JP2858256B2 - 複合3ポート電磁弁 - Google Patents

複合3ポート電磁弁

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JP2858256B2 JP19785789A JP19785789A JP2858256B2 JP 2858256 B2 JP2858256 B2 JP 2858256B2 JP 19785789 A JP19785789 A JP 19785789A JP 19785789 A JP19785789 A JP 19785789A JP 2858256 B2 JP2858256 B2 JP 2858256B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、並列配設した2個の主弁を2個のパイロッ
ト電磁弁によりパイロット作動操作して圧縮空気を供給
する供給ポートを有する供給室と空圧アクチュエータに
接続の出力ポートを有する出力室と大気に解放の排気ポ
ートを有する排気室間を連通遮断する複合3ポート電磁
弁に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の複合3ポート電磁弁は、第2図に示す
如き、圧縮空気を供給する供給ポートPを有する供給室
1と空圧アクチュエータに接続する出力ポートAを有す
る出力室2と大気に解放の排気ポートEを有する排気室
3とを順次軸方向に間隔を有して設けた弁本体4に2個
の主弁5、6を並列配設し、2個のパイロット電磁弁
7、8への通電により各パイロット電磁弁7、8が整合
作動すると、各主弁5、6端部に形成の2個の作用室
9、10にパイロット圧縮空気が供給され、各主弁5、6
は各作用室9、10に供給のパイロット圧縮空気に基づく
作用力によりばね11、12力に抗して第2図の状態より下
方向へ移動し、各主弁5、6の供給弁部13、14が供給弁
座15、16より離座して供給室1と出力室2間を連通する
と共に、各主弁5、6の排気弁部17、18が排気弁座19、
20に着座して出力室2と排気室3間を遮断し、供給室1
の圧縮空気を出力室2より空圧アクチュエータに供給す
る。この状態より、各パイロット電磁弁7、8を非通電
にし各パイロット電磁弁7、8が整合作動すると、各作
用室9、10のパイロット圧縮空気が排気され、各主弁
5、6はばね11、12力により上方向へ復帰移動して第2
図の状態になり、各主弁5、6の供給弁部13、14が供給
弁座15、16に着座して供給室1と出力室2間を遮断する
と共に、各主弁5、6の排気弁部17、18が排気弁座19、
20より離座して出力室2と排気室3間を連通し、空圧ア
クチュエータの圧縮空気を出力室2より排気室3を介し
て排気する。また、前述の如き、2個のパイロット電磁
弁7、8の整合作動状態から、いづれか一方のパイロッ
ト電磁弁の故障による2個のパイロット電磁弁7、8の
不整合作動時、いづれか一方の主弁5もしくは6が第2
図の状態より下方向へ移動し、他方の主弁6もしくは5
が第2図の状態のままであるから、供給室1と出力室2
と排気室3間が連通し、出力室2の圧力を下降して空圧
アクチュエータを作動制御するようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、2個のパイロット電磁弁7、8の不整合作
動時、供給室1の圧縮空気が出力室2を介して排気室3
より排気されるため、出力室2に接続の空圧アクチュエ
ータの圧縮空気が排気されにくく圧力下降しづらく、出
力室2に接続の空圧アクチュエータが出力室2の圧力に
より誤作動の危険性がある問題点があった。
本発明は、かかる問題点を解決するもので、2個のパ
イロット電磁弁の不整合作動時に2個の主弁が供給室と
出力室間を確実に遮断して出力室と排気室間を連通し、
出力室の圧力を確実に下降して出力室に接続の空圧アク
チュエータの誤作動を防止した安全性の高い複合3ポー
ト電磁弁を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本発明は、圧縮空気を供給する供給ポート
を有する供給室と空圧アクチュエータに接続の出力ポー
トを有する出力室と大気に解放の排気ポートを有する排
気室とを順次軸方向に間隔を有して弁本体に設け、供給
室と出力室間を並列配設の2個の供給孔により連通する
と共に出力室と排気室間を各供給孔と同軸で並列配設の
2個の排気孔により連通し、供給室の各供給孔開口周囲
にそれぞれ供給弁座を形成すると共に排気室の各排気孔
開口周囲にそれぞれ排気弁座を形成し、供給弁座に着離
