JP2731607B2 - シートカバー貼着・剥離装置 - Google Patents

シートカバー貼着・剥離装置

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JP2731607B2
JP2731607B2 JP1293067A JP29306789A JP2731607B2 JP 2731607 B2 JP2731607 B2 JP 2731607B2 JP 1293067 A JP1293067 A JP 1293067A JP 29306789 A JP29306789 A JP 29306789A JP 2731607 B2 JP2731607 B2 JP 2731607B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、積層シートを収容したマガジン本体の鍔
部に繰返し貼着・剥離可能な可撓性シートカバーを、マ
ガジン本体に対して貼着およびマガジン本体から剥離す
るシートカバー貼着・剥離装置に関する。
[従来の技術] プリンターの分野において、複数枚の記録シートを積
層して収容するマガジンが多用されており、そのマガジ
ンの一形態として、剥離可能な遮光あるいは防湿等のた
めのシートカバーを有するマガジンが知られている。例
えば、複数枚のシート状感光フィルムを積層して収容す
るマガジンをプリンタ内に装填する際に、マガジンのシ
ートカバーをプリンタ外部に露出させておき、露出部分
を引出すことによりシートカバーを剥離する形態のマガ
ジンが知られている(特開昭63−11936号公報参照)。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上記のものでは、一旦シートカバーを剥離
してしまうと、再びマガジンの開口部をシートカバーで
覆うことはできず、例えばサイズの異なる感光フィルム
に交換してプリントを行おうとした場合、暗室内でのフ
ィルム交換作業が必要とされていた。
この発明は、このような点に鑑みてなされたもので、
マガジンのシートカバーをマガジン本体の鍔部に繰返し
貼着・剥離可能としておき、シートカバーを自動的に剥
離すると共に、必要に応じて、剥離後にシートカバーを
自動的に貼着するシートカバー貼着・剥離装置を提供す
ること、加えて、貼着・剥離の繰返しにもかかわらず、
シートカバーの良好な貼着状態が維持できるシートカバ
ー貼着・剥離装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明では、積層シートを収容したマガジン本体の
鍔部に繰返し貼着・剥離可能な可撓性シートカバーを貼
着・剥離するシートカバー貼着・剥離装置であって、上
記マガジン本体の鍔部に沿ってスライド移動可能に設け
られており、シートカバー剥離時にスライド移動しなが
らシートカバーを巻取るシートカバー巻取手段と、上記
シートカバー巻取手段と一体的にスライド移動可能に設
けられており、シートカバー貼着時に、シートカバー剥
離時とは逆方向にスライド移動しながらシートカバーを
マガジン本体の鍔部に圧接する弾性ローラを有するシー
トカバー貼着手段とを備えたことを特徴とする。
[作用] シートカバー巻取手段とシートカバー貼着手段とが一
体的に双方向にスライド移動可能であり、その一方向の
スライド移動によってシートカバーが自動的に剥離さ
れ、それとは逆方向のスライド移動によってシートカバ
ーが自動的に貼着される。また、シートカバー貼着時
に、シートカバー貼着手段を構成する弾性ローラによっ
てシートカバーがマガジン本体の鍔部に圧接されるの
で、その際にシートカバーに貼着じわもできずにシート
カバーの良好な貼着が行なわれる。
[実施例] 以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
第5図は、この発明のシートカバー貼着・剥離装置が適
用されるプリンタ装置の全体構成を示す側面図である。
即ち、プリンタ装置10は、内部を密閉して遮光するよう
に形成された筐体の本体11内に、主に電装ボックス12,
マガジン13,フィルム給送装置14,フィルム搬送部15,光
学ユニット16,副走査ユニット18およびレシーブマガジ
ン19がそれぞれ図示のように配設されて収容されてい
る。
電装ボックス12上に交換自在に装填されるマガジン13
は、未露光の感光性フィルムシート20を積層して収納さ
れたもので、上面をシートカバーで必要に応じて自動的
に開口部を形成したり、遮蔽したりするように形成され
ている。
上記マガジン13上には、この中に収納された感光性フ
ィルム20を1枚ずつ給送するためのバキューム方式のフ
ィルム給送装置14が設けられている。この給送装置14
は、真空吸着盤21を有する吸着盤保持ユニット22がアー
ム23先端に取り付けられ、真空吸着盤21を水平の姿勢を
保ちながら支軸24を中心に矢印で示すように揺動し、最
上部のフィルム20を吸着してフィルム搬送部15の接離可
能に形成された給送ローラ対25にピックアップするよう
に構成されている。
上記マガジン13内のフィルム20の両側には、フィルム
ガイド板26がその支軸27を中心に揺動して挿入され、フ
ィルム20の幅方向の位置規則を行なうようになってい
る。
上記搬送部15の給送ローラ対25は、駆動ローラーであ
る下ローラーと従動ローラーである上ローラーから構成
され、上ローラーは下ローラーに対し接離可能に支軸28
を中心に揺動し、その開放状態において給送装置14でピ
ックアップされた1枚のフィルム20の先端を銜え込み、
次いで圧接状態において搬送ガイド板29上に送るように
なっている。この搬送部15の中央部には上ローラーと下
ローラーで構成されるスキュー矯正用ローラー対30が設
けられていて、駆動の上ローラーが支軸31を中心に揺動
し、給紙ローラー対25により送られてきたフィルム20の
姿勢を補正するようになっている。そして、送られてき
たフィルム20は支軸33を中心に揺動するストッパー32に
当接し、位置規制されて一時停止するように形成されて
いる。
このようにして位置規制されて送られたフィルム20
は、次に、ストッパー32を開放して従動の弾性部材で被
覆された上側のニップローラー35,35′と駆動の下ロー
ラー36からなる副走査ユニット18において移動しながら
光学ユニット16からの主走査方向のレーザービームによ
り露光される。そして、このようにして走査されて露光
されたフィルム20は、レシーブマガジン19内に排出され
収容されるようになっている。
そして、搬送部15の搬送ガイド板29上にはフィルムセ
ンサーS1が設置され、副走査ユニット18にはフィルムセ
ンサーS2,S3が設けられている。なお、図示しないがフ
ィルムセンサーS2はニップローラーの上下動を検出する
ニップローラーセンサーからなるものであり、ニップロ
ーラ35′と下ローラ36との間にフィルムが衡え込れた際
のニップ変動に応じてフィルムの有無およびフィルムの
重送を検出するものである。
第1図にこの発明のシートカバー貼着・剥離装置の全
