JP2824825B2 - 格子体 - Google Patents

格子体

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JP2824825B2
JP2824825B2 JP6085356A JP8535694A JP2824825B2 JP 2824825 B2 JP2824825 B2 JP 2824825B2 JP 6085356 A JP6085356 A JP 6085356A JP 8535694 A JP8535694 A JP 8535694A JP 2824825 B2 JP2824825 B2 JP 2824825B2
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剛 山田
博 田中
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WAI KEI KEI AAKITEKUCHURARU PURODAKUTSU KK
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  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手摺、フェンス、窓格
子、門扉などの要部を構成する格子体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の格子体として、例えば実
開昭60−40789号公報に記載のものが知られてい
る。この格子体では、右下がりの複数本の斜め格子と、
左下がりの複数本の斜め格子とを、相互に交差させるよ
うに配設し、これらの各格子の両端部を上下の横材或い
は左右の縦材に取り付けるようにしている。この場合、
各格子の交差部は、それぞれ半身を切り欠いて嵌め合わ
せた、いわゆる相欠き継ぎにより、接合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の格子
体では、交差する複数本の格子を同一の平面内に、すな
わち凹凸を生ずることなく組み合わせることができ、す
っきりしたデザインに仕上げることができるものの、各
格子の交差部の半身が切り欠かれているため、格子自体
の強度が低下する問題があった。また、この切欠き部分
により、格子自体、他の格子デザインの格子体への変更
が不可能であり、汎用性のないものとなっていた。
【0004】本発明は、格子自体の強度及び格子の取付
強度を損なうことなく、格子のデザイン変更を簡単に行
うことができる格子体を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1の発明は、同一平面内に配設した上胴縁及び下胴
縁に支持させる格子体であって、一方の端部が上胴縁及
び下胴縁のいずれか一方に取り付けられ、他方の端部の
軸線が相互に交差する複数の格子と、一方の端部が上胴
縁及び下胴縁のいずれか一方に対する他方に取り付けら
れるスペーサと、複数の格子の他方の端部およびスペー
サの他方の端部を、それぞれ嵌込み形式で接合する接合
材とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【0007】
【作用】請求項1の格子体によれば、接合材には、一方
の端部が上胴縁及び下胴縁のいずれか一方に取り付けら
れ、他方の端部の軸線が相互に交差する複数の格子の当
該他方の端部と、一方の端部が上胴縁及び下胴縁の上記
いずれか一方に対する他方に取り付けられるスペーサの
他方の端部とがそれぞれ嵌込み形式で接合されているた
め、スペーサを幹に、各格子を枝にそれぞれ模した格子
が構成される。このため、同一の接合材を用いて、スペ
ーサの長さ及び各格子の長さを適宜変更するバリエーシ
ョンに加え、このバリエーションの上下を反転したバリ
エーションなどの、各種の格子デザインを、格子自体の
強度を損なうことなく、構成することができる。
【0008】
【0009】
【実施例】以下、添付の図面を参照して、本発明の格子
体をテラスに設ける手摺に適用した場合について説明す
る。図1は本実施例のテラスの一部を表しており、この
テラス1は、建物の外壁Wに添わせて設けられている。
テラス1は、床2と、床2の端から奥まった位置に床2
に沿って延設した手摺3とで構成されている。床2は、
外壁Wから直角に延びる妻梁4や外壁Wに平行に延びる
桁5などにより構成される構造材に、デッキプレート6
を敷設して構成されている。
【0010】手摺3は、複数個の手摺本体7と、各手摺
本体7のコーナー部や延設端部に設けられた複数本の支
柱8とで構成されている。各手摺本体7は、上部に水平
に配設した笠木本体10及び上胴縁11から成る笠木
(図2参照)9と、下部に水平に配設した下胴縁12と
の間に、縦格子13、斜め格子(格子)14、接合材1
5及びスペーサ16を組み込んで構成されている。ま
た、各支柱8は、支持プレート17を介して、床2に直
接ビス止めされており、笠木9の上胴縁11の端部は、
各支柱8に突き合わせるようにして、その上端部に固定
