JP2841015B2 - 方向検出装置 - Google Patents

方向検出装置

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JP2841015B2
JP2841015B2 JP27884793A JP27884793A JP2841015B2 JP 2841015 B2 JP2841015 B2 JP 2841015B2 JP 27884793 A JP27884793 A JP 27884793A JP 27884793 A JP27884793 A JP 27884793A JP 2841015 B2 JP2841015 B2 JP 2841015B2
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正一郎 横井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な方向検出装置に関
する。詳しくは、安価でかつ信頼性の高い新規な方向検
出装置を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、可動部の方向を検出する手段とし
て、ロータリーエンコーダがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ロータリー
エンコーダは、精細な位置検出を行なったり、それに基
づく制御を行なったりするには好適であるが、それだけ
高価であり、単純な方向検出には高価過ぎるし、また、
可動部が360゜以上回動するような場合には適さない
という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明方向検出装置は、
上記した課題を解決するために、固定されたベース部に
回転可能に支持された可動部の向きを検出するための方
向検出装置であって、ベース部に円弧状をした第1の溝
と、該第1の溝の円弧より小さい径の円弧状をした第2
の溝と、第1の溝と第2の溝との間を直線的に結ぶ第3
の溝とを設け、可動部に回動自在に設けられたスイッチ
レバーの回動端寄りの位置に突設された係合ピンを上記
溝に摺動自在に係合し、可動部のスイッチレバーの回動
端寄りの部分を挟んだ位置に2つのスイッチを配置し、
係合ピンが第3の溝内にある時に2つのスイッチが同じ
状態にあり、係合ピンが第1の溝又は第2の溝内にある
時に2つのスイッチがオン、オフそれぞれ反対の状態と
なるようにしたものである。
【0005】
【作用】従って、本発明方向検出装置にあっては、2つ
のスイッチの状態を検知することによって、例えば、係
合ピンが第3の溝内にある状態で中立位置とし、第1の
溝内にある状態で可動部が右方向に、また、第2の溝内
にある状態で可動部が左方向に、それぞれ向いている、
として、簡単に可動部の方向を検出することが出来る。
【0006】また、第1の溝と第2の溝とはその径が異
なっているので、これをダブらせて形成することが出
来、可動部が360゜を超える範囲で回動する場合で
も、可動部が中立位置からどちら側へ回動しているかを
検出することが可能である。
【0007】
【実施例】以下に、本発明方向検出装置の詳細を図示し
た実施例に従って説明する。尚、図示した実施例は、本
発明を可動照明装置における灯体の左右方向への回動方
向を検出するための方向検出装置として適用したもので
ある。
【0008】図中1が可動照明装置である。
【0009】2はベース板であり、該ベース板2は可動
照明装置1が取付けられる部分、例えば、自動車の屋根
等に固定されるものである。
【0010】該ベース板2は平面形状で円形をしてお
り、その外周縁には周壁2aが立上状に形成されてい
る。
【0011】3は上記ベース板2上に固定されたスリー
ブであり、同心円状に形成された中心孔4と外周面5と
を有している。そして、外周面5にはその全周に亘って
ギヤ部5aが形成されている。
【0012】また、スリーブ3の中心孔4と外周面5と
の間の上面にはカム溝6が形成されている。カム溝6は
スリーブ3の上記上面を略一周する範囲に形成されてお
り、中心孔4の中心を中心として上記上面の外周面5寄
りの位置を略半周する円弧に沿った右位置検知部6a
と、該右位置検知部6aとずれた位置で上記中心孔4の
中心を中心として上記上面の中心孔4寄りの位置を略半
周する円弧に沿った左位置検知部6bと、右位置検知部