して供給弁座を開閉する供給弁部と排気弁座に着離して
排気弁座を開閉する排気弁部とを有し各供給孔と各排気
孔を貫通して軸方向へ移動自在に2個の主弁を並列配設
し、主弁は一方向への移動で供給弁座を開いて排気弁座
を閉じ他方向への移動で供給弁座を閉じて排気弁座を開
くよう供給弁部と排気弁部とを配設し、各主弁の端部に
形成した2個の作用室へパイロット圧縮空気を供給した
り各作用室のパイロット圧縮空気を排気したりして各主
弁をパイロット作動操作する2個のパイロット電磁弁を
設け、各パイロット電磁弁の不整合作動時にパイロット
圧縮空気が供給される一方の作用室のパイロット圧縮空
気をパイロット圧縮空気が排気される他方の作用室を介
して排気するよう2個の作用室間を連通する連通路を設
け、各主弁には供給弁座を開いて排気弁座を閉じる主弁
の一方向への移動で供給弁部が供給弁座より離座して供
給弁座を開いても供給孔に嵌合して供給室と出力室間を
遮断しさらに主弁が移動して排気弁部が排気弁座に着座
して排気弁座を閉じる前に供給孔より離脱して供給室と
出力室間を連通する補助弁部を設けて成る。
〔作 用〕
かかる本発明の構成において、2個のパイロット電磁
弁の不整合作動時、一方のパイロット電磁弁よりパイロ
ット圧縮空気が供給される一方の作用室のパイロット圧
縮空気が他方の作用室を介して他方のパイロット電磁弁
より排気され、2個の主弁はともに他方向へ移動して各
供給弁部が各供給弁座に着座して供給室と出力室間を遮
断し各排気弁部が各排気弁座より離出して出力室と排気
室間を連通する。また、作用室の圧力が上昇して主弁が
作用室の上昇した圧力に基づく作用力により一方向へ僅
少移動して供給弁部が供給弁座より離座したとしても、
主弁に設けた補助弁部が供給室と出力室間を連通する供
給孔に嵌合して供給室と出力室間を遮断している。この
とき、排気弁部は排気弁座より離座して出力室と排気室
間を連通している。このため、2個のパイロット電磁弁
の不整合作動時に2個の主弁が供給室と出力室間を確実
に遮断できて出力室と排気室間を連通するから、出力室
と圧力を確実に下降でき、出力室に接続の空圧アクチュ
エータの誤作動応を防止できて安全性を向上することが
できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、21は弁本体で、圧縮空気を供給する
供給ポートPを有する供給室22と空圧アクチュエータに
接続する出力ポートAを有する出力室23と大気に解放の
排気ポートEを有する排気室24とを順次軸方向に間隔を
有して内部に設け、供給室22と出力室23間を並列配設の
2個の供給孔25、26により連通すると共に、出力室23と
排気室24間を各供給孔25、26と同軸で各供給孔25、26よ
り大径の並列配設した2個の排気孔27、28により連通し
ている。29、30は供給室22の各供給孔25、26開口周囲に
形成した供給弁座、31、32は排気室24の各排気孔27、28
開口周囲に形成した排気弁座である。33、34は各供給孔
25、26と各排気孔27、28を貫通して軸方向へ移動自在に
弁本体21内へ並列配設した2個の主弁で、供給室22内で
供給弁座29、30に着離して供給弁座29、30を開閉する供
給弁部、35、36と、排気室24内で排気弁座31、32に着離
して排気弁座31、32を開閉する排気弁部37、38と、供給
弁部35、36と排気弁部37、38を一体的に移動するよう供
給弁部35、36と排気弁部37、38を貫通係止して排気室24
側の一端部にピストン39、40を有し供給室22側の他端側
を弁本体21に有した蓋部材41、42へ気密に軸支した弁体
43、44とから構成し、供給弁部35、36と排気弁部37、38
は主弁33、34の他方向としての図示上方向への移動で供
給弁部35、36が供給弁座29、30を閉じ排気弁部37、38が
排気弁座31、32を開き、主弁33、34の一方向としての図
示下方への移動で供給弁部35、36が供給弁座29、30を開
き排気弁部37、38が排気弁座31、32を閉じるように配設
している。45、46は主弁33、34を構成する弁体43、44の
供給孔25、26へ挿入する軸部の環状溝47、48へ弾性材料
より成るOリングを収容して供給孔25、26へ嵌合した補
助弁部で、主弁33、34の下方向への移動で供給弁部35、
36が供給弁座29、30より離座して供給弁座29、30を開い
てもOリングの供給孔25、26内周への密封接触により供
給室22と出力室23間を遮断しその後主弁33、34のさらに
下方向への移動で排気弁部37、38が排気弁座31、32に着
座して排気弁座31、32を閉じる前にOリングが供給孔2
