JP2780692B2 - Cdma受信装置 - Google Patents

Cdma受信装置

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JP2780692B2
JP2780692B2 JP31699595A JP31699595A JP2780692B2 JP 2780692 B2 JP2780692 B2 JP 2780692B2 JP 31699595 A JP31699595 A JP 31699595A JP 31699595 A JP31699595 A JP 31699595A JP 2780692 B2 JP2780692 B2 JP 2780692B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCDMA(Code
Division Multiple Acces
s)受信装置に関し、特に移動通信システムに用いられ
るCDMA受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA通信は、送信装置において拡散
符号を用いて送信データのスぺクトラム拡散を行い、受
信装置において拡散符号と同一の逆拡散符号を用いて受
信データの逆拡散を行う通信方式である。このCDMA
通信は、移動通信システムに広く用いられている。
【0003】なお拡散符号としては、M(Maximu
m Length Code又はMaximum Le
ngth Sequence)系列、GOLD符号系列
等が知られている。この拡散符号は、出力の正符号「+
1」と負符号「−1」との発生回数がほぼ同じ符号であ
り、したがって本来的には符号バランスがとれている符
号である。
【0004】ここで、従来のCDMA受信装置について
図面を参照して説明する。
【0005】図5は、特開平2―47911号公報に記
載されているCDMA受信装置の概略を示すブロック図
である。同図に示されている受信装置は、図示せぬ送信
装置からの送信信号を受信する受信アンテナ11と、こ
の受信した信号をベースバンド信号に変換する準同期検
波回路12と、DC成分を除去するコンデンサ19と、
DC成分除去後の信号をディジタルデータに変換するA
/D変換器13と、拡散符号のレプリカである逆拡散符
号を発生する逆拡散符号発生回路16と、逆拡散符号を
用いてディジタルデータを逆拡散する逆拡散回路14
と、装置各部において必要なクロックを発生するクロッ
ク発生回路17とを含んで構成されている。
【0006】かかる構成において、受信アンテナ11に
よって受信された受信RF(Radio Freque
ncy)信号は、準同期検波回路12に入力され、ベー
スバンド信号に変換されて出力される。このベースバン
ド信号は、コンデンサ19によってDC成分が除去され
た後、A/D変換器13に入力されてディジタル信号に
変換される。A/D変換器13の出力信号23は、ディ
ジタル信号によるベースバンド信号であり、同信号は逆
拡散回路14に入力されて逆拡散される。この場合、逆
拡散符号発生回路16で発生される拡散符号のレプリカ
を使用して逆拡散される。この逆拡散によってシンボル
単位の受信信号が出力される。
【0007】一方、図6は従来のCDMA受信装置の他
の構成例を示すブロック図であり、図5と同等部分は同
一符号により示されている。同図に示されている受信装
置が図6の装置と異なる点は、A/D変換された出力信
号23についてDCオフセットを除去するDCオフセッ
ト除去回路18を含み、このDCオフセット除去後の信
号について逆拡散を行う点である。
【0008】かかる構成において、受信アンテナ11に
よって受信された受信RF信号は、準同期検波回路12
に入力され、ベースバンド信号に変換されて出力され
る。このベースバンド信号は、A/D変換器13に入力
されてディジタル信号に変換される。A/D変換器13
から出力されたディジタル信号によるベースバンド信号
23は、DCオフセット除去回路18に入力されてDC
オフセット成分が除去される。このDCオフセット成分
が除去された信号は、逆拡散回路14に入力されて逆拡
散される。この場合、逆拡散符号発生回路16で発生さ
れる拡散符号のレプリカ22を使用して逆拡散される。
この逆拡散によってシンボル単位の受信信号が出力され
る。
【0009】ここでDCオフセット除去回路18の内部
構成について図7を参照して説明する。図7において、
DCオフセット除去回路18は、DC成分以外の信号成
分を除去するローパスフィルタ25と、この除去された
信号を反転して信号23に加える加算器27とを含んで
構成されている。
