JP2740699B2 - 端子接続構造、端子接続方法および導電性粒子製造方法 - Google Patents

端子接続構造、端子接続方法および導電性粒子製造方法

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JP2740699B2 JP3167258A JP16725891A JP2740699B2 JP 2740699 B2 JP2740699 B2 JP 2740699B2 JP 3167258 A JP3167258 A JP 3167258A JP 16725891 A JP16725891 A JP 16725891A JP 2740699 B2 JP2740699 B2 JP 2740699B2
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば液晶パネルやサ
ーマルプリンターヘッド等の基板の端子とこれを駆動す
る半導体素子の端子とを電気的に接続する際などに用い
られる端子接続構造および端子接続方法とこれらを実施
する際に使用される導電性粒子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は従来の端子接続構造を示すもの
で、図中符号1は一方の電子部品の基板、符号2は他方
の電子部品の基板である。基板1,2の表面には端子
4,5が設けられている。これらの基板1,2間には、
接着剤に導電性粒子6が分散されてなる接着剤層7が設
けられている。そして前記端子4,5は接着剤層7の導
電性粒子6を介して電気的に接続している。
【0003】この端子接続構造を形成するには、導電性
粒子6を分散させた接着剤を基板1に塗布し、ついで他
方の基板2を押し付けて、両基板1,2の端子4,5が
導電性粒子6に接触するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような接続構造
では、図16に示すように、導電性粒子6が凝集してい
る場合があり、この凝集した導電性粒子6を介して隣接
する端子4,4および5,5間でショートが発生するた
め、電極ピッチを狭めることが難しい問題があった。
【0005】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、ショートが起こることの無い端子接続構造および端
子接続方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の端子接続構造
は、表面に微細な凹部が設けられた導電性粒子製造用基
板の表面に形成した導電性材料の膜が加熱溶融され表面
張力により溶融物が球状化されて前記導電性粒子製造用
基板の各凹部に導電性粒子が生成され、前記導電性粒子
製造用基板の表面に端子を有する第1の電子部品が重ね
合わされて前記導電性粒子が第1の電子部品の少なくと
も端子の設けられた部分に移され、該第1の電子部品に
端子を有する第2の電子部品が重ね合わされて互いの端
子が前記導電性粒子を介して電気的に接続されるととも
前記導電性粒子が全て互いに離間した状態で配置され
ていることを特徴とする接続構造である。
【0007】請求項2の端子接続方法は、表面に微細な
凹部が形成された導電性粒子製造用基板の表面に導電性
材料の膜を形成し、ついでこの膜を加熱溶融して溶融物
が表面張力により球状化したのち冷却することにより前
記導電性粒子製造用基板の各凹部に導電性粒子を生成せ
しめ、この後導電性粒子製造用基板の表面に第1の電子
部品を重ね合わせることによって導電性粒子を第1の電
子部品の少なくとも端子の設けられた部分に移し、つい
でこの第1の電子部品と第2の電子部品とを重ね合わせ
て互いの端子を電気的に接続することを特徴とする方法
である。
【0008】請求項3の導電性粒子製造方法は、表面に
微細な凹部が形成された導電性粒子製造用基板の表面に
導電性材料の膜を形成し、ついでこの膜を加熱溶融して
溶融物が表面張力により球状化したのち冷却することに
より前記導電性粒子製造用基板の各凹部に導電性粒子を
生成せしめることを特徴とする方法である。
【0009】前記導電性粒子製造用基板は、表面に微細
な凹部が形成されたものである。
【0010】前記導電性粒子製造用基板(以下、粒子製
造用基板と略称する)は、その表面に成膜された導電性
材料の溶融物と濡れ性が悪いものであることが望まし
い。
【0011】粒子製造用基板の凹部の形状は限定される
ものではないが、深部に向かって徐々に狭くなっている
ことが望ましい。このような凹部を有する粒子製造用基
板は、例えば、(100)面のシリコン結晶や(11
0)面のシリコン結晶の表面に所定のパターンの開口を
