JP2736034B2 - 薄切りこんにゃくの製造方法および装置 - Google Patents

薄切りこんにゃくの製造方法および装置

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JP2736034B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、互いに平行に並べられ
て往復移動する複数のカッタに向けて押し出すことで板
状こんにゃくを切断し、薄肉あるいは糸状のこんにゃく
を製造する薄切りこんにゃくの製造方法および装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、こんにゃくの形態には様々なもの
があるが、その中でも独特の食感を有し味付けが容易な
ものとして、糸こんにゃくや、つきこんにゃくが知られ
ている。
【0003】糸こんにゃくは、こんにゃく原料を孔が形
成された目皿から連続的に押し出し、湯の中で流しなが
らゆで上げることによって製造される。ゆで上げられた
ものを所定の時間間隔で切断し、袋詰めにする。つきこ
んにゃくは、板状に成形されたこんにゃくを、刃が格子
状に組み合わされた目皿に押し付けることによって製造
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、糸こん
にゃくは、袋詰めして出荷する際には切断する時間の間
隔で一袋分の分量を決めているが、単位時間当りに流れ
てくる量にはばらつきがあり、内容量が不安定であっ
た。また、目皿で糸状にした後にゆで上げているので、
ゆで上がるまでの間に湯の中に溶け出した夾雑物がこん
にゃくの表面に付着して膜となり、表面積が多い割には
味がしみこみにくいものであった。
【0005】一方、つきこんにゃくは、一定の単位ごと
に間欠的に製造することができ、しかも表面の大部分が
切断面なので、上述したような欠点はない。しかし、よ
り細いこんにゃくを得るために目皿の目を細かくしよう
とすると、押し出す際の負荷が大きくなり、実際には5
mm角程度の大きさに切断するのが限度であった。従っ
て、糸こんにゃくのような食感を有するこんにゃくを、
つきこんにゃくと同様の製法で得ることはできなかっ
た。
【0006】さらに、ここ数年のこんにゃくの利用範囲
の拡大に伴い、特にサラダに利用するために薄肉の帯状
のこんにゃくも製品として出されている。このような薄
肉のこんにゃくは従来のつきこんにゃくの製法では得る
ことができず、糸こんにゃくの製法で製造されているの
で、糸こんにゃくと同様の問題点があった。
【0007】そこで本発明は、つきこんにゃくの利点を
生かしつつ様々な形態、特に薄肉のこんにゃくを得るこ
とができる、薄切りこんにゃくの製造方法および装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の薄切りこんにゃくの製造方法は、互いに間隔を
おいて並列に配列された複数の第1の切断刃の刃元側
に、互いに間隔をおいて並列に配列され刃先を前記第1
の切断刃の刃先と同じ向きに向けた複数の第2の切断刃
を、前記第1の切断刃と直交し、かつ、刃先を前記第1
の切断刃の刃元と実質的に間隔をあけずに配置してお
き、 前記第1の切断刃および第2の切断刃をそれぞれの
刃先に沿って往復移動させながら、板状こんにゃくの端
面を前記第1の切断刃の刃先に向けて押し出して板状こ
んにゃくを切断することを特徴とする。
【0009】
【0010】さらに、板状こんにゃくの切断に先立ち、
板状こんにゃくを押し出し方向に複数等分したり、板状
こんにゃくを押し出し方向とは異なる方向で複数等分し
てもよい。
【0011】本発明の薄切りこんにゃくの製造装置は、
板状こんにゃくを一方向に押し出す押し出し部と、板状
こんにゃくの押し出し方向に対して前記押し出し部の下
流側に配置された、刃先が前記押し出し部に向けて互い
に間隔をおいて並列に配列され、前記刃先に沿って往復
移動可能に設けられた複数の切断刃を備えた細断部とを
し、 前記細断部は、前記板状こんにゃくの押し出し方
向に沿って配置されそれぞれ前記複数の切断刃を備えた
第1のカッタユニットと第2のカッタユニットとからな
り、 前記第1のカッタユニットの切断刃と前記第2のカ
ッタユニットの切断刃とが互いに直交し、かつ、実質的
に間隔をあけずに配置されていることを特徴とする。
【0012】また、前記各切断刃の配列ピッチが2ミリ
メートルとしたものであってもよい。
【0013】さらに、板状こんにゃくを前記押し出し部
に供給する前に板状こんにゃくを複数等分する予備切断
部が設けられているものであってもよく、この予備切断
部は、板状こんにゃくの押し出し方向に沿って配置され
