JP2846871B2 - 媒体の一時スタック装置 - Google Patents

媒体の一時スタック装置

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JP2846871B2 JP7162097A JP7162097A JP2846871B2 JP 2846871 B2 JP2846871 B2 JP 2846871B2 JP 7162097 A JP7162097 A JP 7162097A JP 7162097 A JP7162097 A JP 7162097A JP 2846871 B2 JP2846871 B2 JP 2846871B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部から取り込ま
れた媒体を一時ストックするためのスタック装置、特に
長さの異なる媒体の取扱いに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、空港において搭乗者が搭乗手続
きをする際、搭乗者が所持する航空券(媒体)を一時内
部にスタックし、航空券に座席番号等の情報を書き込ん
だ後に掃き出すという装置がある。この装置では、イン
サータから挿入された航空券を内部の搬送路を通してス
タッカにストックする。グループ等まとまって座席を取
りたいときなどは、複数枚の航空券をまとめてストック
することができる。このとき、航空券は、その長さ方向
に搬送される。そして、割り振る座席が決まると、スタ
ックした航空券をスタッカから順次掃き出し、座席情報
を磁気記録並びに印字をして排出口から排出する。
【0003】この装置が用いた従来の一時スタック装置
の概念図を図6に示す。装置内に取り込まれた航空券1
は、搬送ローラ2によって貯留ケース3にストックされ
る。ストックされた航空券1を順次送り出す際、回転さ
せた排出ローラ4を航空券1に当接させ貯留ケース3か
ら送り出し、取り込むときと逆方向に回転させた搬送ロ
ーラ2を介して外部に掃き出させる。
【0004】ところで、航空券は、航空会社や発行場所
によって長さが異なる場合がある。従来においては、長
さの異なる航空券に対してスタック処理をする際、扱う
航空券の長さに応じて貯留ケース3内に設けた仕切板5
を矢印方向にスライドさせることで調整していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スタック装置においては、仕切板を設けて異なる長さの
航空券に対応できるようにしているものの、排出ローラ
の取付位置を固定させていたため、長さの異なる複数枚
の航空券を一度にスタックし、それらを順次送り出すこ
とは困難であった。
【0006】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、長さの異なる媒体
を扱うことのできる一時スタック装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係る媒体の一時スタック装置
は、長さ方向に搬送され搬送口から取り込まれた媒体を
一時スタックした後に前記搬送口から順次掃き出す媒体
の一時スタック装置において、前記媒体を一時スタック
するための貯留ケースと、取り込まれる前記媒体を前記
貯留ケースの前記搬送口と対向した内壁面で揃えてスタ
ックさせる媒体取込手段と、前記貯留ケースにスタック
されている前記媒体に排出ローラを当接させて、その排
出ローラの接圧力及び回転力によって前記搬送口から前
記媒体を順次送り出す媒体排出手段と、前記貯留ケース
にスタックされている前記媒体を押し上げることによっ
て前記排出ローラへの接圧力を与える接圧力付与手段
と、前記排出ローラを前記貯留ケースに沿って移動させ
る排出ローラ移動手段と、前記貯留ケースにスタックさ
れる前記各媒体の長さを検出する媒体長検出手段と、前
記媒体長検出手段が検出した前記各媒体の長さを順番に
一時記憶する媒体長記憶手段と、前記各手段の動作制御
を一括して行うスタック処理制御手段とを有し、前記ス
タック処理制御手段は、前記媒体を前記貯留ケースから
順次掃き出す際、前記媒体長記憶手段に記憶した前記各
媒体の長さを記憶したときと逆の順番に順次取り出し、
その取り出した前記各媒体の長さに基づいて前記排出ロ
ーラ移動手段を制御し、前記排出ローラの位置決めをす
るものである。
【0008】第2の発明に係る媒体の一時スタック装置
は、第1の発明において、前記スタック処理制御手段
は、前記媒体を前記貯留ケースから順次掃き出す際、直
前に掃き出した媒体との長さの差異を算出し、その算出
結果に基づいて前記排出ローラ移動手段への指令を出す
ものである。
【0009】第3の発明に係る媒体の一時スタック装置
は、第1の発明において、前記スタック処理制御手段
