JP2872935B2 - Frp製バットの製造方法 - Google Patents

Frp製バットの製造方法

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JP2872935B2
JP2872935B2 JP7110084A JP11008495A JP2872935B2 JP 2872935 B2 JP2872935 B2 JP 2872935B2 JP 7110084 A JP7110084 A JP 7110084A JP 11008495 A JP11008495 A JP 11008495A JP 2872935 B2 JP2872935 B2 JP 2872935B2
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良司 樋口
克二 金森
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美津濃株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、野球、ソフトボール用
のバットの製造方法に関し、特に繊維強化プラスチック
ス(以下、FRPと称する)材料によって形成されるF
RP製バットの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、野球、ソフトボール用のバッ
トは、木や金属などの材料を用いて形成されたものが主
流を占めていたが、近年では、バットに要求される強靭
性、剛性及び、反発力などの諸特性を満足させ、しか
も、必要な形状を得やすいといったことから、FRP製
バットが普及してきている。
【0003】バットの特性を表す尺度のひとつにバット
のスイングバランスがある。バットの重量が同じであっ
ても、スイングバランスによって振り易さが異なるた
め、個々に適したバットを選ぶ基準は、バットの重量
と、スイングバランスであるとされている。
【0004】FRP製バット(以下、バットと省略す
る)は、一般にマンドレル或は、発泡樹脂等で形成した
芯材にプリプレグを巻き付けて金型にて加熱加圧成形す
る外圧成形法、伸縮自在のチューブの外周にプリプレグ
を被覆し、金型内で該チューブを膨張させ加熱加圧成形
する内圧成形法等によって成形される。その他最近で
は、例えば、芯材に補強繊維を被覆して金型内に配置
し、閉じた金型内に成形用樹脂材を注入し、該成形用樹
脂材を金型内で反応硬化させることによりバットを成形
するRIM成形法も提案され利用されるようになってき
ている。
【0005】上記方法によって成形されたバットは、そ
の剛性、強度、重量等の特性や、規格についてはすべて
同じものであり、個々の要求するスイングバランスに適
合させるためには、バット成形時に、プリプレグの層間
に鉛等の質量体を配置し、バットの成形と同時に前記質
量体を固定したり、バットを成形する際のポリウレタン
その他の発泡性樹脂からなる芯材に予め質量体を混入さ
せるなどして、スイングバランスを調整していた。
【0006】又、図5に示す実公昭50−44210号
に開示されているように、中空状の軽金属質本体の打撃
部中心部に発泡倍率の比較的大きいポリウレタンその他
の合成樹脂材10aを装入し、この合成樹脂材10aと
前記本体との間に発泡倍率の比較的小さいもう1つのポ
リウレタンその他の合成樹脂材10bを充填させ、これ
ら合成樹脂材の比率を適当に選ぶことによりバット全体
としての重心位置及びその重量を決定させるものや、図
6に示す実公昭62−23505号に開示されているよ
うに、発泡成形されてなる芯材本体11の打球部の内部
に、棒状体12が芯材本体11の軸方向に向けて埋設さ
れてなるバットの芯材において、前記棒状体12の密度
や形状を変えることにより芯材の重量バランスを調整さ
せるものが提案され公知となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の方法に
は、以下のような欠点があった。即ち、バットは打撃時
の高い衝撃力付加という厳しい条件のもとでも長期に亙
り安全に使用され、かつ耐久性も維持されるものでなけ
ればならない。しかしながら、バット成形時に、プリプ
レグの層間に鉛等の質量体を配置し、バットの成形と同
時に質量体を固定するものや、発泡体の芯材に質量体を
混入させたものにあっては、長期間にわたる打球時の衝
撃による振動で、前記質量体を配置したFRP層の樹脂
や、発泡体に混入された質量体のまわりの発泡体に割れ