た予備切断刃が設けられているものや、板状こんにゃく
の押し出し方向とは異なる方向に沿って配置された予備
切断刃が設けられているものであってもよい。
【0014】そして、前記押し出し部は、板状こんにゃ
くが搬送される搬送路と、前記搬送路内の板状こんにゃ
くを押し出すための押し出し手段とを備え、前記搬送路
の深さが板状こんにゃくの押し出し方向の下流側で小さ
くなるように前記搬送路の中間部が傾斜しているととも
に、前記押し出し手段の先端には、板状こんにゃくの後
端面に面接触する板部材が、前記搬送路の傾斜に倣って
変位可能に設けられたものとしてもよい。
【0015】
【作用】上記のとおり構成された本発明の薄切りこんに
ゃくの製造方法では、板状こんにゃくは、第1の切断刃
で切断された後、第2の切断刃により、第1の切断刃で
の切断面と直交する面で切断される。この際、それぞれ
切断刃をその刃先に沿って往復移動させるので、こん
にゃくの切断時に加わる負荷が小さくなる。その結果、
切断刃のピッチを小さくしてもこんにゃくの切断は可能
であり、従来にはない薄切りのこんにゃくが得られる。
得られたこんにゃくは、板状のこんにゃくを切断したも
のなので、長さおよび量は一定となる。しかも、第1の
切断刃と第2の切断刃とは実質的に間隔をあけずに配置
されているので、板状こんにゃくの押し出し滑らかに行
える。
【0016】また、上記切断に先立ち、こんにゃくの押
し出し方向に複数等分すれば、こんにゃくの断面積が小
さくなり切断時の負荷がより軽減されるし、押し出し方
向とは異なる方向に複数等分すれば、任意の長さの薄切
りこんにゃくが得られる。
【0017】本発明の薄切りこんにゃくの製造装置で
は、板状こんにゃくは押し出し部で押し出されつつ細断
部で切断される。この際、細断部に備えられた複数の切
断刃が刃先に沿って往復移動されるので、切断刃のピッ
チが小さくても板状こんにゃくは確実に切断される。ま
た、細断部を、切断刃が互いに直交して配置される第1
のカッタユニットと第2のカッタユニットとで構成する
ことで、第1のカッタユニットで切断されたこんにゃく
は、第2のカッタユニットでさらに、第1のカッタユニ
ットでの切断面に直交する面で切断される。特に、両カ
ッタユニットでの切断刃のピッチをそれぞれ2ミリメー
トルとすれば、従来の糸こんにゃくと同等の太さのこん
にゃくが切断によって得られる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、詳細な説明をする前に、以下に説明する実施例での
概略の製造工程を図1を参照して説明する。
【0019】図1に示すように、本実施例では、まず、
1丁の板こんにゃく1を長手方向に3等分する。そし
て、等分されたこんにゃく1aを、その長手方向の端面
をカッタに向けて水平方向に押し出し、切断する。カッ
タは、水平面と平行な複数の切断刃を鉛直方向に所定の
ピッチで並列に配列した横カッタ3と、鉛直面と平行な
複数の切断刃を水平方向に所定のピッチで並列に配列し
た縦カッタ4とで構成される。横カッタ3および縦カッ
タ4は、等分されたこんにゃく1aの押し出し方向に沿
って配置されており、切断の際にはそれぞれ切断刃の刃
先に沿って往復移動される。
【0020】横カッタ3および縦カッタ4を往復移動さ
せながら、等分されたこんにゃく1aを押し出すと、等
分されたこんにゃく1aは、まず横カッタ3で水平方向
に細断され、さらに縦カッタ4で鉛直方向に細断され
る。従って、等分されたこんにゃく1aが横カッタ3お
よび縦カッタ4を通過すると、糸状こんにゃく1bが得
られる。なお、本実施例では1丁の板こんにゃく1を予
め3等分してから細断する場合の例について説明する
が、等分する数は3つに限るものではなく、しかも、必
ずしも細断に先立ち等分する必要はない。
【0021】次に、上述のようにして糸状こんにゃくを
製造する本発明の薄切りこんにゃくの製造装置について
説明する。
【0022】図2は、本発明の薄切りこんにゃくの製造
装置の一実施例の正面図であり、図3は、図2に示した
薄切りこんにゃくの製造装置の平面図である。
【0023】図2および図3に示すように、本実施例の
薄切りこんにゃくの製造装置は、コンベア50で搬送さ
れてきた板こんにゃくを長手方向に3等分する予備切断
部10と、予備切断部10で等分されたこんにゃくを図
示右方に向けて押し出す押し出し部20と、押し出し部
20で押し出されてきたこんにゃくを更に長手方向に細
断する細断部30とで構成される。以下に、上記各部に
ついて順次説明する。 (A)予備切断部10 まず、予備切断部10について図2および図4を参照し
て説明する。図4は、図2に示した予備切断部を右方か
ら見た断面図である。
