JP2739575B2 - ウェブ移送補助方法並びに装置 - Google Patents

ウェブ移送補助方法並びに装置

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JP2739575B2
JP2739575B2 JP62179884A JP17988487A JP2739575B2 JP 2739575 B2 JP2739575 B2 JP 2739575B2 JP 62179884 A JP62179884 A JP 62179884A JP 17988487 A JP17988487 A JP 17988487A JP 2739575 B2 JP2739575 B2 JP 2739575B2
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    • F26B13/06Machines and apparatus for drying fabrics, fibres, yarns, or other materials in long lengths, with progressive movement with movement in a sinuous or zig-zag path
    • F26B13/08Machines and apparatus for drying fabrics, fibres, yarns, or other materials in long lengths, with progressive movement with movement in a sinuous or zig-zag path using rollers

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、プレス部に近接して配置されている導入ロ
ーラから製紙機ドライヤ部の第一ドライヤまでウェブが
移送されるようにして移送用フェルトに接触して配置さ
れているウェブの移送を補助する装置に関する。より特
定的には、本発明は、ウェブのドライヤ部への移送を補
助する装置にして移送用ボックスを含む装置に関する。 形成されたウェブの紙は、ウェブの中の過剰な水をウ
ェブから除去するために製紙機のプレス部を通過させら
れる。ウェブのそうしたプレス工程は、過剰な水を除去
するだけではなく、プレスされた後のウェブに、ウェブ
の固有強度に直接的な関連を有する密度を与える。 プレスされたウェブはその後プレス部から乾燥部へ移
送され、そこで、プレスされたウェブから余分な水を除
去すべく複数の蒸気加熱ドライヤの周りを通過させられ
るという処理を受ける。 プレス部からドライヤ部への繊維性ウェブのそうした
移送は、プレス・ローラからのプレスされたウェブの引
き離しと、ドライヤ部の第一ドライヤへのウェブの移送
とを必要とする。そうした移送の間、支持されていない
長いウェブがプレス部とドライヤ部との間に延びてお
り、このむき出しの、支えられていない長い部分はプレ
スとドライヤ部との間のウェブ移送に通常用いられる移
送フェルトから垂れ下る傾向を有する。 理想的な状況下では、ぷれす部から放出されるプレス
されたウェブは、移送用フェルトの導入ローラから、移
送用フェルトとドライヤ部の第一ドライヤとにより定義
される挟持部の間にウェブが入るまで、移送用フェルト
にきちんと従うであろう。しかしながら実際には、ウェ
ブは垂下したり、移送用フェルトから遠ざかったりしが
ちであり、その結果生ずるウェブの緩みは、移送フェル
ト付近の様々な気流に起因するウェブの破断を起り易く
する。加えて、そうした緩みのため、前述の挟持部中へ
ウェブが入るときに、ウェブに皺が寄る傾向を有する。 前述の諸問題を克服するために様々な試みがなされ
た。ヴォイスに与えられた西独特許第3344217号に開示
されているそうした試みの一つは、ウェブを移送用フェ
ルトの方へ引き付けるために空気カーテンを移送用フェ
ルトから去り行かせるようにした、移送用フェルトの上
方に配置されている簡単なボックス構造物を教示してい
る。 前述の問題点を克服するためのもう一つの試みは、ヴ
ェルメットに与えられた米国特許第4,551,203に開示さ
れている。この特許は、各々のボックスから移送用フェ
ルトの移動方向と平行な方向へ空気噴流を放出するよう
にして移送用フェルトの上方に配置されている複数の送
風ボックスを教示している。 ヴォイスとヴェルメットの特許の双方は、移送用フェ
ルト付近の幾らかの乱気流からウェブを遮るという最初
の目的及び移送用フェルトからウェブが離れるのを防ぐ
ために僅かな負圧を移送用フェルトの上に作り出すとい
う第二の目的を達成するのには役立つ。 前述の従来技術の装置に尚も残されている主要な問題
点は、高速での運転に際して移送フェルトの上にもしウ
ェブを保持するに十分な負圧(即ち真空)が供与された
ならば移送用フェルトが引張られてボックスと物理的に
接触し移送用フェルトに重大な支障を来すことである。 本発明は、従来技術による装置の前述した不完全さを
克服し、製紙技術に重大な貢献をする装置と方法とに向
けられている。 移送用フェルトと移送用ボックスとの摩擦的接触の問
題を如何にして本発明が克服するかを十分に認識するた
めには、導入ローラと第一ドライヤとの間の隔りの大き
さにより移送用フェルトにどれ程の量の撓みが生ずるか
を考察する必要がある。この問題点は、導入ローラと第
一ドライヤとの間の距離が比較的長い場合に特に顕著に
表われることが知られた。真空を適用した場合の移送用
フェルトの撓みは、懸垂線の形状によって定まる。バウ
マイスター・アンド・マークス刊「standard handbook
for mechanical engineerings」第8版第2章36頁〜38
頁によれば、移送用フェルトの最大撓みは、1)真空度
と、2)移送用フェルトの張力と、3)支持点(即ち導
入ローラと第一ドライヤ)間の距離、との関数である。 前述のハンドブックにより考えられる一般的情報か
ら、以下の関係式が明らかである。もし、 Y: 移送用フェルトの最大撓み A: センチメートル表示の懸垂線パラメータ L: 導入ローラと第一ドライヤとの間の移送用フェルト
の実質長さ とすれば、 Y=A{C osh(L/2A)−1} ……(1) 撓み量Yを知るためには、懸垂線パラメータの値Aを
決める必要がある。このパラメータAの値は、次式によ
って与えられる。 A=T/P ……(2) ここに、Tはg/cmで表わされる移送用織物への供給張
力であり、Pは、g/cm2で表わされる織物上に作られる
真空である。 先に述べられたように、(1)式と(2)式とを組合
せて、次式により撓みを決定することが可能である。 Y=(T/P)[C osh(LP/2T)−1] ……(3) 付与された真空度によりもたらされる撓みを説明する
ため、一例として、以下の代表的な数値が与えられる。 L=213.36cm P=1.26555g/cm2 T=1428.66g/cm 第(3)式を用いて、 Y=(1428.66/1.26555)×[C osh(213.36x1.26555/2
x1428.66)−1] Y=1128.88[C osh(0.0945)−1] Yの値を知るため、前述のハンドブックの、双曲線関
数の表が示されている第1章23頁を参照することが必要
である。より明確には、双曲線コサインは次式により求
められる。 C osh(X)=(eX−e-X)/2 ……(4) これらの表によれば、 C osh(0.0945)=1.0045 従って、上述より、 Y=1128.88[C csh(0.0945)−1] =1128.88(1.0045−1) Y=1128.88×0.0045 従って、 Y=5.077cm 上述の計算例から、移送用フェルトに前述の真空が供
