JP2797590B2 - 気化式バーナにおける断熱装置および気化器取り付け足 - Google Patents

気化式バーナにおける断熱装置および気化器取り付け足

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JP2797590B2 JP1732290A JP1732290A JP2797590B2 JP 2797590 B2 JP2797590 B2 JP 2797590B2 JP 1732290 A JP1732290 A JP 1732290A JP 1732290 A JP1732290 A JP 1732290A JP 2797590 B2 JP2797590 B2 JP 2797590B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、石油を燃料とする気化式バーナにおける断
熱装置に関するものである。
従来の技術 従来のこの種の気化式液体燃料燃焼装置の断熱装置
は、第5図に示すように構成されていた。
すなわち棒状のヒータ1が埋め込まれた気化器2の上
部にはバーナ部3が連設され、気化器2の下方に設けら
れたモータ4によって、ロータ5が気化器2の内側空間
に配設されていた。気化器2は断熱材6によって本体部
分が囲まれており、その上から気化器カバー7によって
覆われていた。モータ5には燃焼用ファン8がロータ5
より下方に一体に固着されてケース9によって囲まれて
いた。気化器2は固定ビスによりケース9に固定されて
いた。ロータ5の近傍には、給油パイプ10の一端が臨ま
されており他端は給油ポンプ11に接続されていた。
ヒータ1に通電され気化器2が所定の温度まで上昇す
ると、モータ4が駆動されて、ロータ5、燃焼用ファン
8が回転する。一方、燃料は給油ポンプ11によって給油
パイプ10を介してロータ5上に吐出されるとともに、回
転するロータ5の遠心力によってロータ5の外周部より
均一に飛散し霧化される。霧化された燃料は、加熱され
た気化器2の内壁にて気化するとともに、燃焼用ファン
8によって供給される燃焼空気と混合して混合ガスとな
る。混合ガスはバーナ部3にいたり、点火器(図示せ
ず)によって点火され燃焼する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、バーナを二連以
上に、増やすと、気化器よりの放熱損失も増大するとい
う課題を有していた。
つまり、気化器2が断熱材6と気化器カバー7によっ
て覆われていても表面積が増えるだけ放熱損失も増大
し、気化器2とケース9との接触部からの放熱損失も増
大し、また、ヒータの露出部からの放熱損失を減少させ
ようとすれば、その部分には断熱材を装着しなければな
らず、装置全体が大きくなるだけでなくコストも高くな
ってしまった。
本発明はかかる従来の課題を解消するもので、断熱材
や気化器カバーおよびヒータの露出部からの放熱損失を
減少させようとすることを第1の目的としている。
第2の目的は気化器2とケース9との接触部からの放
熱損失を減少させるところにある。
課題を解決するための手段 そして上記第1の目的を達成するために本発明は、棒
状のヒータが装着された複数の気化器と、これらの気化
器が配設されたバーナベースと、気化器の下流側に設け
られた各々の混合室と、この混合室の他端部に装着され
たバーナヘッドと、これらの気化器、混合室、バーナヘ
ッドを囲うバーナケースと、このバーナケースの一部に
設けられた燃焼用ファンとを備えるとともに、これらの
気化器本体を個別に断熱材にて囲い、一対の気化器のヒ
ータ突出部を互いに斜めに対向させて気化器間の距離を
短縮させ、これらの気化器を一つの気化器カバーにて囲
ったものである。
また第2の目的を達成するために、本発明は気化器と
の接触面は固定用ビス穴の近傍だけになるように切り欠
かれた気化器固定フランジが形成され、外周部には円筒
状のスペーサ部が配設され、このスペーサ部の他端には
鍔状フランジ部が設けられ、この鍔状フランジ部の固定
用ビス穴部近傍のバーナベースとの接触面に段押し部を
設けて気化器取り付け足を構成したものである。
作用 本発明は上記した構成によって、気化器本体を個別に
