JP2795806B2 - 風力選別装置 - Google Patents

風力選別装置

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JP2795806B2 JP12575994A JP12575994A JP2795806B2 JP 2795806 B2 JP2795806 B2 JP 2795806B2 JP 12575994 A JP12575994 A JP 12575994A JP 12575994 A JP12575994 A JP 12575994A JP 2795806 B2 JP2795806 B2 JP 2795806B2
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政昭 三鴨
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Kawasaki Motors Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、破砕処理された建設混
合廃棄物等の固体混合物を水平方向の風(気体流れ)の
力を用いて重質物と軽質物とに分離する風力選別装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水平方向の気体流れに固体混合物
を随伴させることによって重質物と軽質物とに分離する
風力選別装置としては、例えば特開平4−354568
号公報又は「粉体と工業」VOL.25,No.6,p.35
〜39(1993)記載の風選機が知られている。この
風選機は、図11に示すように、密閉ケーシング51の
対向する側壁の一方に圧縮空気供給口52、他方に空気
排出口53を設けると共に、密閉ケーシング51の天井
壁における圧縮空気供給口52寄りに固体混合物の投入
口54を設ける一方、密閉ケーシング51の底壁の中央
に山形をなす分離板55を形成し、かつこの分離板55
を間にして圧縮空気供給口52側に重質物排出口56、
空気排出口53側に軽質物排出口57を形成して構成さ
れており、投入口54から投入されて落下する固体混合
物に水平方向の空気流れを付与し、固体混合物中の軽質
物を空気流れに随伴させてその落下軌跡を変え、重質物
と分離するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
風力選別装置では、分離される機会、すなわち空気流れ
中(分離帯)に存在する時間が非常に少なく、分離精度
が悪くなる不具合がある。かかる不具合を解決するた
め、風選機をカスケード状に多段構成することも考えら
れるが、このように多段構成すると、上下の風選機を接
続するシュートが必要になるので、必要空間が大きくな
り、かつ構造が複雑となる不都合がある。そこで、本発
明は、必要空間の増大及び構造の複雑化を招くことな
く、分離精度を向上し得る風力選別装置の提供を第1の
目的とする。又、第2の目的は、第1のものより一層の
コンパクト化と分離精度の向上をなし得る風力選別装置
の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の風力選別装置は、振動により固体混
合物を移送するトラフ5の底板4が階段状をなす複数の
段板4aによって形成され、上記各段板4aにおける固
体混合物の落下する落下側縁Eが固体混合物の移送方向
Aと斜交するように設けられ、上記各段板4aの下方に
おける落下側縁Eの存する範囲に気体をトラフ5内に供
給する気体通路6が固体混合物の移送方向Aと直交する
方向Bへ形成され、前記トラフ5の側板2,3における
上記各気体通路6と対向する位置に気体供給口8及び気
体排出口9がそれぞれ設けられていることを特徴とす
る。又、第2の風力選別装置は、第1のものにおいて、
前記各段板4aが、トラフ5の気体供給口8側が低くな
るように傾斜されていることを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明の第1の風力選別装置においては、カー
テン状をなして落下する固体混合物の斜め背面から吹き
付ける水平方向の気体流れによって形成される複数の分
離帯が階段状をなして上下方向に直列に形成される。
又、第2の風力選別装置においては、第1のものの作用
の他、分離された重質物が各段板の傾斜に沿って自重に
よりトラフの一側板側へ移動する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1,図2,図3及び図4は本発明の風力
