JP2881813B2 - 成形品の絵付け装置 - Google Patents

成形品の絵付け装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は成形品の絵付け装置に関する。
更に詳しくは、本発明は、3次元曲面を有する立体成
形品の隅部まで絵付けできる絵付装置に関する。
〈従来技術〉 3次元曲面を有する立体成形品に、印刷方法により直
接絵付することは困難である。このため、印刷絵柄を施
したプラスチックフィルムから成る化粧シートを成形品
表面に貼り合わせたり、あるいは剥離性プラスチックフ
ィルムに印刷絵柄を施して転写箔とし、この転写箔から
印刷絵柄を成形品表面に転写する技術が知られている。
このような絵付け方法の一つに、真空圧空成型法と呼
ばれる技術がある。この技術は、例えば特公昭41−1733
5号公報等に記載されている。この方法に使用される装
置は、上記化粧シートや転写箔等の絵付け用シートで上
下チャンバーに二分割される装置で、上下チャンバーに
は絵付け用シートを加熱する赤外線ヒーター、真空吸引
孔及び送風孔を有し、下チャンバーには成形品を載置す
るテーブルと真空吸引孔を有するものである。
立体成形品は下チャンバーのテーブル上に載置され
る。絵付け用シートは、上下チャンバーに二分割するよ
うにチャンバー周縁で固定され、赤外線ヒーターで加熱
して絵付け用シートを軟化すると共に、絵付け用シート
に塗布された接着剤を活性化する。絵付け用シートの加
熱軟化と相前後して、上下チャンバーに設けられた真空
吸引孔から真空吸引する。真空吸引は、軟化した絵付け
用シートに流体圧がかかって変形するのを防ぐため、上
下チャンバー内が常に同一圧力となるように同速度で行
なわれる。一般には同一の真空ポンプにつないで同時に
吸引することにより、上下チャンバー内を同一圧力に保
っている。次いで上チャンバー内に、送風孔から送風し
て上チャンバーの圧力を高め、この圧力により絵付け用
シートを変形すると共に、立体成形品表面に沿って成形
・密着して絵付けする。絵付けシートが化粧シートの場
合はこの後周囲を切断して仕上げし、転写箔の場合は上
記剥離性プラスチックフィルムを剥離除去して印刷絵柄
のみを成形品表面に残す。
この方法は、単に立体成形品表面に絵付けできるだけ
でなく、表面に凹部を有する立体成型品であっても、こ
の凹部に空気を残すことなく、この凹部形状に沿って絵
付けできる点で極めて優れたものであった。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、加熱された接着剤が冷えた成形品に接触する
と、その瞬間熱が成形品に奪われて十分に接着力が発揮
できない。特に高さの高い立体成形品の場合は、絵付け
用シートが立体成形に接触し始めた地点から熱が奪われ
始めるから、成形品の下部、すなわちテーブルに近い部
分では絵付けシート自体の温度も低下しており、十分な
接着力を得ることができず、絵付が不完全となる欠点を
持っていた。これを避けるため、絵付けシートを高温に
加熱すれば、絵付けの際の伸びに耐えられず、破れる結
果となり、成形品に密着することができない。
〈課題を解決するための手段〉 かかる問題を解決するため、本発明は、絵付け用シー
トを介して上下チャンバーに二分割可能な装置であっ
て、上チャンバーに加熱装置、真空吸引孔及び送風孔を
有し、下チャンバーに成形品載置用テーブル及び真空吸
引孔を有する成形品の絵付け装置において、上記テーブ
ルが加熱手段を有することを特徴とする成形品の絵付け
装置を提供する。
〈作用〉 本発明に係る装置は、成形品載置用テーブルが加熱手
段を内蔵する点を除いて、従来の真空圧空成型装置と同
じである。従って、その使用方法も大略同一であるが、
成形品に絵付けシートが密着する際に、テーブルが加熱
されており、この熱により成形品もまた均一に加熱され
ている。
また、予め加熱された成形品を使用することもできる
が、この場合には加熱手段によりその温度が維持され
る。
いずれにしても、成形品は高温にしかも均一に維持さ
れているため、絵付け用シートの密着が均一かつ十分に
行われ、また接着力も十分に発揮できるという特徴を有
する。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図面の第1図〜第3図は、本発明に係る装置を用いて
絵付する工程を示す説明図である。
すなわち、第1図に示すように、本発明に係る装置は
外壁により密閉されたチャンバーを構成し得るものであ
る。外壁は上下に二分割されており、両者は相対的に移
動可能で、開閉自在に構成されている。上部外壁又は下
部外壁は、例えば油左ポンプ等により移動できる。そし
て、この両外壁の間に絵付用シートを介在させることに
より、チャンバーを上下の二つのチャンバーに分割でき
る。
上チャンバー(9)の内部には絵付け用シート
(8)、加熱装置(10)が設けられている。この加熱装
置(10)は絵付け用シート(8)を加熱して軟化させる
と共に接着剤を活性化するもので、赤外線ヒーターが好
適に用いられる。
また、上シャンバー(9)には真空吸引孔と送風孔が
設けられている。両者は別個に設けても良いが、一つの
孔で兼ねることもできる。別個に設けた場合には真空吸
引孔を真空ポンプに連結し、送風孔を弁を介して外気又
は送風ポンプに連結する。一つの孔で兼ねる場合は切り
替え弁を介して真空ポンプ及び外気又は送風ポンプに連
結すれば良い。図示の例は、一つの孔(11)で兼ねたも
のである。
下チャンバー(1)には真空吸引孔(12)が設けられ
ている。真空吸引孔(12)は図示しない真空ポンプに連
結されている。上チャンバー(9)と下チャンバー
(1)の双方を常に同一圧力に真空吸引されるように、
上チャンバー(9)の真空吸引孔と下チャンバー(1)
