JP2845319B2 - ベッドにおける床部追従型側柵 - Google Patents
ベッドにおける床部追従型側柵Info
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- JP2845319B2 JP2845319B2 JP8256421A JP25642196A JP2845319B2 JP 2845319 B2 JP2845319 B2 JP 2845319B2 JP 8256421 A JP8256421 A JP 8256421A JP 25642196 A JP25642196 A JP 25642196A JP 2845319 B2 JP2845319 B2 JP 2845319B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、床部の傾斜位置に
関わらず、使用者の身体を支えて安全性を高める一方、
床部が平坦な状態の際に、肘をついて容易に起き上がれ
るように構成した、ベッドにおける床部追従型側柵に関
するものである。
関わらず、使用者の身体を支えて安全性を高める一方、
床部が平坦な状態の際に、肘をついて容易に起き上がれ
るように構成した、ベッドにおける床部追従型側柵に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ベッドに設けられる側柵のう
ち、差込式側柵といわれるものは、ベッドにおけるサイ
ドフレーム等に予め形成された取り付け孔に着脱自在に
設けられる構成としている。このような差込式側柵は、
構造が単純であり、取り扱いが容易なことから、広範に
用いられている。しかしながら、このような差込式側柵
１を、床部起伏機構を備えたベッド２に適用した場合、
床部３が平坦な状態のときは、側柵１の上部高さが適合
しているので使用者をサポートすることができるが、背
上げを行なった場合、使用者の上半身の位置が前記側柵
１の上部高さより高くなり、使用者の身体をサポートす
るには不十分である（図７参照）。そこで前記側柵をサ
イドフレームに取り付けるのではなく、起伏調節可能な
床部に直接取り付けるようにした構造のものが提案され
ている。かかる構造によれば、床部と側柵との相対位置
関係が変わらないので、床部の保持姿勢に関わらず、使
用者をサポ−ト可能となった。
ち、差込式側柵といわれるものは、ベッドにおけるサイ
ドフレーム等に予め形成された取り付け孔に着脱自在に
設けられる構成としている。このような差込式側柵は、
構造が単純であり、取り扱いが容易なことから、広範に
用いられている。しかしながら、このような差込式側柵
１を、床部起伏機構を備えたベッド２に適用した場合、
床部３が平坦な状態のときは、側柵１の上部高さが適合
しているので使用者をサポートすることができるが、背
上げを行なった場合、使用者の上半身の位置が前記側柵
１の上部高さより高くなり、使用者の身体をサポートす
るには不十分である（図７参照）。そこで前記側柵をサ
イドフレームに取り付けるのではなく、起伏調節可能な
床部に直接取り付けるようにした構造のものが提案され
ている。かかる構造によれば、床部と側柵との相対位置
関係が変わらないので、床部の保持姿勢に関わらず、使
用者をサポ−ト可能となった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、その反面、床
部に直接側柵を装着するようにしたので、不要なとき、
すなわち、ベッドから降りるときは、側柵が邪魔とな
り、また、ベッドメーキングの際にも支障がある。本発
明はこのような課題を改善するために提案されたもので
あって、床部の傾斜位置に関わらず、使用者の身体を支
えて安全性を高める一方、床部が平坦な状態の際に、肘
をついて起き上がる際の支えとなるように構成した、ベ
ッドにおける床部追従型側柵を提供することを目的とす
る。
部に直接側柵を装着するようにしたので、不要なとき、
すなわち、ベッドから降りるときは、側柵が邪魔とな
り、また、ベッドメーキングの際にも支障がある。本発
明はこのような課題を改善するために提案されたもので
あって、床部の傾斜位置に関わらず、使用者の身体を支
えて安全性を高める一方、床部が平坦な状態の際に、肘
をついて起き上がる際の支えとなるように構成した、ベ
ッドにおける床部追従型側柵を提供することを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、床部起伏機構を備えたベッドにおけ
る床部追従型側柵において、起伏調節可能に構成した床
部の側面に、側柵を床部に対して鉛直状態に着脱可能に
装着する一方、床部側面側方に突出するように装着可能
とした。
ために、本発明は、床部起伏機構を備えたベッドにおけ
る床部追従型側柵において、起伏調節可能に構成した床
部の側面に、側柵を床部に対して鉛直状態に着脱可能に
