JP2855445B2 - 有孔ブロック体から成る合成ガス生成用バーナー - Google Patents

有孔ブロック体から成る合成ガス生成用バーナー

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    • F23D14/20Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone
    • F23D14/22Non-premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air on arrival at the combustion zone with separate air and gas feed ducts, e.g. with ducts running parallel or crossing each other
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
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    • C01B3/00Hydrogen; Gaseous mixtures containing hydrogen; Separation of hydrogen from mixtures containing it; Purification of hydrogen
    • C01B3/02Production of hydrogen or of gaseous mixtures containing a substantial proportion of hydrogen
    • C01B3/32Production of hydrogen or of gaseous mixtures containing a substantial proportion of hydrogen by reaction of gaseous or liquid organic compounds with gasifying agents, e.g. water, carbon dioxide, air
    • C01B3/34Production of hydrogen or of gaseous mixtures containing a substantial proportion of hydrogen by reaction of gaseous or liquid organic compounds with gasifying agents, e.g. water, carbon dioxide, air by reaction of hydrocarbons with gasifying agents
    • C01B3/36Production of hydrogen or of gaseous mixtures containing a substantial proportion of hydrogen by reaction of gaseous or liquid organic compounds with gasifying agents, e.g. water, carbon dioxide, air by reaction of hydrocarbons with gasifying agents using oxygen or mixtures containing oxygen as gasifying agents
    • C01B3/363Production of hydrogen or of gaseous mixtures containing a substantial proportion of hydrogen by reaction of gaseous or liquid organic compounds with gasifying agents, e.g. water, carbon dioxide, air by reaction of hydrocarbons with gasifying agents using oxygen or mixtures containing oxygen as gasifying agents characterised by the burner used

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 本発明は化学反応器用のバーナー、とくに合成ガスを
製造する反応器用のバーナーに関する。本バーナーは反
応領域内に、数種の流体を別々に送入するのに使用す
る。
本発明によるバーナーは、とくに合成ガスを製造する
ために炭化水素を火焔によって部分的に酸化する方法と
して用いられる。
〔従来の技術〕
この型の方法はすでにテキサコ、シエル社等によって
