JP2780048B2 - 船舶等の防舷装置 - Google Patents

船舶等の防舷装置

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    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、船舶等の浮遊物(以下『船舶』と称する)
が岸壁等の構造物(以下『岸壁』と称する)へ接舷する
時に生ずる衝撃力を吸収して緩和し、船舶および岸壁の
損傷を防止するための防舷装置に係り、特に大型船も小
型船も接舷する岸壁に取付けられる船舶の防舷装置に関
するものである。
従来の技術 従来、防舷材は、それが取付けられる岸壁に接舷する
可能性のある船舶のうちの最大の船舶を考慮して、その
大きさおよび緩衝能力が決定されていた。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、外洋に設けられるシーバースの如き大
型船舶専用のものや内航船専用の小型船舶専用のものを
除けば、一般の商用岸壁に接岸する船舶の大きさは種々
雑多であり、大型船舶用として設計された岸壁およびそ
の防舷材に小型船舶が接岸した場合、該小型船舶に対し
て過大な反力が作用し、同船舶の外板等の構造部材を損
傷するなどの問題があった。また逆に、小型船舶用とし
て設計された岸壁およびその防舷材に大型船舶が接岸し
た場合、過大の衝突力が発生した岸壁および防舷材を損
傷し、該大型船舶に対しては剛体たる岸壁から直接反力
が作用して同船舶の外板等の構造部材を損傷するなどの
問題があった。
課題を解決するための手段および作用効果 本発明は、このような難点を克服した船舶等の防舷装
置の改良に係り、岸壁等の構造物に大型弾性緩衝部材の
基端部が取付けられるとともに、船舶等の浮遊体に当接
する受衝体に小型弾性緩衝部材の先端部が取付けられ、
浮遊体の接岸力が、前記受衝体、バネ定数の小さな小型
弾性緩衝部材、バネ定数の大きな大型弾性緩衝部材を介
して前記構造物に直列に伝達される船舶等の防舷装置に
おいて、前記大型弾性緩衝部材の先端面に取付けられる
中間部材の端縁に、該大型弾性緩衝部材の先端部の外側
方に位置する側部片が形成され、前記受衝体も、前記中
間部材と同様に、該受衝体の端縁に、前記中間部材の側
部片の外側方に位置する側部片が形成され、前記小型弾
性緩衝部材の最大変形量に対応する間隙を存し、前記中
間部材の前方に該中間部材と平行をなして前記受衝体が
配置される位置関係にて、前記中間部材の側部片と前記
受衝体の側部片とに、前記受衝体の受衝面と平行に前記
小型弾性緩衝部材が介装されたことを特徴とするもので
ある。
本発明は前記したように構成されるので、船舶等の浮
遊体が岸壁等の構造物に接近し、前記受衝体に当接した
際には、その接岸力で前記バネ定数の小さな小型弾性緩
衝部材が大きく変形し、その接岸エネルギは該小型弾性
緩衝部材の変形で軟かく吸収される。
従って小型船舶のように小さな浮遊体が接岸する場合
には、その接岸エネルギの大部分は前記バネ定数の小さ
な小型弾性緩衝部材でもって、比較的大きな変形量でも
って軟かく吸収されるので、接岸の際の浮遊体の接岸シ
ョックが小さく、該浮遊体は接岸衝撃力で損傷する惧れ
もなければ、また該浮遊体に搭乗している乗組員の衝撃
力による不快感も避けられる。
そして岸壁等の構造物に対する船舶等の浮遊体の接岸
エネルギが大きいと、前記バネ定数の小さな小型弾性緩
衝部材が、まずその最大変形量迄変形して、前記受衝体
の裏面が前記中間部材の前面に当接し、浮遊体の接岸力
が前記受衝体および前記中間部材を介して前記バネ定数
の大きな大型弾性緩衝部材に直接加わり、該大型弾性緩
衝部材が大きく変形を始めるので、浮遊体の大きな接岸
エネルギが無理なく確実に吸収され、しかも、前記小型
弾性緩衝部材が許容形量を越える変形をしないため、該
小型弾性部材の破損が確実に阻止される。
このように、小型浮遊体から大型浮遊体にわたって浮
遊体の接岸衝撃力を柔軟に緩和することができるととも