与されたとき、移送用フェルトの無支持のスパン部分
は、上方へ5.08cmだけ撓むことが認識されるであろう。
上方への、こうした5.08cmの撓みは、移送用フェルトの
移送用ボックスとの接触を生じさせ、移送用ボックスに
損傷をもたらし、移送用織物の摩耗を速くする。 ボックスと移送用フェルトとの接触に関連する前述の
問題点に加えて、もしもフェルトの両側端部の付近でフ
ェルトに対して移送用ボックスが十分に密封されていな
かったならば、真空度が両側端部で低下し、ウェブの両
側端部は移送用フェルトから垂れ下がるであろうという
他の問題点が存在する。もし、移送用ボックスの両側端
部と移送用フェルトの両側端部との間に何らかの固定的
な密封装置が設けられたならば、移送用フェルトの前述
の撓みは、移送用フェルトとその密封装置との間に接触
を生じさせ、その密封装置と移送用フェルトの双方に摩
耗を生ずるであろう。 本発明は、導入フェルトローラと第一ドライヤとの間
に中間支持ローラを設けることにより、従来技術による
装置の前述の欠陥を克服する。 それ故、本発明の第一の目的は、移送用織物の撓み量
を減少させるために導入ローラと第一ドライヤとの間に
配置された中間支持ローラを設けることによりウェブの
移送を補助する装置を与えることである。 本発明の他の目的は、導入ローラと前記中間支持ロー
ラとの間に配置された第一移送用ボックスを含む移送装
置を与えることであり、前記第一ボックスは、導入ロー
ラと中間ローラとの間で移送用フェルトにきちんと従う
ようウェブを引き付けるため第一ボックスと移送用フェ
ルトとの間に局部的真空が発生させられるようにして配
置されている。 本発明の他の目的は、中間ローラと第一ドライヤとの
間に配置された第二移送用ボックスを与えることであ
り、前記第二ボックスは、ウェブが移送用フェルトから
垂れ下がる如何なる傾向をもなくし、中間ローラと第一
ドライヤとの間で移送用フェルトにきちんと追従するよ
うウェブを引き付けるために、移送用フェルトと第二ボ
ックスとの間に局部的真空が発生させられるようにして
移送用フェルトに関連付けて配置されている。 本発明の他の目的は、前記第一ボックスの第一壁部を
含むようにした移送装置を与えることであり、前記第一
壁部は、移送用フェルトにきちんと追従するようウェブ
を引き付けるために、移送用フェルトが移動している間
前記第一壁部と移送用フェルトとの間に局部的真空が発
生させられるようにして、導入ローラから中間ローラへ
と向かう方向に移送用フェルトからの距離を漸増されて
配置されている。 本発明の他の目的は、前記第一ボックスが第一吹出口
手段を有する第二壁部を含むようにした移送装置を与え
ることであり、前記移送装置は、前記第一ボックスが圧
搾空気源に接続されたとき回転中の中間ローラから表面
域空気層を取払って第一壁部と移送用フェルトとの間に
発生させられている局部的真空を増すために前記第一吹
出口手段を通って空気が吹出すよう関連付けられてい
る。 本発明の他の目的は、前記第二移送用ボックスが第一
面部を含むようにした移送装置を与えることであり、前
記第一面部は、移送用フェルトにきちんと追従するよう
ウェブを引き付けるため、前記第一面部と移送用フェル
トとの間に局部的真空が発生させられるようにして、中
間ローラから第一ドライヤーと向かう方向に移送用フェ
ルトからの距離を漸増されて配置されている。 本発明の他の目的は、前記第一面部が第二吹出口手段
を有するようにした移送装置を与えることであり、前記
第二吹出口手段は、前記第二ボックスが圧搾空気源に接
続されたときに移送用フェルトと第一ドライヤとにより
定義される入口側挟持部の付近に負圧が発生させられる
よう前記第二吹出口手段を通って空気が流れるようにし
て第一ドライヤに近接して配置されており、そうした負
圧は、この挟持部の付近に於ける移送用フェルトからの
ウェブの脱落を防ぐのに役立つ。 本発明の他の目的は、取分けウェブの尾部がプレスと
ドライヤ部との間を移送されているときに、移送用フェ
ルトに凭れさせて尾部を支えるよう空気流をウェブの方
へ向かわせるために、中間ローラに近接して配置されて
いる複数の空気噴射手段を含む移送装置を与えることで
ある。 本発明の他の目的は、前記の第二移送用ボックスが第
一、第二側縁部吹出口手段を有する第一面部を含むよう
にした移送用装置を与えることであり、前記移送用装置
は、前記第二ボックスが圧搾空気源に接続されたとき、
移送用フェルトにきちんと追従するようウェブのそれぞ
れの側端部を引き付けるために、前記第一、第二側縁部
吹出口手段を通って前記第二ボックスから空気が流れ出
るよう関連付けられている。 本発明の他の目的は、前述の第二移送用ボックスが第
一、第二側壁部を含むようにした移送装置を与えること
であり、前記第一、第二側壁部は、第一、第二側縁部吹
出口手段に近接して第一面部に接続されており、前記両
側壁部と第一面部との接合部は、それぞれの吹出口手段
から流れ出ている第一、第二空気カーテンが装置を横切
る方向にお互いから離れ去った後移送フェルトに対して
実質的に垂直に且それぞれの側壁部に沿って流れるよう
斜めにされており、それにより、プレス部とドライヤ部
との間を尾部が移送されているときに第一、第二空気カ
ーテンが尾部を掻乱す可能性を減小させている。 本発明の他の目的は、前記第一移送用ボックスが第
一、第二側端部吹出口手段を有するようにした移送用装
置を与えることであり、前記移送用装置は、前記第一移
送用ボックスが圧搾空気手段に接続されたとき、移送フ
ェルトにきちんと追従するようウェブの両側端部を引き
付けるため前記側端部吹出口手段を通って空気が流れ出
るよう関連付けられている。 本発明の他の目的は、導入ローラと第一ドライヤとの
間に延びている単一型移送用ボックスを有する移送用装
置を与えることである。前記単一型移送用ボックスは、
第一、第二側縁部吹出口手段を有する面部を含んでお
り、前記移送用ボックスが圧搾空気源に接続されたと
き、移送用フェルトにきちんと追従するようウェブを引
き付けるために前記側縁部吹出口手段を通して空気が流
れ出るようにして配置されており、前記面部は、その上
に、移送用フェルトと第一ドライヤとにより定義される
挟持部の付近で移送用フェルトにきちんと追従するよう
ウェブを保持するために第一ドライヤに近接して配置さ
れており且装置を横切る方向に延びている吹出口手段を
も有している。 本発明の他の目的と利益とは、以下に述べられている
詳細な記述な図面と共に考察することにり当業者には明
らかとなるであろう。本発明の多様な具体化が、添付さ
れた特許請求の範囲により定義され定められる本発明の
精神と範疇から外れることなしになされ得ることを当業
者により認められるべきである。 プレス部に近接して配置されている導入ローラから製
紙機のドライヤ部の第一ドライヤまでウェブが移送され
るよう移送用フェルトに隣接して配置されているウェブ
の移送を補助するための装置及び方法。本装置は、導入
ローラと第一ドライヤとの間に配置されている中間支持
ローラを含んでおり、移送用フェルトはウェブと前記中
間ローラとの間に配置される。導入ローラと中間ローラ
との間に第一移送用ボックスが配置されており、移送用
フェルトはウェブと前記第一ボックスとの間に配置され
ている。第一移送用ボックスは、導入ローラと中間ロー
ラとの間で移送用フェルトにきちんと従うようウェブを
引き付けるため、第一ボックスと移送用フェルトとの間
に局部的真空が発生させられるよう移送用フェルトに関
連付けて配置されている。第二移送用ボックスは、中間
ローラと第一ドライヤとの間に配置されており、移送用