有するマスクを形成した後をKOH水溶液、アンモニア
水溶液、ヒドラジン等を用いて異方性エッチングするこ
とによって製造できる。
【0012】この粒子製造用基板の凹部は、すべて同一
の形状であっても良いが、必要に応じて開口面積の異な
る凹部、深さの異なる凹部を設けると良い。
【0013】この粒子製造用基板の凹部の開口面積およ
び深さと、この粒子製造用基板の表面に形成する導電性
材料の膜(以下、材料膜と略称する)の厚さは、電子部
品に付着される導電性粒子が粒子製造用基板の凹部から
数μm程度突出するように定める。
【0014】成膜方法としては、蒸着法、スパッタ法、
超微粒子を吹き付けるガスデポジション法、電解めっき
法、無電解めっき法など各種の方法を単独あるいは組み
合わせて利用できる。
【0015】また導電性材料としては、従来より導電性
粒子の素材として用いられていた金、ニッケル、はんだ
合金など、各種のものを利用できる。請求項4の液晶パ
ネルは、請求項1に記載の端子接続構造を備えたもので
ある請求項5のサーマルプリンターヘッドは、請求項
1に記載の端子接続構造を備えたものである。
【0016】
【作用】請求項1の端子接続構造によれば、表面に微細
な凹部が設けられた導電性粒子製造用基板の表面に形成
した導電性材料の膜が加熱溶融され表面張力により溶融
物が球状化されて前記導電性粒子製造用基板の各凹部に
導電性粒子が生成され、前記導電性粒子製造用基板の表
面に端子を有する第1の電子部品が重ね合わされて前記
導電性粒子が第1の電子部品の少なくとも端子の設けら
れた部分に移され、該第1の電子部品に端子を有する第
2の電子部品が重ね合わされて互いの端子が前記導電性
粒子を介して電気的に接続されたことにより、導電性粒
子が全て互いに離間した状態で配置されているので、導
電性粒子を介して隣接する端子間がショートすることは
ない。
【0017】請求項2の端子接続方法では、表面に微細
な凹部が形成された粒子製造用基板の表面に導電性粒子
となる材料によって膜を形成し、ついでこの膜を加熱溶
融して溶融物が表面張力により球状化したのち冷却する
ことにより前記粒子製造用基板の各凹部に導電性粒子を
生成せしめ、この後粒子製造用基板の表面を第1の電子
部品に重ね合わせることによって導電性粒子を第1の電
子部品に移すので、導電性粒子は粒子製造用基板の凹部
間の壁によって離間されている状態を維持したまま第1
の電子部品に転写される。
【0018】請求項3の導電性粒子の製造方法は、表面
に微細な凹部が形成された導電性粒子製造用基板の表面
に導電性材料の膜を形成し、ついでこの膜を加熱溶融し
て溶融物が表面張力により球状化したのち冷却すること
により前記導電性粒子製造用基板の各凹部に導電性粒子
を生成せしめる方法なので、粒子製造用基板の各凹部に
は凹部の開口面積に応じた量の導電性材料が成膜されて
これが導電性粒子となる。よって、導電性粒子の大きさ
は導電性材料の量で決まる。従ってこの導電性粒子の製
造方法によれば、凹部の開口面積と導電性材料の厚さが
同一で有れば同一径の導電性粒子が製造される。
【0019】上記導電性粒子製造用基板として、表面に
微細な凹部が形成されたものを用いれば前記請求項2,
3の方法を実施することができ、請求項1の端子接続構
造を形成することができる。
【0020】上記導電性粒子製造用基板として、開口面
積の異なる複数種類の凹部を設けたものを用い、この粒
子製造用基板に導電性材料を成膜すると各凹部内に積層
される導電性材料の量に差が生じる。この結果各凹部に
作られる導電性粒子の大きさに差が生じ、ひいては粒子
製造用基板の表面から各導電性粒子の頂部までの突出高
さに差が生じる。
【0021】上記導電性粒子製造用基板として、深さの
異なる複数種類の凹部を設けたものを用い、この粒子製
造用基板に導電性材料を成膜すると、深い凹部に形成さ
れた導電性粒子はその分奥まって凹部内に位置すること
となる。この結果粒子製造用基板の表面から各凹部に形
成された導電性粒子の頂部までの突出高さに差が生じ
る。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の端子接続構
造、端子接続方法、導電性粒子製造方法および本発明で
用いる導電性粒子製造用基板を説明する。なお前記従来
例と同一構成部分には、同一符号を付して説明を簡略化
する。
【0023】(実施例1)図1は、本発明の端子接続方法
の各工程を示すもので、図中符号20は粒子製造用基板
を示すものである。この粒子製造用基板20の表面に
は、図2に示すような四角錘状の凹部10が、図3に示
すように碁盤目状に設けられている。
【0024】このような粒子製造用基板20は、(10
