JP2808266B2 - 木質板枠用簡易接合具 - Google Patents

木質板枠用簡易接合具

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JP2808266B2
JP2808266B2 JP10434096A JP10434096A JP2808266B2 JP 2808266 B2 JP2808266 B2 JP 2808266B2 JP 10434096 A JP10434096 A JP 10434096A JP 10434096 A JP10434096 A JP 10434096A JP 2808266 B2 JP2808266 B2 JP 2808266B2
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祐昌 中本
勝則 迫
仁典 久保
裕之 中川
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Juken Sangyo Co Ltd
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Juken Sangyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,建物や住宅の扉等
の開口部等に用いられる木質板等を長方形の枠部材で囲
み固定する為の,該枠部材の隅角部の接合具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,長方形の枠を構成する,各2枚の
平板木部材である横枠及び縦枠の端部を直角に切断し,
該端部の断面と側面とを芋継ぎ状に突き合わせて,該枠
断面である接合面を該側面から複数のネジ等の接合部材
を用いて直角に該枠断面を貫通し接合する芋継ぎ方式が
ある。
【0003】他の従来の接合方式として長方形の枠を構
成する,各2枚の平板木部材である横枠及び縦枠の端部
を互いに45度に切断し,角と上端・下端面以外に継ぎ
目を現さない接合面を有する留め継ぎ方式においては,
該枠の一方から複数のネジ等の接合部材を用いて,斜め
45度の角度を持って該接合面に直角に貫通し接合して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の芋継ぎ方式にお
いては,隅角部の枠外面に片方の枠断面が露出し,接合
部材の貫通方向が片方の枠の長手方向と平行になるた
め,接合部材の接合力が弱くなり,接合部材の使用個数
が多数必要とし,作業中に接合面がずれる恐れがあり,
かつ枠自体の割れも生じる問題を有している。
【0005】従来の留め継ぎ方式においては,該枠の一
方から複数のネジ等の接合部材を用いて,斜め45度の
角度を持って接合面に直角に貫通し接合するので,隅角
部の枠外面に枠断面が露出せず,接合部材の接合力は強
くなるけれども,接合部材が斜めに入るため,接合作業
が困難で技術を要し,失敗する恐れがあり接合部材の使
用個数が増え,作業中に接合面がずれる恐れが多分に生
じ,かつ作業時間が長くかかる問題を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために,本発明の木質板枠用簡易接合具においては,長
方形の枠を構成する,各2枚の平板横枠及び縦枠の各枠
外面にそれぞれ複数条の受け溝を設け,各隅角部におい
て同複数個の接合具を用い,各該接合具は嵌着用の各条
の該受け溝形状と同一の断面形状を有するL形部材より
構成され,留め継ぎ方式の場合は,好ましくは該L形部
材の有する斜めネジ案内孔にネジ部材を挿入し,該ネジ
部材は両横枠及び縦枠の接合面を貫通して,両該横枠及
び縦枠を固定し,他方,芋継ぎ方式の場合は,好ましく
は該L形部材の有する直角ネジ案内孔にネジ部材を挿入
し,該ネジ部材は横枠或いは縦枠の断面接合面を貫通し
て,両該横枠及び縦枠を固定する構造を有し,或いは該
ネジ部材の代わりに釘部材を用いる事が出来る構造も有
する,留め及び芋継ぎ両方式に対応できる木質板枠用簡
易接合具を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の木質板枠用簡易接合具
は,窓や扉等の開口部を構成する木質板を固定する為の
長方形の枠を構成する,各2枚の平板木部材である横枠
及び縦枠の端部を互いに45度に切断し,角と上端・下
端面以外に継ぎ目を現さない接合面を有する留め継ぎ方
式における隅角部において,該横枠及び縦枠の各枠外面
にそれぞれ複数条の受け溝を設け,複数個の該接合具を
用いて各該受け溝に嵌着させる為に,各接合具は該受け
溝形状と同一の断面形状を有する木製或いは樹脂製等の