6aと左位置検知部6bの互いに近い端部間を連結して
いる直線状の移行部6cとから成る。
【0013】7は円筒状をしたシャフトであり、上記ス
リーブ3の中心孔4内に回転可能に内嵌されている。
【0014】8は後述する灯体の光源、モータ等に給電
したり、スイッチと制御回路とを接続したりするための
ハーネスを束ねたコードであり、上記シャフト7の中心
孔に嵌合されたブッシュ9を挿通されている。
【0015】10は金属板から形成されたメインシャー
シである。
【0016】該メインシャーシ10の前後両縁の左右両
端部には下方へ垂設された脚片11、11、・・・が形
成されており、また、左右両側縁からは上方へ立ち上げ
られた側面壁12、12が形成され、該側面壁12、1
2の上縁の略中央部に互いに近づくように水平に突出さ
れた取付片13、13が形成されている。
【0017】そして、該メインシャーシ10の略中央部
が上記シャフト7の上端に固定され、これによってメイ
ンシャーシ10はベース板2に回転可能に支持される。
【0018】14は左右回転用のモータである。
【0019】該モータ14は上記メインシャーシ10の
一側に寄った位置の上面側にその回転軸14aがメイン
シャーシ10の下側に突出するように固定されている。
【0020】15はクラッチシャフトであり、嵌合軸1
6と該嵌合軸16の一端から側方へ突出したフランジ1
7と嵌合軸16の他端に連設され嵌合軸16より径が細
くされた螺軸18とが金属により一体に形成されて成
り、全体の中心を貫通した連結孔15aが形成されてい
る。
【0021】そして、嵌合軸16にはその側面と連結孔
15aとの間を連通するように螺孔16aが形成され、
また、フランジ17には連結孔15aを中心とした同一
円周上に等間隔に複数の、例えば、8個のクラッチ孔1
7a、17a、・・・が形成されている。
【0022】上記した左右回転用モータ14のメインシ
ャーシ10から下方に突出した回転軸14aが上記クラ
ッチシャフト15の連結孔15a内にフランジ17側か
ら挿入され、そして、外側からクラッチシャフト15の
螺孔16aに螺合された止ネジ16bがモータ14の回
転軸14aに締め付けられ、これによって、クラッチシ
ャフト15がモータ14の回転軸14aに固定される。
【0023】19は平面形状で幅広のリング状をしたク
ラッチリングであり、その中心孔19aの内径は上記ク
ラッチシャフト15の嵌合軸16の外径と略同じに形成
されている。また、クラッチリング19の軸方向の大き
さはクラッチシャフト15の嵌合軸16の長さと略同じ
に形成されている。
【0024】クラッチリング19の外周面にはギヤ部2
0が形成されている。
【0025】更に、中心孔19aと外周面との間の部分
には中心孔19aの中心を中心とした一の円周上に等間
隔に複数の、例えば、4個の収納孔19b、19b、・
・・が軸方向に延びるように形成されている。これら収
納孔19b、19b、・・・は螺孔に形成されている。
【0026】21はボールプランジャであり、筒体とボ
ールとコイルスプリングとから成る。
【0027】22は筒体であり、主部23と蓋体24と
から成る。主部23は円筒状を為し、その一端には止縁
23aが中心方向へ向けて突出している。また、主部2
3の長さは上記クラッチリング19の軸方向長さと同じ
にされ、その外周面には螺条23bが形成されている。
そして、蓋体24が主部23の他端に固定されてそこを
閉塞している。
【0028】25はボールであり、上記筒体22内に収
納され、止縁23aによって抜け止めされた状態でその
一部が筒体22の一端から突出されている。
【0029】26はコイルスプリングであり、筒体22
内に収納され、ボール25と蓋体24との間で圧縮さ
れ、これによってボール25はその一部が筒体22の一
端から突出するように移動力を付勢されている。
【0030】そして、ボールプランジャ21、21、・
・・がクラッチリング19の各収納孔19b、19b、
・・・に一個づつ螺合されて収納され、クラッチリング
19の一端面からボール25、25、・・・の一部が突
出された状態とされる。
【0031】上記のようにボールプランジャ21、2
1、・・・が結合されたクラッチリング19がボール2
5、25、・・・がフランジ17の方を向く向きでクラ
ッチシャフト15の嵌合軸16に回転可能な状態で外嵌
される。そして、この状態が、ナット27がクラッチシ
ャフト15の螺軸18に締着されることによって保持さ
