JP2847869B2 - 画像記録装置のシート搬送システム - Google Patents

画像記録装置のシート搬送システム

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JP2847869B2
JP2847869B2 JP2069242A JP6924290A JP2847869B2 JP 2847869 B2 JP2847869 B2 JP 2847869B2 JP 2069242 A JP2069242 A JP 2069242A JP 6924290 A JP6924290 A JP 6924290A JP 2847869 B2 JP2847869 B2 JP 2847869B2
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務 古澤
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、画像記録装置のシート搬送システム(シ
ート搬送処理装置に相当)に係り、特に、ホストコンピ
ュータからの転送画像データを印字記録するリモートプ
リンタ等の画像記録装置に対し両面記録モード時にて有
効なシート搬送システムに関する。
〔従来の技術〕
一般に、ホストコンピュータからの転送画像データを
印字記録するリモートプリンタにあっては、通常、ホス
トコンピュータとリモートプリンタとの間で通信用特殊
言語による通信を行っているため、リモートプリンタの
構成としては、上記通信用特殊言語をリモートプリンタ
用のデータ形式に変換する電子サブシステム(以下、ES
S[Electronic Sub System]と略記する)と、このESS
にて変換された画像データに基づく画像を出力する画像
出力端末(以下、IOT[Image Output Terminal]と略記
する)とを包含したものにせざるを得ない。
このようなリモートプリンタのIOT構成としては、少
なくとも、ESSからの転送画像データに基づく画像を用
紙に記録する記録モジュールと、この記録モジュールへ
用紙を搬送する用紙搬送系とを具備することが必要にな
る。
そして、上記記録モジュールによる用紙への画像記録
を効率的に行うには、各用紙に対応する頁単位の画情報
(以下、頁画情報と略記する)をESS側から記録モジュ
ールへ頁単位で転送し、記録モジュールによる頁単位の
記録動作を行う時点で記録モジュール部位へ各用紙を確
実に搬送するように設計することが好ましい。
このような観点に立って用紙搬送系を設計すると、ES
Sから頁画情報をIOT側へ転送し得る条件に達した時点、
具体的には、ホストコンピュータからの画情報を変換し
てIOT側へ転送すべき頁画情報としての展開動作が終了
した時点の後に、用紙供給部位から対応用紙を繰り出す
方式(以下、用紙後出し方式という)を採用することが
可能である。
しかしながら、このような用紙後出し方式にあって
は、特に、用紙供給部位から記録モジュールまでのペー
パパスが長い場合には、各頁の記録動作過程において記
録モジュール部位への用紙の供給時間が嵩む分、画像記
録動作の高速化を図ることが困難になるという課題を生
ずる。
このような課題を解決するために、従来にあっては、
記録モジュールと用紙供給部位との間のペーパパスのう
ち、記録モジュールの直前部位に位置合わせ用のレジゲ
ート(Registration Gate)を設け、ESSから頁画情報を
IOT側へ転送し得る条件に達する前時点で、用紙供給部
位から記録モジュールに向けて用紙を予め繰り出し、ES
Sから頁画情報をIOT側へ転送し得るタイミングまで上記
レジゲートで用紙を待機させ、用紙の記録モジュールへ
の突入タイミングを調整した後に記録モジュールへ用紙
を供給させるようにした方式(以下、用紙先出しレジゲ
ート待機方式という)が通常採用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、このような用紙先出しレジゲート待機方式
を採用すると、片面記録モード時には、確かに、用紙を
所定間隔毎に順次供給することにより用紙の搬送効率を
容易に上げることは可能であるが、両面記録モード時に
おける用紙の搬送効率を如何に上げるかという点が重要
な技術的課題になっている。
すなわち、上述したようなリモートプリンタにあって
は、ESSからIOT側へ転送される頁画情報は通常各頁毎に
異なるものであるため、両面記録モード時において、複
数枚の用紙の片面に連続的に画像記録が行われ、複数枚
の片面記録済用紙が中間トレイに一旦収容された後、他
の片面に連続的に画像記録が行われるというような方式
を採用し難く、必然的に、頁画情報の頁順に従って各用
紙の表面、裏面に交互に画像記録が行われるという方式
を採用せざるを得ず、両面記録モード時における用紙の
搬送効率が低下するという事態は止むを得ないものとさ
れていた。
この発明は、以上の技術的課題を解決するためになさ
れたものであって、両面記録モード時における記録シー
トの搬送効率を向上させ、両面画像記録の高速化を図る
ようにした画像記録装置のシート搬送システムを提供す
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、この発明に係る画像記録装置のシート搬送
システムは第1図(a)に示すように構成されるもので
ある。
同図において、この発明が適用される画像記録装置
は、通信回線を介してあるいは直接入力される画情報DT
0を所定形式の画情報DTに展開して転送する画情報供給
手段1と、この画情報供給手段1からの画情報DTに基づ
く画像が形成される記録モジュール3を有し、この記録
モジュール3によりシート搬送系5にて搬送される記録
シート4に対し画像記録を行う画像出力手段2とを備え
たものを前提とする。
そして、その構成上の特徴点は上記シート搬送系5に
あり、このシート搬送系5は、未記録の記録シート4を
順次供給する独立シート供給手段6と、両面記録モード
時にて記録モジュール3による片面記録済の記録シート
4を反転して再度送出する中間シート供給手段7と、独
立シート供給手段6若しくは中間シート供給手段7から
送出される記録シート4を所定の搬送シーケンスに従っ
てシート搬送路内で所定間隔毎に搬送するシート搬送制
御手段9とを備え、 両面記録モード時には、 上記画情報供給手段1は、独立シート供給手段6から
中間シート供給手段7に至るまでのシート搬送路中に順
次供給され得る複数の記録シート4に対応した偶数頁画
情報及び奇数頁画情報のいずれか一方(例えばP2,P4,P
6,P8)が連続的に供給された後、前記いずれか他方の頁
画情報(例えばP1,P3,P5,P7…)及びそれ以後の前記一
方の頁画情報(P10,P12…)が交互に連続的に供給され
る両面記録モードページシーケンスDPSを選択し、 上記シート搬送制御手段9は、上記ページシーケンス
DPSに対応して、独立シート供給手段6から所定数の記
録シート4が所定間隔をもって順次供給された後、中間
シート供給手段7及び独立シート供給手段6から記録シ
ート4が交互に所定間隔をもって供給される両面記録モ
ード搬送シーケンスDTSを選択するようになっている。
このような技術的手段において、上記画情報供給手段
1としては、ホストコンピュータからの画情報を画像出
力手段2用のデータ形式に変換して転送するESSを始
め、原稿を読み取って画像出力手段2用のデータ形式の
画情報としてファイルし、ファイルされた画情報を画像
出力手段2へ出力する電子RDH(Electronic Reciculati
ng Document Handler)、複写機等の画像出力手段2に
対しては上述した両面記録モードページシーケンスDPS
で原稿を自動供給するDADF(Duplex Dual Auto Documen
t Feeder)等が挙げられる。
また、画像出力手段2の記録モジュール3としては、
電子写真プロセスにて画像形成するものの他、感熱記
録、インクジェット記録等画像を記録し得るものであれ
ば適宜選択することができる。また、画像形成システム
についても、単色記録、複数カラー個別記録、フルカラ
ー重ね記録等適宜選択して差し支えない。
更に、画像出力手段2のシート搬送系5としては、少
なくとも両面記録モードを可能にするハード構成(独立
シート供給手段6,中間シート供給手段7,両面記録モード
時に記録モジュール3による片面記録済みの記録シート
4を中間シート供給手段7に導くシート戻し手段8)を
具備し、シート搬送制御手段9にて上述した両面記録モ
ード搬送シーケンスDTSを実行できるものであれば、適
宜設計変更して差し支えない。
このようなシート搬送系5において、記録モジュール
3への記録シート4の突入タイミングを調整するため
に、通常記録モジュール3の記録部位の直前部位に位置
合せ手段を設置することが必要である。この種の位置合
せ手段としては、記録シートの先端が当接する開閉自在
なゲート構成のものでもよいし、一対のロール構成のも
のを駆動、停止させるもの等適宜選択して差し支えない
が、記録シート4の先端位置精度を良好に保つという観
点からすれば、記録シート4の先端が当接するゲート構
成のものが好ましい。
また、上記シート搬送制御手段9としては、少なくと
も、独立シート供給手段6若しくは中間シート供給手段
7のシート供給部からの記録シート4を所定のギャップ
で順次搬送するシート供給制御部を具備することが必要
である。このとき、記録シート4間のギャップはシート
供給部の位置、シートサイズ、供給される記録シート4
の順番等に応じてシート搬送路内での記録シート4の詰
まり現象が生じない範囲で適宜選定される。
更に、記録シート4のギャップ制御を実現するシート
供給制御部としては、シート供給部からの記録シート4
の送出タイミングから所定時間経過した時点で後続の記
録シート4を送出するようにする等適宜設計変更して差
し支えないが、記録シート4のギャップ制御を正確に行
うという観点からすれば、シート供給部の出口近傍に位
置検知手段を設け、この位置検知手段にて記録シート4
の通過タイミングを検知した時点からタイマを走らせ、
記録シート4のサイズ別に予め定められた所定時間経過
後にシート供給部から後続の記録シート4を送出するよ
うに設計することが好ましい。
このようにすれば、前記タイマにて記録シート4のギ
ャップに対応する時間制御を行うことが可能になるた
め、シート供給部の記録シートのフィード動作タイミン
グそのものをタイマを起動点にする場合には、記録シー
トのフィード動作誤差が含まれてしまうが、この誤差を
包含しない分、記録シートのギャップ制御を正確に行う
ことができる。
この場合において、上記シート供給部に堆積されてい
る記録シート4は先に送出される記録シート4との摩擦
で僅かに突出してしまう虞れがあるため、上記記録シー
ト4のギャップ制御をより正確に行うという観点からす
れば、シート供給部から記録シート4の送出動作を開始
した時点でシートギャップ確保タイマを走らせ、位置検
知手段にて記録シート4の通過タイミングを検知した時
点で上記シートギャップ確保タイマが設定時間に達した
か否かを判別し、設定時間に達していなければシート供
給部の送出動作を一旦停止させた後、設定時間に達した
時点でシート供給部の送出動作を再開するように設計
(シート供給部に収容された記録シートの収容位置のば
らつきに伴う記録シートのギャップ不足解消用の手段を
付加)することが好ましい。
特に、上述したように、シート供給部から所定間隔で
記録シート4を順次供給するタイプにあっては、画像に
関するモードの異なる複数の記録シート4がシート搬送
路中を同時に搬送されることがあるため、各記録シート
4の搬送動作を確実に行うには、シート搬送制御手段9
にて、シート搬送路内に搬送される各記録シート4毎に
画像記録に関するモード情報を具備させ、各モード情報
に基づいてシート搬送路内の記録シート4の搬送動作を
個別制御するように設計することが必要である(請求項
1)。
更にまた、上述した両面記録モードシート搬送シーケ
ンスDTSを実行するには、上記中間シート供給手段7と
して、少なくとも、複数枚の記録シート4が堆積収容さ
れる中間トレイを用いることなく、片面記録済の記録シ
ート4を連続的に記録モジュール3へ供給するように設
計することが必要である。
また、上記両面記録モードページシーケンスDPS及び
両面記録モードシート搬送シーケンスDTSとしては、使
用する独立シート供給手段6の位置、使用する記録シー
ト4の排出部位置、記録シート4の排出姿勢(記録シー
ト4の表面を上にするか、下にするかという姿勢)、使
用する記録シート4のサイズ等に応じて適宜設計変更す
ることができる。
また、位置合せ手段にて記録シート4が所定時間停止
する場合には、シート搬送路中での記録シート4の詰ま
り事故を防止する上でシート搬送動作を一時的に停止さ
せるように設計することが必要であり、後続の記録シー
ト4の処理については、後続の記録シート4の供給が禁
止されるシート供給禁止処理部を画情報供給手段1側若
しくはシート搬送制御手段9側に具備させるようにする
ことが好ましい(請求項2)。
また、この発明にあっては、両面記録モードにおいて
中間シート供給手段7内のシート搬送路中に複数枚の記
録シート4が同時に搬送されることになるが、中間シー
ト供給手段7側へ搬入されている記録シート4を所定部
位で待機させるように処理することが必要である。この
場合、中間シート供給手段7のうち、例えば記録シート
4が反転されるシート反転部及び一枚の記録シート4の
みが一時的に収容されるシート収容部をウエイトステー
ションとして兼用させ、上記シート搬送制御手段9には
シートウエイト処理部を具備させ、位置合せ手段にて記
録シート4を一時的に待機させている場合、中間シート
供給手段7側へ搬送されている二枚の記録シート4を夫
々のウエイトステーションまで移動させた後停止させる
ように処理することが好ましい(請求項4)。
そして更に、中間シート供給手段7のシート反転部及
びシート収容部がウエイトステーションとして兼用され
ているタイプにあっては、シート収容部に待機している
記録シート4に対してシート反転部に待機している記録
シート4が衝合しないように記録シート4を送出するよ
うにシートウエイト処理部を構成することが必要であ
り、例えば、上記シートウエイト処理部として、シート
収容部に記録シート4が存在し、かつ、シート収容部に
収容された記録シート4に対するシート供給信号を受信
していない条件下では、シート反転部のウエイトステー
ションに位置する記録シート4の停止状態を保持し、シ
ート収容部に記録シート4が存在しないか、あるいは、
シート収容部に収容された記録シート4に対するシート
供給信号を受信した条件下では、シート反転部のウエイ
トステーションに位置する記録シート4をシート収容部
側へ搬送するように設計するようにすればよい(請求項
5)。
更にまた、中間シート供給手段7のシート反転部及び
シート収容部の二箇所がウエイトステーションとして兼
用されているタイプにあっては、中間シート供給手段7
に三枚以上の記録シート4が搬入された状態で位置合せ
手段にて記録シート4が所定時間一時待機状態になる
と、記録シート4のウエイト処理が不完全なものになっ
てしまうため、位置合せ手段にて記録シート4が所定時
間一時待機状態になる条件下においては、上記画情報供
給手段1側にページシーケンス切換部を設け、独立シー
ト供給手段6から中間シート供給手段7に至るまでのシ
ート搬送路中に二枚の記録シート4が搬送されるような
ページシーケンスに切り換えるように処理することが好
ましい(請求項6)。
また、位置合せ手段による記録シート4の一時待機状
態がある程度継続したとしても画像記録動作を行う機能
(駆動源)はそのまま働いているため、その一時待機状
態がある程度長くなるような場合には、負荷や装置寿命
を考慮すると好ましくない。このような観点からすれ
ば、一時待機状態がある程度長くなる条件下で、画像記
録動作機能を一旦機能停止させるサイクルダウン処理部
を具備させるように設計することが好ましい(請求項
3)。
また、装置の使い勝手からして、シート供給部の変
更、記録モードの変更等に対処できるように設計するこ
とが好ましい。
特に、両面記録モードにて独立シート供給手段6を変
更する場合において記録シート4のサイズが異なると、
記録シート4の詰まり事故の虞れがあるため、これを防
止するという観点からすれば、両面記録モード時にて独
立シート供給手段6を変更する際に、収容されている記
録シート4のサイズが一致していれば独立シート供給手
段6の変更を直ちに許容し、収容されている記録シート
4のサイズが不一致であれば変更前のプリントジョブを
終了させた後に独立シート供給手段6の変更を許容する
ように設計することが好ましい(請求項7)。
〔作用〕
上述したような技術的手段における両面記録モードの
実行過程を第1図(b)に示す。
今、画情報供給手段1から頁単位の画情報DTが画像出