体構成を示す斜視図を示す。感光性フィルムシート20を
積層して収納したマガジン13は、遮光性プラスチック製
の筐体をなし、上面には鍔部13aがフランジ状に設けら
れている。この鍔部13aには粘着テープあるいは粘着剤3
8が貼り付けあるいは塗布されている。そして、このマ
ガジン13の上面には防湿や遮光のためのシートカバー41
が設けられ、このシートカバー41はマガジン13の鍔部13
aに粘着テープあるいは粘着剤38により繰り返し剥離あ
るいは貼着してマガジン13内に収納された感光性のフィ
ルム20を保護するようになっている。
上記マガジン13は、枠状のマガジン載置台39に載置さ
れて装填される。なお、マガジン載置台39のマガジン13
の鍔部13a下面に対向する部分にはゴム製の弾性パッド
が付設されており、マガジン13はマガジン載置台39上に
弾性パッドを介して載置されるようになっている。この
マガジン載置台39は基台40上に一体的に固定されてい
る。そして、基台40上にはマガジン13の有無を検出する
センサー34が設置されている。また、この基台40はマガ
ジン装着部のドア(図示せず)を開けることにより、プ
リンタ装置本体11内より第1図中右下方に引出可能とな
っており、プリンタ装置内へのマガジンの装填は基台40
を引出すことによって行なわれるようになっている。
上記マガジン13のシートカバー41を巻き取って開放お
よび遮蔽するためのカバー巻取り部は、巻取板42が第1
図のII−II線に沿った第2図に断面図を示すように、マ
ガジン13およびマガジン載置台39を取り囲み込むように
凹状に形成されていて、その両側板の上部に巻取軸17が
回転できるように枢支され、また、シートカバー41をマ
ガジン13の鍔部13aに圧接するための圧接ローラ43が上
部に設けられ、これらがマガジン13上の鍔部13aに沿っ
て一体的に平行に移動するようにその両側に設けられた
ピニオン47が基台40上に掛け渡されたラック保持板45上
のラック45aと係合して移動可能に設けられている。そ
して、右側に巻取板42の側板には、巻取軸17を回転駆動
を行うとともに移動するための図示しない歯車伝動系お
よび巻取モータ46等が搭載されていて、左右のピニオン
47を回動することによりラック45aとの噛合によって前
後方向に移動するように構成されている。
次に、圧接ローラ43まわりの詳細な構成を第1図のII
I−III線に沿った断面を示す第3図に基づいて説明す
る。第3図(A)は、圧接ローラ43のセット状態を示
し、第3図(B)は解除状態を示している。弾性体の例
えばゴムを被覆をした圧接ローラ43は、巻取板42の前端
側に支軸48により回転自在に取り付けられ前方に突出し
たレバー部49aを有するレバー板49に回転可能に固定さ
れている。この圧接ローラ43の両端にはピン55によって
歯車50が一体的に回転可能に固定されていて、この歯車
50は上記支軸48に固定された回転不能な固定歯車51と若
干のあそびをもたせて係合している。そして、レバー板
49の中央部上端側に植立されたピン52と巻取板42に設け
られたピン53との間に圧接用のコイルスプリング54が掛
け渡されている。なお、これらの構成は圧接ローラ43の
両端側で共通である。したがって、レバー板49のレバー
部49aを押し下げた第3図(A)に示すセット状態のと
きには、圧接スプリング54によって圧接ローラ43は装填
されたマガジン13の鍔部13a上にカバー41を押し付ける
ように付勢する。この際、前述の如く、マガジン13がマ
ガジン載置台39上に弾性パッドを介して載置されている
ことと相俟って、カバー41は前記鍔部13aに均一に吸着
圧接されることになる。また、レバー板49を押し上げた
第3図(B)に示す解除状態に移行するには、歯車50が
固定歯車51の周りを噛合しながら回動して移動するよう
になり、片側だけの操作によっても圧接ローラ43の回転
が他方に伝達され、両側のレバー板49が同じ移動態様で
スムーズに移動しつつ圧接ローラ43を退避させ、マガジ
ン13の交換を容易にできるようになっている。なお、第
3図(B)に示す解除状態は、図示されぬロック手段に
よってロックされるようになっており、このロック手段
を解除することによってセット状態に復帰することにな
る。
次に、巻取軸17まわりの構成を第1図のIV−IV線に沿
った断面図である第4図に基づいて説明する。両側の巻
取板42の側板部の上部に回動するように軸支される巻取
軸17は、駆動モータ46と図示しない歯車列を介して回動
するように係合されている。この巻取軸17の右側には第
3図に示すように断面コ字状のクランプ部材56が左端部
を矢印で示すように開閉できるようにピン57で巻取軸17
に枢支されている。このクランプ部材56の解放できる左
側の端部にはクランプ部材56を巻取軸17にロックするた
めの係止部材58が取り付けられていて、その先端に設け
られた溝が巻取軸17に植設された係止ピン59に係合し固
定するように形成されている。
したがって、このように構成されたカバー巻取部の前
方におけるイニシャル位置において、マガジン13のシー
トカバー41のリーダー部を圧接軸43の周りで折り返して
クランプ部材56を開放させた巻取軸17上に載せ、クラン
プ部材56を閉じて係止部材58を係止することにより、巻
取軸17とクランプ部材56の間にシートカバー41のリーダ
ー部がジクザク状に折れ曲がるようにセットされ、そし
て巻取軸17の回転により確実に巻き付けるようになって
いる。
なお、シートカバー巻取部の巻取板42には、手動によ
ってもカバー巻取部を移動操作できるように、手動巻取
操作ダイアル44が設けられている。
次に、マガジン13から搬送部15までフィルム20を給送
する給送装置14の構成を第6図〜第8図を参照して説明
する。第6図は要部の側面図、第7図は要部の正面図、
第8図は上面図である。マガジン13内に積層されたフィ
ルム20は、このフィルム20の搬送方向に直交する方向に
3個のバキュームパッド(真空吸着盤)21a,21b,21cが
吸着盤ユニット22にほぼ一直線上に並ぶように不等間隔
a,bを有して取り付けられている(a>b)。この吸着
盤ユニット22は一端を枢軸24a,24bに軸支された左右そ
れぞれ2本のアーム23a,23bの先端を軸60,61により枢着
され、駆動モータ62からの駆動力を歯車列63〜67を介し
て支軸24aを回動することにより、実線で示す下降位置
と破線で示す上昇限位置の間を揺動することができる。
そして、一点鎖線で示す給送位置の前方には、上ローラ
ー25aと下ローラー25bからなる給紙ローラー対25が設け
られ、上ローラー25aはソレノイド68によって破線で示
すように、その軸保持フレーム69が支軸28を中心に上方
に回動可能に形成されている。そして、この軸保持フレ
ーム69にはフィルム20を挟持したのかどうかを検出する
ためのフィルムセンサー85(センサーのアクチュエータ
のみ図示)が設けられている。また、アーム23aの上昇
限位置を検出するために、センサー86が図示しない機枠
に設けられている。