使用されている。ここで言う合成ガスとは、H2、CO、そ
の他、N2、CO2、水蒸気等を指している。
この目的に用いる反応器は、バーナーおよび燃焼室か
ら成り、またこの型の反応器にはガスを急冷するための
手段を部分として一体化して備えることもある。さらに
燃焼後反応器内の火焔に置き換えるための流体や触媒等
を圧入することもある。
バーナーには、ガス状、液状または懸濁固形状の主燃
料と、空気、酸素、または富化空気のような助燃料とを
供給する。なお助燃料や一般的には主燃料に対して、任
意の割合で水蒸気を添加することもある。導入するガス
を適宜予熱することがあり、予熱により反応器の効率が
増すこともある。
参考として、天然ガス、空気および水蒸気を圧入して
反応させる場合の最適収率は、O2/Cの比率0.60〜0.65の
もとで得られる。500℃以上で予熱する場合、H2O/C比率
は0.05と3の間の値ではほとんど影響がない。1近くの
値で最適値が得られる。また水蒸気は煤の生成を抑え
る。
なお特殊な用途ではO2/Cを0.6以下および0.65以上
(たとえば1まで)にすることもある。
最近の方法では80バール(81.6kg/cm2)までの圧力で
動作させるものがある。
燃焼は通常断熱条件で行われる。
反応は、理論的にはCxHy+x/2O2−−→xCO+y/2H2とな
るべできあるが、種々の割合でCO2およびH2Oの生成を伴
うことが普通であり、このため局部的に、断熱平衡温度
を超過することもある。したがって純酸素を用いる場
合、局部的には1500℃を大きく上回る温度になることも
ある。
従来のバーナーは筒状またはさらに複雑な形状を示す
ものが多い。もっとも単純な形態は、同心の2チューブ
を使用するものである。この場合のチューブの寸法は、
火焔の前縁の厚さより、はるかに大きな値(数10mm)と
なる。又熱力学的な平衡に到達するためには(1秒程度
以上の)相当長い滞留時間を保つことが必要となる。こ
の場合、反応装置の中には燃焼ガスの再循環を伴う、き
わめて不均質な領域ができる。
チューブを多数用いれば均一性を高める理であるが、
工業採算上からはこれにも限度がある。さらにセラミッ
クのチューブで流体搬送管や流体供給手段を構成するこ
とも実施の上では、なお微妙な問題を有している。
金属製チューブは、熱ガスの再循環の核の衝撃を受
け、冷却を行わぬ場合は、その耐用性に影響する。
〔課題を解決する手段〕
本発明は、以上の欠点を克服するための有孔ブロック
体からなるバーナーを提供するものである。
このバーナーは、導入すべき流体の種類に応じて、異
なる深さの所に開口する孔を含む。単一部材のブロック
体によっても、複数のブロックを並置させるか、積み重
ねることによっても形成することができる。
このブロック体は金属製でも、セラミック製でもまた
はその他耐火材料製であっても差し支えない。
なお、本発明によれば容易に多数の孔を形成すること
ができるが、一方これに相当する数のチューブを使用し
てバーナーを形成するには問題が多い。
本発明によれば、大型のバーナーを形成することがで
きる。また本発明では、バーナー先端から2種以上の流
体を簡単に、反応領域に向け送り込むことができる。
このことは、ガス合成の場合でも制御を容易にする
し、他の目的に使用する時もそうである。2つのタイプ
のオリフィスを通して、燃料および酸化剤を送り出すこ
とによって、焔の形状、性質、または組成をさらに好く
制御することができる。
本発明は第三のタイプのオリフィスを通して第三の材
料を送り込み、これを焔の中で反応させて、さらにフレ
キシブルな制御を行うことを可能とする。
本発明によれば、バーナーの熱気密性を容易に保持で
きる。
なお、本発明によるバーナーは、複数のブロックを重
ねて形成しても加工は容易である。セラミック製のブロ
ックでは高温に対する耐性が高くなる。
同じくこのバーナーでは、流体を直接予熱するために
も使用できる。
また本発明によるバーナーは、金属製ブロックの場合
冷却が容易である。
なお、本発明によるバーナーは、酸素とメタンから合
成ガスを製造するのに理想的である。
1987年12月18日提出の欧州特許申請、第87.402.929.1
号の明細書中に記載されている製造方法および装置に対
しても、有利に適用できる。
以上から、本発明は合成ガスを製造する反応器用のバ
ーナーに関するものであり、少なくとも二種の流体即ち
一方は主燃料、他方は助燃料を別々に反応領域内に送り
込むことができる。このバーナーの特徴は、固体ブロッ
クで形成し、その中に深さの異なる孔を設け、この孔の
端部の一方側が反応器内に開口し、他方側をその孔が送
り出す流体供給手段に、即ち孔によって主燃料供給手段
又は助燃料供給手段の中に開放されていることである。
なお少なくとも、同一流体を供給するための孔は同じ
深さの所で該流体の供給手段と連通させる。
流体供給手段の一つは、ブロック体の一面とブロック
体の収納函とにより形成される空間であってもよい。
また供給手段はブロック体を横断して、同じ流体を送