力手段2の記録モジュール3に所定の両面記録モードペ
ージシーケンスDPS(例えばP2,P4,P6,P8,P1,P10,P3,P1
2,P5……)に従って順次供給されるものとする。
このとき、上記シート搬送制御手段9は上記両面記録
モードページシーケンスDPSに従って両面記録モードシ
ート搬送シーケンスDTSを選択する。
すると、独立シート供給手段6から1枚目の記録シー
ト4(1)が送出され、記録モジュール3にて上記記録
シート4(1)の裏面に第2頁目の頁画情報DT(P2)が
記録される。
次いで、独立シート供給手段6から2枚目の記録シー
ト4(2)が送出され、記録モジュール3にて上記記録
シート4(2)の裏面に第4頁目の頁画情報DT(P4)が
記録され、以後、独立シート供給手段6から送出される
3枚目、4枚目の記録シート4(3),4(4)の裏面に
第6頁目の頁画情報DT(P6),第8頁目の頁画情報DT
(P8)が順次記録される。
この段階において、片面記録済の第1枚目の記録シー
ト4(1)が中間シート供給手段7のシート供給部に反
転した状態で到達するように予め設定しておく。
この後、上記中間シート供給手段7から第1枚目の記
録シート4(1)が送出され、記録モジュール3にて上
記記録シート4(1)の表面に第1頁目の頁画情報DT
(P1)が記録され、次いで、独立シート供給手段6から
第5枚目の記録シート4(5)が送出され、記録モジュ
ール3にて上記記録シート4(5)の裏面に第10頁目の
頁画情報DT(P10)が記録される。
以後、上記中間シート供給手段7と独立シート供給手
段6から記録シート4が交互に送出され、中間シート供
給手段7から送出される第2枚目、第3枚目……の記録
シート4(2),4(3)……の表面に第3頁目の頁画情
報DT(P3),第5頁目の頁画情報DT(P5)……が記録さ
れ、独立シート供給手段6から送出される第6枚目、第
7枚目…の記録シート4(6),4(7)……の裏面に第
12頁目の頁画情報DT(P12),第14頁目の頁画情報DT(P
14)……が記録される。
このような搬送シーケンスに従って搬送される記録シ
ート4は、1枚目から順に両面記録された後、順次連続
的に排出される。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳
細に説明する。
◎目次 I.本システムが適用される装置概要 (1)全体構成 (2)ESS構成 (3)IOT構成 II.記録モジュール (1)全体構成 (2)制御ブロック (3)ESSとIOTとの間の画像転送制御 III.用紙搬送系 (1)全体構成 (2)用紙搬送制御用センサのレイアウト (3)制御ブロック (4)各部の基本構成 (4−1)インプットトレイ (4−1−a)#1トレイ〜#3トレイ (4−1−b)HCF (4−1−c)MSI (4−2)アウトプットトレイ (4−2−a)トップトレイ (4−2−b)フェースアップトレイ (4−2−c)HCS (4−3)DDM (4−4)レジゲート (4−5)搬送経路切り換えゲート (4−5−a)バチカルゲート (4−5−b)HCSゲート (4−6)サイドロールモジュール (4−7)ビリング(Billing) (5)用紙搬送制御の内容 (5−1)プリントモード (5−2)各用紙に対する基本搬送制御 (5−2−a)モード情報 (5−2−b)用紙搬送の処理条件,処理内容 (5−3)ESSのページシーケンスの設定 (5−4)用紙搬送シーケンス (5−4−a)片面記録モード (5−4−b)両面記録モード (5−5)ペーパギャップ制御 (5−5−a)片面記録モード (5−5−b)両面記録モード (5−5−c)ペーパギャップ確保 (5−6)レジスト処理に付随する処理 (5−6−a)後続用紙の搬送処理 (5−6−b)ウエイト処理 (5−6−c)用紙搬送シーケンスの切換処理 (5−6−d)サイクルダウン処理 (5−7)プリント中のインプットトレイチェンジ (5−7−a)片面記録モード (5−7−b)両面記録モード (5−8)プリント中のジョブチェンジ (5−8−a)片面記録モード→両面記録モード (5−8−b)両面記録モード→片面記録モード I.本システムが適用される装置概要 (1)全体構成 第2図及び第3図はリモートプリンタにこの発明を適
用した一実施例を示すものである。
同図において、リモートプリンタは、ホストコンピュ
ータ10からの通信用言語(例えばPOSTSCRIPT,INTERPRES
S,SNA DATA STREAM等)からなる転送画像データDT0を所
定形式の画像データDTに変換して転送するESS20と、こ
のESS20からの画像データDTに基づいて図示外の記録シ
ートに画像を再現するIOT40とを備えている。
そして、上記ESS20はIOT40のハウジング41の上部に格
納配置されており、ESS20には、主としてプリントジョ
ブの設定メニュー等を表示することが可能なCRTディス
プレイ31と、各種作業メニューを選択実行するキーボー
ド32と、図示外のフロッピーディスクに予め格納されて
いる画像データDT0を取り込むフロッピーユニット33と
が付設されている。
また、IOT40は、キャスタ42付きの移動ハウジング41
を有し、このハウジング41内に複数段(この実施例では
四段構成)の給紙トレイ(インプットトレイ)43〜46を
格納すると共に、給紙トレイ43〜46のいずれかから供給
された記録シートとしての用紙に図示外の画像形成ユニ
ットにて形成されたトナー像(画像データDTに対応)を
片面記録モード若しくは両面記録モードで転写、定着
し、複数(この実施例では三つ)の排紙トレイ(アウト
プットトレイ)47〜49のいずれかに排出するようにした
ものである。尚、符号50は両面記録モードの際に片面記
録済の用紙を反転させて再度画像形成ユニットの転写部
位へ向けて送出するDDM(Duplex Dual Module)、51は
所定サイズの複数枚の用紙を手差し収納して供給する手
差しトレイ(MSI:Multi−Sheet Inserter)、52はIOT40
の自己診断モード(IOT DIAG Mode)やESS20の自己診断
モード(ESS DIAG Mode)等を行うためのコンソールパ
ネル、53は上記コンソールパネル50上に設けられてESS2
0からのディスプレイ指示により各種メッセージを表示
する液晶表示パネル(以下、LCD[Liquid Crystal Disp
lay Panel]と略記する)である。
更に、ESS20とIOT40との間では、夫々の状態を知るた
めや、プリントジョブのタイミングを取るために例えば
UARTによる通信が行われている。
I−(2)ESS構成 第4図にこの実施例において用いられるESS20のブロ
ック図である。
同図において、符号21はホストコンピュータ10との間
における画像データDT0の送受信を可能とするI/Oマネー
ジャ(I/O Manager)、22はI/Oマネージャ21からの画像
データDT0を解釈した後、ESS20用にフォーマッティング
するエミュレータ&フォーマッタ(Emulator&Formatte
r)、23は上記エミュレータ&フォーマッタ22を機能さ
せる上で必要なフォントを格納するFONTマネージャ(Fo
nt Manager)、24はエミュレータ&フォーマッタ22にて
プリント仕様に変換されたデータに基づいて画像データ
DTを作成し、ページバッファに1頁分の画像データDTを
出力自在に格納するイメージャ(Imager)、25はイメー
ジャ24からの画像DTをIOT40側へ転送するためにIOT40を
制御するIOTコントローラ(IOT Controller)である。
I−(3)IOT構成 第5図はこの実施例において用いられるIOT40のブロ
ック図である。
同図において、60はIOT40の制御部であり、CPU61、メ
モリ62、I/Oポート63及びシステムバス64からなるマイ
クロコンピュータシステムであり、I/Oポート63を介し
てESS20との間でコマンドステータス(Command/Statu
s)のやりとりを行い、ESS20からの指示に従って、用紙
に対する画像記録が行われる記録モジュール65、記録モ
ジュール65に対して用紙が供給される用紙搬送系66(給
紙トレイ43〜46、排紙トレイ47〜49、DDM50、手差しト
レイ51等)を始めIOT40の各種要素を制御するものであ
る。
この実施例において、上記メモリ62には、ESS20から
のプリントジョブ指示に従って記録モジュール65の記録
動作過程を制御する記録モジュールコントロールプログ
ラム、ESS20からのプリントジョブ指示に従って用紙搬
送系66を制御する用紙搬送プログラム等が予め格納され
ている。
II.記録モジュール (1)全体構成 この実施例において、上記IOT40のハウジング41はロ
アハウジング41aの上にアッパハウジング41bを載置した
ものであり、記録モジュール65はアッパハウジング41b
内に格納されている。そして、上記記録モジュール65
は、電子写真プロセスを採用し、ESS20からの転送画像
を用紙にモノカラー(例えば黒)にて記録するものであ
り、その構成要素を第6図に基づいて説明する。
同図において、符号71は感光ドラム、72は感光ドラム
71を予め帯電する帯電コロトロン、73はこの実施例で用
いられるROSユニット(Raster Output Scanner Unit)
であり、一つのレーザ73aからのビームをポリゴンミラ
ー73bにて主走査方向に偏向させ、ミラー73cを介して感
光ドラム71上の所定露光位置にビームを照射するように
なっている。
また、符号74は上記ROSユニット73からのビームにて
感光ドラム71上に形成された潜像(例えば露光部が画像
部となるネガ潜像)を黒トナーにて現像する例えば磁気
ブラシ方式の現像ユニット、75は感光ドラム71の潜像電
位を均一に下げる転写前処理コロトロン、76は供給され
る用紙Pを帯電して感光ドラム71上のトナー像を用紙P
側へ転写させる転写コロトロン、77は転写工程後に用紙
P側の電荷を除去して用紙Pを感光ドラム71から剥離さ
せるディタックコロトロン、78は感光ドラム71上の残留
トナーを除去するクリーナ、79は感光ドラム71上の残留
電荷を除去する除電ランプ、80は転写工程後の用紙P上
の未定着トナー像を定着するヒートロール方式の定着ユ
ニットである。
II−(2)制御ブロック この実施例において、IOT40の制御部(以下IOTコント
ロールボードという)60は、例えば第9図に示すよう
に、メインモータ91を介して感光ドラム71,定着ユニッ
ト80等を駆動し、また、高電圧供給電源(以下HVPS[Hi
gh Voltage Power Supply]と略記する)92を介して帯
電コロトロン72,転写前処理コロトロン75,転写コロトロ
ン76等の放電ワイヤに所定の高電圧の所定のタイミング
で印加すると共に、ACドライバユニット93を介して帯電
コロトロン72,転写前処理コロトロン75,転写コロトロン
76等の放電ワイヤにAC成分を重畳印加し、更に、ROSイ
ンタフェース94,ROSドライバ95を介してROSユニット73
を駆動し、そして更に、現像ユニット74,定着ユニット8
0を制御し、記録モジュール65の一連の記録動作を実行
するようになっている。
II−(3)ESSとIOTとの間の画像転送制御 第10図はESS20とIOT40との間の画像転送制御の処理概
要を示す。
同図において、ESS20は、対象頁画情報を作成した段
階で対象頁画情報の転送準備ができたことを示す“PAGE
READY"コマンド(Command)をIOT40側に送信する。
すると、IOT40は、イメージングの開始をESS20に知ら
せるために、“PAGE SYNC"ステータス(Status)をESS2
0側へ送信する。
より具体的に述べると、IOT40がROSプリント信号(用
紙P先端と感光ドラム71上のトナー像の先端とを合わせ
るため、IOT40側から出力するROSユニット73のレーザオ
ン要求信号に相当)を所定のタイミングでROSインタフ
ェース94に送出すると、ROSインタフェース94はESS20に
対して“PAGE SYNC"ステータスを出力する。
この実施例において、上記ROSプリント信号のタイミ
ングとしては以下のようである。
1)ROSプリント信号オン 給紙トレイ43〜46からの用紙 フィードセンサS1オンから1430ms後にオンする。
MSI49からの用紙 MSI用紙フィード開始から1140ms後にオンする。
2)ROSプリント信号オフ ROSプリント信号をオンしてから100ms後にオフする。
そして、ESS20が“PAGE SYNC"ステータスを受信する
と、ESS20は、作成した対象頁画情報をIOT40のROSイン
タフェース94へと転送し、ROSユニット73による感光ド
ラム71上への潜像書き込み動作が開始される。
III.用紙搬送系 (1)全体構成 この実施例において採用されている用紙搬送系の基本
構成を第6図に基づいて説明する。
同図において、上記アッパハウジング41bの記録モジ
ュール65の下方部位には、通常容量の第一給紙トレイ
(以下#1トレイと略記する)43が格納配置されてお
り、また、上記ロアハウジング41aには、上方部位から
順に、通常容量の第二、第三給紙トレイ(以下#2,#3
トレイと略記する)44,45、両面記録モード時に片面記
録済の用紙Pを一枚だけ収容して再度送出するDDM50の
構成要素であるDDMトレイ125及び大容量給紙トレイ(以
下HCF[High Capacity Feeder]と略記する)46が格納
配置されている。
そして、上記#1〜#3トレイ、HCF46及びDDMトレイ
125の出口箇所には夫々フィードユニット101〜105が配
設されており、各フィードユニット101〜105の側方には
上下方向に延びる用紙送出経路106が形成され、この用
紙送出経路106には適宜数の対構成の搬送ロール107が適
宜間隔で配設されている。尚、符号108は各フィードユ
ニット101〜105と用紙送出経路106との間を連通接続す
る用紙案内部である。
また、上記記録モジュール65の下方部位には記録搬送
経路110が略水平方向に沿って形成され、この記録搬送
経路110の一方端が上記用紙送出経路106の上端に連通接
続されている。
この記録搬送経路110のタッキングポイント(転写ポ
イントに相当)TPの手前には、用紙Pのタッキングポイ
ントTPへの突入タイミングを調整する位置合せ用のレジ
ゲート(Registration Gate)111が設けられ、このレジ
ゲート111の手前には、レジゲート111による位置合せ時
に用紙Pを一時的に停止させる対構成のレジ停止ロール
112が配設される一方、上記レジゲート111の直後には、
レジゲート111で位置合せされた用紙Pをタッキングポ
イントTPに向けて送出する対構成のレジ搬送ロール113
が配設されている。また、記録搬送経路110のタッキン
グポイントTPと定着ユニット80との間には転写済の用紙
Pをバキューム吸引した状態で搬送するバキューム搬送
ベルト114が配設され、定着ユニット80の後方には対構
成の搬送ロール115が配設されている。尚、上記アッパ
ハウジング41bの側部にはMSI51が設けられており、この
MSI51からの手差し搬送経路116が上記記録搬送経路110
と用紙送出経路106との接続箇所に連通しており、上記
手差し搬送経路116の先端箇所に手差し用のフィードユ
ニットとしてのフィードロール117が設けられると共
に、用紙送出経路106と手差し搬送経路116との分岐箇所
には両者の経路を選択するための切換ゲート118が設け
られている。
更に、上記記録搬送経路110の他方端には下方に延び
てDDMトレイ125に向かう用紙戻し経路120が形成されて
おり、この用紙戻し経路120のDDMトレイ125の近傍箇所
から下方側に向かって用紙反転経路121が分岐形成され
ている。そして、上記用紙反転経路121中には対構成の
用紙反転用搬送ロール122が配設され、用紙戻し経路120
と用紙反転経路121との分岐箇所にはいずれかの経路を
選択する切換ゲート123が設けられている。そしてま
た、上記DDMトレイ125の出口側にはDDMトレイ125内の片
面記録済用紙Pの送出タイミングを調整するDDMレジゲ
ート126が設けられると共に、DDMトレイ125には適宜数
の対構成のスリップ搬送ロール127が配設されている。
また、上記用紙戻し経路120の上部には、定着ユニット8
0通過後の用紙Pのカールを強制する上下二段のアッパ
デカーラ128、ロアデカーラ129が配設されるほか、用紙
戻し経路120には適宜数の対構成の搬送ロール130が所定
間隔で配設されている。更に、上記記録搬送経路110と
用紙戻し経路120との接続部位には第一用紙出口経路131
が形成されており、この第一用紙出口経路131には両面
記録済の用紙Pを必ず搬送するDDM出口ロール132が配設
されると共に、第一用紙出口経路131と用紙戻し経路120
との分岐箇所には両経路のいずれかを選択する切換ゲー
