JP2846237B2 - 防カビ性を付与したアルミニウム製熱交換器及びその製造方法 - Google Patents

防カビ性を付与したアルミニウム製熱交換器及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカーエアコン用エバポレ
ータに適用される防カビ性を付与したアルミニウム製熱
交換器及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカーエアコン用エバポレータに用
いられるオールアルミニウム製熱交換器は、冷房時に発
生する凝縮水が水滴となってフィン間に溜り、水のブリ
ッジを形成し、冷房性能低下及び水滴の飛散などの不具
合が発生する。かかる現象を防止する方策として、熱交
換器表面を親水性にして、水滴によるブリッジの形成を
防止する事が行なわれている。
【0003】かかる熱交換器の表面親水化処理方法とし
て、ろう付接合後、クロメート処理を施し、これに表面
処理剤を浸漬、スプレー、はけ塗り等の手段により塗布
する方法が一般に行なわれている。これらの方法で処理
される親水性表面処理剤としては次のようなものが挙げ
られる。 (1)水ガラスを塗布する方法(例えば、特開昭59−
13078号公報、等に開示)。 (2)水溶性ポリアミド樹脂のような有機高分子樹脂を
主体とした溶液を塗布し、樹脂皮膜を形成する方法(例
えば、特開昭61−250495号公報、等に開示)。
【0004】又、最近では、熱交換器表面に発生する微
生物によってカーエアコンの運転開始時に起る不快臭や
微生物の車内への散乱を防止する対策として、防カビ、
抗菌剤を配合した樹脂系処理剤(例えば、特開平4−3
66396号公報、等に開示されている。)の使用も提
案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】熱交換器、特にルーバ
構造を持つフィンとチューブを組合せてろう付接合によ
り製造されるカーエアコン用エバポレータでは、表面に
親水性樹脂皮膜を形成させる際、皮膜厚さを厚くしよう
とすると、フィン、ルーバ等の微細加工部に樹脂が溜
り、均一な皮膜形成が困難になると共に、熱交換器とし
ての性能も低下させる事になる。
【0006】したがって、表面の親水性皮膜は、一般に
1μm以下の薄膜となり、樹脂中に混入されている防カ
ビ剤粒度と同等となり、防カビ剤の保持力を十分にとれ
ない状況となる。そのため、皮膜表面に付着した防カビ
剤は多くが使用中短期間に脱落し、防カビ効果が持続し
ないという問題点があった。
【0007】本発明は、熱交換器の表面に均一に親水性
樹脂皮膜を形成すると共に防カビ性を特に必要とする部
分に多くの防カビ剤を付着させ、持続性の高い防カビ性
を付与したアルミニウム製熱交換器及びその製造方法を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の従来熱
交換器の問題点を解決するために、実使用環境におい
て、カビ、細菌の繁殖しやすい部分に多くの防カビ、抗
菌剤を供給してやることにより、低コストで、高い防カ
ビ、抗菌性を付与した熱交換器及びその製造方法を提供
するものである。つまり、カーエアコンのエバポレータ
等の実使用時においては、空気入口側に車内及び車外の
ゴミ、土壌等が付着するが、付着するのは空気入口側の
数mm〜20mm程度の範囲であり、空気の出口側ではほと
んどゴミの付着は発生しない。この付着したゴミは、結
露水を吸収し、使用後いつまでも多湿雰囲気を保持する
とともに、カビ、細菌の栄養源ともなるため、この部分
に多くのカビ、細菌が繁殖する。
【0009】そのためには、熱交換器全体に防カビ剤を
皮膜し、全体の防カビ剤の量を増やすことによっても当
然防カビ効果は向上できるが、一般に使用される防カビ
剤は非常に高価であり、表面積の大きな熱交換器の全面
に、空気の入口側の防カビ性を付与できるだけの量の防
カビ、抗菌剤を付着させることは、大きなコストアップ
になり、量産品としては成立しない。
【0010】したがって、本発明では装置の発明として
効率よく熱交換器に発生するカビ、細菌を抑制してやる
ために、熱交換器表面に防カビ、抗菌剤を含有した親水
性樹脂、例えば、水溶性ナイロン系、アクリル系、ポリ
ビニルアルコール系、ポリエステル系/アクリル系の混
合、等よりなる樹脂皮膜を形成し、かつ、この皮膜は、
カビ、細菌の繁殖しやすい空気の入口側に空気の出口側
に比べて多くの防カビ剤を付着させたアルミニウム製熱
交換器とする。又、防カビ、抗菌剤の粒径を限定した発
明も提供する。
【0011】更に、製造方法の発明として、均一な樹脂
皮膜を形成すると共に、熱交換器の空気入口側と出口側
での防カビ剤の付着量を制御するために5μm以下の防
カビ剤を分散した親水性樹脂液を塗布後遠心分離法によ
り遠心力の範囲を限定して強制液切りを行い、空気入口
側に空気出口側よりも多くの防カビ、抗菌剤を付着させ
る防カビ性を付与したアルミニウム製熱交換器の製造方
法も提供する。
【0012】即ち、本発明は、(1)ルーバ構造を持つ
