JP2874147B2 - 液中紡糸装置における束取り出し装置とその使用方法 - Google Patents

液中紡糸装置における束取り出し装置とその使用方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は溶融金属を水中に直接
噴射して連続鋳造細線を得る、所謂回転液中紡糸装置に
係わり、特に紡糸された金属細線の束の取り出し装置と
その使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】よく知られるように、回転する円筒状の
回転水槽に張られた液体中に溶融金属をジェットとして
噴射せしめ、連続した鋳造細線を得る回転液中紡糸方法
が種々提案されており、例えば特開昭55−64948
号公報には図7に示す技術か開示されている。即ち、図
7において回転液中紡糸装置は円筒状の回転水槽51、
水槽駆動部53、給水管62、排水管61からなる回転
水槽部50、及びるつぼ55、トラバース57、加熱コ
イル56からなるジェット噴射部70とよりなる。な
お、給排水管62,61、ジェット噴射部70は回転水
槽51の開口部52より内部へ挿入される。
【0003】回転水槽51は水槽駆動部53によりシャ
フト58を通じて回転力を付与され、その遠心力により
内部に液体層54を有することができる。またるつぼ5
5の内部には加熱コイル56により加熱され溶融した金
属材料63を有し、管路65を経て所定の内圧が与えら
れ、るつぼ55先端に設けられたオリフィス64よりジ
ェット59として噴射される。ジェット59は液体層5
4中にて連続した細線60として冷却固化され、かつ遠
心力にて回転水槽51の底部に押しつけられて保持され
る。この際に細線60が均一に分布するように、ジェッ
ト噴射部70はトラバース57により矢印67方向に往
復運動を繰り返す。
【0004】こうして連続的に噴射凝固が行われて形成
された細線60は回転水槽51の底部に積層し、噴射終
了後に、配水管61により液体層54を形成する液体は
吸引され、回転水槽51の回転を止めた後に細線60の
端末を検出し、図示せぬ巻取機に巻かれることとなる。
【0005】図8は本願発明人によって提案された別の
従来例である。即ち回転液中紡糸装置は回転水槽部2、
ジェット噴射部70、排水装置100とより成る。回転
水槽部2は回転水槽の筒部を形成する円筒部5、同じく
側部を形成する堰30、回転水槽に回転力を伝える駆動
伝達部3とからなり架台6に軸受4を用いて回転自在に
支持されている。架台6には排水口8を有する排水受け
7が固定されている。
【0006】ジェット噴射部70の構成並びに機能は図
7の実施例と均等であり、給水管62も同等の機能を有
する。排水装置100は水位設定堰71、排水孔73を
有し排水を外部へ誘導する排水誘導部72、円筒状支持
部材76及びこれらを円筒部5と同じ中心上で回転自在
に支持する支持部10により構成される。
【0007】また円筒状支持部材76に設けられた軸受
12が支持部10によって支持され、支持部10はラッ
クとピニオンによってハンドル11を用いてレール81
上を水平移動が可能である。更に、円筒状支持部材76
の端部に設けられた係合突起74が、円筒部5に係合す
ることによって円筒状支持部材76と円筒部5とが同期
回転している。
【0008】これらの装置の作用について詳しく述べる
と、まず、円筒部5、堰30および水位設定堰71によ
り回転水槽が形成される。また、回転水槽は図示せぬ駆
動源からベルトを通じて駆動伝達部3に伝えられる駆動
力によって回転する。回転中に給水管62によって供給
される液体は遠心力によって回転する水槽内部に液体層
54を形成する。
【0009】このとき液体層54の水位は水位設定堰7
1の高さによって規定される。即ち余分に供給された液
体は水位設定堰71を乗り越えて溢流することとなる。
なお、この溢流水は排水誘導部72に一旦受けられる
が、排水孔73より遠心力を利用して、排水受け7に排
水され、排水口8から処理される。また、ジェット噴射
部70から噴出されたジェット59は、図7の実施例と
同様に円筒部5に線材15として整列する。
【0010】そして噴射終了後は排水装置100の円筒
状支持部76をハンドル11を使って平行移動し、円筒
部5と水位設定堰71との間に隙間を生ぜしめて、ここ
