JP2842660B2 - ブレーキ用安全装置 - Google Patents

ブレーキ用安全装置

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JP2842660B2
JP2842660B2 JP2109791A JP10979190A JP2842660B2 JP 2842660 B2 JP2842660 B2 JP 2842660B2 JP 2109791 A JP2109791 A JP 2109791A JP 10979190 A JP10979190 A JP 10979190A JP 2842660 B2 JP2842660 B2 JP 2842660B2
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brake
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勝也 三宅
秀夫 小川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はブレーキ用安全装置に係り、特に流体クラッ
チ付きのオートマチック車におけるクリープを防止する
装置を有する車両に適用する装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、流体クラッチ付きのオートマチック車におい
てはギアを入れた状態では、エンジンがアイドリングで
あっても車両が動くことが知られている。この現象をク
リープといい、功罪両面があるとされている。しかし、
アクセルを踏まないのに車両が動くことは好ましくない
ため、ある特定条件の下では自動的にブレーキ(以下自
動ブレーキと略称する)をかけて車両は動き出さないよ
うにした安全装置が提案されている。
この安全装置は、アクセルを踏んでいるか否か、ブレ
ーキが踏まれているか否か、スピードが0であるか否
か、パーキングブレーキがかけられているか否か等をセ
ンサで検出し、これら信号を判断回路に入力して前記し
た安全装置を作動させるか否かを判断させるようになっ
ている。
具体的には、アクセルが踏まれていない・ブレーキが
踏まれていない・スピードが0(停止状態)である・そ
して、パーキングブレーキがかけられていないことを条
件に、ブレーキ液圧をある程度上昇させた状態で液圧回
路中の電磁弁を閉状態として液圧を保持し車体の動きを
止めるように作用する。ここでアクセルを踏むとブレー
キが解除され発進可能な状態となる。また、パーキング
ブレーキをかけた時は液圧を保持する必要がなくなるの
で液圧は解除される。
ところで、前記した安全装置においては、イグニッシ
ョンキーによって自動ブレーキ自体の電源もオン・オフ
されるため、イグニッションキーを断状態とするとエン
ジンの停止とともに自動ブレーキまでも解除されること
となる。
このことは例えば、坂道等で自動ブレーキが動作中に
イグニッションキーをオフした場合、不意に車両が動き
出すこととなり好ましくない。
そこで、例えば、特開昭58−71252号公報には、自動
ブレーキを制御する、ブレーキロック回路に、イグニッ
ションキースイッチを介することなく直接バッテリから
常時電源電圧が供給され、イグニッションキースイッチ
のオフ作動時にも補助的駐車制動を継続し且つオフ作動
と同時に警報作用を行うようにした車両用制動装置が記
載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前記特開昭58−71252号公報に記載された車
両用制動装置では、特にバッテリの充電電圧が低下して
いる場合等は、イグニッションキースイッチをオフ作動
した後に、電磁ソレノイド10への励磁電流の適正な供給
が止まり、所望の車両制動力が解消してしまう虞れがあ
る。これは、例え自動ブレーキ作動中のイグニッション
キースイッチオフ時に、運転者に警報を発したとして
も、運転者が警報を無視して車外に退出した場合等で
は、非常に危険な状態となる可能性がある。また、バッ
テリの充電電圧が低下していれば、警報装置が作動不良
を起こす虞れもある。
本発明は前記事項に鑑みなされたもので、クリープ防
止のための自動ブレーキが作動中は、イグニッションキ
ーを断状態にしてもブレーキが解除されないようにした
装置において、より安全性を向上したブレーキ用安全装
置を提供することを技術的課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記技術的課題を解決するために、電磁弁1