したがって、吸着盤ユニット22を下降させ、真空吸着
盤21a,21b,21cに吸着されたフィルム20の先端は、給紙
ローラーの上ローラー25aを上方に開放した状態で一点
鎖線で示す給送位置で下ローラー25bを乗り越えて載置
され、上ローラー25aを下降して挟持され、駆動の下ロ
ーラー25bを回動して搬送部15の搬送ガイド板29上へ給
送するようになっている。
上記3個の真空吸着盤21a,21b,21cは、それぞれチュ
ーブにより吸引バルブ94を介して吸引ポンプ93に接続さ
れ、中間の真空吸着盤21bは吸着盤ユニット22に固定さ
れており、左右の吸着盤21a,21cは中間の吸着盤21bに接
近移動するように吸着盤ユニット22上の軸70,71に一端
を枢着された揺動板72,73の先端に取付けられていて、
この揺動板72,73はソレノイド74,75の作動で矢印で示す
ようにそれぞれ内側に揺動される。したがって、真空吸
着盤21a,21b,21cに吸着されたフィルム20は、吸着盤ユ
ニット22の上昇位置においてソレノイド74,75の作動に
より相対的に中間の真空吸着盤21bに対して近接移動が
与えられ、吸着されたフィルム20の左右に撓みを形成す
る。このとき、左右の真空吸着盤21a,21cと中間の吸着
盤21bとの間隔はa,bの不等間隔になっているので、左側
の撓みが大きく右側の撓みが小さく形成され、フィルム
20の湾曲状態が左右で干渉し合って密着して吸い上げら
れた二枚目以下のフィルム20との間にずれを生じさせ、
落下させるようにさばくことになる。また、左右の真空
吸着盤21a,21cの移動を、時間差をもってタイミングを
ずらせ中間の真空吸着盤21bに対して交互に近接移動を
行ない、これによって左右の撓みを交互に形成してさば
きを与えることもできる。
また、左右の真空吸着盤21a,21cの両側にはマガジン
内のフィルムの有無,真空吸着盤へのフィルムの吸着の
有無,さらにはアーム23a,23bの下降停止位置を検出す
るためのセンサー87,88がそれぞれ設置され、さらに揺
動板72,73の揺動を検出するための吸盤センサーS4,S5が
揺動板72,73の近傍にそれぞれ設けられている。
次に、第9図および第10図に基づいてフィルムの幅方
向の位置を規制するフィルムガイド板26について説明す
る。これは、フィルムを露光位置、即ち作像位置である
副走査ユニット18まで搬送する際に、フィルム20が斜め
に送り込まれるのを防ぐために設けられている。また、
このガイド板26はサイズの異なる複数のフィルム20が使
用されるので、この例では2種類のサイズのフィルムガ
イド板26a,26bが使用される例について説明する。
第9図に示す上面図および第9図のX−X方向の矢視
図である第10図において、一対の大サイズ用のフィルム
ガイド26aと小サイズ用のフィルムガイド板26bは、それ
ぞれの基部を取付軸77,78に取り付けられ、退避位置と
ガイド位置との間で回動できるように図示しない支枠に
軸支されている。これは、基台40の引出操作、即ち、大
サイズ用のマガジン13あるいは小サイズ用のマガジン1
3′の第10図手前側への引出操作を妨げないようにする
ためである。
上記取付軸77,78の左右の一端部にはレバー79,80がそ
れぞれ取り付けられていて、これらのレバー79,80の先
端部にはローラー81,82が設けられ、マガジン13の遮光
カバー41を巻き取って開口する巻取軸17を保持した巻取
板42の側壁上部に形成されたレバー押上斜面83,84をそ
れぞれ乗り越えて押圧部83′,84′に当接することによ
ってフィルムガイド板26a,26bを揺動させるようになっ
ている。(第1図参照) 第10図(A)は、シートカバー巻取部がイニシャル位
置にあって、大小のフィルムガイド板26a,26bが共に上
方に退避した解放状態を示し、巻取板42の前方移動端の
下部にイニシャル位置検出用センサー89が設けられてい
て、シートカバー巻取部の巻取板42の底部が接触して検
出される。このイニシャル位置は、シートカバー41の巻
取開始位置および巻戻し終了位置に相当するものであ
り、この位置からシートカバー巻取部は右方にシートカ
バー41を巻取軸17に巻き取りながら移動して、第10図
(B)に示すように、巻取板42の底部がセンサー90に接
触すると同時に押上レバー79が左側のレバー押上斜面83
を越えて作動面83′上に乗り、大サイズ用のフィルムガ
イド板26aの先端部下端の突起部26a′をマガジン内壁の
凹部13cに係入し、大サイズ用のフィルムシートの幅規
制を行なう。また、小サイズ用のマガジン13′を装填し
た場合には、第10図(C)に示すように右側の押上斜面
84を越えて作動面84′にレバー80のローラ82が乗り上
げ、小サイズ用のガイド板26bをマガジン13a内壁の凹部
13′cに係入してフィルムシートの幅規制を行なうとと
もに、この場合はセンサー90,91がともにオンしてシー
トカバー41の巻取終了位置を検出することになる。
なお、フィルムガイド板26a,26bのそれぞれ内面に
は、フィルム20を中央に付勢するためのマイラーやポリ
エステル材の弾性部材の付勢部材が貼付けられていて、
真空吸着盤26a,26b,26cに吸着されて持ち上げられたフ
ィルム20を中央位置になるよう位置規制している。
次に、このように構成されたプリンタ装置の動作を第
11図から第23図のフローチャートを参照して詳しく説明
する。
先ず、第11図のフローチャートを参照してシートカバ
ー巻戻処理を説明する。この処理は、プリンタ装置の図
示しない操作盤のマガジン取出しスイッチを操作したと
き、または、フィルムエンプティが検出されたときに実
行される。
先ず、巻取板42がイニシャル位置にあることを検知す
るセンサー89がオンしているかどうかによって、既にシ
ートカバー41が巻取られてしまっているかどうかを検出
する(ステップ1)。シートカバー41が巻取られている
と検出された場合には、マガジン装着部のドアロックを
解除して処理を終了するが(ステップ8)、シートカバ
ー41が巻取られていないときには、アーム移動モータ62
の上昇回転を行ない、吸着盤ユニット22を上昇させる
(ステップ2)。そして、センサー86によりアーム23a
が吸着盤ユニット22の上昇限位置に上昇したことを確認
し(ステップ3)、アーム23aを回動させる移動モータ6
2の回転を止める(ステップ4)。次に、巻取板42に取
り付けられた巻き取りモータ46を逆回転させ、カバー巻
き取り部をイニシャル位置に戻すようにする(ステップ
5)。この時マガジン13上のシートカバー41は圧接ロー
ラ43の圧接作用の下に粘着テープ38を介してマガジンの
鍔部13aに均一に貼着されるので、貼着の際に貼着しわ
を生じることなく逐次貼着されることになる。続いて、
センサー89により巻取軸17を支持した巻取板42がイニシ
ャル位置に戻ったことを確認し(ステップ6)、巻き取
りモータ46の回転を止める(ステップ7)。そして、マ
ガジン装着部のドアロックを解除して、基台40を引出し
てマガジンを取り出すことが可能になる(ステップ
