JP2768228B2 - 画像生成装置 - Google Patents

画像生成装置

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JP2768228B2
JP2768228B2 JP5201391A JP20139193A JP2768228B2 JP 2768228 B2 JP2768228 B2 JP 2768228B2 JP 5201391 A JP5201391 A JP 5201391A JP 20139193 A JP20139193 A JP 20139193A JP 2768228 B2 JP2768228 B2 JP 2768228B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は3次元空間中で定義した
物体形状の表面に画像等の属性情報を配置して画像を生
成する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータグラフィクスで用いられる
一般的な技法として、テクスチャマッピングという技法
がある。この技法は、模様や質感を表す画像(テクスチ
ャ画像)を物体形状の表面に配置し、その物体を表現す
る画像を生成するものである。この技法により、複雑な
模様や質感をもつ物体を表現した画像を、単純な形状を
使用して生成することができる。また、物体表面の法線
ベクトルを変動させて物体表面の微小な凸凹を表現する
マッピング法がバンプマッピング法として知られてい
る。
【0003】画像または法線情報を物体表面に対する属
性情報として定義し、定義した属性情報を物体表面に張
り付けて画像生成する技法の詳細は、例えば文献[19
89年、アラン・ワット「ファンダメンタルズ・オブ・
スリーディメンショナル・コンピューター・グラフィッ
クス」、アディスン・ウエズリィ(Alan Wat
t,FUNDAMENTALS OF THREE−D
IMENSIONALCOMPUTER GRAPHI
CS,ADDISON WESLEY,1989)、2
27−254頁]に記載がある。
【0004】また、このような平面の属性情報を3次元
に拡張する方法として、物体の表面における微小な構造
や光学的な特性を3次元的な属性情報(空間属性情報)
として定義し、定義した空間属性情報を物体の表面に張
り付けて画像生成する方法がある。この方法を用いる
と、たとえば動物の毛皮のような複雑な形状を、毛を一
本ごとに形状定義せずに、毛の構造と光学的特性を定義
した空間属性情報を基本形状に張り付けることで画像生
成できる。さらに、この方法には、空間属性情報を物体
の形状表面において変形することで、物体の形状自体を
変化させずに表面形状を変化させた画像を生成できると
いう利点がある。空間属性情報を用いた画像生成法の詳
細は[1989年、ジェイムズ・ティー・カジヤ、ティ
モシー・エル・ケイ、「コンピューターグラフィック
ス」、第23巻第3号、エイシーエムシググラフ(Ja
mes T.Kajiya,Timothy L.Ka
y,COMPUTER GRAPHICS,ACM S
IGGRAPH,VOL.23NO.3 1989)、
271−280頁]に記載がある。テクスチャマッピン
グ法で実際に属性情報を張り付けて画像生成する場合、
まず、物体形状と属性情報との張り付け時の対応関係を
定め、次に、定めた対応関係に従って、形状の表面に対
応する属性情報を配置することで画像生成する、という
手順となる。物体形状と属性情報の対応関係を定める方
法として次の方法がある。
【0005】(1)物体形状の周囲に球または円筒等の
仮想的な面を置き、この面に対して属性情報を配置し、
続いて仮想面から物体表面へ属性情報を投影する方法 (2)物体の部分形状の表面に座標系を設定し、属性情
報における座標系と互いに対応付ける方法。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】テクスチャマッピング
法により画像を生成する場合、平面の属性情報を立体の
表面に伸縮させて張り付けるため、張り付け時に属性情
報に疎密が生じ、その結果生成画像に歪みが現れてしま
う。
【0007】たとえば上述(1)および(2)の方法に
より対応関係を定めるとき、(1)の場合では張り付け
