JP2887095B2 - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は円盤状のワ−クの
上下面をロ−ルブラシによって同時に洗浄するための洗
浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば半導体装置の製造工程において
は、ワ−クとしての半導体ウエハを高い清浄度で洗浄す
ることが要求される工程がある。このようなワ−クを洗
浄する方式としては、洗浄液中に複数枚のワ−クを浸漬
するデイップ方式や被洗浄基板に向けて洗浄液を噴射し
て一枚づつ洗浄する枚葉方式があり、最近では高い清浄
度が得られるとともに、コスト的に有利な枚葉方式が採
用されることが多くなってきている。
【0003】枚葉方式の1つとしてロ−ルブラシを用い
た洗浄装置が知られている。この洗浄装置はワ−クを搬
送ラインによって所定方向に直線的に搬送するととも
に、その搬送途中に、上記ワ−クの表裏両面にブラシ毛
が接触する状態で複数のロ−ルブラシを、その軸線をワ
−クの搬送方向に対して直交させて配置し、洗浄液を供
給しながら各ロ−ルブラシを回転させることで、上記ロ
−ルブラシによって上記ワ−クの表裏両面に付着した微
粒子を除去するようにしている。
【0004】しかしながら、搬送ラインによって直線搬
送されるワ−クの上下面に、その搬送ラインの途中に設
けられたロ−ルブラシを接触させるだけでは、たとえば
上記ロ−ルブラシのブラシ毛の摩耗状態が不均一であっ
たり、ロ−ルブラシの配置状態(水平度)が傾いていた
りすると、上下一対のロ−ルブラシがワ−クの上下面全
体にわたって均一に接触しないことがある。そのため、
上記ワ−クの上下面全体を上記を一対のロ−ルブラシに
よって均一な清浄度で洗浄できないということがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の洗
浄装置は、搬送ラインによって直線搬送されるワ−クの
上下面に、軸線をワ−クの搬送方向に対して直交させて
配置されたロ−ルブラシを接触させるようにしているた
め、ロ−ルブラシのブラシ毛の摩耗状態が不均一であっ
たり、配置状態が傾いていたりすると、上記ワ−クの上
下面を全体にわたって均一な清浄度で洗浄できないとい
うことがあった。
【0006】この発明は上記事情に基づきなされたもの
で、その目的とすることろは、ワ−クの上下面全体をロ
−ルブラシによって均一に洗浄することができるように
した洗浄装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、円盤
状のワ−クの上下面を同時にブラシ洗浄する洗浄装置に
おいて、軸線を上下方向に沿わせて回転自在に配設され
るとともに上記ワ−クの周辺部が係合する係合部が形成
された駆動ロ−ラと、この駆動ロ−ラを回転駆動する第
1の駆動手段と、上記駆動ロ−ラの係合部に周辺部を係
合させた上記ワ−クの下面に接する下部ロ−ルブラシお
よびこの下部ロールブラシよりも上記駆動ローラ寄りに
配設され上記ワークの上面に接する上部ロ−ルブラシ
と、上記下部ロ−ルブラシと上部ロ−ルブラシとを上記
ワ−クが上記駆動ロ−ラに押し付けられる方向に回転駆
動する第2の駆動手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記駆動ローラは上記ワークの径方向一端側に配設
され、そのワークの径方向他端側には上記ワークが径方
向にずれ動いて上記駆動ローラの係合部から外れるのを
阻止する規制ローラが配設されていることを特徴とす
る。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、上記駆動ローラの係合部は水平面もしくは径方向外
方に行くにつれて低く傾斜する傾斜面に形成されている
ことを特徴とする。
【0010】請求項1と請求項3の発明によれば、上部
ロ−ルブラシがワ−クに作用する押圧力によって上記ワ
−クを駆動ロ−ラの係合部に押圧するから、上記駆動ロ
−ラによってワ−クを確実に回転させることができる。
【0011】請求項2の発明によれば、ワ−クは駆動ロ