8)。このとき、フィルムシートの幅規制を行なうガイ
ド板26a,26bは巻き取り部の前方への移動とともに自動
的に上方に回動して退避している。そして、圧接ローラ
43のレバー板49のレバー49aを上方へ回動させてロック
することにより、圧接ローラ43を第3図(B)に示すよ
うに退避させ、巻取軸17のクランプ56を解放してシート
カーバー41のリーダー部を外し、マガジン13はマガジン
載置台39から容易に取出しまたは装填することが可能に
なる。
次に、第12図のフローチャートを参照して、シートカ
バー巻取処理について説明する。このフローチャートは
マガジンをプリンタ装置本体内に装填した後等にプリン
タ装置の電源が入ると直ちに実行されるようになってい
る。
先ず、マガジン13を装填するために開閉操作されるプ
リンタ装置本体11のマガジン装着部の図示しないドアを
ロックする(ステップ10)。そして、センサー90あるい
は91がオンしているかどうか検出する(ステップ11)。
これは巻取軸17および圧接ローラ43からなるカバー巻取
部が所定の巻取終了位置にあるかどうかを確認するため
である。センサー90あるいはセンサー91がオンしていれ
ば、シートカバー41は既に巻取られているものとして判
断して、後述のフィルムエンプティ処理(ステップ20)
を実行して処理を終了する。一方、オンしていなけれ
ば、次に巻取モータ46を正回転して、巻取方向に回転さ
せる(ステップ12)。このとき、マガジン13の底部に
は、フィルム20のサイズに応じたバーコードが貼着され
ており、巻取板42の底部に設けられたバーコードリーダ
42R(第2図参照)により移動しながらマガジン13のフ
ィルム20の大小の種類を読取り検出する(ステップ1
3)。次に、センサー90がオンするまでシートカバー巻
取部の移動を継続させる(ステップ14)。そしてシート
カバー巻取部が第10図(B)に示す大サイズ用のマガジ
ンに対応するシートカバー巻取終了位置に移動すると、
センサー90がオンして巻取モータ46の正回転を止めて停
止させる(ステップ15)。そして移動中に読み取ったバ
ーコード情報によりマガジン13の種類を確認し、フィル
ムシート幅が小かどうかを検出する(ステップ16)。大
サイズ用のマガジン13であれば、フィルムガイド板26a
はこの位置でマガジン13の凹部13cに自動的に挿入され
て位置規則を行うようになっているので、この状態で次
のフィルム給送装置の動作に移ることが可能であるが、
その前にフィルムシートがマガジン内にあるかどうかを
フィルムエンプティセンサー87により後で説明するフィ
ルムシートエンプティ検出処理を行って(ステップ2
0)、一連のシートカバー巻取処理を終了することにな
る。
上記ステップ16において、バーコードの読み取りによ
って、マガジン13が小サイズ用のマガジン13′である場
合は右のフローに移り、さらに巻取モータ46の正回転を
行ない(ステップ17)、センサー91がオンするまで移動
させる(ステップ18)。そして、カバー巻取部が第10図
(C)に示す小サイズ用のマガジンに対応するシートカ
バー巻取終了位置に移動した時点で、巻取モータ46の正
回転をオフして停止させ(ステップ19)、この場合もフ
ィルムエンプティセンサー87によるフィルムエンプティ
検出処理を行ない(ステップ20)、一連のシートカバー
巻取処理を終了することになる。
次に、第13図に示すフローチャートを参照して、フィ
ルムエンプティ検出処理について説明する。これは、マ
ガジン13内にフィルムがあるかないかを検出する処理
で、先のマガジンカバー巻取処理の中で、また、後記の
別処理の中等で実行される処理である。
先ず、吸着盤ユニット22を下降させるアーム移動モー
タ62をオンして下降させる(ステップ21)。吸着盤ユニ
ット22の右側底部に設けられたボトムセンサー88がオン
したかどうかを検出する(ステップ22)。このボトムセ
ンサー88は、真空吸着盤21a,21b,21cが下降してフィル
ム上面に接触する位置に到達した際、あるいはフィルム
がない場合にはマガジン低部上面に接触する位置に到達
した際にオンするように設定されているものである。そ
して、ボトムセンサー88がオンしていないときにはオン
するまでアーム駆動モータ62を下降回転させ続け、マガ
ジン13内のフィルム20上面に真空吸着盤21a,21b,21cが
位置した時点で停止させる(ステップ23)。次に、吸着
盤ユニット22の左側底部に取り付けられたフィルムエン
プティ検出のセンサー87がオンしているかどうかを検出
する(ステップ24)。このフィルムエンプティセンサー
87は先端にアクチュエータ87aを有し、一方、マガジン1
3の上記センサー87に対応する位置には凹部13bが形成さ
れていて、アームの下降停止位置においてアクチュエー
タ87aがマガジン13の凹部13bに嵌入していればオフとな
って、マガジン13内にはフィルム20が入っていないこと
の検出を行なうものである。センサー87がオンすれば、
フィルム20があるものと認知して、アーム移動モータ62
を上昇回転させて、吸着盤ユニット22を上昇させる(ス
テップ25)。そしてセンサー86によりアーム23aが上昇
限位置まできたことを検出して(ステップ26)、アーム
移動モータ62をオフにして停止させ(ステップ27)、フ
ィルムエンプティ検出処理は終る。
上記ステップ24において、フィルムエンプティを検出
するセンサー87がオンしていない場合には、右側のフロ
ーに移り、この場合はマガジン13内にフィルム20が無い
のでプリンタ装置の表示部にフィルムエンプティの表示
を行ない(ステップ28)、続いてアーム移動モータ62の
上昇回転を行ない(ステップ29)、センサー86がオンす
るまで上昇回転を続け(ステップ30)、センサー86にア
ーム23aが接触した上昇限位置に吸着盤ユニット22を停
止させる(ステップ31)。次に、マガジン交換のため前
準備として先の第11図に示すシートカバー巻戻し処理を
行ない、プリンタ装置は表示部分を除き全てオフとなり
一連の全ての動作は終了することになる。
次に、第14図に示すフローチャートを参照してフィル
ムが確実に真空吸着盤に吸着されて保持されたのかどう
かを判断するフィルムキャッチ処理の動作を説明する。
このフィルムキャッチ処理は、図示しないプリンタ装置
のプリントスイッチをオンすることにより実行される第
22図のフロー中のマガジンからのフィルム取出し処理
(ステップ198)の中のサブルーチンとして実行される
ものである(第15図のステップ60参照)。
先ず、アーム移動モータ62の下降回転が行なわれ(ス
テップ33)、歯車63〜67を介して吸着盤保持ユニット22
を下降位置に移動させる。そして、真空吸着盤21,21b,2
1cがマガジン13に収納されたフィルム20の上面に接触し
たかどうかをボトムセンサー88のオンオフから判定する
(ステップ34)。センサー88がオンとなると、駆動モー
タ62の下降回転をオフにして(ステップ35)、吸着盤保
持ユニット22を第2図の実線で示す下降位置、即ち最上