より液体層54を排水し、回転水槽5の回転を止めた後
に細線15の端末を検出し、図示せぬ巻取機に巻かれる
こととなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上に説明した従来例
において、円筒部5の筒部に整列積層させた細線15を
回収するという点から考察する。細線15の回収とは、
持ち運びが容易でかつ他の目的に供する材料として使用
が容易な荷姿にすることであり、一般的にはボビン巻と
いう手段が採られている。一旦回転水槽内部に保持され
た細線15を、そのようなボビン巻する具体的手段は種
々考えられるが、いずれにせよそれら細線15を機外に
導くためには、程度の差こそあれ細線15に張力を掛け
ざるを得ない。
【0012】しかも、そのような張力は円筒部5の内側
方向に作用させることとなり、このような円筒部5の内
側方向への張力は、重力の効果と相俟って回転水槽の内
周面に整列していた線材を回転水槽の内側に落下させる
力として作用する。即ち、こうした内側への落下力に抗
して細線を保持するための力が無い限り、整列している
細線が乱れてしまうので、結果としてボビンへの巻取の
成功が保証されないという問題を有していた。
【0013】そのため、例えば特開昭59−94526
号公報には製造された細線をマグネットで筒状回転水槽
に保持しようとする提案が開示されている。しかしなが
ら、この方法においては得られた細線が強磁性体でなけ
れば用をなさず、非強磁性材料に対しては適用できず、
依然としてボビンへの巻取がうまくいっていないという
問題点があった。したがってこの発明は、紡糸する材料
を強磁性材料に限定せずに、回転液中紡糸装置におい
て、噴射終了後に筒状回転水槽内部に残される細線を確
実に巻き取るための取り出し装置とそれを使った取り出
し方法を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題に鑑みて本願発
明者は回転液中紡糸法において円筒状回転水槽底部に積
層する金属細線を取り出すに際して掛かる張力は、常に
内側への分力を有し、これにより金属細線の整列が乱れ
るのであるから、この内側への分力に抗する力を機械的
に支える方法を鋭意検討した結果、一旦円筒状回転水槽
内に巻かれた金属細線を、金属細線よりも更に内側にあ
る別体に束のまま移した後、これを巻き取る方法に想達
し本願発明に到ったものである。
【0015】上記目的を達成するために、本願発明の液
中紡糸装置における束取り出し装置は、円筒状の回転水
槽内部に遠心力によって液体層を形成し、前記液体層中
に溶融金属を噴射し、凝固せしめて連続した金属細線を
製造する回転液中紡糸装置において、前記回転水槽の回
転中心の中心線上に、中心軸を回転自在,軸方向移動自
在に配設し、一端が前記中心軸に固着され他端が前記中
心軸の半径方向に伸縮可能な複数個のアームと、該アー
ムの他端に固着され、該アームが伸長したときに前記回
転水槽内で製造された金属細線に圧接する押さえ板とか
ら構成される。
【0016】この束取り出し装置の使用方法は、円筒状
の回転水槽内部に遠心力によって液体層を形成し、前記
液体層中に溶融金属を噴射し、凝固せしめて連続した金
属細線を製造する回転液中紡糸装置の近傍に、前記回転
水槽と同軸の中心軸と、該中心軸から半径方向に伸縮可
能なアームと、アームの先端に設けられ押さえ板とを有
する束取り出し装置を設置し、前記溶融金属が凝固した
後に、前記中心軸を前記回転水槽内に移動するとともに
前記回転水槽と同期回転し、前記アームを伸長して前記
押さえ板と回転水槽底部との間に金属細線を押さえつけ
ながら、円筒状回転水槽と束取り出し装置の回転を停止
した後に、束取り出し装置および金属細線の束を一体に
円筒状回転水槽外へ平行移動して取り出し、その後、金
属細線の束を巻き取ることを特徴とするものである。
【0017】上記の束取り出し装置の使用方法におい
て、前記回転水槽の内周面に予め別体のシートを敷いて
おき、前記溶融金属が凝固した後に、前記中心軸を前記
回転水槽内に移動するとともに前記回転水槽と同期回転
し、前記アームを伸長して前記押さえ板と前記シートと
の間に金属細線を押さえつけながら、前記回転水槽と束
取り出し装置の回転を停止した後に、前記シートと束取
り出し装置および金属細線の束を前記回転水槽外へ平行
移動し、前記別体のシートを除いた後に、金属細線の束