断熱材にて囲い、一対の気化器のヒータ突出部を互いに
斜めに対向させて気化器間の距離を短縮させ、これらの
気化器を一つの気化器カバーにて囲っているので気化器
カバーの放熱表面積が少なくて済むために放熱損失が少
なくなる。さらにヒータ突出部が気化器カバー内部にあ
り、もう一つの気化器のヒータ突出部が隣接しているた
めヒータ突出部の対流熱伝達率が低下しヒータ突出部か
らの放熱損失も少なくなる。
また気化器取り付け足と気化器との接触面積が少ない
ために気化器から熱が伝わりにくくなり、スペーサ部分
での距離が長いため熱伝導の抵抗が大きくなり、さらに
鍔状フランジ部とバーナベースとの接触面積が少ないた
めに熱抵抗が大きくなって、気化器からバーナベースへ
の放熱損失も少なくなる。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。
第1図、第2図、第3図において、一つのバーナベー
ス12の上には複数の気化器13が設けられ、この気化器13
の上方には混合室14が配設され、この混合室14の上部開
口部には長手方向に複数個分割して設けられた炎孔15と
この炎孔15の間に設けられて上端に開口した複数の空気
孔16を有する2次空気ポート17からなるバーナヘッド18
が配設されている。気化器13の一部にはヒータ19が一体
に装着されており、これらの気化器13本体は個別に断熱
材20にて囲まれている。二台の気化器13はヒータ突出部
21を互いに斜めに対向させて気化器13間の距離を短縮し
気化器取り付け足22によってバーナベース12に固定さ
れ、これらの気化器13は一つの気化器カバー23にて囲わ
れている。気化器13の内部には、液体燃料の回転霧化手
段24が配設されており、バーナベース12の下部に形成さ
れた送風ボックス25を貫通して回転霧化手段24を回転さ
せるモータ26がバーナ外装を形成するバーナケース27の
底部に固定されている。送風ボックス25の一部には燃焼
用ファン28が配設されている。回転霧化手段24の近傍に
は給油パイプ29がのぞまされ、この給油パイプ29の他端
には給油ポンプ30が接続されている。31は気化器カバー
23の上面に配設された断熱材で、32は気化器取り付け足
22の下面に配設された断熱材である。
次に、この一実施例の構成における作用を説明する。
モータ26の回転により回転霧化手段24は回転し、給油ポ
ンプ30の運転によって液体燃料は給油パイプ29を通して
回転霧化手段24に供給される。回転霧化手段24に供給さ
れた液体燃料は遠心力によって微粒化され、ヒータ19の
通電により加熱された気化器13の内壁気化面に衝突して
気化される。気化された燃料ガスは、燃焼用ファン28に
よって供給される燃焼用1次空気の一部により混合室14
へ搬送され、残りの燃焼用1次空気と混合されてバーナ
ヘッド18へ至り、炎孔15より噴出し、着火手段(図示せ
ず)によって着火され燃焼をおこなう。燃焼用ファン28
によって供給される燃焼用空気の一部は2次空気ポート
17を介して空気孔16より燃焼用2次空気として噴出し燃
焼を促進させ火炎を短くし、完全燃焼を行わせる。
ここにおいて、気化器13本体を個別に断熱材20にて囲
い、二台の気化器13のヒータ突出部21を互いに斜めに対
向させて気化器13間の距離を短縮させ、これらの気化器
13を一つの気化器カバー23にて囲っているので、気化器
カバー23の放熱表面積が少なくて済むために放熱損失が
少なくなる。さらにヒータ突出部21が気化器カバー23内
部にあり、もう一つの気化器13のヒータ突出部21が隣接
しているためヒータ突出部21の対流熱伝達率が低下しヒ
ータ突出部21からの放熱損失も少なくなる。
また本実施例においては、気化器カバー23の上面に配
設された断熱材31によって、ヒータ突出部21の断熱性が
向上し、気化器取り付け足22の下面に配設された断熱材
32によって、気化器13下面の断熱性が向上するために、
さらに気化器13全体からの放熱損失が少なくできる。
次に気化器取り付け足の一実施例について説明する。
第4図の実施例では、気化器取り付け足22は気化器13
との接触面が固定用ビス穴33近傍だけになるように切り