に、広い範囲にわたり無理なく確実に接岸エネルギを吸
収して、岸壁等の、構造物、浮遊体および防舷装置の損
傷を未然に回避することができる。
また、本発明では、前記中間部材の端縁に、前記大型
弾性緩衝部材の先端部の外側方に位置する側部片が形成
され、前記受衝体も、前記中間部材と同様に、該受衝体
の端縁に、前記中間部材の側部片の外側方に位置する側
部片が形成され、前記中間部材の側部片と前記受衝体の
側部片とに、前記受衝体の受衝面に沿って前記小型弾性
緩衝部材が介装されているため、前記受衝体に斜方向の
接岸力が加えられた場合、この受衝体の受衝面に沿う受
衝面成分の接岸力は、前記受衝体側部片、小型弾性緩衝
部材および中間部材側部片を介して大型弾性緩衝部材に
伝達され、前記小型弾性緩衝部材には片持曲げモーメン
トは働かずに圧縮力または引張力が働き、かつその受衝
面に沿った方向の中間部材に対する受衝対の移動が前記
受衝体側部片と中間部材側部片とでもって規制される結
果、前記バネ定数の小さな小型弾性緩衝部材を破壊させ
るような力が作用せず、該小型弾性緩衝部材の破損が確
実に阻止される。
実施例 以下第1図ないし、第3図に図示された本発明の第1
の実施例の構造について説明する。
大型緩衝部材1はゴム等の弾性体から成り、第2図に
図示されるように、その本体は水平線2を中心とする厚
肉円筒状に成形され、厚肉円筒部3の前後端部に半径方
向に突出したフランジ部4、5が形成され、このフラン
ジ部4、5に周方向に亘り一定間隔毎に取付け孔(図示
されず)が設けられている。
上記大型緩衝部材1はその平滑な後端面が岸壁6に密
着し、後端フランジ部5の取付け孔を貫通したアンカ・
ボルト7とこれに螺着されるナット8によって強固に固
着されている。
中間フレーム10は、型断面形状を有する一体の鋼製
部材で、一辺の長さが上記大型緩衝材1の前端フランジ
部4の直径よりやや大きな略正方形の垂直面部11とその
上下端縁から後方に延びる水平フランジ部12を有し、平
面部11には前記大型緩衝部材1の前端フランジ部4の取
付け孔に対応した個所に植込みボルト13が一体に突設さ
れている。
上記垂直面部11の後端平滑面は大型緩衝部材1の前端
平滑面に密着し、同大型緩衝部材1の前端フランジ4の
取付け孔に中間フレーム10の植込みボルト13が嵌合さ
れ、ボルト13に螺着されるナット14によって、大型緩衝
部材へ強固に取付けられている。
また、受衝体15も、型断面形状を有する一体の鋼製
部材で、垂直な辺の長さが中間フレーム10の垂直な辺の
長さより所定量長く、水平な辺の長さも略中間フレーム
10の水平な辺の長さと等しい矩形をした垂直面部16とそ
の上下端縁から後方に延びる水平フランジ部17を有して
いる。垂直面部16の前面には、ゴム又はゴム状弾性体も
しくは木材等から成る接舷船舶との接舷部材18が接着剤
または取付けボルト等の取付け金具(図示されず)によ
って取付けられている。水平フランジ部17の内面は平滑
な面となり、中間フレーム10の水平フランジ部12と平行
になっている。
さらに小型緩衝部材20は第3図に図示されたように、
中実垂直円柱形をしたゴムまたはゴム状の弾性本体21の
両端縁部には円板状取付け板22、23が接着剤または焼付
け等により一体に固着されている。
さらにまた中間フレーム10の垂直面部11の前面と受衝
板15の垂直面部16の後面とは所定の距離dとなるよう
に、中間フレーム10の水平フランジ12の外面に小型緩衝
材20の取付け板22が図示されない取付け金具または接着
剤で一体に固着されるとともに、受衝体15の水平フラン
ジ部17の内面に小型緩衝材20の取付け板23が同様に一体
に固着されている。
次に本実施例の作用について第4図図示された反力−
変形曲線に従い説明する。
本実施例における防舷装置は上記の通り構成されてい
るために、小型船舶が接岸すると、その動的荷重は受衝
体15を介して小型緩衝部材20に伝えられ、該小型緩衝部
材20は反力を増大させながら変形して接舷小型船舶の運
動エネルギーを吸収し、その変形量がaに達した時に該