装着する一方、床部側面側方に突出するように装着可能
とした。
【０００５】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるベッドにお
ける床部追従型側柵について、一つの実施の形態を示
し、添付の図面に基づいて、以下説明する。図１に床部
起伏機構(図示せず)を備えたベッド１０に本発明にかか
る側柵１１を装着したところを示す。この側柵１１は、
起伏調節可能に構成した床部１２の側面に、側柵１１を
床部１２に対して鉛直状態に着脱可能に装着する一方、
床部１２側面側方に突出するように装着可能な構造とし
たものである。前記側柵１１は、背に対応する背床部１
２ａ両側面に背床部１２ａに対して垂直状に取り付けら
れており、外形が略台形状の一体構造のものである。か
かる側柵１１の寸法の長い方の下底側を前記背床部１２
ａ両側面に後述する保持金具を介して装着している。一
方、寸法の短い、上底側近傍には、側柵を把持して持ち
上げるための長溝１３が形成されている。
ける床部追従型側柵について、一つの実施の形態を示
し、添付の図面に基づいて、以下説明する。図１に床部
起伏機構(図示せず)を備えたベッド１０に本発明にかか
る側柵１１を装着したところを示す。この側柵１１は、
起伏調節可能に構成した床部１２の側面に、側柵１１を
床部１２に対して鉛直状態に着脱可能に装着する一方、
床部１２側面側方に突出するように装着可能な構造とし
たものである。前記側柵１１は、背に対応する背床部１
２ａ両側面に背床部１２ａに対して垂直状に取り付けら
れており、外形が略台形状の一体構造のものである。か
かる側柵１１の寸法の長い方の下底側を前記背床部１２
ａ両側面に後述する保持金具を介して装着している。一
方、寸法の短い、上底側近傍には、側柵を把持して持ち
上げるための長溝１３が形成されている。
【０００６】前記床部１２は、例えば、図２に示すよう
に、背上げ可能とするべく起伏可能に分割した背床部１
２ａと、腰に対応する腰床部１２ｂと、脚に対応する脚
床部（図示省略）を有し、前記背床部１２ａと腰床部１
２ｂとの間に、背上げ時に床部のゆとりある屈曲形状を
もたらす湾曲床部１４を配置する構成とすることができ
る。
に、背上げ可能とするべく起伏可能に分割した背床部１
２ａと、腰に対応する腰床部１２ｂと、脚に対応する脚
床部（図示省略）を有し、前記背床部１２ａと腰床部１
２ｂとの間に、背上げ時に床部のゆとりある屈曲形状を
もたらす湾曲床部１４を配置する構成とすることができ
る。
【０００７】そして前記背床部１２ａ両側面には、前述
した側柵１１を保持するための取り付け保持部１５を備
えている。この取り付け保持部１５は、背床部１２ａ幅
方向に突設した受け部１６と、側柵１１を脚パイプ１７
を介して、背床部１２ａに対して鉛直状、水平方向に保
持するための受け金具１８とを有する。前記受け部１６
は、背床部１２ａと一体的構成とすることができ、図
中、背床部１２ａ幅方向端面の下半部において突出する
形状としている。すなわち、受け部１６の水平面を、側
柵１１を背床部１２ａに対して鉛直状態に保持する際の
突き当て面とし、背床部１２ａ幅方向端面の上半部を、
側柵１１を背床部１２ａに対して水平状態に保持する際
の突き当て面としている。また、前記受け部１６の水平
面には、側柵１１を背床部１２ａに対して水平状態に保
持する際の位置決め用の突部１９が形成されている。こ
の突部１９に、側柵１１を背床部１２ａに対して水平状
態に保持する際に、側柵１１側に設けた凹部２０（図３
参照）を嵌合させて、側柵１１をぐらつかないように支
持している（図４参照）。
した側柵１１を保持するための取り付け保持部１５を備
えている。この取り付け保持部１５は、背床部１２ａ幅
方向に突設した受け部１６と、側柵１１を脚パイプ１７
を介して、背床部１２ａに対して鉛直状、水平方向に保
持するための受け金具１８とを有する。前記受け部１６
は、背床部１２ａと一体的構成とすることができ、図
中、背床部１２ａ幅方向端面の下半部において突出する
形状としている。すなわち、受け部１６の水平面を、側
柵１１を背床部１２ａに対して鉛直状態に保持する際の
突き当て面とし、背床部１２ａ幅方向端面の上半部を、
側柵１１を背床部１２ａに対して水平状態に保持する際
の突き当て面としている。また、前記受け部１６の水平
面には、側柵１１を背床部１２ａに対して水平状態に保
持する際の位置決め用の突部１９が形成されている。こ
の突部１９に、側柵１１を背床部１２ａに対して水平状
態に保持する際に、側柵１１側に設けた凹部２０（図３
参照）を嵌合させて、側柵１１をぐらつかないように支
持している（図４参照）。
【０００８】前記受け金具１８は、背床部１２ａ幅方向
端面近傍から、受け部１６の水平面に至る外表面に穿設
された受け金具１８形状の受け溝２１に嵌合可能とする
ように、断面鉤型形状に形成されたものである（図５参
照）。すなわち、受け金具１８は、背床部１２ａ幅方向