【0010】かかる構成において、A/D変換器13か
ら出力されたディジタル信号によるベースバンド信号2
3は、加算器27を介してローパスフィルタ25に入力
される。ローパスフィルタ25ではベースバンド信号2
3からDC成分以外の信号成分が除去される。すると、
ローパスフィルタ25の出力信号はDC成分の推定値と
なり、この推定値が反転されて加算器27に入力され
る。これにより、加算器27からはDCオフセット成分
が除去された信号が出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図5に示されている従
来のCDMA受信装置においては、コンデンサを使用し
てDC成分を除去しているので、A/D変換器における
DCオフセット成分を除去することができないという欠
点がある。また、本来受信すべき信号に含まれるDC成
分も除去されてしまい、特性が劣化するという欠点もあ
る。特に、符号バランスのとれていない拡散符号(出力
の「+1」と「−1」との発生具合に偏りがある符号)
を用いる場合には、問題になる。
【0012】一方、図6に示されている従来のCDMA
受信装置においては、DCオフセット除去回路の消費電
力が大きくなってしまうという欠点がある。その理由
は、逆拡散前の信号に対してDCオフセット成分の除去
を行っており、DCオフセット除去回路を起動させるた
めに拡散符号のチップレート(拡散符号の一符号の速
度)相当のクロックを必要とするので、高速に動作し消
費電力の大きい半導体素子を必要とするからである。
【0013】また、拡散符号がシンボル単位で変化する
場合には、DCオフセット成分を正確に除去できないと
いう欠点がある。特に、符号周期が非常に長い符号を使
用し、その拡散符号をシンボル単位で使用する場合に
は、使用する拡散符号の符号バランスに応じて発生する
DCオフセット成分がシンボル単位で変化することにな
り、予め期待されるDCオフセット成分を除去する従来
のDCオフセット回路(図7)では、DCオフセット成
分の除去が不十分となる。
【0014】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的はベースバンド
信号に含まれるDCオフセット成分を確実に除去するこ
とのできる低消費電力のCDMA受信装置を提供するこ
とである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によるCDMA受
信機は、逆拡散符号を用いて受信データの逆拡散を行う
CDMA受信装置であって、前記受信データについて逆
拡散を行う逆拡散手段と、前記逆拡散符号の符号バラン
スに応じて前記逆拡散手段による逆拡散後の受信データ
のDCオフセットを除去するオフセット除去手段とを含
み、前記オフセット除去手段は、前記逆拡散符号の符号
バランスを測定する測定手段と、この測定結果を逆拡散
後の受信信号に乗ずる第1の乗算手段と、この乗算出力
の高周波成分を除去するローパスフィルタと、この除去
出力に前記測定結果を乗ずる第2の乗算手段と、この乗
算出力を前記逆拡散後の受信信号から減じる手段とを含
むことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の作用は以下の通りであ
る。
【0017】逆拡散符号を用いて受信データの逆拡散を
行うCDMA受信装置において、受信データについて逆
拡散を行い、この逆拡散後の受信データについて逆拡散
符号の符号バランスに応じてDCオフセットを除去す
る。
【0018】オフセットの除去は、以下のように行う。
まず逆拡散符号の符号バランスを測定し、この測定結果
を逆拡散後の受信信号に乗ずる。この乗算出力の高周波
成分をローパスフィルタで除去し、この除去出力に上記
測定結果を乗ずる。この乗算出力を逆拡散後の受信信号
から減じる。
【0019】逆拡散符号の符号バランスは、以下のよう
に測定する。すなわち、拡散符号のチップレート相当の
クロックに同期して前記拡散符号の「+1」及び「−
1」を夫々カウントする。そして、拡散符号の1シンボ
ル毎におけるこれらカウント値の差を測定結果とする。
【0020】次に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0021】図1は本発明によるCDMA受信装置の一
実施例の構成を示すブロック図であり、図5及び図6と
同等部分は同一符号により示されている。図において、
本発明の一実施例によるCDMA受信装置が従来のCD
MA受信装置(図6)と異なる点は、逆拡散回路14に
よる逆拡散後にDCオフセットを除去するDCオフセッ
ト除去回路15を含む点である。
【0022】かかる構成において、受信アンテナ11に