は、前記媒体の取込時に媒体取込処理のじゃまとならな
い位置で前記排出ローラを待機させるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0011】図1は、本発明に係る媒体の一時スタック
装置を採用した航空券チェックイン機の概念図であり、
図2は、図1に示した航空券チェックイン機のブロック
構成図である。図2において、通信インタフェース部1
1は、座席管理等を行うホストコンピュータ12との間
での通信を行うための通信手段である。インサータ部1
3は、航空券14を受け付け装置内部に取り込むための
手段である。搬送部15は、搬送路16を制御し、航空
券14を装置内を搬送させるための手段である。スタッ
カ部17は、搬送ローラ、排出ローラ等を有し、航空券
14を一時スタックするための手段であり、本実施の形
態において特徴的な構造を有している。磁気処理部18
は、磁気ヘッドを介して航空券14に記憶されている磁
気情報を読み取り、また、航空券14に対して座席番号
等の情報を書き込むための手段である。印字部19は、
航空券14に対して座席等の情報を印字するための手段
である。排出部20は、航空券14を外部に排出するた
めの手段である。制御部21は、上記各手段の動作制御
を一括して行うことでスタック処理全般の制御処理を行
うスタック処理制御手段であり、スタッカ部17と共に
本実施の形態における特徴的な構成要素である。
【0012】以上の構成において、航空券チェックイン
機は、インサータ部13から挿入された航空券14を搬
送路16を通して内部のスタッカ部17まで搬送する。
その際、磁気処理部18では、航空券14の種別のチェ
ック等のために航空券14に記憶されている磁気情報を
読み込む。そして、スタックした航空券14をスタッカ
部17から掃き出した後に座席番号等の情報をその航空
券14に対して磁気処理部18により磁気記録し、ま
た、印字部19により印字をして排出部20から排出す
る。書き込むべき情報は、ホストコンピュータ12によ
って指示される。
【0013】図3は、本実施の形態におけるスタッカ部
17の概略的な構造を示した図である。スタッカ部17
は、媒体である航空券14を一時スタックするための貯
留ケース22を有している。この貯留ケース22の搬送
口側には、航空券14を貯留ケース22に送り込むとと
もに逆回転することによりスタックされていた航空券1
4を搬送路16に送り出すための搬送ローラ23と、搬
送ローラ23の回転させる搬送用モータ(M1)24と
が媒体取込手段として設けられている。また、搬送ロー
ラ23を通過し貯留ケース22にスタックされる航空券
14の長さを検出する媒体長検出手段として券長検知用
センサ(S1)25が設けられている。
【0014】貯留ケース22の側面には、貯留ケース2
2にスタックされている航空券14と当接し、その接圧
力及び回転力によって上記搬送口から航空券14を順次
送り出すための排出ローラ26と、その排出ローラ26
を回転させる排出ローラ回転用モータ(M3)27とが
媒体排出手段として設けられている。また、貯留ケース
22には、内部を上下動することによってケース内部の
高さを調節するためのプレート28と、このプレート2
8を上下動させることによって貯留ケース22内の航空
券14を押し上げて排出ローラ26に当接させるととも
に排出ローラ26の回転力と相まって当接した1枚の航
空券14のみを搬送路16へ送り出すために最適な接圧
力となるような位置調整をするプレート移動用モータ
(M2)29とが接圧力付与手段として設けられてい
る。また、プレート28の再下点(ホームポジション
(HOP))を検知するプレートHOP検知用センサ
(S2)30と、貯留ケース22内の航空券14の有無
を検知するための券検知用センサ(S3)31とが設け
られている。
【0015】また、貯留ケース22の側面には、排出ロ
ーラ26及び排出ローラ回転用モータ27から構成され
る排出ローラユニットを貯留ケース22に沿って移動さ
せる排出ローラ移動手段が設けられている。この排出ロ
ーラ移動手段は、貯留ケース22の片側に搬送方向に沿
って設けられたラック32と、ラック32と噛み合うピ
ニオンを内蔵し排出ローラユニットを貯留ケース22に
沿って移動させる排出ローラユニット移動用モータ(M
4)33と、排出ローラユニット移動用モータ33をス
ムーズに移動させるために貯留ケース22の両側に配設
されたスライドレール34とを有している。
【0016】図4は、スタッカ部17及び制御部21に
おいてスタッカ部17を制御するために必要な構成の詳
細を示したブロック構成図である。図3と対応する構成
要素には同じ符号を付けている。
【0017】制御部21は、コントローラ35を介して
スタッカ部17を構成する前述した各種モータ24,2