【0024】予備切断部10は押し出し部20の上方に
配置されており、コンベア50と隣接して鉛直方向に延
び、コンベア50との境界部に板こんにゃくの投入口1
1aが開口する筒部材11を有する。筒部材11の水平
断面の中空部の大きさは、投入される板こんにゃくの水
平断面とほぼ等しく、予備切断部10に投入された板こ
んにゃくは筒部材11で水平方向の位置決めがなされ
る。
【0025】筒部材11の下端部には、筒部材11内に
投入された板こんにゃくを長手方向に3等分するための
2枚の予備切断刃12aが固定された予備切断刃ユニッ
ト12が装着されている。予備切断刃12による板こん
にゃくの切断の際、投入口11aから投入された板こん
にゃくをそのまま予備切断刃12aまで落下させると、
板こんにゃくが斜めになって落下し正確に等分されない
場合がある。そこで、落下してきた板こんにゃくを一旦
受け止め、板こんにゃくの位置を安定させるために、筒
部材11の中空部内において予備切断刃12aの直上を
塞ぐ上シヤッター15が設けられている。上シャッター
15は上シャッター駆動シリンダ16で進退駆動され、
予備切断刃12の直上は、上シャッター15を前進させ
ることで塞がれ、上シャッター15を後退させることで
開放される。
【0026】筒部材11の上端部には、筒部材11内に
投入された板こんにゃくを下方に押し付ける予備切断補
助部材13が、予備切断補助部材駆動シリンダ14を駆
動源として鉛直方向に移動可能に設けられている。予備
切断補助部材13は予備切断刃12aに対応する位置に
切り欠き13aを有し、この切り欠き13aに予備切断
刃12aが侵入するまで予備切断補助部材13を押し下
げることで、予備切断刃12aによる板こんにゃくの切
断が確実なものとなる。
【0027】予備切断刃12aの下方は、下端が開放し
た3つの空間に仕切られている。各空間は徐々に間隔が
広げられており、予備切断刃12aで等分されたこんに
ゃくは、それぞれ各空間に案内されつつ落下し、後述す
る押し出し部20の各搬送路22に収容される。
【0028】(B)押し出し部20 次に、押し出し部20について説明する。押し出し部2
0では、断面凹状の樋21がベース5上に固定支持され
ている。樋21の凹部内は長手方向に3等分され、3つ
の搬送路22が構成されている。ベース5の一端部に
は、各搬送路22に対応する3本の押し出しロッド23
を備えた押し出しシリンダ24が固定されており、押し
出しシリンダ24を駆動することにより、各押し出しロ
ッド23は一体となって各搬送路22内を前進する構成
となっている。押し出しロッド23が最も前進した位置
では、図5に示すように、その先端の押し板23aが細
断部30に突き当たり、予備切断部10で切断され各搬
送路22に収容されたこんにゃくは、それぞれ各押し出
しロッド23の前進により細断部30に押し出される。
【0029】また、予備切断部10の下方において、樋
21の上面を塞ぐ下シヤッター25が設けられている。
下シヤッター25は、下シヤッター駆動シリンダ26で
進退駆動され、樋21の上面は、下シヤッター25を前
進させることで塞がれ、下シヤッター25を後退させる
ことで開放される。さらに、こんにゃくの押し出し方向
に対して予備切断部10の下流側においても、樋21の
上面は蓋部材27で塞がれている。
【0030】搬送路22の深さはこんにゃくの厚みとほ
ぼ等しく、上述のように樋21の上面が下シャッター2
5および蓋部材27で塞がれることで、搬送路22を押
し出されるこんにゃくの上下方向への動きが規制され
る。また、搬送路22の幅は、予備切断部10の下方で
は予備切断されたこんにゃくの幅に対して余裕を持った
幅となっているが、搬送路22の中間部で徐々に狭くな
り、予備切断されたこんにゃくの幅とほぼ等しくなって
いる。そのため細断部30の手前では、搬送路22内の
こんにゃくは上下方向および幅方向の動きが規制される
ことになる。
【0031】(C)細断部30 最後に、細断部30について説明する。細断部30で
は、搬送路22を押し出されてきたこんにゃくを水平方
向に切断する横カッタユニット31と、横カッタユニッ
ト31で切断されたこんにゃくを更に鉛直方向に切断す
る縦カッタユニット41とが、押し出し方向に沿って配
置されている。
【0032】横カッタユニット31は、図6に示すよう
に、ベース5(図2、図3参照)に固定されたホルダ支
持板33と、こんにゃくの押し出し方向に対してホルダ
支持板33の下流側にホルダ支持板33と微小な間隙を
介して配置され、かつ、ホルダ支持板33に矢印A方向
に往復移動可能に支持された切断刃ホルダ34とを有す
る。切断刃ホルダ34にはこんにゃくを通過させるため
