称50デニルで13本のフィラメントのメリヤスフェル
ト供給糸に対して比較するために組織化した。供給糸
は、3−4−1CPUディスク積層配置を含むバーマグFK6
−L10(曲がり配置)により、速度(800〜1000mpm)、
温度(200〜240℃)、D/Y比(2.290〜2.620)、及びTDR
(1.318〜1.378)にわたって組織化した。プレディスク
組織化ストレス(σ1)を延伸デニル当りのグラム数
[(T1/元々の未延伸のデニル)×TDR]で測定し、そ
してかさ高さを、ロウソン−ヘムフィルTYTを用いるこ
とにより時間に対する一定のかさ高さへの平衡後に測定
した。
A表に、また文字Cを付けて示される対照の供給糸に対
して第VIB表に要約する。Me5−6、66供給糸は延伸をよ
り高い延伸比まで及びより大きい組織化生産性まで可能
にするすべての組織化条件においてより低いがσ1値を
与えた。同一の組織化速度及び温度及び対比しうるσ1
値のもとで、共重合体及び単独重合体の組織化された糸
は本質的に同一のTYTかさ高さを有し、そしてこのTYTか
さ高さは予期されるようにより高いσ1値、温度と共に
増大し且つ速度の増加と共に減少した。しかしながらMe
5−6、N66糸のかさ高さはD/Y比の増加と共に(即ちT2
/T1比の減少と共に)かなり変化せず、一方N66単独重
合体のかさ高さはD/Y比の増大と共に減少し、これがN66
単独重合体供給糸の高速組織化における使用を制限し
た。供給及び組織化糸の双方は8%以下のボイル−オフ
(boil−off)(HSS/ABO)後にボイル−オフ及び全乾燥
の熱固定収縮を有した。共重合体組織化糸は単独重合体
組織化糸よりも僅かに高いBOS及びそれに同様のDHSを有
した。
00mpmで紡糸した35%Me5−6を含有する公称RV61のMe5
−6、N66供給糸(実施例VIII−58)を、D/Y比2.39,900
mpm、210℃、TDR1.328X、及び7.5%過剰供給の条件下
に、3−4−1CPUディスク積層を有するバーマグFK6−L
10(曲がり配置)で組織化した。この組織化したMe5−
6、N66糸は15%のBOS及びボイル−オフ(HSS/ABO)後
に12.8%の全乾燥熱固定収縮を有した。これは同等の条
件下に組織化したN66単独重合体供給糸(I−11C)のそ
れ、即ち4.7%のボイル−オフ収縮及び5.7%の全乾燥熱
収縮よりもかなり大きくかった。興味あることに、これ
らの高BOSの組織化されたMe5−6、66糸は、ロウソン−
ヘムフィルTYTで測定されるように、組織化されたナイ
ロン66糸のそれに同等の殆ど4%のDHSを有する。組織
化したMe5−6、N66糸のより高い収縮は、これらのかさ
高な糸を弾性糸の被覆糸に特に適当ならしめる。また低
及び高収縮のMe5−6、66糸、(即ち実施例VIII−9の
低収縮糸及び実施例VIII−58の高収縮糸で例示される如
きもの)の組織化前の混合は、混合された収縮能の組織
化糸を与えるであろう。
発現及び捲縮の保持に対する)張力の影響を、本発明の
N6、66共重合体の組織化糸及びN66単独重合体の組織化
対照糸に対して決定した。実施例II−9及びI−11Cの
共重合体及び単独重合体供給糸を、3−4−1CPUディス
ク積層配列のバーマグFK6−L10で、900mpm、210℃、及
びTDR1.333X及びD/Y比2.24の条件下に組織化した。この
組織化した糸を、実施例IVに記述するようにかさ高値が
調整時間と共に変化しなくなるまで組織化糸パッケージ
上で安定化させた。次いで組織化した糸をループ状に巻
き、そしてRH50%及び21℃の条件に調節しながら24時間
無張力で弛緩し、3つの組(A、B、C)に分けた。組
AをBOSに対して前述した方法に従ってボイル−オフ
し、組Bをボイル−オフ前に0.5g/dの負荷下に24時間予
め緊張させ、そして組Cをボイル−オフ後0.5g/dの負荷
で12時間後処理した。組B及びCは組織化した糸の染色
及び仕上げにおけるかさ高発現中の張力の影響並びにか
さ高発現後のかさ高さ保持に及ぼす張力の影響を夫々模
倣する。試験及び対照糸に対する最終長さの変化(収
縮)は、試験糸:組A−4.0%、組B−4.4%、及び組C
−1.5%、並びに対照糸:組A−3.0%、組B−1.9%、
及び組C−1.0%であった。本発明の組織化糸は、対照
のN66単独重合体糸に比べて、予備緊張のためにかさ高
さの発現が本質的に失われずかつ後処理のためにかさ高
さの消失が小さかった。このことはチャンバーリンの米
国特許第4,583,357号に開示されている如き組織化され
たナイロン6糸の大きな捲縮消失に基づいてナイロン
6、66共重合体糸に対して予期できぬことである。
重合体のRVを約50〜55以下に低下すると急激に増大する
ことを示した。本実施例では、少量の3官能性アミン
(トリス2−アミノエチルアミン0.037重量%)[トレ
ン(TREN)]は、高RVにおいて延伸張力を減ずるが、更
に重要なことに40〜55の低RV範囲において延伸張力を減
じ、これがオリゴマーの付着の低減に対する低延伸張と
低重合体RVの改良されたバランスの達成を可能にすると
いうことを示す。0.254mmの紡糸口金キヤピラリーをL/D
比1.9と共に用いるころにより290℃下、5300mpmで紡糸
し、そしてRH75%及び21℃の空気の18mpmの流速で急冷
し、次いで秤量された仕上げ剤チップ適用機を用いて13
5cmで収束させたトリス2−アミノエチルアミン0.037%
で改変したRV48.8及び60.3のN6、66共重合体は、それぞ
れ延伸張力0.94及び0.98g/d、及び伸張85.1及び87.6%
を有する公称50デニルで13本フィラメントのメリヤスフ
ェルト供給糸を与えた。
押出し面積当りの新しく押出されたフィラメントの数)
の影響を、N6、66共重合体及びN66単独重合体に対して
比較した(工程及び性質のデータの要約は第IX表を参
照)。フィラメント紡糸密度を、押出しパック当り7〜
14本のフィラメントに相当する0.18/mm2〜0.91mm2の範
囲で変化させた。延伸張力はフィラメントの紡糸密度
(FSD)を増大させると共に上昇した。この挙動は、迅
速な急冷が伸長粘度(ηE)を減じ且つこれらの糸に対
する延伸張力を減ずるという発現と一致する(第II及び
X表を参照)。延伸張力を最小にするために、約0.5mm2
以下のフィラメント紡糸密度(FSD)を有することは好
適である。これが装置の制限から可能でないならば、よ
り高い空気流速、より低い急冷空気温度、及び新しく押
出されたフィラメント直下(即ち紡糸口金表面から10cm
以内)での調節された急冷空気の導入を組合せることに
よって急冷速度を増加させることが好適である。
ら175℃までの延伸比(DR)に対する延伸ストレスσ
D(g単位の延伸張力を元々のデニルで割り、延伸比を
掛けたもの、即ちg/延伸デニルとして定義される)によ
って表わされり如き「熱」応力−歪挙動が特色である。
組織化の比較で示されるように(実施例4〜9、11)本
発明のN6、66供給糸は、組織化延伸比の小さな変化にあ
まり敏感でない、即ち低い組織化延伸モジュラスを有す
るより低いプレディスク組織化延伸ストレス(σ1)を
一般に与える。この供給糸は同様の熱機械的挙動を有し
且つ第15〜18図に例示され、そして3つの供給糸(実施
例11C、II−9及び約3300mpmで紡糸した市販のRV45のPO
Y)に対するデータをそれぞれ項目V−1、V−2、及
びV−3として第V表に要約する。
(σD)の、20℃、75℃、125℃、及び175℃における延
伸比に対する代表的なプロットである。延伸ストレス
(σD)は降伏点以上の延伸比で直線的に増大し、この
勾配は本明細書において延伸モジュラス(MD)と呼ばれ
且つ(ΔMD/ΔDR)によって定義される。延伸ストレス
(σD)と延伸モジュラス(MD)は延伸温度(TD)の上
昇と共に増大する。
V65のナイロン66単独重合体、実施例I−11C;B=5300mp
mで紡糸した公称RV68のナイロン6、66共重合体、実施
例II−9;C=約3300mpmで紡糸した公称RV45のナイロン66
単独重合体)に対する75℃の延伸比(DR)に対して延伸
ストレス(σD)に比較する。延伸ストレス(σD)及び
延伸モジュラス(MD)の所望の値は、供給糸の種類及び
延伸温度(TD)を選択することによって調節することが
できる。好適な延伸供給糸は約1.0〜約1.9g/dの延伸ス
トレス(σD)、並びに75℃及び延伸ストレス(σD)対
延伸比の最良に引けた線状プロットから取った延伸比
(DR)1.35で測定して約3.5〜約6.5g/dの延伸モジュラ
ス(MD)を有する。ナイロンの紡糸配向した供給糸の殆
どがその最高の収縮張力に達し、そして未だ重要な再結
晶を受け始めてないから75℃の温度が選択される(即ち
