JP2793548B2 - トンネル内搬送車の離合装置 - Google Patents

トンネル内搬送車の離合装置

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JP2793548B2
JP2793548B2 JP8047154A JP4715496A JP2793548B2 JP 2793548 B2 JP2793548 B2 JP 2793548B2 JP 8047154 A JP8047154 A JP 8047154A JP 4715496 A JP4715496 A JP 4715496A JP 2793548 B2 JP2793548 B2 JP 2793548B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル内を単線
で運行する搬送車がすれ違う際の、トンネル内搬送車の
離合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シールドトンネル等においては、
セグメントなどの工事用資材を運搬するために、搬送車
を走行させる。シールドトンネル内部においては、例え
ば搬送車は、往路では立坑付近で積み込んだセグメント
などを切羽付近まで運搬し、復路では空になって切羽付
近から立坑まで戻ってくるというような往復走行をして
いる。
【0003】ところで、シールドトンネルの直径には大
小さまざまなものがあるが、一般に限られた横断面積を
有効に利用し、作業スペースを大きく確保して工事作業
を行なうために、搬送車は通常はトンネル下部において
単線運転をしている。
【0004】複数の搬送車が、効率良く資材の運搬を行
なうには、往路と復路の搬送車が離合(すれ違うこと)
できる場所を設ける必要がある。図6は従来の離合台1
01の平面図、図7は従来の離合台101の縦断面図、
図8は単線区間の横断面図、図9は従来の離合台101
の横断面図である。
【0005】トンネル103のトンネル壁体105の内
部は、大部分は単線区間107となっており、所定の箇
所に図6および図7に示すような短い複線区間を単数あ
るいは複数設けて、往路の載荷搬送列車109と復路の
空搬送列車111とが離合する場所としている。離合台
101は、単線区間107a、107bにそれぞれ接す
る斜面区間113a、113bと、高台区間115とか
らなる。
【0006】図8に示すように、単線区間107a、1
07bの走行面はトンネル103の下部である。また、
トンネル103内の上部に大きく作業スペースを確保す
ることができる。
【0007】トンネル103内の片側の側面に沿って通
路支柱117が設けられ、通路支柱117に作業員通路
119が設けられる。また、作業員通路119の下部に
は、配管通路121が設けられる。
【0008】配管通路121内には、シールド工事に必
要な送泥管、排泥管、給水管、排水管、給気管、裏込注
入管などが縦坑から切羽付近まで配管される。またトン
ネル103の上部付近には、換気用の風管123が通っ
ている。
【0009】図9に示すように、往路の載荷搬送列車1
09と復路の空搬送列車111とが離合する箇所におい
ては、載荷搬送列車109と空搬送列車111とが並走
できるような幅が必要であり、単線区間107a、10
7bよりも高い位置に高台区間115を設ける。また高
台区間115は、載荷搬送列車109および空搬送列車
111の最大編成長以上の長さを有する必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
離合台101には以下のような問題があった。 (a)例えば高台区間115の高さを1mとし、斜面区
間113aおよび113bの勾配を50パーミル(50
/1000)とすると、斜面区間113a、113bの
長さが離合台101の片側で20mになり、離合台10
1全体が非常に長くなってしまう。
【0011】(b)また、載荷した搬送列車が長い斜面
区間113bを上るためには、特に多大なエネルギーが
必要となる。 (c)また、単線区間107a、107bと高台区間1
15との間に高低差が生じ、配管通路121および配管
通路121内部の各種配管類の配置の切り替えが必要と
なり、工事が繁雑になる。
【0012】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、離合のためのスペ
ースが少なくてすみ、載荷した搬送列車を高所に上げる
ためのエネルギーを節約でき、各種配管類の配置の切り
替えが不要となるような、トンネル内搬送列車の離合装
置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、トンネルで第1の搬送車と第2の搬
送車とを所定の離合箇所において離合させるトンネル内
搬送車の離合装置において、前記離合箇所に設けられ、
離合すべき前記第1の搬送車を載せる昇降テーブルと、
前記昇降テーブルを、所定の高さまで上昇させる上昇手
段と、前記第2の搬送車が、前記昇降テーブルの下方を
通過した後に、前記昇降テーブルを下降させる下降手段
と、を具備することを特徴とするトンネル内搬送車の離
合装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。図1は本実施の形
態に係る立体離合台1の横断面図、図2は立体離合台1
の縦断面図であり、いずれも立体離合を行なっている最
中の状態を示している。
【0015】立体離合台1はシールド工事を行なってい
るトンネル3内部に設けられ、トンネル壁体5の下部に
所定の間隔で設けた昇降テーブル支柱7と、昇降テーブ
ル支柱7に支えられる昇降テーブル9と、昇降テーブル
9を昇降テーブル支柱7に沿って上下させるための駆動
装置(図示せず)とからなる。
【0016】昇降テーブル9および昇降テーブル支柱7
a、7b、………の両外側のうち、片方には、所定の間
隔の通路支柱11に支えられる作業員通路13が設けら