0)面のシリコン結晶の表面を正方形の開口が所定のパ
ターンで設けられたマスクで覆い、KOH水溶液等を用
いて異方性エッチングすることによって作ることができ
る。この粒子製造用基板20の表面は、後に蒸着される
導電性材料の溶融物と濡れ性が悪いように処理されてい
る。
【0025】このように粒子製造用基板20を準備した
後、この端子接続方法では、粒子製造用基板20の表面
に半田合金を蒸着して、図1(a)に示すように、導電
性材料からなる膜(以下材料膜と略称する)12を形成
する。
【0026】このように材料膜12を形成した後で材料
膜12を加熱溶融する。すると溶融した導電性材料は、
各凹部10ごとに集まり表面張力により球状化する。こ
れを冷却すると、図1(b)に示すように、各凹部10
ごとに導電性粒子11が作られる。
【0027】この導電性粒子11の大きさは、材料膜1
2の厚さによって決まるので、後述するように算出され
る適正な厚さに材料膜12を形成して、図1(b)に示
すように導電性粒子11を粒子製造用基板20の表面よ
り数μm突出させる。
【0028】このように導電性粒子11を各凹部10に
生成せしめた後、この端子接続方法では、図1(c)に
示すように、粒子製造用基板20の表面に第1の電子部
品の基板1を重ね合わせる。この第1の電子部品の基板
1の表面には、予め接着剤23を塗布しておく。このよ
うに粒子製造用基板20に第1の電子部品の基板1を重
ね合わせると、図1(d)に示すように導電性粒子11
が第1の電子部品の基板1に移る。
【0029】この後図1(e)に示すように、前記第1
の電子部品の基板1と第2の電子部品の基板2とを位置
合わせして接着すると、互いの端子4,5が導電性粒子
11を介して電気的に接続された状態となる。
【0030】このようにして形成された端子接続構造
は、互いに離間した状態で配置された導電性粒子11に
よって、第1の電子部品の端子4と第2の電子部品の端
子5とが接続された状態となる。
【0031】次に、前述のような粒子製造用基板20の
凹部10の大きさと、材料膜の厚さと導電性粒子の突出
寸法の関係に付いて詳細に説明する。
【0032】(100)面のウェハに正方形の開口が設
けられたマスクを形成して、異方性エッチングすること
によって製作された粒子製造用基板20の凹部10は、
底面と斜面とがなす角度θが54.7度の四角錘であ
る。この凹部10に半径Rの真球状の導電性粒子11が
形成されると仮定すると、形成される導電性粒子11の
突出高さHは、凹部10の開口部の一辺の長さをLとし
た場合、下記(1)式で与えられる。
【0033】
【数1】
【0034】他方、図4(a)に示す平坦な基板と図4
(b)に示す凹部10の形成された基板に蒸着法で同一
条件で材料膜12を成膜した場合、凹部10に成膜され
た金属の量(Vm)、即ち開口部がL×Lの正方形の凹
部10に成膜された金属の量(Vm)は、図4(a)に
示す平坦な基板のL×Lの正方形の範囲に成膜された金
属の量(厚さ×面積=tL2)と等しいと考えられる。
これは同一条件ではL×Lの開口部を通過する金属量は
等しいからである。
【0035】凹部10の内面に形成された材料膜12が
全て導電性粒子11になったと仮定すると、導電性粒子
11の体積Vb(=4πR3/3)は、凹部10の内面
に成膜された材料膜12の金属量Vm(=tL2)と等
しい。従って、下記(2)式が成立する。
【0036】
【数2】
【0037】この(2)式を用いて前記(1)式は下記
(3)式のように書き換えることができる。
【0038】
【数3】
【0039】この(3)式から、導電性粒子11の突出
高さHは形成した材料膜12の厚さtと凹部10の開口
部の辺の長さLの大きさとによって定まることが判る。
tとLとを(3)式に代入して計算すると、図5中線
a,b,cで示す結果が得られる。
【0040】この図を検討すると、例えば粒子製造用基
板20に形成された凹部10の一辺の長さがL=10μ
mである場合は、材料膜12を1.1μmの厚さに形成
することにより、導電性粒子11を粒子製造用基板20
の表面から+1μm突出させることができることが判
る。
【0041】このことから材料膜12を適正な厚さに形
成すると、導電性粒子11が粒子製造用基板から突出し
た状態となり、この状態で粒子製造用基板20に電子部
品を重ねることにより導電性粒子11を電子部品に転写
できることが判る。
【0042】この実施例の端子接続構造によれば、表面
に微細な凹部10が設けられた粒子製造用基板20の表
面に形成した材料膜12が加熱溶融され表面張力により
溶融物が球状化されて前記粒子製造用基板20の各凹部
10に導電性粒子11が生成され、前記粒子製造用基板
20の表面に端子4を有する第1の電子部品が重ね合わ