それは、ネットワークが熱的再結晶によって改変される
前のガラス転移温度Tg以上の「紡糸状態」の重合体ネッ
トワークの機械的性質を示す)。
ln(Mb)の、[1000/TD℃+273)]に対する代表的なプ
ロットである。第22図における最良の適合した直線関係
の勾配は、MDの温度へのアレニウム型依存性(即ちMD=
Aexp(ED/RT)、但し、Tは゜Kの温度、Rは気体定数、
及び「A」は物質定数)を仮定して、見かけの延伸エネ
ルギー(ED,A)として取られる。好適な延伸供給糸は約
0.2〜約0.5g/d)゜Kにおいて見かけの延伸エネルギー(E
D,A[ED/R=Δ(lnMD)/Δ(1000/TD)]、但し、TDは
゜Kを表示)を有する。
及び紡糸速度に対し、溶融物及び伸張の粘度を独立に注
意深く選択しかつ制御することによって延伸張力が最小
にできるということが発見された。この点において、本
改良された工程をN66の高RV単独共重合体に適用し、そ
して改良を比較しうることは明らかである。第X表にお
いて、延伸張力(DT)は紡糸速度を5300mpmに固定する
以外異なる工程条件に対して決定した。DTのN66単独重
合体に対する応答は実施艇2に示すよういN6、66共重合
体に対するものと同様である。しかしながら、N66単独
重合体に対する最適な工程条件における延伸張力(DT)
はN6、66共重合体に対するよりも10〜15%高い。いくつ
かの製造制限でN6、66共重合体が使用できないならば、
チヤンバーリンの教示よりも改良されたN66単独重合体
供給糸は溶融物及び伸長の粘度を注意深く選択し且つ調
節することによって製造することができる。即ち約290
〜300°の重合体押出し温度(TP)、約0.30mmより小さ
い、特に約0.23mmより小さい紡糸口金のキヤピラリーの
直径(D)及び約2,0より大きい、特に約3より大きいL
/D比を用いて、L/D4比が約100mm-3以上、より好ましく
は約150mm-3以上、特に約150mm-3以上、そして紡糸口金
押出し面積当りのフィラメント数を約0.5本/mm2とし、
そしてRH少くとも50%及び30℃、典型的にはRH75%及び
21℃の付湿空気により、約10mpm以上、好ましくは約15m
pm以上の流速で少くとも75cmの、特に約100cmの距離に
わたって急冷し、そして約75〜150cm、好ましくは約75
〜約125cm間の秤量された仕上げ剤チップガイドを介し
て糸束に収束させる。糸の延伸張力の更なる低下は出発
重合体から最終糸に至るまでRVを段階的に例えば一部SP
Pを介して上昇させ、そして鈍く溶融物押出し系におい
てRVの上昇を完結することにり作り出すことができる。
溶融物押出し系におけるRV5〜15の上昇は約5%の延伸
張力の減少を与えることがわかった。これらの好適な工
程条件の組合せは、約5000〜6000mpmの紡糸速度におい
て1.2g/d以下の延伸張力を有するN66単独重合体供給糸
を与えるであろう。
おいて高RVのナイロン66単独重合体に適用されるよう
に、与えられた紡糸速度に対して増大した伸長(Eb)を
与えることによって紡糸生産性(Pb)を増大させる。こ
の従来法に優る改良は第21図に示される。図において線
A及びBはそれぞれRV40及び80におけるチャンバーリン
らの米国特許第4,583,357号の実施例IIによる対照及び
試験の糸の結果である。線Cは本明細書に記述される改
良法であり、チャンバーリンらよりもかなりの改良を表
わす。
(TMA)を用いることによる温度に対する収縮及び伸長
挙動によって特徴づけられる。その代表的な挙動を第18
〜20図に例示する。
下に50℃/分(±0.1℃)という一定の加熱速度を用い
て得られるナイロン供給糸の長さにおける変化バーセン
ト(Δ長さ、%)の温度に対する典型的なプロットであ
る。伸長の開始は凡そガラス転移温度(Tg)で起こり、
水素結合が壊れて重合体鎖の伸長と結晶ラメラの移動が
可能になり始める温度に関連すると思われる温度TII,L
で急に増大する。
な変化(Δ長さ、%)/(Δ温度、℃)によって定義さ
れる線Aに対応する動的伸張割合のプロットである。こ
の動的伸張割合は、TgとTII,Lの間は比較的一定であ
り、次いで結晶化の開始と関連すると思われる温度T
II,O(即ち典型的には約100〜150℃)において最初の最
高値まで増加する。この動的伸張割合はTII,O〜TII,uの
温度範囲にわたり高い値で本質的に一定を保ち、次いで
結晶の溶融の開始及び糸の軟化の開始と関連するTII,u
で急に増大し、これが糸が典型的には融点(Tm)以下の
温度での張力下に破断するまで続く。TII,uは普通Tmよ
り20〜40℃低い。多くの脂肪族ポリアミドは線Bの温度
挙動に対する動的伸張割合を示す。この場合動的伸張割
合は、TII,Lでの初期の最大値の後、ナイロン66ポリア
ミドの場合にしばしばブリル(Brill)温度として言及
され且つ熱安定性の低いβ結晶配座から熱的により安定
なα結晶配座への変形に関連する。TII**温度で最小
に達しつつ僅かに減少する。
い且つ張力(mg/元のデニルとして表わされるストレス
σとしても言及される)を3から500mg/デニルまで変化
させることによって得られるナイロン供給糸の長さ変化
(Δ長さ、%)の温度に対する典型的なプロットを示
す。ここに糸は約50mg/d以上の張力下に延伸し(第19図
の上半分)且つ約50mg/d以下の張力下に収縮する(第19
図の下半分)。与えられた張力における温度に対する瞬
間的な長さの変化応答[(Δ長さ、%)/(Δ温度、
℃)]は、本明細書において収縮条件下に「動的収縮割
合」及び伸張条件下に、「動的伸長割合」として言及さ
れる。本発明で使用される好適な供給糸は、ガラス転移
温度(Tg)と、結晶化の開始(TII,*)に凡そ対応す
る40〜135℃において5mg/dの初期張力下に収縮し、そし
て同一条件下に0よりも低い動的収縮割合を有する(即
ち収縮は温度と共に増加し、初期の収縮後に自然の伸長
を示さない)。
ける動的伸長割合の温度に対する代表的なプロットであ
る。この場合初期の最大の動的伸長割合は主たる結晶化
の開始として取られ、温度TII,*で起こる。
の動的伸長割合(Δ長さ、%)/Δ温度、℃)maxの、
初期ストレス(又は張力)に対する代表的なプロットで
ある。ここに(ΔL/ΔT)maxの正の勾配d(ΔL/Δ
T)max/dσで特徴づけられるようにストレスの増加と
共に増大する。d(ΔL/ΔT)/dσの値は一般に重合体
のRVの上昇と共に及び紡糸速度の上昇(即ち(RDR)Dの
減少)と共に低下する。本発明に用いる好適な供給糸
は、300mg/dのストレス及び300mg/dで測定して約2×10
-4〜約7×10-4(%/℃)(mg/d)のd(ΔL/ΔT)d
σ値において約0.05〜0.15%/℃の(ΔL/ΔT)maxで
特徴づけられる。
糸(実施例XI−1)、ナイロン66単独重合体の高速紡糸
糸(実施例XI−2)、及び低RVの低速紡糸糸(実施例XI
−3)を、第XI表で比較する。本発明の糸は典型的には
結晶性が低く、対応するナイロン66単独重合体よりも僅
かに小さい結晶寸法をもつ。本発明に糸の結晶相は50%
高い溶融速度(DSC)及び50%狭いNMRスペクトルで特徴
づけられるようにより均一であるようにみえる。より低
い平均分子配向[複屈折(Birefringence)]及びより
均一な結晶相(DSC、NMR)はその低い音響(Sonic)モ
ジュラスを説明しうる。予期されるように、本発明の共
重合体糸はナイロン66単独重合体糸より僅かに低い熱寸
法を有するが、高速紡糸糸のより大きい結晶寸法を示す
ように見えるTMAで測定して対比しうる動的収縮と伸長
割合を有する。本発明の糸は80℃で匹敵しうる染色動力
学を有するが、驚くことに40および60℃の場合染色速度
が低い。しかしながら全染色料捕捉量(MBB)は本発明
の糸に対してより大きい。上述のことは染色温度を調節
すれば本発明の糸をナイロン66単独重合体糸と一緒に染
色することを可能にする。本発明に糸は、その低いねじ
りモジュラスと組合せた時に従来法の糸と比べての1000
+mpmにおける驚くほど優秀な組織化性を説明しうるよ
り低い延伸ストレス、延伸モジュラス、及び延伸エネル
ギーによって測定される如く、より大きい伸張性を有す
る。
ings)の米国特許第4,702,875号の、第2欄1.42〜51に
記載されている如く測定する。
表におけるN6%)は次のように決定する。:秤量した試
料を(6NHCl中で還流によって)加水分解し、次いで4
−アミノ酪酸を内部標準として添加する。この試料を乾
燥し、カルボン酸端を無水メタノール性3NHCl)でメチ
ル化し、アミン端をトリフルオル酢酸無水物/CH2Cl
2(容量比1/1)でトリフルオルアシル化する。溶媒と過