選別装置の一実施例を示す側面図,正面図,平面図及び
要部の斜視図である。この風力選別装置は、装置本体1
と、この装置本体1に投入された固体混合物を一方向
(図1においては右方向)へ移送すべく装置本体1に振
動を付与する振動装置(図示せず)とから構成されてい
る。装置本体1は、図4〜図8に示すように、所要間隔
で対向配置した側板2,3と、両側板2,3間に形成さ
れた底板4とからなるトラフ5を有しており、トラフ5
の底板4は、階段状をなす複数(本実施例においては5
枚)の段板4aと、最上段の段板4aに連設した側面視
L字状の入口用底板4bと、最下段の段板4aに連設し
た正面視右寄りの山形状をなす出口用底板4cとからな
る。底板4の各段板4a(最下段のものを除く)におけ
る固体混合物の落下側縁Eは、固体混合物の移送方向A
と所要角度(例えば26〜27°)で斜交するように設
けられている。そして、各段板4aの下方における落下
側縁Eの存する範囲には、気体(例えば空気)をトラフ
5内に供給する気体通路6が固体混合物の移送方向Aと
直交する方向Bへ形成されており、各気体通路6の内部
及び出口には、後述する気体供給口から供給される気体
を気体通路6の長手方向へ案内する複数のガイド板7
a,7bが前後に離隔して設けられている。
【0007】一方、トラフ5の側板2,3における上記
各気体通路6と対向する位置には、矩形状の気体供給口
8及び気体排出口9がそれぞれ設けられている。そし
て、トラフ5の側板2,3には、固体混合物から分離さ
れた重質物及び軽質物をトラフ5外へ排出する方形状の
重質物排出口10及び軽質物排出口11が、最下段の気
体供給口8及び気体排出口9に隣接して設けられてい
る。トラフ5の一側板2の外側には、図示しない風送機
から送給される空気等の気体を各気体通路6へ供給する
ノズル12がそれぞれの気体供給口8に臨ませて取り付
けられていると共に、重質物を排出する重質物排出シュ
ート13が重質物排出口10に臨ませて取り付けられて
いる。又、トラフ5の他側板3の外側には、各気体通路
6を通った気体と一部の軽質物を排出するフード14が
各気体排出口9及び軽質物排出口11を覆って取り付け
られており、このフード14の上部には、図示しない集
塵機等を経て前記送風機と連結される排気ダクト15が
連設されていると共に、軽質物を排出する軽質物シュー
ト16が軽質物排出口11と対向させて取り付けられて
いる。又、トラフ5には、両側板2,3の前端間を閉鎖
する前面カバー17が取り付けられており、更に、トラ
フ5には、各段板4a及び出口用底板4cの上方と対応
する両側板2,3の上端間を閉鎖する上面カバー18が
取り付けられており、この前面カバー17及び上面カバ
ー18の取り付けによって、トラフ5は、入口用底板4
bの上方に固体混合物の投入口19を有する密閉型とさ
れている。20はノズル12内に設けた導風板、21
a,21b,21cはフード14内に設けた導風板であ
る。
【0008】上記構成の風力選別装置において、固体混
合物を重質物と軽質物とに分離するには、先ず、振動装
置により装置本体1を振動させると共に、各ノズル12
から空気等の気体をそれぞれの気体通路6に供給する一
方、各気体通路6を通った気体を、各気体排出口9及び
フード14を経て排気ダクト15から、密閉型のトラフ
5内が大気圧又は大気圧より僅かに低圧となるように排
出する。次いで、投入口19から固体混合物を投入する
と、固体混合物は、図9に示すように、振動によって移
送方向Aへ移送され、かつ各段板4aの落下側縁Eから
カーテン状をなして落下すると共に、この落下の途中で
それぞれの気体通路6からの気体流れにより、軽質物が
気体流れに随伴して段々にトラフ5の他側板3側へ移行
し、気体排出口9及び軽質物排出口11から気体流れと
一緒にフード14内に入り、ここで気体と一部分離され
た後、軽質物シュート16からトラフ5外へ排出され
る。又、気体と共に排気ダクト15から搬出される紙や
フィルム状のより軟い物質は、図示しないサイクロン等
に捕集される。一方、重質物は、各段板4aを段々に落
下した後、出口用底板4cに至り、その片側の傾斜に沿
って重質物排出口10に向って滑落し、重質物排出シュ
ート13からトラフ5外へ排出される。したがって、上
記風力選別装置においては、カーテン状をなして落下す
る固体混合物の斜め背面から吹き付ける水平方向の気体
流れによって形成される複数の分離帯が階段状をなして
上下方向に直列に形成されるので、必要空間の増大及び
構造の複雑化を招くことなく、分離精度を向上すること
ができる。
【0009】図10は本発明の風力選別装置の他の実施