アルミニウム製フィンとアルミニウム製チューブとをろ
う付接合後、クロメート処理又はその他の下地処理を施
したアルミニウム製熱交換器の表面に、防カビ、抗菌剤
を含有した親水性有機樹脂皮膜を形成させると共に、同
熱交換器の使用時の空気の流れに対し、同空気の出口側
の表面に比べ、同空気の入口側の表面の前記防カビ、抗
菌剤の付着量を多くしてなることを特徴とする防カビ性
を付与したアルミニウム製熱交換器を提供する。
【0013】又、(2)前述の(1)の発明において、
前記防カビ、抗菌剤を5μm以下の粒度としてなること
を特徴とする防カビ性を付与したアルミニウム製熱交換
器も提供する。
【0014】更に、(3)製造方法の発明として、ルー
バ構造を持つアルミニウム製フィンとアルミニウム製チ
ューブとをろう付接合後、クロメート処理又はその他の
下地処理を施したアルミニウム製熱交換器の表面に、5
μm以下の粒度の防カビ、抗菌剤を含有した親水性有機
樹脂皮膜を形成させる際に、5〜50Gの範囲で遠心力
を加え、かつ、同熱交換器使用時の空気の流れに対し、
同空気の入口側表面に比べ、同空気の出口側表面での遠
心力を1.1〜1.4倍の範囲にすることにより、前記
空気の出口側の表面に比べ、前記空気の入口側の表面に
前記防カビ、抗菌剤を多く付着させるようにしたことを
特徴とする防カビ性を付与したアルミニウム製熱交換器
の製造方法も提供する。
【0015】
【作用】本発明は、前述の手段により、その(1)の発
明においては、熱交換器の使用時には一般に空気入口側
にはゴミ、土壌、等が入口から数mm〜20mm程度の範囲
に付着し、空気出口側にはほとんどこのようなゴミは付
着しない。この入口部に付着したゴミは結露水を吸収
し、使用後に多湿雰囲気を保持し、カビ、細菌の栄養源
となり、カビ、細菌の発生原因となる。従って、防カビ
性の特に要求される熱交換器の空気入口側に出口側より
多くの防カビ剤を付着させることにより、高価な防カビ
剤の使用量を抑制し、かつ熱交換器としてバランスのと
れた防カビ性を付与することが可能となる。
【0016】又、(2)の発明として、前述の(1)有
機樹脂皮膜に含有する防カビ、抗菌剤の粒度を5μm以
下に特定したので、防カビ剤粒径が大きくならずに熱交
換器表面の有機樹脂皮膜の必要個所に防カビ剤を均一に
分布させることができる。
【0017】更に、(3)の製造方法の発明において
は、皮膜成形法として遠心分離を採用することにより、
防カビ剤を含有した樹脂液の粘度及び濃度による大きな
制約を受けずに最適な樹脂液濃度及び防カビ剤含有率で
の処理が可能となり、安定して遠心分離時の内側(使用
時の空気入口側)に、外側(使用時の空気出口側)より
も多くの防カビ剤を付着させ、かつ、むらのない連続し
た皮膜を形成させることができる。
【0018】即ち、この製造方法において、使用する親
水性樹脂液としては、一般的な水溶性ナイロン系、アク
リル系、ポリビニルアルコール系等、特に制限はない
が、分散される防カビ、抗菌剤の粒径は、5μm以下に
する。これは、5μm以上では遠心分離時に樹脂液皮膜
に比べ、防カビ剤粒径が大きくなり、皮膜中に均一に防
カビ剤を分布させることが難しいからである。また、必
要な遠心力としては、熱交換器の構造により左右される
が、5G以下では十分な液切りが行なえず、50G以上
では、遠心力を上げる効果が認められないことから5〜
50Gの範囲が好ましい。また、熱交換器の空気出口側
と入口側での遠心力の差としては、1.1倍以下では、
出口側と入口側の防カビ剤の量を変えることができず、
1.4倍以上では、出口側で防カビ剤の残留量が大きく
減少し、この部分での防カビ性に問題が生じるため、
1.1〜1.4倍の範囲が適当である。
【0019】このような条件で、防カビ剤を添加、分散
させた親水性樹脂液中に、熱交換器を浸漬し、全面に塗
布した後、遠心分離装置の回転カゴ中に、熱交換器をセ
ットする際、空気の入口側を中心に向けセットし、回転
カゴの中心を軸として回転させることにより遠心力を発
生させる。この際、熱交換器には50mm〜150mm程度
の厚みがあるため、中心に近い空気の入口側では、空気
の出口側に比べ、遠心力が小さくなるため、液切後に残
留する親水性樹脂液量及びそれに分散している防カビ、
抗菌剤量が、空気の入口側の方が多くなる。この状態
で、乾燥、焼付ることにより、熱交換器の空気の出口側
に比べ、空気の入口側に防カビ剤が多く付着した熱交換
器の製造が可能となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して具体
的に説明する。図1は本発明の一実施例に係る防カビ性
を付与したアルミニウム製熱交換器の製造方法を適用す
る遠心分離装置の概略図で、(a)は遠心分離装置内部
の平面図、(b)はそのA−A矢視図である。図2は本
発明の一実施例に係るアルミニウム製熱交換器の構造を
示す斜視図、図3は図2におけるフィンの拡大図、図4
は図3におけるB−B断面図で、ルーバ部の形状を示
す。
【0021】オールアルミニウム性熱交換器として図2
に外観を示すようにフィン13のルーバ14の幅が1.