の開口34bが形成され、この開口34b内に、切断刃
ホルダ34の移動方向と平行に配置された複数の切断刃
35を鉛直方向に所定のピッチで保持している。開口3
4bの大きさは、幅が、後述するホルダ支持板33の開
口33aよりも切断刃ホルダ34の移動量分だけ大き
く、高さが搬送路22(図4参照)の高さと等しい。ま
た、本実施例では、切断刃35として0.3mm厚のも
のを用い、そのピッチは2mmとし、さらに切断刃35
は、刃元を切断刃ホルダ34のホルダ支持板33とは反
対側の端面と一致させて保持されている。
【0033】切断刃ホルダ34の上下端面には、それぞ
れ矢印A方向に沿ったガイド用凸部34aが一体的に設
けられている。一方、ホルダ支持板33の上下端面に
は、それぞれガイド用凸部34aが摺動自在に嵌合する
凹部が形成されたホルダガイド37、38がねじ止めさ
れている。さらに、切断刃ホルダ34には、横カッタ駆
動モータ32(図2、図3参照)に一端部が連結された
クランク機構32aの他端部が連結されており、横カッ
タ駆動モータ32を駆動することで、切断刃ホルダ34
が矢印A方向(水平方向)に往復移動される構成となっ
ている。
【0034】ホルダ支持板33には、各搬送路22の延
長上に位置する3つの空間を構成し、かつ、切断刃ホル
ダ34に向かった4つの突起を有するこんにゃくガイド
36が一体的に設けられた開口33aが形成されてい
る。上記3つの空間は、それぞれ幅および高さが搬送路
22の幅および高さと等しい。また、こんにゃくガイド
36の各突起には切断刃35が嵌合する切断刃ガイド溝
36aが形成されており、各突起の先端面の位置は切断
刃35の刃元の位置と等しくなっている。
【0035】以上のとおり構成された横カッタユニット
31を横カッタ駆動モータ32で駆動すると、図7に示
すように、クランク機構32aを介して切断刃ホルダ3
4が左右に往復移動される。このとき、こんにゃくガイ
ド36の位置は不変で切断刃35のみが左右に往復移動
するので、横カッタユニット31に押し出されてきたこ
んにゃくは左右がこんにゃくガイド36に保持された状
態で切断されることになる。
【0036】縦カッタユニット41も、基本的な構成は
横カッタユニット31と同様であり、図8に示すよう
に、ベース5(図2、図3参照)に固定されたホルダ支
持板43と、ホルダ支持板43に微小な間隙を介してホ
ルダ支持板43と平行に往復移動可能に支持され、複数
の切断刃45を保持する切断刃ホルダ44とを有する。
横カッタユニット31との違いは、切断刃ホルダ44が
こんにゃくの押し出し方向に対して上流に配置されてい
る点と、切断刃ホルダ44は矢印B方向(鉛直方向)に
往復移動可能に設けられている点と、所定のピッチで配
列される切断刃45が、切断刃ホルダ44の移動方向と
平行に配置されている点である。
【0037】これらの相違点に伴い、切断刃ホルダ44
の左右端面には、それぞれ矢印B方向に沿ったガイド用
凸部44aが一体的に設けられている。一方、ホルダ支
持板43の左右端面には、それぞれガイド用凸部44a
が摺動自在に嵌合する凹部が形成されたホルダガイド4
7がねじ止めされている。さらに、切断刃ホルダ44に
は、縦カッタ駆動モータ42(図2、図3参照)に一端
部が連結されたクランク機構42aの他端部が連結され
ており、縦カッタ駆動モータ42を駆動することで、切
断刃ホルダ44が矢印B方向(鉛直方向)に往復移動さ
れる構成となっている。
【0038】また、切断刃ホルダ44は、横カッタユニ
ット31の切断刃ホルダ34と微小な間隙を介して配置
されている。切断刃ホルダ44には、押し出し部20の
各搬送路22の延長上に位置する3つの開口44bが形
成され、これら各開口44bに、それぞれ複数の切断刃
45が保持されている。各開口44bの大きさは、幅が
搬送路22の幅と等しく、高さが、後述するホルダ支持
板43の開口43aの高さよりも切断刃ホルダ44の移
動両分だけ大きい。縦カッタユニット41の切断刃45
は、横カッタユニット31の切断刃35と同様に0.3
mm厚で、2mmピッチで配列され、切断刃45の刃先
は切断刃ホルダ44のホルダ支持板43とは反対側の端
面と一致している。
【0039】ホルダ支持板43には、上端および下端に
こんにゃくガイド46が一体的に設けられた開口43a
が形成されている。各こんにゃくガイド46は切断刃ホ
ルダ44の各開口44bに嵌合する3つの突起を有し、
各こんにゃくガイド46間における突起の間隔は、押し
出し部20の搬送路22の高さと等しい。また、こんに
ゃくガイド46の各突起には切断刃45が嵌合する切断
刃ガイド溝46aが形成されており、各突起の先端面の
位置は切断刃45の刃先の位置と等しくなっている。
【0040】以上のとおり構成された縦カッタユニット
