JP2819130B2 - 衣料用洗浄剤組成物 - Google Patents

衣料用洗浄剤組成物

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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/38Products with no well-defined composition, e.g. natural products
    • C11D3/386Preparations containing enzymes, e.g. protease or amylase
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はセルラーゼを配合した衣料用洗浄剤組成物に
関する。
〔従来の技術及びその課題〕
衣料用洗浄剤の分野において、セルラーゼを含有する
洗浄剤組成物が、木綿及び再生セルロース繊維等のセル
ロース系繊維を含有する衣料の洗濯の場合の泥汚れ等の
除去に効果的であること(特公昭59−49279号)及び洗
濯による布の手触りの粗さを軽減すること(特開昭57−
23699号)等の効果を有することは既に知られている。
セルラーゼはセルロース及びその誘導体に作用し、こ
れらをグルコース、セロビオースあるいはセロオリゴ糖
に加水分解する酵素の総称として用いられている。それ
故、セルロース及びセルロース誘導体よりなる繊維の損
傷性が心配される。特に家庭洗濯においては、洗濯機の
機械力が強すぎる場合には、機械力による損傷性が大き
な問題となつており、更にセルラーゼによりセルロース
系繊維が、損傷されることとなると、ますます深刻な問
題となつてしまう。
本発明者らは、ある種のセルラーゼはセルロース内部
に侵入し、そこで作用すること及び木綿等の不溶性セル
ロースに対するセルラーゼの作用性がセルラーゼ間で違
いが有ることを認め、更に不溶性セルロースの結晶化度
とセルラーゼの反応性が逆相関の関係にあることを見出
し、高結晶性セルロースに対する作用性が低く、且つ非
(低)結晶性セルロースに対する作用性が高いセルラー
ゼ、すなわち、後述の式で示される非破壊性指数が500
以上であるセルラーゼを衣料用洗浄剤組成物に配合すれ
ば木綿等のセルロース系衣料に対する洗浄能力に優れ、
衣料に対する損傷性の心配のない衣料用洗浄剤組成物が
得られることを先に見出し、特許出願(特願昭62−3107
54号)した。
非破壊性指数が500未満のセルラーゼは衣料を損傷す
る傾向があり、衣料用洗浄剤組成物には使用できない。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、非破壊性指数が500未満のセルラーゼ
を配合できるようにすべく鋭意研究を行つた結果、非破
壊性指数が特定の範囲のものであれば配合によつて使用
可能になること、すなわち、非破壊性指数が100以上500
未満のセルラーゼを配合した洗浄の衣料の損傷は無機塩
化物及び高級脂肪酸塩を併用すれば押さえられることを
見出し、本発明を完成した。
従つて、本発明は次の式で表わされる非破壊性指数、 が100以上500未満であるセルラーゼ、無機塩化物及び高
級脂肪酸塩を含有することを特徴とする衣料用洗浄剤組
成物を提供するものである。
上記の非破壊性指数は、非(低)結晶性セルロースと
高結晶性セルロースとの水解速度の比で示されるもので
あり、各水解速度は、非結晶性セルロース基質としてリ
ン酸膨潤化処理コツトンリンターを、高結晶性セルロー
ス基質としてコツトンリンターを用い、酵素反応により
生じた還元糖をグルコースに換算することにより求めら
れる。
より具体的には、非破壊性指数は、次の如くして求め
られる。
高結晶性セルロースサンプルとして、ダイワシザイ
(株)より入手した米綿由来のコツトンリンターを、非
(低)結晶性セルロースサンプルとしてリン酸膨潤化処
理コツトンリンターを用いる。このうち、リン酸膨潤化
処理コツトンリンターは以下に述べる方法に従い調製し
た。すなわち、過剰量の85%リン酸にコツトンリンター
を少量ずつ加え、充分膨潤溶解させる。その後、過剰量
のアセトン中にコツトンリンターのリン酸溶液を滴下
し、コツトンリンター析出させる。アセトンを変え、充
分リン酸を洗い流す。アセトンを乾燥除去し、リン酸膨
潤化処理コツトンリンターとする。なお、コツトンリン
ター、リン酸膨潤化処理コツトンリンターの結晶化度
は、コツトン(米綿)の結晶化度を100とすると、91%
と、0%であつた。
水解速度は、上記両コツトンリンターを基質とし、こ
れにセルラーゼを反応させ、生成した還元糖量をPHBAH
法によりグルコース換算し、これから求めた。なお、PH
BAH法を以下に示す。
(PHBAH法) 25mlの共栓付試験管に、CMC(山陽国策パルプ
(株),サンローズA01MC,エーテル化度0.68)溶液(pH
9.0)2mlをとり、これに酵素試料溶液2mlを加えて40℃
の水浴中で20分間反応させる。次いでPHBAH発色液2mlを
加えて沸騰水中で10分間加熱反応させ、水冷した後、水
を対照として410nmで吸光度を測定する。同時に空試験
を行い両者の差を測定値とし、グルコースを用いて作成
した検量線から還元糖生成量を算出する。なお、PHBAH
発色液は、PHBAH1.5gと酒石酸ナトリウムカリウム5gを
2%水酸化ナトリウム水溶液100mlに溶解して調製し
た。
叙上の如くして求められる非破壊性指数が100以上500
未満であるようなセルラーゼとしては、例えば好アルカ
リ性微生物バチルス・エスピーKSM−344(FERM BP−150
6)、同KSM−425(FERM BP−1505)等の生産する好アル
カリ性セルラーゼの中に見出すことが出来る。これら好