れる。尚、28はクラッチシャフト15の嵌合軸16の
端面とナット27との間に挟持状に位置されたワッシャ
である。これによって、クラッチリング19のクラッチ
シャフト15の嵌合軸16からの抜け止めが為される。
【0032】そして、上記したように、クラッチリング
19がクラッチシャフト15に回転可能に支持されるこ
とによってクラッチリング19の外周面に形成されたギ
ヤ部20が上記スリーブ3の外周面5に形成されたギヤ
部5aと噛合される。
【0033】また、上記クラッチシャフト15、クラッ
チリング19及びボールプランジャ21、21、・・・
によってクラッチ機構29が構成される。即ち、通常
は、ボールプランジャ21、21、・・・のボール2
5、25、・・・がクラッチシャフト15のクラッチ孔
17a、17a、・・・にコイルスプリング26、2
6、・・・の力によって係合していることによってクラ
ッチシャフト15とクラッチリング19とが連結されて
おり、モータ14の駆動によってクラッチシャフト15
を介してクラッチリング19が回転される。そして、ク
ラッチリング19側に所定以上の負荷がかかると、コイ
ルスプリング26、26、・・・が上記負荷によって圧
縮されて、ボール25、25、・・・がクラッチ孔17
a、17a、・・・から抜け出てクラッチシャフト15
とクラッチリング19との連結が解除されて、モータ1
4とクラッチシャフト15が空回りする。
【0034】しかして、左右回転用モータ14が駆動さ
れてクラッチリング19が回転すると、そのギヤ部20
がベース板2に固定されているスリーブ3のギヤ部5a
と噛合しているので、クラッチリング19がスリーブ3
の外周面5に沿って公転することになり、これによっ
て、モータ14が固定されているメインシャーシ10
が、モータ14の回転方向に応じて、右方向又は左方向
に回転することになる。
【0035】30はスイッチレバーであり、メインシャ
ーシ10の上面側に位置し、その一端部が軸30aによ
ってメインシャーシ10に回動自在に支持されている。
31は係合ピンであり、上記スイッチレバー30の中央
より稍回動端寄りの位置に下方へ向けて突設されてい
る。そして、スイッチレバー30の係合ピン31形成位
置から回動端までの間の部分30bは他の部分より幅が
狭く形成されている。
【0036】そして、上記係合ピン31はメインシャー
シ10に形成された長孔32を通してメインシャーシ1
0の下側に突出され、かつ、スリーブ3の上面に形成さ
れた上記カム溝6に摺動可能に係合されている。
【0037】33R、33Lはメインシャーシ10上面
の上記スイッチレバー30の回動端部30bを挟んだ位
置に配置されたマイクロスイッチであり、それぞれの被
押圧羽根34、34の先端部がスイッチレバー30の回
動端に弾接されている。
【0038】しかして、メインシャーシ10が中立位置
にあるとき(図6参照)は係合ピン31はカム溝6の移
行部6cの中間部と係合されており、スイッチレバー3
0の回動端部30bは2つのマイクロスイッチ33R、
33Lの丁度中間に位置し、2つのマイクロスイッチ3
3R、33Lは何れもオフの状態にある。
【0039】メインシャーシ10が上記中立位置から右
方向に回転する(図7参照)と、係合ピン31はカム溝
6の右位置検出部6a内に移行し、スイッチレバー30
のその回動端部30bが外側に変位するように回動し、
該回動端部30bがマイクロスイッチ33Rの被押圧羽
根34を押圧し、これによって、マイクロスイッチ33
Rがオンの状態となる。これによって、メインシャーシ
10が右方向に回動されたことが検出されるようになっ
ている。
【0040】また、メインシャーシ10が上記中立位置
から左方向に回転する(図8参照)と、係合ピン31は
カム溝6の左位置検出部6b内に移行し、スイッチレバ
ー30のその回動端部30bが内側に変位するように回
動し、該回動端部30bがマイクロスイッチ33Lの被
押圧羽根34を押圧し、これによって、マイクロスイッ
チ33Lがオンの状態となる。これによって、メインシ
ャーシ10が左方向に回動されたことが検出されるよう
になっている。
【0041】35はボデイであり、アンダーボデイ36
とアッパーボデイ37とから成る。
【0042】アンダーボデイ36は合成樹脂で形成され
ており、略筒状をなし、下端部で大径に上端部で小径に
なるように形成されている。そして、下端部における内