部のフィルム20に真空吸着盤21a,21b,21cが接触した位
置で停止する。
但し、この場合にはマガジン13内にフィルムシート20
が存在しないこともあり得るので、続いて、フィルムエ
ンプティを検出するセンサー87によりフィルムシートエ
ンプティかどうかの検出を行なう(ステップ36)。セン
サー87がオンであると、この場合にはマガジン13内にフ
ィルム20があるので、真空吸着盤21a,21b,21cによって
上部のフィルムシート20が吸着されることになる。この
際、第22図のフロー中の初期動作(ステップ197)の中
で予め真空ポンプ93はオンされており、吸引バルブ94も
開放されている。
上記ステップ36において、センサー87がオンしていな
い場合にはマガジン13内にフィルム20が無いので右側の
フローに移り、図示しないプリンタ装置の表示部にフィ
ルムエンプティの表示を行なう(ステップ53)。そし
て、アーム移動モータ62の上昇回転をオンして吸着盤保
持ユニット22を上昇させる(ステップ54)。続いて、ア
ーム23aがセンサー86に接触するまで上昇させ(ステッ
プ55)、センサー86がオンして吸着盤ユニット22が上昇
限位置にくれば、アーム移動モータ62の上昇回転を止め
る(ステップ56)。そして、第11図に示すシートカバー
巻戻し処理動作を自動的に行なう(ステップ57)。この
状態がマガジン交換可能状態である。この状態では、プ
リンタ装置は表示部分を除き全てオフとなり、一連の全
ての動作は終了する。
上記ステップ36において、ボトムセンサー87がオンで
ある場合、アーム移動モータ62をオンして所定時間吸着
盤保持ユニット22を上昇させる動作を開始する(ステッ
プ37)。この上昇動作中に吸着盤保持ユニット22のさば
きソレノイド74,75をオンして左右の真空吸着盤21a,21c
を中間の固定された真空吸着盤21b方向にそれぞれ揺動
軸45,46を中心に揺動させる近接移動を行う(ステップ3
8)。その後所定時間経過した時点でアーム移動モータ6
2の上昇回転をオフにして吸着盤保持ユニット22をその
位置に止める(ステップ39)。続いて、タイマーをオン
して(ステップ40)、所定時間内に上記ステップ38のさ
ばきソレノイド74,75のオンに応じて吸盤センサーS4,S5
がオンするかどうかを検出する(ステップ41)。これ
は、吸着されたフィルム20が重ね合さって多数枚吸着さ
れたかどうかを確認するための動作である。つまり、多
数のフィルム20が吸着された場合には、フィルム20のこ
しの強さによって左右の真空吸着盤21a,21cの近接移動
の揺動が困難となり、後で説明するフィルムさばき処理
が行なえないため、これを揺動板45,46の先端に設置さ
れた吸盤センサーS4,S5のオン状態によって検出するの
である。
フィルム20の多数枚が吸着されて、センサーS4,S5が
オンしていないときには、左側のフローへ移って、第1
段階のさばきを行う。これはアーム駆動モータ62を所定
量だけ上下に4回往復させる回転を行ない、吸着された
フィルムに上下動の振動を与えて落下させるようにする
ものである(ステップ46)。そして、タイマーがタイム
アップしていなければ、ステップ41に戻し(ステップ4
7)、上記検出を再度行う。第1段階のさばきを行った
にもかかわらず、センサーS4,S5がオンしていない場合
には、タイマーがタイムアップするまで同様の処理を繰
返す。
上記ステップ47で、タイマーがタイムアップしてしま
った場合、この第1段階のさばき処理でもフィルム20が
落ちずにまだ多数枚吸着されているという状況であり、
その際にはタイマーをクリアして(ステップ48)、フィ
ルム吸着処理を最初からやり直すために、さばきソレノ
イド74,75をオフにして揺動板72,73を元の状態に復帰さ
せる(ステップ49)。そして、この状態でフィルムエン
プティセンサー87またはボトムセンサー88がオンしてい
ればフィルムが真空吸着盤21a,21b,21cに吸着したまま
であるので、吸引バルブ94を一時オフにして吸着されて
いるフィルム20をマガジン13に落下させて戻す(ステッ
プ51)。そして、この動作を最初のステップ33から最大
3回まで行ない(ステップ52)、4回以上になれば、と
りあえずフィルムキャッチ処理を中断して後で説明する
第15図に示すマガジンからのフィルム取出処理のフロー
中のに移行することになる。
一方、上記ステップ41で吸盤センサーS4,S5がオンと
判断された場合、タイマーをクリアして(ステップ4
2)、さばきソレノイド74,75をオフして揺動板72,73を
元の状態に復帰させ(ステップ43)、次に、フィルムエ
ンプティセンサー87およびボトムセンサー88がオンして
いてフィルムシートが吸着盤に確実に吸着されているか
どうかを検出する(ステップ44)。これはフィルムの第
1段階のさばき処理の時点でフィルムが吸着盤から外れ
てしまい、不完全な吸着状態になってしまっている可能
性もあり、このような状態では事故の正常な処理を行う
意味がないからである。フィルム20が確実に吸着されて
いなければ左側のステップ51に移行し、一旦吸引バルブ
94を一時オフにして吸着されているフィルム20を落下さ
せて最大3回までこの処理の最初のステップ33に戻る。
また、フィルム20が確実に吸着されていれば、後で説明
するフィルムさばき処理の動作を行って、フィルムキャ
ッチ処理の動作を終了する。
次に、第15図に示すフローチャートを参照してマガジ
ンからのフィルム取出処理の動作を説明する。前記第14
図に示すフィルムキャッチ処理(ステップ60)を終了し
た後、次にフィルム20を吸着保持した吸着盤ユニット22
を上昇させるために、アーム移動モータ62の上昇回転を
オンして上昇させ(ステップ61)、センサー86により上
昇限位置を検知するまで移動させ(ステップ62)、吸着
盤ユニット22を上昇限位置で停止させる(ステップ6
3)。次に、アーム移動モータ62に所定パルス数の下降
回転を行い(ステップ64)、第6図の一点鎖線で示すフ
ィルム給送位置に位置させる。続いてフィルム20が吸着
盤21a,21b,21cに確実に吸着されていることを確認する
ためにフィルムエンプティセンサー87およびボトムセン
サー88がオンしているかどうかを検出する(ステップ6
5)。これは、フィルム20を持ち上げる途上において、
給紙ローラ25を乗越える際にフィルム20が落下してしま
う場合があり、その場合には、フィルムキャッチ処理
(ステップ60)からの処理をやり直す必要があるからで
ある。次に、給紙上ローラー25aを下に移動させるソレ
ノイド68をオンして駆動させ(ステップ66)、フィルム
20を給紙ローラ対25a,25bにくわえさせる。続いて、吸
引バルブ94をオフ、吸引ポンプ93をオフにして真空吸着
盤21a,21b,21cの動作を止める(ステップ67,68)。そし
て給紙ローラー25a,25b間にフィルム20が確実にかみ込
まれたのかどうかをフィルムセンサー85によって検出す
る(ステップ69)。フィルムセンサー85がオンしてフィ
ルムがかみ込まれていることを確認したら、アーム移動
