JP2793604B2 - スクータ型車両灯火器の防水構造 - Google Patents

スクータ型車両灯火器の防水構造

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JP2793604B2
JP2793604B2 JP63255458A JP25545888A JP2793604B2 JP 2793604 B2 JP2793604 B2 JP 2793604B2 JP 63255458 A JP63255458 A JP 63255458A JP 25545888 A JP25545888 A JP 25545888A JP 2793604 B2 JP2793604 B2 JP 2793604B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フロントフェンダ(ヘッドパイプの前面を
覆うフロントカバー)の前輪上方位置に灯火器を備えて
いるようなスクータ型車両灯火器の防水構造に関するも
のである。
〔従来の技術〕
近年、スクータ型車両においては、高性能化が求めら
れており、その高性能化の一環として、走行時の空気抵
抗に関するエアロダイナミックスやスクータ等の小型モ
ータサイクルの大衆化に伴うファッション性が重要視さ
れてきている。
このようなことから、スクータ型車両にはカウリング
と呼ばれているカバーが設けられている。このカバー
は、例えば車体全面を覆うフロントフェンダ、フロント
フェンダと共にヘッドパイプを覆うレッグシールド、前
輪と後輪との間に配設されるアンダーカウル、シート下
まわりを覆うサイドカバー等の数個のカバー部材から構
成されている。そして、スクータ型車両には、その使用
目的に応じてこれらのカバー部材のいくつかが適宜選択
されて取り付けられている。
また、フロントフェンダの内側で前輪の上方から後方
にかけて、インナフェンダが設けられている。このイン
ナフェンダは前輪から跳ね上げられた水や泥がフロント
フェンダとレッグシールドにより形成される空間に侵入
することを防止している。
ところで、スクータ型車両においては、灯火器が比較
的低い位置、例えばフロントフェンダの前輪の上方でか
つこの前輪に接近した位置に配設さしたいという要望が
多い。
このため、前輪から跳ね上げられた水や泥等がこの灯
火器に当って灯火器の本体と灯火器のキャップとの間か
ら内部に侵入するようになる。そこで、従来は、灯火器
の本体とキャップとの間をブーツ等によって防水するよ
うにしている。
〔本発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このようにブーツ等を用いて灯火器側
で防水を行うようにしたのでは、灯火器の本体とキャッ
プとの間の形状が比較的複雑であるので、防水処理が面
倒となる。しかも、ブーツ等の部品を用いているので部
品点数が多く、コストも高くなるという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、灯火器を前輪に接近させた比較的低
い位置に配置可能にすると共に灯火器の防水を容易に行
うことができるようにしながら、しかも部品点数を削減
して安価に灯火器の防水を行うことができるようにした
スクータ型車両灯火器の防水構造を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
前述の課題を解決するために、本発明は、ステアリン
グシャフト(3)が回転自在に支持されたヘッドパイプ
(2a)と、前記ステアリングシャフトの下端に連結され
たフロントフォーク(4)と、該フロントフォークの下
端に支持された前輪(5)と、前記ヘッドパイプの前面
を覆うフロントカバー(8)と、該フロントカバーの下
方を覆うと共にヘッドパイプが挿通されるフェンダ部材
(17)とを備えたスクータ型車両において、 前記フェンダ部材(17)は、フロントフォーク(4)
の上方を覆う上面壁(25)と、該上面壁の両側から下方
へ延びる立設壁(19、20、21)と、該立設壁の下縁から
下側方に延びる底板(18)とから段付き状に構成され、 前記立設壁(19、20、21)、底板(18)およびフロン
トカバー(8)で囲まれる空間に灯火器(16)を配設し
たことを特徴とする。なお、上記構成に付加した番号
は、本発明の理解を容易にするために図面と対比させる
もので、これにより本発明が何ら限定されるものではな
い。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例が適用されるスクータ型車
両の側面図、第2図は第1図におけるII−II線に沿う断
面図、第3図はインナフェンダの要部平面図である。
第1図に示されているように、スクータ型車両1は車
体前後方向に延びるフレーム2を備えており、このフレ
ーム2の前端のヘッドパイプ2aにはステアリングシャフ
ト3が回転自在に支持されている。ステアリングシャフ
ト3の下端にはフロントフォーク4を介して前輪5が連
結されている。また、フレーム2の後端にはリヤサスペ
ンション6を介して後輪7が連結されている。
更に、フレーム2を覆うようにして、車体前方から順
に、フロントフェンダ(ヘッドパイプの前面を覆うフロ
ントカバー)8、レッグシールド9、フロントアンダー
カウル10、リヤアンダーカウル11、およびサイドカバー
12から構成されている。フロントフェンダ8、レッグシ
ールド9およびフロントアンダーカウル10は、それぞ
れ、車体の左右両側にわたって延びていて、単一部材で