5、26より離脱して供給室22と出力室23間を連通するよ
うにしている。49、50は主弁33、34のピストン39、40を
有する側の端部にピストン39、40と弁本体21と弁本体21
上部に配設したパイロット電磁弁本体51とで区画形成の
作用室である。52、53はパイロット電磁弁本体51に備え
2個の主弁33、34を作動操作する2個のパイロット電磁
弁で、供給室22に接続のパイロット圧縮空気路54に並列
接続してパイロット圧縮空気を供給するパイロット供給
路55、56と作用室49、50へ接続するパイロット出力路5
7、58と大気に解放のパイロット排気路59、60とを有
し、非通電の図示状態では可動鉄心61、62がばね63、64
力により下方向へ移動してパイロット供給路55、56を閉
じパイロット出力路57、58とパイロット排気路59、60間
を連通して作用室49、50のパイロット圧縮空気を排気し
2個の主弁33、34をばね65、66力により上方向へ移動し
たり、通電状態では可動鉄心61、62がばね63、64力に孔
して吸引され上方向へ移動してパイロット排気路59、60
を閉じパイロット出力路57、58とパイロット供給路55、
56間を連通して作用室49、50へパイロット圧縮空気を供
給し2個の主弁33、34を作用室49、50へ供給のパイロッ
ト圧縮空気に基づく作用力によりばね65、66力に抗して
下方向へ移動したりするようにしている。67は2個の作
用室49、50間を連通する連通路で、弁本体21とパイロッ
ト電磁弁本体51間に挟着するシール部材68に切欠き形成
している。そして、連通路67はパイロット圧縮空気の流
通面積をパイロット供給路55、56より大きく、かつパイ
ロット排気路59、60より小さく設けている。
次に、かかる構成の作動を説明する。
第1図示状態は、2個のパイロット電磁弁52、53の非
通電状態を示し、作用室49、50のパイロット圧縮空気が
パイロット出力路57、58パイロット排気路59、60を介し
て排気され、2個の主弁33、34はばね65、66力と供給室
22の圧縮空気に基づく作用力とにより上方向に移動して
おり、供給弁部35、36が供給弁座29、30に着座して供給
弁座29、30を閉じ、排気弁部37、38が排気弁座31、32よ
り離座して排気弁座31、32を開き、補助弁部45、46はO
リングが供給孔25、26へ嵌合して供給孔25、26を閉じ、
供給室22と出力室23間が遮断し出力室23と排気室24間が
連通し、出力室23に接続の空圧アクチュエータの圧縮空
気が排気されている。第1図示状態より、2個のパイロ
ット電磁弁、52、53を通電して2個のパイロット電磁弁
52、53が整合作動すると、パイロット供給路55、56とパ
イロット出力路57、58間が連通しパイロット出力路57、
58とパイロット排気路59、60間が遮断され、供給室22の
圧縮空気の一部がパイロット圧縮空気としてパイロット
圧縮空気路54よりパイロット供給路55、56、パイロット
出力路57、58を介して作用室49、50へ供給され、2個の
主弁33、34は作用室49、50へ供給のパイロット圧縮空気
に基づく作用力によりばね65、66力と供給室22の圧縮空
気に基づく作用力とに抗して下方向に移動し、供給弁部
35、36が供給弁座29、30より離座して供給弁座29、30を
開き、排気弁部37、38が排気弁部31、32に着座して排気
弁座31、32を閉じ、補助弁部45、46は供給弁部35、36が
供給弁座29、30より離座した後で排気弁部37、38が排気
弁座31、32に着座する前にOリングが供給孔25、26より
離脱して供給孔25、26を開き、供給室22と出力室23間が
連通し出力室23と排気室24間が遮断し、出力室23に接続
の空圧アクチュエータは供給室22の圧縮空気が供給され
て作動制御される。この状態より、2個のパイロット電
磁弁52、53を非通電して2個のパイロット電磁弁52、53
が整合作動すると、第1図示状態に復帰作動し、パイロ
ット供給路55、56とパイロット出力路57、58間が遮断し
パイロット出力路57、58とパイロット排気路59、60間が
連通され、2個の主弁33、34はばね65、66力と供給室22
の圧縮空気に基づく作用力とにより作用室49、50のパイ
ロット圧縮空気を排気しながら上方向に移動して第1図
示状態となり、供給弁部35、36が供給弁座29、30に着座
し、排気弁部37、38が排気弁座31、32より離座し、補助
弁部45、46は排気弁部37、38が排気弁座31、32より離座
した後で供給弁部35、36が供給弁座29、30に着座する前