り込むための少なくとも幾組かの孔と相互に連結する管
路網を含むものでもよい。
この管路網はブロック体の中央部に近い個所で相互連
結するものでもよい。
ブロック体は複数のブロックを積重ねて形成してもよ
い。
少なくともこれらブロックの一つが、流体を反応領域
に送り込む孔への流体供給手段として役立つ溝またはス
ロットを含むものでもよい。
ブロック体は冷却剤、または熱伝導用の流体を循環さ
せる回路を含むことができる。
少なくとも数組の孔は、穿孔により得ることができ
る。
バーナーは、セラミック材料製であってもよい。
〔実施例〕
次に添付の図面により、さらに詳細に説明する。
第1図中(1)は、本発明のバーナーを全体として示
す。
このバーナーは異種のガス通路孔を備えたブロック体
(3)とこれを収納する収納函(2)とを含む。
図中、ブロック体は第一流体搬送用の孔(4)と、第
二流体搬送用の孔(5)とを有し、これらの孔によって
流体が反応領域(10)に導かれる。
図中の収納函(2)の下部には円錐形部分(6)があ
り、そこにブロック体(3)の下面とによって室(7)
を形成する。この室は第一の流体用の孔(4)への流体
供給手段の役をなしている。第一の流体は管路(8)に
より室(7)に導かれる。
この室(7)は、円錐形以外の形状であっても差し支
えない。
第1図の場合、ブロック体(3)は円錐形部分(6)
の底面の周に設けたつき当り縁(9)上に保持されてい
る。
第一の流体の搬送用孔(4)は、ブロック体(3)を
貫通して、円錐形の室(7)から反応領域(10)への間
に流体を送ることができる。
第二の流体送り込み用の孔(5)は、反応領域(10)
からブロック体(3)の中間レベル(11)に達するよう
になっている。
第1図では、この孔(5)は中間レベル(11)で即ち
全く同一レベルで終端している。
この孔(5)は横方向の通路即ち孔(12)によって相
互に連絡している。
図で分かるごとく、この横孔(12)は、第一流体の搬
送用孔(4)と交叉してはいない。
図中の横孔(12)は、収納函(2)が円筒形の場合と
くにリング状の室(13)と連通する。
この室(13)には、管路(14)により、流体供給源か
ら第二の流体が導入される。
第一の流体の供給手段と第二の流体の供給手段の遮断
は、収納函(2)中へのブロック体(3)の正確な組立
または気密遮蔽の使用、または溶接による等の方法でも
得られる。
第2図は、第三の流体搬送用孔(15)を含む点で前実
施例とことなる実施態様を示す。
孔(15)は、室(13)と同一タイプの室(17)により
連結されるが、この室(17)は室(13)とは異なるレベ
ルの所に形成される。
この孔(15)は、中間の室(13)の形成されるレベル
(11)とことなる中間レベル(16)で終端する。
室(17)は、管路または横孔(18)を介し孔(15)と
連通する。
図から分かるごとく、第一、第二、第三流体用の回路
(縦,横の孔を含む)は互いに交叉することなく、何れ
も反応領域(10)中に通じている。
(19)は、第三の流体用の室(17)への供給管路をあ
らわす。
すでに述べたごとく、各回路間の遮蔽は収納函(2)
内にブロック体(3)を正しく組立てること、あるいは
遮蔽物の採用、または溶接によって保証される。
(20)はブロック体(3)を収納函(2)に固定する
ため、ブロック体の上縁を抑えるためのフランジを示
す。
第3図は、冷却回路をもっている点で、第1図で示す
態様とはちがう実施例である。
第1、2、3図中で同一の部分は、同一の番号を用い
て表示している。
通路すなわち孔(21)は、横孔流路であって反応領域
(10)とは連通していない。
この通路は冷却剤つまり熱除去用流体を循環させるた
めのものである。
この循環通路によって、ブロックを冷却したり、また
は加熱したりすることができる。
この通路(21)には、配管(22)からは冷却剤が供給
され、孔(21)を循環した冷却剤は放出配管(23)から
排出される。
冷却用流体のための孔は供給用の室により直接充填さ
れ、別室により排出されるようになっていてもよい。こ
の両室は、ブロック(3)内の冷却が有効に行われるよ
うに分離されている。
冷却用流体の回路は、他の流体を循環させる通路とは
連通していないことは勿論である。
ブロック体(3)は、単一のブロックで構成してもよ
く、または複数のブロックを積み重ねて構成する方式と
することもできる。
単一ブロックによってブロック体(3)を形成する場
合、異種流体の搬送用孔および横孔または横方向管路は
ブロックに穿孔することによって得られる。
第5図は、二組のブロック(24)と(25)を積み重ね
て構成したブロック体(3)の実施態様を示す。
第4図は第5図の一部上面図を示し、第4図をA−A
面で切断した一部切断図が第5図である。
孔(26)は、第一の流体を反応領域(10)に送り込む
通路として働き、また、孔(27)は第二の流体を同一反
応領域に送り込む通路として働く。