ト(以下バチカルゲート[Vertical Gate]という)133
が設けられている。更にまた、上記用紙戻し経路120の
途中にはHCS49側へ向かう第二用紙出口経路135が形成さ
れ、用紙戻し経路120と第二用紙出口経路135との分岐箇
所には両経路のいずれかを選択する切換ゲート(以下HC
Sゲートという)136が設けられている。
更にまた、上記第一用紙出口経路131にはアッパハウ
ジング41bの上部に設けられたトップトレイ47に通じる
メイン排出経路140が形成されており、このメイン排出
経路140の途中からはアッパハウジング41bの側部に設け
られたフェースアップトレイ48に通じるサブ排出経路14
1が形成され、メイン排出経路140とサブ排出経路141と
の分岐箇所には両経路のいずれかを選択する切換ゲート
142が設けられ、各排出経路140,141には適宜数の対構成
の排出搬送ロール143が所定間隔で配設されている。
尚、第6図中、符号151はトップアレイ47へ排出され
る用紙Pを押さえる押さえプレート、152は上記ハウジ
ング41を固定設置するためのストッパである。
III−(2)用紙搬送制御用センサのレイアウト この実施例においては、用紙Pの搬送制御を行う上
で、用紙搬送経路中の用紙Pの通過位置を検出するため
のセンサSが配設されている。
第7図は用紙搬送制御用のセンサS(具体的にはS1〜
S29)のリストを、第8図はそのセンサSのレイアウト
を示す。
各図において、S1〜S3は#1〜#3トレイ43〜45の出
口直後に配設されて#1〜#3トレイ43〜45から用紙P
が送出されたことを検知し、S4はHCF46の出口直後に配
設されてHCF46から用紙Pが送出されたことを検知し、S
5はDDMトレイ125の出口直後に配設されてDDMトレイ125
から用紙Pが送出されたことを検知し、S6はレジゲート
111の直前位置に配設されて用紙Pがレジゲート111位置
に到達したことを検知し、S7は定着ユニット80の直後に
配設されて定着ユニット80を通過し始めたことを検知
し、S8は用紙戻し経路120の途中に配設されて用紙Pが
用紙反転経路120へ向かうことを検知し、S9は用紙反転
経路121の途中に配設されて用紙反転経路121中に用紙P
が到達したことを検知し、S10はDDMレジゲート126の直
前に配設されてDDMトレイ125中に用紙Pが到達したこと
を検知し、S11〜S13はトップトレイ47、フェースアップ
トレイ48、HCS49へ向かって排出されることを検知し、S
14〜S16は#1〜#3トレイ43〜45内の用紙Pが送出可
能状態にあるか否かを夫々検知し、S17はHCF46内の用紙
Pが送出可能状態にあるか否かを検知し、S18は後述す
るサイドロールモジュールが所定位置に配置されたか否
かを検知し、S19〜S21は#1〜#3トレイ43〜45内に収
容されている用紙Pのサイズを検知し、S22はHCF46内に
収容されている用紙Pのサイズを検知し、S23はMSI51に
収容されている用紙Pのサイズを検知し、S24〜S26は#
1〜#3トレイ43〜45内に収容されている用紙Pがなく
なったことを検知し、S27はHCF46内に収容されている用
紙Pがなくなったことを検知し、S28はMSI51に収容され
ている用紙Pがなくなったことを検知し、S29はトップ
トレイ47に排出収容された用紙Pが許容量を越えそうに
なったことを検知するものである。
また、この実施例における各センサSのレイアウト上
の代表的寸法を以下に示す。但し、単位はmmである。
l1=約70(#1〜#3トレイ,HCFからフィードセンサ
S1〜S4までの距離) l2=約90(フィードセンサS1,S2、S2,S3、S3,S5間の
距離) l3=約100(フィードセンサS5,S4間距離) l4=約110(フィードセンサS1からレジ停止ロール112
までの距離) l5=約80(MSI51のフィード位置からレジ停止ロール1
12までの距離) l6=約70(レジ停止ロール112からレジゲートセンサS
6までの距離) l7=約10(レジゲートセンサS6からレジゲート111ま
での距離) l8=約60(レジゲート111からタッキングポイントTP
までの距離) l9=約230(タッキングポイントTPから定着ユニット8
0までの距離) l10=約50(定着ユニット80からフューザ出口センサS
7までの距離) l11=約5(フューザ出口センサS7から搬送ロール115
までの距離) l12=約180(搬送ロール115からロアデカーラ129まで
の距離) l13=約220(ロアデカーラ129からバチカルセンサS8
までの距離) l14=約190(バチカルセンサS8から用紙反転経路121
の用紙のインバートポイントIP) l15=約50(用紙反転経路121の用紙のインバートポイ
ントIPからインバートセンサS9までの距離) l16=約90(インバートセンサS9からDDMトレイ125の
入口側のスリップ搬送ロール127までの距離) l17=約300(DDMトレイ125の入口側のスリップ搬送ロ
ール127からDDMゲートセンサS10までの距離) l18=約40(DDMゲートセンサS10からDDMレジゲート12
6までの距離) l19=約60(DDMレジゲート126からDDMフィードセンサ
S5までの距離) l20=約110(搬送ロール115からDDM出口ロール132ま
での距離) III−(3)制御ブロック この実施例において、IOT40の制御部(以下IOTコント
ロールボードという)60は、例えば第9図に示すよう
に、ESS20からの制御信号及び各種センサ類Sからの信
号に基づき、メインモータ91(レジ搬送ロール113,バキ
ューム搬送ベルト114,搬送ロール115,アッパデカーラ12
8,ロアデカーラ129等の駆動用)、フィードモータ96
(#1〜#3トレイ43〜45のフィードユニット101,102,
103,HCF46のフィードユニット105,MSI50のフィードユニ
ット117を始め、搬送ロール107,レジ停止ロール112等の
駆動用で、具体的には容量の点で一対配設されてい
る)、DDM50の各搬送ロールが駆動されるDDMモータ97、
レジゲート111やDDMレジゲート126等の各種ゲートG、
#1〜#3トレイの各フィードユニット101、102、10
3、MSI50のフィードユニット117、HCF46、トップトレイ
ユニット(図示外のトップトレイモータ,排出搬送ロー
ル143,切換ゲート142を含む)98、HCS49、DDM50を所定
のタイミングで制御するようになっている。
III−(4)各部の基本構成 (4−1)インプットトレイ (a)#1トレイ〜#3トレイ #1トレイ43〜#3トレイ45の各フィードユニット10
1〜103は同様な構成を具備しているので、ここでは#1
トレイ43を例に挙げて説明する。
#1トレイ43のフィードユニット101は、第11図
(a)に示すように、図示外のフィードクラッチをオン
することによりフィードモータ(図示せず)からの駆動
力が伝達されるフィードロール161と、図示外のナジャ
ーソレノイドをオンすることにより下方側へ降下するナ
ジャーロール162と、#1トレイ43の底部に設けられ、
リフタクラッチ163をオンすることにより#1トレイ43
内の用紙Pを持ち上げるリフタ164と、ナジャーロール1
62が降下前の状態に配置され、用紙Pがフィード可能状
態にあることを検知するレベルセンサS14(#2トレイ
ではS15,#3トレイではS16)とで構成されている。
この実施例において、IOTコントロールボード60は、
第11図(a)に示すように、パワーオン時には、上記ナ
ジャーソレノイドをオンしてナジャーロール162を下方
側へ降下させる。
このとき、IOTコントロールボード60が上記レベルセ
ンサS14の状態をチェックした結果、レベルセンサS14の
状態がオフであれば、第11図(b)に示すように、リフ
タクラッチ163をオン動作させ、リフタ164にて用紙Pを
押し上げてフィード可能状態に設定する。
尚、IOTコントロールボード60は、ナジャーソレノイ
ドオン後、200ms以内にレベルセンサS14がオフしない場
合は、用紙フィード可能状態と判断して、リフタ164を
上昇させない。
(b)HCF HCF46は、第12図に示すように、フィーダケース171内
にエレベータトレイ172を昇降自在に配設する一方、用
紙Pを送出するフィーダユニット104として、図示外の
フィードクラッチをオンすることによりフィードモータ
96からの駆動力が伝達されるフィードロール173と、図
示外のナジャーソレノイドをオンすることにより下方側
へ降下するナジャーロール174と、ナジャーロール162が
降下前の状態に配置され、用紙Pがフィード可能状態に
あることを検知するレベルセンサS17とを具備させたも
のである。尚、第12図中、符号176はエレベータトレイ1
72を昇降させるためのエレベータモータ、177はエレベ
ータモータ176の駆動力をエレベータトレイ172に伝達す
る駆動力伝達系である。
この実施例においては、フィード要求に応じてフィー
ドクラッチ及びナジャーソレノイドを所定時間オンさせ
る。
このとき、ナジャーソレノイドがオンすると、ナジャ
ーロール174が降下するが、これに伴って、IOTコントロ
ールボード60は、200msだけレベルセンサS17の状態をチ
ェックし、レベルセンサS17がオフであれば、レベルセ
ンサS17がオンになるまでエレベータトレイ172を上昇駆
動する。
このため、上記HCF46では常時上記レベルセンサ175が
オンの状態に保持されることになり、HCF46内の用紙P
はフィード可能状態に設定される。
(c)MSI MSI51のフィードユニット117は、第13図に示すよう
に、フィード要求に応じてフィードモータ96,MSIフィー
ドクラッチ181をオンし、トルクリミッタ182に負荷を与
えてナジャーロール183を押し下げ、このナジャーロー
ル183及びフィードロール184により用紙Pを送出するよ
うになっている。
(4−2)アウトプットトレイ (a)トップトレイ このトップトレイ47は、第6図から明らかなように、
例えば片面記録モードにおいて記録モジュール65で記録
された用紙Pを記録面が下方側に向いた状態で収容する
ものである。
よって、両面記録モードにおいては、一枚の用紙Pの
裏面(偶数頁画情報)を先に、その表面(奇数頁画情
報)を後にプリントするようにすれば、排出用紙Pが頁
順に収容される。
また、IOTコントロールボード60は、ESS20から送信さ
れてくるオフセット情報に応じてトップトレイ47のオフ
セット動作(オフセット,ノーオフセット位置間での移
動動作)を行い、プリントジョブ毎の用紙Pの選別を容
易に行うようになっている。
すなわち、IOTコントロールボード60は、第14図に示
すように、ESS20からオフセット情報を受けると、図示
外のトップトレイモータの回転をスプリングクラッチ19
1を介してカムシャフト192に伝達し、このカムシャフト
192のカム溝193の回転により、前記カム溝193に係止片1
95が係合する支持プレート194をハウジング41の前後方
向(第14図中では左右方向に相当)に移動させ、支持プ
レート194上に載置固定されているトップトレイ47をオ
フセット位置若しくはノーオフセット位置に設定するよ
うになっている。尚、スプリングクラッチ191の切換え
はソレノイド196のオンオフにて行う。
(b)フェースアップトレイ このフェースアップトレイ48は、第6図から明らかな
ように、例えば片面記録モードにおいて記録モジュール
65で記録された用紙Pを記録面が上方側に向いた状態で
収容するものである。
よって、片面記録モードにおいて、同一の頁画情報を
連続プリントする場合には、そのまま排出して差し支え
ないが、異なる頁画情報を連続プリントする場合には、
最後頁画情報から逆方向の順番でプリントするようにす
れば、排出用紙Pが頁順に収容される。一方、両面記録
モードにおいては、一枚の用紙Pの表面(奇数頁画情
報)を先に、その裏面(偶数頁画情報)を後にプリント
するようにすれば、排出用紙Pが頁順に収容される。
また、このフェースアップトレイ48については上記ト
ップトレイ47のようなオフセット動作は行われていな
い。
(c)HCS HCS49は、第6図から明らかなように、例えば片面記
録モードにおいて記録モジュール65で記録された用紙P
を記録面が下方側に向いた状態で収容するものである。
よって、両面記録モードにおいては、一枚の用紙Pの裏
面(偶数頁画情報)を先に、その表面(奇数頁画情報)
を後にプリントするようにすれば、排出用紙Pが頁順に
収容される。
より具体的に説明すると、HCS49は、第15図に示すよ
うに、第二用紙出口経路135から排出される用紙Pをデ
ィスク200に巻き付けて反転させ、昇降自在なエレベー
タトレイ201上に載置するようにしたものである。尚、
符号202はディスク200の周囲に設けられて突入してきた
用紙をディスク200へ巻き付けるためのガイド爪であ
る。
そして、上記エレベータトレイ201の昇降制御を行う
上で、HCS出口センサS13,ディスク200の位置を確認する
ディスクホームセンサS30,エレベータトレイ201を降下
させる位置検知用のゴーダウンセンサS31,エレベータト
レイ201を上昇させる位置検知用のゴーアップセンサS3
2、エレベータストップセンサS33,エレベータトレイ201
の上限位置を検知するアッパリミットスイッチS34,エレ
ベータトレイ201の下限位置を検知するロアリミットス
イッチS35が配置される。
この実施例において、IOTコントロールボード60は、
フューザ出口センサS7のオン信号を受けた後、所定時間
経過した時点で図示外のHCS駆動モータをオンし、HCS出
口センサS13がオフしてから所定時間経過した時点で図
示外のディスクモータにてディスク200を回転駆動さ
せ、用紙Pをエレベータトレイ201側へ排出した時点
(ディスクホームセンサS30オン時点に相当)で上記デ
ィスク200の回転を停止させる。
そして、上記IOTコントロールボード60は、エレベー
タトレイ201に用紙Pを収容した時、ディスクモータオ
フから所定時間経過した時点でゴーダウンセンサS31,ゴ
ーアップセンサS32をチェックし、両センサS31,S32が図
示外のアクチュエータに遮ぎられてオンになっていれ
ば、ゴーダウンセンサS31がオフになるまでエレベータ
トレイ201を降下させる。一方、両センサS31,S32が図示
外のアクチュエータに遮ぎられることなくいずれもオフ
であれば、ゴーダウンセンサS31がオンになるまでエレ
ベータトレイ201を上昇させ、その後、エレベータトレ
イ201をを下げ、ゴーダウンセンサS31がオフになった直
後にエレベータトレイ201を停止させる。
また、IOTコントロールボード60は、ESS20から送信さ
れてくるオフセット情報に応じてHCS49に収容される用
紙Pのオフセット動作を行い、プリントジョブ毎の用紙
Pの選別を容易に行うようになっている。
この実施例においては、IOTコントロールボード60のH
CS49でのオフセット動作は、第16図に示すように、図示
外のオフセットソレノイドのオンによりオフセットガイ
ド210を実線で示す位置から点線で示す位置まで移動さ
せ、これに伴って、ディスク200をハウジング41の前後
方向(第16図中の左右方向に相当)に移動させると共
に、ディスク200を回転駆動させ、用紙Pをオフセット
位置若しくはノーオフセット位置に設定するものであ
る。
(4−3)DDM DDM50の基本構成を第17図に示す。
同図において、DDMモータ97は、フォアードクラッチ
(Forward Clutch)220を介して用紙反転用搬送ロール
(具体的には2組設けられている)122を正転させ、リ
バースクラッチ(Reverse Clutch)221を介して用紙反
転用搬送ロール122を逆転駆動させ、更に、ホリゾンタ
ルクラッチ(Horizontal Clutch)222を介してDDMトレ
イ125内のスリップ搬送ロール127を回転させるようにな
っている。また、上記DDMレジゲート126はDDMゲートソ
レノイド223のオンオフにて開閉するようになってい
る。
尚、第6図及び第8図にて既に説明した構成要素につ
いては第6図及び第8図と同様な符号を付してここでは
その詳細な説明を省略する。
そして、この実施例におけるIOTコントロールボード6
0のDDM50に対する制御動作は以下のようである。
DDMモータ97 両面記録モード時、フューザ出口センサS7のオン信号
を受けると、DDMモータ97はオンする。そして、DDMゲー
トセンサS10がオフした後800ms経過後にオフする。但
し、連続モード時には、DDM50内にある用紙Pが総てフ
ィードされてから800ms経過後にオフする。
フォワードクラッチ220 バチカルセンサS8オン後760ms経過後にオンし、バチ
カルセンサS8を用紙Pが通過後、730ms経過後にオフす
る(第19図参照)。このとき、用紙Pは、第18図の矢印