る属性情報の周縁部に近付くほどに歪みが強く現れると
いう問題点がある。また、(2)の場合でも、物体形状
の凹凸が激しい箇所であるほど属性情報の張り付け時の
疎密が生じ、歪みが強く現れるという問題点がある。
【0008】このように、テクチャマッピング法では、
比較的単純な形状以外では歪みの目立たない高品質の画
像を生成することが難しいという問題点がある。
【0009】このようなテクスチャマッピング法におけ
る歪みを低減するための一手法が、特開平2−1143
84号公報に記載されている。この手法は、形状表面に
定義した座標系の座標軸に沿った属性情報の長さが一定
となるように属性情報を配置するものである。この手法
では形状表面の曲率の低い部分では伸び縮みの少ない自
然な属性情報の配置が可能であるが、曲率の高い部分で
は不自然な歪みを生じてしまうという問題点がある。
【0010】本発明の目的は、属性情報と物体形状の対
応関係を利用者が対話的に設定することにより、利用者
の意図に従った歪みの低減を行ないながら画像を生成す
る装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の画像生成装置
は、3次元物体の表面の質感または微細な空間構造を
現するための属性情報を格納する属性格納部と、前記物
体の形状を定める形状情報と、この形状情報に前記属性
情報をマッピングする際の位置座標の対応関係を入力し
て格納する物体格納部と、ユーザの入力操作を検出して
変更情報として出力する変更情報設定部と、前記対応関
係を局所的に変更する領域と前記領域における対応関係
の変更量とを前記変更情報に基づいて指定し、この指定
に基づいて前記対応関係を局所的に変更し、新しい対応
関係として前記物体格納部対応関係を更新する対応関
係計算部と、前記新しい対応関係と前記形状情報とに基
づいて前記属性情報を前記物体の表面に配置して画像を
生成する画像生成部とからなることを特徴とする。
た、前記対応関係計算部が、前記物体の形状の表面にお
ける属性の移動元領域と移動先領域と各領域の周縁また
は中間の領域を、前記変更情報に基づいて指定または計
算し、これらの各領域における対応関係の変更量を計算
して前記対応関係を局所的に変更し、新しい対応関係と
して前記物体格納部の対応関係を更新することも特徴と
する。
【0012】
【作用】本発明の作用を説明する。
【0013】まず、物体表面の質感を表すための属性情
報を属性格納部に設定する。この属性情報とは、絵や模
様などの画像や、物体の表面の微細な凹凸をあらわす法
線ベクトル変動量の配列などであり、属性格納部には属
性情報の各要素を属性値として配列のインデックスに基
づいて格納する。
【0014】次に、物体形状を定める形状情報を物体格
納部に設定する。物体形状は物体表面を構成する部分形
状の集まりによって表現する。部分形状はパラメトリッ
クな関数曲面や三角形などの平面多角形である。
【0015】そして、物体表面に対応する属性値の配列
のインデックスを物体形状に対する属性情報の対応関係
として設定し、物体格納部に格納する。
【0016】変更情報設定部はマウスなどの座標入力装
置で入力した座標値を変更情報として対応関係計算部に
出力する。
【0017】対応関係計算部は変更情報に基づいて現在
の対応関係について変更対象となる変更領域を設定す
る。そして、同様に変更情報に基づいて変更領域内部の
部分形状について対応関係の変更量を設定する。対応関
係計算部は変更領域と変更量が指定されるたびに、物体
格納部の対応関係に変更計算を行なって新しい対応関係
を求める。そして、物体格納部の対応関係を新しい対応
関係に更新する。
【0018】画像生成部は求めた新しい対応関係と形状
情報と属性情報とに基づいて、物体表面に属性情報を張
り付けた画像を生成する。
【0019】このように変更情報により変更領域と変更
量とが設定される度に、新しい対応関係の計算と画像生
成とが行われ、その結果、利用者は新しく生成された画
像を評価することができる。
【0020】このため、利用者は希望するように属性情
報を物体表面に配置し直すことができ、自由に歪みを修
正することができる。
【0021】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。