25mm、フィン高さが8mmのコルゲートフィンを用いた
68mm幅の積層タイプの熱交換器2を用いた。
【0022】下地処理として、Cr付着量を100〜1
50mg/m2にコントロールしたリン酸クロメート処理を
実施した後に、親水化処理を行った。親水化処理剤とし
ては、親水性ポリエステル樹脂/アクリル樹脂混合タイ
プのものを用い、塗布後160〜180℃で焼付を実施
した。なお、防カビ剤には、粒径5μm以下が好ましい
ので平均粒径1μmのジンクピリチオン(Zpt)を用
いた。
【0023】このような処理を施した熱交換器を図1に
示すような遠心分離装置で遠心分離を実施した。図1に
おいて、1は回転カゴ、2は回転カゴ1内に収納した熱
交換器、3は熱交換器2の空気出口側、4は同じく空気
入口側である。5は中心軸からの熱交換器の空気入口側
までの距離であり、寸法Lで示している。6は回転カゴ
1の回転軸である。
【0024】この遠心分離装置で、回転カゴ1の対称な
位置にオールアルミニウム製熱交換器2を2個、空気入
口側4を互に回転軸6の中心に向けて中心線に対して直
角に配置して遠心分離を実施した。使用した熱交換器2
は図2、フィンの拡大図である図3、B−B断面図の図
4に示すような前述の寸法のものであるので説明は省略
する。
【0025】遠心分離における遠心力は5〜50Gが好
ましいので、本実施例では20〜50Gの範囲で実施し
た。又、熱交換器2の空気入口側4と空気出口側3との
遠心力比は、1.1〜1.4の範囲で遠心分離装置の中
心から熱交換器までの距離Lと回転数により、表1に示
す条件に設定した。
【0026】このような遠心分離を施した熱交換器2に
ついて、熱交換器2の平均付着樹脂皮膜厚さ、空気入口
側4と空気出口側3とのフィン13表面の防カビ剤付着
量比及び240時間の流水後の防カビ性評価を行ない、
表1に各遠心分離条件にて処理した熱交換器の評価結果
としてまとめて示した。なお、今回の処理では、樹脂液
の濃度を7%とし、防カビ剤を樹脂固形分比10:1の
割合で添加したものを用いた。
【0027】
【表1】
【0028】表1中、(※1);遠心力は熱交換器の幅
の中央部における値を示す。又、遠心分離の距離は、1
50mm〜800mmとした。
【0029】(※2);遠心力比=(空気出口側の遠心
力)/(空気入口側の遠心力)を示す。
【0030】(※3);平均付着膜厚=熱交換器全体の
樹脂付着にともなう重量比より求めた値を示す。
【0031】(※4);フィン部をサンプリングし、蛍
光x線分析により、防カビ剤(ジンクピリチオン)に含
有されるZn量を分析し、検出強度比より(空気入口側
フィン分析値)/(空気出口側フィン分析値)を計算
し、求めた値を示す。
【0032】(※5);240時間熱交換器を流水中に
浸漬後、空気入口側と空気出口側の部分より、試験片を
切出し、以下の条件にて防カビ性試験を行ない評価し
た。即ち、試験菌、(1)アスペルギニス菌、(2)ペ
ニシリウム菌、(3)アルテルナリア菌及び(4)クラ
ドスポリウム菌の胞子を混合分散させたIECの栄養液
をASTMの無機塩寒天培地に乗せた試料に噴霧し、2
8℃で14日間培養した後、試料板上の菌糸の発育状態
を目視で観察し、菌糸の発育のないものを(0)、試料
の全面積の1/3以下に発育のあるものを(△)、試料
の全面積の1/3以上に発育のあるものを(×)とし
た。なお表中、カッコ内に示した数字は菌糸の発生面積
率(%)である。
【0033】表1の実施例1〜6及び比較例1〜3に示
す様に、熱交換器2の空気出口側3と空気入口側4の遠
心力比を1.1〜1.4にすることにより、各平均遠心
力にて、防カビ、抗菌剤の付着量比を1.05〜1.2
5の割合で空気入口側4に多く付着することがわかる。
【0034】又、今回の条件では、樹脂液の溜りは発生
しておらず、熱交換器全体で均一な皮膜形成ができた。
流水240時間後の空気入口側4及び空気出口側3の部
分での防カビ試験結果から、実際の使用環境において外
部のヨゴレ等の付着が多く、カビ、細菌の繁殖が最も問
題となる空気入口側4にて水による劣化後の防カビ性が
空気出口側3に比べ、優れていることが判る。
【0035】以上説明のように、熱交換器2内におい
て、防カビ性を必要とする空気入口側4に空気出口側3
より多くの防カビ剤を付着させることによりこの部分の
耐久性を向上できることが判る。
【0036】また、比較例1、2、3との対比からも明
らかな様に空気入口側4の防カビ性が本発明の実施例に
おける防カビ剤付着量を入口側に多くしたものの方が、
平均付着皮膜厚さが薄くても維持されており、熱交換器
全体としての使用防カビ剤量を少なくして、必要な部分