フェルトはウェブと第二ボックスとの間に配置されてい
る。第二ボックスは、導入ローラと第一ドライヤとの間
に於てウェブが移送用フェルトから垂れ下がる如何なる
傾向をもなくし、中間ローラと第一ドライヤとの間で移
送用フェルトにきちんと追従するようウェブを引き付け
るために、移送用フェルトと第二ボックスとの間に局部
的真空が発生させられるようにして移送用フェルトに関
連付けて配置されている。 本発明の、より特定的な具体例に於ては、前記第一移
送用ボックスは、その上に、移送用フェルトに近接して
配置されている第一壁部を含んでいる。前記第一壁部
は、移送用フェルトにきちんと追従するようウェブを引
き付けるために、導入ローラから中間ローラへのウェブ
の移送の間、前記第一壁部と移送用フェルトとの間に局
部的真空が発生させられるようにして、導入ローラから
中間ローラへと向かう方向に移送用フェルトとの間隔を
少しずつ拡げられて配置されている。その上、第一移送
用ボックスは、中間ローラに近接して配置された第一吹
出口手段を有する第二壁部を含む。第一移送用ボックス
は中間ローラが回転している間、中間ローラから表面域
空気層を取払うため、第一吹出口手段を通して第一移送
用ボックスから空気が流れ出るよう圧搾空気源に接続さ
れる。より特定的には、回転中の中間ローラから表面域
空気層を取払うだけでなく第一壁部と移送用フェルトと
の間に作り出される局部的真空を増すためにも、第一移
送用ボックスから第一吹出口手段を通して、中間ローラ
の回転方向とは反対の方向に圧搾空気が流出する。 より一層特定的には、楔形の形状を有する第一移送用
ボックスが導入ローラと中間ローラとの間で、移送用フ
ェルトからウェブを引離そうとする乱れた気流からウェ
ブを保護する。この楔形の形状は、第一ボックスと移送
用フェルトとの間に、ウェブが移送用フェルトにきちん
と追従し続けることを確実にするような負圧を発生す
る。 更に、この移送装置には、移送用フェルトに近接して
配置されており、且第一面部を有する第二移送用ボック
スを含んでいる。前記第一面部は、中間ローラから第一
ドライヤまでのウェブの移送の間、移送用フェルトにき
ちんと追従するようウェブを引き付けるために、前記第
一面部と移送用フェルトとの間に局部的真空が発生させ
られるようにして、中間ローラから第一ドライヤへと向
かう方向に移送用フェルトとの間隔を漸次拡大されて配
置されている。前記第一面部は、第二移送ボックスが圧
搾空気源に接続されたとき移送用フェルトと第一ドライ
ヤとにより定義される挟持部入口の付近に負圧が作り出
されるよう、前記第二ボックスから第二吹出口手段を通
して移送用フェルトの移動方向に直角に、次いで第一ド
ライヤの接線方向に空気が吹出すようにして第一ドライ
ヤに近接して配置されている第二吹出口手段を有する。
この負圧は、前記挟持部の付近で移送用フェルトからウ
ェブが離れるのを防ぐに役立つ。 本発明の一実施例に於ては、複数の空気噴流と中間ロ
ーラとの間にウェブに移送用フェルトとが配置されるよ
う、中間ローラに近接して複数の空気噴流が配置されて
いる。プレス部とドライヤ部との間を特にウェブの尾部
が移送されているとき、移送用フェルトにウェブを支持
するために空気流をウェブに向けるので、複数の空気噴
流は装置を横切る方向にウェブを支持する。 本発明の特定的な実施例に於て、前記第二ボックス
は、ウェブのそれぞれの側端部を移送用フェルトにきち
んと追従させるため、装置を横切る方向に第一、第二空
気カーテンを互いに離れ去らせための第一、第二側縁部
吹出口手段を含む。 本発明の、他の一つの実施例に於て、第一移送ボック
スは、第一、第二側端部吹出口手段を有する第一壁部を
含んでおり、前記第一、第二側端部吹出口手段は、第一
移送ボックスが圧搾空気源に接続されたとき移送用フェ
ルトにきちんと追従するようウェブの両側端部を引き付
けるため、それぞれの側端部吹出口手段を通して空気が
流れ出るようにして配置されている。 本発明の他の一つの実施例に於て、導入ローラと第一
ドライヤとの間の距離が比較的小さい場合に、導入ロー
ラと第一ドライヤとの間に延びている単一型移送用ボッ
クスが使用されている。この単一型移送用ボックスは、
第一、第二側縁部吹出口手段を有する面部を含んでお
り、且、移送用ボックスが圧搾空気源に接続されたと
き、移送用フェルトにきちんと追従するようウェブの両
側端部を引き付けるため、前記両側縁部吹出口手段を通
して空気が流れ出るように関連付けられている。移送用
ボックスの面部は、その上に、第一ドライヤに近接して
配置され、且装置を横切る方向に延びている他の一つの
吹出口手段を有しており、移送用ボックスが圧搾空気源
に接続されたとき、初めは第一ドライヤに対して垂直の
方向に、その後は第一ドライヤに対して接線方向であり
且移送用フェルトの移動方向と同じ方向に空気が流れ出
るように関連付けられており、それにより、移送用フェ
ルトと第一ドライヤとにより定義される挟持部の付近に
於ける空気圧を下げ、この挟持部の付近で移送用フェル
トからウェブが離れることを防ぐ。 本発明は、本発明の概念を実行するための特定的な実
施例に関して上に述べられているけれども、添付されて
いる特許請求の範囲により定義される本発明の精神と範
疇から離れることなく多くの交替可能な具体化と変形と
修正とが存在し得ることを、当業者により認められるべ
きである。特に、本発明は、プレス部とドライヤ部との
間の紙の移送のみでなく、先導的移送用織物手段により
移送される他の如何なるシート状材料の移送にも適用さ
れ得ることが明らかである。 本発明の多様な実施例を通じ、類似の参照番号は類似
の部品を指示する。 第1図は、符号12で全体的に示されているプレス部か
ら符号14で全体的に示されているドライヤ部14へウェブ
Wを移送するための符号10で全体的に示されている代表
的な従来技術の移送装置の側面図である。プレス部12は
三つのプレス挟持部16、18、20を含む。下部フェルト22
と上部フェルト24との間に支持されているウェブWは、
互いに協力する第一、第二プレス・ローラ26、28により
定義される第一挟持部16の間へ導かれる。ウェブWの下
部フェルト22から分かれてプレス・ローラ26の周りへと
上部フェルト24に付従う。ウェブWは互いに協力し合う
第三、第四プレス・ローラ30、32により定義される第二
挟持部18を通って進み続ける。ウェブWは上部フェルト
24から分かれ、第三プレス・ローラ30と第五プレス・ロ
ーラ34とにより定義される第三挟持部20の間へと第三プ
レス・ローラ30を回って進み続ける。第三プレス・フェ
ルト36は、ウェブWが第三プレス・フェルト36とローラ
30との間に挟まれるようにして第三挟持部20を通って延
びている。ウェブWは第三挟持部20から抜出し、導入ロ
ーラ38とドライヤ部14の第一ドライヤ42との間に延びて
いる移送用フェルト40に接触して移動するよう導入ロー
ラ38の辺りに延びて行く。 当業者により認められるであろうが、導入ローラ38は
一般的に第三プレス・ローラ30にできるだけ近接して配
置されるけれども、導入ローラ38と、移送用フェルト40
と第一ドライヤ42とにより定義される挟持部44との間
の、ウェブWが移動せねばならないスパンは無視できな
い大きさを有する。前述した形式の従来技術による装置
では、導入ローラ38と第一ドライヤ42との間に於て移送
用フェルト40に対しウェブWが垂下する傾向を持つとい
う問題点が存在した。移送用フェルト40からウェブWが
引離されるという問題点を克服する試みとして、従来技
術に於て多様な多くの提案がなされた。 第2図は先行技術の送風ボックス配列の側面図であ