にOリングが供給孔25、26に嵌合して供給孔25、26を閉
じ、供給室22と出力室23間が遮断し出力室23と排気室24
間が連通し、出力室23に接続の空圧アクチュエータは圧
縮空気が排気され圧力下降し作動制御される。
次に、2個のパイロット電磁弁52、53のうちいずれか
一方が故障し不整合作動した場合を説明する。いま、第
1図示状態から2個のパイロット電磁弁52、53を通電し
てパイロット電磁弁52のみが作動すると、パイロット供
給路55、パイロット出力路57を介して作用室49へ供給さ
れるパイロット圧縮空気は連通路67、作用室50、パイロ
ット出力路58、パイロット排気路60を介して排気され、
作用室49の圧力は連通路67の流通面積をパイロット供給
路55より大きくパイロット排気路60より小さくしている
ので主弁33を下方向に移動させるまで上昇せず、2個の
主弁33、34はともに第1図示状態に保持されたままで、
出力室23に接続の空圧アクチュエータは作動しない。ま
た、2個のパイロット電磁弁52、53を連通状態より非通
電してパイロット電磁弁52のみが作動すると、パイロッ
ト圧力路55とパイロット出力路57間が遮断しパイロット
出力路57とパイロット排気路59間が連通され、作用室49
のパイロット圧縮空気がパイロット出力路57、パイロッ
ト排気路59を介して排気されると共に、作用室50へ供給
されるパイロット圧縮空気が連通路67、作用室49、パイ
ロット出力路57、パイロット排気路59を介して排気され
るので、2個の主弁33、34はともに上方向に移動して第
1図示状態となり、出力室23に接続の空圧アクチュエー
タは圧縮空気が排気されて圧力下降し作動制御される。
かかる作動で、2個のパイロット電磁弁52、53を非通
電状態から通電してパイロット電磁弁52のみが作動する
不整合作動時、パイロット電磁弁52の切換作動に基因し
て作用室49にサージ圧力が発生して主弁33が作用室49の
上昇した圧力に基づく作用力により下方向へ僅少移動し
て供給弁部35が供給弁部29より離座したとしても、補助
弁部45のOリングが供給孔25と嵌合して供給室22と出力
室23間を遮断している。このため、2個のパイロット電
磁弁52、53の不整合作動時に供給室22と出力室23間を確
実に遮断できるから、出力室23の圧力を確実に下降で
き、出力室23に接続の空圧アクチュエータの誤作動を防
止できて安全性を向上することができる。そして、2個
のパイロット電磁弁52、53の不整合作動時に各主弁33、
34がともに供給室22と出力室23間を遮断し出力室23と排
気室24間を連通する作用は、2個の作用室49、50間を連
通する連通路67を設ける簡単な構成で得ることができ
る。なお、パイロット電磁弁52のみが作動した場合につ
いて説明したが、パイロット電磁弁53のみが作動する場
合も同様の作用効果を得ることができる。
また、供給室22と出力室23間を遮断し出力室23と排気
室24間を連通した時に、供給室22と出力室23間の遮断は
各供給弁部35、36が各供給弁座29、30に着座して供給弁
座29、30を閉じると共に各補助弁部45、46のOリングが
各供給孔25、26に嵌合して各供給孔25、26を閉じること
で得られるため、供給室22と出力室23間の遮断を各供給
弁部35、36と各補助弁部45、46の2個所で得ることがで
き、供給室と出力室間の遮断を各供給弁部1個所のみで
得ている従来弁に比し、供給室22と出力室23間の遮断性
を向上することができる。
なお、一実施例では、補助弁部45、46にOリングを用
いたが、これに限定されるものではなく、たとえば、主
弁の供給弁部近傍で供給孔と嵌合離脱する部位に供給孔
への嵌合時に供給孔へ摺動するよう大径部分を設けて補
助弁部としても良い。
〔発明の効果〕
このように、本発明は、圧縮空気を供給する供給ポー
トを有する供給室と空圧アクチュエータに接続の出力ポ
ートを有する出力室と大気に解放の排気ポートを有する
排気室とを順次軸方向に間隔を有して弁本体に設け、供
給室と出力室間を並列配設の2個の供給孔により連通す
ると共に出力室と排気室間を各供給孔と同軸で並列配設
の2個の排気孔により連通し、供給室の各供給孔開口周
囲にそれぞれ供給弁座を形成すると共に排気室の各排気
孔開口周囲にそれぞれ排気弁座を形成し、供給弁座に着
離して供給弁座を開閉する供給弁部と排気弁座に着離し
て排気弁座を開閉する排気弁部とを有し各供給孔と各排
気孔を貫通して軸方向へ移動自在に2個の主弁を並列配
設し、主弁は一方向への移動で供給弁座を開いて排気弁
座を閉じ他方向への移動で供給弁座を閉じて排気弁座を