41を縦カッタ駆動モータ42で駆動すると、図9に示
すように、クランク機構42aを介して切断刃ホルダ4
4が上下に往復移動される。このとき、こんにゃくガイ
ド46の位置は不変で切断刃45のみが上下に往復移動
するので、縦カッタユニット41に押し出されてきたこ
んにゃくは上下がこんにゃくガイド46に保持された状
態で切断されることになる。
【0041】図10に、本実施例の薄切りこんにゃくの
製造装置を細断部30側から見た側面図を示す。図10
に示すように、こんにゃくが通過してくる経路上には、
横カッタユニット31の切断刃35と縦カッタユニット
41の切断刃45とが2mm角の格子状に配置されるこ
とになる。
【0042】次に、上述した薄切りこんにゃくの製造装
置の動作について説明する。
【0043】まず、図11に示すように、上シャッター
15を前進させて予備切断刃12aの直上を塞いでお
き、投入口11aから1丁の板こんにゃくを投入する。
投入された板こんにゃくは上シャッター15上に落下
し、位置決めされる。次いで、上シャッター15を後退
させ、それと同時に予備切断補助部材13を下降させ
る。これにより、板こんにゃくは3等分され、それぞれ
押し出し部20の搬送路22内に収容される。
【0044】板こんにゃくが等分され、それぞれ搬送路
22内に収容されたら、図12に示すように下シヤッタ
ー25を前進させて各搬送路22の上面を塞ぎ、その
後、押し出しロッド23を前進させて、各搬送路22上
のこんにゃくを細断部30に向けて押し出す。このと
き、各搬送路22の上面は、下シヤッター25および蓋
部材27で塞がれているので、こんにゃくは上に持ち上
がらずに、そのまま搬送路22に沿って押し出される。
また、搬送路22の幅は、押し出し方向の上流部では等
分されたこんにゃくの幅よりも大きくなっているので、
押し出し初期の摩擦力は小さく、容易に押し出すことが
できる。なお、更に滑らかに押し出すために、本実施例
では各搬送路内に水を流している。
【0045】押し出されたこんにゃくが横カッタユニッ
ト31に達すると、等分されたこんにゃくは、切断刃3
5で更に2mm厚に細断される。この際、切断刃35は
刃先に沿って往復移動しており、切断時の負荷が小さく
なるので、このように2mmピッチで切断刃35を配置
しても、こんにゃくは確実に切断される。しかも、横カ
ッタユニット31で切断されるこんにゃくは、予備切断
部10で予め3等分されたものなので、1つの搬送路2
2当りのこんにゃくの断面積は通常の1丁の板こんにゃ
くよりも小さく、切断時の負荷がより軽減される。さら
に、切断刃35の往復移動により、こんにゃくには切断
刃35の移動方向への力が加わるが、こんにゃくガイド
36により左右端が保持され、こんにゃくは押し出し方
向以外には移動できないようになっているので、こんに
ゃくには切断刃35の切断力が確実に作用する。
【0046】一方、こんにゃくの切断を行っていると、
切断刃35には次第にこんにゃくの「かす」が付着し、
切断刃35の切れ味が低下してくる。ところが、本実施
例では、切断刃35は、こんにゃくガイド36に形成さ
れた切断刃ガイド溝36aに嵌合する構造となっている
ので、こんにゃくの「かす」は切断刃35の移動の度に
切断刃ガイド溝36aでそぎ落され、良好な切れ味が持
続する。その結果、切断刃35のメンテナンスも最小限
ですむ。また、この切断刃ガイド溝36aにより切断刃
35の中間部が支持されることになるので、切断時に加
わる負荷による切断刃35の曲がりも防止され、こんに
ゃくの切断厚も一定となる。さらに、このように切断刃
35の曲がりを防止する構造とすることで、切断刃35
の厚みを0.3mmと極めて薄くすることができ、これ
も、切断刃35のピッチを小さくすることができた理由
の一つである。ちなみに、従来のつきこんにゃく用の目
皿で用いられる刃の厚みは、0.9mmである。
【0047】横カッタユニット31で2mm厚に細断さ
れたこんにゃくは、さらに押し出しロッド23で押し出
され、今度は縦カッタユニット41で2mm幅に細断さ
れる。縦カッタユニット41は、横カッタユニット31
の左右の向きを上下に変えたのと実質的に同じで、その
作用効果も同様であるので、その詳細な説明は省略す
る。
【0048】以上のようにして、横カッタユニット31
および縦カッタユニット41を通過することにより、2
mm角の糸状のこんにゃくが得られる。本実施例の製造
装置で製造された糸状のこんにゃくは、従来の糸こんに
ゃくと同等の太さであり、見た目にも従来の糸こんにゃ
くとはあまり差がない。しかし、断面が角形であるの
で、糸こんにゃくよりも食感がよく、また、箸で持った
際に滑りにくいものとなる。しかも、表面には糸こんに