L形部材で構成され,該接合面の一つには直角にネジ部
材を用いて両該横枠及び縦枠を固定するための斜めネジ
案内孔を有し,該ネジ部材は該接合面を固定貫通して,
もう一つのL形部材に設けた斜めネジ受け案内孔に達
し,両該横枠及び縦枠を固定する様に構成されている。
【0008】本発明の木質板枠用簡易接合具を,直角に
切断された横枠及び縦枠の端部の断面と側面とを芋継ぎ
状に突き合わせた該枠断面である接合面を接合する芋継
ぎ方式における隅角部において,該横枠及び縦枠の各枠
外面にそれぞれ複数条の受け溝を設け,複数個の該接合
具を用いて各該受け溝に嵌着させる為に,各接合具は該
受け溝形状と同一の断面形状を有する木製或いは樹脂製
等のL形部材で構成され,該接合面に対し直角にネジ部
材を用いて両該横枠及び縦枠を固定するための直角ネジ
案内孔を有し,該ネジ部材は該枠断面である該接合面を
固定貫通して,他の該枠に達し,両該横枠及び縦枠を固
定する様に構成されている。
【0009】この発明の木質板枠用簡易接合具の前記及
び上記で述べた,留め及び芋継ぎ両方式兼用の接合具と
して,接合具を構成する金属製或いは樹脂製等のL形部
材の内側には,長方形の枠を構成する,各2枚の平板木
部材である横枠及び縦枠の各枠外面に設けた受け溝に嵌
め合わせる為に該受け溝形状と同一の断面形状を有する
木製或いは樹脂製等の留め継ぎ方式の場合は,斜めネジ
案内孔にネジ部材を挿入し,該ネジ部材は両横枠及び縦
枠の接合面を固定貫通して,同じL形部材の他の面に有
する斜めネジ受け案内孔に達し,両該横枠及び縦枠を固
定し,他方,芋継ぎ方式の場合は,L形部材の直角ネジ
案内孔にネジ部材を挿入し,該ネジ部材は両横枠及び縦
枠の接合面を固定貫通して,両該横枠及び縦枠を固定
し,留め及び芋継ぎ両方式兼用の木質板枠用簡易接合具
を確保する事も出来る。
【0010】この発明の木質板枠用簡易接合具を用い
て,該接合具のL字形部材が該横枠及び縦枠の受け溝に
嵌着される事により,ネジ部材或いは釘部材を用いた固
着作業中の該横枠及び縦枠接合面のずれを防止し,長方
形の該枠に囲まれた木質板等の割れをも防止する作用を
有する。
【0011】この発明の木質板枠用簡易接合具を用い
て,該接合具のL字形部材が該横枠及び縦枠の受け溝に
嵌着する場合,前記,該L字形部材の材質が柔らかい場
合等により,必ずしも直角ネジ案内孔,斜めネジ案内孔
或いは斜めネジ受け案内孔を必要としない場合もあり,
前記,ネジ部材の代わりに釘部材を用いる場合も同様
に,直角ネジ案内孔,斜めネジ案内孔或いは斜めネジ受
け案内孔を必要としなくてもよい。
【0012】
【実施例】この発明の実施例を図面を参照して以下説明
すると,図1は本発明の木質板枠用簡易接合具の留め継
ぎ方式における使用状態を示す一部欠載組図の,(A)
は立面図,(B)は側面図,(C)は背面図を示し,窓
や扉等の開口部を構成する木質板を固定する為の長方形
の枠を構成する,各2枚の平板木部材である横枠(2)
及び縦枠(3)を用いた該長方形の枠の隅角部の接合方
式として,該横枠及び縦枠の端部を互いに45度に切断
し,角と上端・下端面以外に継ぎ目を現さない接合面
(4)を有する接合方法である,留め継ぎ方式における
隅角部の一部欠載使用状態を示しており,該横枠及び縦
枠の各枠外面にそれぞれ2条の受け溝(21)及び(3
1)を有し,該受け溝に嵌め合わせる為に該受け溝形状
と同一の断面形状を有する木製或いは樹脂製等のL形部
材(11)で接合具(1)を構成し,該L形部材には該
接合面に対し直角にネジ部材(13)を用いて両該横枠
及び縦枠を固定するための斜めネジ案内孔(121)を
有し,該ネジ部材は該接合面を固定貫通して,同じL形
部材の他の面上に有する斜めネジ受け案内孔(122)
に達し,両該横枠及び縦枠を固定する様に構成されてい
る。
【0013】図2はこの発明の実施例を示す,木質板枠
用簡易接合具の芋継ぎ方式における使用状態を示す一部
欠載組図の,(A)は立面図,(B)は側面図を示し,
長方形の枠を構成する,各2枚の平板木部材である横枠
(2)及び縦枠(3)を用いた該長方形の枠の隅角部の
接合方式として,直角に切断された該横枠及び縦枠の端
部の断面と側面とを芋継ぎ状に突き合わせて,接合面
(4)を有し接合する芋継ぎ方式における隅角部の一部
欠載使用状態を示しており,該横枠及び縦枠の各枠外面
にそれぞれ2条の受け溝(21)及び(31)を有し,
該受け溝に嵌め合わせる為に該受け溝形状と同一の断面
形状を有する木製或いは樹脂製等のL形部材(11)で
接合具(1)を構成し,該L形部材には該接合面に対し
直角にネジ部材(13)を用いて両該横枠及び縦枠を固
定するための直角ネジ案内孔(123)を有し,両該横
枠及び縦枠を固定する様に構成されている。