を巻き取るようにしてもよい。
【0018】
【作用】以上のように構成された本願発明の液中紡糸装
置における束取り出し装置およびそれを使用した巻取方
法においては、金属溶湯の噴射終了後に、円筒状の回転
水槽と同期回転する束取り出し装置と同軸に配置された
中心軸のアームを外部より圧力を用いて伸長し、その先
端に配置された押さえ板で金属細線を回転水槽底面に押
さえつけて一体化したままこれらの回転を停止する。
【0019】その後、外部より加えていた圧力を減じ
て、押さえ板の押さえ力を緩和し金属細線と束取り出し
装置を一体に回転水槽の外部へ移動して、この金属細線
を別のボビン等に巻き取る。このような束取り出し装置
とそれを使用した巻取方法によって、回転液中紡糸装置
によって製造した金属細線の巻取時に張力を掛けた際に
生じる内側向きの分力に対抗して金属細線を支えるの
で、金属細線の整列を乱すことなく巻取が可能となる。
【0020】また本願発明の液中紡糸装置における束取
り出し装置およびそれを使用した巻取方法においては、
前記束取り出し装置を用いて回転水槽の内周面に予め敷
いておいた別体のシートとの間に金属細線を押さえつけ
て、円筒状回転水槽−シート−金属細線−束取り出し装
置を一体化して回転を停止した後に、前記シートと束取
り出し装置および金属細線を一体に円筒状回転水槽外へ
平行移動し更にこのシートを除いた後に金属細線を巻き
取る。このような束取り出し装置と更に別体のシートを
使用した巻取方法によって、回転液中紡糸装置によって
製造した金属細線の整列を全く乱すことなく、円筒状回
転水槽外部へ持ち出すことができ、更に巻取時に張力を
掛けた際に生じる内側向きの分力に対抗して金属細線を
支えるので、金属細線の整列を乱すことなく巻取が可能
となる。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照しながら、束取
り出し装置,取り出し方法の順に、詳細に説明する。回
転液中紡糸装置2には、図8に示す従来例と同様に、回
転水槽5,溶融した金属材料を噴射するジェット噴射装
置70,給水管62が設けられ、回転液中紡糸装置2に
接離可能な排水装置100が設けられている。図1〜図
5に示すように、束取り出し装置1には、円筒状の回転
水槽5と回転中心が一致する回転自在の中心軸16と、
この中心軸16からエアシリンダ18を介して円周方向
に自在に伸びるアーム19と、このアーム19先端に位
置し、円筒状回転水槽5の内周面に対面する押さえ板2
0が設けられる。
【0022】また、この押さえ板20には金属細線15
を傷付けないようにクッション材21が表面に貼付され
ている。この押さえ板20並びにクッション材21は、
図2、図4に示すように、回転水槽5の内周面に添った
形状をしている。エアシリンダ18には、軸22終端よ
り図示せぬ方法でエア圧力が負荷されるようになってお
り、圧力除荷時にはアーム19の短縮を保証するための
バネ17が備えられている。
【0023】そして、この束取り出し装置1は、図示せ
ぬ駆動源によって回転力が付与されると同時に、軸受2
3は架台24のスライドレール25上をハンドル26に
よって平行移動できるようになっている。以上述べたよ
うに、束取り出し装置1は、回転水槽5の回転中心と同
軸にある中心軸16が、軸方向の任意の位置にスライド
でき、任意の回転数で回転可能であると同時に、押さえ
板20の押さえ力はシリンダ18のエア圧により調整可
能である。
【0024】次に、この束取り出し装置1を用いた金属
細線の巻取方法について説明を加える。ジェット噴射部
70(図8参照)により溶融した金属材料を液体層54
に噴射して細線15を製造した後に、ジェット噴射部7
0と給水管62を機外に移動し、液体層54を排除し、
束取り出し装置1を移動して回転水槽5の内部に挿入す
る(図1、図2参照)。
【0025】この状態で回転水槽5、および束取り出し
装置1は図示せぬ駆動力によって同期回転しているが、
エアシリンダ18に圧力は供給されておらず、したがっ
てアーム19、押さえ板20並びにクッション材21は
バネ17により引張られて短縮したままである。続い
て、回転水槽5と同期回転している束取り出し装置1に
エア圧力を供給すると、図3、図4に示すように、アー
ム19が伸び、先端の押さえ板20並びにクッション材
