JP2796474B2 - 参照電圧発生回路 - Google Patents

参照電圧発生回路

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JP2796474B2
JP2796474B2 JP21015492A JP21015492A JP2796474B2 JP 2796474 B2 JP2796474 B2 JP 2796474B2 JP 21015492 A JP21015492 A JP 21015492A JP 21015492 A JP21015492 A JP 21015492A JP 2796474 B2 JP2796474 B2 JP 2796474B2
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正雄 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、参照電圧発生回路に
関するもので、特に基準電圧を分圧して得られる出力電
圧の線形性の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の参照電圧発生回路の構成
を示す。図において、第1の基準電位V(+)が印加さ
れる第1の基準電位印加端子R(+)と、第2の基準電
位V(−)が印加される第2の基準電位印加端子R
(−)との間に、互いに平行に配置される抵抗群R1 〜
RM (M=2、3、4、…)と、折り返し部分の配線L
とが、交互にかつ直列に接続されている。抵抗群R1 〜
RM の各1は、直線状に配列される抵抗素子rの直列接
続によって構成される。この参照電圧発生回路の出力端
子N1,1 〜N1,N 、N2,1 〜N2,N 、…、NM,1 〜NM,
N (N=1、2、3、…)は、隣接した2つの抵抗素子
rを接続する配線La、および折り返し部分の配線Lか
ら引き出される。これらの配線Laは全て等しい長さと
幅とを有し、抵抗成分が等しい。これに対して、配線L
は配線Laよりも長い。
【0003】この回路では、第1の基準電位印加端子R
(+)に印加される電位V(+)と、第2の基準電位印
加端子R(−)に印加される電位V(−)との電位差
を、隣接した出力端子間に接続された抵抗素子rと配線
Laとから、あるいは抵抗素子rと折り返し部分の配線
Lとから合成される抵抗成分によって分圧して得られる
分圧電位が、各々の出力端子Nから出力される。
【0004】この参照電圧発生回路は、例えばA/D変
換器に用いられる。A/D変換器は、アナログ入力電位
と、この参照電圧発生回路から発生される複数のアナロ
グ電位の各々との比較を行って、アナログ入力電位をデ
ィジタル化する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の参照電圧発生回
路は、折り返し部分の配線Lと抵抗群Rの中の配線La
の長さが異なっているので、各出力端子N間の抵抗成分
の値が全て同一ではない。このため、従来の回路では等
間隔に分圧された正しい出力電位が得られないので、例
えばA/D変換器に用いられた場合には、線形性等の精
度の向上に限界を有するという問題点があった。一方、
この不都合を回避するために、折り返し部分の配線Lと
抵抗群R中の配線Laの長さを等しくする場合には、両
者の配線長を長い方に揃えなければならない。その結
果、抵抗群を配置するに要する面積が過大になるという
別の不都合を生じた。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、折り返し部分を有する参照電圧
発生回路において、過大な配置面積を要せず、しかも各
出力端子間の抵抗成分を等しくして、線形性のよい出力
電位を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る参照電圧
発生回路は、2つの基準電位の間に直列接続された複数
の抵抗素子により、当該基準電位の間の電圧を分圧して
得られる分圧電位を出力する参照電圧発生回路であっ
て、(a)第1の前記基準電位が印加される第1の基準
電位印加部と、(b)第2の前記基準電位が印加される
第2の基準電位印加部と、(c)前記第1の基準電位印
加部と前記第2の基準電位印加部との間に接続される抵
抗網と、を備え、前記抵抗網は、(c−1)第1の所定
の抵抗値と第1の所定の形状を有する複数の抵抗素子
と、第2の所定の抵抗値と第2の所定の形状を有する複
数の配線材とが、各1ずつ交互にかつ直列に接続された
直列回路と、(c−2)前記配線材に接続される出力端
子と、を備え、前記直列回路は、(c−1−1)実質的
に直線状に配列された複数の前記抵抗素子を有し、互い