【0014】図3はこの発明の実施例の木質板枠用簡易
接合具の前記及び上記で述べた,留め及び芋継ぎ両方式
兼用の接合具を示す,(A)は左側面図,(B)は立面
図,(C)は右側面図を示し,接合具(1)を構成する
木製或いは樹脂製等のL形部材(11)の内側には,長
方形の枠を構成する,各2枚の平板木部材である横枠及
び縦枠の各枠外面に設けた受け溝に嵌め合わせる為に該
受け溝形状と同一のL形部材よりなり,前記の様に留め
継ぎ方式の場合は,該L形部材の斜めネジ案内孔(12
1)にネジ部材を挿入し,該ネジ部材は両横枠及び縦枠
の接合面を固定貫通して該L形部材の斜めネジ受け案内
孔(122)に達し,両該横枠及び縦枠を固定する,一
方,上記の様に芋継ぎ方式の場合は,該L形部材の直角
ネジ案内孔(123)にネジ部材を挿入し,該ネジ部材
は両横枠及び縦枠の接合面を固定貫通して,両該横枠及
び縦枠を固定するので,留め及び芋継ぎ両方式兼用の木
質板枠用簡易接合具を確保する。
【0015】
【発明の効果】本発明は,以上説明した様な形態で実施
され,以下に記載される様な効果を有する。
【0016】この発明の木質板枠用簡易接合具を用い
て,該接合具のL字形部材が該横枠及び縦枠の受け溝に
嵌着される事により,ネジ部材或いは釘部材を用いた固
着作業中の該横枠及び縦枠接合面のずれを防止し,長方
形の該枠に囲まれた木質板等の割れをも防止する効果を
有する。
【0017】この発明の木質板枠用簡易接合具を用いた
留め継ぎ方式においては,横枠及び縦枠を固定する為の
ネジ部材或いは釘部材が該横枠及び縦枠に対し互いに斜
めに横切るので,前記,芋継ぎ方式に比べてより強固に
接合できる効果を有する。
【0018】この発明の木質板枠用簡易接合具を用いた
留め継ぎ方式においては,横枠及び縦枠を固定する為の
ネジ部材は該接合具のL形部材の斜めネジ案内孔を通じ
て挿入され,該ネジ部材は両横枠及び縦枠の接合面を固
定貫通して,該L形部材の斜めネジ受け案内孔に達し,
両該横枠及び縦枠を固定するので,該ネジ部材の固定に
対する効き目の甘さが解消される効果を有する。
【0019】この発明の木質板枠用簡易接合具を用いた
継ぎ方式においては,該接合具が簡易な構造を有してい
るので,取扱が容易で,ネジ部材或いは釘部材の固定作
業に時間を要せず,該接合具を用いない場合に比べて,
作業時間を短縮出来る効果を有する。
【0020】この発明の木質板枠用簡易接合具の留め及
び芋継ぎ両方式兼用の接合具を用いて,該両方式に簡易
に対応出来る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す,木質板枠用簡易接合
具の留め継ぎ方式における使用状態を示す一部欠載組図
の,(A)は立面図,(B)は側面図,(C)は背面
図。
【図2】この発明の実施例を示す,木質板枠用簡易接合
具の芋継ぎ方式における使用状態を示す一部欠載組図
の,(A)は立面図,(B)は側面図。
【図3】この発明の実施例を示す,木質板枠用簡易接合
具の留め及び芋継ぎ両方式兼用の接合具を示す,(A)
は左側面図,(B)は立面図,(C)は右側面図。
【符号の説明】
1 接合具 2 横枠 3 縦枠 4 接合面 11 L形部材 13 ネジ部材 21 受け溝 31 受け溝 121 斜めネジ案内孔 122 斜めネジ受け案内孔 123 直角ネジ案内孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 3/96 - 3/99

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長方形の開口枠を構成する,各2枚の平板
    横枠(2)及び縦枠(3)の各枠外面にそれぞれ複数条
    の受け溝(21,31)を設け,各隅角部に同複数個の
    接合具(1)を用い,各該接合具は嵌着用の各条の該受
    け溝形状とほぼ同一の断面形状を有するL形部材(1
    1)より構成され,該L形部材の少なくとも一外面より
    斜めネジ案内孔(121)または直角ネジ案内孔(12
    3)を有し,該枠部材両端が45度の断面を有する留め
    継ぎ方式では該斜めネジ案内孔を主に用い,該枠部材両
    端が直角断面を有する芋継ぎ方式では該直角ネジ案内孔
    を主に用いて,ネジ或いは釘部材(13)などの固定部
    材を用いて該両枠を各隅角部で固定する構造を有する木
    質板枠用簡易接合具。
JP10434096A 1996-03-29 1996-03-29 木質板枠用簡易接合具 Expired - Lifetime JP2808266B2 (ja)

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