径は上記ベース板2の外径より稍大きい程度の円形に形
成されている。
【0043】38は合成樹脂で形成されたシールボデイ
であり、略円環状を為し、横断面形状で下方に開口した
角溝状をしており、その外径はアンダーボデイ36の下
端部の内径より僅かに小さく形成されており、かつ、ア
ンダーボデイ36の下端部の内側に固定されている。
【0044】そして、上記メインシャーシ10の脚片1
1、11、・・・がシールボデイ38の上面に固定され
ている。また、ベース板2の周壁2aはシールボデイ3
8の下方に開口した溝38a内に位置している。
【0045】39は「パイルウエザーシール」(商品
名)と称される気密材であり、帯状をした合成樹脂製の
基体39aの一方の面から起毛39b、39b、・・・
が無数に突設されたものであり、その基体39aがベー
ス板2の周壁2aの一方の面に固定され、その起毛39
b、39b、・・・の先端がシールボデイ38の溝38
aの一方の内面に接触されている。尚、このような気密
材39は周壁2aの両方の面に固定しても良く(図12
参照)、また、シールボデイ38の溝38aの一方又は
両方の面に固定して起毛39b、39b、・・・の先端
がベース板2の周壁2aに接触するようにしても良い
(図13参照)。
【0046】しかして、気密材39によって固定側であ
るベース板2と可動側であるシールボデイ38との間の
気密性が保たれ、アンダーボデイ36の下端部から水や
塵埃が侵入するのが防止される。
【0047】アンダーボデイ36の上端部には水平に配
置された支持板40が一体に形成されている。そして、
上記メインシャーシ10の取付片13、13は支持板4
0の下面に固定されている。
【0048】41は支持板40の前端を除く周縁から一
体に立ち上げられた周壁であり、後端で最も高く、か
つ、その上端が支持板40の前後方向における略中央に
対応する位置まで廻り込むように湾曲されており、側面
部はその上縁が前端で支持板40の上面と同じ高さにな
るように傾斜されている。
【0049】アッパーボデイ37は前端部を構成する枠
部42と該枠部42の後部に連設されるカバー部43と
から成り合成樹脂によって形成されている。枠部42は
前方から見て横長の長方形をした枠状をしている。カバ
ー部43は前端と下端が開口しており、前端の開口43
aに枠部42が連結固定される。そして、下端の開口4
3bを通してアンダーボデイ36の上端部がカバー部4
3内に位置するようにされる。
【0050】44は灯体であり、前方に開口した凹部を
有するランプボデイ45と該ランプボデイ45にその前
面開口を覆うように取着されたレンズ46とランプボデ
イ45とレンズ46とによって画成された空間内に配置
された図示しない電球とを備えている。
【0051】47は灯体ブラケットであり、枠部48と
該枠部48の左右両側部に設けられたアーム部49とか
ら成る。
【0052】枠部48は金属板で形成され、横長長方形
の枠状をしており、上記灯体44のランプボデイ45の
前端部に外嵌された状態で固定されている。
【0053】アーム部49も金属板で形成され、上記枠
部48の左右両側面に溶接によって固定された縦長の板
状をした基部49a、49aと、基部49a、49aの
下端より稍上方の位置から後方へ向けて突設されたアー
ム片49b、49bと2つのアーム片49b、49bの
後端間を連結した連結片49cと基部49a、49aの
上端から後方へ向けて突設されたバネ掛け片49d、4
9dとが一体に形成されている。
【0054】50はアンダーボデイ36の支持板40の
上面に固定された上部シャーシであり、金属板で上方か
ら見て横長の長方形状に形成され、左右両側縁の前端部
には側方から見てL字状をした支持片50a、50aが
上方へ向けて突設され、同じく左右両側縁の後端部には
バネ掛け片50b、50bが上方へ向けて突設されてい
る。
【0055】そして、上部シャーシ50の支持片50
a、50aの前端部に上記灯体ブラケット47のアーム
部49の基部49a、49aの下端部が回動可能に支持
され、また、アーム部49のバネ掛け片49d、49d
と上部シャーシ50のバネ掛け片50b、50bとの間
に引張コイルスプリング51、51が張設される。
【0056】52は連結アームであり、板状をした固定
片52aと該固定片52aの一側縁から後方へ向けて突
出した連結部52bとが金属板によって一体に形成され
て成り、その固定片52aが灯体ブラケット47のアー
