JP2750941B2 - 杆材の曲げ加工装置 - Google Patents

杆材の曲げ加工装置

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、竹材や杉・檜等の比較的細い杆材を加圧に
よって所要の形状に曲げるための杆材の曲げ加工装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来、杆材を曲げ加工する装置としては、昭和4年実
用新案出願公告第6414号に開示されているように、断面
L字型の型材と、U字型あるいは馬蹄形に湾曲可能な鉄
帯と、該鉄帯にセットされる木材の端部を固定する函状
部と、該木材の他端部を弾性的に締め止める螺止具と、
上記鉄帯にセットされた木材を曲げて上記型材に押し付
ける把手と、上記螺止具を型材に鉤止する環等から構成
され、煮熱して軟化した材料を鉄帯にセットして型材に
押し付けて曲げ加工するものがあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の曲げ加工装置は、杆材がセ
ットし難いだけでなく曲げ加工中に抜脱する恐れがあっ
た。
〔発明の目的〕
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、杆材を確実かつ安
定して載置することができるだけでなく、曲げ加工中に
も杆材が装置から抜脱するのを確実に防止することがで
きる杆材の曲げ加工装置を提供する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の杆材の曲げ加工装置は、架台と、該架台に固
定されると共に略曲げRに形成されたR規定材と、該R
規定材の一端外側にストッパー側が固定されると共に該
R規定材の曲げRに沿って竹材等の杆材を曲圧する曲げ
本体と、該曲げ本体の先端側を上記R規定材側に引いて
該曲げ本体を該R規定材の曲げRに沿接せしめるワイヤ
と、から成る杆材の曲げ加工装置において、上記曲げ本
体が、その長手方向に沿って一辺と他辺からなる断面L
字形に曲折されていると共に、その一辺に適宜間隔で所
定幅の溝を複数形成し、更に、該曲げ本体の一辺の端縁
に沿って複数のバーを起立してその上端の孔と他辺の上
端の孔を取り外し可能な針金で連結して、上記一辺上に
載置された杆材が曲げ加工中に抜脱するのを防止するよ
うに構成されたことを特徴とする。
〔作用〕
本発明装置の曲げ本体は、その長手方向に沿って一辺
と他辺からなる断面L字形に曲折されていると共に、そ
の一辺に適宜間隔で所定幅の溝を複数形成されていて、
R規定材の所要の曲げRにまで曲げられるようになって
いる。
この曲げ本体を、ワイヤによりR規定材の曲げRに沿
接するまで曲げると共に、曲げ本体の一辺の端縁に沿っ
て複数のバーを起立してその上端の孔と他辺の上端の孔
を針金で連結して、上記一辺上に載置された杆材が曲げ
加工中に抜脱するのを防止し、所要のRに曲げる。
次いで、この強制的に押し曲げられた状態にある竹材
を、バーナー等の加熱手段で加熱することにより、杆材
自体を一時的に軟質化することにより、そのRに馴染ま
せた後、杆材のR形成部の両端を針金等の連結材により
固定して曲げ本体から取り外し、これを加熱炉において
加熱乾燥処理し、その後、長時間をかけて常温まで徐冷
することにより、連結材を取り外しても、加工した杆材
がそのRを維持する。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。
第1図ないし第5図において、Aは曲げ本体を示して
おり、この曲げ本体Aは、長い帯状の鉄板を長辺に沿っ
て断面L字形に折り曲げられており、その一辺1には、
曲率Rが小さく成る程、細かい間隔で所定幅の溝2が、
その端縁から曲設部に至るまで形成されている。そのた
め、曲げ本体Aは、L字形の他辺3が、溝2が互いに近
接するように押されることによって、所要のRよりも小
さなRとなるまで曲げることができ、一辺1の上に竹材
を載置することが出来るようになっている。
この曲げ本体Aにおける長手方向の一端には、ボルト
4によってL字状のストッパー5が固定されており、そ
の他端に設けた起立片6にはボルト7が螺合していて、
その先端の押圧板8は、ボルト7を廻すことにより、曲
げ本体Aにおける長手方向の位置を調節できる。
また、曲げ本体Aの一辺1には、その端縁に沿って複
数のバー9が起立されていて、その上端の孔9aと、他辺
3の上端の孔3aとは、針金10で結ぶことができるように
なっている。
BはR規定材であって、帯状の鉄板を長手方向のL字
形に折り曲げ、その一辺11に溝12を形成することによ
り、他辺13の竹材の曲げRよりも、一辺1の幅だけ小さ
いRに予め曲げられている。
Cは架台であって、その固定部14に曲げ本体Aにおけ
る一辺1のストッパー5側と、R規定材Bの一辺11の一
端とを、曲げ本体Aの内側にR規定材Bがあるようにし
て固定される。
R規定材Bの一辺11の他端も、架台Cのレール15上に
固定されるが、曲げ本体Aは伸ばした状態で、架台Cの
レール15上をスライド出来るようになっている。
そして、曲げ本体Aにおける起立片6側の一片には、
ワイヤ16が結びつけられていて、このワイヤ16を人力或