されて前記導電性粒子11が第1の電子部品の少なくと
も端子4の設けられた部分に移され、該第1の電子部品
に端子5を有する第2の電子部品が重ね合わされて互い
の端子が前記導電性粒子11を介して電気的に接続され
たことにより、導電性粒子11が全て互いに離間した状
態で第1の電子部品の基板1と第2の電子部品の基板2
との間に配置されているので、導電性粒子11を介して
隣接する端子4,4および5,5間がショートすること
はない。従ってこの端子接続構造によれば、端子4を狭
いピッチで配置することが可能となり高密度実装が可能
となる。
【0043】またこの実施例の端子接続方法では、表面
に微細な凹部10が所定の配置で形成された粒子製造用
基板20を準備し、ついでこの粒子製造用基板20の表
面に材料膜12を形成し、ついでこの膜12を加熱溶融
し表面張力により溶融物を球状化したのち冷却すること
により前記粒子製造用基板の各凹部10に導電性粒子1
1を生成せしめ、この後粒子製造用基板20の表面に第
1の電子部品を重ね合わせることによって導電性粒子1
1を第1の電子部品に移すので、この導電性粒子11は
粒子製造用基板20の凹部10間の壁10aによって離
間されている状態を維持したまま第1の電子部品に転写
される。この結果この端子接続方法によれば、導電性粒
子11は凝集せずに所定の配置で第1の電子部品に転写
される。従ってこの端子接続方法によれば、端子4およ
び5を狭いピッチで配置しても導電性粒子11を介して
隣接する端子4,4および5,5間がショートするのを
防止でき高密度実装が可能となる。
【0044】さらにこの実施例の導電性粒子の製造方法
によれば、表面に微細な凹部10が形成された粒子製造
用基板20の表面に材料膜12を形成し、ついでこの膜
12を加熱溶融し表面張力により溶融物を球状化したの
ち冷却することにより前記粒子製造用基板20の各凹部
10に導電性粒子11を生成せしめる方法なので、成膜
時、各凹部10には凹部10の開口面積に応じた量の導
電性材料が積層され、これが導電性粒子11となる。従
ってこの導電性粒子の製造方法によれば、凹部10の開
口面積が同一で有れば同一径の導電性粒子11が製造さ
れる。従ってこの導電性粒子の製造方法によれば、粒径
のそろった導電性粒子11を製造できる。
【0045】またこの実施例で用いられる粒子製造用基
板20は、碁盤目状に同一形状の凹部10が設けられた
ものなので、均一な密度で配置された状態で導電性粒子
11を製造できる。
【0046】(実施例2)図6は、本発明の端子接続方法
の第二実施例の各工程を示すもので、前記実施例と同一
構成部分には、同一符号を付して説明を簡略化する。
【0047】この例の端子接続方法では、粒子製造用基
板20として小さな凹部101と大きな凹部102とが
設けられたものを用いる。この粒子製造用基板20は、
実施例1の粒子製造用基板20を製造する際に用いたの
と同じ(100)面のシリコン結晶に小さい正方形の開
口と、この小さい正方形の辺の長さの2倍の長さの辺を
有する正方形の開口とが設けられたマスクを形成したあ
と異方性エッチングすることによって製造できる。この
ようにして形成された大きい凹部102は、その開口部
の一辺の長さおよび深さともそれぞれ小さい凹部101
の一辺の長さ、深さの2倍である。
【0048】小さな凹部101と大きな凹部102とは
図7に示すように配置されている。即ち後述する第1の
電子部品の端子4が存在する部分に対応する位置に小さ
な凹部101を配置し、他の部分には大きな凹部102
を配置する。
【0049】この粒子製造用基板20に図6(a)に示
すように導電性材料を蒸着し材料膜12を形成する。す
ると、各凹部101,102にはそれぞれの開口面積に
比例する量の導電性材料が蒸着される。
【0050】この後、材料膜12を溶融すると溶融した
導電性材料は自らの表面張力によって球状になり、各凹
部101,102には、図6(b)に示すように、導電
性粒子111,112が形成される。これら導電性粒子
111,112のうち大きな凹部102に形成された導
電性粒子112の頂点は、凹部102が深いので、小さ
い凹部101に形成された導電性粒子111のそれより
も低い位置にある。
【0051】図5に示したように例えば大きな凹部10
2が一辺の長さL=20μm、小さい凹部101がL=
10μmであり、材料膜12が厚さt=1.1μmに形
成された場合は、大きい凹部102では導電性粒子11
2の突出高さがH=−1μmであり、小さな凹部101
では+1μmとなる。
【0052】つぎにこの粒子製造用基板20に、図6
(c)に示すように、第1の電子部品を位置合わせして
重ね合わせると、小さい凹部101に在る導電性粒子1