され、また下胴縁12の端部は、同様に、各支柱8の下
部に固定されている。
【0011】「M」字状の格子模様を構成する両側の縦
格子13,13は、上下の端をそれぞれ上胴縁11及び
下胴縁12に取り付けられ、左右の斜め格子14,14
は、上端を上胴縁11に取り付けられ下端を接合材15
に取り付けられている。また接合材15は、下端をスペ
ーサ16を介して、下胴縁12に取り付けられている。
この場合、左右の斜め格子14,14は、接合材15を
中心に「V」字状に延びており、その軸線が接合材15
の部分で交差する形態になっている。
【0012】ここで、各部材間の取付状態を、その組立
手順に倣って説明する。なお、組立手順において、支柱
8、笠木本体10を組み込まない状態から説明を進め
る。
【0013】第一に図示していないが、縦格子13の上
端面は、その中空部内に位置させたビスホールと共に、
その軸線に直交する平面で切断されている。一方、上胴
縁11の上側には、添え板22が設けられており、添え
板22の上面の一方の半部には、水平面22aが形成さ
れ、他方の半部には、斜め格子14用の傾斜面22bが
形成されている。この場合、上胴縁11の下面に縦格子
13の上端面を突き当てと共に、上胴縁11の上面に
添え板22を設置し、添え板22及び上胴縁11を貫通
させた固定ビスを、縦格子13のビスホールにねじ込む
ことにより、縦格子13の上端が上胴縁11に固定され
る。次に、縦格子13の上端は、既に上胴縁11に固定
されており、縦格子13の下端に下胴縁12の上面を位
置合わせし、下胴縁12の下側から固定ビスを下胴縁1
2を貫通させて、縦格子13のビスホールにねじ込むこ
とにより、縦格子13の下端を下胴縁12に固定してい
る。なお、この状態では、下胴縁12は、まだ支柱8に
固定されていない。
【0014】第二に、各斜め格子14の下端と接合材1
5との取付状態を図3に表している。接合材15は、図
5に示すように、上部に左右の斜め格子14,14を接
合するための左右一対の接合面51,51が形成され、
この各接合面51は、斜め格子14の断面と同形に、且
つ斜め格子14の軸線に直交する平面に形成されてい
る。また、各接合面51には、前後一対のガイド片5
2,52が立設され、この一対のガイド片52,52
が、斜め格子14の中空部に嵌合して、斜め格子14を
前後及び左右に不動に接合(位置決め)できるようにな
っている。
【0015】一方、図3に示すように、接合材15の内
部には、基端側に開放した深溝53が形成され、深溝5
3の溝底には、斜め格子14の軸線方向に延びる固定ビ
ス用の左右一対の貫通孔54,54が形成され、また深
溝53の両側壁には、スペーサ16の突当て段部55,
55と、接合材15をスペーサ16に固定するための左
右一対のビスホール56,56とが、一体に形成されて
いる。なお、接合材15の左右の側面下部に形成された
切欠き部57は、接合材15に嵌合されたスペーサ16
の逃げ部を構成するものである(図4参照)。
【0016】斜め格子14の下端面は、その中空部のビ
スホール24と共に、接合材15の接合面51に合わせ
て、軸線に直交する平面に形成されており、この接合面
51に斜め格子14の下端面を突き当てておいて、固定
ビス26を、深溝53から貫通孔54を介して、斜め格
子14のビスホール24にねじ込むことにより、斜め格
子14の下端を接合材15の接合面51に固定する。
【0017】図4は、接合材15の基端とスペーサ16
の上端との取付状態、及びスペーサ16の下端と下胴縁
12との取付状態を表している。スペーサ16は、接合
材15の深溝53の断面に合致する方形断面を有すると
共に、中空部を有し、中空部の左右の内壁に上下方向に
延びる貫通孔28,28が突設されている。この場合、
スペーサ16を深溝53に深く嵌合した状態で、スペー
サ16の下面を下胴縁12の上面に突き当て、固定ビス
29を下胴縁12の下側から、下胴縁12及びスペーサ
16の貫通孔28を貫通させ、接合材15のビスホール
56にねじ込むことにより、接合材15及びスペーサ1
6が、共締め状態で下胴縁12に固定される。斜め格子
14の上端面は、その中空部内に位置させたビスホール
24と共に、上胴縁11に合わせて水平に切断されてい
る。一方、上記の添え板22の傾斜面22bは、斜め格
子14の軸線に直交する平面に形成されている。この場
合、上胴縁11の下面に斜め格子14の上端面を突き当
てておいて、添え板22及び上胴縁11を貫通させた固
定ビス25を、斜め格子14のビスホール24にねじ込
むことにより、斜め格子14の上端が上胴縁11に隙間
なく固定される。
【0018】そして、最後に、上下胴縁11,12の両
端を各支柱8に固定すると共に、上胴縁11に笠木本体
10を上側から嵌め込んで、組立作業を完了する。尚、
実施例は、格子模様が「M」字形であったが、逆「M」
字形でも上下の変換にすぎず、取付手段は同様である。
また、ここで説明した組立手順は一例であり、格子を上
側から組み込み、最後に下胴縁を組み込むなどの方法で
もよい。