ブロック(24)すなわち上側のブロックは、その厚さ
の全部を貫通する孔(27)と、更にブロック(25)まで
貫通する孔(26)を含む。従って、ブロック(25)すな
わち下側ブロックは、孔(26)のみが貫通している。
即ち、第4、5図の実施態様では孔(26)はブロック
(24)と(25)の積み重ねブロック体の全厚さにわたっ
て貫通しているのがわかる。同時にブロック(24)と
(25)の組立体は当然上側ブロック(24)に含む孔(2
6)の部分および下側ブロック(25)に含む同一孔の部
分が完全に対応するように取りつけるべきである。
溝または凹部(28)は、上側ブロック(24)が下側ブ
ロック(25)と接する面のレベルの所を削って、或いは
うがつことによって形成する。
第4、5図の場合、この溝は相互に直交し第二の流体
搬送用の孔(27)をすべて連通させている。
なお、溝の形状およびその配列は、流体供給源から第
二の流体を搬送用孔(27)のすべてへ供給できるもので
あれば、第4、5図のように上側ブロック(24)と下側
ブロック(25)の間に支柱(29)が残るような形のもの
でなくてもよい。
溝(28)は、第一の流体を搬送する孔(26)に侵入し
ないようにする。結局孔(26)は支柱(29)の中を貫通
する、即ち、充分厚い支柱(29)の壁が孔(26)を取巻
くような形になる。
たとえこの溝を下側ブロックの上面、または上、下両
ブロックを使って形成しても、本発明の範囲を逸脱しな
いことは明らかである。
第6、7図は別の実施態様を示す。
ここで(30)は第一流体の搬送用孔を、(31)は第二
流体の搬送用孔を示す。
この孔(30)、(31)を備えたブロック体(32)は、
二組のブロック(33)と(34)とから成り、その中のブ
ロック(34)は第6図のごとく、ブロック(33)の上側
に取りつける。
第7図は上側ブロック(34)を下から見た図、又、第
8図は下側ブロック(33)を上から見た図のそれぞれ一
部を示す。
上側ブロックの下面には突起又は支柱(35)がついて
いて、その中を第一の流体搬送用の孔(30)が貫通す
る。
上側ブロック(34)を下側ブロック(33)の上に据え
る時、自由領域(36)が、突起即ち支柱(35)の間に形
成されて、第二の流体の搬送孔(31)への第二の流体の
供給手段となっている。
(34)、(33)両ブロックの積み重ねは、上側ブロッ
ク(34)中にある第一流体の搬送孔(30)の部分が、下
側ブロック(33)の中にあるその孔の延長となる部分に
ぴったり対応するような位置を保つようにする。
第一流体の搬送孔(30)の上下両ブロックの対応する
部分をぴったり合わせるためには、下側ブロック(33)
上に座ぐり部(37)を設け、この中に上側ブロックの下
面にある突起(35)の一部分のみを勘合させ、支柱の残
りの部分が両ブロックの間を隔てて第二流体の搬送孔
(31)に第二の流体を十分循環させられるような広さの
空間(36)を残すようにする。
自由領域(36)で形成される第二流体供給管路網は、
第1図の実施例と同要領で、環状の室と連結するもので
もよい。
第10および第12図に、異なる取入口(38)、(39)、
(40)から、流体を別々に取入れ、かつ、ブロック体
(44)を(41)、(42)、(43)の三ブロックで構成す
るバーナーの別の実施態様例を示す。第10図および第1
〜3図に共通な部分の呼称番号は同一とし、したがって
この場合円錐形部分(6)がブロック体下部の室(7)
を画定し、(9)はブロック体(44)を支えるつき当た
り縁を、(20)はブロックの上縁を抑えるためのフラン
ジをそれぞれあらわす。
取入口(38)、(39)、(40)により供給される流体
をそれぞれ第一、第二、第三の流体とする。
第9図は第10図のバーナーの上面図を示し、第10図自
身は第9図のA−B線に沿う断面図になっている。
第11図は上側ブロック(43)の下面図を、また第12図
は中間ブロック(42)の下面図を示す。
(45)、(46)、(47)はそれぞれ第一、第二、第三
流体の搬送用孔をあらわす。
上側ブロック(43)には、第三流体搬送用孔(47)
と、室(49)からこの孔(47)へ第三流体を供給するた
めの溝(48)がある。第11図で示す溝(48)の形状から
すれば、室(49)は溝(48)のすべてと連通する形態と
すべきであり、このためには室(49)をリング状とすれ
ばよい。
この変形として、上側ブロック(43)の下面に少し凹
んだ肩と中間ブロックの上面にも対応する肩の部分とを
設け、これらと収納函(2)の内壁とによってリング状
室(49)を画定することもできる。
上側ブロック(43)には第二流体の供給孔(46)の一
番上の部分(46a)を穿つ。これと連通する部分(46b)
は、中間ブロック(42)を穿って作る。第12図に示すよ
うに中間ブロック(42)の下面上にうがった溝(50)を
形成し、この溝は、第二流体を取入口(39)から孔(4
6)に供給するための管路網を形成する。
第12図では、中間ブロック(42)の下面の中心部の領