11が第1の電子部品の基板1に付着する。前述のよう
に小さな凹部101は端子4に対応する位置に配置され
ているので、図6(d)に示すように導電性粒子111
は基板1の端子4の存在する部分にのみ付着する。
【0053】この後、この第1の電子部品に第2の電子
部品を重ね合わせると互いの端子4,5を導電性粒子1
11を介して接続できる。
【0054】このようにして形成された端子接続構造
は、端子4,5の部分では導電性粒子111が密に配置
され、他の部分では導電性粒子111が存在しない状態
となっている。
【0055】この実施例の端子接続構造では、前述のよ
うに端子4,5の部分に導電性粒子111が密に配置さ
れ、他の部分には導電性粒子111が存在しないので、
隣接する端子4,4および5,5間のショートを確実に
防止できる。
【0056】またこの実施例では、深さの異なる小さい
凹部101と大きい凹部102とが設けられた粒子製造
用基板20を用いたので、浅い方の小さい凹部101に
形成された導電性粒子111が大きい凹部102に形成
された導電性粒子112よりも突出した状態となる。こ
の状態で粒子製造用基板20に電子部品を重ねることに
より小さい凹部101を設けた箇所の導電性粒子111
だけを転写できる。従って、この実施例では、第1の電
子部品の所望の位置にのみ導電性粒子111を配置する
ことができる。
【0057】(実施例3) 図8は、本発明で用いられる導電性粒子製造用基板の第
3実施例を示すものである。この粒子製造用基板20で
は、開口部が正方形の凹部10と長方形状の凹部103
が設けられている。凹部103の全体形状は、図9に示
すように、ほぼ逆寄せ棟屋根型の凹形状に形成されてい
る。図9(a)は表面に形成された凹部103の平面図
であり、そのA−A断面を図9(a)に、またB−B断
面を図9(c)に示した。この凹部103の開口部の短
辺は正方形の凹部10の一辺と同じ長さである。またこ
の凹部103の長辺は正方形の凹部10の一辺の長さ2
倍である。これに対し凹部10と凹部103の深さは同
一である。
【0058】このような粒子製造用基板20は、(10
0)面のシリコン結晶に長方形の開口と正方形の開口が
所定の配置で設けられたマスクを形成して、異方性エッ
チングすることによって製造できる。
【0059】このように開口部が長方形の凹部103に
形成される導電性粒子11の突出高さHは、凹部103
の開口部の短辺の長さをlとした場合、下記(4)式で
与えられる。
【0060】
【数4】
【0061】またこの実施例の粒子製造用基板20の凹
部103は開口部の長辺の長さが2lとなるので、開口
面積はl×2lとなる。従って、凹部103に形成され
る材料膜12の金属量は2tl2となるので、凹部10
に形成される導電性粒子11の体積Vb(=4πr3
3)は、下記(5)式で表せる。
【0062】
【数5】
【0063】この(5)式を用いて前記(4)式を書き
換えると下記(6)式になる。
【0064】
【数6】
【0065】この(6)式から、tとlとHの関係を計
算すると、図5中線d,e,fで示す結果が得られる。
【0066】この図5から開口部が長方形状の凹部10
3の場合は正方形状の凹部10の場合に比較して導電性
粒子11の突出高さHが大になることが判る。例えば材
料膜12の厚さ(t)が0.8μmの場合、開口部が1
0×20μmの長方形状の凹部103では導電性粒子1
1の突出高さHが+2μmとなり、開口部が20×20
μmの正方形状の突出高さHは−3μmである。
【0067】この実施例の粒子製造用基板20において
も、実施例2の粒子製造用基板20と同様に、電子部品
の所望の位置に導電性粒子11を配置することができる
うえ、この実施例の粒子製造用基板20では、深さが同
一であるが開口面積の異なる2種類の凹部10,103
を設けたので、この粒子製造用基板20に材料膜12を
形成すると開口面積の大きな凹部103に導電性材料が
より多く積層される。この結果材料膜12を溶融して導
電性粒子11とすると、開口面積の大きな凹部103に
作られる導電性粒子11は粒径がかなり大となる。凹部
10,103の深さは同一なので、開口面積の大きな凹
部103に作れられる導電性粒子11と開口面積の小さ
な凹部10に形成される導電性粒子11との高さの差は
実施例2の場合よりも大となる。従って、この粒子製造
用基板20では、予定外の導電性粒子11、すなわち開
口部の小さい凹部10に作られた導電性粒子11が第1
の電子部品に付着するのを確実に避けることができる利
点がある。
【0068】(実施例4) 図10は、本発明で用いられる導電性粒子製造用基板の
第4実施例の要部を示すものである。図10(a)は表