F方向に向かって用紙反転経路121に搬入される。
リバースクラッチ221 フォワードクラッチ220オフ後150ms経過後にオンし、
インバートセンサS9オフ後300ms経過後にオフする(第1
9図参照)。このとき、用紙反転経路121内にある用紙P
は、第18図の矢印R方向に向かってDDMトレイ125側に向
かって搬入される。
ホリゾンタルクラッチ222 オンタイミングは、リバースクラッチ221のオンと同
時あるいはESS20からのDDMフィード要求信号“DDM FEE
D"コマンドを受信すると同時である。
また、オフタイミングは、DDMゲートセンサS10オン後
500msあるいはDDMゲートセンサS10オフ後500msである。
但し、後続の用紙PがDDMトレイ125部分に到達している
(リバースクラッチオン)場合は、DDMゲートセンサS10
オン後500ms経過した時点でオフする。
尚、第20図(a)は連続モードにおいて、ホリゾンタ
ルクラッチ222がオフする前に次の用紙PがDDMトレイ12
5に入ってきた時のホリゾンタルクラッチ222のオンオフ
タイミングを示し、第20図(b)は連続モードにおい
て、ホリゾンタルクラッチ222がオフする前に次の用紙
PがDDMトレイ125に入ってこない時のホリゾンタルクラ
ッチ222のオンオフタイミングを示す。
DDMゲートソレノイド223 DDMゲートセンサS10オン時オンし、ホリゾンタルクラ
ッチ222オフ後150msにてオフする。
連続モード時(前の用紙PがDDMトレイ125内にまだ残
っている時)には、フォワードクラッチ220オフ後100ms
にてオンし、ESS20からDDMフィード要求信号“DDM FEE
D"コマンドを受信したときオフする。
また、IOT40は、DDMゲートセンサS10がオンしてから3
30ms経過した時点でESS20にDDMフィードレディ信号“AT
DDM"ステータス(DDMトレイ125から用紙Pがフィード
可能状態にあることを示すステータス)を送信する。
尚、第21図(a)は連続モードにおいて、フォワード
クラッチ220オフ時にDDMトレイ125内に用紙Pがある時
の連続モード時におけるDDMゲートソレノイドのオンオ
フタイミングを示し、第21図(b)は連続モードにおい
て、フォワードクラッチ220オフ時にDDMトレイ125内に
用紙Pがない時のDDMゲートソレノイドのオンオフタイ
ミングを示す。
また、上記DDM50における一枚プリントのタイミング
チャートを第22図に示す。
(4−4)レジゲート レジゲート111は図示外のゲートソレノイドのオンオ
フによって開閉するようになっており、第23図に示すよ
うに、レジゲート111の閉鎖タイミングは、各給紙トレ
イ43〜46からの用紙Pに対してはフィードセンサS1オン
から1500ms経過後であり、MSI51からの用紙Pに対して
は、用紙フィード開始から870ms経過後である。
そして、この実施例では、封筒と封筒以外とで用紙P
のループ量を切り換えるために、フィードモータ96のオ
フタイミングを調整している。すなわち、フィードモー
タ96のオフタイミングは、封筒用紙であれば、レジゲー
トセンサS6に用紙Pが到達してから100ms経過後であ
り、封筒以外の用紙であれば、レジゲートセンサS6に用
紙Pが到達してから130ms経過後である。
更に、レジゲート111の開放タイミングは、突入させ
る用紙Pの先端位置と感光ドラム71上の像の先端位置と
を合致させる上で一義的に設定されており、この実施例
では、ROSインタフェース94(第9図参照)が出力する
プリントイネーブル信号から555ms経過した時点であ
る。
そして、上記レジゲート111が開放すると、第24図に
示すように、用紙Pの先端ループ部Paが延びて用紙Pの
先端がレジ搬送ロール113にニップされ、タッキングポ
イントTPへと搬送される。
また、第23図において、レジ停止ロール112は、フィ
ードモータ96(第9図参照)に連結されており、用紙P
がレジセンサS6を通過した時点でフィードモータをオフ
することにより一時的に停止し、レジゲート111の開放
タイミングに連動してフィードモータをオンすることに
より再駆動されるようになっている。
(4−5)搬送経路切換えゲート (a)バチカルゲート このバチカルゲート133は、第25図に示すように、定
着ユニット80を通過した用紙Pをトップトレイ、フェー
スアップトレイの搬送経路へ送るか、HCS、DDMの搬送経
路へ送るかを切り換えるものであり、図示外のゲートソ
レノイドのオンオフによって駆動される。
この実施例では、ゲートソレノイドをオンすることに
よりトップトレイ、フェースアップトレイの搬送経路が
選択され、ゲートソレノイドをオフすることによりHC
S、DDMの搬送経路が選択されるようになっている。
このとき、上記ゲートソレノイドのオンタイミングは
フューザ出口センサS7のオンと同時にオンし、フューザ
出口センサS7のオフより550ms後にオフするようになっ
ている。
(b)HCSゲート このHCSゲート136は、第25図に示すように、バチカル
ゲート133を通過した用紙PをHCS側の搬送経路に送るか
DDM側の搬送経路に送るかを切り換えるものであり、図
示外のゲートソレノイドのオンオフによって駆動され
る。
この実施例において、ゲートソレノイドをオンするこ
とによりDDM側の搬送経路が選択され、ゲートソレノイ
ドをオフすることによりHCS側の搬送経路が選択される
ようになっている。
このとき、上記ゲートソレノイドのオンタイミングは
フューザ出口センサS7オンから1400ms経過した時点であ
り、ゲートソレノイドのオフタイミングはフューザ出口
センサS7のオンより用紙サイズに応じて所定時間(例え
ば最大用紙サイズ11×17Sについては4900ms,最小用紙サ
イズB6Lについては2500ms,これらの中間サイズの用紙に
ついては4900〜2500msの範囲の適宜タイマ値)経過後に
オフするようになっている。
ここで、用紙サイズ(詳しくは第27図を参照)に付さ
れたSはShort Edge Feedの略で用紙のフィード方向が
横置きであることを示し、LはLong Edge Feedの略で用
紙のフィード方向が縦置きであることを示す。
(4−6)サイドロールモジュール 感光ドラム71と定着ユニット80との間にはバキューム
搬送ベルト114が配設されているが、このバキューム搬
送ベルト114で葉書や封筒のような小サイズの厚紙を搬
送することは難しい。そこで、葉書や封筒のような小サ
イズの厚紙を送る際に、第26図(a)(b)に示すよう
なサイドロールモジュール230が用いられる。
この実施例において、上記サイドロールモジュール23
0は、上記バキューム搬送ベルト114の一側に形成された
切欠部231に対応した位置に昇降動可能に配設されてお
り、二組の搬送ロール232を具備している。そして、IOT
40がスタンバイ中においてESS20からサイドロールモジ
ュール動作コマンドを受信すると、IOTコントロールボ
ード60は、サイドロールモータを所定時間だけ駆動させ
ることにより、サイドロールモジュール230を上昇させ
て使用可能位置にセットする。一方、ESS20からサイド
ロールモジュール動作解除コマンドを受信すると、IOT
コントロールボード60は、サイドロールモータを所定時
間だけ駆動させることにより、サイドロールモジュール
230を非使用位置に復帰させる。尚、サイドロールモジ
ュール230がセット位置にあるか否かはサイドロールモ
ジュールセンサS18によって検知される。
また、この実施例においては、サイドロールモジュー
ル230の搬送ロール232は用紙サイドレジAから5mmの所
をニップするため、感光ドラム71上に形成される潜像に
対して用紙サイドレジAからd>5mm(この実施例では6
mm)の消し込み処理が行われるようになっている。
尚、実施例においては、葉書,封筒はMSI51のみフィ
ード可能であり、ESS20からMSI51以外の給紙トレイで葉
書,封筒用紙が要求された場合には、IOT40はESS20に対
して“COMMAND REJECT"ステータスを送信するようにな
っている。
(4−7)ビリング ビリングは、ESS20とは無関係にIOT40独自に行うもの
で、プリントした枚数をメカニカルカウンタとエレクト
リカルカウンタでカウントアップするものである。
このビリングのタイミングは、片面記録モードにおい
ては、各出口センサを抜けた所で+1、両面記録モード
においては、各出口センサを抜けた所で+2とする。
また、この実施例におけるビリングの方法としては、 メカニカルカウンタ ビリング信号を所定時間オンすることによりカウンタ
を+1する。
エレクトリカルカウンタ カウンタには4Byteの不揮発性メモリを使用し、バイ
ナリコードでカウントアップしていく。
(5)用紙搬送制御の内容 (5−1)プリントモード この実施例において、インプットトレイ、アウトプッ
トトレイによって使用可能/不可能な用紙サイズ、モー
ドがあり、これを第27図に示す。
同図において、○印は使用可能を示し、×印は使用不
可能を示し、Size1ないしSize4は後述する両面記録モー
ド時の4つの用紙搬送シーケンスに対応して用紙サイズ
を区分したものである。そして、IOT40が上記×印の組
合せの要求をESS20から受信すると、IOT40はESS20に対
して“COMMAND REJECT"ステータスを送信する。
尚、用紙サイズとして、例えば11×17Sは、11(イン
チ)×17(インチ)の用紙を横置き搬送(Short Edge F
eed)することを示し、例えばA4LはJIS規格A4版の用紙
を縦置き搬送(Long Edge Feed)することを示し、ISO
B5LはISO規格のB5版の用紙を縦置き搬送することを示
す。また、モードとして、Simplexは片面記録モードを
示し、Duplexは両面記録モードを示す。
(5−2)各用紙に対する基本搬送制御 この実施例においては、用紙搬送経路に複数のモード
の異なる用紙が搬送されるため、各用紙毎に異なるフィ
ードコントロールを行うことが必要である。
よって、IOTコントロールボード60は、異なるフィー
ドコントロールに必要な夫々の用紙のモードや処理条件
を一括して管理するようになっている。
(a)モード情報 この実施例においては、各用紙毎に以下の項目のモー
ド情報をもつ。
Output Tray(2ビットデータ) 00…トップトレイ 01…フェースアップトレイ 10…HCS Feed Tray Number(4ビットデータ) 0000…#1トレイ 0001…#2トレイ 0010…#3トレイ 0101…HCF 0110…MSI 尚、オプションで他の給紙トレイが付加された際にも
対応できるようにデータ容量に余裕を持たせている。
Offsetの有無(1ビットデータ) これはトップトレイ、HCSで排出用紙をオフセットさ
せるか否かを示すモード情報である。
0…ノーオフセット 1…オフセット 葉書/封筒(2ビットデータ) これはイメージサイズを決めると共にサイドロールモ
ジュールを使用すべきか否かを判断するためのモード情
報である。
00…未使用(通常) 01…葉書 10…封筒 Simplex/Duplexモード(1ビットデータ) 0…Simplex 1…Duplex Paper Size(5ビットデータ) 00001…11×17S 00010…A3S 00011…B4S 00100…8.5×14S 00101…8.5×13S 00110…8.5×12.4S 00111…A4S 01000…8.5×11S 01001…B5S 01010…8.5×11L 01011…5.5×8.5S 01100…A4L 01101…A5S 01110…7.25×10.5L 01111…B5L 10000…ISO B5L 10001…A5L 10010…B6L 尚、オプションで他の給紙トレイが付加された際にも
対応できるようにデータ容量に余裕を持たせている。
Tray/DDM Feed(1ビットデータ) これはインプットトレイとDDMのいずれからフィード
されるかを示すモード情報である。
0…Feed from Input Tray 1…Feed from DDM IOTコントロールボード60は、第28図に示すように、
上述した7つのモード情報データを最大16枚分保持して
おくことができ、ESS20からの“FEED"“FEED DDM"コマ
ンド受信時においてメモリに登録し、用紙排出時におい
てメモリから削除する。
(b)用紙搬送の処理条件,処理内容 IOTコントロールボード60は、各用紙フィードの処理
条件発生時にその条件が用紙搬送経路のどの用紙に対す
るものかを判断し、夫々の用紙のモードに対応する処理
を行う。
第29図に各用紙搬送の処理条件を示す。
また、各場合の処理内容を第30図ないし第34図に示
す。尚、第29図ないし第34図中、SNRはセンサ(SENSO
R)の略、LEは立ち上がり(leading Edge)の略、TEは
立ち下がり(Tail Edge)の略である。
例えば、#1トレイをインプットトレイとし、トップ
トレイをアウトプットトレイとし、用紙を片面記録モー
ド(Simplexモード)で搬送する場合を例に挙げると、I
OTコントロールボード60は、第30図に示すように、先
ず、#1トレイから用紙のフィード開始()を行い、
次に、フィードセンサS1の立ち上がり()を検知し、
更に、レジゲートセンサS6の立ち上がりを検知し
()、この後、レジゲートよりのフィード開始()
を行い、レジゲートセンサS6の立ち下がり若しくはフュ
ーザ出口センサS7の立ち上がり(,)を用紙サイズ
に応じて前後して検知し、更に、フューザ出口センサS7
の立ち下がり若しくはトップトレイ出口センサS11の立
ち上がり(,)を用紙サイズに応じて前後して検知
し、最後に、トップトレイ出口センサS11の立ち下がり
()を検知し、この段階で、上述した片面記録モード
のプリントジョブを終了する。
このときの用紙搬送系66及び記録モジュール65の各部
の動作タイミングを第35図に示す。
また、例えば、#1トレイをインプットトレイとし、
トップトレイをアウトプットトレイとし、用紙を両面記
録モード(Duplexモード)で搬送する場合を例に挙げる
と、IOTコントロールボード60は、第30図に示すよう
に、先ず、#1トレイから用紙のフィード開始()を
行い、次に、フィードセンサS1の立ち上がり()を検
知し、更に、レジゲートセンサSの立ち上がりを検知し
()、この後、レジゲートよりのフィード開始()
を行い、レジゲートセンサS6の立ち下がり若しくはフュ
ーザ出口センサS7の立ち上がり(,)を用紙サイズ
に応じて前後して検知し、更に、フューザ出口センサS7
の立ち下がり()を検知し、しかる後に、DDMのイン
バート開始()を行うと共に、DDMのフィード開始
()を行う。この後、上記IOTコントロールボード60
は、DDMフィードセンサS5の立ち上がり()、フィー
ドセンサS1の立ち上がり()を検知し、レジゲートセ
ンサS6の立ち上がりを検知し()、この後、レジゲー
トよりのフィード開始()を行い、レジゲートセンサ
S6の立ち下がり若しくはフューザ出口センサS7の立ち上
がり(,)を用紙サイズに応じて前後して検知し、
更に、フューザ出口センサS7の立ち下がり若しくはトッ
プトレイ出口センサS11の立ち上がり(,)を用紙
サイズに応じて前後して検知し、最後に、トップトレイ
出口センサS11の立ち下がり()を検知し、この段階
で、上述した両面記録モードのプリントジョブを終了す
る。
(5−3)ESSのページシーケンスの設定 ESS20はホストコンピュータ10からの画情報を所定の
頁画情報に作成し、予め設定される所定のページシーケ
ンスに従って頁画情報をIOT40側へ転送するものであ
る。
ESS20のページシーケンスの設定アルゴリズムを第36
図に示す。
同図において、ESS20は、先ず、IOT40に要求するプリ
ントモードが両面記録モードか否かをチェックし(ステ
ップ〔以下STと略記する〕1)、両面記録モードでなけ
れば、片面記録ページシーケンスを選択する(ST2)。
ここでいう片面記録ページシーケンスは、例えばアウト
プットトレイがトップトレイやHCSであるような場合に
は、1頁目から順番に1,2,3……の頁画情報を転送する
ものを指す。
もし、両面記録モードであれば、ESS20は、次に用紙
サイズが第1グループ(第27図中のSizelに相当)か否
かをチェックし(ST3)、用紙サイズが第1グループで
あれば、両面記録ページシーケンスNo.1を選択する(ST
4)。ここでいう両面記録ページシーケンスNo.1は、例
えばアウトプットトレイがトップトレイやHCSであるよ
うな場合には、2,4,6,8,1,10,3,12,5,14…の順番に頁画
情報を転送するものを指す。
もし、用紙サイズが第1グループでなければ、ESS20
は、次に用紙サイズが第2グループ(第27図中のSize2,
Size3に相当)か否かをチェックし(ST5)、用紙サイズ
