JP2877018B2 - 給電装置 - Google Patents

給電装置

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JP2877018B2
JP2877018B2 JP7044461A JP4446195A JP2877018B2 JP 2877018 B2 JP2877018 B2 JP 2877018B2 JP 7044461 A JP7044461 A JP 7044461A JP 4446195 A JP4446195 A JP 4446195A JP 2877018 B2 JP2877018 B2 JP 2877018B2
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俊秀 平岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はISDN交換機に接続さ
れる網終端装置に電力を供給する給電装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ISDN交換機には、加入者宅毎に網終
端装置が接続され、各網終端装置にはそれぞれ複数のI
SDN端末が接続されている。
【0003】ISDN交換機から網終端装置に対する給
電手段は、現在ITU−T(International Telecommun
ication Union-Telecommunication Standardization Se
ctor)等の勧告でオプション機能となっており、商用電
源障害や商用電源から電力をとることが困難である場合
などに、ISDN交換機から網終端装置に対して給電が
行われている。この場合、ISDN交換機と網終端装置
との間には通信用のメタリック線とは別に、給電用に2
本の配線が設けられ、この配線を介して直流の電力が供
給されている。
【0004】一方、網終端装置から各ISDN端末に給
電を行う場合は、図2に示すような通信用の4本の信号
線に直流電力を重畳するファントム給電が認められてい
る。4本の線によって給電するファントム給電は、IT
U−Tの勧告で規定され、網終端装置とISDN端末と
の間の一般的な給電回路として採用されている。
【0005】図2は網終端装置からISDN端末に給電
を行う給電手段の構成を示す回路図である。図2におい
て、網終端装置5にはISDN端末80とのインタフェ
ース部である複数の4線式網終端回路51が設けられ、
ISDN端末80には網終端装置5とのインタフェース
部である4線式端末終端回路81が設けられている。4
線式網終端回路51と4線式端末終端回路81とはそれ
ぞれ2本の配線で構成される2組の通信用のメタリック
線6、7によって接続されている。4線式網終端回路5
1内のメタリック線6、7の終端にはそれぞれ送信トラ
ンスが接続され、4線式端末終端回路81内のメタリッ
ク線6、7の終端にはそれぞれ受信トランスが接続され
ている。
【0006】また、4線式網終端回路51には直流電力
を供給する電源回路511が設けられ、電源回路511
は、一方のメタリック線6の終端に接続された送信トラ
ンスの2次側の中点と、他方のメタリック線7の終端に
接続された送信トランスの2次側の中点との間に接続さ
れている。同様に4線式端末終端回路81には直流電力
を受電する受電回路811が設けられ、受電回路811
は、一方のメタリック線6の終端に接続された受信トラ
ンスの1次側の中点と、他方のメタリック線7の終端に
接続された受信トランスの1次側の中点との間に接続さ
れている。
【0007】このような構成において、ISDN端末
には、4線式網終端回路51の送信トランスの2次側
の中点に接続された電源回路511から交流的な信号に
重畳されて直流電力が送電される。送電された直流電力
は受信トランスの1次側の中点に接続された受電回路
11によって受電される。
【0008】このようなファントム給電は、送信トラン
スの中点から注入された直流電流が、メタリック線6、
7の2本の配線それぞれに同じように流れるため、送信
トランスおよび受信トランスでは直流電流による磁界が
互いに打ち消し合うように作用する。したがって、送信
トランスおよび受信トランスのインダクタンスが直流的
に飽和することがないため、大きな電流を送ることが可
能になる。また、交流的な信号は送信トランスと受信ト
ランスとによって直流的に絶縁されているため、重畳さ
れる直流電流の影響を受けることなく、信号の送受信を
行うことができる。
【0009】なお、4線式のISDN端末に対する給電
方式として、給電アダプタを用いた給電装置が特開平4
−27261号公報で提案されているが、2線式の網終
端回路に対して電力を供給する給電装置については提案
されていない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の給電装置では、前述したように網終端装置に
対するISDN交換機の給電手段はオプション機能であ
るため、網終端装置に対する給電手段をISDN交換機
で備えていない場合があった。その場合、停電時などの
非常時には商用電源から網終端装置に電力が供給されな
いため、通信動作が停止してしまう恐れがあった。