面に形成された凹部104の平面図であり、そのC−C
断面を図10(b)に、又D−D断面を図10(c)に
示した。
【0069】この粒子製造用基板20は、(110)面
のシリコン結晶にひし形の開口が設けられたマスクを形
成して異方性エッチングすることによって製造されたも
のである。
【0070】この粒子製造用基板20の凹部104は、
図11に示すように、ひし形の対向する1組の角から他
の対向する1組の角を結ぶ対角線に向かって漸次下降す
る底面29を有するものでこの底面29からひし形の開
口部の各辺に延びる側面30は垂直面となっている。
【0071】本実施例の粒子製造用基板20を用いて導
電性粒子11を製造する場合、基板20の表面から導電
性粒子11が突出する高さHは以下のように計算でき
る。
【0072】この凹部104の開口部の短い対角線の長
さをLとすると長辺は21/2×Lである。従ってこの凹
部104の開口部の面積Aは下記(7)式で与えられ
る。
【0073】
【数7】
【0074】平面に膜厚tだけ成膜される条件で、この
粒子製造用基板20上に成膜すると、平面の面積Aの部
分に成膜された金属の量V0=A×Tと、開口面積Aを
持った凹部104の中に成膜された金属の量V1は等し
い。従って、上記成膜条件下では、導電性粒子11の体
積V2は、V2=V1=V0=A・tとなる。
【0075】導電性粒子11が半径Rの完全な球である
と仮定すると、A・t=V2=4πR3/3であるから、
次の(8)式が成り立つ。
【0076】
【数8】
【0077】他方、図10(b)から導電性粒子11の
突出高さHは H=R’+R−D
【0078】この粒子製造用基板20では凹部104の
深さDはL/2となり、導電性粒子11の中心から凹部
104の最深部までの距離R’はR/cosθであるか
ら、下記(9)式が成立する。なお、この粒子製造用基
板20では基板20の表面と底面29とのなす角θが3
5.26度である。
【0079】
【数9】
【0080】上記(8)式と(9)式から導電性材料を
成膜する厚さtと導電性粒子11の突出高さHと開口部
の短い対角線の長さLとの関係を求めると図12のよう
になる。
【0081】この実施例の粒子製造用基板20において
も、実施例1の粒子製造用基板20と同様な作用効果が
得られる他、この実施例の粒子製造用基板20は、凹部
104が垂直な側面30によって囲まれているので、こ
の基板20を用いて導電性粒子11を製造するとき、隣
接する凹部104にある溶融された導電性材料同士の結
合が起こりにくい利点がある。
【0082】(実施例5)図13は、本発明の導電性粒
子の製造方法の他の実施例の各工程を示すものである。
【0083】この実施例では、粒子製造用基板20とし
て、導電体あるいは絶縁体からなる基板26の表面に、
後に蒸着する導電性材料の溶融物と濡れ性の悪い導体層
27例えばインジュウムすず酸化物からなる導体層27
などを形成し、その上にやはり導電性材料の溶融物との
濡れ性の悪い絶縁膜28を形成したもので、絶縁膜28
をエッチングすることによって凹部10が形成されてい
る。凹部10の底には導体層27が露出している。
【0084】この実施例の導電性粒子の製造方法では、
まず前記粒子製造用基板20を電気めっき浴に浸漬して
導体層27に通電することにより、図13(b)に示す
ように、凹部10内に金属を析出させて材料膜12を各
凹部10に形成する。
【0085】ついでこの粒子製造用基板20を加熱して
各凹部10の材料膜12を溶融した後冷却すると、溶融
した導電性材料が表面張力によって球状になり、図13
(c)に示すように、各凹部10に導電性粒子11が作
られる。
【0086】この実施例の導電性粒子の製造方法によっ
ても、実施例1と同様な作用効果を得られる。
【0087】(実施例6) 図14は、本発明で用いられる導電性粒子製造用基板の
第6実施例を示すものである。
【0088】この粒子製造用基板20では、基板26の
表面に各凹部10を仕切る壁部10aを形成する絶縁膜
28が設けられており、この上に全面に渡って導体層2
7が形成されている。
【0089】この粒子製造用基板20を用いても、前記
実施例5と同様にして導電性粒子11を製造することが
できる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように本発明の端子接続構
造は、表面に微細な凹部が設けられた導電性粒子製造用
基板の表面に形成した導電性材料の膜が加熱溶融され表
面張力により溶融物が球状化されて前記導電性粒子製造
用基板の各凹部に導電性粒子が生成され、前記導電性粒
子製造用基板の表面に端子を有する第1の電子部品が重
ね合わされて前記導電性粒子が第1の電子部品の少なく