剰の試薬を蒸発させた後、残渣をメタノール中に入れ、
ガスクロマトグラフ例えばヒューレット・パッカード社
(Hewlett Packard Co.,Palo Alto,CA)から市販されて
いるクレーム・イオン化検知器を備えたヒューレット・
パッカード5710A型を用いて分析する。この場合カラム
はスパルコ社(Cupelco Co.,Bellefonte,PA)から市販
されている80/100スペルコポート(SuoelcoportR)上10
%SP2100を充填したスペルコカラム(ガラス製、6フィ
ート×内径4mm)であった。この測定には多くのガスク
ロマトグラフ装置、カラム、及び担体が適当である。誘
導体6−アミノカプロン酸のピークと誘導体4−アミノ
酪酸のピークとの面積比を、補正曲線によって6ナイロ
ンのmgに変換し、次いで6ナイロンの重量%を計算す
る。
又は他の形の重合体(仕上げ剤のような表面物質を除
く)2g、を濃塩酸20ml及び水5mlを含有する溶液中で100
℃下に終夜加熱することによって決定した。次いでこの
溶液を室温まで冷却し、アジピン酸を沈澱させ、除去し
た。(いずれかのTiO2が存在する場合には、これを過
又は遠心分離によって除去すべきである)。この溶液1m
lを水中33%水酸化ナトリウム1mlで中和する。この中和
した溶液にアセトニトリル1mlを添加し、混合物を振ろ
うとする。2相が生成する。ジアミン(MPMD及びHMD)
は上相に存在する。この上相の1μlをガスクロマトグ
ラフィー例えば30mのDB−5カラム(95%ジメチルポリ
シロキサン/5%ジフェニルポリシロキサン)を有するキ
ヤピラリー・ガラスクロマトグラフィーで分析する。但
しこの測定には他のカラム及び担体も適当である。適当
な温度プログラムは4分間100℃、次いで8℃/分の速
度で250℃までである。ジアミンは約5分間でカラムか
ら流出し、MPMDは最初に流出する。Me5−6のパーセン
トは、HPMD及びHNDに対するピークの下の積分面積の比
から計算し、本明細書において重合体中の2−メチル−
ペンタメチレンアジパミド単位の重量%として報告され
る。
デニルは例えばグッドリッチ(Goodrich)らの米国特許
第4,084,434号に記述されている如き自動切断及び秤量
装置で測定することができる。
(Li)の米国特許第4,521,484号の第2欄1.61〜第3欄
1.6に記述されているように測定する。しばしば「初期
モジュラス」として言及されるモジュラス(M)は、x
軸上の伸長に対してy軸上に張力をプロットすることに
よる負荷伸張曲線の始めの合理的な直線部分の勾配から
得られる。5%伸長(M5)におけるセカント(secant)
モジュラスは(靱性/0.05)×100(ただし靱性は5%伸
張での測定値)の比で定義される。
すべき糸を加熱しながら延伸して測定される。これは糸
を一組のニップロールに通し、直径1.3cm、長さ1mの糸
の通路を有する185±2℃(高速組織化における出口ゲ
イン(gain)温度に特徴的)の円筒形加熱管中を約180m
/分の表面速度で回転させ、次いで糸がニップロール間
で1.33Xの延伸比に延伸されるように第1組のものより
早く回転する第2組のニップロールに送ることにより最
も簡便に行なわれる。熱管と第1組のニップロール間に
おかれた通常の張力計は糸の張力を測定する。変化の係
数は反復の読みから満足裏に決定される。この測定を行
なう前に新しく紡糸した糸を24時間熟成する。延伸比1.
05当りの延伸張力(DT5%)を、延伸比が1.33Xの代りに
1.05Xであり且つ熱管温度を185℃の代りに135℃である
以外同一の方法で測定する。これらの条件を用いること
により、平均セカント(Secant)・モジュラス(M5)を
式 により計算する(平均値は括弧で示す)。M5の変化係数
もこの方法で得られる。
ンド収縮張力」として言及)は、延伸比が1.00Xであり
且つ熱管温度が75℃である以外DT5%と同一の方法で測
定される。
伸比が残存延伸比1.20Xに基づく以外DT5と同一の方法
で、即ち、 で得られる。変化係数の%もこのデータを用いて計算さ
れる。
洋綿花アメリカ(Charotte,Noeth Carolina)により米
国で販売されている鐘紡ストレス試験機KE−2L型で測定
される。輪に結び且つ5mg/デニルの初期予備負荷下に2
つの輪の間に配置し、そして室温から260℃まで30℃/
分で加熱した7cmの糸試料についてgでの張力を温度に
対して測定した。最大収縮張力(g/d)(STmax)とS
Tmaxでの温度(TSTmax)を記録する。他の熱的変移も検
知することができる(参照、第10図で詳細な議論)。
的な長さ変化は、E.I.ディポン社(E.I.Du Pont de Nwm
ours and Co.,Inc.,Wilmington,Delaware)からのデュ
ポン熱機械的分析機(TMA)2940型を用いて測定され
る。糸の長さの温度に対する変化(ΔL、%/℃)は長
さ12.5mmの糸について測定する。
っていないように保ちつつ糸を2つのプレスにぴったり
したアルミニウムのボール間に配置し、個々のフイラメ
ントの滑りを避けるためにミクロ融着具を用いて切断フ
イラメント端をボール・マウントの外側に融着させ;
(2)収縮の測定のために5mg/デニルの初期負荷まで及
び伸張の測定のために300mg/デニルまで予めストレスを
かけ;そして(3)35℃の糸の長さを初期の長さとして
定義して室温から300℃まで50℃/分で加熱する。長さ
の変化(ΔL、%)を2秒毎に(即ち1.7秒毎に)測定
してデジタル的に記録し、次いで試料温度に対してプロ
ットした。少くとも3つの代表的なプロットから平均の
関係を定義する。好適なワープ延伸供給糸は40〜135℃
の温度範囲にわたって5mg/dの張力下に負の長さの変化
(即ち糸の収縮)を示す。
縮割合及び伸張条件(300mg/d)下での動的伸張割合と
呼ばれる温度に対する長さの瞬間的変化(ΔL、%)/
(ΔT、℃)は、フローティングの平均計算化によって
元のデータから誘導され、試料温度に対して最プロット
する。好適なワープ延伸供給糸は40〜135℃の温度範囲
にわたって負の動的収縮割合を有する(即ち糸は初期の
収縮後に伸張しない)。伸張条件(300ml/dの予備伸張
負荷)において、(ΔL/ΔT)の値は温度の上昇と共に
増大し、約110〜140℃で中間的な最大値に達し、約160
〜200℃において僅かに値を減じ、次いで糸が融点前に
軟化しはじめるにつれて急激に値を増大させることがわ
かった(第7図参照)。約110〜140℃で起こる(ΔL/Δ
T)での中間的な最大値は本明細書において(ΔL/Δ
T)maxと呼ばれ、重合体ネットワークのストレス及び
高温度下での易動性の尺度とされる。好適なワープ延伸
供給糸は300mg/dで測定して約0.2(%、℃)以下の(Δ
L/ΔT)max値を有する。好ましくは約0.15(%/℃)
以下、約0.15(%/℃)以上である。
値における(ΔL/ΔT)max値のσDに対するプロットの
勾配(d(ΔL/ΔT)max/dσD]として定義され且つ3
〜500mg/dで予めストレスのかけられた別々の試料につ
いて決定される(ΔL/ΔT)max値のストレスの増加に
伴う感度である(参照第5及び6図)。300mg/dのスト
レスの値は、凡そワープ延伸弛緩域(第2図におけるロ
ール17と18の間)における見かけのストレス値であるか
ら特徴づけのために選択される。
比(WDR)と延伸温度(TD)を増大させることに対する
延伸供給糸の応答を模倣するために用いられる。延伸ス
トレス(σD)は、糸の速度を50m/分に減じ、測定を100
mの長さにわたって行ない、そして本明細書に記述する
ように異なる温度及び延伸比を用いることを除いてDT33
%と同一の方法で測定される。延伸比(σD)はg/延伸
デニル、即ちσD=DT(g/d)×DRとして表現され、75
℃、125℃及び175℃において延伸表現され、(DR)に対
してプロットされる(参照第20図)。延伸ストレス(σ
D)約1.05以上(即ち降伏点以上)から歪硬化の開始
(即ち約1.25の残存延伸比(RDR)D)に至るまでのDRの
値に対する延伸比と共に直線的に増加し、そして延伸ス
トレスの延伸比に対する最良に引けた直線的プロットの
勾配は本明細書において延伸モジュラス(MD=ΔσD/
ΔDR)と呼ばれる。延伸ストレス(σD)と延伸モジュ
ラス(MD)の値は延伸温度(TD)の上昇と共に減少す
る。延伸ストレス(σD)と延伸モジュラス(MD)の所
望の値は供給系の種類及び延伸温度(TD)の選択によっ
て調節できる。好適な延伸供給系は、75℃及び延伸スト
レス(σD)対延伸比の最良にあう直線プロットからと
った延伸比(σD)1.35において測定して、約1.0〜約2.