【0011】また、ISDN交換機から網終端装置に対
して給電を行う場合、通信用のメタリック線の両端に送
信トランスと受信トランスとを設け、送信トランスに直
流電力を重畳して給電することも考えられるが、この場
合、送信トランスのインダクタンスが直流飽和を起こす
ため、給電できる電力に制限があった。
【0012】さらに、網終端装置からISDN端末に給
電する方式であるファントム給電で網終端装置に給電し
ようとした場合、ISDN交換機の回線終端回路が2線
式であるため、回線終端装置、回線終端装置の制御装
置、および電源装置等を変更する必要があった。
【0013】本発明は上記したような従来の技術が有す
る問題点を解決するためになされたものであり、ISD
N交換機が網終端装置に対する給電手段を備えていない
場合に、網終端装置に対して容易に電力を供給すること
ができる給電装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の給電装置は、ISDN交換機と網終端装置との
インタフェース部として、前記ISDN交換機に複数の
回線終端回路備えるとともに、前記網終端装置に複数
の網終端回路備え、前記複数の回線終端回路と前記複
数の網終端回路とが2線式の回線によってそれぞれ1対
1で接続されるISDNネットワークにおいて、前記I
SDN交換機が前記網終端装置に対する給電手段を有さ
ない場合に、前記網終端装置に電力を供給する給電装置
であって、前記複数の回線終端回路と前記複数の網終端
回路との組み合せの内、任意の2組を接続する第1の回
線および第2の回線のそれぞれの中継を行う第1のトラ
ンスおよび第2のトランス、並びに前記第1のトランス
の2次側の中点と前記第2のトランスの2次側の中点と
に接続され、直流電力を供給するための電源回路を有
する給電アダプタと、前記網終端装置に設けられる、前
記第1の回線に接続される網終端回路が有する第1の受
信トランスの1次側の中点と前記第2の回線に接続され
る網終端回路が有する第2の受信トランスの1次側の中
点とに接続され、前記電源回路から供給される直流電
力を受電する受電回路と、を有するものである。
【0015】このとき、前記給電アダプタと前記受電回
路とそれぞれ同じ数だけ複数有していてもよい。
【0016】
【作用】上記のように構成された本発明の給電装置は、
第1の回線および第2の回線のそれぞれの中継を行う第
1のトランスおよび第2のトランスと、第1のトランス
の2次側の中点と前記第2のトランスの2次側の中点と
に接続され、直流電力を供給する電源回路とを有する給
電アダプタと、網終端装置に、第1の回線に接続される
網終端回路が有する第1の受信トランスの1次側の中点
と、第2の回線に接続される網終端回路が有する第2の
受信トランスの1次側の中点とに接続され、電源回路か
ら供給される直流電力を受電する受電回路とを有するこ
とで、回線を使用して送受信される交流的な信号に影響
することなく、電力が給電アダプタの電源回路から第1
の回線および第2の回線を介して網終端装置に供給され
る。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0018】ISDN交換機と網終端装置とは複数の2
線式の回線によって接続されている。したがって、メタ
リック線が2組以上存在するため、1つのメタリック線
では不可能だったファントム給電を行うことが可能にな
る。本実施例では、網終端装置に2線式の網終端回路を
2つ備えている場合で説明する。
【0019】図1は本発明の給電装置の構成を示す回路
図である。図1において、ISDN交換機1には、網終
端装置4とのインタフェース部である回線終端装置11
が設けられ、回線終端装置11には2つの2線式の回線
終端回路111、112が設けられている。
【0020】網終端装置4には、ISDN交換機1との
インタフェース部である2つの網終端回路41、42が
設けられ、一方の網終端回路41に設けられた第1の受
信トランス44の1次側の中点と他方の網終端回路42
に設けられた第2の受信トランス45の1次側の中点と
には直流電力を受電する受電回路43が接続されてい
る。
【0021】網終端装置4に給電を行う給電アダプタ3
には、直流電力を供給する電源回路33と、一方の回線
終端回路111と一方の網終端回路41とを中継する第
1のトランス31と、他方の回線終端回路112と他方
の網終端回路42とを中継する第2のトランス32とが
設けられている。また、第1のトランス31の2次側の
中点と第2のトランス32の2次側の中点とには電源回
路33が接続されている。
【0022】一方の回線終端回路111と第1のトラン
ス31の1次側とはメタリック線21によって接続さ
れ、他方の回線終端回路112と第2のトランス32の
1次側とはメタリック線22によって接続されている。
さらに、第1のトランス31の2次側と一方の網終端回
路41とはメタリック線23によって接続され、第2の
トランス32の2次側と他方の網終端回路42とはメタ
リック線24によって接続されている。
【0023】このような構成において、網終端装置4に
は、回線に対応する2つの2線式の網終端回路41、4
2を備えているため、給電アダプタ3と受電回路43と