開くよう供給弁部と排気弁部とを配設し、各主弁の端部
に形成した2個の作用室へパイロット圧縮空気を供給し
たり各作用室のパイロット圧縮空気を排気したりして各
主弁をパイロット作動操作する2個のパイロット電磁弁
を設け、各パイロット電磁弁の不整合作動時にパイロッ
ト圧縮空気が供給される一方の作用室のパイロット圧縮
空気をパイロット圧縮空気が排気される他方の作用室を
介して排気するよう2個の作用室間を連通する連通路を
設け、各主弁には供給弁座を開いて排気弁座を閉じる主
弁の一方向への移動で供給弁部が供給弁座より離座して
供給弁座を開いても供給孔に嵌合して供給室と出力室間
を遮断しさらに主弁が移動して排気弁部が排気弁座に着
座して排気弁座を閉じる前に供給孔より離脱して供給室
と出力室間を連通する補助弁部を設けたことにより、2
個のパイロット電磁弁の不整合作動時に供給室と出力室
間を確実に遮断できて出力室と排気室間を連通すること
ができるから、出力室の圧力を確実に下降でき、出力室
に接続の空圧アクチュエータの誤作動を防止できて安全
性を向上することができる。そして、2個のパイロット
電磁弁の不整合作動時に各主弁がともに供給室と出力室
間を遮断し出力室と排気室間を連通する作用は、2個の
作用室間を連通する連通路を設ける簡単な構成で得るこ
とができる。
また、供給室と出力室間を遮断し出力室と排気室間を
連通した時に、供給室と出力室間の遮断を2個の主弁の
各供給弁部と各補助弁部の2個所で得ることができ、供
給室と出力室間の遮断を2個の主弁の各供給弁部の1個
所のみで得ている従来弁に比し、供給室と出力室間の遮
断性を向上することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した複合3ポート電磁弁
の縦断面図、第2図は従来例を示した複合3ポート電磁
弁の縦断面図である。 21……弁本体、22……供給室、23……出力室、24……排
気室、25、26……供給孔、27、28……排気孔、29、30…
…供給弁座、31、32……排気弁座、33、34……主弁、3
5、36……供給弁部、37、38……排気弁部、45、46……
補助弁部、49、50……作用室、52、53……パイロット電
磁弁、P……供給ポート、A……出力ポート、E……排
気ポート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 31/12 - 31/165 F16K 31/36 - 31/42

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮空気を供給する供給ポートを有する供
    給室と空圧アクチュエータに接続の出力ポートを有する
    出力室と大気に開放の排気ポートを有する排気室とを順
    次軸方向に間隙を有して弁本体に設け、供給室と出力室
    間を並列配設の2個の供給孔により連通すると共に出力
    室と排気室間を各供給孔と同軸で並列配設の2個の排気
    孔により連通し、供給室の各供給孔開口周囲にそれぞれ
    供給弁座を形成すると共に排気室の各排気孔開口周囲に
    それぞれ排気弁座を形成し、供給弁座に着離して供給弁
    座を開閉する供給弁部と排気弁座に着離して排気弁座を
    開閉する排気弁部とを有し各供給孔と各排気孔を貫通し
    て軸方向へ移動自在に2個の主弁を並列配設し、主弁は
    一方向への移動で供給弁座を開いて排気弁座を閉じ他方
    向への移動で供給弁座を閉じて排気弁座を開くよう供給
    弁部と排気弁部とを配設し、各主弁の端部に形成した2
    個の作用室へパイロット圧縮空気を供給したり各作用室
    のパイロット圧縮空気を排気したりして各主弁をパイロ
    ット作動操作する2個のパイロット電磁弁を設け、各パ
    イロット電磁弁の不整合作動時にパイロット圧縮空気が
    供給される一方の作用室のパイロット圧縮空気をパイロ
    ット圧縮空気が排気される他方の作用室を介して排気す
    るよう2個の作用室間を連通する連通路を設け、各主弁
    には供給弁座を開いて排気弁座を閉じる主弁の一方向へ
    の移動で供給弁部が供給弁座より離座して供給弁座を開
    いても供給孔に嵌合して供給室と出力室間を遮断しさら
    に主弁が移動して排気弁部が排気弁座に着座して排気弁
    座を閉じる前に供給孔より離脱して供給室と出力室間を
    連通する補助弁部を設けて成る複合3ポート電磁弁。
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