が第2グループであれば、両面記録ページシーケンスN
o.2を選択し(ST6)、第2グループでなければ、第3グ
ループ(第27図中のSize4に相当)であるとして両面記
録ページシーケンスNo.3を選択する(ST7)。ここでい
う両面記録ページシーケンスNo.2は、例えばアウトプッ
トトレイがトップトレイやHCSであるような場合には、
2,4,6,1,8,3,10,5,12…の順番に頁画情報を転送するも
のを指し、両面記録ページシーケンスNo.3は、例えばア
ウトプットトレイがトップトレイやHCSであるような場
合には、2,4,1,6,3,8,5,10…の順番に頁画情報を転送す
るものを指す。
(5−4)用紙搬送シーケンス (a)片面記録モード 第37図は片面記録モードにおける用紙搬送シーケンス
の一例を示す。
同図において、ESS20はIOT40側へ先ず選択すべきイン
プットトレイ,アウトプットトレイの要求コマンドであ
る“SELECT TRAY X"を送信すると共に、IOT40側へプリ
ントステートへの移行を要求するコマンド“PRINTER O
N"を送信する。ここでは、インプットトレイとして#1
トレイ、アウトプットトレイとしてトップトレイを選択
したとする。
この状態において、IOT40は、“SELECT TRAY X"で指
定されたインプットトレイ、アウトプットトレイが“Re
ady"状態で、“PRINTER ON"直後でメインモータが、“R
eady"状態となった時、ESS20に対して“FEED READY"ス
テータスを送信する。
すると、ESS20は、IOT40に対して指定されたインプッ
トトレイからの用紙フィード要求のコマンド“FEED"を
送信する。そして、IOT40は“FEED"コマンドに従ってイ
ンプットトレイである#1トレイから用紙をフィード
し、この用紙のフィードスタート直後にESS20に対して
“FEED READY"ステータスを送信する。
以後、ESS20は、IOT40に対して指定されたインプット
トレイからの用紙フィード要求のコマンド“FEED"を送
信する。そして、IOT40は“FEED"コマンドに従ってイン
プットトレイである#1トレイから用紙をフィードし、
この用紙のフィードスタート直後にESS20に対して“FEE
D READY"ステータスを送信する。
以後、ESS20は、IOT40からの“FEED READY"ステータ
スに応じて“FEED"コマンドをIOT40側へ順次送信する。
一方、ESS20のページシーケンスは頁の順番に頁画情
報をROS側へ順次転送するものであるため、順次搬送さ
れる用紙には頁順の頁画情報(1Page,2Page,3Page…)
が順次記録されることになる。
尚、この実施例においては、IOT40は、ESS20から片面
記録モードであることの要求コマンド“SIMPLEX MODE"
を受信していないが、特にこのコマンドを受信しなくて
も、“DUPLEX MODE"コマンドを受信しない限り、両面記
録モードを初期状態として選択するようになっている。
また、このような片面記録モードの用紙搬送ダイアグ
ラムを第41図に細線(符号Sにて表示)で示す。
同図によれば、20CPM(Copy Per Minite)の速度で片
面記録モードが実行されていることが確認される。尚、
同図において、縦軸は用紙搬送経路の#1トレイ43から
の距離(単位mm)を、横軸は時間スケールを示し、ま
た、図中示されるLEは用紙Pの先端側エッジ(Leading
Edge)であり、図中示されるTEは用紙Pの後端側エッジ
(Tail Edge)である。
更に、参考までに、各種の片面記録モードの用紙搬送
ダイアグラムを第42図ないし第46図に細線で示す。
第42図はインプットトレイとして#3トレイを選択
し、用紙サイズとしてA4Lを選択した場合の片面記録モ
ードの用紙搬送ダイアグラム(20CPM)、第43図はイン
プットトレイとして#1トレイを選択し、用紙サイズと
してA4Sを選択した場合の片面記録モードの用紙搬送ダ
イアグラム(16CPM)、第44図はインプットトレイとし
て#1トレイを選択し、用紙サイズとしてB4Sを選択し
た場合の片面記録モードの用紙搬送ダイアグラム(14CP
M)、第45図はインプットトレイとして#1トレイを選
択し、用紙サイズとして11×17Sを選択した場合の片面
記録モードの用紙搬送ダイアグラム(10CPM)、第46図
はインプットトレイとしてMSIを選択し、用紙サイズと
してA4Lを選択した場合の片面記録モードの用紙搬送ダ
イアグラムである。
(b)両面記録モード 第38図は両面記録ページシーケンスNo.1に対応する
両面記録モードにおける用紙搬送シーケンスの一例を示
す。
同図において、ESS20はIOT40側へ先ず選択すべきイン
プットトレイ,アウトプットトレイの要求コマンドであ
る“SELECT TRAY X"を送信すると共に、IOT40側へプリ
ントステートへの移行を要求するコマンド“PRINTER O
N"を送信し、更に、プリントジョブモードとして両面記
録モードであることの要求コマンド“DUPLEX MODE"を送
信する。
ここでは、インプットトレイとして#1トレイ、アウ
トプットトレイとしてトップトレイを選択し、また、用
紙サイズとしてはA4L(第27図中Sizelに相当)を選択
し、更に、プリントジョブとしてn枚の用紙の両面に2n
の頁画情報をプリントするものとする。
この状態において、IOT40は、“SELECT TRAY X"で指
定されたインプットトレイ、アウトプットトレイが“Re
ady"状態で、“PRINTER ON"直後でメインモータが“Rea
dy"状態となり、更に、DUPLEXモードを認識した時、ESS
20に対して“FEED READY"ステータスを送信する。
すると、ESS20は、IOT40に対して指定されたインプッ
トトレイからの用紙フィード要求のコマンド“FEED"
(これは頁画情報2Pageに対応)を送信する。そして、I
OT40は、“FEED"コマンドに従ってインプットトレイで
ある#1トレイ43から最初の用紙P1をフィードし(第47
図(a)参照)、この用紙P1のフィードスタート直後に
ESS20に対して“FEED READY"ステータスを送信する。
この後、ESS20は、IOT40に対して指定された#1トレ
イ43からの用紙フィード要求のコマンド“FEED"(これ
は頁画情報4Pageに対応)を送信する。そして、IOT40
は、“FEED"コマンドに従ってインプットトレイである
#1トレイから次の用紙P2をフィードし(第47図(b)
参照)、この用紙P2のフィードスタート直後にESS20に
対して“FEED READY"ステータスを送信する。
以後、ESS20は、IOT40からの“FEED READY"ステータ
スに応じて“FEED"コマンド(頁画情報6Page,8Pageに対
応)をIOT40側へ順次送信し、IOT40は各“FEED"コマン
ドに従って#1トレイから用紙P3,P4を順次フィードす
る(第47図(c)(d)参照)。
このようなシーケンスにおいて、ESS20がIOT40に対し
頁画情報8Pageに対応する“FEED"コマンドを送信した時
点においては、第47図(d)に示すように、最初にフィ
ードされた用紙P1がDDMトレイ125に反転収容されるた
め、DDMゲートセンサS10がオン動作し、これに基づい
て、IOT40は、ESS20に対してDDMトレイ125内にフィード
可能な片面記録済の用紙P1が存在することを示す“AT D
DM"ステータスを送信する。
すると、ESS20は、DDMトレイ125からの用紙フィード
要求コマンド“DDM FEED"(頁画情報1Pageに対応)をIO
T40に対して送信し、この“DDM FEED"コマンドに従っ
て、IOT40は、DDMトレイ125からの用紙P1をフィードす
る(第47図(d)参照)。
更に、上記#1トレイ43から用紙P4がフィードされた
時点においては、上記IOT40は、“FEED READY"ステータ
スをESS20に送信し、この後、ESS20は、IOT40に対して
“FEED"コマンド(頁画情報10Pageに対応)を送信す
る。一方、上記用紙P1が記録モジュール65へ突入する段
階においては、上記用紙P2は、第47図(e)に示すよう
に、DDMトレイ125内に反転収容されるため、DDMゲート
センサS10がオン動作し、これに基づいて、IOT40は、ES
S20に対してDDMトレイ125内にフィード可能な片面記録
済の用紙P2が存在することを示す“AT DDM"ステータス
を送信し、ESS20は、DDMトレイ125からの用紙フィード
要求コマンド“DDM FEED"(頁画情報3Pageに対応)をIO
T40に対して送信する。
すると、上記IOT40は、前記“FEED"コマンドに従って
#1トレイ43から次の用紙P5をフィードすると共に、前
記“DDM FEED"コマンドに従って、DDMトレイ125からの
用紙P2をフィードする(第47図(f)参照)。
以後、IOT40とESS20との間では、上述したような“FE
ED READY"ステータス、“FEED"コマンド、“AT DDM"ス
テータス、“FEED DDM"コマンドのシーケンスが繰返さ
れ、これに伴って、IOT40は、前記“FEED"コマンドに従
って#1トレイ43から順次用紙P6…をフィードすると共
に、前記“DDM FEED"コマンドに従ってDDMトレイ125か
ら順次用紙P3…をフィードする(第47図(g)(h)参
照)。
そして、#1トレイ43からn枚目の用紙Pnがフィード
された段階においては、ESS20とIOT40との間では、“AT
DDM"ステータス、“FEED DDM"コマンドのシーケンスが
繰返され、IOT40は、“FEED DDM"コマンドに従ってDDM
トレイ125から順次用紙Pn−3,Pn−2,Pn−1,Pnを順次フ
ィードする。
このような用紙搬送シーケンスにおいて、ESS20のペ
ージシーケンスNo.1は、2,4,6,8,1,10,3,12,5…の頁順
に頁画情報をROS側へ順次転送するものであるため、順
次搬送される用紙P1,P2…には(1Page,2Page)(3Page,
4Page)…の頁画情報が順次記録され、各用紙P1、P2…
はトップトレイ47に表面を下方側にした状態で順次排出
される。
また、このような両面記録モードの用紙搬送ダイアグ
ラムを第41図に太線(符号Dにて表示)で示す。
同図によれば、片面記録モードと同様の速度(20CPM:
両面プリント1枚にて2CPMとする)で両面記録モードが
実行されていることが確認される。尚、同図において、
A部分はDDMインバート部での用紙の反転動作を示し、
B部分はDDMゲート126での用紙の待機動作を示す。
尚、インプットトレイを#3トレイにした場合の両面
記録モードの用紙搬送ダイアグラムを第42図に太線(符
号Dにて表示)で示す。
第39図は両面記録ページシーケンスNo.2に対応する
両面記録モードにおける用紙搬送シーケンスの一例を示
す。但し、インプットトレイは#1トレイ43であり、ア
ウトプットトレイはトップトレイ47であり、搬送すべき
用紙サイズはA4S(第27図のSize2に相当)である。
この場合において、両面記録ページシーケンスNo.2
は、2,4,6,1,8,3,10…の順に頁画情報をROSに転送する
ものであり、これに基づいて、第39図に示すようなコマ
ンドステータスのシーケンスが行われ、第48図(a)な
いし(j)に示すように、用紙P(P1,P2,P3…)が順次
フィードされる。そして、順次搬送される用紙P1,P2…
には(1Page,2Page)(3Page,4Page)…の頁画情報が順
次記録され、各用紙P1、P2…はトップトレイ47に表面を
下方側にした状態で順次排出される。
ここで、このような両面記録モードの用紙搬送ダイア
グラムを第43図に太線(符号Dにて表示)で示す。
同図によれば、片面記録モードと同様の速度(16CPM:
両面プリント1枚にて2CPMとする)で両面記録モードが
実行されていることが確認される。
また、第39図の両面記録モードにおける用紙搬送シー
ケンスにおいて、上記例と異なり、搬送すべき用紙サイ
ズB4S(第27図のSize3に相当)とした場合には、第49図
(a)ないし(f)に示すように、用紙P(P1,P2,P3
…)が順次フィードされ、各用紙P1,P2…には(1Page,2
Page)(3Page,4Page)…の頁画情報が順次記録され、
各用紙P1,P2…はトップトレイ47に表面を下方側にした
状態で順次排出される。
このときの搬送ダイアグラムを第44図に太線(符号D
にて表示)で示す。
同図によれば、片面記録モードと同様の速度(14CP
M)で両面記録モードが実行されていることが確認され
る。
第40図は両面記録ページシーケンスNo.3に対応する
両面記録モードにおける用紙搬送シーケンスの一例を示
す。但し、インプットトレイは#1トレイ43であり、ア
ウトプットトレイはトップトレイ47であり、搬送すべき
用紙サイズは11×17S(第27図のSize4に相当)である。
この場合において、両面記録ページシーケンスNo.3
は、2,4,1,6,3,8…の順に頁画情報をROSに転送するもの
であり、これに基づいて、第40図に示すようなコマンド
ステータスのシーケンスが行われ、第50図(a)ないし
(h)に示すように、用紙P(P1,P2,P3…)が順次フィ
ードされる。そして、順次搬送される用紙P1,P2…には
(1Page,2Page)(3Page,4Page)…の頁画情報が順次記
録され、各用紙P1,P2…はトップトレイ47に表面を下方
側にした状態で順次排出される。
ここで、このような両面記録モードの用紙搬送ダイア
グラムを第45図に太線(符号Dにて表示)で示す。
同図によれば、片面記録モードと同様の速度(10CP
M)で両面記録モードが実行されていることが確認され
る。
(5−5)ペーパギャップ制御 これは、片面記録モード及び両面記録モードにおいて
用紙を連続的に供給する上で、紙詰まりが生じない所定
のペーパギャップをもつて用紙搬送を行うようにしたも
のである。
(a)片面記録モード 片面記録モードのペーパギャップ制御シーケンスを第
51図に示す。
同図において、IOTコントロールボード60は、先ず、
所定の用紙Pを指定されたインプットトレイからフィー
ド開始し、フィードカウントを+1する(ST1)。
このフィード開始動作は、上記ESS20から“FEED"コマ
ンドを受信すると、フイードモータ96をオンし、指定さ
れたインプットトレイのフィードクラッチ,ナジャーソ
レノイドをオンし、しかる後、用紙が各インプットトレ
イのフィードセンサに達してから260ms経過後にフィー
ドクラッチ、ナジャーソレノイドをオフするものである
(第53図参照)。尚、フィードモータ96のオフタイミン
グは、フィードした最終用紙がレジゲートセンサS6をオ
フした時点若しくは各用紙サイズの最小用紙ギャップ時
間が経過した時点でESS20から“FEED"コマンドを受信し
ていないときである。
そして、IOTコントロールボード60は、各インプット
トレイの直後に配設されている対応フィードセンサ(S1
ないしS4のいずれか)がオンしたことを検知する(ST
2)と、インプットトレイナンバ、用紙サイズ、フィー
ドカウントより予め設定されているテーブルから各トレ
イまでのギャップタイム(正確には対応フィードセンサ
からのギャップタイム)GTを求め、各トレイ用ペーパギ
ャップタイマをスタートさせる(ST3,ST4)。尚、ST2に
おいて、MSIの場合はフィードクラッチがONしたことを
検知するものである。
この場合において、上記ギャップタイムGTのテーブル
の一例(一部省略)を第52図に示す。尚、同図におい
て、各ギャップタイムGT(単位:ms)は、メカ的遅延時
間(メカDelay):50ms,フィードセンサのフィルタDela
y:20ms,MSI時“AT REG(後述する)”ステータスと“PA
GE READY"コマンドの通信Delay:60ms,レジゲート111で
の停止時間150msを含んでいる。
この後、IOTコントロールボード60は、“FEED"コマン
ドを受信したか否かをチェックし(ST5)、更に、どの
インプットトレイからのフィード要求かを判別し(ST6
〜ST10)、対象となるインプットトレイに対応するペー
パギャップタイマがタイムアウトするか否かをチェック
し(ST11〜ST15)、対応するペーパギャップタイマがタ
イムアウトした時点で対応するインプットトレイからの
フィード開始を行う(ST16〜ST20)。
尚、ST6〜ST10において、どのインプットトレイから
のフィード要求かを判別する際にいずれか不明である場
合には、IOTコントロールボードはESS20に対して“COMM
AND REJECT"ステータスを送信する(ST21)。
このようなペーパギャップ制御のタイミングチャート
を第53図に示す。
同図は、例として#1トレイ43からのフィード時を示
すものであり、上記ST2〜ST4のステップでフィードセン