を追加することで、網終端装置4に4線式のファントム
給電を行うことができる。
【0024】したがって、ISDN交換機1から送信さ
れた交流的な信号成分については、給電アダプタ3の第
1のトランス31および第2のトランス32を介して各
網終端回路41、42に送信され、直流電力は給電アダ
プタ3の電源回路33から交流的な信号成分に重畳され
て網終端装置4の受電回路43に送電される。
【0025】ここで、給電のための電源回路33は第1
のトランス31の2次側の中点および第2のトランス3
2の2次側の中点に接続され、受電回路43は第1の受
信トランス44の1次側の中点および第2の受信トラン
ス45の1次側の中点に接続されているため、第1のト
ランス31および第2のトランス32、並びに第1の受
信トランス44および第2の受信トランス45は電源回
路33から供給される直流成分でインダクタンスの飽和
を起こすことがないため、給電アダプタ3を外部に付加
しても問題が発生することがない。
【0026】よって、給電手段を有さないISDN交換
機1と網終端装置4との間に給電を行う給電アダプタ3
を挿入し、網終端装置4の2つの網終端回路41、42
間に受電回路43を接続することで、網終端装置4に大
きな直流電力を簡単に給電することが可能になる。
【0027】なお、本実施例では2つの2線式の網終端
回路を網終端装置に備えた例で説明しているが、より多
くの網終端回路を備えている場合、2つの網終端回路毎
に本実施例で示した給電アダプタを追加してもよい。こ
の場合、給電アダプタから網終端装置に対しては、より
大きな直流電力を給電することができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載する効果を奏する。
【0029】第1の回線および第2の回線のそれぞれの
中継を行う第1のトランスおよび第2のトランスと、第
1のトランスの2次側の中点と前記第2のトランスの2
次側の中点とに接続され、直流電力を供給する電源回路
とを有する給電アダプタと、網終端装置に、第1の回線
に接続される網終端回路が有する第1の受信トランスの
1次側の中点と、第2の回線に接続される網終端回路が
有する第2の受信トランスの1次側の中点とに接続さ
れ、電源回路から供給される直流電力を受電する受電回
路とを有することで、網終端装置に大きな直流電力を簡
単に給電することが可能になる。
【0030】また、給電アダプタと受電回路とをそれぞ
れ同じ数だけ複数有することにより、網終端装置に対し
て、より大きな直流電力を給電することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給電装置の構成を示す回路図である。
【図2】網終端装置からISDN端末に給電を行う給電
手段の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ISDN交換機 3 給電アダプタ 4 網終端装置 11 回線終端装置 21、22、23、24 メタリック線 31、32 トランス 33 電源回路 41、42網終端回路 43 受電回路 44 第1の受信トランス 45 第2の受信トランス

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN交換機と網終端装置とのインタ
    フェース部として、前記ISDN交換機に複数の回線終
    端回路備えるとともに、前記網終端装置に複数の網終
    端回路備え、前記複数の回線終端回路と前記複数の網
    終端回路とが2線式の回線によってそれぞれ1対1で接
    続されるISDNネットワークにおいて、前記ISDN
    交換機が前記網終端装置に対する給電手段を有さない場
    合に、前記網終端装置に電力を供給する給電装置であっ
    て、 前記複数の回線終端回路と前記複数の網終端回路との組
    み合せの内、任意の2組を接続する第1の回線および第
    2の回線のそれぞれの中継を行う第1のトランスおよび
    第2のトランス、並びに前記第1のトランスの2次側の
    中点と前記第2のトランスの2次側の中点とに接続され
    、直流電力を供給するための電源回路を有する給電ア
    ダプタと、 前記網終端装置に設けられる、前記第1の回線に接続さ
    れる網終端回路が有する第1の受信トランスの1次側の
    中点と前記第2の回線に接続される網終端回路が有する
    第2の受信トランスの1次側の中点とに接続され、前
    記電源回路から供給される直流電力を受電する受電回路
    と、 を有する給電装置。
  2. 【請求項2】 前記給電アダプタと前記受電回路とをそ
    れぞれ同じ数だけ複数個有する請求項1記載の給電装
    置。
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JP2015043508A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 オンキヨー株式会社 信号伝送回路

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