JP2757829B2 - レジスト硬化装置 - Google Patents

レジスト硬化装置

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JP2757829B2 JP22189395A JP22189395A JP2757829B2 JP 2757829 B2 JP2757829 B2 JP 2757829B2 JP 22189395 A JP22189395 A JP 22189395A JP 22189395 A JP22189395 A JP 22189395A JP 2757829 B2 JP2757829 B2 JP 2757829B2
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトリソグラフ
ィ工程におけるウェハのレジストの硬化処理をするレジ
スト硬化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、レジスト硬化装置は、ウェハ表面
にフォトレジストマスクを塗布し露光パターンニングし
現像処理を行った後、紫外線ランプにより2000〜4
000mW/cm2 の高照度紫外線(300nm以上の
波長)をウェハに照射しながら、ウェハの試料置き台の
温度を常温から200℃程度まで5〜10℃/秒の昇温
レートで昇温させることによりレジストを硬化させてい
る。
【0003】図3は従来のレジスト硬化装置の一例を示
す模式断面図である。従来、この種のレジスト硬化装置
は、例えば、図3に示すように、冷却管21とヒータ管
19とが内蔵されウェハ23を載置する試料置き台18
と、ウェハ23に高照度紫外線22を照射するUVラン
プ16を備えていた。
【0004】また、ヒータ管19のヒータ電流を制御す
るヒータ制御器20と冷却管21の冷却水の温度を制御
る冷却温調器8とにより試料置き台18の温度が制御さ
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のレジス
ト硬化装置では、ウェハ裏面全体を試料置き台に直接接
触し載置されているため、試料置き台の載置面に残留す
るパーティクルが付着し易く、他の半導体生産設備の場
合にに比べパーティクルの付着が100倍程度になる。
その結果、ウェハ裏面に付着したパーティクルはキャリ
ア等の移載時に下段のウェハ表面に降下し、そのウェハ
表面にパーティクルを付着させ、その後の工程の歩留り
を著しく低下させるばかりかパーティクルに含まれる重
金属汚染などがその後の工程への汚染の問題を引き起す
という問題があった。
【0006】また、内蔵しているヒータ管や冷却管で試
料置き台の温度を制御しているものの、紫外線に含まれ
ている波長の長い光の輻射熱によるウェハの温度が急上
昇し、温度伝達の応答が遅い試料置き台からの冷却では
温度を一定範囲の温度に安定させるのに時間がかかると
いう問題がある。その結果、この紫外線の輻射熱による
ウェハの過熱によりレジストが変色したりし、後の露光
工程でウェハにパターン露光転写に重大な欠陥をもたら
す。
【0007】従って、本発明の目的は、ウェハにパーテ
ィクルを付着させることなくウェハの温度を円滑に制御
しレジストを変色させることなく硬化処理ができるレジ
スト硬化装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、半導体
基板であるウェハのレジストにパターンを露光し現像し
該レジストを硬化させるレジスト硬化装置において、前
記ウェハの表面へ紫外線を照射する高照度ランプと、前
記ウェハを載置する試料置き台と、この試料置き台に形
成される前記ウェハの裏面を含む空間部に液化ガスを供
給する噴霧ノズルと、前記ウェハの温度を検出する温度
センサと、この温度センサの検出温度により前記液化ガ
スの流量を制御する液化ガス制御部とを備えるレジスト
硬化装置である。
【0009】また、前記空間部の圧力を減圧する排気機
構を備えることが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0011】図1は本発明の一実施の形態におけるレジ
スト硬化装置の模式断面図である。このレジスト硬化装
置は、図1に示すように、試料置き台1にウェハ23の
裏面を含む空間部10とこの空間部10と通ずる排気口
7を形成し、この空間部10に液化ガスを噴霧する噴霧
ノズル2と、空間部10にあってウェハ23の外周部の
温度を検出する温度センサ3と、温度センサ3の温度検
知信号を入力し液化ガス供給部6からの液化ガスの流量
を調節する制御弁5おろび流量調整弁8を制御する液化
ガス制御部4を設けたことである。それ以外は従来例と
同じである。
【0012】次に、このレジスト硬化装置の動作は、ま
ず、試料置き台1にウェハ23を載置し、UVランプ1