ゃくのような膜は形成されておらず、味がしみこみやす
い。また、得られたこんにゃくは、もともとは1丁の板
こんにゃくを切断したものなので、その長さおよび量は
一定である。そして、得られたこんにゃくを1丁単位あ
るいは複数丁単位で袋詰めすれば、一定量の袋詰め製品
が得られる。
【0049】本実施例の薄切りこんにゃくの製造装置に
おいて、搬送路22から縦カッタユニット41までのこ
んにゃくの押し出しをより滑らかに行うためには、搬送
路22から縦カッタユニット41までのこんにゃくの通
過経路が、できるだけ間隔をあけずに連続的につながっ
ていることが好ましい。そのためには、押し出し部20
の樋21と横カッタユニット31、および横カッタユニ
ット41と縦カッタユニット41を密着して配置するの
が望ましい。樋21と横カッタユニット31とは、とも
に固定されている部材同士が対向しているので、両者を
密着させることは可能である。しかし、横カッタユニッ
ト31と縦カッタユニット41とは、互いに移動する部
材同士すなわち両切断刃ホルダ34、44が対向配置さ
れており、両者を密着させると摩耗粉が発生するおそれ
があるので、実際上は、両者を密着させることはできな
い。従って、本実施例では、横カッタユニット31と縦
カッタユニット41とは、両切断刃ホルダ34、44が
密着しない程度に、両者の間隔をゼロに近付け、横カッ
タユニット31の切断刃35と縦カッタユニット41の
切断刃45とを実質的に間隔をあけずに配置している。
【0050】また、本実施例では、2mm角のこんにゃ
くを製造する場合の例を示したが、横カッタユニット3
1の切断刃35のピッチや縦カッタユニット41の切断
刃45のピッチを変えたり、さらには横カッタユニット
31かあるいは縦カッタユニット41のいずれか一方の
みを用いるようにすることで、従来のつきこんにゃくの
ようなこんにゃくや、短冊状のこんにゃく等、様々な形
状のこんにゃくが製造できる。
【0051】さらに、予備切断部10の予備切断刃12
aの配置を変えれば、製造可能なこんにゃくの形状のバ
リエーションをより増やすことができる。例えば、図1
3に示すように、長手方向に3等分する予備切断刃12
aに加え、短手方向に2等分する予備切断刃62aが配
置された予備切断刃ユニット62を用いれば、長さが半
分のこんにゃくが得られ、図14に示すように、長手方
向に3等分する予備切断刃12aに加え、これを更に複
数等分する予備切断刃72aおよび短手方向に複数等分
する予備切断刃72bが配置され格子状の目を形成する
予備切断刃ユニット72を用い、細断部についてもこの
目とほぼ等しい格子を形成するようなカッタユニットを
用いれば、さいころ状のこんにゃくが得られる。また、
図15に示すように、長手方向に3等分する予備切断刃
12aに加え、短手方向に複数等分する予備切断刃82
aおよび各予備切断刃12a、82aで形成される目の
対角線を通る予備切断刃82bが配置された予備切断刃
ユニット82を用い、細断部についても横カッタユニッ
トのみを用いれば、三角板状のこんにゃくが得られる。
これらの例は、いずれも長手方向に3等分することを基
準としているので、押し出し部としては上述した実施例
のものをそのまま利用できる。
【0052】また、上述した実施例では、完全に冷却し
た後のこんにゃくを切断することを前提として説明した
が、板こんにゃくの製造工程と連続的に切断を行っても
よい。この場合、ゆで上げ直後のこんにゃくを切断する
ことになるが、ゆで上げ直後のこんにゃくは厚み方向に
3mm程度膨張しており、搬送路22の深さを冷却後の
こんにゃくの厚みと同じにしたのでは、下シヤッター2
5を閉じた際に、搬送路22からはみ出た部分が切断さ
れてしまう。また、搬送路22の深さおよび細断部30
でのこんにゃくの経路を、膨張した状態での深さに合わ
せたのでは所定の形状に切断することができない。
【0053】そこで、このような場合には、図16に示
すように、搬送路122の深さが、押し出し方向の上流
側ではこんにゃくの膨張分すなわち3mm程度深い深さ
H’となり、下流側で所定の深さHになるように傾斜部
122aを設ける。それに伴い、押し出しロッド123
の先端の押し板123aには、搬送路122の傾斜に倣
って上下方向に弾性的にたわむ板部材である押し板ばね
123bが取り付けられている。押し板ばね123bの
先端部は下方に延びる垂下面123cとなっており、こ
んにゃくを押し出す際にはこの垂下面123cがこんに
ゃくに押圧される。押し板ばね123bに荷重が加わっ
ていない状態では、押し板123aの底面から押し板ば
ね123bの上端までの高さは、上流側での搬送路12
2の深さH’と等しくなるように設計されている。