9,27,33及び各種センサ25,30,31を接続
し、それぞれの動作制御を行う。制御部21は、CPU
36、ROM37、RAM38、オペレーションパネル
39からの入力を受け付ける入力処理部40及び本実施
の形態において特徴的な構成である券長データ処理部4
1を有している。券長データ処理部41は、券長検知用
センサ25が検出した各航空券14の長さをスタッカ部
17への取込順に一時記憶する媒体長記憶手段としての
券長記憶部42を有しており、航空券14をスタッカ部
17から排出する際には上記取込順とは順番を逆にして
各航空券14の長さを出力する。
【0018】本実施の形態において特徴的なことは、第
一にスタックされる各航空券14の長さ(券長データ)
を取り込んだ順番に一時記憶する券長記憶部42を設け
たことと、第二に排出ローラ26を可動にしたことであ
る。そして、航空券14を貯留ケース22から送り出す
際には券長データを記憶したときとは逆の順番で読み出
し、その券長データに基づいて排出ローラユニット移動
用モータ33を制御して排出ローラ26の位置決めを行
うようにしたことである。これにより、搬送方向の長さ
の異なる複数枚の航空券14を一度に扱うことができ
る。
【0019】次に、本実施の形態における動作について
図5に示した制御部21の処理を示したフローチャート
に基づいて説明する。
【0020】制御部21は、ホストコンピュータ12か
ら航空券14のスタック処理要求を受信すると、スタッ
カ部17に指令を出し、搬送用モータ24を駆動し搬送
ローラ23を回転させる(ステップ101)。このと
き、券長検知用センサ25は、貯留ケース22内にスタ
ックされる直前で航空券14の通過を確認するとともに
したその長さを検出することになる。航空券14の長さ
は、航空券14の通過する速度及び時間で算出すること
ができる。プレート28は、航空券14が貯留ケース2
2内に取り込まれているときには再下点(ホームポジシ
ョン)に位置している。このとき、排出ローラ26を航
空券14の取込みのじゃまとならないような位置、例え
ば搬送路16に最も遠い位置で待機させ、かつ回転させ
ないようにする。なお、この待機している位置を排出ロ
ーラ基準位置と呼ぶことにする。
【0021】スタックされる航空券14は、搬送ローラ
23の回転力によって貯留ケース22の搬送口と対向し
た内壁面に当てて落とされ、その進行方向の一辺は貯留
ケース22の奥の内壁面に接した状態でスタックされ
る。従って、航空券14は、この内壁面に揃えられてス
タックされることになる。なお、各航空券14が当接す
る貯留ケース22の奥の内壁面を券長基準位置と呼ぶこ
とにする。本実施の形態では、図3に示したように貯留
ケース22をほぼ水平に設置し、搬送ローラ23の回転
力のみによって航空券14を揃えるようにしたが、航空
券14が貯留ケース22の上記内壁面に接してスタック
される状態を更に確実にするために、航空券チェックイ
ン機の内部において貯留ケース22を傾かせて配設する
ようにしてもよい。
【0022】制御部21は、券長検知用センサ25が航
空券14の通過の確認時に検出した航空券14の長さ
(券長データ)を受け取ると、券長データ処理部41に
送り券長記憶部42に記憶させる(ステップ102,1
03)。
【0023】一方、券長検知用センサ25が貯留ケース
22内にスタックされる航空券14の通過を要求を受け
付けてから所定時間内に確認しないとき、制御部21
は、ジャムの発生と判断し、その旨をホストコンピュー
タ12に返すとともに搬送用モータ24の駆動を停止す
る(ステップ102,104,105)。以上の処理を
ホストコンピュータ12からの取込停止指示若しくは貯
留ケース22が満杯になったことを検知するまで繰り返
す(ステップ106)。この取込動作においては、搬送
ローラ23の回転力によって各航空券14を貯留ケース
22内に順次取り込んでいくだけなので、異なる長さの
航空券14であっても問題なく扱うことができる。
【0024】航空券14の取込みを完了すると、搬送用
モータ24の駆動を停止する(ステップ107)。そし
て、ホストコンピュータ12から航空券14の排出命令
を受信すると(ステップ108)、制御部21は、券長
データに基づいて次のようにスタッカ部17の制御を行
う。
【0025】まず、制御部21は、券長データ処理部4
1から券長データを受け取る(ステップ109)。この
とき、券長データ処理部41は、記憶したときと逆の順
番に券長データを順次出力することになる。順番を逆に
するのは、スタッカ部17に取り込んだ順番とは逆に航
空券14が排出されるためである。そして、制御部21
は、排出ローラユニット移動用モータ33を駆動して移
動させ、券長データに基づき最適な位置で停止させる
(ステップ110)。最適な位置というのは、排出ロー