域(51)に集中する溝(50)が見られる。
管路(39)を中心部(51)の領域(51)に連通させる
ことによって供給室(52)は場合により省略してもよ
い。
第一流体の搬送孔(45)はブロック体(44)全体を貫
通している。上側ブロック、中間ブロック、下側ブロッ
クの中にそれぞれの一部分(45a、45b、45c)を対応す
る位置に保って室(7)に連通している。
組立時には勿論、孔(45)、(46)に正確に流体が供
給されるように位置合わせして、ブロック(41)、(4
2)、(43)をとりつける。
第13図は第10図に対応する一実施例であるが、ブロッ
ク体(44)の構成に単一ブロック(53)のみを使用して
いる。このブロックは第三流体用の孔を構成する穿孔
(55)を備え、これに流体を供給するために半径方向の
穿孔(56)が交叉連通するようになっている。
この半径方向の穿孔(56)は、第三流体の取入口(4
0)に連結する環状の溝(57)に連通するように穿孔さ
れている。
第二流体搬送孔(58)は軸に平行な方向の穿孔として
形成され、流体の供給手段を形成する半径方向穿孔(5
9)内に開口する。
半径方向穿孔(59)は中央部(60)中に開口するか、
または第二流体の取入口(39)と連結する環状の溝(6
1)により相互に連絡される。
穿孔(56)も中央に集束するような形態とし、ブロッ
クの中心部で相互に連結するようにしてもよいことは明
らかである。
第10図の溝(48)についても同様のことがいえる。
更に、第13図で示す単一ブロックからなるブロック体
(44)はブロック体を縦に貫通し、第一流体の供給孔の
役を果している穿孔(62)を含む。
第10図および13図で示す実施態様では、ブロックは円
筒形であって、各流体供給用孔は上下に位置をずらし、
横断面上の半径方向に穿孔されていて、且つ、流体搬送
用の縦孔と交叉して反応領域(10)に送り出される前に
流体が相互に混入するのを避けるようにしている。
流体の供給回路網が相互に連通しない状態を保つ限
り、搬送用孔を実施例と異なるように配置しても、本発
明の範囲を逸脱しないことは勿論である。当事者には搬
送用縦孔に流体を供給する管路を上記条件の下で適宜に
構成することは容易であり、ブロック体を複数のブロッ
クの積重ね構成とする場合にも同様である。
第14図は、本発明による装置の簡単な実施例の一つを
示す。
このバーナーは、収納を兼ねたブロックとそれに抱え
られた形のブロック(64)の二部材から成り、後者の上
部の外方に突出するカラー(65)が前者の上部にある縁
(66)の上に保持される形で収納されている。
収納ブロック(63)の内壁の一部を座ぐりしてブロッ
ク(64)を支承する台座(67)を形成する。
収納ブロック(63)の上縁部(66)の内側を、座ぐり
する深さは、収納されるブロックのカラー(65)の下面
(69)と、該ブロック全体の下面(68)とを隔てる高さ
と等しくする。両下面が収納ブロックの各上面と接触す
る面には、シール(70)と(71)とを挿入する。
収納ブロック(63)には、前記の上方内壁を更に座ぐ
りした第二の座ぐり部(72)を設け収納されるブロック
(64)の外壁との間に第二流体の供給源からの管路(7
4)から、オリフィス(75)を介し、第二流体を供給す
るための環状の室(73)を形成する。
ブロック(64)には、室(73)と軸方向に平行な穿孔
(77)とを連通する半径方向の穿孔(76)を設け、穿孔
(77)が第二の流体を反応領域に送り込む役をする。
ブロック(64)には、さらに軸方向穿孔(78)があ
り、これが第一流体の搬送用孔を形成する。第一流体
は、ブロック(64)の下方に形成される室(79)から送
入される。
このバーナーはとくに簡単な構成である。
第14図に基づき、耐熱鋼を材質としたバーナーを用い
て実験を行った結果は良好で、煤の発生率も、従来のチ
ューブ式バーナーの同一操作条件による結果と比較し、
ほぼ1/10とすることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、反応領域に二種類の流体を別々に送入するバ
ーナーの概略構成を、 第2図は、三種類の流体を送入する場合を、 第3図は、反応領域に二種類の流体を送入する場合で、
更に冷却剤を循環させる回路を同時に設けたバーナーの
概略構成を、 第4、5図は、少なくとも二組のブロックと溝とから成
るバーナーを、 第6、7、8図は、少なくとも二組のブロックを、その
間に支柱を介して積み重ねて構成するバーナーを、 第9、10、11、12図は、三種類の流体を反応領域に送入
するためのもので、三組のブロックにより構成するバー
ナーを、 第13図は、三種類の流体を反応領域に送り込む単一ブロ
ックで構成するバーナーを、 第14図は、比較的単純な構成の収納函なしの二ブロック