アルカリ性セルラーゼの製造方法、酵素学的性質につい
ては特願昭62−16551号、特願昭61−283742号に開示さ
れている。
無機塩化物としては塩化ナトリウム、塩化カリウム、
塩化カルシウム等が挙げられる。高級脂肪酸塩としては
炭素数10〜24、好ましくは16〜18の飽和又不飽和の脂肪
酸のナトリウム、カリウム塩等が挙げられる。
本発明組成物中にセルラーゼは0.1〜5%、無機塩化
物は0.1〜3%、高級脂肪酸塩は1〜6%配合される。
尚、非破壊性指数が100未満、例えば従来一般に固体
のセルロースを糖化し、これを炭素源としてアルコール
醗酵する場合に用いられているセルラーゼ(非破壊性指
数1以下)及び現在、洗剤用として入手し得る唯一の耐
アルカリ性セルラーゼ、ノボ・インダストリー社(Novo
Industry)の市販するセルザイム2400T(Celluzyme 24
00T)〔特開昭57−23699号〕(非破壊性指数10)では無
機塩化物及び高級脂肪酸塩を添加しても効果がない。
本発明衣料用洗浄剤組成物には前記必須成分以外に例
えば次の公知の洗浄剤成分が配合される。例えばアルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アルキルエ
トキシ硫酸塩、オレフインスルホン酸塩、アルカンスル
ホン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩、ポリオキシエ
チレエンアルキルエーテルなどの界面活性剤を通常10〜
45%;ゼオライト、トリポリリン酸塩、ケイ酸塩、炭酸
塩、硫酸塩などのビルダー類を通常40〜80%;ポリエチ
レングリコール、ポリアクリル酸塩、カルボキシメチル
セルロースなどの再汚染防止剤を通常1〜5%;プロテ
アーゼ、リパーゼ、アミラーゼなどの酵素、過炭酸塩、
過硼酸塩などの漂白剤、螢光染料、色素等を配合するこ
とができる。
〔発明の効果〕
本発明により非破壊性指数が100以上500未満のセルラ
ーゼの使用が可能になつたと共に、本発明組成物は衣類
を傷めないばかりでなく汚れの除去作用も優れている。
〔実施例〕
次に参考例及び実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例等により限定されるも
のではない。
実施例1 第1表に示す洗剤を調製し、その洗浄力(泥汚れ除去
作用)を調べた。また、木綿に対する非破壊性を引張強
度により調べた。この結果を表−1に示す。
(洗浄力測定方法) (イ) 泥んこ汚染布(人工汚染布)調製: 鹿沼園芸用赤玉土を120℃±5℃で4hr乾燥後、充分粉
砕し、150Mesh(100μm)の篩を通過したものを、更に
120℃±5℃にて2時間乾燥後、150gを1のパークレ
ンに分散し、金巾#2023布をこの液に接触、ブラツシン
グし、分散液の除去と、過剰付着汚れ脱落させる(特開
昭55−26473号)。10cm×10cmの試験片を調整し、実験
に供した。
(ロ) 洗浄条件、洗浄方法及び評価法: 4゜DH硬水に洗剤を溶解し、0.133%洗剤水溶液1
を調製する。試験布5枚を洗剤水溶液に添加し、ターゴ
トメーターにて100rpm、30℃、10分間撹拌洗浄する。流
水下で濯いだ後、アイロンプレスし反射率測定に供し
た。
洗浄前の原布及び洗浄前後の汚染布の460mμにおける
反射率を自記色彩計(島津製作所製)にて測定し、次式
によつて洗浄率(%)を算出した。
結果は5枚の平均値で示した。
(ハ) 布の引張強度試験: 綿100%の木綿肌着を、30℃、3゜DHの水5に洗剤
を40g溶かし、120分浸漬した後、30℃、3゜DHの水25
を加え、家庭用全自動洗濯機を用い10分間洗濯した。こ
れを乾燥した後、再度同様に浸漬、洗濯を繰り返し、10
0回繰り返した後、乾燥衣料を引張試験に供した。
木綿肌着を1cm×10cmのサイズに裁断し、東洋ボール
ドウイン(株)製TEN−SILONUTM−III−100引つ張り試
験機(引張用ロードセル10Kg使用)を用いた引張強度を
測定した。
(非破壊性指数の決定) 前記の非破壊性指数の測定法に従い、決定した。即ち
コツトンリンター(高結晶性セルロース)及びリン酸膨
潤化処理コツトンリンター(非(低)結晶性セルロー
ス)を基質とし、酵素濃度を変化させて、生成還元糖量
をPHBAH法により測定し、直線領域内で水解速度を求め
た。次いで次式より非破壊性指数を求めた。
(配合) % 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ソーダ (LAS;=12) 12 アルキル硫酸ソーダ(C16〜C18)(AS;=14) 4 ポリオキシエチレンアルキルエーテル (AE;=12.5,EO=7モル) 4 ポリエチレングリコール(Mw=12000) 2 4A型ゼオライト 18 ケイ酸ソーダ(JIS2号) 10 炭酸ソーダ 10 芒硝 バランス プロテアーゼ 0.5 螢光増白剤 0.2 硬化牛脂脂肪酸ソーダ 表−1 塩化ナトリウム 表−1 セルラーゼ 表−1 水 4
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C11D 3/386 C11D 7/42 C11D 7/10 C11D 3/04 C11D 9/10 C11D 9/38 CA(STN) WPI/L(QUESTEL)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の式で表わされる非破壊性指数、 が100以上500未満であるセルラーゼ、無機塩化物及び高
    級脂肪酸塩を含有することを特徴とする衣料用洗浄剤組
    成物。
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