り、ウェブWaが挟持部44aを通り過ぎるまでの間移送用
フェルト40aときちんと接触するようウェブWaを引き付
けるよう移送用フェルトの上に負圧を作り出すために、
複数の送風ボックス46、48、50が移送用フェルト40aの
上に配置されている。しかしながら、この従来技術の装
置に於ては、導入ローラ38aと第一ドライヤ42aとの間の
スパンが無視できないほど大きいため、高速に於てウェ
ブWaの垂下を防ぐために移送用フェルト40aの上に十分
な真空が供給されたならば、移送用フェルト40aは上方
に引張られ送風ボックス46、48、50の内の一つもしくは
より多くのものと物理的に接触し、送風ボックスの損傷
と移送用フェルト40aの無視できない摩耗とを引き起こ
す。 前述の問題点は第3図から第5図までに示されている
本発明により克服される。第3図〜第5図の実施例は移
送用フェルト40bに接触して配置されているウェブWbの
移送を補助するための移送装置10bを含む。ウェブWbは
プレス部12bに近接して配置されている導入ローラ38bか
ら全体的に示されている製紙機のドライヤ部14bの第一
ドライヤ42bへ移送される。装置10bは、移送用フェルト
40bがウェブWbと中間ローラ52との間に配置されるよう
にして導入ローラ38bと第一ドライヤ42bとの間に配置さ
れている中間支持ローラ52を含む。第一移送用ボックス
54は移送用フェルト40bがウェブWbと第一ボックス54と
の間に配置されるようにして導入ローラ38bと中間ロー
ラ52との間に配置される。第一ボックス54は導入ローラ
38bと中間ローラ52との間で移送用フェルト40bにきちん
と追従するようウェブWbを引き付けるため、第一ボック
ス54と移送用フェルト40bとの間に局部的真空が発生さ
せられるようにして移送用フェルト40bに対し位置決め
されている。第二移送用ボックス56は、移送用フェルト
40bがウェブWbと第二ボックス56との間に配置されるよ
うにして、中間ローラ52と第一ドライヤ42bとの間に配
置されている。第二ボックス56は、導入ローラ38bと第
一ドライヤ42bとの間で移送用フェルト40bに対し垂れ下
がろうとするウェブWbの如何なる傾向をも抑制するよう
中間ローラ52と第一ドライヤ42bとの間で移送用フェル
ト40bにきちんと追従するようウェブWbを引き付けるた
め、移送用フェルト40bと第二ボックス56との間に局部
的真空が発生させられるようにして移送用フェルト40b
に対し位置付けられている。 第3図から第5図までに示されている本発明の実施例
に於て、中間ローラ52は溝付きローラである。しかしな
がら、第5a図に示されている本発明の交替可能な実施例
に於ては、中間ローラは真空ローラ52′である。 第3図、第4図、第5図及び第5a図に示されている実
施例のそれぞれに於て、中間ローラは、導入ローラと第
一ドライヤとの中間で移送用フェルトを支持する。 第3図から第5図までに示されているように、第一移
送用ボックス54は移送用フェルト40bに近接して配置さ
れている第一壁部58を含む。第一壁部58は、導入ローラ
38bから中間ローラ52へとウェブWbを移送する間移送用
フェルト40bにきちんと追従するようウェブWbを引き付
けるため、第一壁部58と移送用フェルト40bとの間に局
部的真空が発生させられるよう導入ローラ38bから中間
ローラ52へと向かう方向に移送用フェルト40bとの間隔
が次第に大きくなるようにして配置されている。その上
に、第一移送用ボックス54は、中間ローラ52に近接して
配置されている第一吹出口手段62を有する第二壁部60を
含む。その上、第一ボックス54は圧搾空気源(図示せ
ず)に接続されており、中間ローラ52が回転している間
矢印64により示されている表面域空気層を中間ローラ52
から取払うために空気が第一移送用ボックス54から第一
吹出口手段62を通って吹出す。第3図から第5図までに
示されているように、第一に、回転中の中間ローラ52か
ら表面域空気層64を取払うため、そして第二には、第一
壁部58と移送用フェルト40bとの間に発生させられる局
部的真空を深めるために、矢印66により示されているよ
うに中間ローラ52の回転方向68とは反対方向に、第一吹
出口手段62を通って空気が流れ出ている。 第一移送用ボックス54は、移送用フェルト40bからウ
ェブWbを引離しがちな乱れた空気流(図示せず)から、
導入ローラ38bと中間ローラ52との間のウェブWbを保護
する。第一ボックス54は、第一ボックス54と移送用フェ
ルト40bとの間に負圧を発生させるため、楔形の形状と
なっている。この負圧は、ウェブWbが移送用フェルト40
bにきちんと追従し続けることを確実にする。 より特定的には、第3図に示されているように、第一
吹出口手段62は、中間ローラ52の回転方向68とは反対の
方向に、空気66を方向付けるための第一ノズル手段70を
含む。移送用フェルト40bの移動方向に対し実質的に直
角に空気66を方向付けるために、コアンダ効果が利用さ
れている。矢印66により示されているように、空気は移
送用フェルト40bの移動方向に対し直角に移動し、しか
も実質的にウェブWbの全体の幅に沿って延びており、そ
れ故、そのような垂直な空気の流れによりウェブWbの移
送用フェルト40bからの引離しが抑制される。 第3図及び第4図に示されているように、そしてより
詳しくは第5図に示されているように、第二移送用ボッ
クス56は尚その上に、移送用フェルト40bに近接して配
置されている第一面部72を含む。第一面部72は、中間ロ
ーラ52から第一ドライヤ42bへとウェブWbが移送される
間、移送用フェルト40bにきちんと追従するようウェブW
bを引き付けるため、第一面部72と移送用フェルト40bと
の間に局部的真空が発生させられるよう中間ローラ52か
ら第一ドライヤ42bへと向かう方向に移送用フェルト40b
との間隔が次第に大きくなるようにして配置されてい
る。 第3図から第5図にかけて示されているように、第一
面部72は、第二移送用ボックス56が圧搾空気源(図示せ
ず)に接続されたとき矢印76により示されているように
空気が第二移送用ボックス56の中から第二吹出口手段74
を通って流れ出すようにして第一ドライヤ42bに近接し
て配置されている第二吹出口手段74を有する。空気76は
移送用フェルト40bの移動方向に対し直角に、次いで第
一ドライヤ42bに対し接線方向に流れ、それにより、移
送用フェルト40bと第一ドライヤ42bとにより定義される
挟持部44bの入口付近に負圧が発生させられる。この負
圧は、挟持部44bの付近に於けるウェブWbの移送用フェ
ルト40bからの離脱の抑制に役立つ。 より詳しくは、第二吹出口手段74は、符号79により示
されているように第一ドライヤ42bに対し初めは半径方
向に空気76を方向付けるための第二ノズル手段78を含
む。コアンダ効果は、その後成分81により示されている
ように、第一ドライヤ42bに対し接線方向に空気76を方
向付けるために利用されている。空気76は、第5図に示
されているように、実質的にウェブWbの横幅いっぱいに
亙って第一ドライヤ42bに対し接線方向に方向付けられ
ているので、挟持部44bの付近に於ける移送用フェルト4
0bからのウェブWbの引離しは抑制される。 第3図及び第4図に示されているように、複数の空気
噴射80は、ウェブWbと移送用フェルト40bとがこの複数
の空気噴射80と中間ローラ52との間に配置されるように
して中間ローラ52に近接して配置されている。複数の空
気噴射80は、機械を横切る方向にウェブWbを支える。複
数の空気噴射80は、プレス部12bとドライヤ部14bとの間
に特にウェブの尾部(図示せず)が移送されるとき、移