【0054】上記構成に基づき、押し出しロッド123
を前進させ、ゆで上げ直後のこんにゃくを押し出すと、
こんにゃくは、傾斜部122aを通過することによって
厚み方向に圧縮される。このとき、こんにゃくの後端面
は、全体が押し板ばね123bの垂下面123cおよび
押し板123aで押されることになる。そして、さらに
押し出しロッド123を前進させると、押し板ばね12
3bが傾斜部122aに倣って下方にたわみ、押し出し
ロッド123は深さHの領域に侵入していく。これによ
り、こんにゃくは後端面全体で押し出されることになる
ので押圧力が局部的に作用することがなくなり、こんに
ゃくが傾斜部122aを通過する際に、こんにゃくを破
断させたり押し出し方向に変形させることなく押し出す
ことができる。
【0055】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおり構成され
ているので、以下に記載する効果を奏する。
【0056】本発明の薄切りこんにゃくの製造方法は、
板状こんにゃくを刃先に向けて押し出す際に、互いに間
隔をおいて並列に配列された複数の切断刃をその刃先に
沿って往復移動させることにより、切断刃のピッチを小
さくしてもこんにゃくの切断は可能であり、従来にはな
い薄切りのこんにゃくを製造することができる。しか
も、第1の切断刃と第2の切断刃とを実質的に間隔をあ
けずに配置することで、板状こんにゃくを滑らかに押し
出すことができる。特に、両切断刃のピッチをそれぞれ
2ミリメートルとすれば、従来の糸こんにゃくと同等の
太さのこんにゃくを切断により得ることができる。得ら
れたこんにゃくは、もともとは板状のこんにゃくなので
長さおよび量は一定であり、しかも、その表面には糸こ
んにゃくのような膜は生じていないので味の染み込みも
良好である。加えて、断面が角型なので箸でもつかみ易
い。
【0057】さらに、上記切断に先立ち、こんにゃくの
押し出し方向に複数等分すれば、切断時の負荷をより軽
減することができるし、押し出し方向とは異なる方向に
複数等分すれば、任意の長さの薄切りこんにゃくを得る
ことができる。
【0058】本発明の薄切りこんにゃくの製造装置は、
押し出し部と、それぞれ複数の切断刃を備え、それぞれ
の切断刃が互いに直交、かつ実質的に間隔をあけずに配
置された第1および第2のカッタユニットからなる細断
とを有することにより、切断刃を往復移動させながら
板状こんにゃくを切断刃に向けて滑らかに押し出すこと
ができ、上記本発明の薄切りこんにゃくの製造方法の実
施に適している。
【0059】また、細断部での切断に先だって予備切断
を行う予備切断部を設けることで、得られるこんにゃく
の形状のバリエーションを増やすことができる。
【0060】さらに、押し出し部の搬送路の深さが小さ
くなるように搬送路の中間部を傾斜させ、押し出し手段
の先端に、搬送路の傾斜に倣って変位する板部材を設け
ることで、ゆで上げ直後で収縮する前のこんにゃくを切
断する場合でも、こんにゃくを圧縮しながら後端面全体
で押し出すことができるので、こんにゃくを所定の大き
さに切断しつつ、こんにゃくの破断や変形を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄切りこんにゃくの製造方法の一実施
例の概略工程を説明するための図である。
【図2】本発明の薄切りこんにゃくの製造装置の一実施
例の正面図である。
【図3】図2に示した薄切りこんにゃくの製造装置の平
面図である。
【図4】図2に示した予備切断部を右方から見た断面図
である。
【図5】押し出しロッドを最も前進した状態を示す、押
し出し部の平面図である。
【図6】横カッタユニットをこんにゃくの搬送方向の下
流側から見た分解斜視図である。
【図7】横カッタユニットの動作を説明する図である。
【図8】縦カッタユニットをこんにゃくの搬送方向の上
流側から見た分解斜視図である。
【図9】縦カッタユニットの動作を説明する図である。
【図10】図2に示した薄切りこんにゃくの製造装置を
細断部側から見た側面図である。
【図11】上シャッターを前進させ予備切断刃の直上を
塞いだ状態を示す、予備切断部の断面図である。
【図12】下シヤッターを前進させ搬送路の上面を塞い
だ状態を示す、予備切断部の断面図である。
【図13】予備切断刃ユニットの予備切断刃の配置の他
の例を示す平面図である。
【図14】予備切断刃ユニットの予備切断刃の配置の他
の例を示す平面図である。
【図15】予備切断刃ユニットの予備切断刃の配置の他
の例を示す平面図である。
【図16】ゆで上げ直後のこんにゃくを切断する場合の