【0022】図1に示すように、本実施例の画像生成装
置は物体格納部1と属性格納部2と変更情報設定部3と
対応関係計算部4と画像生成部5とから成る。
【0023】属性格納部2には属性情報104を格納す
る。属性情報104はテクスチャマッピング法で画像を
生成する場合には画像情報であり、画素ごとに与える輝
度値の配列である。図3(a)はテクスチャマッピング
の際に用いる属性情報の説明図である。また、バンプマ
ッピング法で画像を生成する場合には属性情報104は
画素ごとに与える法線ベクトルへの変動値の配列であ
る。さらに、3次元の属性情報である空間属性情報で画
像を生成する場合には、属性情報104は2次元配列の
属性情報(S,T)を高さ方向Uに積み上げた3次元配
列(S,T,U)である。図4(a)は空間属性情報
(S,T,U)の説明図である。空間属性情報(S,
T,U)の各配列要素には物体表面の微小な構造や質感
を表現するための光学的特性を属性値として与える。
【0024】図2は物体格納部1に格納する物体の形状
を示す選択図である。図2に示すように、物体の表面形
状は格子上に配列された頂点v(i,j)により定義す
る。物体格納部1には頂点の座標値の配列を形状情報1
01として格納する。なお、本実施例では格子上に配列
した四角形を部分形状として説明するが、部分形状を三
角形などの任意の平面多角形や、多角形の頂点を制御点
とするようなパラメトリックな関数曲面としても本発明
は同様に実施できる。
【0025】図3(b)は物体形状301に属性情報3
02を張り付けた状態の説明である。テクスチャマッピ
ング法またバンプマッピング法のような2次元の属性情
報を使用する場合、対応関係102は物体表面の頂点に
対応する属性値の属性格納部2での配列インデックスで
あり、物体格納部1に格納する。
【0026】図4(b)は物体表面401に対して空間
属性情報402を張り付けた状態の説明図である。図4
(b)に示すように空間属性情報402は物体表面40
1に底面が接するように配置する。図7は物体形状の表
面と空間属性情報との対応関係の説明図である。図7に
示すように、物体表面901上の頂点v(i,j)には
空間属性情報902の底面の配列要素(Sfij,Tf
ij,0)および上面の配列要素(Scij,Tci
j,U)の2個の配列要素が対応する。頂点と2個の配
列要素との対応関係をそれぞれ底面対応関係および上面
対応関係と呼ぶ。これらの対応関係はそれぞれ頂点に対
応する属性値の属性格納部2での配列インデックスとし
て定義する。そして、頂点v(i,j)と上面の配列要
素(Scij,Tcij,U)との空間的な対応関係を
表すために、頂点v(i,j)を始点とする位置ベクト
ル(Xij,Yij,Zij)を定義する。定義した位
置ベクトル(Xij,Yij,Zij)の終点には上面
対応関係で対応する配列要素(Scij,Tcij,
U)が対応する。位置ベクトル(Xij,Yij,Zi
j)は物体形状を定義する座標系で定義し、頂点と上面
との空間的な位置関係を表す対応関係として空間対応関
係と呼ぶ。空間属性情報を使用する場合、物体表面の各
頂点に対応する上面対応関係と底面対応関係と空間対応
関係とを対応関係102として物体格納部1に格納す
る。
【0027】変更情報設定部3は、マウスやタブレット
や3次元ディジタイザなどの座標入力装置またはキーボ
ードなどで装置座標系におけるポインタの座標値を入力
し、変更情報103として対応関係計算部4に出力す
る。
【0028】対応関係計算部4は変更情報設定部3が出
力した変更情報103に基づいて変更領域および変更量
を求める。変更領域は物体表面で対応関係を変更する対
象となる領域であり、変更量は変更領域内部における対
応関係の変動量である。対応関係計算部4は変更領域と
変更量を求め、対応関係102を物体格納部1から読み
だして、新しい対応関係を計算する。
【0029】以下では、まず画像または法線ベクトルな
どの2次元的に定義した属性情報で変更領域および変更
量を求める方法について説明し、続いて空間属性情報で
変更領域および変更量を求める方法について説明する。
【0030】2次元の属性情報について変更領域と変更
量を求める方法として、(1)変更領域および変更量を
独立に求める方法と、(2)属性情報の移動元領域と移