−ラによって回転させられながら上下一対のロ−ルブラ
シで洗浄されるとともに、規制ロ−ラによって径方向に
ずれ動くのが規制されるため、ロ−ルブラシにより洗浄
されているときに駆動ロ−ラの係合部から外れるのが確
実に防止される。
【0012】
【0013】
【発明の実施形態】以下、この発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。図2に示すようにこの発明の洗浄
装置は洗浄槽1を備えている。この洗浄槽1には導入口
3が形成されている。この導入口3からは、ワ−クとし
ての未洗浄の半導体ウエハ2が図示しない受け渡しロボ
ットによって内部に導入されるようになっている。上記
洗浄槽1の上記一側壁に隣接する側壁には洗浄された半
導体ウエハ2を同じく図示しない受け渡しロボットによ
って搬出するための導出口4が形成されている。上記導
入口3と導出口4はシャッタ3a、4aによって開閉自
在されるようになっている。
【0014】上記洗浄槽1内にはユニットケ−ス5が設
けられている。このユニットケ−ス5の内部には、上記
半導体ウエハ2の導入方向の中心線Cと直交する方向の
一端側に3本の駆動ロ−ラ6が配置され、他端側には2
本の規制ロ−ラ7が配置されている。各ロ−ラ6、7
は、それぞれ軸線を垂直にして回転自在に、しかも上記
半導体ウエハ2の周方向に沿って所定の間隔で配設され
ている。
【0015】上記各ロ−ラ6、7の配置状態をさらに詳
述する。すなわち、図1に示すように上記ユニットケ−
ス5の内底部は仕切板8によって隔別され、この仕切板
8の下方には支持板9が配設されている。上記駆動ロ−
ラ6と規制ロ−ラ7とは上記仕切板8に形成された通孔
8aを貫通している。駆動ロ−ラ6の下端部は上記支持
板9に立設された第1の軸受体11によって回転自在か
つスラスト方向にスライド不能に支持されている。
【0016】上記規制ロ−ラ7の下端部は第2の軸受体
12によって回転自在かつスラスト方向にスライド不能
に支持されている。上記第2の軸受体12は上記支持板
9にスライド自在に設けられていて、図1に矢印で示す
ように駆動シリンダ13により上記駆動ロ−ラ6に対し
て接離する方向に駆動されれるようになっている。
【0017】上記駆動ロ−ラ6の上部には大径部6aが
設けられ、その大径部6aの上面は上記半導体ウエハ2
の周辺部が係合する係合部15となっている。係合部6
aは水平面となっているが、径方向外方に行くにつれて
低く傾斜する傾斜面であってもよい。
【0018】上記規制ロ−ラ7の上部は小径部7aに形
成され、この小径部7aは上記半導体ウエハ2の周辺部
に接触して上記係合部15に係合保持された半導体ウエ
ハ2が径方向にずれ動くのを規制するようになってい
る。
【0019】上記駆動ロ−ラ6と規制ロ−ラ7とが仕切
板8の通孔8aを貫通した箇所はラビリンス構造16と
なっている。それによって、上記半導体ウエハ2を洗浄
する洗浄液が上記通孔8aからユニットケ−スの外部へ
流出するのを阻止している。
【0020】上記駆動ロ−ラ6は第1の駆動機構17に
よって回転駆動されるようになっている。この第1の駆
動機構17は図1に示すように上記支持板9の下方に配
置されたモ−タ18を有する。このモ−タ18の回転軸
18aには駆動プ−リ19aが嵌着されている。この駆
動プ−リ19aと上記各駆動ロ−ラ6の下端部にそれぞ
れ嵌着された3つの従動プ−リ19bとの間にはベルト
20が図示しないテンショロ−ラによって張力を調整さ
れて張設されている。したがって、上記モ−タ18が作
動すれば、ベルト20を介して上記各駆動ロ−ラ6を回
転駆動することができるようになっている。
【0021】上記ユニットケ−ス5内には下部ロ−ルブ
ラシ21と上部ロ−ルブラシ22とが軸線O1 、O2 を
上記ユニットケ−ス5の中心線Cに対して平行、かつそ
の中心線Cと直交する方向に対してずらして配置されて
いる。つまり、下部ロ−ルブラシ21の軸線O1 は上記
中心線Cよりも規制ロ−ラ7側に位置しており、上部ロ
−ルブラシ22の軸線O2 は駆動ロ−ラ6側に偏倚され
ている。