欠かれた気化器固定フランジ34で形成され、外周部には
円筒状のスペーサ部35が配設され、このスペーサ部35の
他端には鍔状フランジ部36が設けられ、この鍔状フラン
ジ部36の固定用ビス穴37近傍のバーナベース12との接触
面に段押し部38を設けて構成されている。
また上記実施例では、気化器固定フランジ34と気化器
13との接触面積が少ないために気化器13から気化器取り
付け足22へ熱が伝わりにくくなり、スペーサ部分35での
距離が長いため熱伝導の抵抗が大きくなる。さらに鍔状
フランジ部36とバーナベース12との接触面積は固定用ビ
ス穴37近傍の段押し部38だけとなるため少なくなるので
熱抵抗が大きくなって、気化器13からバーナベース12へ
の放熱損失が少なくなる。
なお、上記実施例ではスペーサ部35が円筒状となって
いることと、鍔状フランジ部36が設けられているので、
強度的に優良であり、そのために材質を薄くできること
によって熱伝導に影響の大きい熱通過断面積が大幅に低
減でき、したがってさらに放熱損失が少なくできる。
発明の効果 以上のように本発明は、複数の気化器本体を個別に断
熱材にて囲い、二台に気化器のヒータ突出部を互いに斜
めに対向させて気化器間の距離を短縮させ、これらの気
化器を一つの気化器カバーにて囲ったものであるので、
コンパクトに簡単な構成でしかも安価に気化器および気
化器カバーからの放熱損失を大幅に低減できる。
また本発明は、気化器との接触面は固定用ビス穴近傍
だけになるように切り欠かれた気化器固定フランジが形
成され、外周部には円筒状のスペーサ部が配設され、こ
のスペーサ部の他端には鍔状フランジ部が設けられ、こ
の鍔状フランジ部の固定用ビス穴部近傍のバーナベース
との接触面に段押し部を設けて気化器取り付け足を形成
したものであるので、接触熱抵抗や、熱伝導の抵抗が大
きくなり、よって気化器からバーナベースへの放熱損失
を低減できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における気化式バーナの断熱
装置の縦断面図、第2図は同断熱装置の要部拡大断面
図、第3図は同断熱装置の平面断面図、第4図は同他の
実施例を示す気化器取り付け足の斜視図、第5図は従来
の気化式バーナの断熱装置の縦断面図である。 12……バーナベース、13……気化器、14……混合室、18
……バーナヘッド、19……ヒータ、20……断熱材、21…
…ヒータ突出部、22……気化器取り付け足、23……気化
器カバー、27……バーナケース、28……燃焼用ファン、
34……気化器固定フランジ、35……スペーサ部、36……
鍔状フランジ部、38……段押し部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23D 11/04 F23D 11/08 F23D 11/44 F23D 23/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状のヒータが装着された複数の気化器
    と、これらの気化器が配設されたバーナベースと、前記
    気化器の下流側に設けられた各々の混合室と、これらの
    混合室の他端部に装着されたバーナヘッドと、前記気化
    器、混合室、バーナヘッドを囲うバーナケースと、この
    バーナケースの一部に設けられた燃焼用ファンとを備え
    るとともに、前記気化器本体を個別に断熱材にて囲い、
    一対の気化器のヒータ突出部を互いに斜めに対向させて
    気化器間の距離を短縮させ、これらの気化器を一つの気
    化器カバーにて囲った気化式バーナにおける断熱装置。
  2. 【請求項2】気化器との接触面は固定用ビス穴近傍にな
    るように切り欠かれた気化器固定フランジが形成され、
    外周部には円筒状のスペーサ部が配設され、このスペー
    サ部の他端には鍔状フランジ部が設けられ、この鍔状フ
    ランジ部の固定用ビス穴部近傍のバーナベースとの接触
    面に段押し部を設けて構成された気化器取り付け足。
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