動先領域とを求めて変更領域および変更量を求める方法
を説明するが、他の方法でもよい。
【0031】最初に、(1)の変更領域および変更量を
独立に求める方法について説明する。図5(a)は物体
表面に指定した変更領域の説明図である。変更領域50
2は物体表面501の頂点の集合として求める。
【0032】変更領域502は、たとえば変更情報設定
部3でマウス等の座標入力装置やキーボードで入力した
変更情報103に基づいて、ピックとして知られる操作
を繰り返し行なうことにより求めることができる。この
操作は、対象となる物体形状を画像表示し、画像中に利
用者が座標入力機器を操作して動かすポインタを重ね合
わせて表示し、ポインタの最も近傍に表示されている部
分形状または頂点を検索して、その結果を利用者の選択
結果の候補とするものである。この操作を物体表面50
1の頂点に対して次々に繰り返して指定した頂点または
部分形状の集合を変更領域として求める。この操作の詳
細については、文献[1990年、フォーリィ、ヴァン
ダム、ファイナー、ヒュ−ズ、「コンピューター・グラ
フィックス・プリンシプルズ・アンド・プラクティス・
セカンド・エディション」、アディスン・ウエズリィ
(Foley,van Dam,Feiner,Hug
hes,COMPUTER GRAPHICS PRI
NCIPLES AND PRACTICE SECO
ND EDITION,ADDISON WESLE
Y,1990)、328−331頁、338−339
頁]に記載がある。
【0033】また、変更領域502は、物体表面501
とあらかじめ設定した球や直方体または自由な形状の閉
曲面との積集合を論理演算することによっても求めるこ
とができる。この場合には二つの形状の積集合の内部に
含まれる物体表面501上の頂点または部分形状の集合
を変更領域として求める。
【0034】こうして求めた変更領域502の内部の各
頂点には、やはり同様に変更情報設定部3で入力した変
更情報103によって任意の変更量を与えることができ
る。図5(b)で変更領域503の内部の頂点(X,
Y)における変更前の対応関係を(S,T)としたとき
に変更後の対応関係を(S′,T′)とするようなベク
トルを変更量(dS,dT)X Y =(S′−S,T′−
T)として与える。この変更量(dS,dT)X Y は、
変更領域503の内部の各頂点について任意に与えて良
く、例えば変更領域503の内部で一定としたり、変更
領域503の中心部分の頂点では大、周縁部の頂点では
小とすることができる。
【0035】続いて、(2)の属性情報の移動元領域と
移動先領域とを求めて変更領域および変更量を求める方
法について説明する。図6は物体表面603の上の移動
元領域601および移動先領域602を示す説明図であ
る。移動元領域601および移動先領域602は(1)
の方法における変更領域の設定と同様の手続きで求め
る。点(X,Y)および頂点(X′,Y′)は属性情報
604の属性値(S,T)および(S′,T′)にそれ
ぞれ対応している。
【0036】まず、移動先領域602の内部の頂点
(X′,Y′)の変更量(dS,dT)X ′ Y ′
求める方法について説明する。変更量(dS,dT)
X ′ Y ′を計算するにあたり、移動先領域602の頂
点(X′,Y′)に対応する移動元領域601の点
(X,Y)を求め、さらに点(X,Y)の対応関係
(S,T)を求める。点(X,Y)は移動元および移動
先の二つの領域の間の補間を行って求める。二つの領域
間の補間は、たとえば文献[1992年、トーマス・ダ
ブリュー・セダーバーグ、ユージン・グリーンウッド、
「コンピューターグラフィックス」、第26巻第2号、
エイシーエム・シググラフ(Thomas W.Sed
erberg,Eugene Greenwood,C
OMPUTER GRAPHICS,ACM SIGG
RAPH,VOL.26 NO.2 1992)、25
−34頁]に記載の方法により行うことができる。二つ
の領域間の補間によって求めた点(X,Y)は一般に移
動元領域601の頂点の位置とは一致しない。このた
め、点(X,Y)における対応関係(S,T)は、点
(X,Y)の近傍の移動元領域601の頂点の対応関係
を補間して求める。このようにして点(X,Y)および
対応関係(S,T)を求めた後、移動先領域602の内