を作動させてブレーキ液圧を所定値に維持することによ
って流体クラッチ車のアイドリング時におけるクリープ
を阻止するブレーキ用安全装置において以下のような構
成とした。
すなわち、イグニッションキー2により開閉される電
源開閉回路3にリレー4の接点5を並列接続する。そし
て、前記電源開閉回路3及び前記接点5の後段に前記電
磁弁1を接続する。前記リレー4の制御端6を判断回路
7に接続する。
この判断回路7は、前記電磁弁1に電圧を印加してい
るか否かを判断し、電磁弁1に電圧を印加している場合
は前記接点5を閉状態として前記電磁弁1及びエンジン
を作動状態に維持し、前記電磁弁1に電圧が印加されて
いない場合は前記接点5を開状態とするよう構成してブ
レーキ用安全装置とした。
リレー4としてはノーマリーオープン型のものが適す
る。
〔作用〕
本装置は、電磁弁1を作動させてブレーキ液圧を所定
値に維持することによって流体クラッチ車のアイドリン
グ時に発生するクリープを阻止するようにした車両に適
用するものである。ここで、所定条件(例えば、アクセ
ルが踏まれていない・ブレーキが踏まれていない・スイ
ッチが0(停止状態)である・そして、パーキングブレ
ーキがかけられていないことを条件に)において、ブレ
ーキ液圧をある程度上昇させた状態で電磁弁1を閉(電
圧印加状態)状態として液圧を保持し車体の動きが止め
られているとする。
この状態では判断回路7は電磁弁1に電圧が印加され
ていることを検出(判断)しているため、ノーマリーオ
ープンにあるリレー4の制御端6には電圧が印加されて
おり、イグニッションキー2により開閉される電源開閉
回路3に並列接続された接点5は閉状態にある。したが
って、イグニッションキー2を回して電源開閉回路3を
閉状態にしても電源は切れず自動ブレーキを解除されな
いとともに、エンジンは作動状態を維持して発電充電機
を作動し続ける。
ここで、パーキングブレーキをかけたり変速シフタを
「パーキング」位置にする等の安全措置を取れば、前記
判断回路7は前記電磁弁1を開状態に制御した後、前記
接点5を開状態とする信号を送出するよう作用して電源
は切れ、エンジンも停止する。すなわち、自動ブレーキ
作動後にエンジンが停止する際は、必ずパーキングブレ
ーキ作動等の安全措置が講じられているため、車両が動
き出す虞れはない。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図及び第2図に基いて説明す
る。
本装置でいう電磁弁1はブレーキ液圧系において図示
しないホイルシリンダの液圧を所定値に保持するための
ものである。
この電磁弁1は判断回路7により制御され、この判断
回路7はアクセルセンサ20、ブレーキセンサ21、スピー
ドセンサ22、パーキングブレーキセンサ23、シフタ位置
センサ24が接続されている。そして、アクセルが踏んで
いるか否か、ブレーキが踏まれているか否か、スピード
が0であるか否か、パーキングブレーキがかけられてい
るか否か、シフタがパーキング位置以外にあるか否かに
応じて前記電磁弁1を制御するようになっている。
前記判断回路7は出力ポートPを有しており、この出
力ポートPにはトランジスタQのベースが接続されてお
り、トランジスタQのエミッタがアースGNDに、コレク
タはリレー4のソレノイドの一端(制御端)6に接続さ
れている。ソレノイドの他端は、一端がアースGNDされ
たバッテリBの+端子に接続されている。これにより、
前記出力ポートPがハイレベルになるとトランジスタQ
のエミッタ・コレクタ間が導通しリレー4のソレノイド
に電圧が印加されてリレー4の接点5が閉状態になる。
この接点5はイグニッションキー2により開閉される電
源開閉回路3に並列に接続されている。前記判断回路7
とリレー4とはECU(電子制御ユニット)内に密封され
ている。なお、前記電源開閉回路3及びリレー4の後段
は、判断回路7と、電磁弁1を含む各種電装品A側に接
続されている。
前記した構成においてその動作例を説明する。
まず、エンジンがかかっており、変速シフタが前進ギ
アにセットされているものとする。この場合、流体クラ
ッチの作用によりクリープが発生するが、前記電磁弁1
が閉状態となっており、ホイルシリンダに液圧が印加さ
れて車両は停止状態にある。
前記判断回路7は、電磁弁1に電圧が印加されている
(電磁弁1を閉状態とする信号を出力している)・アク
セルが踏まれていない・ブレーキが踏まれていない・ス