ラ26が航空券14を確実に送り出せるために当接する
点の真上の位置であり、これは、同一平面上において券
長基準位置と排出ローラ基準位置とが同じ位置にあると
すると、航空券14に確実に当接できる余裕を残して排
出ローラ26を券長基準位置からほぼ券長データ分移動
させた位置となる。
【0026】次に、制御部21は、プレート移動用モー
タ29を駆動し、最下点に位置するプレート28を最適
位置まで上昇させる(ステップ111)。最適位置とい
うのは、貯留ケース22内で重なっているうちの一番上
の航空券14が排出ローラ26に当接し、所定の接圧力
がかかったときの位置である。最適位置は、圧力センサ
等で検出するようにしてもよいが、航空券14の厚さが
一定の場合、取り込んだ枚数によって算出することも可
能である。
【0027】続いて、制御部21は、排出ローラ回転用
モータ27及び搬送用モータ24を駆動して排出ローラ
26及び搬送ローラ23を回転させてスタッカ部17か
ら航空券14を1枚排出させる(ステップ112)。こ
のとき、券長検知用センサ25によって航空券14の通
過を確認させ(ステップ113)、所定時間経過しても
航空券14が送り出されないときはジャムの発生と判断
し、その旨をホストコンピュータ12に返すとともに排
出ローラ回転用モータ27及び搬送用モータ24の駆動
を停止する(ステップ114,115)。
【0028】制御部21は、航空券14が送り出された
ことを確認すると、排出ローラ回転用モータ27及び搬
送用モータ24の駆動を停止する(ステップ116)。
そして、プレート移動用モータ29を駆動し、プレート
28を再下点(HOP)に戻す(ステップ117)。プ
レート28が最下点に戻ったかの確認は、プレートHO
P検知用センサ30によって確認することができる。な
お、排出ローラ26を排出ローラ基準位置に戻さない。
【0029】制御部21は、券検知用センサ31が貯留
ケース22内に航空券14がまだ残っていることを検知
すると、上記ステップ108に戻る(ステップ11
8)。この処理を貯留ケース22から航空券14がなく
なるまで繰り返し行う。
【0030】制御部21は、次の航空券14に対する排
出命令を受信すると(ステップ108)、券長データ処
理部41から次の券長データを受け取り(ステップ10
9)、この券長データに基づいて排出ローラユニット移
動用モータ33を駆動して移動させ最適な位置で停止さ
せる(ステップ110)。このとき、直前に送り出した
航空券14の長さと今回扱う航空券14の長さとの差異
を算出し、その算出結果に基づいて排出ローラユニット
移動用モータ33の動作制御をする。このように、1枚
の航空券14を送り出す度に毎回排出ローラ基準位置に
戻さないで直前の航空券14を送り出した位置からの相
対位置分移動させるようにしたことで、排出ローラ26
の移動量を少なくすることができ、航空券14の連続送
り出しを高速にすることができる。連続して同一長の航
空券14を送り出すときには全く排出ローラ26を移動
させなくてすむ。なお、この後の処理は、上記と同様な
ので省略する。
【0031】以上のように、本実施の形態によれば、航
空券14の取込時に各航空券14の長さ(券長データ)
を一時記憶し、航空券14を送り出す際には、一時記憶
した券長データに基づいて排出ローラ26が動作する位
置を移動させるようにしたので、異なる長さの航空券1
4を一度に扱うことができる。
【0032】なお、本実施の形態では、1枚の航空券1
4を送り出す度にプレート28をホームポジションまで
戻していたが、航空券14を1枚排出する度にその厚さ
分プレート28を持ち上げるようにしてもよい。
【0033】また、本実施の形態では、排出ローラ移動
手段を構成する排出ローラ回転用モータ27と媒体排出
手段を構成する排出ローラユニット移動用モータ33と
を貯留ケース22を挟んで対向させて配置したが、これ
らの移動するあるいは移動される手段は、移動する構成
要素の重量、モータの駆動力、スタック装置を搭載する
装置の形状等を考慮して、設計すればよい。例えば、排
出ローラ回転用モータ27と排出ローラユニット移動用
モータ33とを同じ側に配置したり剛体を保たせるため
に一体形成したりすることも可能である。
【0034】また、本実施の形態では、本発明に係る媒
体の一時スタック装置を航空機チェックイン機に採用し
た場合を例にして説明したが、他の装置、例えば、スタ
ック処理機能を有するコピー機、郵便物や現金などの紙
葉を取り扱う装置などにも応用することができる。従っ
て、応用される装置によって航空券以外のコピー紙、紙
幣、葉書等の媒体にも適用可能であることはいうまでも
ない。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、媒体の長さを取り込ん