搬送路の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 板こんにゃく 1a 等分された板こんにゃく 1b 糸状こんにゃく 3 横カッタ 4 縦カッタ 5 ベース 10 予備切断部 11 筒部材 11a 投入口 12、72、82 予備切断刃ユニット 12a、72a、72b、82a、82b 予備切断
刃 13 予備切断補助部材 14 予備切断補助部材駆動シリンダ 15 上シヤッター 16 上シャッター駆動シリンダ 20 押し出し部 21 樋 22 搬送路 23 押し出しロッド 24 押し出しシリンダ 25 下シヤッター 26 下シヤッター駆動シリンダ 27 蓋部材 30 細断部 31 横カッタユニット 32 横カッタ駆動モータ 32a、42a クランク機構 33、43 ホルダ支持板 33a、34b、43a、44b 開口 34、44 切断刃ホルダ 34a、44a ガイド用凸部 35、45 切断刃 36、46 こんにゃくガイド 36a、46a 切断刃ガイド溝 37、38、47 ホルダガイド 41 縦カッタユニット 42 縦カッタ駆動モータ

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに間隔をおいて並列に配列された複
    数の第1の切断刃の刃元側に、互いに間隔をおいて並列
    に配列され刃先を前記第1の切断刃の刃先と同じ向きに
    向けた複数の第2の切断刃を、前記第1の切断刃と直交
    し、かつ、刃先を前記第1の切断刃の刃元と実質的に間
    隔をあけずに配置しておき、 前記第1の切断刃および第2の切断刃をそれぞれの 刃先
    に沿って往復移動させながら、板状こんにゃくの端面を
    前記第1の切断刃の刃先に向けて押し出して板状こんに
    ゃくを切断することを特徴とする薄切りこんにゃくの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 板状こんにゃくの切断に先立ち、板状こ
    んにゃくを押し出し方向に複数等分する請求項に記載
    の薄切りこんにゃくの製造方法。
  3. 【請求項3】 板状こんにゃくの切断に先立ち、板状こ
    んにゃくを押し出し方向とは異なる方向で複数等分する
    請求項1または2に記載の薄切りこんにゃくの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 板状こんにゃくを一方向に押し出す押し
    出し部と、 板状こんにゃくの押し出し方向に対して前記押し出し部
    の下流側に配置された、刃先が前記押し出し部に向けて
    互いに間隔をおいて並列に配列され、前記刃先に沿って
    往復移動可能に設けられた複数の切断刃を備えた細断部
    とを有し、 前記細断部は、前記板状こんにゃくの押し出し方向に沿
    って配置されそれぞれ前記複数の切断刃を備えた第1の
    カッタユニットと第2のカッタユニットとからなり、 前記第1のカッタユニットの切断刃と前記第2のカッタ
    ユニットの切断刃とが互いに直交し、かつ、実質的に間
    隔をあけずに配置されている ことを特徴とする薄切りこ
    んにゃくの製造装置。
  5. 【請求項5】 前記各切断刃の配列ピッチが2ミリメー
    トルである請求項に記載の薄切りこんにゃくの製造装
    置。
  6. 【請求項6】 板状こんにゃくを前記押し出し部に供給
    する前に板状こんにゃくを複数等分する予備切断部が設
    けられている請求項4または5に記載の薄切りこんにゃ
    くの製造装置。
  7. 【請求項7】 前記予備切断部には、板状こんにゃくの
    押し出し方向に沿って配置された予備切断刃が設けられ
    ている請求項に記載の薄切りこんにゃくの製造装置。
  8. 【請求項8】 前記予備切断部には、板状こんにゃくの
    押し出し方向とは異なる方向に沿って配置された予備切
    断刃が設けられている請求項6または7に記載の薄切り
    こんにゃくの製造装置。
  9. 【請求項9】 前記押し出し部は、板状こんにゃくが搬
    送される搬送路と、前記搬送路内の板状こんにゃくを押
    し出すための押し出し手段とを備え、 前記搬送路の深さが板状こんにゃくの押し出し方向の下
    流側で小さくなるように前記搬送路の中間部が傾斜して
    いるとともに、 前記押し出し手段の先端には、板状こんにゃくの後端面
    に面接触する板部材が、前記搬送路の傾斜に倣って変位
    可能に設けられている請求項4ないし8のいずれか1項
    に記載の薄切りこんにゃくの製造装置。
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