0/dの延伸ストレス(σD)及び約3〜約7/dの延伸モジ
ュラス(MD)を有する。75℃という温度は、多くのナイ
ロンの紡糸配向した供給糸がその最大収縮張力に達し且
つ未だに重大な再結晶化を受け始めないことが判明して
いるので選択される(即ち、これはネットワークが熱的
再結晶化によって改変される以前の「紡糸したままの」
重合体鎖ネットワークに関するそのガラス転移点以上に
おける機械的性質をより良く示す)。
℃、125℃、175℃)に伴なう延伸モジュラスリ減少割合
であり、アレニウス型温度依存性、即ちMD=Aexp(ED/R
T)(但しTは゜Kであり、Rは標準気体定数であり、そ
してAは物質定数である)を想定した場合の延伸モジュ
ラスの対数ln(MD)の、[1000/(TD,℃+273)]に対
するプトットの勾配として定義される。好適な延伸供給
系は約0.2〜約0.6(g/d)゜Kの見かけの延伸エネルギー
(ED)a[=ED/R=Δ(lnMD)/Δ(1000/TD)、但しT
Dは゜Kを表示]を有する。
染色均一性を示す尺度であり、本明細書に記述されるMB
B染色法に従って染色ロウソン・ニツトの靴下におけ
る、それぞれ軸及び放射方向で測定したK/Sの変化の差
によって定義される。ワープ・ニツト布のLMDRはワープ
延伸した糸の示差染色変化(軸方向K/S変化−放射方向K
/S変化)と逆比例することがわかった。本発明のワープ
延伸法は、ワープ延伸糸生成物の示差染色変化(DDV)
を最小にするために、延伸温度、延伸の程度、弛緩温
度、及び弛緩の程度を均衡させる。
3欄49行〜66行の方法に従って測定される。
のかせを沸とう水中に移し、次いでこれを熱オーブン中
に入れ、そして収縮を測定することによって測られる。
更に特に糸への力が83mg/デニールとなるように試験糸
(6000デニルの輪)の3000デニルのかせに500gの重りを
吊り、かせの長さを測定する(L1)。次いで500gの重り
を30gの重りで置き換え、秤量したかせを沸とう水に20
分間浸し、取り出し20分間空気乾燥する。次いでかせを
175℃のオーブンに4分間吊し、取り出し、30gの重りを
500gの重りで置き換え、かせの長さを測定する(L2)。
「ボイル−オフ後の熱固定収縮」は式 で計算される。
はBOSより大きい、即ち糸は均一な染色と仕上げを達成
するのに好適である175℃でのABOにおけるDHSに収縮し
続ける。
温度を160℃の代りに90℃、135℃及び175℃とする以外
米国特許第4,134,882号の第11欄11、42〜45に記述され
ているほうほで測定される。
る。これは長さ150cmの試料糸を70±2゜F及びRH(相対
湿度)65±2%で2時間調整し、適当な支持体から輪を
吊るす糸の輪を作り、この輪から重りを吊り下げ、この
重りによって輪に0.1g/デニルの張力を生じさせ、輪の
長さ(L1)を測定し、そして同一の重りを輪から下げて
糸を24時間熟成させ、そして輪の長さ(L2)を測定する
ことによって測定される。
を、仕上げ剤を糸から除去するテトラクロルエチレン中
に入れて測定される。糸から除去される仕上げ剤の量は
3.4μ(2940cm-1)とパークロルエチレンの赤外技術に
よって決定される。吸光度は仕上げ剤中のすべての溶媒
可溶性化合物の尺度である。FOYは式 によって計算される。
分の組合せの7.5%水性乳化液である:ヤシ油約43部
(すべての仕上げ剤成分の部は重量部である)。C14ア
ルコール−(PO)x/(EO)y/(PO)z共重合体[但しx
は5〜20(好ましくは10);yは5〜20(好ましくは1
0);そしてzは1〜10(好ましくは1.5)であってよ
い]約22部、混合(C10)アルコールエトキシレート
(エチレンオキサイド単位>10モル)約22部、アルキル
末端処理のポリエチレン/グリコールエステル約9部、
脂肪酸のカリウム塩約4部、(アルキルフエニル)3ホ
スフアイト約0.5部。仕上げ剤は公知の方法に従い、約
0.5%FOYの量で糸に適用される。
的には、移動する糸中にピンを挿入し、そしてピンが挿
入された糸上の点とピン上の予じめ決められた力が達せ
られた糸上の点の間の糸の長さ(cm)を測定するピン挿
入法によって測定される。>39デニルの糸の場合、予じ
め決められた力は15gであり;39デニルの糸の場合、
予じめ決められた力は9gである。20回の読みを行なう。
点間の各長さに関して、少数を切捨てて整数をとり、ゼ
ロのデータは捨て、その整数の底を10とするlogをと
り、10倍する。20回の読みの各々に対する結果を平均
し、からみ合い量として記録する。
out)]及び収縮はロウソン−ヘムフイルの組織化糸試
験系(TYT)により次の如く測定することができる:適
当な試験機はロウソン−ヘムフイル・セールス社(Lows
on−Hemphill Soles,Inc.,P.O.Drzeer6388、Spartansbu
rg,SC)から入手しうる30型である。連続的に4回の系
長の測定を行なう:(1)非常に軽い張力(糸の縮みが
存在)下での長さ(L1):(2)糸を真直ぐするのに丁
度十分な張力下での長さ(L2);(3)非常に低張力
(糸の縮みが存在)下に更なる縮みを発現させる加熱時
の長さ(L3);(4)糸真直ぐにするのに丁度十分な張
力下の最終の糸長(L4)。クリンプ・アウトは式 から計算される。
/分;加熱器温度120度;第1域センサーの補正のため
に、約40デニルの糸に対して400mgの重り、約20デニル
の糸に対して200mgの重りを使用し、そして第2域供給
ロール速度を中間ローラーと第2域供給ロールとの間に
約2gの糸線張力を生じさせるように調節し、そして第2
域センサーには20gの重りを使用する。
プレデイスク(T1)及びポストデイスク(T2)張力はロ
スシルド・エレクトロニック(Rothschild Electroni
c)張力計を用いて測定することができる。R−1192A型
の運転条件は、ヘッド0〜100g;レンジ=25(デイスプ
レーでの尺度0〜40g);ロウソン−ヘムフイル張力計
補正装置で補正。ロスシルド張力計及びロウソン−ヘム
フイル張力計補正装置ではロウソン−ヘムフイル・セー
ルス社から市販されている。プレデイスク張力はストレ
スσに関して表現しうる。即ちプレデイスク・ストレス
σ1=T1×組織化延伸比(TDR)及びポストデイスク・ス
トレスσ2=σ1×(T2×T1)。他の重要な組織化パラメ
ータである組織化延伸モジュラス(MTD)はプレデイス
ク・ストレスの変化(Δσ2)を組織化延伸比の変化ΔT
DRで割った値(即ちMTD+σ1/ΔTDR)である。
レス(σDD)は加熱しながら試験すべき糸を延伸し且つ
加熱しつつ測定される。これは、表面速度約50m/分で回
転する一組のニツプロールからの糸を、直径1.3cm及び
糸を通路約1m長の75±2℃の円筒状熱導管中を通して、
第1組に等しいかそれより速く回転する第2組のニツプ
ロールへ送り、斯くして糸を2組のニツプロール間で20
秒間にわたり初期延伸比1.0×から最終延伸比1.60×ま
で延伸することによって最も簡便に行なわれる。動的な
負荷(g)−延伸比の曲線を細いチャート紙の記録計を
用いて記録する。g/延伸デニルで表わされる動的延伸ス
トレス(σDD)は、g/元のデニルで表わされる動的延伸
張力(DDT)に延伸比DRを乗じたもの、即ちσDD=DDT
(g/d)×DRとして定義される。動的延伸モジュラス(M
DD)は延伸(DR)の変化当りの延伸ストレスの変化(Δ
σDD)、即ちΔσDD/ΔDRとして定義される。動的σDD
及びMDD延伸比1.35×及び75℃で測定される。75℃とい
う温度は、結晶の核生成の開始直前の最大収縮張力の凡
の温度として、従って糸のガラス転移温度以上での、但
し再結晶化を経る重大な変化を受ける前の糸の特性化の
ために選択した。
は組織化に対する繊維の能力にかなり影響する本発明の
糸は単独重合体N66糸よりも15+%低いねじりモジュラ
ス(MT)を有する。の解析の基本は、試料をある角度ま
でねじり、そこに発生したトルクを、公知の粘度の回転
粘性液体の付与するトルクに対して均衡させるというト
ルク均衡法である。ねじりストレス/歪曲線は、M.オカ
バヤシら、テクスタイル・リサーチ・ジヤーナル(Text
ile Pesearch Journal)46、429(1976)に記述されて
いる東レねじり硬さ分析計(東レ(株)、大津市)によ
り、試料長0.25cm、60回回転、2つの第2の試料採取頻
度、キヤノン・インスツルメント社(Cannon Instrumen
t Co.,State College,Pa.)によって供給されるS−20
粘度標準油を用いて決定されるねじり曲線に対するトル
クから計算される。データはW.F.ノツフ(Knoff)、ザ
・ジヤーナル・オブ・マテリアル・サイエンス・レター
ズ(The Journal of Material Science Letters)、6
(12)、1392(1987)に示されている方法により、温度
及び計算されてねじりモジュラスに関して液体粘度の変
化に対して補正する。この測定に対する他の適当な装置
はカトウ・テク社(Kato Tech.Co.,Inc.,京都)の製造
するKES−Y−1X繊維粘度の試験機である。
体を25℃で用いることによる標準的な密度勾配カラム法
を用いて測定される。
(DSC)又は示差熱分析計(DTA)で測定される。この測
定にはいくつかの装置が適当である。これらの1つはE.