6より発せられる高照度紫外線22による輻射熱によっ
て、ウェハ23の表面温度が、例えば、300℃以上の
温度に上らないように空間部10への霧状の液化ガスの
供給量を制御しウェハ23を適切な温度に冷却すること
である。
【0013】これには、ウェハ23の裏面の外周部に直
接接触する温度センサ3のウェハ23の温度を検知信号
として液化ガス制御部4に入力し、ウェハ23の温度が
100〜200℃の温度範囲になるように、液化ガス制
御部4は、入力した温度検知信号により予め設定流量に
調製された流量調整弁8を介して液化ガスを供給する制
御弁5の自動開閉動作によって冷却を行っている。ま
た、空間部10に供給された気化された液化ガスは排気
口7を通して装置外に排出される。
【0014】このように、ウェハ23の裏面と接触する
物が介在しないので、従来のように試料置き台にべた置
きの場合とは異なり、パーティクルの付着が殆ど皆無と
なった。また、液化ガスがウェハ23と直接接触してい
るので、霧状に噴霧された液化ガスがウェハ23と接触
し気化され、この気化熱によりウェハ23を早く冷却し
て温度制御が円滑に行なえる。
【0015】なお、この冷却に使用する液化ガスは安価
な窒素ガスが望ましい。また、ウェハ23が液化ガスの
供給圧で持ち上げられないように、ウェハ23の自重を
支える程度に液化ガスの供給圧を留め、予じめ流量調整
弁8を絞る必要がある。
【0016】図2は本発明の他の実施の形態におけるレ
ジスト硬化装置の模式断面図である。このレジスト硬化
装置は、図2に示すように、空間部10を負圧にするた
めに排気管13を介して空間部10の液化ガスを排気す
る真空ポンプ14と、空間部10の圧力を圧力計9で検
知し排気制御弁12の開度を制御する圧力制御部11と
を設けたことである。それ以外は前述の実施の形態で示
したレジスト硬化装置と同じである。
【0017】このように噴霧ノズル2からの液化ガスの
供給圧にかかわらず排気制御弁12の開度を制御するこ
とで空間部10の圧力を負圧を一定に保つことによっ
て、ウェハ23と液化ガスとの接触度が増すとともにウ
ェハ23の外周部と試料置き台1との接触強さが増し、
ウェハ23の微小な隙間からの液化ガスのリークが減少
し空間部10の温度制御性がより向上するという利点が
ある。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、試料置き
台にウェハの裏面を含む空間部を形成し、この空間部に
ウェハと接触させる液化ガスを供給することによって、
試料置き台からのパーティクルの付着を無くし、直接液
化ガスの接触で気化しウェハをより早く冷却させウェハ
の温度制御が円滑にでき輻射熱によるレジストの変色を
防止し硬化することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるレジスト硬化装
置の模式断面図である。
【図2】本発明の他の実施の形態におけるレジスト硬化
装置の模式断面図である。
【図3】従来のレジスト硬化装置の一例を示す模式断面
図である。
【符号の説明】
1,18 試料置き台 2 噴霧ノズル 3 温度センサ 4 液化ガス制御部 5 制御弁 6 液化ガス供給部 7 排気口 8 流量調整弁器 9 圧力計 10 空間部 11 圧力制御部 12 排気制御弁 13 排気管 14 真空ポンプ 16 UVランプ 17 冷却用温調器 19 ヒータ管 20 ヒータ制御器 21 冷却管 22 高照度紫外線 23 ウェハ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板であるウェハのレジストにパ
    ターンを露光し現像し該レジストを硬化させるレジスト
    硬化装置において、前記ウェハの表面へ紫外線を照射す
    る高照度ランプと、前記ウェハを載置する試料置き台
    と、この試料置き台に形成される前記ウェハの裏面を含
    む空間部に液化ガスを供給する噴霧ノズルと、前記ウェ
    ハの温度を検出する温度センサと、この温度センサの検
    出温度により前記液化ガスの流量を制御する液化ガス制
    御部とを備えることを特徴とするレジスト硬化装置。
  2. 【請求項2】 前記空間部の圧力を減圧する排気機構を
    備えることを特徴とする請求項1記載のレジスト硬化装
    置。
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JP5035562B2 (ja) 2007-08-22 2012-09-26 信越化学工業株式会社 パターン形成方法
JP5013119B2 (ja) 2007-09-20 2012-08-29 信越化学工業株式会社 パターン形成方法並びにこれに用いるレジスト材料

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