いはウインチ等で引くことにより、曲げ本体Aの一辺1
がR規定材Bの外側に沿設し、他辺3が所要のRとなる
ように曲げることが出来るものである。
この曲げ本体Aの一辺1上に竹材Dを載置し、その一
端をストッパー5に当接し、他端と押圧板8間の寸法
が、曲げRによって決定される間隔となるように、ボル
ト7を廻して調節する。
次に、バー9の孔9aと他辺3の孔3aとを針金10で連結
して、曲げ本体Aのを曲げた時に、竹材Dが上方に飛び
出さないようにする。
その後で、ワイヤ16を引いて、曲げ本体Aの一辺1が
R規定材Bの外側に沿接して、他辺3が所要のRとなる
まで曲げ本体Aを曲げるものであるが、竹材Dの他端と
押圧板8との間隔は、他辺3の曲げRと、竹材Dの中心
の曲げRの差によって無くなり、他端が押圧板8に押さ
れて、竹材Dは他辺3に押しつけられる。
このようにして、竹材Dを強制的に所要のRに曲げた
後、バーナ等の加熱手段で、竹材D全体を均等に加熱す
ることにより、曲がっている竹材DをそのRに馴染ませ
る。
そして、このRに馴染ませた竹材Dを、第6図に示す
ように、その両端を連結材である針金17で結び、竹材D
を曲げ本体Aから取り外しても、曲げたそのRが元に戻
らないようにしておく。
次に、バー9の孔9aと他辺3の孔3aとを連結する針金
10を取り除くと共に、ワイヤ16の引っ張りを中止して曲
げ本体Aを直線上に戻し、竹材Dを曲げ本体Aから取り
外す。
この取り外した竹材Dは加熱炉に収容し、雰囲気の湿
度を30%以下に低下させると共に100〜140℃の温度範囲
で10時間以上加熱乾燥処理し、且つ、その後10時間以上
をかけて常温まで徐冷してから、加熱炉より取り出す。
加熱乾燥処理後の竹材Dは、曲げられた形状で乾燥硬
化しているので、針金17を取り外しても元に戻ることは
ない。
上記の実施例においては、竹材Dを円形に曲げる時に
は、第7図に示すように、R規定材Bを円形とするのに
対し、曲げ本体Aは2個に分割し、一方の曲げ本体Aに
はストッパー5のみを、他の曲げ本体Aにはボルト7と
押圧板8を設ける。
そして、一方の曲げ本体Aで竹材Dを半円形に曲げた
後、この竹材Dの曲げられていない直線部を他の曲げ本
体Aに入れ、これで残りの半円に曲げると共に、押圧板
8で竹材Dの他端を押して、竹材Dを2本曲げ本体Aの
内面に沿接させるものである。
この実施例において、これ以外の部分は前の実施例と
同様にして、曲げ加工を行うものである。
また、竹材Dを直線と曲線とが連続した形状に曲げる
場合には、第8図に示すように、曲げ本体Aに溝2の無
い直線部を設ければよい。
押圧板8は、前記したボルト7の他に、シリンダー等
の加圧手段によって、曲げ本体Aの長手方向に移動でき
るように、種々の手段を講ずることができる。
なお、本発明は、上記した竹材の他に、杉や桧等の比
較的細い杆材についての曲げ加工にも充分利用できるも
のである。
〔発明の効果〕 (1)曲げ本体が、その長手方向に沿って一辺と他辺か
らなる断面L字形に曲折されていると共に、その一辺に
適宜間隔で所定幅の溝を複数形成しているので、該一辺
上に竹材等の杆材を確実かつ安定して載置することがで
き、また、曲げ本体を容易に曲げることが可能である。
(2)曲げ本体の一辺の端縁に沿って複数のバーを起立
してその上端の孔と他辺の上端の孔を針金で連結するよ
うに構成されているので、曲げ加工中に長手方向の圧縮
応力や曲げ応力が働いている杆材が曲げ本体から抜脱す
るのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例による曲げ本体により曲げ
た状態の平面図、 第2図は、その曲げる前の平面図 第3図は、曲げ本体の正面図 第4図は、曲げ本体の底面図 第5図は、曲げ本体の側面図 第6図は、竹材を連結材で連結した斜視図 第7図は、竹材を円形に曲げる他の実施例の平面図 第8図は、直線部を残して曲げる他の実施例の平面図で
ある。 A……曲げ本体 B……R規定材 C……架台 D……竹材 1……一辺 2……溝 3……他辺 5……ストッパー 7……ボルト 8……押圧板 9……バー 10……針金 15……レール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】架台と、該架台に固定されると共に略曲げ
    Rに形成されたR規定材と、該R規定材の一端外側にス
    トッパー側が固定されると共に該R規定材の曲げRに沿
    って竹材等の杆材を曲圧する曲げ本体と、該曲げ本体の
    先端側を上記R規定材側に引いて該曲げ本体を該R規定
    材の曲げRに沿接せしめるワイヤと、から成る杆材の曲
    げ加工装置において、上記曲げ本体が、その長手方向に
    沿って一辺と他辺からなる断面L字形に曲折されている
    と共に、その一辺に適宜間隔で所定幅の溝を複数形成
    し、更に、該曲げ本体の一辺の端縁に沿って複数のバー
    を起立してその上端の孔と他辺の上端の孔を取り外し可
    能な針金で連結し、上記一辺上に載置された杆材が曲げ
    加工中に抜脱するのを防止するように構成されているこ
    とを特徴とする杆材の曲げ加工装置。
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