モータ62の上昇回転をオンして(ステップ70)、吸着盤
ユニット22を上昇限位置まで上昇させ、センサ86によっ
て上昇限位置を検出したら、アーム移動モータ62を止め
て(ステップ72)、マガジンからのフィルム取出処理は
終る。
上記ステップ65において、フィルムエンプティセンサ
ー87およびボトムセンサー88がオンしていない場合に
は、右のフローに移り、ステップ60〜64の処理を4回以
上行ったかどうか判断し、最大3回まではステップ60〜
64を繰り返すことになる。また、4回以上行っている場
合には、吸引バルブ94をオフ、吸引ポンプ93をオフして
(ステップ74)、マガジン部フィルム搬送不良である旨
のフラッグFNmを1と立てて(ステップ75)、プリンタ
装置の表示部にマガジン部でフィルム搬送に不良が起き
ていることを表示する(ステップ76)。このような処理
については、ステップ69でフィルムが給紙ローラ対25間
に衡え込れていないと判断された場合も同様である。ま
た、第14図のフィルムキャッチ処理でフィルムキャッチ
処理が中断された場合についても同様である。
次に、給送装置のフィルムのさばき処理を説明する。
このフィルムさばき処理は第14図のフロー中でサブルー
チンとして実行されるものである(ステップ45参照)。
上記第14図に示すフィルムキャッチ処理では、第1段階
のさばきとして吸着盤保持フレーム22を上下往復動させ
て吸着されたフィルム20に振動を与えるようにしたもの
であるが、ここで行う第2段階のフィルムさばき処理で
は、真空吸着盤の相互間の距離を近接させることによっ
て、吸着したフィルム20に撓みを生じさせて行なうもの
である。
この第1の方法としては、第7図に示すように真空吸
着盤21a,21b間の間隔と、真空吸着盤21b,21c間との間隔
が異なり不等間隔(a>b)となって前者の方が間隔が
大きく配設されているので、吸着されたフィルム20はこ
れらが相対的に移動したときに中間の真空吸着盤21bの
左右で撓みの大きさが異なって生じることになる。つま
り、真空吸着盤21a,21cの近接時に発生するフィルム20
に形成される撓みの湾曲の形状が隣り合う部分で相違す
るために、お互いの湾曲状態が干渉しあって、例えば最
上部のフィルム20に重ね合わさって密着されて吸着され
た2枚目以下のフィルム20との間に確実にずれが生じる
ことになり、確実にさばきを得る方法である。
第2の方法は、揺動板72,73の揺動のタイミングを、
揺動板72と揺動板73で時間差をもたせて揺動させるもの
である。即ち、この場合には、左右の真空吸着盤21a,21
cの相対近接移動を交互にタイミングをずらして行なう
ことにより、重ねられて密着して吸着されたフィルム20
に時間差をもってそれぞれ左右に撓みを生じさせること
により分離して落下させる方法である。
この発明の実施例では、上記第1,第2の方法を同時に
実施してフィルムさばき効果を向上させる形態が採用さ
れているが、上記第1,第2の方法は、各々独立に実施し
ても良好なさばき効果が期待できる。例えば、3個の吸
着盤21a,21b,21cを等間隔に吸着盤保持ユニット22に設
け、それらを交互にタイミングをずらせて近接揺動させ
ることにより、さばき効果を行うようにしてもよい。
次に、このようなフィルムさばき処理を第16図のフロ
ーチャートを参照して説明する。先ず、さばき動作回数
が判別される(ステップ77)。このフィルムさばき処理
フローに入ってさばき動作回数が5回になるまでは、先
ず、左側のさばきソレノイド74を動作して吸着したフィ
ルム20の左側に大きな撓みを生じさせ(ステップ78)、
続いて0.1秒後に右側のさばきソレノイド75を作動させ
て吸着されたフィルム20の右側に小さな撓みを生じさせ
る(ステップ79)。次に、0.1秒後にさばきソレノイド7
4をオフし(ステップ80)、続いて0.1秒後にさばきソレ
ノイド75をオフにする(ステップ81)。そして0.1秒だ
け待機させ(ステップ82)、再びステップ77に戻りさば
き動作回数を判別する。この動作を5回繰り返してさば
き処理を行なうのである。そして、6回以上になればこ
のフィルムさばき処理は終了となる。
なお、前記第1の方法のみを実施する場合には、この
フィルムさばき処理のフローにおいてソレノイド74,75
を同時にオンオフさせるようにすればそれでよい。
次に、第17図を参照してフィルム搬送処理について説
明する。これは第22図のフロー中のサブルーチンとして
実行される処理であり(ステップ200参照)、フィルム
給送装置14から搬送不良を発生することなく給送された
フィルムを搬送部15で搬送する処理に関するものであ
る。
先ず、ストッパー32を揺動させて搬送路に入れて作動
させる(ステップ83)。続いて給紙下ローラー25bを駆
動する搬送モータをオンさせ、フィルムを搬送させる
(ステップ84)。そして、タイマーをオンさせて(ステ
ップ85)、所定時間内に搬送部15に設けられたフィルム
センサーS1がオンしたかどうか、即ち、フィルムが正常
に搬送路内に送り込まれたかどうかを検出する(ステッ
プ86)。所定時間内にフィルムセンサーS1がオンすれば
フィルムが正常に送られているものと判断し、タイマー
をクリアして(ステップ87)、斜行矯正上ローラー30を
降し(ステップ88)、搬送用上ローラー25aをソレノイ
ド68を作動して上昇させる(ステップ89)。そしてこの
状態で0.5秒間待機させ、この間に斜行矯正用ローラ対3
0によってフィルム20をストッパー32に突当てて斜行を
矯正する(ステップ90)。そして、ソレノイド68を作動
させて搬送用上ローラー25aを降下させる(ステップ9
1)。次に、斜行矯正用ローラー対30の上ローラーを上
昇させる(ステップ92)。この状態でフィルムシートは
搬送部15でストッパー32により一旦停止されている。次
に、ストッパー32を揺動して搬送路外へと退避させ(ス
テップ93)、搬送部15からフィルムが次の副走査ユニッ
ト18へと搬送可能な状態としたところでフィルム搬送処
理を終了する。
一方、上記ステップ86で所定時間内にフィルムセンサ
ーS1がオンしない場合には、フィルム20は正常に搬送さ
れていないので、この場合にはタイムアウトの判断(ス
テップ94)がなされ、タイマーをクリアして(ステップ
95)、搬送モータを停止させ(ステップ96)、続いて副
走査ドラム、即ち第5図の下ローラ36の駆動モータをオ
フして停止させるとともに(ステップ97)、この場合は
露光前にフィルムシートの搬送不良であるので、搬送不
良フラッグFNu1に1を立て(ステップ98)、プリンタ
装置の表示部に露光前のフィルムの搬送が不良であるこ
とを表示して(ステップ99)、フィルム搬送処理を終了
する。
次に、第18図を参照してプリンタ装置の画像露光処理
について説明する。この処理は、搬送部15から搬送不良
を発生することなく副走査ユニット部18へと搬送された
フィルムを副走査ユニット部18で搬送する処理に関する
ものである。
先ず、タイマーをオンして(ステップ101)、所定時