ピードが0(停止状態)である・パーキングブレーキが
かけられていない・そして、シフタがパーキング位置以
外にあることを条件にリレー4をオン状態に維持してい
るが、アクセルが踏まれる・ブレーキが踏まれる・スピ
ードがある程度以上(走行中の誤動作を防止するため)
である・パーキングブレーキがかけられる・または、シ
フタがパーキング位置にセットされた場合には電磁弁1
を開状態として液圧を解放する。この状態では電磁弁1
に電圧は印加されていないから(判断回路7は電磁弁1
を開状態とする信号を出力しているから)、前記トラン
ジスタQはオフとなり、リレー4を接点5が開状態とな
る。
これをフローチャート図で示すと第2図に示すよう
に、スタートステップ50からイグニッションがオフ状態
(ステップ51)になると、電磁弁1が作動しているか否
かを判断するステップ52に移行する。ここでは電磁弁1
が作動している限り次のステップに移行せず、電磁弁1
がオフになるとリレー4がオフ(ステップ53)となる。
このように、イグニッションキー2により電源開閉回
路3が開(オフ)状態とされた後に、安全上必要な措置
がなされた場合には、電源が切れエンジンが停止する。
一方、前記した安全措置がなされないときは、リレー
4の接点5により電源が接続状態にあり、エンジン、ブ
レーキその他の補機類も作動状態に維持される。
このように、自動ブレーキが動作している際にイグニ
ッションキーを切った場合でも、エンジンは停止しない
から、エンジンの動力により作動する発電充電機(オイ
ルネーター)も停止しない。したがって、例えバッテリ
Bの充電電圧が低下していても、自動ブレーキが動作不
良を起こす可能性は極めて低くなる。
また、運転者が自動ブレーキが動作していることに気
が付かずにイグニッションキーを切った場合でも、エン
ジンその他の補機が停止しないから運転者は自動ブレー
キが作動していることに気付き、変速シフタを「パーキ
ング」位置にするかパーキングブレーキをかけるから安
全が確保できる。このように安全が確保されると電磁弁
1への電圧供給は停止するからリレー4の接点5は開状
態となりエンジンその他の補機類の電源はオフ(イグニ
ッションキーに位置通り)となる。
以上述べたように、坂道等で安全措置を施さないでイ
グニッションキーをオフした場合でも車両が不意に動き
出す虞れはなく安全である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、電磁弁を作動させてブレーキ液圧を
所定値に維持することによって流体クラッチ車のアイド
リング時におけるクリープを阻止する車両において、坂
道等で安全措置を施さないでイグニッションキーをオフ
した場合でも車両が不意に動き出すことがなく安全であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の実施例を示し、第1図はブ
ロック図、第2図はフローチャート図である。 1……電磁弁、2……イグニッションキー、 3……電源開閉回路、4……リレー、 5……接点、6……制御端 7……判断回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60T 7/12 B60T 17/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁弁を作動させてブレーキ液圧を所定値
    に維持することによって流体クラッチ車のアイドリング
    時におけるクリープを阻止するブレーキ用安全装置にお
    いて、 イグニッションキーにより開閉される電源開閉回路にリ
    レーの接点を並列接続し、前記電源開閉回路及び前記接
    点の後段に前記電磁弁を接続するとともに、前記リレー
    の制御端を判断回路に接続し、 この判断回路は、前記電磁弁に電圧を印加しているか否
    かを判断し、電磁弁に電圧を印加している場合は前記接
    点を閉状態として前記電磁弁及びエンジンを作動状態に
    維持し、前記電磁弁に電圧が印加されていない場合は前
    記接点を開状態とすることを特徴とするブレーキ用安全
    装置。
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KR100420199B1 (ko) * 2001-11-05 2004-02-26 이병극 자동차의 편륜제동 시스템

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