とも端子の設けられた部分に移され、該第1の電子部品
に端子を有する第2の電子部品が重ね合わされて互いの
端子が前記導電性粒子を介して電気的に接続されるとと
もに前記導電性粒子が全て互いに離間した状態で配置さ
れていることを特徴とする構造である。このような端子
接続構造によれば、導電性粒子を介して隣接する端子間
がショートすることはない。従ってこの端子接続構造に
よれば、端子を狭いピッチで配置することが可能となり
高密度実装が可能となる。
【0091】また請求項2の端子接続方法は、表面に微
細な凹部が形成された導電性粒子製造用基板の表面に導
電性材料の膜を形成し、ついでこの膜を加熱溶融して溶
融物が表面張力により球状化したのち冷却することによ
り前記導電性粒子製造用基板の各凹部に導電性粒子を生
成せしめ、この後導電性粒子製造用基板の表面に第1の
電子部品を重ね合わせることによって導電性粒子を第1
の電子部品の少なくとも端子の設けられた部分に移し、
ついでこの第1の電子部品に第2の電子部品を重ね合わ
せて互いの端子を前記導電性粒子を介して電気的に接続
することを特徴とする方法である。このような請求項2
の端子接続方法によれば、導電性粒子は粒子製造用基板
の凹部間の壁によって離間されている状態を維持したま
ま電子部品に転写される。従ってこの端子接続方法によ
れば、導電性粒子を介して端子間がショートすることが
なく、端子を狭いピッチで配置して高密度実装すること
が可能となる。
【0092】請求項3の導電性粒子の製造方法は、表面
に微細な凹部が形成された導電性粒子製造用基板の表面
に導電性材料の膜を形成し、ついでこの膜を加熱溶融し
て溶融物が表面張力により球状化したのち冷却すること
により前記導電性粒子製造用基板の各凹部に導電性粒子
を生成せしめることを特徴とする方法である。このよう
な請求項3の導電性粒子の製造方法では、粒子製造用基
板の凹部には凹部の開口面積に応じた量の導電性材料が
成膜される。そしてこの導電性材料を溶融させると溶融
した材料は凹部内で集まり表面張力によって自ずと球状
化して導電性粒子となる。導電性粒子の大きさは導電性
材料の量で決まるので、凹部の開口面積と導電性材料の
厚さが同一で有れば同一径の導電性粒子が製造される。
従ってこの導電性粒子の製造方法によれば、所望の粒径
の導電性粒子をバラツキなく製造できる。
【0093】本発明において、上記導電性粒子製造用基
板として表面に微細な凹部が形成されたものを用いれば
前記請求項2,3の方法を実施することができ、請求項
1の端子接続構造を形成することができる。
【0094】本発明において、上記導電性粒子製造用基
板として開口面積の異なる複数種類の凹部を設けたもの
を用い、この粒子製造用基板に導電性材料を成膜すると
各凹部内に積層される導電性材料の量に差が生じる。こ
の結果各凹部に作られた導電性粒子の大きさに差が生
じ、ひいては粒子製造用基板の表面から各導電性粒子の
頂部までの突出高さに差が生じる。このためこの導電性
粒子製造用基板を用いて導電性粒子を製造してこれに第
1の電子部品を重ねて導電性粒子を付着させると、高く
突出している導電性粒子が第1の電子部品に移る。従っ
てこの導電性粒子製造用基板を用いると、所定のパター
ンで導電性粒子が配置された端子接続構造を得ることが
できる。
【0095】本発明において、上記導電性粒子製造用基
板として深さの異なる複数種類の凹部を設けたものを用
い、この粒子製造用基板に導電性材料を成膜すると、深
い凹部に形成された導電性粒子はその分奥まって凹部内
に位置することとなる。この結果粒子製造用基板の表面
から各凹部に形成された導電性粒子の頂部までの突出高
さに差が生じる。よってこの導電性粒子製造用基板を用
いても、所定のパターンで導電性粒子が配置された端子
接続構造を得ることができる。請求項4の液晶パネルに
あっては、請求項1記載の端子接続構造が備えられたこ
とにより、導電性粒子が全て互いに離間した状態で配置
されているので、導電性粒子を介して隣接する端子間が
ショートすることはない。従って請求項1の端子接続構
造を備えた液晶パネルによれば、端子を狭いピッチで配
置することが可能となり高密度実装が可能となる。請求
項5のサーマルプリンターヘッドにあっては、請求項1
記載の端子接続構造が備えられたことにより、導電性粒
子が全て互いに離間した状態で配置されているので、導
電性粒子を介して隣接する端子間がショートすることは
ない。従って請求項1の端子接続構造を備えたサーマル
プリンターヘッドによれば、端子を狭いピッチで配置す
ることが可能となり高密度実装が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の端子接続方法の各工程を示すもの