I.デユポン社製のデユポン熱分析計である。3.0±0.2mg
の試料を蓋つきのアルミニウムカプセル中に入れ、すべ
て装置製造業者によって提供される捲縮装置中で捲縮す
る。この試料を融点(TM)の測定のために20℃/分の速
度で加熱し、そして50℃/分の速度を用いて、糸の加熱
中の迅速な結晶化の故に普通見られないであろう低温転
移を検知する。加熱は、装置の製造業者の提供ガラス製
のベル型ジヤーのカバーを用いて窒素雰囲気にした(流
入流43m/分)。試料が溶融した後、冷却発熱を窒素雰囲
気下に10℃/分で試料を冷却することによって決定し
た。本発明の糸の融点(TM)は単独重合体に関する共重
合体に対して予想されるように共重合体中の共単量体各
重量%に対して約1℃低下するが、溶融速度は溶融曲線
の初期の勾配で示されるように、第1の誘導体ピークの
高さとして測定し、予想外に対比しうる糸よりも本発明
の糸において殆んど50%高い。
の、フランクフオート(Frankfort)及びノックス(kon
x)の米国特許第4,134,882号の第9欄59行から第10欄65
行までに記述されている方法にしたがって測定される。
第一にポラロイドT−410フイルム及び1000×の像倍率
の代りに、オツシロスコープの軌跡が目的の高速35mmフ
イルムと300×の倍率を用いて界面の模様を記録する。
第二に第10欄26行の「より」という語はタイプの誤りで
「及び」である。本発明の繊維が第4,134,882号のもの
と異なるが故に、同一のn‖及びびn⊥から計算される
更なる因子は±0.05で分布する。ここに±は繊維像の中
心から反対側に関するものである。±0.05での等方性屈
折率(RISO)は関係式 RISO(.05)=[(n||)(.05)+2(n⊥)(.0
5))]/3 から決定される。最後に光学的因子のいずれかの平均値
は±0.05における2つの値の平均として、例えば 〈RISO〉=(RISO(.05)+RISO(−.05))/2 で及び複屈折に対して同様に定義される。
数(perfection index)及び見かけの結晶寸法はX線回
折走査から誘導される。これらの組成物の繊維の回折図
は、散乱角約20〜21°及び23°2θで起こるピークを伴
なう2つの主たるエカトリアルなX線反射が特徴であ
る。
ス・エレクトロニック・インスツルメンツ(Philips El
ectronic Instruments,Mahwah,N.J.)、カタログ番号PW
1075/00番により、回折したビーム・モノクロメータ及
び計算機検知器を用いて反射式で得られる。強度のデー
タはレート・メータ(rate meter)で測定され、コンピ
ュータ化されたデータ・コレクシン/変形系により記録
される。回折図は次の装置の設定で得られる: 掃引速度 1°2θ/分 段階的変化量 0.025°2θ 掃引速度 6°〜38°2θ,及び パルス高解析機 「示差」。
折データを平滑にし、ベースラインを決定し、そしてピ
ークの位置と高さを測定するコンピュータのプログラム
によって処理する。
の共重合体のX線回折測定は結晶完成指数(CPI)[P.
F.デイスモア(Dismore)及びW.O.スタットン(Statto
n)、J.ポリム.サイ(Polym.Scio.)、C(13)、133〜
148(1966)に教示されている通り]である。21°及び2
3°2θでの2つのピークの位置はシフトすることが観
察され、結晶子が増加するにつれて、ピークは遠く離れ
そしてバン−ガーナー(Bunn−Garner)66ナイロン構造
に基づく「理想的な」位置に相当する位置に近づく。こ
のピークの位置のシフトは66ナイロンの結晶完成指数の
測定の基礎を提供する。
°のピークに対するブラッ「d」格子間隔であり、そし
て商の0.189はバン及びガードナー[プロク・ロイヤル
・ソク(ロンドン)(Proc.Royal.Soc.(London)、A18
9,39(1947)]に報告されているように十分結晶化した
66ナイロンのd(100)/d(010)に対する値である。2
θ値に基づく同等の及び更に有用な方程式は CPI=[2θ(外側)/2θ(内側)]−1]×546.7であ
る。
アルの回折ピークの半値巾の測定値から計算される。2
つのエカトリアルのピークは重なっているから、その半
値巾は高さ中央の半巾に基づく。20〜21°のピークの場
合、最大ピーク高さの中央が計算され、この強度の2θ
値が低角度側で測定される。この2θ値と最大ピーク高
さにおける2θ値との間の差を2倍して半値(又は線)
巾とする。23°のピークの場合、最大ピーク高さの中央
の位置が測定され且つこの強度に対する2θ値の高角度
側で測定される。この2θ値及び最大ピーク高さに対す
る2θ値間が差を2倍し、半値巾を得る。
け補正を行なう。すべての他のブロードニングの影響は
結晶子の寸法の結果であると仮定される。「B」が試料
の測定された線巾であるならば、補正された線巾「β」
は である。ここに「b」は装置のブロードニング定数であ
る。「b」は珪素結晶粉末試料の回折パターンにおいて
約28°2θに位置するピークの線巾を測定することによ
って決定される。
ブラッグの反射角の半分(回折バターンから得られる如
き選択したピークの2θの半分)である] で与えられる。
ルダーで注意深く包み、フイラメントを本質的に平行に
保った。満した試料ホルダー中のフイラメントを、フイ
リツプス・エレクトロニツク。インスツルメント(Phil
ips Electronic Instruments)製のフイリツプスX線発
生機(12045B型)から出るX線ビームにさらす。試料フ
イラメントから回折パターンを、ワーハス(Warhus)ピ
ンホール・カメラにより、コダツク(Kodak)のDEF診断
用直接露光X線フイルムで記録した。カメラの絞りは直
径0.64mmであった。露光を約15〜30分間(又は一般に測
定すべき回折図が「1.0」の光学密度で記録させるのに
十分長い間)継続する。回折パターンのデジタル化した
像をビデオカメラで記録する。透過した強度を黒及びし
ろの対照物を用いて補正し、灰色値(0〜255)を光学
密度に変換する。66ナイロン、6ナイロン、及び66ナイ
ロン及び6ナイロンの共重合体の回折パターンは2θ約
20〜21°及び23°において主なエカトリアルな反射を有
する。外側(〜23°)の反射を配向角の測定に使用す
る。2つの選んだエカトリアルのピーク(即ちパターン
の各側の外側の反射ピーク)を通して軌跡に同等のデー
タ欄はデジタル像データフアイルからの外挿で生じせし
めうる。データ・トレイは1つのデータ点が弧の1度の
1/3に等しいように構成される。
の中央(最大密度の50%における点を示す角度)での度
単位による弧の長さであると理解される。これはピーク
の各側における半値点間の多くのデータ点からコンピュ
ーターで計算される(但し外挿を用い、積分数を用いな
い)。両ピークを測定し、配向角を2つの測定の平均と
する。
(LPS)及び長周期強度(LPI)は、アントン・パール社
(Anton Paar K.G.,Graz,Austria)製のクラトキー(Kr
atky)小角度回折計で測定される。この回折計を、40kV
及び40maで操作される長い微細焦点のX線管を備えたフ
イリツプス社のXRG3100X線発生機の微細焦点部分に配置
する。X線の焦点を6°のテーク・オフ(take−off)
角で見、ビーム巾を120μmの入口スリットで限定す
る。X線管からの銅Kα線を0.7ミルのニッケルフイル
ターで過し、そしてCuKα線の90%を対照的に通過す
るように設定されたパルス高解析機を備えたNal(TI)
計数管で検出する。
囲に巻くことによってナイロン試料を準備する。繊維で
被覆された面積は約2cm×2.5cmであり、典型的な試料は
ナイロン約1gを含有する。実際の試料の量は、強いCuK
αX線シグナルの試料による微弱化を測定し、そしてX
線透過が1/e又は0.3678付近になるまでの試料の厚さを
調節する。透過の測定のために、強い散乱具を回折の位
置に置き、ナイロン試料をその全面で、X線限定スリッ
トを越えた直後に挿入する。減少のない測定強度値がIo
及び微弱化された強度がIの場合、透過(T)はI/Ioで
ある。1/e透過を示す試料は、最適以上又は以下の試料
からの回折強度が最適な厚さの試料からのそれより小さ
いから最適な厚さのものである。
垂直(又は検知器の移動方向に平行)であるように配置
される。水平線の焦点を見るクラトキーの回折計に対し
て、繊維の軸はテーブルの上面に垂直である。0,1〜4.0
°2θの間で、180点の走査(scan)を次のように集め
た。即ち0.1〜1.1°において0.0125°の段階的に81点;
1.1〜3.1°において0.025°の段階的に80点;3.1〜4.0°
において0.05°の段階的に19点。各走査に対する時間は
1時間であり、各点での計数期間は20秒である。得られ
るデータを移動する放物線ウインドウで平滑にし、装置
原因のバックグランドを差し引いた。この装置のバック
グランド、即ち試料の不存在下に得られる走査に透過T
を乗じ、そして点ごとに試料から得られた走査から差し
引く。次いで走査のデータ点を、試料の厚さに関して補
正係数CF=1.0/(eTln(T))を乗ずることによって補
正する。ここにeは自然対数の底であり、1n(T)はT
の自然対数である。Tは1より小さいから、1n(T)は
常に負であり、CFは正である。またT=1/eならばCF=
1で最適な厚さの試料である。したがってCFは常に1よ
り大きく、最適な厚さ以外の試料からの強度を、厚さが
最適な場合に観察されるであろう強度に補正する。最適
にごく近い試料の厚さの場合、CFは一般に試料の厚さに
対する補正が計数統計学によって課せられる不確定性内
にあるパーセント以下まで維持されるように一般に1以
下まで維持することができる。
ある反射に由来する。殆んどのナイロン繊維の場合、反
射は1°θの付近で観察される。この反射の正確な位置
及び強度を決定するために、ピークそれ自体より高い及
び低い角度の双方における回折曲線に対する接線をピー