に防カビ性を与えるのに、本発明が有効であることが判
る。
【0037】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように、本発明
の防カビ性を付与したアルミニウム製熱交換器及びその
製造方法によれば、防カビ性、抗菌剤を付与することを
目的としたアルミニウム製熱交換器の親水性有機樹脂系
表面処理において、熱交換器使用時の空気入口側に空気
出口側に比べ、多くの防カビ、抗菌剤を付着させること
により、実際の使用環境でアルミニウム製熱交換器の防
カビ性が必要とされる部分の抗菌、防カビ性の耐久性を
向上させることができる。また、高価な防カビ、抗菌剤
の使用量を熱交換器全体として少なくして、高い防カビ
性を必要な部分に多く付与することができるため、低コ
スト化も行なうことができる。
【0038】また、遠心分離法により樹脂の皮膜を形成
させるので、容易に熱交換器の空気入口側と空気出口側
での防カビ剤付着量をむらなく連続して塗布し、その量
を変えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る防カビ性を付与したア
ルミニウム製熱交換器の製造方法を適用する遠心分離装
置の概略配置図で、(a)は内部の平面図、(b)はそ
のA−A断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る防カビ性を付与したア
ルミニウム製熱交換器斜視図である。
【図3】図2におけるフィンを拡大した斜視図である。
【図4】図3におけるB−B断面図である。
【符号の説明】
1 回転カゴ 2 熱交換器 3 空気出口側 4 空気入口側 6 距離(L) 6 回転軸
フロントページの続き (72)発明者 竹内 直和 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三 菱重工業株式会社名古屋研究所内 (72)発明者 林 昌照 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町3丁 目1番地 三菱重工業株式会社エアコン 製作所内 (72)発明者 柏田 清治 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関西ペイント株式会社内 (72)発明者 脇本 光男 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関西ペイント株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−125555(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F28F 19/04 F28F 1/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーバ構造を持つアルミニウム製フィン
    とアルミニウム製チューブとをろう付接合後、クロメー
    ト処理又はその他の下地処理を施したアルミニウム製熱
    交換器の表面に、防カビ、抗菌剤を含有した親水性有機
    樹脂皮膜を形成させると共に、同熱交換器の使用時の空
    気の流れに対し、同空気の出口側の表面に比べ、同空気
    の入口側の表面の前記防カビ、抗菌剤の付着量を多くし
    てなることを特徴とする防カビ性を付与したアルミニウ
    ム製熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記防カビ、抗菌剤を5μm以下の粒度
    としてなることを特徴とする請求項1記載の防カビ性を
    付与したアルミニウム製熱交換器。
  3. 【請求項3】 ルーバ構造を持つアルミニウム製フィン
    とアルミニウム製チューブとをろう付接合後、クロメー
    ト処理又はその他の下地処理を施したアルミニウム製熱
    交換器の表面に、5μm以下の粒度の防カビ、抗菌剤を
    含有した親水性有機樹脂皮膜を形成させる際に、5〜5
    0Gの範囲で遠心力を加え、かつ、同熱交換器使用時の
    空気の流れに対し、同空気の入口側表面に比べ、同空気
    の出口側表面での遠心力を1.1〜1.4倍の範囲にす
    ることにより、前記空気の出口側の表面に比べ、前記空
    気の入口側の表面に前記防カビ、抗菌剤を多く付着させ
    るようにしたことを特徴とする防カビ性を付与したアル
    ミニウム製熱交換器の製造方法。
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