サのオンタイミングから各ペーパギャップタイマを走ら
せ、#1トレイペーパギャップタイマがタイムアウトし
た時点で#1トレイ43から用紙をフィードするものであ
る。このため、#1トレイペーパギャップタイマがタイ
ムアウトする毎に、用紙は所定のペーパギャップをもっ
て順次フィードされるのである。
(b)両面記録モード 両面記録モードのペーパギャップ制御シーケンスを第
54図,第55図に示す。
ここで、第54図はインプットトレイから用紙をフィー
ドした際のペーパギャップ制御シーケンスであり、ま
た、第55図はDDMから用紙をフィードした際のペーパギ
ャップ制御シーケンスである。
第54図において、IOTコントロールボード60は、ESS20
から“FEED"コマンドを受信すると、所定の用紙Pを指
定されたインプットトレイからフィード開始し、フィー
ドカウントを+1する(ST1)。
そして、IOTコントロールボード60は、各インプット
トレイの直後に配設されている対応フィードセンサ(S1
ないしS4のいずれか)がオンしたことを検知する(ST
2)と、インプットトレイナンバ、用紙サイズ、フィー
ドカウントより予め設定されているテーブルから各トレ
イ/DDMまでのギャップタイム(正確には対応フィードセ
ンサ/DDMフィードセンサからのギャップタイム)GTを求
め、各トレイ/DDMペーパギャップタイマをスタートさせ
る(ST3,ST4)。
この場合において、上記ギャップタイムGTのテーブル
の一例(一部省略)を第56図に示す。尚、このテーブル
は第55図のペーパギャップ制御シーケンスにおいても用
いられる。
同テーブルにおいて、「FEED READY」欄は次にフィー
ドする用紙がインプットトレイである際のタイマ値であ
り、「AT DDM」欄は次にフィードする用紙がDDMである
際のタイマ値である。また、フィード枚目の欄で、Size
2の用紙については3枚単位の繰り返しに対応させ、Siz
e4の用紙については2枚単位の繰り返しに対応させてい
る。そして、Size2の用紙については、フィードトレイ
がインプットトレイの場合及びフィードトレイがDDMで
「AT DDM」欄の場合、1〜2,2〜3枚目のタイマ値が左
欄の値であり、3〜1枚目のタイマ値が右欄の値であ
り、それ以外の場合は、3〜1枚目のタイマ値が左欄の
値であり、1〜2,2〜3枚目のタイマ値が右欄の値であ
る。更に、*印については、フィードセンサをオンする
前にペーパギャップに達するため、#1トレイのフィー
ドよりタイミングをとるようにしたものである。尚、各
ギャップタイムGT(単位:ms)は、インプットトレイの
メカDelay:50ms,DDMのメカDelay:20ms,フィードセンサ
のフィルタDelay:20ms,レジゲート111での停止時間150m
sを含んでいる。
この後、IOTコントロールボード60は、“FEED"コマン
ドを受信したか否かをチェックし(ST5)、“FEED"コマ
ンドを受信した際には、どのインプットトレイからのフ
ィード要求かを判別し(ST6〜ST9)、対象となるインプ
ットトレイに対応するペーパギャップタイマがタイムア
ウトするか否かをチェックし(ST10〜ST13)、対応する
ペーパギャップタイマがタイムアウトした時点で対応す
るインプットトレイからのフィード開始を行う(ST14〜
ST17)。
一方、IOTコントロールボード60は、“FEED"コマンド
を受信していない場合には、ESS20から“FEED DDM"コマ
ンドを受信したか否かをチェックし(ST18)、“FEED D
DM"コマンドを受信した際には、DDMペーパギャップタイ
マがタイムアウトするか否かをチェックし(ST19)、DD
Mペーパギャップタイマがタイムアウトした時点でDDMか
らのフィード開始を行う(ST20)。
尚、ST6〜ST9において、どのインプットトレイからの
フィード要求かを判別する際にいずれか不明である場合
には、IOTコントロールボードはESS20に対して“COMMAN
D REJECT"ステータスを送信する(ST21)。
また、第55図において、IOTコントロールボード60
は、ESS20から“FEED DDM"コマンドを受信すると、所定
の用紙PをDDMからフィード開始し、DDMフィードカウン
トを+1する(ST1)。
そして、IOTコントロールボード60は、DDMフィードセ
ンサS5がオンしたことを検知する(ST2)と、用紙サイ
ズ、DDMフィードカウントより各トレイ/DDMまでのギャ
ップタイム(正確に対応フィードセンサ/DDMフィードセ
ンサからのギャップタイム)GTを求め、各トレイ/DDMペ
ーパギャップッタイマをスタートさせる(ST3,ST4)。
これ以後は第54図のST5ないしST21と同様なステップ
の処理が行われる。
このようなペーパギャップ制御のタイミングチャート
を第57図に示す。
同図は例として#1トレイ43とDDMとからの用紙フィ
ード時を示すものであり、nPage目の用紙が#1トレイ4
3からフィードされ、この用紙がフィードセンサS1を通
過すると、IOTコントロールボード60は、フィードセン
サS1のオンタイミングから各ペーパギャップタイマを走
らせ、ESS20から“FEED DDM"コマンド(n+1Pageに対
応)を受信している条件下において、DDMペーパギャッ
プタイマがタイムアウトした時点(ギャップタイムGT
1)でホリゾクタルクラッチ222(第17図〜第22図参照)
をオン動作させ、DDMから用紙をフィードする。
そして、DDMからの用紙がDDMフィードセンサS5をオン
すると、IOTコントロールボード60は、各ペーパギャッ
プタイマを走らせ、ESS20から“FEED"コマンド(n+2P
ageに対応)を受信している条件下において、#1トレ
イペーパギャップタイマがタイムアウトした時点(ギャ
ップタイムGT2)でフィードクラッチ、ナジャーソレノ
イドをオンさせ、#1トレイ43から用紙をフィードする
ものである。
このため、DDMペーパギャップタイマ及び#1トレイ
ペーパギャップタイマがタイムアウトする毎に、用紙は
所定のペーパギャップをもって順次フィードされること
になる。
(c)ペーパギャップ確保 用紙フィードは前フィード用紙のフィードセンサのオ
ンによりタイミングを取っている。このため、次フィー
ド用紙がインプットトレイの中で送り出し方向に突っ込
んでいる(用紙フィード時にフィード用紙に追従して引
き出されてしまう場合がある)と、その分だけペーパギ
ャップが短くなり、紙詰まりの原因になる。これを防止
するには、フィード開始からフィードセンサオンまでの
時間を一定以上に保つ必要がある。
この実施例においては、IOTコントロールボード60
は、フィード開始時(フィードクラッチ,ナジャーソレ
ノドオン時)にペーパギャップ確保タイマを走らせ、フ
ィードセンサオン時に前記ペーパギャップ確保タイマが
タイムアウトしていなければ、一旦フィードクラッチ,
ナジャーソレノドをオフし、用紙を停止する。その後、
ペーパギャップ確保タイマがタイムアウトした時点で再
度フィードクラッチ,ナジャーソレノドを310ms間オン
して再フィードを開始する。
ここで、第58図はペーパギャップ確保タイマの各イン
プットトレイにおける各用紙サイズ毎のタイマ値テーブ
ルの一例(一部省略)を示し、第59図(a)はペーパギ
ャップ確保処理を行わない場合のタイミングチャート、
第59図(b)はペーパギャップ確保処理を行う場合のタ
イミングチャートを夫々示す。尚、第59図中T0はペーパ
ギャップ確保タイマ値を意味する。
(5−6)レジスト処理に付随する処理 これは、レジゲート111によるレジスト処理が通常所
要時間より長引いた際にESS20及びIOT40側で対処する各
処理を指し、その具体的処理概要を以下に示す。
(a)後続用紙の搬送処理 これはESS20側での処理であり、ESS20は、レジスト処
理が通常所要時間を越えた時点で後続用紙に対する“FE
ED"“FEED DDM"コマンドの送信を禁止し、後続用紙の
フィード動作を回避する。また、ESS20は、レジスト処
理解除時において後続用紙に対する“FEED"“FEED DD
M"コマンドの送信禁止状態を解除し、以後の後続用紙の
フィード動作を確保するようなっている。
(b)ウエイト処理 これは、第60図に示すように、両面記録モード時で用
紙Pがレジゲート111位置(レジスト位置)で停止した
場合、DDM50内に搬入されている用紙P′P″をDDMイン
バート部(用紙反転経路)121,DDMトレイ125の二箇所の
ウエイトステーションW1,W2で停止させる処理である。
このウエイト処理のフローチャートを第61図に示す。
同図において、IOTコントロールボード60は、プリン
ト中にてレジスト処理が実行されているか否かをチェッ
クし(ST1)、レジスト処理が実行されていれば、DDMト
レイ125に用紙P′があるか否かをDDMゲートセンサS10
のオンオフにて検知し(ST2)、DDMトレイ125内に用紙
P′がある場合には、DDMインバート部121へ用紙P″が
到達したか否かをインバートセンサS9のオンオフにて検
知し(ST3)、DDMインバート部121に用紙P″が到達す
るまで用紙P″を移動させ、用紙P″がDDMインバート
部121に到達した段階でDDMインバート部121の用紙反転
用搬送ロール122を停止させ、DDMインバート部121に用
紙P″を停止させるものである(ST3,4,5)。
一方、IOTコントロールボード60は、DDMトレイ125に
用紙P′がないと判断した場合には、DDMトレイ125内に
用紙P′が到達するまで移動させ、DDMトレイ125内に用
紙P′が到達した段階でDDMレジゲート126にて用紙P′
を停止させ(ST6,7,8)、しかる後、ST3,4,5の処理へ移
行する。
尚、IOTコントロールボード60は、ST5,ST8,ST9におい
ては、レジスト処理が解除されたか否かをチェックし、
レジスト処理が解除された段階において通常のプリント
動作を再開する(ST10)。
このような動作過程においては、DDM50内の用紙P′
P″は、レジスト処理の間、夫々ウエイトステーション
W1,W2に一時的に停止することになる。
また、DDMインバート部での用紙搬送制御としては、D
DMトレイ125内で紙詰まりが生じないようにすることが
必要であり、その用紙搬送制御のフローチャートを第62
図に示す。
同図において、IOTコントロールボード60は、DDMイン
バート部121に用紙が到達したと判断する(ST1)と、先
ず、DDMトレイ125に先行用紙があるか否かをチェックし
(ST2)、DDMトレイ125に用紙が存在していないと判断
した際には、DDMインバート部の用紙をDDMトレイへ搬送
する処理を行う(ST6)。一方、IOTコントロールボード
60は、DDMトレイ125に用紙がないと判断した際には、次
に、ESS20から“FEED DDM"コマンドを受信したか否かを
チェックし(ST3)、“FEED DDM"コマンドを既に受信し
ている時には直ちにDDMインバート部の用紙をDDMトレイ
へ搬送する処理を行い(ST6)、また、“FEED DDM"コマ
ンドを既に受信していないときにはDDMインバート部に
用紙を停止させ(ST4)、ESS20から“FEED DDM"コマン
ドを受信した段階でST6の処理へ移行する(ST5)。
(c)用紙搬送シーケンスの切換処理 この実施例において、用紙サイズがSizel(A4L,8.5×
11L等)のものにあっては、通常、両面記録モード時に
両面記録ページシーケンスNo.1が選択されるために、こ
のページシーケンスに従って、用紙搬送シーケンスは、
例えば第38図に示すように、2→4→6→8→1→10→
3→12→5…の頁画情報が記録されるようなものにな
る。
このとき、DDM内に3枚の用紙が同時に搬送される状
態になるため、レジスト処理が通常所要時間よりも長引
く状況下においては、前記(5−6−b)で述べたよう
なウエイト処理(用紙を待機させるウエイトステーショ
ンは二箇所W1,W2しかない)を行うことができない。
よって、この実施例においては、レジスト処理が長引
く状況下(ESS20側での画像展開時間が通常よりも長引
く状況下に相当)ではESS20側にて用紙搬送シーケンス
の切換処理が行われる。
この用紙搬送シーケンスのフローチャートを第63図に
示す。
同図において、ESS20は、IOT40に対して6Page目の頁
画情報に対応する“FEED"コマンドを送信した(ST1)
後、IOT40から“FEED READY"ステータスを受信するか否
かをチェックし(ST2)、“FEED READY"ステータスを受
信した後、8Page目の頁画情報に対応する用紙がレジス
ト位置に到達する前に8Page目の頁画情報展開が終了す
る見込みか否か(頁画情報展開時間)を予測する(ST
3)。
そして、ESS20は、前記頁画情報展開が終了すると判
断した際には、8Page目の頁画情報に対応する“FEED"コ
マンドを送信し(ST4)、次に、IOT40から“AT DDM"ス
テータスを受信するか否かをチェックし(ST6)、“AT
DDM"ステータスを受信した段階において1Page目の“FEE
D DDM"コマンドを送信し(ST7)、以後の一連の処理を
行う。
一方、ESS20は、前記頁画情報展開が終了しないと判
断した際には、両面記録ページシーケンスNo.1(2→4
→6→8→1→10→3→12→5…)を両面記録ページシ
ーケンスNo.2(2→4→6→1→8→3→10→5…)に
変更し(ST5)、以後、ST6,ST7へ移行する。
尚、用紙搬送シーケンスを切換えた後の用紙搬送ダイ
アグラム(インプットトレイ:#1トレイ、アウトプッ
トトレイ:トップトレイ、用紙サイズ:A4L〔第41図に相
当する条件〕)を第64図に示す。
同図によれば、17CPMの速度で両面記録モードが実行
されていることが確認され、第41図の場合に比べて、プ
ロダクティビティ(PRODUCTIVITY)は85%である。
(d)サイクルダウン処理 用紙のレジスト処理中(用紙ウエイト中)には、メイ
ンモータ91、フィードモータ96、HVPS92は通常オンのま
まである。しかし、長時間用紙を流さず、モータ91,96
やHVPS92をオンしておくことは負荷やライフを考えると
好ましくない。そこで、この実施例においては、ESS20
からの指示によりウエイト中にモータ91,96やHVPS92を
一旦オフさせるサイクルダウン処理が行われるようにな
っている。
◎ウエイト時のサイクルダウン処理のタイミング 第65図に示すように、IOT40におけるウエイト中のサ
イクルダウン処理のタイミングは、ESS20からの“CYCLE
DOWN"コマンドの受信によって行う。
ここで、“CYCLE DOWN"コマンドの受信条件として
は、IOT40が“AT REG"ステータス(用紙がフィードセン
サS1を通過したことに相当する)を送信してから、“PA
GE READY"コマンドを受信するまでであり、これ以外の
場合には、IOT40は“COMMAND REJECT"をESS20に送信す
る。尚、ESS20は、レジスト位置での用紙のウエイト時
間をタイマにて計数し、所定カウントを越えた場合(レ
ジスト処理が長時間継続すると判断した場合)“CYCLE
DOWN"コマンドをIOT40へ送信する。
そして、WIOT40は、“CYCLE DOWN"コマンド受信後、
下記の条件を満たした時点でサイクルダウン処理を行
う。
レジスト位置で用紙が停止している。
ウエイトする前の用紙は排出されている。
DDM内にある用紙はウエイトステーションW1,W2で停止
している。
そして、IOT40は、サイクルダウン処理を終了した時
に“CYCLE DOWN COMPLETE"ステータスをESS20に送信す
る。
◎ウエイト時のサイクルダウン処理からの復帰タイミン
グ 第65図に示すように、ウエイト時のサイクルダウン処
理からの復帰は、ESS20からの“PAGE READY"コマンドの
受信をトリガとする。
ここで、サイクルダウン処理後の“PAGE READY"コマ
ンドの受信条件としては、“CYCLE DOWN COMPLTE"ステ
ータスを送信したことであり、これ以外の場合には、IO
T40は“COMMAND REJECT"をESS20に送信する。
◎ウエイト時のサイクルダウン処理 以下のような一連の処理を行う(第66図のタイミング
チャート参照)。
“CYCLE DOWN"コマンド入力と同時にDDMモータをオ
フする。尚、フィードモータはプリレジ時にオフになっ
ている。
1310ms後にACドライブユニットをオフし、2810ms後
にCC(コロトロン)をオフする。
CCのオフより740ms後に現像バイアス(Deve Bias)
をオフする。
現像バイアスのオフより250ms後にメインモータ除
電ランプをオフする。
◎ウエイト時のサイクルダウン処理からの復帰処理 “PAGE READY"コマンドの入力と同時にメインモー
タ/除電ランプをオンする。