クの下に先ず引いてバックグランド線とする。次いで接
線のバックグランド線に平行な線を、見かけの最高値付
近であるが、一般に僅かに高い2θ値においてピークに
対する接線として引く。この接線の点における2θ値
は、試料のバックグランドが差し引かれるならばピーク
の最大の位置であるからその位置としてとられる。長周
期講師UPSは、このように誘導されたピークの位置を用
いることによりブラッグ則から計算される。小さい角度
に対して、これは LPS=λ/Sin(2θ) に帰せられる。ピークの強度LPIは曲線の接線の点とそ
のしたのバックグランド線上の点との間の、計数/秒単
位での垂直距離として定義される。
定される強度は標準化されるまで絶対的でもない。測定
強度は装置によって、また同一装置でも、X線管の老
化、配列の変化、ドリフト、及びシンチレーション結晶
の劣化が理由で経時的に変化しうる。試料間での定量的
比較に対しては、測定強度を安定で標準的な参照試料と
対比することによって規格化した。この参照試料は本特
許明細書の最初の実施例において供給糸(供給糸1)と
して用いたナイロン66試料(E.I.デユポン社からのT−
717系)が選ばれた。
細書に参考文献として引用されるパコフスキー(Pacofs
ky)の米国特許第5欄17〜38行に報告されている如く測
定をした。但し本発明では繊維を試験に先立って24時間
21℃及び相対湿度65%に調整し、そして繊維を、参照特
許のポリエステル繊維に対して報告された0.5〜0.7より
もむしろ0.1g/デニルの張力で走査した。
を調節された温度(37.8℃)及び湿度(RH90%)の環境
中に168時間置き、次いで20℃及びRH50%で24時間調整
する。この調整後、糸18000mを0.1g/dまで予じめ張力を
かけたセラミックガイド上を500m/分で引張する。ガイ
ド上に形成される付着物を予じめ秤量したアルミニウム
皿にメタノールで溶解する。次いでメタノールを蒸発さ
せ、皿及び付着物の合計を秤量する。皿の重量の増加が
付着物に帰せられる。付着物の量を繊維のg当りの付着
物のg数の106倍として表示する。付着の割合は、一般
に高RVと共に増大することが判明した。MPMDのナイロン
66の重合体への導入は低RV重合体の高紡糸速度での使用
を可能にして、1.2g/d以下の延伸張力と許容しうる低付
着割合とのバランスを提供する。
S)は、共重合体及び単独重合体の、構造及び組成の双
方における相違を記述するスペクトルデータを集めるた
めの核磁気共鳴(NMR)技術である。特にCP/MASを用い
て得られる固体状態の炭素−13(C−13)及び窒素−15
(N−15)は、重合体の結晶及び非結晶相の双方から寄
与を検査するために使用することができる。そのような
技術はシエイフアー(Sechafer)ら、マクロモレキユー
ルズ(Macromolecules)10、384(1977)及びシエーフ
アー(Sechafer)ら、J.マグネチツク・レゾナンス(Ma
gnetic Resonance)34、443(1979)に、更に最近では
ビーマン(Veeman)ら、マクロモレキユールズ、22、70
6(1989)に記述されている。
記文献、及びバンダーハート(VanderHart)、マクロモ
レキユールズ12、1232(1979)及びマクロモレキユール
ズ18、1663(1985)に記述されている方法で得られる。
choを含む種々の技術によって得られる。C−13T1はト
ーチア(Torchia)によって開発され、J.マグネチック
・レゾナンス、30、613(1978)に記述されている。C
−13Tlrhoの測定はフエイフアー、マクロモレキユール
ズ10、384(1977)に記述されている。
分析から得られるものの他に補助的情報を与える。この
分析も、マチアス(Mathias)ら、ポリマー・コミユン
(Polymer Commun.29、192(1988)に記述されている如
く重合体に関する結晶構造の分布についての情報を提供
する。
噴出することにより、各試料1gの42の糸試料を準備し
た。対照に9つの試料を用いた。残りを試験に使用し
た。
1.22%のアンスラキノン・ミリング青BL(略号MBB)
(C.I.酸ブルー122)80mlを含んでなる水性染料溶液54l
中に浸することによって染色する。最終浴のpHは5.1で
ある。溶液の温度を室温からTDYE(染料移動温度、即ち
染料捕捉速度の鋭い上昇の起こる温度)まで3〜10℃/
分で上昇させ、この温度に3〜5分維持した。染色した
試料をゆすぎ、乾燥し、反射色度計で染色の深さを測定
した。
よって決定した。この方程式は次の通りである: 但しR=反射値。180の値は対照試料の染色性の既知の
基準に調節し且つ規格化するために使用した。
連の試料を準備する。すべての試料を、標準緩衝液140m
l、10%マーポール(Merpol)LFH(E.I.デュポン社製の
液体の非イオン性洗剤)100ml、及び0.56%のアリザリ
ン・シアニン青SAP(略号ABB)(C.I.酸ブルー45)80〜
500mlを含んでなる染料水溶液54l中に浸して染色した。
最終浴のpHは5.9であった。溶液温度を室温から120℃ま
で3〜10℃/分で上昇させ、この温度に3〜5分間保
つ。
よって決定した。この方程式は次の通りである。
基準に調節し且つ規格化するために使用した。織布で測
定されたK/SのCV%はLMDRを指示する。高LMDRは低K/S値
に相当する。K/S値の低CV%は望ましい。
昇せしめるのに十分なだけ開口する染色中の温度であ
る。これは重合体のガラス転移温度、繊維の熱機械的履
歴、及び染料分子の大きさと形に関連する。従ってこれ
は特別な染料に対する繊維の「孔」寸法の間接的な尺度
として見ることができる。
うに決定できる:糸試料g当り溶媒800gを含有する浴に
糸を予じめ浸す。ピロリン酸四ナトリウム(TSPP)0.5g
/l及びマーポル HCS 0.5g/lを添加する浴温を60℃まで
3℃/分の速度で上昇させる。予備浸漬温度は繊維の染
料移動温度を越えてはならないことを記述する。染料移
動温度が浸漬温度に近いようであるならば、この工程を
更に低い浸漬温度で繰返すべである。浴を30℃に設定
し、繊維の重量に基づいて1%のC.I.酸ブルー122及び
一塩基性リン酸ナトリウム5g/lを添加する。M.S.P.及び
酢酸を用いてpHを5.0に調節する。糸試料を添加し、浴
温を3℃/分で95℃まで上昇させる。
試料を採取する。試料を室温まで冷却し、各試料の、約
633nmの最大吸光度における吸収を、分光計により水を
参照試料として測定する。染料の消費%を計算し、これ
を染色浴の温度に対してプロットする。曲線の2つの直
線部分の各に沿って交叉する線を引く。この交点の温度
が染料移動温度(TDYE)であり、これが繊維構造の開口
の尺度となる。ワープ延伸した糸に対するTDYEの好適な
値は約95℃以下、特に約90℃以下である。
ニルの変動を測定するために、ウスター(Uster)と同
一の理論によるキヤパシタンス(capacitance)装置で
ある。DVAは試料長240mにわたり、1/2m毎にデニルの変
化を測定し、これらの測定値のCV%を報告する。これは
また8つの30mの試料に対する高低の読みの差の平均で
あるデニルの広がり%を報告する。DVAによる表での測
定値は変動係数(DVA CV%)として報告される。
ス社(Imass、Inc.,Mingham MA)からの「オートバイ
ブロン(Autovibron)」コンピュータ化キット及びイマ
ス社からのIMC−1炉を備えた「レオバイブロン(Rheov
ibron)」DDV−IIcを使用する。これもまたイマス社か
らの標準的なステンレス鋼製試料支持体棒及び繊維クラ
ンプを用いる。オートバイブロンで供給されるコンピュ
ータ・プログラムを、一定の、選択しうる加熱温度及び
試料への静的張力が−30〜220℃の温度にわたって維持
できるように改変する。張力と加熱速度の不変性が確認
でき且つ温度に対する収縮が一定のストレスで測定でき
るようにデータの点をとる時はいつでも、静的張力、時
間及び試料の長さがプリントできるごとく改変する。こ
のコンピュータのプログラムはクランプ物体及び負荷セ
ルのコンプライアンス(compliance)に対する補正を含
まず、そしてすべての操作及び計算は上述のことを除い
てイマスによりオートバイブロンで提出された如きのも
のである。
当する静的張力を使用する。1.4±0.1℃/分の加熱速度
を用い、また試験周波数は110Hzである。コンピュータ
化装置は凡そ1.5分毎に読みを行なうが、これはコンピ
ュータが試料長を調節して静的張力を一定に維持するの
に必要とされる可変時間のために一定でない。最初の試
料長は2.0±0.1cmである。試練は−30〜230℃の温度範
囲にわたって行なう。試料のデニルを、糸をより又は分
けて400±3に調節し、静的及び動的な力が負荷セルの
範囲の真中にあることを保証する。
で決定される。最初にピークの凡その位置が温度に対す
る凡そのパラロータのプロットから推定される。ピーク
の最終的な位置は、温度が独立の変数であると考えて、
推定した位置に関し±10〜15°の範囲にわたる2次多項
式を最小自乗方で処理することによつて決定される。ピ
ーク温度をこの多項式の最大の温度としてとる。遷移温
度、即ち変曲点の温度も同様に決定される。凡その屈曲
点がプロットから推定される。次いで1つの見かけのプ
ラトウから他のプラトウへの遷移を網羅する十分なデー
タ点を、温度が独立の変数と考えて3次多項式にあては
める。遷移温度は得られる多項式の変曲点としてとられ
る。100℃付近のE″ピーク温度(TE″max)(参照第12
図)はα遷移温度(TA)の指標としてとられ、これが均
一な染色性のために低値(即ち100℃以下、好ましくは9
5℃以下、特に90℃以下)であることが主要である。
く依存することが良く知られている。染料のナイロン繊
維中の放射及び軸方向拡散係数はプリンストン織物研究
所(Textile Research Institute of Princefon,N.J.)