ム部49の連結片49cの中央寄りの位置に固定されて
いる。
【0057】53はメインシャーシ10の上面に固定さ
れたモータブラケットであり、メインシャーシ10の略
中央部で略前後方向に延びる向きで上方へ立ち上げられ
た状態とされている。
【0058】54は上下回動用モータであり、上記モー
タブラケット53の一方の面側に固定され、その回転軸
54aはモータブラケット53の他方の面側に突出され
ている。
【0059】55はクラッチシャフトであり、嵌合軸5
6と該嵌合軸56の一端から側方へ突出したフランジ5
7と嵌合軸56の他端に連設され嵌合軸56より径が細
くされた螺軸58とが金属により一体に形成されて成
り、全体の中心を貫通した連結孔55aが形成されてい
る。
【0060】そして、嵌合軸56は横断面形状で略小判
形をしており、その側面と連結孔55aとの間を連通す
るように螺孔56aが形成され、また、フランジ57に
は連結孔55aを中心とした同一円周上に等間隔に複数
の、例えば、8個のクラッチ孔57a、57a、・・・
が形成されている。
【0061】上記した上下回動用モータ54の回転軸5
4aが上記クラッチシャフト55の連結孔55a内にフ
ランジ57側から挿入され、そして、外側からクラッチ
シャフト55の螺孔56aに螺合された止めネジ56b
がモータ54の回転軸54aに締め付けられ、これによ
って、クラッチシャフト55がモータ54の回転軸54
aに固定される。
【0062】59は平面形状で幅広のリング状をしたク
ラッチリングであり、その中心孔59aの内径は上記ク
ラッチシャフト55の嵌合軸56の長径方向における外
径と略同じに形成されている。また、クラッチリング5
9の軸方向の大きさはクラッチシャフト55の嵌合軸5
6の長さより僅かに小さくされている。
【0063】更に、中心孔59aと外周面との間の部分
には中心孔59aの中心を中心とした一の円周上に等間
隔に複数の、例えば、4個の収納孔59b、59b、・
・・が軸方向に延びるように形成されている。これら収
納孔59b、59b、・・・は螺孔に形成されている。
【0064】60はボールプランジャであり、筒体とボ
ールとコイルスプリングとから成る。
【0065】61は筒体であり、主部62と蓋体63と
から成る。主部62は円筒状を為し、その一端には止縁
62aが中心方向へ向けて突出している。また、主部6
2の長さは上記クラッチシャフト55の嵌合軸56の軸
方向長さと同じにされ、かつ、その外周面には螺条62
bが形成されている。そして、蓋体63が主部62の他
端に固定されてそこを閉塞している。
【0066】64はボールであり、上記筒体61内に収
納され、止縁62aによって抜け止めされた状態でその
一部が筒体61の一端から突出されている。
【0067】65はコイルスプリングであり、筒体61
内に収納され、ボール64と蓋体63との間で圧縮さ
れ、これによってボール64はその一部が筒体61の一
端から突出するように移動力を付勢されている。
【0068】そして、ボールプランジャ60、60、・
・・がクラッチリング59の各収納孔59b、59b、
・・・に一個づつ螺合されて収納され、クラッチリング
59の一端面からボールプランジャ60、60、・・・
の一端部が該ボールプランジャ60、60、・・・とク
ラッチリング59の軸方向長さの差分だけ突出した状態
とされ、そして、該ボールプランジャ60、60、・・
・の一端面からボール64、64、・・・の一部が突出
された状態とされる。
【0069】66は連結リンクであり、第1のリンク6
7と第2のリンク68とから成る。
【0070】第1のリンク67の基部69は大き目の円
板状に形成されており、その中央部を通り軸方向に延び
る挿通孔70が形成されている。該挿通孔70の中央部
70aは上記クラッチシャフト55の嵌合軸56の横断
面形状と略同じに形成され、また、両端部70b、70
bは上記ボールプランジャ60が挿通され得る大きさに
形成されている。また、基部69には挿通孔70の中央
部70aを挟んで位置する一方の位置には別の円形の挿
通孔71が、他方には切欠72が形成されている。そし
て、挿通孔71及び切欠72は上記ボールプランジャ6
0が挿通され得る大きさに形成され、かつ、挿通孔70
の両端部70b、70bと共に同一の円周上に位置する
ように配置されている。
【0071】73は上記切欠72の一端から基部69の
中心を中心とする円弧状に延びる押圧片であり、該押圧