よって受信された受信RF信号は、準同期検波回路12
に入力され、ベースバンド信号に変換されて出力され
る。このベースバンド信号は、A/D変換器13に入力
されてディジタル信号に変換される。A/D変換器13
から出力されたディジタル信号によるベースバンド信号
23は、逆拡散回路14に入力されて逆拡散される。こ
の場合、逆拡散符号発生回路16で発生される拡散符号
のレプリカを使用して逆拡散される。
【0023】逆拡散回路14で逆拡散された信号21
は、DCオフセット除去回路15に入力されてDCオフ
セット成分が除去された後、出力される。この場合、逆
拡散符号発生回路16で発生される拡散符号のレプリカ
22を使用してDCオフセット成分が除去される。
【0024】ところで、A/D変換器13によるA/D
変換後のベースバンド信号は、A/D変換時のDCオフ
セット成分を含んでいる。したがって、逆拡散回路14
で逆拡散された信号には、拡散符号の符号バランスの不
平衡によるDCオフセット成分と、送信装置でのD/A
変換によるDCオフセット成分と、受信装置でのA/D
変換によるDCオフセット成分とが含まれていることに
なる。また、拡散符号長の繰返し周期がその拡散符号の
1シンボルに相当する時間よりも長い場合には、シンボ
ル単位で拡散符号の符号バランスが変化する。したがっ
て、拡散符号長の繰返し周期が長い場合には、受信信号
に含まれるDCオフセット成分は一定値にならない。
【0025】ここで、DCオフセット除去回路15の内
部構成について説明する。図2は図1中のDCオフセッ
ト除去回路15の内部構成例を示すブロック図であり、
図1と同等部分は同一符号により示されている。図にお
いて、DCオフセット除去回路15は、従来の回路(図
7)と異なり、ローパスフィルタ25の入力側及び出力
側に夫々設けられた乗算器24及び26と、拡散符号の
正符号「+1」と負符号「−1」との差を1シンボル毎
に出力し乗算器24及び26に入力せしめる正負符号カ
ウンタ23とを含んで構成されている。
【0026】かかる構成において、逆拡散符号発生回路
16から出力される拡散符号のレプリカ22は、正負符
号カウンタ23に入力される。正負符号カウンタ23
は、拡散符号の正符号「+1」と負符号「−1」との
差、を1シンボル毎にカウントし、これを出力する。つ
まり、正負符号カウンタ23は、拡散符号の符号バラン
スを1シンボル毎に測定しているのである。
【0027】逆拡散回路14で逆拡散された信号21は
乗算器24に入力され、正負符号カウンタ23の出力と
掛け算されることによってシンボル単位で正負符号差に
よる重み付けがなされる。この重み付けによって、拡散
符号の符号不平衡によるDCオフセット成分を最小にす
る出力信号240が乗算器24から出力される。
【0028】乗算器24の出力信号240はローパスフ
ィルタ25に入力され、高周波成分がカットされる。こ
れにより、ローパスフィルタ25の出力信号250は逆
拡散前のDCオフセット成分の推定値となる。この推定
値は乗算器26に入力され、正負符号カウンタ23の出
力と掛け算される。よって、この乗算器26の出力信号
260は、逆拡散後の各々のシンボルに含まれるDCオ
フセット成分の推定値となる。
【0029】乗算器26の出力信号260は加算器27
の反転入力端子に入力される。これにより、逆拡散回路
14で逆拡散され非反転入力端子に入力された信号21
から乗算器26の出力信号260を減算した信号270
が加算器27から出力される。この加算器27の出力信
号270は逆拡散後の各々のシンボルに含まれるDCオ
フセット成分が除去された信号となる。
【0030】図3は、図2中の各部の信号を周波数スペ
クトラムで示した図であり、横軸が周波数、縦軸が電力
レベルである。
【0031】まず、同図(a)には加算器の非反転入力
端子に入力される信号21が示されている。同図(a)
に示されているように、信号21には、受信信号の他
に、拡散符号の符号バランス不平衡によるDCオフセッ
ト成分71と、A/D変換及びD/A変換によるDCオ
フセット成分72とが含まれている。この信号21は乗
算器24に入力されて正負符号カウンタ23の出力と掛
け算される。これにより、拡散符号の符号バランス不平
衡によるDCオフセット成分71が除去される。よっ
て、同図(b)に示されているように、乗算器24の出
力信号240には、受信信号の他に、A/D変換及びD
/A変換によるDCオフセット成分72が含まれてい
る。
【0032】乗算器24の出力信号240はローパスフ
ィルタ25に入力され、高周波成分がカットされる。よ
って、同図(c)に示されているように、ローパスフィ