の染料移動現象、進歩報告15号及びその参考文献に記述
されている方法によつて測定することができる。
及びデータからの拡散係数の計算はH.コブサ(Kobs
a)、テクスタイル・リサーチ・ジャーナル(Texfile R
esearch JOurnal)、55(10)、573(1985)以降の一連
の文献に記述されている方法を用いて行なうことができ
る。この方法の変法はカーリー(Carrey,N.C.)のハン
ビー織物研究所(Hanby Textile Instifute)で行なわ
れている。
とり、ミリング青BL(C.I.酸ブル80〜122も同様の結果
を与える)0.125gを含有から染料溶液700mlを含む浴
「アヒバ社(Ahiba AB,Basel,スイス国)のPC091制御器
を含むアヒバ型ターボカラー(Turbo−color)−100]
中に入れた。この染料溶液は、染料2.5g/脱イオン水
l、リン酸二水素ナトリウム・1水和物0.5g、及びダウ
−コーニング(Dow−Corning)の消泡剤「B」を含む原
料溶液から50mlを添加しそして脱イオン水で1にする
ことによつて調製する。染色浴のpHは4.5±0.02であ
り、温度は±2℃に制御される。ガイデツド・ウエーブ
社(Guided Weve Inc.,El Dorado Hills,Ca.)製の光学
的ウエーブガイド・スペクトル解析機200型の検知器を
アヒバ染色浴に永久的に挿入し、好ましくは染料スペク
トルの最大吸光の波長を用いて、吸光度の変化、即ち浴
中の染料濃度を測定する。この技術により、繊維の染色
速度の時間及び温度依存性の双方が測定される。繊維は
染色の完了する種々の時点で浴から除去することがで
き、繊維を横切る染料の濃度勾配は織物研究所報に記述
されているように構造の1つの尺度として測定すること
ができる。染色速度及び拡散性の温度依存性も温度に対
する構造変化の尺度として使用しうる。
としての繊維を、移動相中の吸着物質としての染料で処
理することを含む。ヒユーレツト・パツカード社(Palo
Alto,Ca.)製のUV検知器をもつヒユーレツト・パツカ
ード1084B型液体クロマトグラフイーを、繊維1gを内径1
/4インチ、長さ20cmのステンレス鋼製カラムに充填して
使用する。脱イオン水を2ml/分の流速で垂直のカラム中
を上方へポンプで送入る。この水を消泡剤を除く以外上
述したものと同様の染料溶液で置きかえる。系の温度
は、温度依存性を決定するために変化させうるが、30℃
に維持される。流出水の染料含有量を、染料の吸光度が
最大付近の場合には584nmの波長で、染料の吸光度が低
い場合には450nmの吸光を参考して測定する検知器によ
り測定する。最初に流出液の染料含量は殆んど0であ
り、次いで染料含量はゆつくりと上昇する準一定値まで
急速に上昇する。1/2時間後、繊維は平衡の染料含量に
達する前に、ポンプでカラムに送入する染料溶液を脱イ
オン水で置きかえる。水の先端部がカラムを通過した
時、繊維の染料濃度が染料溶液のそれより高い場合に染
料の先端部が繊維によつて遊離される。容量に対する流
出液吸光度の曲線の勾配及びその下の面積から、表面特
性及び染料拡散性の差を決定する。
供給糸を約200〜約240℃の温度で延伸テクスチヤー化し
て約35%以下の伸張のテクスチヤー化糸を与えることを
含む約50〜約80の相対粘度を有するテクスチヤー化した
ナイロン66マルチフイラメント糸を製造する際に、テク
スチヤー化速度が少くとも900m/分であり、供給糸が少
量の2官能性ポリアミド共単量体又はナイロン66重合体
と水素結合しうる非反応性添加剤を含有するナイロン66
の重合体であり、そして糸が少くとも約0.8且つ約1.2g/
d以下の延伸張力(DT)を有する該ナイロン66マルチフ
イラメント糸の製造法。
織化法。
化する上記1又は2の延伸組織化法。
糸法。
方法で製造し、後に延伸組織化工程において供給糸とし
て用いる上記1の延伸紡糸法。
0デニール及び約70〜約100%伸張(Eb)の部分的に配向
したナイロン66重合体マルチフイラメント糸であって、
該重合体が少量の2官能ポリアミド共単量体又はナイロ
ン66重合体と水素結合しうる非反応性添加剤を含有し、
そして糸が少くとも0.8且つ約1.2g/d以下の延伸張力(D
T)を有する該ナイロン66重合体マルチフイラメント
糸。
官能性添加剤共単量体として含有する上記6の部分的配
向糸。
ド単位を2官能性添加剤共単量体として含む上記6の部
分的配向糸。
量体単位を2官能性添加剤共単量体として含む上記7の
部分配向糸。
チレンアジパミド単位を2官能性添加剤共単量体として
含む上記8の部分的配向糸。
チレンアジパミド単位を2官能性添加剤共単量体として
含み且つ糸が約10%より大きいボイル−オフ収縮を有す
る上記10の部分配合糸。
1つの部分配向糸。
ずれか1つの部分配向糸。
が約(140/Eb−0.6)〜約1.0g/dである上記6〜11のい
ずれか1つの部分配向糸。
%/℃であり、そしてストレス(σ)に対する(ΔL/Δ
T)maxの感度d(ΔL/ΔT)max/dσが約3×10-4〜7
×10-4(%/℃)/(mg/d)である上記6〜11のいずれ
か1つの部分配向糸。
伸ストレス(σD)が75℃及び延伸比1.35×で測定して
約1.0〜約1.9g.dであり、また見かけの延伸エネルギー
(ED)aが約0.2〜約0.5(g/d)°Kである上記6〜11
のいずれか1つの部分配向糸。
を少くとも4500m/分の紡糸引張速度で溶融紡糸すること
によって約15〜約250デニルのナイロン66重合体のマル
チフイラメント紡糸配向糸を製造する際に、ナイロン66
重合体が少量の2官能性ポリアミド共単量体又はナイロ
ン66重合体と水素結合しうる非反応性添加剤を含有する
該マルチフイラメント紡糸配向糸の製造法。
生産性(Ps)を有し、そして約(Ps/5000−0.8)g/d以
下及び約1.2g/d以下の延伸張力を有する上記17の方法。
度(TP)を用い、紡糸口金のキヤピラリーの寸法が、直
径(D)が約0.15〜約0.3mmであり、長さ/直径(L/D)
比が少くとも約1.75であり、そして(L/D4)比が少くと
も約100mm-3であるようなものであり、新しく溶融紡糸
したフイラメントを、RH約50%以上、温度約10〜約30℃
及び速度約10〜約50m/分の空気流で急冷し、そして紡糸
口金の表面から約1.5m以内の距離でフイラメントを収束
させる上記17〜19のいずれか1つの方法。
5mmであり、L/D比が少くとも約2であり、そしてL/D4が
少くとも150mm-3であり、急冷空気が少くとも約70%のR
Hを有し、そして収束の距離が紡糸口金の表面から約1.5
m以内である上記20の方法。
された仕上げ剤チップ適用機で収束させ、そしてゴデッ
トを用いずにパッケージに巻く上記20の方法。
クスチヤー化したナイロン66マルチフイラメント糸であ
って、糸が少量の2官能性ポリアミド共単量体又はナイ
ロン66重合体と水素結合しうる非反応性添加剤を含有す
るナイロン66重合体から本質的になる該ナイロン66マル
チフイラメント糸。
2官能性添加剤共単量体として含有する上記24の組織化
糸。
ミド単位を2官能性添加剤共単量体として含む上記24の
組織化糸。
単量体単位を2官能性添加剤共単量体として含む上記25
の組織化糸。
チレンアジパミド単位を2官能性添加剤共単量体として
含む上記26の組織化糸。
チレンアジパミド単位を2官能性添加剤共単量体として
含み且つ糸が約8%より大きいボイル−オフ収縮を有す
る上記26の組織化糸。
1つの組織化糸。
ずれか1つの組織化糸。
れか1つの組織化糸。
の組織化糸。
織化したナイロン66マルチフイラメント糸であって、糸
が約6%以下のボイル−オフ収縮性を有するナイロン66