送用フェルト40bに向けてウェブWbを支えるため矢印82
により示されているように空気流をウェブWbへ向ける。
複数の空気噴射80は、ウェブWbの広さの如何に拘らず機
械を横断する方向にウェブWbが支えられるようにして圧
搾空気を供給される。 第5図に示されているように、第二移送用ボックス56
は移送用フェルト40bに近接して配置されている第一面
部72を含み、この第一面部72は、第二移送用ボックス56
が圧搾空気源に接続されたとき、第6図に示されている
ように移送用フェルト40bにきちんと追従するようウェ
ブWbのそれぞれの側端部92、94を引き付けるため矢印8
8、90により示されているように第二移送用ボックス56
からこの第一及び第二側縁部吹出口手段84、86を通って
空気が流れるようにした第一及び第二側縁部吹出口手段
84、86を有する。第一及び第二側縁部吹出口手段84、86
はそれぞれ、ウェブのそれぞれの側端部92、94を移送用
フェルト40bにきちんと追従させ続けるため機械を横断
する方向に第一及び第二空気カーテンをそれぞれ矢印8
8、90により示されているようにお互いから去り行かせ
るためにコアンダ法則を利用する。第一、第二空気カー
テン88、90は、実質上中間ローラ52と第一ドライヤ42b
との間に延びている。 その上、第二移送用ボックス56は、第6図に示されて
いるように、第一、第二側壁部96、98を含む。第一、第
二側壁部96、98は、第一、第二側縁部吹出口手段84、86
に近接して第一面部72に接続されている。第一、第二側
壁部96、98と第一面部72との接合部100、102は、第一、
第二側縁部吹出口手段84、86から第一、第二空気カーテ
ン88、90が機械を横断する方向に流れ互いに離れ去った
後移送用フェルト40bに対して実質上垂直に且第一、第
二側壁部96、98に沿って流れるよう斜めにされており、
それにより、プレス部12bとドライヤ部14bとの間に尾部
(図示せず)が移送されているときに第一、第二空気カ
ーテン88、90が尾部を掻乱す可能性を減少させている。 移送用装置の運転に際し、プレス部からドライヤ部へ
のウェブの移送を始めるため、第3図に示されているよ
うにプレスされたウェブは方向修正板104により第三プ
レス・ローラ30から継続的に取払われる。尾部が導入ロ
ーラ38bを経由し移送用フェルト40bに沿い挟持部44bの
方へ向けられるよう、尾部を5.08〜15.24cm幅に分割す
るため空気噴流(図示せず)が使用され、この尾部は手
動空気噴流操作手段(図示せず)によりプレス・ローラ
30から取払われる。挟持部44bへ向けて尾部が導かれる
間、移送用フェルト40bに追従するよう複数の空気噴射8
0から空気流が細い尾部へ向けて吹上げられる。ボック
ス54、56の第一壁部58と第一面部72とを分離したことに
より、移送用フェルト40b上の負圧が移送用フェルト40b
への尾部の引上げに役立つ。しかしながら、移送用フェ
ルト40bへの尾部のしっかりした追従性を維持するには
移送用フェルト40b上の負圧はしばしば十分ではないの
で、尾部のこの上方への引上げは複数の空気噴射80によ
り大幅に助けられる。 ドライヤ部14bを通り尾部が通されるとき、プレス部1
2bからドライヤ部14bまで全幅のウェブWbが移送される
まで尾部の幅は次第に増大させられる。従来技術の装置
に於ては、移送用フェルト上の負圧(即ち真空)が増大
させられると、導入ローラと第一ドライヤとの間の無視
できない大きさのスパンのために移送用フェルトが上方
に湾曲する傾向があった。もし要求される水準まで負圧
が深められるならば、移送用フェルトは一つもしくはよ
り多くの移送用ボックスと物理的に接触するに至るの
で、移送用フェルトのそうした上方への湾曲が移送用フ
ェルト上に供給され得る負圧(即ち真空)の大きさが制
限した。 本発明は、移送用フェルトが支持されずに移動せねば
ならないスパン即ち無支持の距離を大幅に減小させる中
間ローラ52を与えることによりこの困難を克服する。例
えば、第3図に示されているように、導入ローラ38bと
第一ドライヤ42bとの中程に中間支持ローラ52を配置す
ることにより、導入ローラ38bと第一ドライヤ42bとの間
の支持されていないスパンは213.36cmから106.68cmに減
らされる。即ち、導入ローラ38bと中間ローラ52との間
の距離は106.68cmであり、導入ローラ52と第一ドライヤ
42bとの間の距離もまた106.68cmである。上に述べられ
ている(3)式に於て、1428.66g/cmの同じ張力が存在
し第一移送用ボックス54に1.26555g/cm2の真空度が保た
れているときに、213.36cmであったスパンの代わりに10
6.68cmのスパンに置換えることにより導入ローラ38bと
中間ローラ52との間で移送用フェルトにより経験される
撓みは1.1cmである。この1.1cmの撓みは、前述した式を
利用することにより求められる。 Y=T/P[Cosh(LP/2T)−1] ……(3) ここに、 Y=1428.66/1.26555×{Cosh[106.68x1.26555/2x142
8.66)]−1} Y=1128.88[Cosh(0.04725)−1] Y=1128.88(1.001−1)=1128.88x0.001=1.1288 即ち近似的には1.1cmである。 これらの数字から、移送用フェルトの支持されていな
いスパンを二分の一に、即ち213.36cmから106.68cmへと
減小させることにより、移送用フェルトの撓みは四分の
一に減小させられることが容易に明らかとなるであろ
う。即ち5.08cmから1.1cmへと減小させられる。このこ
とは、もし5.08cmの撓みが受入れられるものであり移送
用ボックスに障害を生じないならば、移送用ボックスの
下の真空が1.2655g/cm2から5.0622g/cm2へ、即ち1.25ミ
リバールから5ミリバールへと深められることが可能で
あることを意味している。それ故、二等分されたスパン
を持つことにより、真空度は四倍に深められることがで
きる。そうした深められた真空は、移送用フェルトに対
するウェブの落下もしくは垂下の如何なる可能性をも回
避するために誠に望ましい。前述の(3)式は第一移送
用ボックス54に対して適用されたけれども、同じ原理が
第二移送用ボックス56にも適合し、同様にして、中間支
持ローラ52がない場合に受入れられる真空度の四倍の真
空を発生させる手段が第二移送用ボックス56へ適用され
てよい。 移送用フェルト40bに対する垂下の傾向は通常は挟持
部44bに於て発生し、その後導入ローラ38bの方へ即ち上
流側へと延びることが経験的に確認されたので、前述の
増強された真空手段の利用は第一ドライヤ42bの付近に
於て特に有用である。 導入ローラ38bは真空ローラであることが好ましいけ
れども、溝付きローラ又は平坦なローラに交替可能であ
る。第3図に示されているように、このローラ38bには
空気式偏向器106が設けられている。導入ローラ38bは、
織物40bとウェブWbとの双方を支持しており、ウェブWb
を移送用フェルト40bに止めておくため、挟持部出口108
に於て幾らかの真空を作り出す。 第一ボックス54の、発散、即ち間隔を漸増している第
一壁部58と移送用フェルト40bとにより発生されられる
負圧に加えて、この負圧(即ち真空)は、中間ローラ52
と移送用フェルト40bとにより定義される挟持域110に於
て、深められた負圧を生ずるようにされた空気の流れ66
によって増強される。そうした真空は、中間ローラ52の
傍でウェブが移送用フェルト40bから引離されることを
防ぎ、加えて、第4図に示されているように、空気流66