れる。作業員通路13の下方は配管通路15となってお
り、シールド工事に必要な送泥管、排泥管、給水管、排
水管、給気管、裏込注入管などが、立坑側Aから切羽側
Bまで配管される。また、トンネル3の上部付近には、
換気用の風管17が通っている。
【0017】昇降テーブル9の下には、立坑側Bから切
羽側Aへの往路を、セグメントなどの資材を載荷物21
として運搬中の、載荷搬送列車23が通行中である。ま
た昇降テーブル9の上に載せられているのは、切羽側A
から立坑側Bへ戻る復路の空搬送列車25である。昇降
テーブル9は空搬送列車25の最大長さ分だけ必要であ
り、空搬送列車25を載せた昇降テーブル9を、載荷搬
送列車23が下側を通過できる高さCまで上昇させて、
退避させる。
【0018】図3は立体離合台1の平面図であり、載荷
搬送列車23は立体離合台1より立坑側Bにあって切羽
側Aに向かって走行しており、空搬送列車25は立体離
合台1より切羽側Aにあって立坑側Bに向かって走行し
ている状態を示している。
【0019】図4は、立体離合方法の手順を示すフロー
チャート、図5は図4の各ステップでの状態を示す図で
ある。 (a)まず、昇降テーブル9をトンネル3の下端付近に
降ろした状態で、切羽側Aから立坑側Bに向かう空搬送
列車25が到着するのを待つ(ステップ401)。
【0020】(b)空搬送列車25が切羽側Aから立坑
側Bに進行して、昇降テーブル9に載り、空搬送列車2
5全体が昇降テーブル9に載ったところで停止する(ス
テップ402)。 (c)次に、空搬送列車25を載せた昇降テーブル9を
所定の高さCまで上昇させる(ステップ403)。
【0021】(d)昇降テーブル9の下に、立坑側Bか
ら切羽側Aに向かって走行してきた載荷搬送列車23を
通過させる(ステップ404)。 (e)載荷搬送列車23が、昇降テーブル9の下から切
羽側Aに完全に抜け出る(ステップ405)。
【0022】(f)載荷搬送列車23の通過後、昇降テ
ーブル9を元の位置に降ろす(ステップ406)。 (g)空搬送列車25を立坑側Bに向かって発進させる
(ステップ407)。
【0023】以上、詳細に説明したように、本実施の形
態における立体離合台1を設置すると、従来の離合台1
01を設置した場合に比較して以下のような利点があ
る。 (ア)立体離合台1を設置する方式では、平面的には単
線運転のみで済むため、送排泥管などの各種配管の配置
の切り替えが不要であり、トンネル3内全体を通じて同
じ断面位置に1種類の配管通路15を設ければよい。
【0024】(イ)立体離合台1方式では昇降テーブル
9の長さは、空搬送列車25の長さで十分であり、離合
台101に比べて、トンネル3内に占める長さを短くす
ることができる。 (ウ)立体離合台1では、昇降テーブル9では軽い空搬
送列車25のみを上に上げ、重い載荷搬送列車23は、
そのまま走行させる。すなわち、搬送列車の駆動力を大
きくする必要がない。
【0025】(エ)立体離合台1では、載荷搬送列車2
3は、昇降テーブル9よりも長い編成になっていても、
昇降テーブル9の下を通過することができるため、必要
に応じて効率的に資材を運搬することができる。
【0026】なお、本実施の形態においては、昇降テー
ブル9には空搬送列車25のみが載るものとしたが、昇
降テーブル9の昇降機構の能力を高くするとともに昇降
テーブル9より上の空間を大きく確保して、載荷テーブ
ル9に載荷搬送列車23を載せて離合させる方法を用い
てもよい。
【0027】また、前述した実施の形態は、搬送列車に
ついて説明したが、タイヤ式の搬送車に対しても本発明
を応用することができる。
【0028】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、短い離合区間と少ないエネルギーで搬送列車を
離合させることのできるトンネル内搬送車の離合装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 立体離合台1の横断面図
【図2】 立体離合台1の縦断面図
【図3】 立体離合台1の平面図
【図4】 立体離合方法の手順を示すフローチャート
【図5】 図4の各ステップでの状態を示す図
【図6】 従来の離合台101の平面図
【図7】 従来の離合台101の縦断面図
【図8】 単線区間の横断面図
【図9】 従来の離合台101の横断面図
【符号の説明】
1………立体離合台 3………トンネル 5………トンネル壁体 7………昇降テーブル支柱 9………昇降テーブル 11………通路支柱 13………作業員通路 15………配管通路 17………風管 21………載荷物 23………載荷搬送列車 25………空搬送列車 A………切羽側 B………立坑側

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネルで第1の搬送車と第2の搬送車
    とを所定の離合箇所において離合させるトンネル内搬送
    車の離合装置において、 前記離合箇所に設けられ、離合すべき前記第1の搬送車
    を載せる昇降テーブルと、 前記昇降テーブルを、所定の高さまで上昇させる上昇手
    段と、 前記第2の搬送車が、前記昇降テーブルの下方を通過し
    た後に、前記昇降テーブルを下降させる下降手段と、 を具備することを特徴とするトンネル内搬送車の離合装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1の搬送車は空の搬送車であるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載されたトンネル内搬送
    車の離合装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の搬送車は、複数車両で編成さ
    れることを特徴とする、請求項1に記載されたトンネル
    内搬送車の離合装置。
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