50ms後にACをオンし、1010ms後にCCをオンする。
CCのオンより940ms後に現像バイアス、フィードモ
ータ、DDMモータをオンし、用紙フィードを開始する。
(5−7)プリント中のインプットトレイチェンジ (a)片面記録モード中のトレイチェンジ 片面記録モード中にトレイチェンジを行う際のESS20
とIOT40との間のシーケンスを第67図に示す。
同図は、第1Page目の頁画情報が記録される用紙を#
1トレイからフィードし、第2Page目の頁画情報が記録
される用紙を#2トレイからフィードし、第3Page目の
頁画情報が記録される用紙をMSIからフィードする場合
のシーケンス例である。
同図において、IOT40がESS20から“SIMPLEX MODE"コ
マンド(この実施例では特にこのコマンドを受信しなく
ても、両面記録モードの指定を受けない限りIOT40は片
面記録モードに設定されるようになっているので、この
コマンドを受信しない場合もある)。,“SELECT TRAY
X"コマンド(#1トレイを指定),“PRINTER ON"コマ
ンドを受信すると、IOT40は#1トレイからのフィード
準備が完了した時点でESS20側に“FEED READY"ステータ
スを送信する。
すると、ESS20はIOT40側に“FEED"コマンドを送信
し、IOT40はこの“FEED"コマンドによって#1トレイか
ら最初の用紙をフィードし、この直後にESS20側に“FEE
D READY"ステータス(#1トレイに対するもの)を送信
する。
この後、ESS20はIOT40側にトレイチェンジコマンドと
なる“SELECT TRAY X"コマンド(#2トレイを指定)を
送信し、IOT40はこれを受けてESS20側に#2トレイに対
する“FEED READY"ステータスを送信する。
すると、ESS20はIOT40側に“FEED"コマンドを送信
し、IOT40はこの“FEED"コマンドによって#2トレイか
ら次の用紙をフィードし、この直後にESS20側に“FEED
READY"ステータス(#2トレイに対するもの)を送信す
る。
この後、ESS20はIOT40側にトレイチェンジコマンドと
なる“SELECT TRAY X"コマンド(MSIを指定)を送信
し、IOT40はこれを受けてESS20側にMSIに対する“FEED
READY"ステータスを送信する。
すると、ESS20はIOT40側に“FEED"コマンドを送信
し、IOT40はこの“FEED"コマンドによってMSIから次の
用紙をフィードし、この直後にESS20側に“FEED READY"
ステータス(MSIに対するもの)を送信する。
このようなシーケンスに従ってトレイチェンジが行わ
れる。
また、この実施例においては、原則として前用紙のペ
ーパギャップでトレイチェンジ後の用紙を送り出す。但
し、前用紙を送り出す前に次の用紙を送り出さなければ
間に合わない場合は遅れてフィードする。
このようなトレイチェンジの際のペーパギャップ制御
において、前用紙が各インプットトレイの対応フィード
センサS1ないしS4のいずれかに達してから(MSIの場合
はフィードクラッチオンより)各インプットトレイから
のフィード可能時間(単位:ms)のテーブルを第68図に
示す。
同図において、各用紙サイズSize1〜Size4は第27図と
同様のものを、前フィードトレイ(前Feed Tray)はト
レイチェンジ前のトレイを、次フィールドトレイ(次Fe
ed Tray)はトレイチェンジ後のトレイを夫々示す。ま
た、同テーブル中*印は前用紙を送り出す前に次の用紙
を送り出さなければ間に合わない場合を示し、この場
合、前用紙がフィードセンサ若しくはMSIのフィードク
ラッチをオンしてから直ちに(この実施例では10ms)に
次の用紙を送り出すようにしている。
(b)両面記録モード中のトレイチェンジ 両面記録モード中にトレイチェンジを行う際のESS20
とIOT40との間のシーケンスを第69図,第70図に示す。
第69図は用紙サイズが変化しない場合のシーケンスを
示し、第70図は用紙サイズが変化する場合のシーケンス
である。
◎用紙サイズ変更なしの場合(第69図) 同図は、例えばPn枚目の用紙を#1トレイからフィー
ドし、Pn+1枚目の用紙を#2トレイからフィードし、
Pn+2枚目の用紙をHCFからフィードする場合のシーケ
ンス例である。
同図において、IOT40とESS20との間で両面記録モード
のシーケンス(インプットトレイ:#1トレイ)が行わ
れており、ESS20がIOT40側に“FEED"コマンド(2nPage
目の頁画情報に対応)を送信したとする。
このとき、IOT40は、シーケンス上DDMトレイ内に片面
記録済の用紙が搬入されているため、ESS20側に“AT DD
M"ステータスを送信し、これに伴って、ESS20はIOT40側
に“FEED DDM"コマンドを送信する。
すると、IOT40は、上記“FEED DDM"コマンドに従って
DDMトレイから用紙をフィードすると共に、上記“FEED"
コマンドに従って#1トレイからn枚目の用紙Pnをフィ
ードし、この直後にESS20側に“FEED READY"ステータス
(#1トレイに対するもの)を送信する。
この後、上記ESS20はIOT40側にトレイチェンジコマン
ドとなる“SELECT TRAY X"コマンド(#2トレイを指
定)を送信し、IOT40はこれを受けてESS20側に#2トレ
イに対する“FEED READY"ステータスを送信する。する
と、ESS20はIOT40側に“FEED"コマンド(2n+2Page目の
頁画情報に対応)を送信する。
このとき、DDMトレイ内に片面記録済の用紙が搬入さ
れているため、IOT40はESS20側に“AT DDM"ステータス
を送信し、これに伴って、ESS20はIOT40側に“FEED DD
M"コマンドを送信する。
そして、IOT40は、上記“FEED DDM"コマンドに従って
DDMトレイから用紙をフィードすると共に、上記“FEED"
コマンドに従って#1トレイからn+1枚目の用紙Pn+
1をフィードし、この直後にESS20側に“FEED READY"ス
テータス(#2トレイに対するもの)を送信する。
この後、上記ESS20はIOT40側にトレイチェンジコマン
ドとなる“SELECT TRAY X"コマンド(HCFを指定)を送
信し、IOT40はこれを受けてESS20側にHCFに対する“FEE
D READY"ステータスを送信する。すると、ESS20は、IOT
40側に“FEED"コマンド(2n+4Page目の頁画情報に対
応)を送信し、以後、IOT40との間でHCFとDDMとを用い
た所定の用紙搬送シーケンスを行う。
◎用紙サイズ変更ありの場合(第70図) 同図は、例えばPn枚目の用紙を#1トレイからフィー
ドし、Pn+1枚目の用紙(#1トレイの用紙とサイズが
異なる)を#2トレイからフィードする場合のシーケン
ス例である。
同図において、IOT40とESS20との間で両面記録モード
のシーケンス(インプットトレイ:#1トレイ,用紙サ
イズ:11×14[Letter]LEF)が行われており、ESS20がI
OT40側に“FEED"コマンド(2nPage目の頁画情報に対
応)を送信したとする。
このとき、IOT40は、シーケンス上DDMトレイ内に片面
記録済の用紙が搬入されているため、ESS20側に“AT DD
M"ステータスを送信し、これに伴って、ESS20はIOT40側
に“FEED DDM"コマンドを送信する。
すると、IOT40は、上記“FEED DDM"コマンドに従って
DDMトレイから用紙をフィードすると共に、上記“FEED"
コマンドに従って#1トレイからn枚目の用紙Pnをフィ
ードし、この直後にESS20側に“FEED READY"ステータス
(#1トレイに対するもの)を送信する。
この後、上記ESS20はIOT40側にトレイチェンジコマン
ドとなる“SELECT TRAY X"コマンド(#2トレイを指
定,用紙サイズ:11×17SEF)を送信し、IOT40はこれを
受けてESS20側に#2トレイに対する“FEED READY"ステ
ータスを送信する。
このとき、ESS20は、トレイチェンジに伴って用紙サ
イズが変更したことを認識しており、直ちにはIOT40に
対して“FEED"コマンドを送信することはない。この状
態において、DDMトレイ内に片面記録済の用紙Pn−2が
搬入されているため、IOT40はESS20側に“AT DDM"ステ
ータスを送信し、これに伴って、ESS20はIOT40側に“FE
ED DDM"コマンドを送信する。すると、IOT40は、上記
“FEED DDM"コマンドに従ってDDMトレイから用紙Pn−2
(2n−5Page,LetterLEF)をフィードする。
この後、IOT40は、DDMトレイ内に片面記録済の用紙Pn
−1に搬入されていることにより、ESS20側に“AT DDM"
ステータスを送信し、これに伴って、ESS20はIOT40側に
“FEED DDM"コマンドを送信する。すると、IOT40は、上
記“FEED DDM"コマンドに従ってDDMトレイから用紙Pn−
1(2n−3Page,LetterLEF)をフィードする。
この後、IOT40は、DDMトレイ内に片面記録済の用紙Pn
に搬入されていることにより、ESS20側に“AT DDM"ステ
ータスを送信し、これに伴って、ESS20はIOT40側に“FE
ED DDM"コマンドを送信する。すると、IOT40は、上記
“FEED DDM"コマンドに従ってDDMトレイから用紙Pn(2n
−1Page,LetterLEF)をフィードする。
この段階において、上記#1トレイからn枚の用紙の
フィード動作が完了することになり、上記ESS20は、上
記#2トレイに対する“FEED READY"ステータスに伴っ
て“FEED"コマンドをIOT40側に送信し、IOT40は、上記
“FEED"コマンドに従って#2トレイから1枚目の用紙P
1′をフィードし、この直後にESS20側に“FEED READY"
ステータス(#2トレイに対するも)を送信し、以後、
IOT4との間で#2トレイとDDMとを用いた所定の用紙シ
ーケンスを行う。
◎トレイチェンジ時のペーパギャップ制御 この実施例においては、原則として前用紙のペーパギ
ャップでトレイチェンジ後の用紙を送り出す。但し、用
紙サイズの変更は紙詰まり事故の可能性があるため、上
記第70図に示すように、前の用紙サイズのプリントジョ
ブが終了した後に後の用紙サイズのプリントジョブが行
われる。
このようなトレイチェンジの際のペーパギャップ制御
において、前用紙が各インプットトレイの対応フィード
センサS1ないしS4のいずれかに達してから各インプット
トレイからのフィード可能時間(単位:ms)のテーブル
を第71図に示す。
同図において、各用紙サイズSize1〜Size4は第27図と
同様のものを、前フィードトレイ(前Feed Tray)はト
レイチェンジ前のトレイを、次フィードトレイ(次Feed
Tray)はトレイチェンジ後のトレイを夫々示す。
(5−8)プリント中のジョブチェンジ (a)片面記録モード→両面記録モード 今、片面記録モードにて、n枚の用紙を所定のインプ
ットトレイ(例えば#1トレイ)からフィードした後、
両面記録モードにジョブチェンジするシーケンス例を第
72図に示す。
ここで、ESS20がn枚目の最終用紙Pn[Simplex]に対
する“FEED"コマンドをIOT40側に送信したとすると、IO
T40は、#1トレイから用紙Pnをフィードし、これと同
時に“FEED READY"ステータスをESS20側へ送信する。
この状態において、ESS20がジョブチェンジとなる“D
UPLEX MODE"コマンドをIOT40側に送信すると、IOT40
は、ESS20からの“FEED"コマンド(両面記録モード[Du
plex]の用紙P1′に対応するもの)を受信した段階で、
#1トレイから両面記録モード用の最初の用紙P1′をフ
ィードすると共に、ESS20側へ“FEED READY"ステータス
を送信し、以後、ESS20との間で両面記録モードの用紙
シーケンスを行う。
このようなジョブチェンジにおいては、原則的に、前
用紙(Simplex)のペッパギャップで次用紙(Duplex)
のフィードを開始する(第52図参照)。但し、前用紙を
送り出す前に次の用紙を送り出さなければ間に合わない
場合は、フィードセンサのオンの後直ちに(この実施例
では10ms経過後)フィードする。
(b)両面記録モード→片面記録モード 今、両面記録モードにて、n枚の用紙を所定のインプ
ットトレイ(例えば#1トレイ)からフィードした後、
片面記録モードにジョブチェンジするシーケンス例を第
73図に示す。
ここで、ESS20がn枚目の最終用紙Pn[Duplex]に対
する“FEED"コマンドをIOT40側に送信したとすると、IO
T40は、#1トレイから用紙Pnをフィードし、これと同
時に“FEED READY"ステータスESS20側へ送信する一方、
ESS20からの図示外の“FEED DDM"コマンド(例えば用紙
Pn−2[Duplex]に対応)に基づいてDDMトレイから用
紙Pn−2[Duplex]をフィードする。
この段階において、ESS20がジョブチェンジとなる“S
IMPLEX MODE"コマンドをIOT40側に送信すると、IOT40
は、両面記録モードのn−1枚目の用紙Pn−1がDDMト
レイ内に搬入されていることを示す“AT DDM"ステータ
スを送信し、ESS20からの“FEED DDM"コマンド(用紙Pn
−1[Duplex]に対応)の受信に伴って、DDMトレイ内
の用紙Pn−1をフィードする。
この後、IOT40は、両面記録モードのn枚目の用紙Pn
がDDMトレイ内に搬入されていることを示す“AT DDM"ス
テータスを送信し、ESS20からの“FEED DDM"コマンド
(用紙Pn[Duplex]に対応)の受信に伴って、DDMトレ
イ内の用紙Pnをフィードする。
この後、上記ESS20は“FEED"コマンド(1枚目の用紙
P1′[Simplex]に対応)をIOT40側へ送信し、IOT40は
これを受信した段階で#1トレイからP1′[Simplex]
をフィードし、その直後にESS20に対して“FEED READY"
ステータスを送信する。
これ以後、ESS20とIOT40とは片面記録モードの所定の
シーケンスを行う。
このようなジョブチェンジにおいては、原則的に、前
用紙(Duplex)のペッパギャップで次用紙(Simplex)
のフィードを開始する(第56図参照)。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、請求項1記載の画像記録装
置のシート搬送システムによれば、両面記録モード採択
時において、画情報供給手段にて予め定められた両面記
録モードページシーケンスを選択すると共に、シート搬
送制御手段にて上記ページシーケンスに対応する両面記
録モード搬送シーケンスを選択し、記録モジュールの記
録部位へ記録シートを効率良く連続供給するようにした
ので、両面記録モード採択時における記録シートの搬送
効率を向上させ、両面記録モードの高速化を確実に実現
することができる。
特に、請求項1記載の画像記録装置のシート搬送シス
テムによれば、シート搬送路内に搬送される各記録シー
ト毎に画像記録に関するモード情報を具備させ、各モー
ド情報に応じて各記録シートを個別制御するようにした
ので、シート搬送路中に画像記録に関するモードの異な
る複数の記録シートが同時に搬送されるとしても、各記
録シートを夫々のモードに応じて確実に搬送することが
でき、記録シートの搬送効率を大幅に向上させることが
できる。
更にまた、請求項2記載の画像記録装置のシート搬送
システムによれば、位置合せ手段による記録シートの一
時待機状態が通常所要時間よりも長くなる場合に、後続
の記録シートの供給を禁止するようにしたので、シート
搬送路内での記録シートの詰まり事故を確実に防止する
ことができる。
また、請求項3記載の画像記録装置のシート搬送シス
テムによれば、位置合わせ手段による記録シートの一時
待機状態が長時間かかる場合において、サイクルダウン
処理にて画像記録動作機能を一旦機能停止させるように
したので、負荷や装置寿命の点で画像記録動作機能を働
かせるための駆動源を有効に保護することができる。
また、請求項4記載の画像記録装置のシート搬送シス
テムによれば、位置合せ手段にて記録シートが一時待機
状態にある場合において、中間シート供給手段側に搬入
されている記録シートについては、シート反転部及びシ
ート収容部にて構成されるウエイトステーションまで移
動させた後に停止させるようにしたので、位置合せ手段
による記録シートの一時待機状態で中間シート供給手段
側に搬入されている記録シートがシート搬送経路中で詰
まり事故を起こすと事態を有効に回避することができ
る。
特に、請求項5記載の画像記録装置のシート搬送シス
テムによれば、中間シート供給手段におけるシート反転
部から記録シートを搬送する際に、シート収容部内の記