に実質的に平行に配置される、複数の第1の抵抗群と、
(c−1−2)少なくとも1個の前記抵抗素子を有し、
前記複数の第1の抵抗群の隣接する端部間に接続される
第2の抵抗群と、を備える。
【0008】
【作用】この発明における参照電圧発生回路では、直線
状であって互いに平行に配置された第1の抵抗群が、折
り返し部分(第2の抵抗群)で接続されており、しかも
この折り返し部分は、抵抗素子を含むので、配線材を短
くしてしかもその長さを同じに揃えることができる。こ
のため、過大な配置面積を要せず、しかも各出力端子間
の抵抗成分を等しくでき、線形性のよい出力電位が得ら
れる。
【0009】
【実施例】
[実施例.1]図1は、この発明の第1の実施例におけ
る参照電圧発生回路の構成を示す。図において、第1の
基準電位V(+)が印加される第1の基準電位印加端子
R(+)と、第2の基準電位V(−)が印加される基準
電位印加端子R(−)との間に、互いに平行に配置され
る抵抗群R1 〜RM (M=2、3、4、…)と、折り返
し部分の抵抗群RLとが、交互にかつ直列に接続されて
いる。
【0010】抵抗群R1 〜RM の各1は、直線状に配列
される同一形状かつ同一抵抗値を有する複数の抵抗素子
rの直列接続によって構成される。出力端子N1,1 〜N
1,N、N2,1 〜N2,N 、…、NM,1 〜NM,N (N=1、
2、3、…)は、隣接した2つの抵抗素子rを接続する
配線Laと、抵抗群Ri 及びRi+1 (i=1、2、…、
M−1)と抵抗群RLとを接続する配線Lbとから引き
出される。これらの配線Laと配線Lbは、全て互いに
等しい長さと幅とを有し、その抵抗成分が等しい。図2
に折り返し部分の抵抗群RLの構成を示すように、この
抵抗群RLの各1は、上記の抵抗素子rと同一の形状及
び抵抗値を有する1つの抵抗素子rで構成される。この
ため、この回路では部品の配置面積を不必要に拡大する
ことなしに、全ての配線La及びLbの長さを等しくす
ることができる。
【0011】この参照電圧発生回路では、第1の基準電
位印加端子R(+)に印加される電位V(+)と、第2
の基準電位印加端子R(−)に印加される電位V(−)
との電位差が、隣接した出力端子N間に接続された抵抗
素子r、配線La及び配線Lbとから合成される抵抗成
分によって等間隔に分圧され、その分圧電位が各々の出
力端子Nから出力される。全ての配線La及び配線Lb
は互いに抵抗成分が等しいので、各出力端子N間の抵抗
値は全て互いに同一である。このため、等間隔に分圧さ
れた線形性のよい正しい出力電位が得られる。
【0012】以上のように、この実施例の回路では、折
り返し部分をなす抵抗群RLが抵抗素子rを有するの
で、部品の配置面積を不必要に拡大することなく、全て
の配線La及びLbの長さを等しくすることができる。
このため、過大な配置面積を要せずに線形性のよい出力
電位を得ることができる。
【0013】[実施例.2]図3は、この発明の第2の
実施例における参照電圧発生回路の構成を示す。図にお
いて、第1の基準電位V(+)が印加される第1の基準
電位印加端子R(+)と、第2の基準電位V(−)が印
加される基準電位印加端子R(−)との間に、互いに平
行に配置される抵抗群R1 〜RM (M=2、3、…)
と、折り返し部分の抵抗群RLとが、交互にかつ直列に
接続されている。抵抗群R1 〜RM の各1は、直線状に
配列される同一形状かつ同一抵抗値を有する複数の抵抗
素子rの直列接続によって構成される。これらの抵抗素
子rを接続する配線Laは全て等しい長さと幅とを有
し、抵抗成分が等しい。
【0014】図4は折り返し部分の抵抗群RLの構成を
示す。図に示すように、抵抗群RLの各1は、上記の抵
抗素子rと同一の形状及び抵抗値を有する少なくとも2
個の抵抗素子rの直列接続で構成される。この抵抗群R
Lと前記抵抗群Ri およびRi+1 (i=1、2、…、N
−1)とを接続する配線Lb、並びに前記抵抗群RL中
の隣接する抵抗素子rを接続する配線Lcは、前記配線
Laと等しい長さと幅とを有し、その抵抗成分は等し
い。出力端子N1,1 〜N1,N 、N2,1 〜N2,N 、…、N
M,1 〜NM,N (N=1、2、3、…)は、隣接する抵抗
端子rを接続する配線La、Lb、及びLcから引き出
される。
【0015】この参照電圧発生回路では、第1の基準電
位印加端子R(+)に印加される電位V(+)と、第2
の基準電位印加端子R(−)に印加される電位V(−)
との電位差が、隣接した出力端子N間に接続された抵抗
素子r、配線La、配線Lb、及び配線Lcとから合成
される抵抗成分によって、等間隔に分圧され、その分圧
電位が各々の出力端子Nから出力される。全ての配線L
a、Lb及びLcは、互いに抵抗成分が等しいので、各