片73の円弧は基部69の基本的な外径より一回り大き
い円に沿う大きさ、即ち、上記クラッチリング59の外
径円より一回り大きい円に沿う大きさになっている。
【0072】上記のようにボールプランジャ60、6
0、・・・が結合されたクラッチリング59がボール6
4、64、・・・がフランジ57の方を向く向きでクラ
ッチシャフト55の嵌合軸56に外嵌される。そして、
この状態が、ナット74がクラッチシャフト55の螺軸
58に締着されることによって保持される。そして、こ
の時に、クラッチシャフト55のフランジ57とクラッ
チリング59との間に上記第1のリンク67の基部69
が挟着状に固定される。即ち、第1のリンク67の基部
69の挿通孔70の中央部70aがクラッチシャフト5
5の嵌合軸56に外嵌され、そして、ボールプランジャ
60、60、・・・のクラッチリング59の一端面から
突出した部分が第1のリンク67の基部69の挿通孔7
0の両端部70b、70b、挿通孔71及び切欠72に
挿通される。そして、ボールプランジャ60、60、・
・・の筒体61、61、・・・の一端面から突出してい
るボール64、64、・・・の一部がクラッチシャフト
55のクラッチ孔57a、57a、・・・と係合され
る。
【0073】尚、75はクラッチシャフト55の嵌合軸
56の端面とナット74との間に挟持状に位置されたワ
ッシャである。これによって、クラッチリング59のク
ラッチシャフト55の嵌合軸56からの抜け止めが為さ
れる。
【0074】第2のリンク68はアンダーボデイ36の
支持板40及び上部シャーシ50の略中央部にそれぞれ
形成された挿通孔40a及び50cを挿通されて支持板
40の上下に延びその支持板40の下方に位置した端部
は上記第1のリンク67の回動端部に回動自在に連結さ
れ、支持板40の上方に位置した端部は上記連結アーム
52の連結部52bに回動自在に連結される。
【0075】しかして、上下回動用モータ54が駆動さ
れると、連結リンク66を介して灯体ブラケット47が
上下に回動され、従って、灯体ブラケット47に支持さ
れた灯体44が上下に回動される。
【0076】76Uは上位置検出用マイクロスイッチで
あり、76Dは下位置検出用マイクロスイッチである。
これらマイクロスイッチ76U、76Dは上記モータブ
ラケット53に固定され、それぞれの被押圧羽根77、
77は、灯体44が上下どちらにも傾いていない所謂中
立位置にある状態で、上記第1のリンク67の押圧片7
3の両端に各別に対向するように位置されている(図3
参照)。この状態では、何れのマイクロスイッチ76
U、76Dもオフの状態にあり、これによって、灯体4
4が中立位置あることが検出される。
【0077】しかして、上下回動用モータ54が灯体4
4を上方へ回動させるように駆動されると、クラッチシ
ャフト55は、図3における、時計回り方向へ回転し、
これによって、第1のリンク67の押圧片73の先端部
が上位置検出用マイクロスイッチ76Uの被押圧羽根7
7を押圧し(図15参照)、該マイクロスイッチ76U
がオンとなり、灯体44が上方へ回動した状態にあるこ
とが検出される。逆に、上下回動用モータ54が灯体4
4を下方へ回動させるように駆動されると、クラッチシ
ャフト55は、図3における、反時計回り方向へ回転
し、これによって、第1のリンク67の押圧片73の基
端部が下位置検出用マイクロスイッチ76Dの被押圧羽
根77を押圧し(図16参照)、該マイクロスイッチ7
6Dがオンとなり、灯体44が下方へ回動した状態にあ
ることが検出される。
【0078】78はゴムによって蛇腹状に形成された防
水ブーツであり、一端がアンダーボデイ36の支持板4
0の上面に挿通孔40aを覆うように接着により固定さ
れ他端が第2のリンク68に圧着状に外嵌されている。
しかして、モータ14、54及びマイクロスイッチ33
R、33L、76U、76Dが配置される空間、即ち、
アンダーボデイ36のメインシャーシ10で限定された
下端部と支持板40で限定された上端部との間の空間が
防水される。即ち、上記空間の下端部が気密材39によ
って、また、上端部が防水ブーツ78によって、それぞ
れ防水される。
【0079】しかして、左右回転用モータ14が駆動さ
れると、メインシャーシ10と共にボデイ35毎回動さ
れて、灯体44が左右方向に回動する。また、上下回動
用モータ54が駆動されると、アンダーボデイ36に対
して灯体44がアッパーボデイ37と共に上下方向に回