が生じたり、変音などの原因となる問題があった。
【0008】また、本体の打撃部中心部に発泡倍率の大
きい樹脂材10aを装入し、この合成樹脂材10aと本
体との間に発泡倍率の小さい合成樹脂材10bを充填さ
せるものや、芯材本体11の内部に、比重の異なる棒状
体12を埋設させてなるものにあっては、これら比重の
異なる発泡体を別々に発泡形成して結合一体化したもの
であるため、前記比重の異なる発泡体の発泡層の境界面
において、界面剥離や割れなどが発生しやすくなるとい
った問題があった。
【0009】そこで、本発明は、上記の従来技術の問題
点に鑑み、繰り返し発生する打球時の衝撃によっても、
バットの特性に影響を与えることなく、バットのスイン
グバランスの調整を容易に行うことのできるFRP製バ
ットの製造方法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のFRP製バットの製造方法は、その第1の
方法として、FRP製外殻の内部に発泡芯材を有するF
RP製バットの製造方法において、予めFRP成形用材
料で中空状のバット本体を形成し、前記中空部に比重が
異なる発泡性樹脂粒子を、該バットの長手方向にそれぞ
れ順次注入して積層した後、加熱して前記発泡性樹脂粒
子を発泡一体化させて形成するFRP製バットの製造方
法である。
【0011】第2の方法としては、FRP製外殻の内部
に発泡芯材を有するFRP製バットの製造方法におい
て、予め芯材成形用の金型内に、比重が異なる発泡性樹
脂粒子を、該バットの長手方向にそれぞれ順次注入して
積層した後に、加熱して前記発泡性樹脂粒子を発泡一体
化させて発泡芯材を形成し、その後、前記発泡芯材の外
周部にFRP成形用材料を巻回積層した後に、バット成
形用の金型内に配置させ、加熱加圧成形するFRP製バ
ットの製造方法である。
【0012】なお、本発明に用いられる前記発泡性樹脂
粒子としては、比重が異なる発泡体をバット本体の中空
部内の長手方向の所望の位置に充填させることができる
ように、発泡前の状態が粒状の固体であることが好まし
く、例えば、発泡性ポリ塩化ビニリデン系樹脂粒子、発
泡性ポリプロピレン系樹脂粒子、発泡性ポリスチレン系
樹脂粒子等を未発泡或いは、予備発泡の形態で使用出来
る。
【0013】
【作用】本発明のFRP製バットの製造方法によれば、
比重が異なる発泡性樹脂粒子を該バットの長手方向にそ
れぞれ順次注入して積層した後に、加熱発泡一体化させ
て発泡芯材を充填させてFRP製バットを形成する方法
であることから、前記発泡性樹脂粒子の比重、注入量を
調整することで容易にバットのスイングバランスを調整
することができる。又、発泡芯材を形成する材料として
粒状の発泡性樹脂粒子を使用することから、発泡成形前
に、比重の異なる前記発泡性樹脂粒子を正確に計量して
注入積層させて配置させることができるため、その境界
面では、比重の異なる前記発泡性樹脂粒子が混合した状
態になり、その後、発泡成形により前記比重の異なる発
泡性樹脂粒子を一体化するため、従来のように比重の異
なる発泡体層の境界面において界面剥離や、割れ等が発
生するといったこともなく、耐久性に優れたバットを形
成することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の方法により作られたバットの外
観図であり、図2は、そのA−A’線切断端面図、図3
は、その製造方法を表した説明図である。図1〜図2に
示すように、本実施例により製造されたバット1は、F
RP製外殻からなるバット本体2と、該バット本体2の
中空部に充填された発泡性ポリ塩化ビニリデン系樹脂粒
子からなる発泡芯材3が配置された構成を有している。
そして、前記発泡芯材3は、該バットの長手方向におけ
る先端側の部分4で比重が大きく、下端側の部分5で比
重が小さく形成された構成となっている。
【0015】以下、上記FRP製バットを製造する一実
施例を説明する。まず、略バット形状のマンドレルの外
周部に、プリプレグを巻回積層した後に、これをバット
成形用の金型内に配置させ、加熱加圧成形して中空状の
バット本体2を形成する。
【0016】その後、図3に示すように、該バット本体
2の先端側に形成した開口部6より、前記バット本体2
の中空部に、未発泡状態の発泡性ポリ塩化ビニリデン系
樹脂粒子(以下、樹脂粒子7と省略する。)を注入す
る。その際、該バット本体2の中空部にバットの長手方
向において比重の異なる発泡芯材3を形成させる為に、
前記樹脂粒子7は、予め比較的比重の大きい樹脂粒子7