で、(a)ないし(c)は断面図、(d)は平面図、
(e)は断面図。
【図2】実施例1で用いた粒子製造用基板の凹部を示す
もので、(a)は平面図、(b)は断面図。
【図3】実施例1で用いた粒子製造用基板の凹部の配置
を示す平面図。
【図4】実施例1の粒子製造用基板の凹部表面に成膜さ
れる導電性材料の量を計算する際の条件を説明するため
の断面図。
【図5】(100)面のシリコン結晶を用いて製造され
た実施例1ないし実施例3の粒子製造用基板を用いて導
電性粒子を製造した場合の導電性粒子の突出高さを計算
した結果を示す、材料膜の膜厚と突出高さのグラフ。
【図6】実施例2の端子接続方法の各工程を示すもの
で、(a)ないし(c)は断面図、(d)は平面図。
【図7】実施例2で用いた粒子製造用基板の凹部の配置
を示す平面図。
【図8】実施例3で用いた粒子製造用基板の凹部の配置
を示す平面図。
【図9】実施例3で用いた粒子製造用基板の凹部の一つ
を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)図中A−
A線視断面図、(c)は(a)図中B−B線視断面図。
【図10】実施例4で用いた粒子製造用基板の凹部を示
すもので、(a)は平面図、(b)は(a)図中C−C
線視断面図、(c)は(a)図中D−D線視断面図。
【図11】同実施例4の粒子製造用基板の凹部を示す斜
視図。
【図12】(110)面のシリコン結晶を用いて製造さ
れた実施例4の粒子製造用基板を用いて導電性粒子を製
造した場合の導電性粒子の突出高さを計算した結果を示
す、材料膜の膜厚と突出高さのグラフ。
【図13】実施例5の導電性粒子の製造方法の各工程を
示す断面図。
【図14】実施例6の粒子製造用基板を示す断面図。
【図15】従来の端子接続構造を示す断面図。
【図16】従来の端子接続構造の問題点を説明するため
の断面図。
【符号の説明】
1 基板 2 基板 4 端子 5 端子 6 導電性粒子 7 接着剤層 10 凹部 11 導電性粒子 12 材料膜 20 粒子製造用基板 21 第1の電子部品 23 接着剤 25 第2の電子部品 26 基板 27 導体層 28 絶縁膜 29 底面 30 側面 101 凹部 102 凹部 104 凹部 111 導電性粒子 112 導電性粒子

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に微細な凹部が設けられた導電性粒
    子製造用基板の表面に形成した導電性材料の膜が加熱溶
    融され表面張力により溶融物が球状化されて前記導電性
    粒子製造用基板の各凹部に導電性粒子が生成され、前記
    導電性粒子製造用基板の表面に端子を有する第1の電子
    部品が重ね合わされて前記導電性粒子が第1の電子部品
    の少なくとも端子の設けられた部分に移され、該第1の
    電子部品に端子を有する第2の電子部品が重ね合わされ
    て互いの端子が前記導電性粒子を介して電気的に接続さ
    れるとともに前記導電性粒子が全て互いに離間した状態
    で配置されていることを特徴とする端子接続構造。
  2. 【請求項2】 表面に微細な凹部が形成された導電性粒
    子製造用基板の表面に導電性材料の膜を形成し、ついで
    この膜を加熱溶融して溶融物が表面張力により球状化し
    たのち冷却することにより前記導電性粒子製造用基板の
    各凹部に導電性粒子を生成せしめ、この後導電性粒子製
    造用基板の表面に第1の電子部品を重ね合わせることに
    よって導電性粒子を第1の電子部品の少なくとも端子の
    設けられた部分に移し、ついでこの第1の電子部品に第
    2の電子部品を重ね合わせて互いの端子を前記導電性粒
    子を介して電気的に接続することを特徴とする端子接続
    方法。
  3. 【請求項3】 表面に微細な凹部が形成された導電性粒
    子製造用基板の表面に導電性材料の膜を形成し、ついで
    この膜を加熱溶融して溶融物が表面張力により球状化し
    たのち冷却することにより前記導電性粒子製造用基板の
    各凹部に導電性粒子を生成せしめることを特徴とする導
    電性粒子製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の端子接続構造を備えた
    液晶パネル。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の端子接続構造を備えた
    サーマルプリンターヘッド。
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