【0019】次に、上記構造の縦格子13、斜め格子1
4、接合材15及びスペーサ16を用いて構成すること
ができる格子模様の各種バリエーションを他の実施例と
して簡単に説明する。
【0020】図6に示す実施例では、「M」及び逆
「M」を交互に配設して構成されている。図7に示す実
施例では、縦格子13を省略して、格子模様が「Y」字
状に構成され、同様に、図8に示す実施例では、「V」
字状に構成されている。図9に示す実施例では、接合材
15及びスペーサ16が、上胴縁11、下胴縁12及び
左右の縦格子13,13に取り付けられており、これら
を斜め格子14で連結して、菱形の格子模様が構成され
ている。また、この変形実施例として、縦格子13に接
合材15及びスペーサ16を取り付け、格子模様を
「K」字状に構成することもできる。叉、上記「M」、
「Y」、「V」などの格子模様は、手摺の他、門扉、フ
ェンス、窓格子などに適用できることは、いうまでもな
い。
【0021】以上のように、これらの実施例によれば、
軸線が交差する左右の斜め格子14,14を、接合材1
5により接合するようにしているので、接合材15を斜
め格子14の継手様に機能させることができ、この斜め
格子14,14の交差部を強固に、構成することができ
る。しかも、斜め格子14を接合材15に固定する固定
ビス26をはじめ、各種の固定ビス23,25,27,
29が、部材の中空部や笠木9の内部などに隠ぺいされ
てしまうので、これらの固定ビス23,25,26,2
7,29が外部に一切、露出することがなく、手摺3全
体としてすっきりした格子模様を構成することができ
る。また、各固定ビス23,25,26,27,29
は、添え板22などを用いて、固定する部材の軸線方向
から各部材を引き寄せるような固定構造となっているの
で、各部材には、固定状態でスラスト方向の分力が生じ
難く、各部材を強固に固定することができる。したがっ
て、上記斜め格子14,14の交差部の構造と相俟っ
て、斜め格子14、縦格子13、接合材15及びスペー
サ16を、上胴縁11及び下胴縁12に強固に取り付け
ることができる。
【0022】上記の各種実施例に示すように、斜め格子
14、接合材15及びスペーサ16の構造によれば、斜
め格子14の長短及びスペーサ16の長短により、或い
はこれら部材の配設位置により、また縦格子13との組
み合わせにより、各種バリエーションの格子模様を構成
することができる。したがって、格子自体のデザイン、
手摺3全体としてのデザインのバリエーション及びコス
トの面で、極めて優れたものとすることができる。
【0023】なお、上記の各実施例では、接合材にスペ
ーサを組み合わせるようにしているが、スペーサを省略
し、接合材を直接、上胴縁や下胴縁に取り付けるように
してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の格子体によれば、
軸線が交差する格子の交差部分を強固に、且つすっきり
したデザインに仕上げることができると共に、全体とし
ても強度を十分に保持することができる。また一方で、
格子のデザイン変更を簡単に行うことができる。したが
って、格子体としての機能を保持しつつ、高いデザイン
性、デザインの自由度を低コストで達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る格子体を適用したテ
ラスの部分斜視図である。
【図2】第1実施例の斜め格子と上胴縁との取付状態を
表した分解斜視図である。
【図3】第1実施例の斜め格子と接合材との取付状態を
表した正面図である。
【図4】第1実施例の接合材とスペーサと下胴縁斜との
取付状態を表した分解斜視図である。
【図5】第1実施例の接合材の外観斜視図である。
【図6】実施例に係る格子体の正面図である。
【図7】実施例に係る格子体の正面図である。
【図8】実施例に係る格子体の正面図である。
【図9】実施例に係る格子体の正面図である。
【符号の説明】
1 テラス 3 手摺 7 手摺本体 11 上胴縁 12 下胴縁 14 斜め格子 15 接合材 16 スペーサ 22 添え板 22b 傾斜面 26 固定ビス 53 深溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 9/01 E04F 11/18 E04H 17/16 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一平面内に配設した上胴縁及び下胴縁
    に支持させる格子体であって、 一方の端部が上胴縁及び下胴縁のいずれか一方に取り付
    けられ、他方の端部の軸線が相互に交差する複数の格子
    と、 一方の端部が前記上胴縁及び前記下胴縁の前記いずれか
    一方に対する他方に取り付けられるスペーサと、 前記複数の格子の他方の端部および前記スペーサの他方
    の端部を、それぞれ嵌込み形式で接合する接合材とを備
    えたこと を特徴とする格子体。
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