ルタ25の出力信号250には、A/D変換及びD/A
変換によるDCオフセット成分72、すなわち逆拡散前
のDCオフセット成分(装置において固定の成分)のみ
が含まれている。
【0033】ローパスフィルタ25の出力信号250は
乗算器26に入力され、正負符号カウンタ23の出力と
掛け算される。よって、同図(d)に示されているよう
に、乗算器26の出力信号260には、拡散符号の符号
バランス不平衡によるDCオフセット成分71と、A/
D変換及びD/A変換によるDCオフセット成分72と
が含まれていることになる。このとき、DCオフセット
成分71は、シンボル毎にその値が変化するものであ
る。
【0034】乗算器26の出力信号260は加算器27
の反転入力端子に入力され、非反転入力端子に入力され
た信号21から出力信号260が減算される。この減算
結果である出力信号270は、同図(e)に示されてい
るように、逆拡散後の各々のシンボルに含まれるDCオ
フセット成分が除去された信号となる。
【0035】次に、正負符号カウンタ23の内部構成に
ついて図4を参照して説明する。同図において正負符号
カウンタ23は、拡散符号のチップレート相当のクロッ
クを出力するクロック発振器230と、このクロックが
入力端子の一方に入力されるアンドゲート231及び2
32と、アンドゲート231の出力に応答してカウント
アップするカウンタ233と、アンドゲート232の出
力に応答してカウントアップするカウンタ234とを含
んで構成されている。
【0036】また、正負符号カウンタ23は、クロック
発振器230からのクロックに応じてカウントを行い拡
散符号の1シンボルに相当する時間毎に「1」を出力す
るカウンタ235と、カウンタ233のカウント値とカ
ウンタ234のカウント値との差を算出する加算器23
6と、この算出されたカウント値の差をD入力としカウ
ンタ235の出力をクロック入力とするDFF237と
を含んで構成されている。
【0037】かかる構成において、クロック発振器23
0からは拡散符号のチップレート相当のクロックが出力
され、カウンタ235に入力される。カウンタ235
は、そのクロックに応じてカウントを行い、拡散符号の
1シンボルに相当する時間毎に「1」を出力する。この
出力はDFF(D型フリップフロップ)237のクロッ
ク端子に入力される。
【0038】一方、拡散符号のレプリカ22は、アンド
ゲート231の入力端子に入力されると共に、アンドゲ
ート232の反転入力端子にも入力される。アンドゲー
ト231及び232の入力端子のもう一方には、クロッ
ク発振器230からのクロックが入力されている。した
がって、拡散符号のレプリカ22が正符号「+1」のと
きアンドゲート231の出力が「1」になり、負符号
「−1」のときアンドゲート232の出力が「1」にな
る。
【0039】カウンタ233は、アンドゲート231の
出力が「1」になるとカウントアップし、「0」のとき
はカウントアップせずにカウント値を保持したまま出力
する。同様にカウンタ234は、アンドゲート232の
出力が「1」になるとカウントアップし、「0」のとき
はカウントアップせずにカウント値を保持したまま出力
する。
【0040】これらカウンタ233のカウント値は加算
器236の非反転端子に入力され、カウンタ234のカ
ウント値は加算器236の非反転端子に入力され、両カ
ウント値の差が算出される。この算出されたカウント値
の差は、カウンタ235の出力が「1」になる毎にDF
F237に入力され、出力保持される。このDFF23
7の出力は、上述したように図2中の乗算器24及び2
6に入力される。
【0041】以上のように、本受信装置のDCオフセッ
ト除去回路においては、逆拡散符号の符号バランスに応
じて逆拡散後の受信データのDCオフセットを除去して
いるのである。そして、DCオフセット除去回路では、
まず拡散符号のチップレート相当のクロックに同期して
拡散符号の「+1」及び「−1」を夫々カウントし、拡
散符号の1シンボル毎におけるこれらカウント値の差を
符号バランスの測定結果としている。この測定結果を逆
拡散後の受信信号に乗じ、この乗算出力の高周波成分を
ローパスフィルタで除去し、この除去出力に上記測定結
果を乗ずる。この乗算出力を逆拡散後の受信信号から減
じることによって、DCオフセット成分を除去している
のである。
【0042】また本受信装置は、シンボル単位でDCオ
フセット成分を除去する構成であるため、拡散符号のチ
ップレート相当のクロックが必要となるのは正負符号カ
ウンタ内のみで済み、その他の部分のクロックの繰返し
周波数を従来装置よりも低く抑えることができる。よっ
て、高速に動作する消費電力の大きい半導体素子を必要