端面近傍を覆う上面部１８ａと、背床部１２ａ幅方向端
面の上半部を覆う鉛直面部１８ｂと、受け部１６の水平
面を覆う下半部１８ｃとを有している。これら鉛直面部
１８ｂおよび下半部１８ｃには、側柵１１における脚パ
イプ１７を差し込む穴２２、２３が形成されている。さ
らに前記下半部１８ｃには、穴２３を介して差し込まれ
る脚パイプ１７を受け止める受けパイプ２４が取り付け
られている。一方、前記背床部１２ａにおける受け溝２
１は、受け金具１８の外形形状に倣うと共に、受け金具
１８の肉厚分、窪みをもたした掘り下げ部２５と、背床
部１２ａ幅方向端面近傍から、受け部１６の水平面に至
る箇所に、背床部１２ａ内面に連通する連通溝２６を有
している。前記受け金具１８を受け溝２１に装着した際
に、受け金具１８における下半部１８ｃの受けパイプ２
４を、前記連通溝２６を介して背床部１２ａ内面に臨入
させるようにしている。
端面近傍から、受け部１６の水平面に至る外表面に穿設
された受け金具１８形状の受け溝２１に嵌合可能とする
ように、断面鉤型形状に形成されたものである（図５参
照）。すなわち、受け金具１８は、背床部１２ａ幅方向
端面近傍を覆う上面部１８ａと、背床部１２ａ幅方向端
面の上半部を覆う鉛直面部１８ｂと、受け部１６の水平
面を覆う下半部１８ｃとを有している。これら鉛直面部
１８ｂおよび下半部１８ｃには、側柵１１における脚パ
イプ１７を差し込む穴２２、２３が形成されている。さ
らに前記下半部１８ｃには、穴２３を介して差し込まれ
る脚パイプ１７を受け止める受けパイプ２４が取り付け
られている。一方、前記背床部１２ａにおける受け溝２
１は、受け金具１８の外形形状に倣うと共に、受け金具
１８の肉厚分、窪みをもたした掘り下げ部２５と、背床
部１２ａ幅方向端面近傍から、受け部１６の水平面に至
る箇所に、背床部１２ａ内面に連通する連通溝２６を有
している。前記受け金具１８を受け溝２１に装着した際
に、受け金具１８における下半部１８ｃの受けパイプ２
４を、前記連通溝２６を介して背床部１２ａ内面に臨入
させるようにしている。
【０００９】以上のように構成される床部追従型側柵１
１において、ベッド１０の床部１２が平坦時に、側柵１
１を通常の柵として使用するときは、側柵１１における
脚パイプ１７を、受け部１６の水平面を覆う受け金具１
８の下半部１８ｃに、穴２３を介して受けパイプ２４
に、差し込んでおく。かかる状態でベッド１０の床部起
伏機構を起動して背上げを行うと、背床部１２ａは起床
していき、背床部１２ａ幅方向端面の側柵１１も追従傾
斜する(図１参照)。従って、背上げを行なって、使用者
の上半身の位置が高くなっても、使用者の身体と側柵１
１の位置関係は変わらないので、床部１２が平坦時の場
合と同様、使用者は側柵１１により確実にサポートされ
る。
１において、ベッド１０の床部１２が平坦時に、側柵１
１を通常の柵として使用するときは、側柵１１における
脚パイプ１７を、受け部１６の水平面を覆う受け金具１
８の下半部１８ｃに、穴２３を介して受けパイプ２４
に、差し込んでおく。かかる状態でベッド１０の床部起
伏機構を起動して背上げを行うと、背床部１２ａは起床
していき、背床部１２ａ幅方向端面の側柵１１も追従傾
斜する(図１参照)。従って、背上げを行なって、使用者
の上半身の位置が高くなっても、使用者の身体と側柵１
１の位置関係は変わらないので、床部１２が平坦時の場
合と同様、使用者は側柵１１により確実にサポートされ
る。
【００１０】次に、使用者がベッド１０から降りようと
するときは、側柵１１が背床部１２ａに対して起立状態
に保持されていると邪魔となるので、前記側柵１１を一
旦引き抜き、側柵１１における脚パイプ１７を、背床部
１２ａ幅方向端面の上半部を覆う鉛直面部１８ｂの穴２
２を介して側柵１１を水平方向に指向するように差し込
む（図４参照）。この際、受け部１６の水平面上の突部
１９が、側柵１１側の凹部２０に嵌合するので、側柵１
１をぐらつかないように支持することができ、使用者
は、安心して側柵１１を支えとしてベッド１０から降
り、立ち上がったり、車椅子に移乗したりすることがで
きる（図６参照）。
するときは、側柵１１が背床部１２ａに対して起立状態
に保持されていると邪魔となるので、前記側柵１１を一
旦引き抜き、側柵１１における脚パイプ１７を、背床部
１２ａ幅方向端面の上半部を覆う鉛直面部１８ｂの穴２
２を介して側柵１１を水平方向に指向するように差し込
む（図４参照）。この際、受け部１６の水平面上の突部
１９が、側柵１１側の凹部２０に嵌合するので、側柵１
１をぐらつかないように支持することができ、使用者
は、安心して側柵１１を支えとしてベッド１０から降
り、立ち上がったり、車椅子に移乗したりすることがで
きる（図６参照）。
【００１１】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、側柵は、