部の点(X′,Y′)の変更量(dS,dT)
X ′ Y ′ は次式で計算する。
【0037】 (dS,dT)X ′ Y ′ =(S−S′,T−T′) 次に、移動元領域および移動先領域の周囲の変更領域と
変更量について説明する。図8(a)は属性情報を移動
する前の状態を示す説明図である。移動元領域1001
と移動先領域1002の間の領域を中間領域1003と
する。また、移動元領域1001と中間領域1003を
取り囲む領域を周縁領域1004とする。図8(b)は
属性情報を移動して対応させた後の属性情報の状態を示
す説明図である。図8(b)に示すように、図8(a)
の移動先領域1002および中間領域1003の属性情
報は、移動元領域1001の外側の周縁領域1005に
対して、圧縮するように対応する。また、図8(a)の
周縁領域1004の属性情報は、図8(b)では移動元
領域1001と中間領域1003および周縁領域100
4の和集合となる領域に対して、拡大するように対応す
る。
【0038】上で説明した対応付けを整理すると、移動
元領域および移動先領域の周囲の領域では、 [移動先領域1002+中間領域1003→周縁領域1
005] [周縁領域1004→周縁領域1004+移動元領域1
001+中間領域1003] の二つの対応関係の変更を行う。それぞれの場合につい
て、属性情報の移動先となる各領域の内部の対応関係
は、前述した二つの領域間の補間による対応関係の計算
方法で求める。
【0039】次に、空間属性情報の場合の変更領域と変
更量の計算について説明する。対応関係計算部4では底
面対応関係と上面対応関係および空間対応関係について
それぞれ変更領域と変更量を求める。
【0040】図7において、物体表面の頂点v(i,
j)に対応する空間属性情報のうち、底面対応関係(S
fij,Tfij,0)に関する変更領域と変更量の計
算は、前述した2次元の属性情報の場合と同様にして行
うことができる。また、上面対応関係(Scij,Tc
ij,U)も同様に求めることができる。
【0041】空間対応関係(Xij,Yij,Zij)
はあらかじめ初期値を設定しておき、初期値に対して変
更を行って求めることができる。たとえば、頂点v
(i,j)の上に立つ位置ベクトル(Xij,Yij,
Zij)を画像表示して、変更情報103に基づいて移
動先のベクトル終点(X′ij,Y′ij,Z′ij)
を求める。そして、求めた移動先のベクトル終点(X′
ij,Y′ij,Z′ij)から、空間対応関係の変更
量(dXij,dYij,dZij)=(X′ij−X
ij,Y′ij−Yij,Z′ij−Zij)を計算す
る。
【0042】以上のようにして、変更情報103からの
変更領域および変更量を求めた後、対応関係計算部4は
物体格納部1に格納してある対応関係を読み出し、新し
い対応関係を計算する。新しい対応関係の計算は、物体
格納部1から読み出した対応関係に対して、変更領域の
内部の頂点に変更量を加算することによって行う。変更
領域で指定されていない頂点については対応関係を変更
せずそのまま用いる。
【0043】計算した新しい対応関係は最新対応関係1
05として物体格納部1に出力し、内部に格納してある
対応関係を更新する。また、画像生成部5に出力する。
【0044】画像生成部5は最新対応関係105と形状
情報101と属性情報104に基づき、物体の表面に属
性情報を張り付けて質感を表現した画像を生成する。テ
クスチャマッピングおよびバンプマッピングの画像生成
の詳細については、文献[1990年、フォーリィ、ヴ
ァンダム、ファイナー、ヒューズ、「コンピューター・
グラフィックス・プリンシプルズ・アンド・プラクティ
ス・セカンド・エディション」、アディスン・ウエズリ
ィ(Foley,van Dam,Feiner,Hu
ghes,COMPUTER GRAPHICS PR
INCIPLES AND PRACTICE SEC
OND EDITION,ADDISON WESLE
Y,1990)、741−745頁]および文献[19
89年、アラン・ワット、「ファンダメンタルズ・オブ
・スリーディメンショナル・コンピューター・グラフィ
ックス」、アディスン・ウエズリィ(Alan Wat
t,FUNDAMENTALS OF THREE−D