とせず、消費電力を低減できるのである。
【0043】さらにまた、従来回路では予め期待される
DCオフセット成分しか除去することができない。これ
に対し本受信装置では、拡散符号の正負符号差を1シン
ボル単位毎に測定しているので、シンボル毎に拡散符号
が異なる場合や拡散符号の繰返し周期が非常に長い場合
等のように拡散符号の符号バランスがシンボル単位で変
化する場合であってもシンボル毎にDCオフセット成分
を推定してこれを除去することができるのである。
【0044】なお本装置は、A/D変換後にDCオフセ
ット成分を除去する構成であるため、A/D変換器にお
けるDCオフセット成分を除去することができる。ま
た、ローパスフィルタの代わりに、拡散符号の「+1」
の数と「−1」の数との平均値を求める平均化回路を設
け、これを用いてDCオフセットを除去しても良い。
【0045】請求項の記載に関連して本発明は更に次の
態様をとりうる。
【0046】(4)前記拡散符号の繰返し周期は、該拡
散符号の1シンボルに相当する時間のN倍(Nは2以上
の整数)であることを特徴とする請求項3記載のCDM
A受信装置。
【0047】(5)受信信号を前記受信データにアナロ
グ/ディジタル変換するA/D変換手段を更に含むこと
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のCDMA
受信装置。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、逆拡散後
の受信データについて逆拡散符号の符号バランスに応じ
てDCオフセットを除去することにより、拡散符号のチ
ップレート相当のクロックが必要となるのは正負符号カ
ウンタ内のみで済み、よって高速に動作する消費電力の
大きい半導体素子を必要とせず、消費電力を低減できる
という効果がある。また、1シンボル毎に逆拡散符号の
符号バランスを測定し、これを用いてDCオフセットを
除去することにより、拡散符号がシンボル単位で変化す
る場合であってもベースバンド信号に含まれるDCオフ
セット成分を確実に除去することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるCDMA受信装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1中のDCオフセット除去回路の内部構成例
を示すブロック図である。
【図3】(a)〜(e)は、図2中の各部の信号を周波
数スペクトラムで示した図である。
【図4】図2中の正負符号カウンタの構成例を示すブロ
ック図である。
【図5】従来のCDMA受信装置の例を示すブロック図
である。
【図6】従来のCDMA受信装置の他の例を示すブロッ
ク図である。
【図7】図6におけるDCオフセット除去回路の内部構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 受信アンテナ 12 準同期検波回路 13 A/D変換器 14 逆拡散回路 15、18 DCオフセット除去回路 16 逆拡散符号発生回路 17 クロック発生回路 23 正負符号カウンタ 24、26 乗算器 25 ローパスフィルタ 27 加算器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆拡散符号を用いて受信データの逆拡散
    を行うCDMA受信装置であって、前記受信データにつ
    いて逆拡散を行う逆拡散手段と、前記逆拡散符号の符号
    バランスに応じて前記逆拡散手段による逆拡散後の受信
    データのDCオフセットを除去するオフセット除去手段
    とを含み、前記オフセット除去手段は、前記逆拡散符号
    の符号バランスを測定する測定手段と、この測定結果を
    逆拡散後の受信信号に乗ずる第1の乗算手段と、この乗
    算出力の高周波成分を除去するローパスフィルタと、こ
    の除去出力に前記測定結果を乗ずる第2の乗算手段と、
    この乗算出力を前記逆拡散後の受信信号から減じる手段
    とを含むことを特徴とするCDMA受信装置。
  2. 【請求項2】 前記測定手段は、前記拡散符号のチップ
    レート相当のクロックに同期して前記拡散符号の正符号
    及び負符号を夫々カウントする第1及び第2のカウンタ
    と、前記拡散符号の1シンボル毎に前記第1及び第2の
    カウンタのカウント値の差を出力する減算回路とを含
    み、この減算結果を前記測定結果とすることを特徴とす
    る請求項1記載のCDMA受信装置。
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