【0022】上記下部ロ−ルブラシ21と上部ロ−ルブ
ラシ22とは第2の駆動機構20Aによってそれぞれ回
転駆動されるとともに、上下駆動機構20Bによって上
下方向に駆動されるようになっている。
【0023】つまり、各ロ−ルブラシ21、22のブラ
シ毛21a、22aが設けられたロ−ル軸21b、22
bの一端部は図2に示すようにユニットケ−ス5の一側
壁から突出し、その突出部分には軸受体23とモ−タ2
4とが一体化された駆動ユニット25が設けられてい
る。
【0024】各駆動ユニット25の軸受体23には上記
ロ−ル軸21b、22bが回転自在に支持されていると
ともに、その軸受体23の内部で上記モ−タ24の回転
軸(図示せず)に連結されている。上記下部ロ−ルブラ
シ21と上部ロ−ルブラシ22とはそれぞれモ−タ24
によって図1に矢印で示すように互いに逆方向であると
ともに、これらロ−ルブラシ21、22間に供給された
半導体ウエハ2をその回転力で駆動ロ−ラ6の外周面に
押し付ける方向に回転駆動されるようになっている。
【0025】上記一対の駆動ユニット25には、図2と
図3に示すようにそれぞれア−ム26の一端が固着され
ている。各ア−ム26の他端部は、上記ユニットケ−ス
5の近傍に配置されたハウジング27の一側壁に形成さ
れた縦長の通孔28からその内部に導入されている。各
ア−ム26の他端には取付板29が取着され、各取付板
29にはスライダ31が設けられている。各スライダ3
1は上記ハウジング27の他側内面に垂直方向に沿って
設けられたリニアガイド32にスライド自在に係合保持
されている。
【0026】一対のア−ム26の他端部にはナット体3
3が設けられている。各ナット体33にはそれぞれボ−
ルねじ34が螺合している。各ボ−ルねじ34は上下端
部がそれぞれ上記ハウジング27の上下内面に設けられ
た軸受35に回転自在に支持されている。
【0027】上記ボ−ルねじ34の下端部はハウジング
27の下端から突出し、その突出端には従動プ−リ36
が嵌着されている。各従動プ−リ36の近傍にはモ−タ
37が配設され、このモ−タ37の回転軸37aに嵌着
された駆動プ−リ38と上記従動プ−リ36との間には
ベルト39が張設されている。
【0028】したがって、上記モ−タ37が作動すれ
ば、ボ−ルねじ34が回転駆動される。それによって、
ボ−ルねじ34に螺合されたナット体33を介してア−
ム26がリニアガイド32に沿って上下方向に駆動され
ることになる。つまり、下部ロ−ルブラシ21と上部ロ
−ルブラシ22とを上下方向に駆動させることができる
かっら、各ロ−ルブラシ21、22を半導体ウエハ2の
下面と上面とに所定の接触力で接触させることができ
る。
【0029】上述したごとく、上記上部ロ−ルブラシ2
2は下部ロ−ルブラシ21に比べて軸線O2 を駆動ロ−
ラ6側に偏倚させている。そのため、半導体ウエハ2は
上部ロ−ルブラシ22から受ける押圧力によって駆動ロ
−ラ6側に位置する周辺部がその係合部15に押し付け
られることになる。
【0030】したがって、半導体ウエハ2は、一対のロ
−ルブラシ21、22の回転力と、上部ロ−ルブラシ2
2の押圧力とによって上記駆動ロ−ラ6に押し付けられ
ることになるから、上記駆動ロ−ラ6の回転力が半導体
ウエハ2に伝達されることになる。
【0031】上記下部ロ−ルブラシ21と上部ロ−ルブ
ラシ22との近傍には、図1に示すようにそれぞれ一対
のパイプ状の下部ノズル41と上部ノズル42とが配置
されている。各ノズル41、42からは上記半導体ウエ
ハ2の上下面を一対のブラシ21、22によって洗浄す
るときに洗浄液が供給されるようになっている。
【0032】つぎに、上記構成の洗浄装置によって半導
体ウエハ2を洗浄するときの動作について説明する。ま
ず、一対の規制ロ−ラ7を駆動シリンダ13によって図
4に鎖線で示すように駆動ロ−ラ6から離反する方向へ
後退させるとともに、下部ロ−ルブラシ21を下降さ
せ、上部ロ−ルブラシ22を上昇させてこれらロ−ルブ
ラシ21、22を図3に鎖線で示すように所定の間隔で
離反させる。
【0033】その状態で一対のロ−ルブラシ21、22