出力端子N間の抵抗値は全て互いに同一である。このた
め、等間隔に分圧された線形性のよい正しい出力電位が
得られる。
【0016】この実施例の回路では、実施例1の回路と
同様に、折り返し部分に抵抗素子rを有する抵抗群RL
を配置させるので、過大な配置面積を要することなし
に、隣接する抵抗素子rを接続する配線La、Lb、及
びLcの長さを全て等しくすることができる。また、抵
抗群Ri と抵抗群Ri+1 (i=1、2、・・・M−1)
との間に、例えばバスラインを配置するために、両抵抗
群Ri 、Ri+1 の間隔を大きくする必要が生じる場合が
ある。折り返し部分の抵抗群RLが1つの抵抗素子rで
構成されている実施例1の回路では、このような要請に
対して、(1)抵抗群RLが有する抵抗素子rの長さを
調整して間隔を大きくする、か又は(2)配線Lbの長
さを調整して間隔を大きくする、かのいずれかの手段を
とる必要がある。一方、出力端子N間の抵抗成分を等し
くして出力の線形性を保証するためには、全ての抵抗素
子rに同一の素子を用い、かつ、全ての配線の幅、厚
さ、材質を同一にする必要がある。従って(1)の場合
は、抵抗群Rが必要な間隔を確保するために必要な配置
面積以上に図1におけるY方向に広がり、(2)の場合
は図1におけるX方向に抵抗群Rが広がる。
【0017】これに対してこの実施例の回路では、折り
返し部分の抵抗群RLを構成する抵抗素子rの個数を変
えることにより、抵抗素子rの長さも配線Lbの長さも
調整することなく、両抵抗群の間隔を調整することがで
きるので、部品配置に要する面積は必要以上に拡大する
ことがなく、しかも線形性のよい出力を得ることができ
る。
【0018】
【発明の効果】この発明における参照電圧発生回路で
は、直線状であって互いに平行に配置された第1の抵抗
群が、折り返し部分(第2の抵抗群)で接続されてお
り、しかもこの折り返し部分は、抵抗素子を含むので、
配線材を短くしてしかもその長さを同じに揃えることが
できる。このため、過大な配置面積を要せず、しかも各
出力端子間の抵抗成分を等しくでき、線形性のよい出力
電位が得られる効果がある。また、折り返し部分には複
数の抵抗素子を有し得るので、第1の抵抗群相互の間隔
の調整も、配置面積の不必要な拡大を伴うことなく、し
かも出力電位の線形性を損なうことなく行い得る効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例における参照電圧発生
回路の構成図である。
【図2】第1の実施例における折り返し部分の抵抗群の
構成図である。
【図3】この発明の第2の実施例における参照電圧発生
回路の構成図である。
【図4】第2の実施例における折り返し部分の抵抗群の
構成図である。
【図5】従来の参照電圧発生回路の構成図である。
【符号の説明】
R(+) 第1の基準電位印加端子 R(−) 第2の基準電位印加端子 R1 〜RM 抵抗群(第1の抵抗群) RL 抵抗群(第2の抵抗群) r 抵抗素子 La、Lb、Lc 配線 N1,1 〜N1,N 、N2,1 〜N2,N 、…、NM,1 〜NM,N
出力端子
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05F 1/10 H01C 10/08 H01C 13/02 H01L 27/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの基準電位の間に直列接続された複
    数の抵抗素子により、当該基準電位の間の電圧を分圧し
    て得られる分圧電位を出力する参照電圧発生回路であっ
    て、(a)第1の前記基準電位が印加される第1の基準
    電位印加部と、(b)第2の前記基準電位が印加される
    第2の基準電位印加部と、(c)前記第1の基準電位印
    加部と前記第2の基準電位印加部との間に接続される抵
    抗網と、を備え、 前記抵抗網は、(c−1)第1の所定の抵抗値と第1の
    所定の形状を有する複数の抵抗素子と、第2の所定の抵
    抗値と第2の所定の形状を有する複数の配線材とが、各
    1ずつ交互にかつ直列に接続された直列回路と、(c−
    2)前記配線材に接続される出力端子と、を備え、 前記直列回路は、(c−1−1)実質的に直線状に配列
    された複数の前記抵抗素子を有し、互いに実質的に平行
    に配置される、複数の第1の抵抗群と、(c−1−2)
    少なくとも1個の前記抵抗素子を有し、前記複数の第1
    の抵抗群の隣接する端部間に接続される第2の抵抗群
    と、を備える、参照電圧発生回路。
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