船舶の運動を停止させる。その時の反力はPaであり、吸
収エネルギーの量は略面積0−a−Pa−0と等しくな
る。(大型緩衝部材1の変形は少ないのでその吸収エネ
ルギーは無視してもよい。) 次に大型船舶が接岸すると、その動的荷重は大きいの
で小型緩衝部材20の設定変形量の範囲ではその運動エネ
ルギーを吸収することができず、小型緩衝部材20の変形
がその許容変形量に達する以前に、受衝板15の垂直面部
16の後面が中間フレーム10の垂直面部11の前面に当接
し、小型緩衝部材20の変形はbで停止し、反力Pbとな
る。それ以降は大型緩衝部材1の変形によって発生する
反力が直接中間フレーム10および受衝体15の当接面を通
じて接舷大型船舶に作用し、大型緩衝材はさらに反力を
発生しながら変形して該船舶の運動エネルギーを吸収
し、その変形がcに達した時に同船舶の運動を停止させ
る。その時の反力はPcであり、吸収エネルギーの量は略
面積0−c−Pc−0に等しくなる。(反力がPbに達する
までの大型緩衝部材1の変形は少ないのでその吸収エネ
ルギーは無視してもよい。) 次いで、大型緩衝部材1の変形によって生じた反力に
よって、前記船舶はバースとは反対のの方向に付勢され
て徐々に移動し、それについて大型緩衝部材1は変形を
回復しながら反力を減じ、その反力が変形したまま停止
している小型緩衝部材20の反力と同じPbになると、小型
緩衝部材20もその変形を回復しながら反力を失って両緩
衝部材1、20共に変形を復元し、これに伴い、受衝板15
と中間フレーム10も元の距離dに離間して、当該防舷装
置の緩衝作用の1サイクルは完結する。
反復する前記接舷船舶の運動はは急激に減衰するの
で、2サイクル目以降の船舶の運動を考慮する必要はな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の概略を示す側面図、第2図は第1
図の大型緩衝部材の縦断側面図、第3図は第1図の小型
緩衝部材の縦断側面図、第4図は、第1図に図示の実施
例の荷重一変形曲線および吸収エネルギの特性図、第5
図は、大型緩衝部材の荷重一変形曲線および吸収エネル
ギの特性図、第6図は一対の同一小型緩衝部材の荷重一
変形特性曲線図である。 1……大型緩衝部材、2……同部材の巾心線、3……厚
肉円筒部、4……前端フランジ部、5……後端フランジ
部、6……岸壁、7……アンカーボルト、8……ナッ
ト、10……中間フレーム、11……垂直面部、12……水平
フランジ部、13……植込みボルト、14……ナット、15…
…受衝板、16……垂直面部、17……水平フランジ部、18
……接舷部材、20……小型緩衝部材、21……本体、22,2
3……取付け板。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】岸壁等の構造物に大型弾性緩衝部材の基端
    部が取付けられるとともに、船舶等の浮遊体に当接する
    受衝体に小型弾性緩衝部材の先端部が取付けられ、浮遊
    体の接岸力が、前記受衝体、バネ定数の小さな小型弾性
    緩衝部材、バネ定数の大きな大型弾性緩衝部材を介して
    前記構造物に直列に伝達される船舶等の防舷装置におい
    て、 前記大型弾性緩衝部材の先端面に取付けられる中間部材
    の端縁に、該大型弾性緩衝部材の先端部の外側方に位置
    する側部片が形成され、 前記受衝体も、前記中間部材と同様に、該受衝体の端縁
    に、前記中間部材の側部片の外側方に位置する側部片が
    形成され、 前記小型弾性緩衝部材の最大変形量に対応する間隙を存
    し、前記中間部材の前方に該中間部材と平行をなして前
    記受衝体が配置される位置関係にて、前記中間部材の側
    部片と前記受衝体の側部片とに、前記受衝体の受衝面と
    平行に前記小型弾性緩衝部材が介装されたことを特徴と
    する船舶の防舷装置。
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