21は金属細線15を円筒状回転水槽5の底面に押さえ
つけて保持している。
【0026】この時の押さえ力は供給される圧力によっ
て調整されるものである。また金属細線15も円筒状回
転水槽5と同期回転しているので、円筒状回転水槽5に
噴射されたままの整列状態で、乱されることなく保持さ
れる。次に、円筒状回転水槽5と束取り出し装置1は同
期したまま回転が停止され、堰30が外される。
【0027】その後にエア圧力を僅かに低下させて、押
さえ板20とクッション材21の押さえ力を弛緩させ、
金属細線15と円筒状回転水槽5との間に隙間を構成し
ながら、ハンドル26により束取り出し装置1と金属細
線15を一体に矢印31方向に移動させると、金属細線
15が束取り出し装置1に保持されて円筒状回転水槽5
外へ移動する(図5参照)。
【0028】こうして回転水槽部2外にて束取り出し装
置1上に巻かれた金属細線15は、図示せぬ別のボビン
に巻かれて、巻取を完了する。この場合、束取り出し装
置1をボビンに合わせて回転させることにより、巻き取
られる金属細線15に掛かる張力を最小に押さえること
ができる。また、この張力によって生じる整列を乱そう
とする中心方向へ向かう力は、束取り出し装置1によっ
て反作用を受けるので、結果として金属細線15の整列
は乱れることなく、これを巻き取ることができるもので
ある。
【0029】図6は本願発明の液中紡糸装置における束
取り出し装置とそれを使用した巻取方法に係わる別の実
施例を表している。図6において、回転水槽部2および
排水装置100は、図1〜図5の第1の実施例と同様で
あるが、束取り出し装置1′に関しては、その押さえ板
20′の端部に爪32が設けられている点が第1の実施
例と異なっている。
【0030】この束取り出し装置1′を使った場合の金
属細線15の巻取方法について説明をする。まず溶湯の
噴射に際しては、テフロン等の強度と柔軟性をもったシ
ート33を回転水槽5の底部に予め敷いておき、このシ
ート33の上に第1の実施例と同様に金属溶湯を噴射し
金属細線60として凝固せしめる。
【0031】次いで、ジェット噴射部70と給水管62
を機外に移動し、また液体層54を排除した後に、束取
り出し装置1′を回転水槽5の内部に挿入し、回転水槽
5と束取り出し装置1′を同期回転させる。そして束取
り出し装置1′にエア圧力を供給し、アーム19を伸長
させ、先端の押さえ板20′並びにクッション材21で
もって金属細線15を整列させたままの状態でシート3
3に押さえつけて保持する。
【0032】その後、円筒状回転水槽5と束取り出し装
置1は同期したまま回転が停止され堰30が外される。
そしてエア圧力を僅かに低下させて、押さえ板20′と
クッション材21の押さえ力を弛緩させ、シート33の
端部を爪32で引っかけながら、シート33、金属細線
15、束取り出し装置1′を一体に回転水槽部2の外へ
移動させる。最後に、回転水槽部2外にてシート33を
取り払った後に、束取り出し装置1上に巻かれた金属細
線15は図示せぬ別のボビンに巻かれて、巻取を完了す
る。
【0033】このようにこの実施例においては金属細線
15の回転水槽部2外への移動に際して、シート33と
クッション材21の間に挟み込んだまま一体に移動する
ので、金属細線15自体に無用な力を掛けることが無
く、したがって金属細線15の整列が全く乱されること
なく実施できる。また束取り出し装置1′からボビンへ
の巻取に際しては、第1の実施例と同様に、束取り出し
装置1′を図示せぬボビンに合わせて回転させてること
により、巻き取られる金属細線15に掛かる張力を最小
に押さえることができる。
【0034】そしてこの張力によって生じる整列を乱そ
うとする中心方向へ向かう力は、束取り出し装置1′に
よって反作用を受けるので、結果として金属細線15の
整列は乱れることなく、これを巻き取ることができる。
以上に述べた実施例においては、いずれも開放された排
水装置100側から束取り出し装置1を回転水槽部内部
へ挿入していたが、図7の従来例の如く一方の端の閉じ
た回転水槽5においても、開放された側からこれら束取
り出し装置1を挿入して利用することができる。
【0035】
【発明の効果】以上に述べたように、本願発明の液中紡
糸装置における束取り出し装置とそれに使用した巻取方
法によれば、液中紡糸装置により製造され、回転水槽内
部に積層する金属細線を、その材料の磁気特性によらず