形成されている。また、リヤアンダーカウル11およびサ
イドカバー12は左右別部材で形成されている。
また、レッグシールド9とサイドカバー12との間で前
後のアンダカウル10,11の上面には、フートボード13が
配設されている。また、サイドカバー12の後端にはテー
ルランプ組立体14が配設されているとともに、サイドカ
バー12の上端にはシート15が配設されている。
更に、フロントフェンダ8の、前輪5の上方でかつ前
輪5に接近した位置にフラッシャ16が左右に配設されて
いる。一方、フロントフェンダ8およびアンダーカウル
10の各左右側壁の間には前輪5の上方から後方にかけて
フロントフォーク4の上方を覆うと共にフロントカバー
8の下方を覆うインナフェンダ(フェンダ部材)17が配
設されている。このインナフェンダ17により、前輪5に
よって跳ね上げられた水や泥等がフロントフェンダ8と
レッグシールド9との間の空間内に侵入することを防止
している。
第2図および第3図に示されているように、フェンダ
部材であるインナフェンダ17は、フロントフォーク4の
上方を覆う上面壁25と、この上面壁25の両側から下方へ
延びる立設壁19、20、21と、これら立設壁19、20、21の
下縁から外側方に延びる底板18とから樹脂成形により段
付き状に一体成形され、前記立設壁19、20、21、底壁18
およびフロントカバー8で囲まれる空間に灯火器16を配
設している。前記立設壁19、20、21は、車体前後方向の
側壁19と、この側壁19に連続して形成された後壁20と、
底板18から上方に立設された前壁21とがそれぞれ設けら
れている。すなわち、底板18、側壁19および前後の壁2
1,20およびフロントフェンダ8によって、灯火器16の周
辺が覆われている。その場合、これら底板18、側壁19お
よび前後の壁21,20はフロントフェンダ8の内側に配置
されているので、外部から見えることはなく、外観品質
が悪くなるようなことはない。この実施例においては、
側壁19および前後の壁20を凸状に形成しフロントフォー
ク4を覆っている。なお、22はワイヤー類挿通孔、23は
ヘッドパイプ挿通孔である。
このように構成されたインナフェンダ17によれば、ス
クータ型車両1の走行時、前輪5から、水や泥等が跳ね
上げられると、この水や泥等は、底板18、側壁19および
前後の壁21,20に当るので、灯火器16の方には侵入しな
くなる。したがって、灯火器16は確実に防水されるよう
になる。すなわち、底板18、側壁19および前後の壁21,2
0は、灯火器16の防水構造を構成している。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、フ
ェンダ部材が、フロントフォークの上方を覆う上面壁
と、該上面壁の両側から下方へ延びる立設壁と、該立設
壁の下縁から外側方に延びる底板とから段付き状に構成
され、前記立設壁、底板およびフロントカバーで囲まれ
る空間に灯火器を配設したので、フロントフォークの回
動を阻害することなく、灯火器を前輪に接近させた比較
的低い位置に配置可能にすると共に、前輪によって跳ね
上げられた泥水が灯火器に侵入するのを確実に防止する
ことができる。その場合、立設壁および底板はフェンダ
部材を樹脂成形する際、簡単に一体成形することができ
る。また、従来のようなブーツ等による灯火器側の防水
構造を廃止することができるので、部品点数が削減され
るばかりでなく、安価な防水構造を得ることができる。
さらに、フェンダ部材を段付き状に構成しているので、
その剛性が増し、前輪によって跳ね上げられた泥水に対
してしっかりと耐えられ、これらの侵入を十分に阻止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例が適用されるスクータ型車両
の側面図、第2図はこの実施例に用いられる灯火器周辺
を示す、第1図におけるII−II線に沿う断面図、第3図
はインナフェンダの要部平面図である。 2a……ヘッドパイプ、3……ステアリングシャフト、4
……フロントフォーク、8……フロントフェンダ(フロ
ントカバー)、16……灯火器、17……インナフェンダ
(フェンダ部材)、18……底板、19、20、21……立設
壁、25……上面壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62J 15/00 B62J 6/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングシャフトが回転自在に支持さ
    れたヘッドパイプと、前記ステアリングシャフトの下端
    に連結されたフロントフォークと、該フロントフォーク
    の下端に支持された前輪と、前記ヘッドパイプの前面を
    覆うフロントカバーと、該フロントカバーの下方を覆う
    フェンダ部材とを備えたスクータ型車両において、 前記フェンダ部材は、フロントフォークの上方を覆う上
    面壁と、該上面壁の両側から下方へ延びる立設壁と、該
    立設壁の下縁から外側方に延びる底板とから段付き状に
    構成され、 前記立設壁、底板およびフロントカバーで囲まれる空間
    に灯火器を配設したことを特徴とするスクータ型車両灯
    火器の防水構造。
JP63255458A 1988-10-11 1988-10-11 スクータ型車両灯火器の防水構造 Expired - Fee Related JP2793604B2 (ja)

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