床部の起伏と共に追従起伏するので、背上げにより使用
者の上半身の位置が高くなっても、使用者の身体と側柵
の位置関係は変わらないため、万一、使用者が倒れ込ん
できても、床部が通常の状態におけると同様、使用者を
確実にサポートすることができる。また、床部が平坦な
状態の際に、肘をついて起き上がる際の支えとすること
ができ、さらに、側柵および保持構造も単純であるの
で、コスト的にも問題はない。
床部の起伏と共に追従起伏するので、背上げにより使用
者の上半身の位置が高くなっても、使用者の身体と側柵
の位置関係は変わらないため、万一、使用者が倒れ込ん
できても、床部が通常の状態におけると同様、使用者を
確実にサポートすることができる。また、床部が平坦な
状態の際に、肘をついて起き上がる際の支えとすること
ができ、さらに、側柵および保持構造も単純であるの
で、コスト的にも問題はない。
【００１２】
【図１】本発明にかかる床部追従型側柵を適用した、ベ
ッドの一例を示す、概略的な斜視説明図である。
ッドの一例を示す、概略的な斜視説明図である。
【図２】図１に示す側柵の取り付け構造を示した、要部
分解斜視説明図である。
分解斜視説明図である。
【図３】図１に示す側柵の側面図である。
【図４】図１に示す側柵を床部の幅方向側面に突出する
ように装着する際の模式的な説明図である。
ように装着する際の模式的な説明図である。
【図５】側柵を床部に保持するための受け金具の取り付
け構造を示した、分解斜視説明図である。
け構造を示した、分解斜視説明図である。
【図６】本発明にかかる側柵を使用して、床部から降り
る際の作用説明図である。
る際の作用説明図である。
【図７】従来における床部起伏機構を備えたベッドと、
側柵との関係を示した、外観斜視説明図である。
側柵との関係を示した、外観斜視説明図である。
１０ ベッド １１ 側柵 １２ 床部 １２ａ 背床部 １２ｂ 腰床部 １３ 長溝 １４ 湾曲床部 １５ 取り付け保持部 １６ 受け部 １７ 脚パイプ １８ 受け金具 １８ａ 上面部 １８ｂ 鉛直面部 １８ｃ 下半部 １９ 突部 ２０ 凹部 ２１ 受け溝 ２２、２３ 穴 ２４ 受けパイプ ２５ 掘り下げ部 ２６ 連通溝
Claims (1)
- 【請求項１】 床部起伏機構を備えたベッドにおける
床部追従型側柵において、起伏調節可能に構成した床部
の側面に、側柵を床部に対して鉛直状態に着脱可能に装
着する一方、床部側面側方に突出するように装着可能と
したことを特徴とするベッドにおける床部追従型側柵。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8256421A JP2845319B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | ベッドにおける床部追従型側柵 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8256421A JP2845319B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | ベッドにおける床部追従型側柵 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1099384A JPH1099384A (ja) | 1998-04-21 |
| JP2845319B2 true JP2845319B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=17292438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8256421A Expired - Fee Related JP2845319B2 (ja) | 1996-09-27 | 1996-09-27 | ベッドにおける床部追従型側柵 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2845319B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2955251B1 (fr) * | 2010-01-18 | 2013-06-28 | Hill Rom Sas | Lit medicalise equipe d'un dispositif d'aide a la mobilite d'un patient. |
-
1996
- 1996-09-27 JP JP8256421A patent/JP2845319B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1099384A (ja) | 1998-04-21 |
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