は回転中の中間ローラ52から表面域空気層64を取払う。 第二移送用ボックス56は、また、移送用フェルト40b
の上に局部的真空を生じさせるため、移送用フェルト40
bに対し発散している第一面部72を有する。実際上、第
一壁部58と第一面部72との間のこの発散の角度は1°乃
至2°の範囲内であり、移送用フェルト40bの上に必要
な負圧を保持するためにはこれだけの発散で十分である
ことが知られた。 第7図に示されているように、第二吹出口手段74が第
一ドライヤ42bと移送用フェルト40bとにより定義される
挟持部44bに近接して配置されたとき、第二ボックス56
の第一ドライヤ42b付近から吹出している気流76の付近
で真空度が尖頭値に達する。この尖頭的な真空度は、通
例この挟持部44bに於て発生し湿潤側へと広まるウェブW
bの移送用フェルト40bからの離脱を防止するに有益であ
ることが知られた。 従来技術に於てもプレスからドライヤ部への尾部の移
送を補助するため空気噴流が利用されたけれども、本発
明は、機械横断方向の全幅に亙って尾部の支持を可能に
する。即ち、複数の噴流80が5.08cmの狭い尾部を支持
し、その後、移送装置の全幅に亙ってウェブが延びるに
至るまで次々にウェブを支持する。 第二ボックス56に定められている第一、第二側縁部吹
出口手段84、86は、ウェブWbの移送用フェルト40bへの
密接な追従性を保持するには特に有用である。斜めにさ
れた接合部100、102を備えたことにより、第一、第二空
気カーテン88、90は機械横断方向に互いに外側へ流れ去
り、その後第一、第二側壁部96、98にそれぞれ寄添って
流れ、それにより、ウェブWbの側端部92、94の付近で吸
引効果を生ずる。この効果は、ウェブWbのそれぞれの側
端部の移送用フェルト40bからの離脱を防ぐ。 第8図、第3図に示されている実施例に類似の、本発
明の一つの交替可能な実施例を示す。第3図の実施例に
示されているものに相当する部品を指示するには同様の
参照番号が使われているけれども、そこへ添字Cを加え
られている。 第8図は、導入ローラ38cと、導入ローラ38cに近接し
て配置されている第一移送用ボックス54cとを含む移送
用装置を符号10cにより全体的に示す。第一移送用ボッ
クス54cは、第一、第二側端部吹出口手段112、114を有
する第一壁部を含む。第一、第二吹出口手段112、114
は、移送用フェルトにきちんと追従するようウェブの両
側端部のそれぞれを引き付けるため、第一移送用ボック
ス54cが圧搾空気源に接続されたとき第一移送用ボック
ス54cから吹出口手段112、114のそれぞれを通り空気が
流れるようにして、第一移送用ボックス54cの両側端に
近接して配置されている。他の点では、第8図に示され
ている実施例は、第二移送用ボックス56cが第一、第二
側縁部吹出口手段84c、86cを郭定している第3図に示さ
れた実施例と同一である。 第9図は本発明の第三の実施例を示しており、符号10
dにより全体的に示されている移送用装置が導入ローラ3
8dと、導入ローラ38dと第一ドライヤ(図示せず)との
間に延びている移送用ボックス116とを含む。第一ドラ
イヤに近接して一つの吹出口手段74dが配置されてい
る。吹出口手段74dは、移送用フェルトと第一ドライヤ
とにより定義される挟持部入口の付近に於て負圧が発生
させられるよう、移送用ボックス116が圧搾空気源に接
続されたとき移送用ボックス116の中から吹出口手段74d
を通り、移送用フェルトの移動方向に対して直角にそし
てその後、第一ドライヤに対し接線方向に空気が流れる
ようにして第一ドライヤに近接して配置されている。こ
の負圧は、この挟持部の付近に於ける移送用フェルトか
らウェブの離脱を防ぐに役立つ。 移送用ボックス116は、移送用フェルトに近接して配
置されている面部72dを含む。面部72dは、導入ローラ38
dから第一ドライヤまでのウェブの移送の間移送用フェ
ルトにきちんと追従するようウェブを引き付けるため面
部72dと移送用フェルトとの間に局部的真空が発生させ
られるようにして、導入ローラ38dから第一ドライヤへ
と向かう方向に移送用フェルトに対し漸次間隔を拡げら
れている。 面部72dは、第一、第二側縁部吹出口手段84d、86dを
有する。側縁部吹出口手段84d、86dは、移送用フェルト
にきちんと追従するようウェブの両側端部がそれぞれ引
き付けるため、移送用ボックスが圧搾空気源に接続され
たとき移送用ボックス116から第一、第二側縁部吹出口
手段84d、86dのそれぞれを通り空気が流れるようにして
配置されている。 第8図に示されている実施例の運転に際しては、第
一、第二側縁部吹出口手段112、114を含むことが、ウェ
ブの移送用フェルトへの密接を保つよう作用する。 第9図に示されている実施例の運転に関しては、導入
ローラ38dと第一ドライヤとの間のスパンが比較的短い
場合に、単一の移送用ボックス116の設置で十分である
ことが知られている。移送用ボックス116は、移送用フ
ェルトにきちんと追従するようウェブを引き付けるた
め、面部72dと移送用フェルトとの間に負圧を発生させ
る。第一、第二側縁部吹出口手段84d、86dは、移送用フ
ェルトにきちんと追従するようウェブの両側端を引き付
け、機械横断方向に延びている吹出口手段74dは移送用
フェルトと第一ドライヤとにより定義される挟持部の付
近でウェブ即ち尾部の離脱を防ぐ。 本発明は、移送用フェルトの上に保たれる負圧の4倍
の増強を可能にし、それにより、ウェブの移送用フェル
トからの離脱を防ぐ。真空のそうした四倍の増強は、中
間支持ローラの設置によりなし得るものである。その
上、こうした真空は移送用フェルトに対し次第に間隔を
拡げている移送用ボックスの設置により達し得るもので
あり、この真空は移送用ボックスからの空気の流出によ
り増大させられる。尚その上に、側縁部吹出口手段は、
ウェブの両側端がフェルトから離脱しないことを確実に
するために使用され、複数の空気ノズルは、プレスとド
ライヤ部との間の特に尾部の移送に助力する。 前述の実施例は、導入ローラと第一ドライヤとの間に
比較的大きなスパンを有する構成に関して述べられたけ
れども、もし導入ローラと第一ドライヤとの間に比較的
小さなスパンが存在する場合には、中間ローラは省かれ
てよい。
【図面の簡単な説明】 第1図は従来技術のプレス部とドライヤ部と移送装置と
の側面図であり、プレス部とドライヤ部との間を移送さ
れているウェブを示している。 第2図は、従来技術の移送用ボックスの側面図である。 第3図は、本発明による移送装置の側面図である。 第4図は、第3図に示されている移送装置の斜視図であ
る。 第5図は、中間ローラの配置と第二吹出口手段及び第
一、第二側縁部吹出口手段の位置とが示されている第二
移送用ボックスの下から見た斜視図である。 第5a図は、第5図に示されたものと類似の、但し、溝
付き中間ローラが真空ローラに置換されている斜視図で
ある。 第6図は、第3図に示されれている第二ボックスの、第
一面部との接合部を斜めにされている側壁部を示す一部
断面斜視図である。 第7図は、第一ドライヤから第二吹出口手段までの距離
により、誘発される真空が如何に変化するかを示すグラ
フである。 第8図は、第一移送用ボックスが側端部吹出口手段を有
する、本発明の第二の実施例の斜視図である。 第9図は、中間ローラが廃除され、第一ドライヤに近接
している吹出口手段と側縁部吹出口手段とを含む単一の
移動用ボックスを設けた本発明の第三の実施例の斜視図
である。 10…典型的な従来技術の移送装置,12…プレス部,14…ド
ライヤ部,16、18、20…プレス挟持部,22…下部フェル