式バーナーをそれぞれ示す。 1(バーナー) 2(収納函) 7(第一の流体を供給するための室) 9(つき当り縁) 10(反応領域) 20(抑え用フランジ) 29,35(支柱又は突起) 36(自由領域:流体供給手段の一形態) 37(座ぐり部) 52(供給室) 63(収納函を兼ねるブロック) 65(収納されるブロックのカラー) 67(台座) 72(第二の座ぐり部) 73(環状の室)
フロントページの続き (72)発明者 アラン フジェ フランス国 78630 オルジュバル モ ランビリエ ルエール デュ ムル 3 番 (56)参考文献 特開 昭63−182201(JP,A) 実開 昭60−111830(JP,U) 特公 平1−20323(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23D 14/22 F23D 21/00 C01B 3/32

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反応領域(10)に少くとも2種類の流体を
    別々に送り込んで反応させ、合成ガスを生成する化学反
    応器のためのバーナーにおいて、該バーナーが;少くと
    も1ケの固体ブロックから成るブロック体(3;44)と、 該ブロック体の中をその軸に平行な方向に穿たれている
    少くとも2種類のそれぞれ複数個の孔(4,5;45,46)
    と、 前記少くとも2種類の流体を該孔に供給する手段とを含
    み、 前記2種類の流体の少くとも1つが燃料を含み、他の流
    体が酸化剤を含むものであって、該孔の一端はすべて前
    記反応領域(10)に開口し、他端は前記少くとも2種類
    の流体を供給する手段にそれぞれ連通するために搬送す
    べき流体毎に異なる深さまで穿たれていることを特徴と
    する、有孔ブロック体から成る合成ガス生成用バーナ
    ー。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のバーナーにおいて、前記
    ブロック体(32;44)が少くとも2個のブロック(41,4
    2,43)を積み重ねることによって構成され、少なくとも
    1つのブロック(43;42)がその1つの面上にブロック
    体の軸に垂直な方向に溝を有し、該面と対向するブロッ
    ク(42;41)の面との間に流体の供給手段となる管路網
    (48;51)を形成することを特徴とするバーナー。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載のバーナーにおい
    て、前記流体供給手段のうちの1つが前記ブロック体
    (3;44)の下面と、該ブロック体の収納函(2)の下部
    (6)とによって画定される室(7)を含み、前記孔の
    1つ(4;45)が該室と前記反応領域(10)との間を貫通
    していることを特徴とする、バーナー。
  4. 【請求項4】前項までの何れか1つの請求項に記載のバ
    ーナーにおいて、前記流体供給手段の1つが前記ブロッ
    ク体(3;44)の軸に垂直な平面上にあって、ブロック体
    の周囲に形成された環状の溝(13;52)によって相互に
    連結されていて、且つ前記少くとも1つの流体を前記反
    応領域(10)に送り込む孔(5;46)と連通する該平面上
    に穿たれた孔からなる管路網(12;50)を含むことを特
    徴とする、バーナー。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のバーナーにおいて、前記
    流体供給手段が前記室(52)の代りに前記ブロック体の
    中心部に近い所にあって前期管路網(50)を相互に連通
    する領域(51)を含むことを特徴とするバーナー。
  6. 【請求項6】請求項2に記載のバーナーにおいて、積み
    重ねた何れか2つのブロック(24と25;33と34)の対向
    する面の間を支柱(29,35)で支える形にし、これによ
    って両該ブロックの間に形成される自由領域(28;36)
    が前記溝による管路網に代わる流体供給手段として使用
    されることを特徴とする、バーナー。
  7. 【請求項7】前項までの何れか1つの請求項に記載する
    バーナーにおいて、前記ブロック体(3)が熱除去用流
    体即ち冷却剤を循環させる管路を含むことを特徴とす
    る、バーナー。
  8. 【請求項8】前項までの何れか1つの請求項に記載のバ
    ーナーにおいて、前記孔の少くとも数組がブロック体を
    穿孔することによって形成されることを特徴とするバー
    ナー。
  9. 【請求項9】前項までの何れか1つの請求項に記載のバ
    ーナーにおいて、該バーナーがセラミック材料又は耐火
    材料によって形成されることを特徴とするバーナー。
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