重合体から本質的になるフイラメントを少くとも一部分
含んでなり、該ヤーンが2−メチル−ペンタメチレンア
ジパミド単位を2官能性添加剤共単量体として20〜約40
重量%含有するナイロン66重合体から本質的になるフイ
ラメントの他の部分を有し、そして糸が約8%以上のボ
イル−オフ収縮性を有し、但し該フイラメントが収縮性
において少くとも約4%の差を有する、該ナイロン66マ
ルチフイラメント糸。
デニル及び伸張(Eb)約70〜100%の部分配向したナイ
ロン66重合体マルチフイラメント糸であって、重合体が
少量の2官能性ポリアミド共単量体又はナイロン66重合
体と水素結合しうる非反応性添加剤を含有し、更に66ナ
イロン重合体の分子鎖分岐剤を約0.025〜0.125モル%の
量で含有する該ナイロン66重合体マルチフイラメント
糸。
選択される上記35の部分配向糸。
N)である上記36の部分配向糸。
単位及び2−メチル−ペンタメチレンアジパミド単位か
らなる群から選択される上記35の部分配向糸。
単独重合体を約5000〜約6000m/分の紡糸速度(Vs)で溶
融紡糸することにより約15〜約125デニルのナイロン66
単独重合体のマルチフイラメント紡糸配向糸を製造する
に際して、次の紡糸条件、即ち約285〜約295℃の重合体
押出し溶融温度(Tp)、直径(D)が約0.15〜約0.25mm
であり、長さ/直径比(L/D)が少くとも約120mm-3の少
くとも約L/D4比であり、且つフイラメント紡糸密度(FS
D)が約0.5フイラメント/mm2以下であるような寸法の
紡糸口金キヤピラリー、新しく溶融紡糸したフイラメン
トの、相対湿度(RH)約50%以上、温度約10〜30℃且つ
速度約10〜30mpmの空気流での急冷、フイラメントの約7
5〜150cmの距離での収束、を用い、更に少くとも約8000
の紡糸生産性Ps(=Vs×RDR、但しRDR=1+Eb%/10
0)、約1.7〜約2の供給糸の残存延伸比(RDR)、及び
約0.8〜約1.2g/デニルの延伸張力(DT)を用いる該ナイ
ロン66単独重合体マルチフイラメント紡糸配向糸の製造
法。
された仕上げ剤チップ適用機を介して収束させ、そして
ゴデットを用いずにパッケージに巻く上記35の方法。
デニルより大きい延伸張力(DT)を約45〜約65%の破断
伸張(Eb)と共に、40〜135℃の温度範囲にわたって0
以下の動的長さ変化(Δ長さ、%)及び動的収縮割合
(Δ長さ、%/Δ温度、℃)を、約0.15(%/%)より
小さい最大の動的伸張割合[(Δ長さ、%/(Δ温度、
℃)]MAXを約7×10-4(%/℃)/(mg/d)よりも小
さいストレスσに対する(ΔL/ΔT)MAXの感度[d
(ΔL/ΔT)MAX/d(σ)]と共に、そして約3〜8%
のボイル−オフ収縮(BOS)を有するようにする紡糸法
で紡糸したε−カプロアミド共単量体単位約2〜約8重
量%を含有する相対粘度約40〜約50のナイロン66重合体
から製造された厳密な染色最終用途に適したマルチフイ
ラメント直接使用糸。
マルチフイラメント直接使用糸。
る上記41のマルチフイラメント直接使用糸。
つづける上記41のマルチフイラメント直接使用糸。
グラフであり; 第2図は本発明によるナイロンPOYの製造法の系統図で
あり; 第3図は紡糸口金面を通しての拡大断面であって、POY
フイラメントを紡糸するための紡糸キヤピラリーを例示
し;そして 第4〜22図は本発明による糸(N6、66及びMe5−6,6)、
単独重合体ナイロン66糸(N66)、及び単独重合体ナイ
ロン6糸(N6)の性質間の送達を例示する。
Claims (7)
Hide Dependent
translated from
- 【請求項1】15〜250デニルの及び70〜100%伸張(Eb)
の供給糸を200〜240℃の温度で延伸テクスチヤー化して
35%以下の伸張のテクスチヤー化糸を与えることを含む
50〜80の相対粘度を有するテクスチヤー化したナイロン
66マルチフイラメント糸を製造する際に、テクスチヤー
化速度が少くとも900m/分であり、供給糸が少量の2官
能性ポリアミド共単量体又は7−ナフトトリアジニル−
3−フエニルクマリンを含有するナイロン66の重合体で
あり、そして糸が0.8g/d以上、1.2g/d以下の延伸張力
(DT)を有する該ナイロン66マルチフイラメント糸の製
造法。 - 【請求項2】重合体が相対粘度50〜80のものである15〜
250デニール及び70〜100%伸張(Eb)の部分的に配向し
たナイロン66重合体マルチフイラメント糸であって、該
重合体が少量の2官能ポリアミド共単量体又は7−ナフ
トトリアジニル−3−フエニルクマリンを含有し、そし
て糸が0.8g/d以上、1.2g/d以下の延伸張力(DT)を有す
る該ナイロン66重合体マルチフイラメント糸。 - 【請求項3】少くとも50〜80の相対粘度を有するナイロ
ン66重合体を少くとも4500m/分の紡糸引張速度で溶融紡
糸することによって15〜250デニルのナイロン66重合体
のマルチフイラメント紡糸配向糸を製造する際に、ナイ
ロン66重合体が少量の2官能性ポリアミド共単量体又は
7−ナフトトリアジニル−3−フエニルクマリンを含有
し、そして糸が0.8g/d以上、1.2g/d以下の延伸張力(D
T)を有する該マルチフイラメント紡糸配向糸の製造
法。 - 【請求項4】伸張(Eb)35%以下及び相対粘度50〜80の
テクスチヤー化したナイロン66マルチフイラメント糸で
あって、糸が2.5ないし10重量%の2官能性ポリアミド
共単量体又は7−ナフトトリアジニル−3−フエニルク
マリンを含有するナイロン66重合体から本質的になる該
ナイロン66マルチフイラメント糸。 - 【請求項5】伸張(Eb)35%以下及び相対粘度50〜80の
テクスチヤー化したナイロン66マルチフイラメント糸で
あって、糸が6%以下のボイル−オフ収縮性を有するナ
イロン66重合体から本質的になるフイラメントを少くと
も一部分含んでなり、該ヤーンが2−メチル−ペンタメ
チレンアジパミド単位を2官能性添加剤共単量体として
20〜40重量%含有し、そしてを含有するナイロン66重合
体から本質的になるフイラメントの他の部分を有し、そ
して糸が8%以上のボイル−オフ収縮性を有し、但し該
フイラメントが収縮性において少くとも4%の差を有す
る、該ナイロン66マルチフイラメント糸。 - 【請求項6】重合体が50〜80の相対粘度を有する15〜25
0デニル及び伸張(Eb)70〜100%の部分配向したナイロ
ン66重合体マルチフイラメント糸であって、重合体が少
量の2官能性ポリアミド共単量体又は7−ナフトトリア
ジニル−3−フエニルクマリンを含有し、更に66ナイロ
ン重合体の分子鎖分岐剤を0.025〜0.125モル%の量で含
有し、そして糸が0.8g/d以上、1.2g/d以下の延伸張力
(DT)を有する該ナイロン66重合体マルチフイラメント
糸。 - 【請求項7】糸に十分な紡糸配向性を付与する、即ち糸
が1.4g/デニルより大きい延伸張力(DT)を45〜65%の
破断伸張(Eb)と共に、40〜135℃の温度範囲にわたっ
て0以下の動的長さ変化(Δ長さ、%)及び動的収縮割
合(Δ長さ、%/Δ温度、℃)を、0.15(%/℃)より
小さい最大の動的伸張割合[(Δ長さ、%/(Δ温度、
℃)]MAXを7×10-4(%/℃)/(mg/d)よりも小さ
いストレスσに対する(ΔL/ΔT)MAXの感度[d(ΔL
/ΔT)MAX/d(σ)]と共に、そして3〜8%のボイル
−オフ収縮(BOS)を有するようにする紡糸法で紡糸し
たε−カプロアミド共単量体単位2.5〜8重量%を含有
する相対粘度40〜50のナイロン66重合体から製造され
た、2次テクスチャー化加工を経なくとも直接に染色最
終用途に適するマルチフイラメント使用糸。