間内に副走査ユニット部18にフイルムが到達するかどう
かを判断する。即ち、所定時間内にニップローラー35,3
5′と、下ローラー36間にフィルムシートが突入したか
どうかをニップローラーセンサーS2のオン状態で検知す
る(ステップ102)。所定時間内にオンすればフィルム
は正常に送られて来ているということであり、タイマー
をクリアして(ステップ103)、給紙上ローラー25aをソ
レノイド68を作動させて上昇して退避させるとともに
(ステップ104)、搬送モータをオフにして停止させる
(ステップ105)。次にタイマーをオンさせ(ステップ1
06)、所定時間内にフィルムセンサーS3がオンするかど
うか判断する(ステップ107)。これは、露光部をフィ
ルム20の先端が通過したかどうかを検知するためのもの
である。センサーS3が所定時間内にオンすればフィルム
20は正常に送られているのでタイマーをクリアして(ス
テップ108)、ニップローラ間のギャップの大小をニッ
プローラセンサーS2によって検出することによりフィル
ムの二重送りが発生しているかどうかを判断する(ステ
ップ109)。そして、再びタイマーをオンして(ステッ
プ110)、所定時間内にニップローラーセンサーS2のオ
ンからオフへ変わったかどうかを検出する(ステップ11
1)。即ち、フィルムがニップローラ35′と下ローラ36
間を通過し終えたかどうかを判断する。所定時間内にオ
フに変わればタイマーをクリアし(ステップ112)、そ
して、再びタイマーをオンして(ステップ113)、フィ
ルムセンサーS3がオンからオフに変わったかどうか、即
ち、フィルムがセンサーS3の検出部分を通過し終えたか
どうかを検出し(ステップ114)、そして所定時間内に
オフになればフィルムが正常に排出されたものと判断し
タイマーをクリアして(ステップ115)、次回プリント
のために第13図に示すフィルムエンプティの検出処理を
行い(ステップ116)、画像露光処理は終了する。
一方、上記ステップ102でニップローラーセンサーS2
が所定時間内にオンしない場合は、ここで搬送不良を生
じている訳であり、タイマのタイムアウトと判断され
(ステップ117)、タイマーをクリアする(ステップ11
8)。この場合は露光前のフィルムの搬送不良であるの
で、フラッグFNu2を立てて1にし(ステップ119)、搬
送不良表示を行なう(ステップ119−1)。そして搬送
モータを停止させ(ステップ130)、副走査ドラム(下
ローラー36)駆動モータを停止して(ステップ131)処
理を終了する。
上記ステップ107において、フィルムセンサーS3が所
定時間内にオンしない場合には、露光部において搬送不
良を生じている訳であり、この場合もタイムアウトと判
断される(ステップ120)。そして、タイマーをクリア
して(ステップ121)、この場合は露光部におけるフィ
ルム搬送不良であるのでフィルムは既に露光されてお
り、搬送不良フラッグFNe1に1を立てると共に(ステ
ップ122)、搬送不良表示を行う(ステップ122−1)。
そして、この場合も副走査ドラム(下ローラー36)駆動
モータをオフにして停止させて処理を終了する(ステッ
プ131)。
上記ステップ109において、ニップローラセンサーS2
が二重送りであることを検出すると、右側のフローに移
り、露光部における搬送不良であるので、フラッグFNe
2を立てて1にし(ステップ123)搬送不良の表示を行う
(ステップ123−1)。この場合も副走査ドラム(下ロ
ーラー36)駆動モータを停止させて処理を終了する(ス
テップ131)。
上記ステップ111において、ニップローラーセンサーS
2が所定時間内にオンからオフに変わらない場合には露
光部でフィルムが搬送不良を生じているわけであり、こ
の場合もタイムアウトと判断される(ステップ124)。
そして、タイマーをクリアして(ステップ125)、この
場合は露光後のフィルムが搬送不良であるので、搬送不
良のフラッグFNo1に1を立てると共に(ステップ12
6)、フィルム排出不良の表示を行う(ステップ126−
1)。そして、副走査駆動モータを停止させて処理を終
了する(ステップ131)。
上記ステップ114において、所定時間内にフィルムセ
ンサーS3がオンからオフに変わらなければ、この位置で
フィルムの搬送不良が生じているわけであり、タイムア
ウトと判断される(ステップ127)。そして、タイマー
をクリアして(ステップ128)、露光後フィルム搬送不
良フラッグFNo2に1を立てると共に(ステップ129)、
フィルム排出不良の表示を行う(ステップ129−1)。
そして、副走査ドラム(下ローラ36)駆動モータを停止
させて処理を終了する(ステップ131)。
次に、第19図に示すフローチャートを参照してフィル
ム送込処理を説明する。これは、フィルム搬送不良が生
じた際に、フィルム20が一旦露光部において露光されて
いれば、そのフィルム20は二度と使用できないので、レ
シーブマガジン19側へ送り出すための処理である。そし
て、この処理を実行させることによってフィルム搬送不
良の回復を図ろうとするものである。
先ず、搬送部15のストッパー32を搬送路外に退避させ
る(ステップ133)。また、斜行矯正用ローラー対30の
上ローラーを上昇させる(ステップ134)。さらに、給
紙上ローラー25aも上昇させ、フィルムをフリーの状態
にする(ステップ135)。そして、副走査装置18のドラ
ム駆動モータの正転をオンして回転させ(ステップ13
6)、タイマーをオンにし(ステップ137)、所定時間内
にフィルムセンサーS1がオフするかどうか検出する(ス
テップ138)。フィルムセンサーS1がオンしていなけれ
ば、タイマーをクリアするが(ステップ139)、所定時
間を経過してもオンし続けていれば、フィルムが自動的
に回復困難なジャムを起しているのでタイムアウトと判
断され(ステップ148)、タイマーをクリアして(ステ
ップ149)、プリンタ装置の表示部にジャム発生の表示
するとともに(ステップ150)、下ローラ36駆動用モー
タの正転をオフして停止させる(ステップ157)。そし
てプリンタ装置は表示部を除き全てオフとなり一連の全
ての動作は終了する。
上記ステップ138でフィルムセンサS1がオンしていな
ければ、一旦タイマーをクリアした後(ステップ13
9)、再度タイマーをオンして(ステップ140)、次に所
定時間内にニップローラセンサーS2がオフするかどうか
を検出する(ステップ141)。所定時間内にオフすれ
ば、フィルムは正常に送られておりタイマーをクリアす
る(ステップ142)。そして、再びタイマーをオンして
(ステップ143)、所定時間内にフィルムセンサーS3が
オフするかどうか検出する(ステップ144)。所定時間
内にセンサーS3がオフすれば、フィルムがレシーブマガ
ジン19内に排出されたということであり、タイマーをク
リアして(ステップ145)、前記第13図に示すフィルム
エンプティ検出処理を行う(ステップ146)。続いて下
ローラ36の駆動用モータの正転をオフにして停止させる
(ステップ147)。ここでフィルム送込処理が終了する