a(比重0.9)と、比較的比重の小さい樹脂粒子7b
(比重0.03)との異なる比重のものを用意してお
く。そして、まず比重の小さい樹脂粒子7b(1,00
0cc)を前記中空部の下端側に注入させた後に、比重の
大きい樹脂粒子7a(200cc)を前記比重の小さい樹
脂粒子7bの上側部分に注入して積層する。
【0017】その後、前記バット本体2の開口部6を栓
部材8等により塞いだ後に、前記バット本体2を炉に入
れて外側より加熱し、該中空部の樹脂粒子7a、7bを
発泡させることにより、前記中空部内を比重の異なる発
泡芯材3で充填し、バット1を形成する。
【0018】なお、上記の実施例では、予め中空構造の
バット本体2を形成した後に、該バット本体2の中空部
に樹脂粒子7を注入して積層した後、加熱して発泡させ
て発泡芯材3を形成させる方法としたが、その他実施例
として、図4に示すように、予め芯材成形用の金型9を
用いて、該芯材成形用の金型9内に、比重が異なる発泡
性樹脂粒子を該バットの長手方向にそれぞれ順次注入し
て積層した後に、加熱して前記発泡性樹脂粒子を発泡一
体化させて発泡芯材を形成し、その後、前記発泡芯材の
外周部にFRP成形用材料を巻回積層した後に、バット
成形用の金型内に配置させ、加熱加圧成形してバットを
成形する方法も可能である。
【0019】又、上記実施例において示したバットの発
泡芯材3は、該バットの長手方向において、上端側の部
分4と下端側の部分5との比重を異ならせて形成するも
のとしたが、前記樹脂粒子7の比重及び、注入量につい
ては、所望とするバットの重心或は、重量を考慮して任
意に設計できるものである。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のFRP製
バットの製造方法は、比重が異なる発泡性樹脂粒子を該
バットの長手方向に積層注入させ、発泡一体化させて発
泡芯材を形成する方法であることから、前記発泡性樹脂
粒子の比重、注入量を調整することで容易にバットのス
イングバランスを調整することができる。また、前記比
重の異なる発泡性樹脂粒子は、発泡成形により一体化さ
れた構造となるため、従来のように発泡層の境界面にお
いて界面剥離や、割れ等が発生するといったことがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法によって作られたバットの外
観図。
【図2】A−A’線切断端面図。
【図3】本実施例のバットの製造工程を示す説明図。
【図4】他の実施例のバットの製造工程を示す説明図。
【図5】従来例を示す説明図。
【図6】従来例を示す説明図。
【符号の説明】
1 バット 2 バット本体 3 発泡芯材 4 先端側の部分 5 下端側の部分 6 開口部 7 樹脂粒子 7a 比重の大きい樹脂粒子 7b 比重の小さい樹脂粒子 8 栓部材 9 金型 10a 合成樹脂材 10b 合成樹脂材 11 芯材本体 12 棒状体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FRP製外殻の内部に発泡芯材を有する
    FRP製バットの製造方法において、予めFRP成形用
    材料で中空状のバット本体を形成し、前記中空部に比重
    が異なる発泡性樹脂粒子を、該バットの長手方向にそれ
    ぞれ順次注入して積層した後、加熱して前記発泡性樹脂
    粒子を発泡一体化させて形成することを特徴とするFR
    P製バットの製造方法。
  2. 【請求項2】 FRP製外殻の内部に発泡芯材を有する
    FRP製バットの製造方法において、予め芯材成形用の
    金型内に、比重が異なる発泡性樹脂粒子を、該バットの
    長手方向にそれぞれ順次注入して積層した後に、加熱し
    て前記発泡性樹脂粒子を発泡一体化させて発泡芯材を形
    成し、その後、前記発泡芯材の外周部にFRP成形用材
    料を巻回積層した後に、バット成形用の金型内に配置さ
    せ、加熱加圧成形することを特徴とするFRP製バット
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記発泡性樹脂粒子は、発泡性ポリ塩化
    ビニリデン系樹脂粒子、発泡性ポリプロピレン系樹脂粒
    子、発泡性ポリスチレン系樹脂粒子であることを特徴と
    する請求項1、又は2記載のFRP製バットの製造方
    法。
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