だ順番に一時記憶する媒体長記憶手段と、排出ローラを
移動可能にした排出ローラ移動手段を設け、媒体を貯留
ケースから送り出す際には媒体の長さを記憶したときと
は逆の順番で読み出し、その媒体の長さに基づいて排出
ローラの位置決めを行うようにしたので、搬送方向の長
さの異なる複数枚の媒体を一度に扱うことができる。
【0036】また、直前に送り出した媒体の長さと今回
扱う媒体の長さとの差異を算出し、その算出結果に基づ
いて排出ローラの位置決めを行うようにしたので、排出
ローラの移動量を少なくすることができ、媒体の連続送
り出しを高速にすることができる。また、連続して同一
長の媒体を送り出すときには全く排出ローラを移動させ
なくてすむ。
【0037】また、可動式の排出ローラを媒体の取込み
の際にじゃまとならないような位置で待機させるように
したので、媒体の取込をスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る媒体の一時スタック装置を採用
した航空券チェックイン機の概念図である。
【図2】 図1に示した航空券チェックイン機のブロッ
ク構成図である。
【図3】 本実施の形態におけるスタッカ部の概略的な
構造を示した図である。
【図4】 本実施の形態におけるスタッカ部及び制御部
のスタッカ部を制御するための要部の構成を示したブロ
ック構成図である。
【図5】 本実施の形態における動作を示したフローチ
ャートである。
【図6】 従来の媒体の一時スタック装置の概念図であ
る。
【符号の説明】
11 通信インタフェース部、12 ホストコンピュー
タ、13 インサータ部、14 航空券、15 搬送
部、16 搬送路、17 スタッカ部、18 磁気処理
部、19 印字部、20 排出部、21 制御部、22
貯留ケース、23 搬送ローラ、24 搬送用モー
タ、25 券長検知用センサ、26 排出ローラ、27
排出ローラ回転用モータ、28 プレート、29 プ
レート移動用モータ、30 プレートHOP検知用セン
サ、31 券検知用センサ、32 ラック、33 排出
ローラユニット移動用モータ、34 スライドレール、
35コントローラ、36 CPU、37 ROM、38
RAM、39 オペレーションパネル、40 入力処
理部、41 券長データ処理部、42 券長記憶部。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 83/02 B65H 3/06 340

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向に搬送され搬送口から取り込ま
    れた媒体を一時スタックした後に前記搬送口から順次掃
    き出す媒体の一時スタック装置において、 前記媒体を一時スタックするための貯留ケースと、 取り込まれる前記媒体を前記貯留ケースの前記搬送口と
    対向した内壁面で揃えてスタックさせる媒体取込手段
    と、 前記貯留ケースにスタックされている前記媒体に排出ロ
    ーラを当接させて、その排出ローラの接圧力及び回転力
    によって前記搬送口から前記媒体を順次送り出す媒体排
    出手段と、 前記貯留ケースにスタックされている前記媒体を押し上
    げることによって前記排出ローラへの接圧力を与える接
    圧力付与手段と、 前記排出ローラを前記貯留ケースに沿って移動させる排
    出ローラ移動手段と、 前記貯留ケースにスタックされる前記各媒体の長さを検
    出する媒体長検出手段と、 前記媒体長検出手段が検出した前記各媒体の長さを順番
    に一時記憶する媒体長記憶手段と、 前記各手段の動作制御を一括して行うスタック処理制御
    手段と、 を有し、 前記スタック処理制御手段は、前記媒体を前記貯留ケー
    スから順次掃き出す際、前記媒体長記憶手段に記憶した
    前記各媒体の長さを記憶したときと逆の順番に順次取り
    出し、その取り出した前記各媒体の長さに基づいて前記
    排出ローラ移動手段を制御し、前記排出ローラの位置決
    めをすることを特徴とする媒体の一時スタック装置。
  2. 【請求項2】 前記スタック処理制御手段は、前記媒体
    を前記貯留ケースから順次掃き出す際、直前に掃き出し
    た媒体との長さの差異を算出し、その算出結果に基づい
    て前記排出ローラ移動手段への指令を出すことを特徴と
    する請求項1記載の媒体の一時スタック装置。
  3. 【請求項3】 前記スタック処理制御手段は、前記媒体
    の取込時に媒体取込処理のじゃまとならない位置で前記
    排出ローラを待機させることを特徴とする請求項1記載
    の媒体の一時スタック装置。
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