ト,24…上部フェルト,26、28、32、34…プレス・ロー
ラ,30…第三プレス・ローラ,36…第三プレス・フェル
ト,38…導入ローラ,40…移送用フェルト,42…第一ドラ
イヤ,44…挟持部,46、48、50…送風ボックス,52…中間
支持ローラ,54…第一移送用ボックス,56…第二移送用ボ
ックス,58…第一壁部,60…第二壁部,62…第一吹出口手
段,64…表面域空気層,66、76、88、90…気流,68…中間
支持ローラの回転方向,70…第一ノズル手段,72…第一面
部,74…第二吹出口手段,78…第二ノズル手段,79…気流
の吹出方向,80…空気噴射,81…気流の成分,82…気流の
噴出方向,84、86…側縁部吹出口手段,92、94…ウェブの
側端部,96、98…側壁部,100、102…側壁部と第一面部と
の接合部,104…方向修正板,106…空気式偏向器,108…挟
持部出口,110…挟持域,112、114…側端部吹出口手段,11
6…移送用ボックス,W…ウェブ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.製紙機のプレス部に近接して配置された導入ローラ
    より第一ドライヤ迄ウェブが移送用フェルトに密に接触
    して移送されることを補助する方法にして、 前記導入ローラと前記第一ドライヤとの間で前記ウェブ
    が前記移送用フェルトに密に追従するよう前記プレス部
    から前記導入ローラへ向けて前記ウェブを案内すること
    と、 前記導入ローラと中間支持ローラとの間に配置され第一
    移送用ボックスに圧縮された空気を供給し、前記第一移
    送用ボックス内より前記中間支持ローラに隣接して配置
    された第一吹出口を経て空気を流出せしめ、該第一吹出
    口より流出した空気により前記第一移送用ボックスと前
    記移送用フェルトとの間に負圧を発生させ、これによっ
    て前記ウェブを前記移送用フェルトに密に追従せしめる
    ことと、 前記中間支持ローラと前記第一ドライヤとの間に配置さ
    れた第二移送用ボックスに圧縮された空気を供給し、該
    第二移送用ボックス内より前記移送用フェルトと前記第
    一ドライヤとの間に郭定された挾持部に隣接して配置さ
    れた第二吹出口を経て空気を流出せしめ、これによって
    前記挾持部の近傍に負圧を発生させ、これによって前記
    挾持部の近傍にて前記移送用フェルトより前記ウェブが
    離れようとする傾向を抑制することと を含む方法。 2.製紙機のプレス部に近接して配置された導入ローラ
    より第一ドライヤ迄ウェブが移送用フェルトに密に追従
    して移送されることを補助するウェブ移送補助装置にし
    て、 前記導入ローラと前記第一ドライヤとの間に配置され、
    前記移送用フェルトに対し前記ウェブとは反対の側に位
    置する中間支持ローラと、 前記導入ローラと前記中間支持ローラとの間に配置さ
    れ、前記移送用フェルトに対し前記ウェブとは反対の側
    に位置する第一移送用ボックスとを有し、 前記第一移送用ボックスは該第一移送用ボックスと前記
    移送用フェルトとの間に負圧を発生せしめて前記導入ロ
    ーラと前記中間支持ローラとの間にて前記ウェブを前記
    移送用フェルトに密に追従させるべく前記移送用フェル
    トに対して傾けられており、 前記第一移送用ボックスは、前記移送用フェルトに近接
    して配置され前記導入ローラより前記中間支持ローラへ
    向かう方向に前記移送用フェルトに対して次第に遠ざか
    るよう配置された第一壁を有し、これによって前記ウェ
    ブが前記導入ローラより前記中間支持ローラへ向かう間
    に前記第一壁と前記移送用フェルトとの間に前記ウェブ
    を前記移送用フェルトに密に追従させる負圧が発生され
    るようになっており、 ウェブ移送補助装置は、更に前記中間支持ローラと前記
    第一ドライヤとの間に配置され前記移送用フェルトに対
    し前記ウェブとは反対の側に位置する第二移送用ボック
    スを有し、該第二移送用ボックスは、前記移送用フェル
    トと該第二移送用ボックスとの間に負圧を生ぜしめ、こ
    れによって前記中間支持ローラと前記第一ドライヤとの
    間にて前記ウェブを前記移送用フェルトに密に追従さ
    せ、前記導入ローラと前記第一ドライヤとの間にて前記
    移送用フェルトに対し前記ウェブが垂れ下がることを阻
    止するよう、前記移送用フェルトに対し傾けられてお
    り、 前記第二移送用ボックスは更に前記移送用フェルトに近
    接して配置された第一面を有し、該第一面は前記中間支
    持ローラより前記第一ドライヤへ向かう方向に前記移送
    用フェルトより次第に離れ、これによって前記ウェブが
    前記中間支持ローラより前記第一ドライヤへ向かう間に
    前記第一面と前記移送用フェルトとの間に前記ウェブを
    前記移送用フェルトに対し密に追従せしめる負圧が発生
    されるようになっているウェブ移送補助装置。 3.製紙機のプレス部に近接して配置された導入ローラ
    より第一ドライヤ迄ウェブが移送用フェルトに密に追従
    して移送されることを補助するウェブ移送補助装置にし
    て、 前記導入ローラと前記第一ドライヤとの間に配置され、
    前記移送用フェルトに対し前記ウェブとは反対の側に位
    置する中間支持ローラと、 前記導入ローラと前記中間支持ローラとの間に前記移送
    用フェルトに対し前記ウェブとは反対の側に位置する第
    一移送用ボックスとを有し、 前記第一移送用ボックスは前記導入ローラと前記中間支
    持ローラとの間にて前記ウェブを前記移送用フェルトに
    密に追従させるよう該第一移送用ボックスと前記移送用
    フェルトとの間に負圧を発生させるべく前記移送用フェ
    ルトに対し傾けられており、 ウェブ移送補助装置は、更に前記中間支持ローラと前記
    第一ドライヤとの間に前記移送用フェルトに対し前記ウ
    ェブとは反対の側に位置する第二移送用ボックスとを有
    し、該第二移送用ボックスは、前記中間支持ローラと前
    記第一ドライヤとの間にて前記ウェブを前記移送用フェ
    ルトに密に追従させ、これによって前記導入ローラと前
    記第一ドライヤとの間にて前記ウェブが前記移送用フェ
    ルトに対し垂れ下がることを抑止すべく前記移送用フェ
    ルトに対し傾けられている第二移送用ボックスを有する
    ウェブ移送補助装置。 4.製紙機のプレス部に近接して配置された導入ローラ
    より第一ドライヤ迄ウェブが移送用フェルトに密に追従
    して移送されることを補助するウェブ移送補助装置にし
    て、 前記導入ローラと前記第一ドライヤとの間に配置され前
    記移送用フェルトに対し前記ウェブとは反対の側に位置
    する中間支持ローラと、 前記導入ローラと前記中間支持ローラとの間に配置され
    前記移送用フェルトに対し前記ウェブとは反対の側に位
    置する第一移送用ボックスとを有し、 前記第一移送用ボックスは前記導入ローラと前記中間支
    持ローラとの間にて前記ウェブを前記移送用フェルトに
    密に追従させるよう該第一移送用ボックスと前記移送用
    フェルトの間に負圧を発生させるべく前記移送用フェル
    トに対し傾けられており、 前記第一移送用ボックスは、更に前記移送用フェルトに
    隣接して配置された第一壁を有し、該第一壁は前記導入
    ローラより前記中間支持ローラへ向かう方向に前記移送