に、確実にボビンに巻き取ることができるので、巻取時
の巻きの乱れに起因する不具合の発生率を撲滅できると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の1実施例に係わる束取り出し装置と
これを使用した巻取方法の説明用側断面図である。
【図2】本願発明の1実施例に係わる束取り出し装置と
これを使用した巻取方法の説明用正面図である。
【図3】本願発明の1実施例に係わる束取り出し装置と
これを使用した巻取方法の説明用側断面図である。
【図4】本願発明の1実施例に係わる束取り出し装置と
これを使用した巻取方法の説明用正面図である。
【図5】本願発明の1実施例に係わる束取り出し装置と
これを使用した巻取方法の説明用側断面図である。
【図6】本願発明の別の実施例に係わる束取り出し装置
とこれを使用した巻取方法の説明用側断面図である。
【図7】従来例に係わる回転液中紡糸装置の断面図であ
る。
【図8】別の従来例に係わる回転液中紡糸装置の断面図
である。
【符号の説明】
1,1′ 束取り出し装置 2 回転液中紡糸装置 5 回転水槽 15 金属細線 16 中心軸 17 バネ 18 エアシリンダ 19 アーム 20,20′ 押さえ板 21 クッション材 22 シャフト 24 架台 25 レール 26 ハンドル 30 堰 32 爪 33 シート 50 回転水槽部 70 ジェット噴射部 100 排水装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−299746(JP,A) 特開 昭59−39452(JP,A) 特開 平2−137649(JP,A) 特開 昭63−137550(JP,A) 特開 平7−80602(JP,A) 実開 平5−13645(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の回転水槽内部に遠心力によって
    液体層を形成し、前記液体層中に溶融金属を噴射し、凝
    固せしめて連続した金属細線を製造する回転液中紡糸装
    置において、 前記回転水槽の回転中心の中心線上に、中心軸を回転自
    在,軸方向移動自在に配設し、一端が前記中心軸に固着
    され他端が前記中心軸の半径方向に伸縮可能な複数個の
    アームと、該アームの他端に固着され、該アームが伸長
    したときに前記回転水槽内で製造された金属細線に圧接
    する押さえ板とから構成されることを特徴とする液中紡
    糸装置における束取り出し装置。
  2. 【請求項2】 円筒状の回転水槽内部に遠心力によって
    液体層を形成し、前記液体層中に溶融金属を噴射し、凝
    固せしめて連続した金属細線を製造する回転液中紡糸装
    置の近傍に、前記回転水槽と同軸の中心軸と、該中心軸
    から半径方向に伸縮可能なアームと、アームの先端に設
    けられ押さえ板とを有する束取り出し装置を設置し、 前記溶融金属の噴射が終了した後に、前記中心軸を前記
    回転水槽内に移動するとともに前記回転水槽と同期回転
    し、前記アームを伸長して前記押さえ板と回転水槽底部
    との間に金属細線を押さえつけながら、円筒状回転水槽
    と束取り出し装置の回転を停止した後に、束取り出し装
    置および金属細線の束を一体に円筒状回転水槽外へ平行
    移動して取り出し、その後、金属細線の束を巻き取るこ
    とを特徴とする請求項1記載の液中紡糸装置における束
    取り出し装置の使用方法。
  3. 【請求項3】 前記回転水槽の内周面に予め別体のシー
    トを敷いておき、前記溶融金属が凝固した後に、前記中
    心軸を前記回転水槽内に移動するとともに前記回転水槽
    と同期回転し、前記アームを伸長して前記押さえ板と前
    記シートとの間に金属細線を押さえつけながら、前記回
    転水槽と束取り出し装置の回転を停止した後に、前記シ
    ートと束取り出し装置および金属細線の束を前記回転水
    槽外へ平行移動し、前記別体のシートを除いた後に、金
    属細線の束を巻き取ることを特徴とする請求項2記載の
    液中紡糸装置における束取り出し装置の使用方法。
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