間に未洗浄の半導体ウエハ2を、その周辺部の径方向一
端側が3本の駆動ロ−ラ6の係合部15に係合するよう
図示しない受け渡しロボットで供給する。供給後、下部
ロ−ルブラシ21を上昇させて半導体ウエハ2の下面に
接触させ、半導体ウエハ2を上記係合部15とでほぼ水
平に支持し、ついで上部ロ−ルブラシ22を下降させて
半導体ウエハ2の上面に所定の圧力で接触させる。
【0034】一対のロ−ルブラシ21、22を所定の高
さに位置決めしたならば、駆動シリンダ13を作動させ
て一対の規制ロ−ラ7をその小径部7aが上記半導体ウ
エハ2の径方向他端側、つまり係合部15に係合した部
分と径方向の反対側の部分の外周面に当接するまである
いはわずかな間隔を介して近接するまで前進方向へ駆動
する。
【0035】このようにして半導体ウエハ2を保持した
ならば、受け渡しロボットを後退させ、下部ロ−ルブラ
シ21と上部ロ−ルブラシ22および3本駆動ロ−ラ6
を回転駆動する。
【0036】一対のロ−ルブラシ21、22が回転駆動
されることで、半導体ウエハ2の上下面がブラシ洗浄さ
れるとともに、これらロ−ルブラシ21、22の回転力
によって外周面の径方向一端側が駆動ロ−ラ6に押し付
けられる。
【0037】また、上部ロ−ルブラシ22が下部ロ−ル
ブラシ21よりも駆動ロ−ラ6側に偏倚していること
で、半導体ウエハ2には図1に矢印Mで示す方向の回転
モ−メントが生じる。そのため、半導体ウエハ2は上記
モ−メントMによって、周辺部の上記駆動ロ−ラ6側の
部分が係合部15に押し付けられる。
【0038】このように、半導体ウエハ2が駆動ロ−ラ
6に押し付けられることで、半導体ウエハ2には上記駆
動ロ−ラ6の回転力が伝えられる。それによって、半導
体ウエハ2は一対のロ−ルブラシ21、22との接触力
に抗して上記駆動ロ−ラ6により回転させられることに
なる。
【0039】つまり、半導体ウエハ2は、その上下面が
径方向に沿う一対のロ−ルブラシ21、22によってブ
ラシ洗浄されるとき、駆動ロ−ラ6によって回転させら
れる。そのため、上下一対のロ−ルブラシ21、22
は、半導体ウエハ2の上下面に対して万べんなく摺接す
るばかりか、摺接する部位が制限されるということがな
い。
【0040】たとえば、一対のロ−ルブラシ21、22
間に半導体ウエハ2を直線搬送するだけであると、上記
半導体ウエハ2の搬送方向と直交する径方向の一端側に
はロ−ルブラシ21、22の軸方向一端側だけしか摺接
せず、径方向他端側には軸方向の他端側だけしか摺接し
ないということになる。その場合、各ロ−ルブラシ2
1、22のブラシ毛21a、22aの摩耗状態が軸方向
において不均一であったり、ロ−ル軸21b、22bの
軸線が水平線に対して傾いていたりすると、半導体ウエ
ハ2の全面に対して上記ブラシ毛21a、22aが均一
な接触力で接触しないから、洗浄状態が不均一になって
しまう。
【0041】しかしながら、ロ−ルブラシ21、22を
回転させるだけでなく、半導体ウエハ2も回転させる
と、半導体ウエハ2に対して一対のロ−ルブラシ21、
22の接触部位が制限されなくなる、つまり半導体ウエ
ハ2の所定の部分にロ−ルブラシ21、22の所定部分
だけが接触するということがなくなるから、ロ−ルブラ
シ21、22のブラシ毛21a、22aの摩耗状態が不
均一であったり、軸線が傾いているなどしても、上記半
導体ウエハ2の全面をほぼ均一に洗浄することが可能と
なる。
【0042】また、洗浄中に半導体ウエハ2は、規制ロ
−ラ7によって径方向にずれ動くのが制限される。その
ため、半導体ウエハ2の周辺部が駆動ロ−ラ6の係合部
15から外れるようなことがなくなるから、駆動ロ−ラ
6の回転を上記半導体ウエハ2に確実に伝達することが
できるばかりか、半導体ウエハ2の保持状態が損なわれ
るということがなくなる。
【0043】なお、上記一実施形態では駆動ロ−ラを3
本としたが、その数は限定されるものでなく、2本以下
あるいは4本以上であってもよい。駆動ロ−ラが1本で
あっても、半導体ウエハを回転させたり、下部ロ−ルブ
ラシとで保持することは可能であるが、2本以上の方が
安定性が向上する。
【0044】また、半導体ウエハが径方向にずれるのを