の真空吸引孔は同一の真空ポンプに連結するのが望まし
い。
また、下チャンバー(9)内部には、成型品(4)載
置用テーブル(2)が設けられている。テーブル(2)
には、加熱手段が設けられている。テーブル(2)内部
に熱水又は蒸気を通すパイプを設けて加熱手段としても
良いが、電流を通じて発熱する抵抗体を設けて加熱手段
とする方が容易である。図示の例では、テーブル(2)
に電気抵抗体(3)を設け、この上にアルミニウム板
(4)を接着したものである。
加熱手段は、テーブル全面に均一に設けられているこ
とが望ましい。任意の大きさの立体成型品に対応でき
て、常に均一な温度に維持できるからである。加熱温度
は、絵付け用シート(8)の材質及び接着剤の種類に応
じ、60〜90℃程度に加熱できれば良い。加熱手段が電気
抵抗体の場合は、電圧又は電流により容易に温度コント
ロールできるので、この点からも有利である。
なお、本発明に使用する絵付け用シートは、印刷絵柄
を施したプラスチックフィルムに接着剤を塗布した化粧
シート、又は剥離性プラスチックフィルムに表面保護
層、絵柄層等の機能層と接着剤層を設けた転写箔であ
る。なお、接着剤層を持たない化粧シートや転写箔も使
用できるが、この場合には成形品表面に接着剤を塗布す
る必要がある。成形品表面への塗布はスプレーコートな
どの方法で可能である。化粧シートのベースとなるプラ
スチックフィルムは熱軟化性のものなら任意のもので良
いが、成形性、軟化時に穴が生じにくいこと等の点か
ら、ポリ塩化ビニル、アクリロニトリル−ブタジエン−
スチレン共重合体、ポリスチレン、ポリアクリロニトリ
ル等が好ましい。剥離性プラスチックフィルムは、かか
るプラスチックフィルムをそのまま使用しても良いし、
熱硬化性樹脂等を塗布軟化したものを使用しても良い。
また、接着剤はいずれの場合も熱により接着力を発揮
するもので、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル等
の感熱接着剤である。
本発明に係る装置は、第2図に示すように、まず、テ
ーブル(2)のアルミニウム板(4)上に立体成形品
(6)を載置する。立体成形品(6)は任意の材質のも
ので良いが、図示の例ではアクリロニトリル−ブジエン
−スチレン共重合体の成形品である。なお、(5)は成
形品(6)に安定に載置するため、その裏面形状に合わ
せて成型した治具である。
次いで、上下の外壁の間に、絵付け用シート(8)の
周縁をはさんで固定すると共に、チャンバーは上下のチ
ャンバーに分割され、それぞれ気密に密閉されている。
なお、本例において、絵付け用シート(8)は、ポリ塩
化ビニルフィルムの両面にそれぞれ接着剤層(7)と印
刷絵柄を設けた化粧シートを使用した。
テーブル(2)の電気抵抗体(3)には通電され、約
70℃に維持されている。通電はいつ開始しても良いが、
常時通電して一定濃度に維持しておくことが工程上有利
である。取扱い上の問題がある時は、成形品を載置した
後又はチャンバーを密閉した後通電を開始することがで
きる。なお、成形品はこれとは別に加熱しておき、一定
温度に維持されているものをテーブル上に載置する方法
が工程上有利である。この場合には加熱手段は成形品を
加熱するというより保温するという方が正確である。
いずれの場合も、成形品(6)が十分均一な温度に加
熱された状態で、加熱装置(10)により絵付け用シート
(8)を加熱すると共に上下チャンバーを真空吸引す
る。加熱と真空吸引はいずれを先に行っても良い。真空
吸引は5torrになるまで行なった。
絵付け用シート(8)が十分に軟化し、接着剤が活性
化すると共に、十分に脱気した後、上チャンバーのみに
送風する。送風は上チャンバーを大気に開放することに
よっても良いが、ポンプにより空気を送風しても良い。
本例では大気との差圧3kg/cm2の圧縮空気を送風した。
送風により化粧シートが変形し、成形品表面に沿って
成形・密着した(第3図)。
次いで成形品を取り出し、周縁で化粧シートを切断
し、バリを除いて仕上げをした。
得られた成形品は、その下部に到るまで十分に化粧シ
ートが密着し、また剥れ難いものであった。
〈発明の効果〉 以上のように、本発明によれば、成形品が均一に高温
に維持されているので、接着不良を生じることなく全表
面に絵付が可能となる。
また、絵付け用シートも、軟化に必要な温度以上に加
熱する必要はないから、絵付けの際に破れることがな
く、また耐熱性の小さいフィルムも使用可能となる。
また、テーブルを常時加熱しておくことができるの
で、作業速度も著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図〜第3図は、本発明に係る装置を用いて絵
付する工程を示す説明図である。 (1)……下チャンバー、(2)……テーブル (3)……抵抗体、(4)……成形品 (7)……接着剤、(6)……成形品 (9)……上チャンバー、(10)……加熱装置 (11)……真空吸引兼送風孔、(12)……真空吸収孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B44C 1/165 B41F 16/00 B41M 1/12 B41M 2/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絵付け用シートを介して上下チャンバーに
    二分割可能な装置であって、上チャンバーに加熱装置、
    真空吸引孔及び送風孔を有し、下チャンバーに成形品載
    置用テーブル及び真空吸引孔を有する成形品の絵付け装
    置において、上記テーブルが加熱手段を有することを特
    徴とする成形品の絵付け装置。
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