録シートの状態を判別し、この判別情報に応じてシート
反転部内の記録シートの搬送動作を制御するようにした
ので、シート収容部内での記録シートの詰まり事故を確
実に防止しながら、中間シート供給手段内で記録シート
をスムースに搬送することができる。
また、請求項6記載画像記録装置のシート搬送システ
ムによれば、位置合せ手段による記録シートの一時待機
時には、シート搬送シーケンスで中間シート供給手段内
に3枚以上の記録シートが同時に搬入される事態を禁止
するようにしたので、中間シート供給手段内に搬入され
た2枚以内の記録シートを確実にウエイトステーション
に保持することができ、中間シート供給部内の記録シー
トの詰まり事故を確実に防止することができる。
また、請求項7記載の画像記録装置のシート搬送シス
テムによれば、両面記録モード時にて独立シート供給手
段を変更する場合、記録シートのサイズが異なると、変
更前のプリントジョブを終了させた後に独立シート供給
手段の変更を許容するようにしたので、記録シートの詰
まり事故を有効に防止しながら、独立シート供給手段の
変更を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はこの発明に係る画像記録装置のシート搬
送システムの概略を示す説明図、同(b)はその作用を
示す説明図、第2図はこの発明が適用される画像記録装
置の一実施例を示すブロック図、第3図は実施例に係る
画像記録装置の概略を示す斜視図、第4図は実施例で用
いられるESSの基本構成を示す説明図、第5図は実施例
で用いられるIOTの基本構成を示す説明図、第6図はこ
の実施例で用いられるIOTの記録モジュール、用紙搬送
系の概略を示す説明図、第7図は実施例の用紙搬送系で
用いられるセンサ類のリストを示す説明図、第8図は各
センサ類のレイアウトを示す説明図、第9図は実施例に
係るIOTの制御ブロックを示す説明図、第10図はESSとIO
Tとの間の画像転送制御シーケンスを示す説明図、第11
図(a)(b)は#1トレイ〜#3トレイのフィードユ
ニットを示す説明図、第12図はHCFのフィードユニット
を示す説明図、第13図はMSIのフィードユニットを示す
説明図、第14図はトップトレイのオフセット機構の一例
を示す説明図、第15図はHCSの概略を示す説明図、第16
図はそのオフセット機構の一例を示す説明図、第17図は
DDMの概略を示す説明図、第18図はDDMの用紙反転機構を
示す説明図、第19図はそのタイミングチャート、第20図
(a)(b)はDDMのホリゾンタルクラッチの制御動作
過程を示すタイミングチャート、第21図(a)(b)は
DDMゲートソレノイドの制御動作過程を示すタイミング
チャート、第22図はDDMの全体動作過程を示すタイミン
グチャート、第23図及び第24図はレジゲートの構成及び
動作過程を示す説明図、第25図は用紙搬送経路の切り換
えゲートの構成を示す説明図、第26図(a)(b)はサ
イドロールモジュールの構成を示す説明図、第27図はプ
リントモードの具体例を示す説明図、第28図は用紙のモ
ード情報の具体例を示す説明図、第29図はこの実施例の
用紙搬送制御で用いられる処理条件を示す説明図、第30
図〜第34図はこの実施例の用紙搬送処理の遷移状態を示
す説明図、第35図は片面記録モード時の用紙搬送制御過
程を示すタイミングチャート、第36図はESSのページシ
ーケンスの設定アルゴリズムを示すフローチャート、第
37図は片面記録モード時におけるESSとIOTとの間の用紙
搬送シーケンス例を示す説明図、第38図〜第40図は両面
記録モード時におけるESSとIOTとの間の用紙搬送シーケ
ンス例を示す説明図、第41図〜第46図は各種場合の用紙
搬送ダイアグラムを示す説明図、第47図〜第50図は両面
記録モードにおける用紙搬送動作過程を模式的に示す説
明図、第51図は片面記録モードにおけるペーパギャップ
制御過程を示すフローチャート、第52図はその際のペー
パギャップ規定用のテーブル例を示す説明図、第53図は
片面記録モードにおけるペーパギャップ制御過程を示す
タイミングチャート、第54図及び第55図は両面記録モー
ドにおけるペーパギャップ制御過程を示すフローチャー
ト、第56図はその際のペーパギャップ規定用のテーブル
例を示す説明図、第57図は両面記録モードにおけるペー
パギャップ制御過程を示すタイミングチャート、第58図
はペーパギャップ確保タイマ値のテーブル例を示す説明
図、第59図(a)(b)はペーパギャップ確保タイマに
よる制御過程を示すタイミングチャート、第60図はウエ
イト処理を示す説明図、第61図はウエイト処理過程を示
すフローチャート、第62図はDDMインバート部の制御過
程を示すフローチャート、第63図はESSのページシーケ
ンスの切り換え過程を示すフローチャート、第64図はペ
ージシーケンスを切り換えた際の用紙搬送ダイアグラム
例を示す説明図、第65図はサイクルダウン時のESSとIOT
との間のシーケンス例を示す説明図、第66図はそのタイ
ミングチャートを示す説明図、第67図は片面記録モード
時におけるESSとIOTとの間で行われるトレイチェンジシ
ーケンス例を示す説明図、第68図はその際のペーパギャ
ップ規定用のテーブル例を示す説明図、第69図は両面記
録モード時で用紙サイズの変更がない場合におけるESS
とIOTとの間で行われるトレイチェンジシーケンス例を
示す説明図、第70図は両面記録モード時で用紙サイズの
変更がある場合におけるESSとIOTとの間で行われるトレ
イチェンジシーケンス例を示す説明図、第71図はその際
のペーパギャップ規定用のテーブル例を示す説明図、第
72図は片面記録モードから両面記録モードにジョブチェ
ンジする場合におけるESSとIOTとの間で行われるトレイ
チェンジシーケンス例を示す説明図、第73図は両面記録
モードから片面記録モードにジョブチェンジする場合に
おけるESSとIOTとの間で行われるトレイチェンジシーケ
ンス例を示す説明図である。 〔符号の説明〕 1……画情報供給手段 2……画像出力手段 3……記録モジュール 4……記録シート 5……シート搬送系 6……独立シート供給手段 7……中間シート供給手段 8……シート戻し手段 9……シート搬送制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 83/00 - 85/00 G03G 15/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線を介してあるいは直接入力される
    画情報(DT0)を所定形式の画情報(DT)に展開して転
    送する画情報供給手段(1)と、この画情報供給手段
    (1)からの画情報(DT)に基づく画像が形成される記
    録モジュール(3)を有し、この記録モジュール(3)
    によりシート搬送系(5)にて搬送される記録シート
    (4)に対し画像記録を行う画像出力手段(2)とを備
    えた画像記録装置において、 上記シート搬送系(5)は、 未記録の記録シート(4)を順次供給する独立シート供
    給手段(6)と、 両面記録モード時にて記録モジュール(3)による片面
    記録済の記録シート(4)を反転して再度送出する中間
    シート供給手段(7)と、 独立シート供給手段(6)若しくは中間シート供給手段
    (7)から送出される記録シート(4)を所定の搬送シ
    ーケンスに従ってシート搬送路内で所定間隔毎に搬送す
    るシート搬送制御手段(9)とを備え、 両面記録モード時には、 上記画情報供給手段(1)は、独立シート供給手段
    (6)から中間シート供給手段(7)に至るまでのシー
    ト搬送路中に順次供給され得る複数の記録シート(4)
    に対応した偶数頁画情報及び奇数頁画情報のいずれか一
    方(例えばP2,P4,P6,P8)が連続的に供給された後、前
    記いずれか他方の頁画情報(例えばP1,P3,P5,P7…)及
    びそれ以後の前記一方の頁画情報(P10,P12…)が交互
    に連続的に供給される両面記録モードページシーケンス
    (DPS)を選択し、 上記シート搬送制御手段(9)は、上記ページシーケン
    ス(DPS)に対応して、独立シート供給手段(6)から
    所定数の記録シート(4)が所定間隔をもって順次供給
    された後、中間シート供給手段(7)及び独立シート供
    給手段(6)から記録シート(4)が交互に所定間隔を
    もって供給される両面記録モード搬送シーケンス(DT
    S)を選択し、 更に、シート搬送路内に搬送される各記録シート(4)
    毎に画像記録に関するモード情報を具備し、各モード情
    報に基づいてシート搬送路内の記録シート(4)の搬送
    動作を個別制御するものであることを特徴とする画像記
    録装置のシート搬送システム。
  2. 【請求項2】通信回線を介してあるいは直接入力される
    画情報(DT0)を所定形式の画情報(DT)に展開して転
    送する画情報供給手段(1)と、この画情報供給手段
    (1)からの画情報(DT)に基づく画像が形成される記
    録モジュール(3)を有し、この記録モジュール(3)
    によりシート搬送系(5)にて搬送される記録シート
    (4)に対し画像記録を行う画像出力手段(2)とを備
    えた画像記録装置において、 上記シート搬送系(5)は、 未記録の記録シート(4)を順次供給する独立シート供
    給手段(6)と、 両面記録モード時にて記録モジュール(3)による片面
    記録済の記録シート(4)を反転して再度送出する中間
    シート供給手段(7)と、 独立シート供給手段(6)若しくは中間シート供給手段
    (7)から送出される記録シート(4)を所定の搬送シ
    ーケンスに従ってシート搬送路内で所定間隔毎に搬送す
    るシート搬送制御手段(9)とを備え、 両面記録モード時には、 上記画情報供給手段(1)は、独立シート供給手段
    (6)から中間シート供給手段(7)に至るまでのシー
    ト搬送路中に順次供給され得る複数の記録シート(4)
    に対応した偶数頁画情報及び奇数頁画情報のいずれか一
    方(例えばP2,P4,P6,P8)が連続的に供給された後、前
    記いずれか他方の頁画情報(例えばP1,P3,P5,P7…)及
    びそれ以後の前記一方の頁画情報(P10,P12…)が交互
    に連続的に供給される両面記録モードページシーケンス
    (DPS)を選択し、 上記シート搬送制御手段(9)は、上記ページシーケン
    ス(DPS)に対応して、独立シート供給手段(6)から
    所定数の記録シート(4)が所定間隔をもって順次供給
    された後、中間シート供給手段(7)及び独立シート供
    給手段(6)から記録シート(4)が交互に所定間隔を
    もって供給される両面記録モード搬送シーケンス(DT
    S)を選択し、 更に、シート搬送系(5)は、上記記録モジュール
    (3)の記録部位の直前位置に配設されて前記記録部位
    への記録シート(4)の突入タイミングが調整される位
    置合せ手段を具備し、 上記画情報供給手段(1)若しくはシート搬送制御手段
    (9)は、上記位置合せ手段にて記録シート(4)が所
    定時間以上停止している条件下で後続の記録シート
    (4)の供給が禁止されるシート供給禁止手段を具備し
    ていることを特徴とする画像記録装置のシート搬送シス
    テム。
  3. 【請求項3】請求項2記載のものにおいて、 上記シート搬送制御手段(9)は、位置合せ手段が記録
    シート(4)を充分に長い時間停止させる条件下で、画
    像記録動作が一旦機能停止するサイクルダウン処理部を
    具備していることを特徴とする画像記録装置のシート搬
    送システム。
  4. 【請求項4】請求項2記載のものにおいて、 上記中間シート供給手段(7)は、記録シート(4)が
    反転されるシート反転部及び一枚の記録シート(4)の
    みが一時的に収容されるシート収容部をウエイトステー
    ションとしても兼用しており、上記シート搬送制御手段
    (9)は、位置合せ手段にて記録シート(4)が所定時
    間以上停止している条件下では、中間シート供給手段
    (7)側へ搬送されている二枚の記録シート(4)に対
    しては夫々のウエイトステーションまで移動させた後停
    止させるシートウエイト処理手段を具備することを特徴
    とする画像記録装置のシート搬送システム。
  5. 【請求項5】請求項4記載のものにおいて、 上記シートウエイト処理手段は、シート収容部に記録シ
    ート(4)が存在し、かつ、シート収容部に収容された
    記録シート(4)に対するシート供給信号を受信してい
    ない条件下では、シート反転部のウエイトステーション
    に位置する記録シート(4)の停止状態を保持し、シー
    ト収容部に記録シート(4)が存在しないか、あるい
    は、シート収容部に収容された記録シート(4)に対す
    るシート供給信号を受信した条件下では、シート反転部
    のウエイトステーションに位置する記録シート(4)を
    シート収容部側へ搬送するものであることを特徴とする
    画像記録装置のシート搬送システム。
  6. 【請求項6】請求項4記載のものにおいて、 両面記録モード時にて独立シート供給手段(6)から中
    間シート供給手段(7)に至るまでのシート搬送路中に
    三枚以上の記録シート(4)が搬送され得るページシー
    ケンスを画情報供給手段(1)が選択している場合であ
    って、位置合せ手段が記録シート(4)を所定時間以上
    停止させる条件下では、上記画情報供給手段(1)は、
    独立シート供給手段(6)から中間シート供給手段
    (7)に至るまでのシート搬送路中に二枚の記録シート
    (4)が搬送されるようなページシーケンスに切り換え
    るページシーケンス切換部を具備していることを特徴と
    する画像記録装置のシート搬送システム。
  7. 【請求項7】通信回線を介してあるいは直接入力される
    画情報(DT0)を所定形式の画情報(DT)に展開して転
    送する画情報供給手段(1)と、この画情報供給手段
    (1)からの画情報(DT)に基づく画像が形成される記
    録モジュール(3)を有し、この記録モジュール(3)
    によりシート搬送系(5)にて搬送される記録シート
    (4)に対し画像記録を行う画像出力手段(2)とを備
    えた画像記録装置において、 上記シート搬送系(5)は、 未記録の記録シート(4)を順次供給する独立シート供
    給手段(6)と、 両面記録モード時にて記録モジュール(3)による片面
    記録済の記録シート(4)を反転して再度送出する中間
    シート供給手段(7)と、 独立シート供給手段(6)若しくは中間シート供給手段
    (7)から送出される記録シート(4)を所定の搬送シ
    ーケンスに従ってシート搬送路内で所定間隔毎に搬送す
    るシート搬送制御手段(9)とを備え、 両面記録モード時には、 上記画情報供給手段(1)は、独立シート供給手段
    (6)から中間シート供給手段(7)に至るまでのシー
    ト搬送路中に順次供給され得る複数の記録シート(4)
    に対応した偶数頁画情報及び奇数頁画情報のいずれか一
    方(例えばP2,P4,P6,P8)が連続的に供給された後、前
    記いずれか他方の頁画情報(例えばP1,P3,P5,P7…)及
    びそれ以後の前記一方の頁画情報(P10,P12…)が交互
    に連続的に供給される両面記録モードページシーケンス
    (DPS)を選択し、 上記シート搬送制御手段(9)は、上記ページシーケン
    ス(DPS)に対応して、独立シート供給手段(6)から
    所定数の記録シート(4)が所定間隔をもって順次供給
    された後、中間シート供給手段(7)及び独立シート供
    給手段(6)から記録シート(4)が交互に所定間隔を
    もって供給される両面記録モード搬送シーケンス(DT
    S)を選択し、 更に、上記シート搬送制御手段(9)は、両面記録モー
    ド時にて独立シート供給手段(6)を変更する際に、収
    容されている記録シート(4)のサイズが一致していれ
    ば独立シート供給手段(6)の変更を直ちに許容し、収
    容されている記録シート(4)のサイズが不一致であれ
    ば変更前のプリントジョブを終了させた後に独立シート
    供給手段(6)の変更を許容するようにしたことを特徴
    とする画像記録装置のシート搬送システム。
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