規制するために2本の規制ロ−ラを設けたが、半導体ウ
エハは一対のロ−ルブラシの回転力と、上部ロ−ルブラ
シの押圧力とによって駆動ロ−ラに押し付けられている
から上記規制ロ−ラがなくとも、半導体ウエハを所定の
状態で保持しながら洗浄することは可能である。さら
に、ワ−クとしては半導体ウエハ以外のものであっても
よく、要は円盤状で上下面を洗浄する必要があるもので
あればよい。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように請求項1と請求項3の
発明によれば、ワ−クの上下面を一対のロ−ルブラシで
洗浄するときに、上記ワ−クを駆動ロ−ラによって周方
向に回転させるとともに、上部ロールブラシを下部ロー
ルブラシに対して駆動ローラ寄りに偏倚させた。
【0046】そのため、ワ−クを一対のロ−ルブラシ間
に直線搬送する場合のように、ワ−クとブラシとの接触
部位が制限されるということがなくなるから、ロ−ルブ
ラシのブラシ毛の摩耗状態が不均一であったり、ロ−ル
ブラシの配置状態が傾いているなどしても、上記ワ−ク
の上下面を全体にわたって均一にブラシ洗浄することが
できるばかりか、上部ロ−ルブラシの押圧力によってワ
−クを駆動ロ−ラの係合部に確実に係合させることがで
きる。
【0047】請求項2の発明によれば、ワ−クを駆動ロ
−ラによって回転させるため、その上下面を全体にわた
って均一に洗浄することができるばかりか、規制ロ−ラ
によって上記ワ−クが径方向にずれ動くのが規制される
から、ワ−クが駆動ロ−ラの係合部から外れて保持状態
が不確実になったり、駆動ロ−ラの回転が伝達されにく
くなるなどのことがなくなる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の全体構成を示すユニッ
トケ−スの縦断面図。
【図2】同じく洗浄槽の横断面図。
【図3】同じく一対のロ−ルブラシを上下駆動する機構
の側面図。
【図4】同じく駆動ロ−ラ、規制ロ−ラおよび一対のロ
−ルブラシの配置状態の斜視図。
【符号の説明】
2…半導体ウエハ(ワ−ク)、6…駆動ロ−ラ、7…
ロ−ラ、15…係合部、17…第1の駆動機構(駆動
手段)、18…第1の駆動機構のモ−タ、21…上部ロ
−ルブラシ、22…下部ロ−ルブラシ、22A…第2の
駆動機構、24…第2の駆動機構のモ−タ、25…第2
の駆動機構(駆動手段)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状のワ−クの上下面を同時にブラシ
    洗浄する洗浄装置において、 軸線を上下方向に沿わせて回転自在に配設されるととも
    に上記ワ−クの周辺部が係合する係合部が形成された駆
    動ロ−ラと、 この駆動ロ−ラを回転駆動する第1の駆動手段と、 上記駆動ロ−ラの係合部に周辺部を係合させた上記ワ−
    クの下面に接する下部ロ−ルブラシおよびこの下部ロー
    ルブラシよりも上記駆動ローラ寄りに配設され上記ワー
    クの上面に接する上部ロ−ルブラシと、 上記下部ロ−ルブラシと上部ロ−ルブラシとを上記ワ−
    クが上記駆動ロ−ラに押し付けられる方向に回転駆動す
    る第2の駆動手段とを具備したことを特徴とする洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 上記駆動ローラは上記ワークの径方向一
    端側に配設され、そのワークの径方向他端側には上記ワ
    ークが径方向にずれ動いて上記駆動ローラの係合部から
    外れるのを阻止する規制ローラが配設されていることを
    特徴とする請求項1記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 上記駆動ローラの係合部は水平面もしく
    は径方向外方に行くにつれて低く傾斜する傾斜面に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。
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