例を示す要部の正断面図である。この風力選別装置は、
トラフ5の底板4の一部を構成する各段板40aを、ト
ラフ5の一側板2側、すなわち気体供給口8側が低くな
るように、所要角度(例えば3〜7°)で傾斜させ、か
つ出口用底板40cを正面視中央凸の山形状をなすよう
にしたものである。他の構成は、前述した実施例のもの
とほぼ同様であるので、同一の構成部材等には同一の符
号を付すこととしてその説明を省略する。上記風力選別
装置においては、前述した実施例のものの作用効果に加
えて、分離された重質物が各段板40aの傾斜に沿って
自重によりトラフ5の一側板2側に移動するので、分離
精度を一層向上することができる。
【0010】ここで、図10の風力選別装置を用い、固
体混合物として破砕処理後ふるい分けされた建築混合廃
棄物(13mm〜100mmの細長い木片と石の混合物)を
毎時1.5ton の割合で重質物である石と軽質物である
木片とに分離したところ、試験結果は、以下のようにな
った。 処理量 :1.5ton/Hr 必要風量 :40M3 /min 不燃回収率:88.6% 不燃純度 :95.8% 可燃回収率:70.7% 可燃純度 :43.3%
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の風
力選別装置によれば、カーテン状をなして落下する固体
混合物の斜め背面から吹き付ける水平方向の気体流れに
よって形成される複数の分離帯が階段状をなして上下方
向に直列に形成されるので、必要空間の増大と構造の複
雑化を招くことなく、分離される機会を増加でき、した
がって分離精度を向上することができる。又、第2の風
力選別装置によれば、第1のものの作用効果の他、分離
された重質物が各段板の傾斜に沿って自重によりトラフ
の一側板側に移動するので、より一層のコンパクト化と
分離精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の風力選別装置の一実施例を示す側面図
である。
【図2】図1の風力選別装置の正面図である。
【図3】図1の風力選別装置の平面図である。
【図4】図1の風力選別装置の要部の斜視図である。
【図5】図3におけるV−V線断面図である。
【図6】図1におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図3におけるVII −VII 線断面図である。
【図8】図3におけるVIII−VIII線矢視図である。
【図9】図1の風力選別装置の作用を示す斜視図であ
る。
【図10】本発明の風力選別装置の他の実施例を示す要
部の正断面図である。
【図11】従来の風力選別装置の断面図である。
【符号の説明】
1 装置本体 2 側板 3 側板 4 底板 4a 段板 40a 段板 5 トラフ 6 気体通路 8 気体供給口 9 気体排出口 10 重質物排出口 11 軽質物排出口 12 ノズル 13 重質物シュート 14 フード 15 排気ダクト 16 軽質物シュート 19 投入口 A 移送方向 B 直交する方向 E 落下側縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇貫 泰志 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重 工業株式会社 八千代工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B07B 4/00 - 11/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動により固体混合物を移送するトラフ
    5の底板4が階段状をなす複数の段板4aによって形成
    され、上記各段板4aにおける固体混合物の落下する落
    下側縁Eが固体混合物の移送方向Aと斜交するように設
    けられ、上記各段板4aの下方における落下側縁Eの存
    する範囲に気体をトラフ5内に供給する気体通路6が固
    体混合物の移送方向Aと直交する方向Bへ形成され、前
    記トラフ5の側板2,3における上記各気体通路6と対
    向する位置に気体供給口8及び気体排出口9がそれぞれ
    設けられていることを特徴とする風力選別装置。
  2. 【請求項2】 前記各段板4aが、トラフ5の気体供給
    口8側が低くなるように傾斜されていることを特徴とす
    る請求項1記載の風力選別装置。
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