動する。
【0080】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明方向検出装置は、固定されたベース部に回転
可能に支持された可動部の向きを検出するための方向検
出装置であって、ベース部に円弧状をした第1の溝と、
該第1の溝の円弧より小さい径の円弧状をした第2の溝
と、第1の溝と第2の溝との間を直線的に結ぶ第3の溝
とを設け、可動部に回動自在に設けられたスイッチレバ
ーの回動端寄りの位置に突設された係合ピンを上記溝に
摺動自在に係合し、可動部のスイッチレバーの回動端寄
りの部分を挟んだ位置に2つのスイッチを配置し、係合
ピンが第3の溝内にある時に2つのスイッチが同じ状態
にあり、係合ピンが第1の溝又は第2の溝内にある時に
2つのスイッチがオン、オフそれぞれ反対の状態となる
ようにしたことを特徴とする。
【0081】従って、本発明方向検出装置にあっては、
2つのスイッチの状態を検知することによって、例え
ば、係合ピンが第3の溝内にある状態で中立位置とし、
第1の溝内にある状態で可動部が右方向に、また、第2
の溝内にある状態で可動部が左方向に、それぞれ向いて
いる、として、簡単に可動部の方向を検出することが出
来る。
【0082】また、第1の溝と第2の溝とはその径が異
なっているので、これをダブらせて形成することが出
来、可動部が360゜を超える範囲で回動する場合で
も、可動部が中立位置からどちら側へ回動しているかを
検出することが可能である。
【0083】尚、上記実施例に示した各部の形状及び構
造は、何れも本発明を実施するに当たっての具体化のほ
んの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明
の技術的範囲が限定的に解釈されるものであってはなら
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図は本発明方向検出装置の実施の一例を示すも
ので、本図は正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図4のVI−VI線に沿う拡大断面図である。
【図7】図6の状態からメインシャーシが右方向に回転
した状態を示す図である。
【図8】図6の状態からメインシャーシが左方向に回転
した状態を示す図である。
【図9】クラッチ機構を拡大して示す分解斜視図であ
る。
【図10】ボールプランジャを拡大して示す縦断面図で
ある。
【図11】ボデイ下端部の防水機構を拡大して示す断面
図である。
【図12】防水機構の変形例を示す拡大断面図である。
【図13】防水機構の別の変形例を示す拡大断面図であ
る。
【図14】リンク機構とモータとの連結機構を拡大して
示す分解斜視図である。
【図15】図3に示す状態から灯体が上方へ回動した状
態を示す要部の拡大側面図である。
【図16】図3に示す状態から灯体が下方へ回動した状
態を示す要部の拡大側面図である。
【符号の説明】
3 スリーブ(ベース部) 6 カム溝(溝) 6a 右位置検知部(第1の溝) 6b 左位置検知部(第2の溝) 6c 移行部(第3の溝) 10 メインシャーシ(可動部) 30 スイッチレバー 31 係合ピン 33R 右位置検出用マイクロスイッチ(スイッチ) 33L 左位置検出用マイクロスイッチ(スイッチ)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定されたベース部に回転可能に支持さ
    れた可動部の向きを検出するための方向検出装置であっ
    て、ベース部に円弧状をした第1の溝と、該第1の溝の
    円弧より小さい径の円弧状をした第2の溝と、第1の溝
    と第2の溝との間を直線的に結ぶ第3の溝とを設け、可
    動部に回動自在に設けられたスイッチレバーの回動端寄
    りの位置に突設された係合ピンを上記溝に摺動自在に係
    合し、可動部のスイッチレバーの回動端寄りの部分を挟
    んだ位置に2つのスイッチを配置し、係合ピンが第3の
    溝内にある時に2つのスイッチが同じ状態にあり、係合
    ピンが第1の溝又は第2の溝内にある時に2つのスイッ
    チがオン、オフそれぞれ反対の状態となるようにしたこ
    とを特徴とする方向検出装置。
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