IMENSIONAL COMPUTER GRAPH
ICS,ADDISON WESLEY,1989)、
227−254頁]に記載がある。また、空間属性情報
を用いた画像生成法の詳細は[1989年、ジェイムズ
・ティー・カジヤ、ティモシー・エル・ケイ、「コンピ
ュータグラフィックス」、第23巻第3号、エイシーエ
ム・シググラフ(James T.Kajiya,Ti
mothy L.Kay,COMPUTER GRAP
HICS,ACM SIGGRAPH,VOL.23
NO.3 1989)、271−280頁]に記載があ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による画像
生成装置は、物体の表面形状と属性情報との対応関係
を、利用者が設定した変更情報に基づいて対話的に変更
できるため、利用者の意図に従って属性情報を物体表面
へ配置でき、利用者の意図に従った歪みの低減を行ない
ながら画像を生成できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図。
【図2】本発明の実施例の形状情報の説明図。
【図3】本発明の実施例の2次元の属性情報の説明図及
び2次元の属性情報と形状の関係の説明図。
【図4】本発明の実施例の空間属性情報の選択図及び空
間属性情報と形状の関係の説明図。
【図5】本発明の実施例の変更領域の説明図及び対応関
係の計算の説明図。
【図6】本発明の実施例の移動元領域と移動先領域の説
明図。
【図7】本発明の実施例の物体表面と空間属性情報の関
係の説明図。
【図8】本発明の実施例の対応関係の変更操作の説明
図。
【符号の説明】
1 物体格納部 2 属性格納部 3 変更情報設定部 4 対応関係計算部 5 画像生成部 101 形状情報 102 対応関係 103 変更情報 104 属性情報 105 最新対応関係 301 物体形状 302 属性情報 401 物体表面 402 空間属性情報 501 物体表面 503 変更領域 601 移動元領域 602 移動先領域 603 物体表面 604 属性情報 901 物体表面 902 空間属性情報 1001 移動元領域 1002 移動先領域 1003 中間領域 1004 周縁領域 1005 周縁領域

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3次元物体の表面の質感または微細な空間
    構造を表現するための属性情報を格納する属性格納部
    と、 前記物体の形状を定める形状情報と、この形状情報に前
    記属性情報をマッピングする際の位置座標の対応関係を
    入力して格納する物体格納部と、ユーザの入力操作を検出して 変更情報として出力する変
    更情報設定部と、 前記対応関係を局所的に変更する領域と前記領域におけ
    対応関係の変更量とを前記変更情報に基づいて指定
    し、この指定に基づいて前記対応関係を局所的に変更
    し、新しい対応関係として前記物体格納部対応関係を
    更新する対応関係計算部と、 前記新しい対応関係と前記形状情報とに基づいて前記属
    性情報を前記物体の表面に配置して画像を生成する画像
    生成部とからなることを特徴とする画像生成装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の画像生成装置であって、 前記対応関係計算部が、 前記物体の形状の表面における属性の移動元領域と移動
    先領域と各領域の周縁または中間の領域を、前記変更情
    報に基づいて指定または計算し、これらの各領域におけ
    る対応関係の変更量を計算して前記対応関係を局所的に
    変更し、新しい対応関係として前記物体格納部の対応関
    係を更新する ことを特徴とする画像生成装置。
JP5201391A 1993-08-13 1993-08-13 画像生成装置 Expired - Lifetime JP2768228B2 (ja)

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JPH0757118A JPH0757118A (ja) 1995-03-03
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