    用フェルトより次第に遠ざかっており、これによって前
    記ウェブが前記導入ローラより前記中間支持ローラへ向
    けて移送される間に前記ウェブを前記移送用フェルトに
    密に追従させるべく前記第一壁と前記移送用フェルトの
    間に負圧が発生されるようになっており、前記第一壁は
    第一の側と第二の側とに空気吹出口を備えており、 前記第一及び第二の側の空気吹出口は前記第一移送用ボ
    ックスが圧縮空気源に接続されるとき該空気吹出口を経
    て該第一移送用ボックス内より空気を吹出すようになっ
    ており、前記第一及び第二の側の空気吹出口は前記ウェ
    ブの対応する側部を前記移送用フェルトに密に追従させ
    るよう引き付ける作用をなすようになっており、 ウェブ移送補助装置は、更に前記中間支持ローラと前記
    第一ドライヤとの間に配置され前記移送用フェルトに対
    し前記ウェブとは反対の側に位置する第二移送用ボック
    スを有し、該第二移送用ボックスは前記中間支持ローラ
    と前記第一ドライヤとの間にて前記ウェブを前記移送用
    フェルトに密に追従させるべく前記移送用フェルトと前
    記第二移送用ボックスとの間に負圧を発生させるよう前
    記移送用フェルトに対し傾けられており、こによって前
    記導入ローラと前記第一ドライヤとの間にて前記ウェブ
    が前記移送用フェルトに対し垂れ下がることが抑止され
    るようになっており、 前記第二移送用ボックスは、更に前記移送用フェルトに
    隣接して配置された第一面を有し、該第一面は前記中間
    支持ローラより前記第一ドライヤへ向かう方向に前記移
    送用フェルトより次第に遠ざかっており、これによって
    前記ウェブが前記中間支持ローラより前記第一ドライヤ
    へ向けて移動する間に前記第一面と前記移送用フェルト
    との間に負圧が発生され、これによって前記ウェブが前
    記移送用フェルトに密に追従するようになっているウェ
    ブ移送補助装置。 5.製紙機のプレス部に近接して配置された導入ローラ
    より第一ドライヤ迄ウェブが移送用フェルトに密に追従
    して移送されることを補助するウェブ移送補助装置にし
    て、 前記導入ローラと前記第一ドライヤとの間に配置され前
    記移送用フェルトに対し前記ウェブとは反対の側に位置
    する中間支持ローラと、 前記導入ローラと前記中間支持ローラとの間に配置され
    前記移送用フェルトに対し前記ウェブとは反対の側に位
    置する第一移送用ボックスとを有し、 前記第一移送用ボックスは前記ウェブが前記導入ローラ
    と前記中間支持ローラとの間に移送される間前記移送用
    フェルトに密に追従するよう前記第一移送用ボックスと
    前記移送用フェルトとの間に負圧を発生させるべく前記
    移送用フェルトに対し傾けられており、 前記第一移送用ボックスは更に前記移送用フェルトに隣
    接して配置された第一壁を有し、該第一壁は前記導入ロ
    ーラより前記中間支持ローラへ向かう方向に前記移送用
    フェルトより次第に遠ざかっており、これによって前記
    ウェブにが前記導入ローラより前記中間支持ローラへ向
    けて移動する間に前記第一壁と前記移送用フェルトとの
    間に負圧が発生され、これによって前記ウェブは前記移
    送用フェルトに密に追従するよう引付けられるようにな
    っており、前記第一壁は第一及び第二の側に空気吹出口
    を備えており、 前記第一及び第二の側の空気吹出口は前記第一移送用ボ
    ックスが圧縮空気源に接続されるとき該第一移送用ボッ
    クス内より空気を吹き出し、吹き出された空気によって
    前記ウェブの両側の縁部を前記移送用フェルトに密に追
    従させるようになっており、 ウェブ移送補助装置は、更に前記中間支持ローラと前記
    第一ドライヤとの間に配置され前記移送用フェルトに対
    し前記ウェブとは反対の側に位置する第二移送用ボック
    スを有し、 該第二移送用ボックスは前記導入ローラと前記第一ドラ
    イヤの間に前記ウェブと前記移送用フェルトとが移動す
    る際に該ウェブを該移送用フェルトに密に追従させるよ
    う該移送用フェルトと該第二移送用ボックスとの間に負
    圧を生じさせるよう該移送用フェルトに対し傾けられて
    おり、 前記第二移送用ボックスは、更に前記移送用フェルトに
    隣接して配置された第一面を有し、該第一面は前記中間
    支持ローラより前記第一ドライヤへ向かう方向に前記移
    送用フェルトより次第に遠ざかっており、これによって
    前記ウェブが前記中間支持ローラより前記第一ドライヤ
    へ向けて移動する間に前記第一面と前記移送用フェルト
    の間に負圧を生じさせるようになっており、前記第一面
    は第一及び第二の側縁に空気吹出口を備えており、 前記第一及び第二の側縁の空気吹出口は前記第二移送用
    ボックスが圧縮空気源に接続されたとき該第二移送用ボ
    ックス内より空気を吹き出し、これによって前記ウェブ
    の両側縁部を前記移送用フェルトに密に追従させるよう
    前記ウェブを該移送用フェルトへ向けて引付けるように
    なっていウェブ移送補助装置。 6.製紙機のプレス部に近接して配置された導入ローラ
    より第一ドライヤ迄ウェブが移送用フェルトに密に追従
    して移送されることを補助するウェブ移送補助装置にし
    て、 前記導入ローラと前記第一ドライヤとの間に配置され前
    記移送用フェルトに対し前記ウェブとは反対の側に位置
    する移送用ボックスを有し、 前記移送用ボックスは、前記導入ローラと前記第一ドラ
    イヤとの間にて前記ウェブを前記移送用フェルトに密に
    追従させるよう該移送用ボックスと前記移送用フェルト
    との間に負圧を発生させるべく、前記移送用フェルトに
    対し傾けられており、 前記移送用ボックスは、更に前記移送用フェルトに近接
    して配置された面を有し、該面は前記導入ローラより前
    記第一ドライヤへ向かう方向に前記移送用フェルトに対
    し次第に遠ざかっており、これによって前記ウェブが前
    記導入ローラより前記第一ドライヤへ向けて移動する間
    に前記面と前記移送用フェルトとの間に前記ウェブを前
    記移送用フェルトに密に追従させる負圧が発生されるよ
    うになっており、前記面は第一及び第二の側縁に空気吹
    出口を有しており、前記第一及び第二空気吹出口は前記
    移送用ボックスが圧縮空気源に接続されたとき該移送用
    ボックス内より空気を吹き出し、吹き出された空気によ
    り前記ウェブの両側縁部を前記移送用フェルトに密に追
    従するよう引付ける作用をなすようになっており、 前記面は前記第一ドライヤに近接して配置された空気吹
    出口を有し、該空気吹出口は前記移送用ボックスが圧縮
    空気源に接続されたとき該移送用ボックスより空気を前
    記移送用フェルトの移動方向に対し直角方向に吹き出
    し、該空気はその後前記第一ドライヤに対し接線方向に
    流れ、これによって前記移送用フェルトと前記第一ドラ
    イヤとの間に郭定された挾持部の入口側に負圧が発生さ
    れるようになっており、該負圧により前記ウェブが該挾
    持部の近傍にて前記移送用フェルトより離れることが抑
    止されるようになっているウェブ移送補助装置。
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