ことになる。
上記ステップ141において、ニップローラセンサS2が
所定時間内にオフしなければ、ここでフィルムが自動的
に回復困難なジャムを起しているので、タイムアウトと
判断され(ステップ151)、タイマーをクリアして(ス
テップ152)、ジャム発生をプリンタ装置の表示部に表
示し(ステップ153)、下ローラ36の駆動用モータの正
転をオフさせて停止させる(ステップ157)。そして、
プリンタ装置は表示部を除き全てオフとなり一連の全て
の動作は終了する。
上記ステップ144において、フィルムセンサーS3が所
定時間内にオフしない場合にはこの位置でフィルムシー
トが自動的に回復困難なジャムを起こしていることにな
り、タイムアウトと判断され(ステップ154)、タイマ
ーをクリアして(ステップ155)、プリンタ装置の表示
部にフィルムジャム発生を表示する(ステップ156)。
そして下ローラ36の駆動用モータの正転をオフにして停
止させる(ステップ157)。この状態でプリンタ装置は
表示部を除き全てオフとなり一連の全ての動作は終了す
る。
次に、第20図に示すフローチャートを参照してフィル
ム戻し処理を説明する。この処理は、露光部まで搬送さ
れる以前にフィルム20が搬送不良を起したときに、その
搬送不良を解消すると共にフィルムを再使用するために
マガジン13に戻す処理に関するものである。
先ず、搬送部15内のストッパー32を搬送路外へ退避さ
せ(ステップ158)、斜行矯正ローラー対30の上ローラ
ーを上昇させ(ステップ159)、そして給紙ローラーの
上ローラー25aを上昇させて(ステップ160)、その状態
で0.5秒間待機させる(ステップ161)。この状態で、搬
送部15のシートフィルムはフリーの状態となる。続い
て、斜行矯正用ローラー対30の上ローラーを降し(ステ
ップ162)、搬送ローラーの上ローラー25aを降して(ス
テップ163)、給紙ローラー25bの駆動モータを逆回転さ
せ(ステップ164)、フィルムシートを給送装置14の方
へ戻す。そして、タイマーをオンさせ(ステップ16
5)、所定時間内にフィルムセンサーS1がオフするかど
うか検出する。センサーS1が所定時間内にオフすればフ
ィルムは戻されており(ステップ166)、タイマーをク
リアする(ステップ167)。そして、タイマーを再度オ
ンして(ステップ168)、所定時間内にフィルムセンサ
ー85がオフするかどうかを検出し(ステップ169)、フ
ィルムセンサー85が所定時間内にオフすればタイマーを
クリアして(ステップ170)、吸着盤保持ユニット22を
下降させるアーム移動モータ62をオンして上限位置から
所定量下降させる(ステップ171)。この状態で0.5秒間
待機した後(ステップ172)、次にアーム移動モータ62
の上昇回転をオンして上昇させ(ステップ173)、セン
サー86がオンしたかどうか検出し(ステップ174)、吸
着盤ユニット22を上昇限位置に移動させる。センサー86
がオンして吸着盤ユニット22が上昇限位置にくれば、移
動モータ62の上昇回転をオフして停止させる(ステップ
175)。そして、搬送部の斜行矯正用ローラー対30の上
ローラーを上昇させ(ステップ176)、搬送用上ローラ
ー25aを上昇させ(ステップ177)、さらに搬送モータの
逆回転をオフして(ステップ178)、フィルム戻し処理
は終了する。
上記ステップ166において、フィルムセンサーS1がオ
ンし続けていれば、この位置でフィルムが自動的に回復
困難なジャムを起しているので、タイムアウトと判断さ
れ(ステップ179)、タイマーをクリアし(ステップ18
0)、プリンタ装置の表示部にフィルムジャム発生を表
示すると共に(ステップ181)、搬送モータの逆転をオ
フさせて停止させる(ステップ182)。この状態でプリ
ンタ装置は表示部を除き全てオフとなり一連の全ての動
作は終了する。
上記ステップ169において、フィルムセンサー85がオ
ンし続けていれば、この位置でフィルムが自動的に回復
困難なジャムを起しているので、タイムアウトと判断さ
れ(ステップ183)、タイマーをクリアして(ステップ1
84)、フィルムのジャム発生をプリンタ装置の表示部に
表示すると共に(ステップ185)、搬送モータの逆転駆
動をオフにして停止させる(ステップ186)。この状態
でもプリンタ装置は表示部を除き全てオフとなり一連の
全ての動作は終了する。
次に、第21図のフローチャートを参照して、フィルム
押下処理について説明する。これは、フィルムの搬送不
良解消のために、フィルムをマガジン13内に押込んで給
送前の状態に復帰させるための処理である。先ず、搬送
モータを逆回転させる(ステップ188)。そして、搬送
用上ローラー25aのソレノイド68をオンして下降させる
(ステップ189)。次に、アーム移動モータ62を上限位
置から、フィルムを押し戻すのに十分な所定量下降回転
して(ステップ190)、その状態で0.5秒間待機させる
(ステップ191)。この状態で、給送時に一旦持上げら
れたフィルムは吸着盤21a,21b,21cによって押下られて
マガジン13内に押戻される。なお、フィルム押下処理が
実行される時点では吸引モータ93は既にオフされてお
り、吸着盤21a,21b,21cはフィルム吸着機能を有しては
いない。
次に、アーム駆動モータ62を上昇回転し(ステップ19
2)、センサー86がオンしているかどうか検出する(ス
テップ193)。オンしていれば、吸着盤ユニット22が上
昇限位置にあり、アーム駆動モータ62の上昇回転を止め
る(ステップ194)。そして、再び搬送用上ローラー25a
を上昇させ(ステップ145)、搬送モータの逆回転をオ
フして停止させて(ステップ196)、フィルム押下処理
の動作を終了する。
次に、このように構成されたプリンタ装置のプリント
処理について、第22図に示すフローチャートを参照して
説明する。この処理は、プリンタ装置の操作パネル上の
プリントスイッチをオンして実行される処理である。
先ず、初期動作として、レーザー光学系を立ち上がら
せる。そして、併せて吸引ポンプをオン,給紙上ローラ
ー25aを上昇させ、搬送部15のフィルムストッパー32を
降下させる。また、搬送不良フラッグを全て0にセット
するとともに、その表示をオフとし、副走査装置18の下
ローラ36の駆動用モータをオンして回転させる等の処理
も行う(ステップ197)。
次に、前記第15図に示すマガジン13からのフィルム取
出し処理を行う(ステップ198)。そして、フィルムシ
ートの搬送不良があるのかどうかを判断する(ステップ
199)。搬送不良が無ければ前記第17図に示すフィルム
の搬送処理を実行し(ステップ200)、搬送不良がある
かどうかを再度判断して(ステップ201)、搬送不良が
無ければ前記第18図に示す画像露光処理を続けて実行す
る(ステップ202)。さらに、搬送不良があるかどうか
を判断して(ステップ203)、無ければフィルムに対す
るプリント処理が終了したということでプリンタ装置を
停止させ(ステップ204)、待機状態とする。
上記ステップ199,201,203において、搬送不良があれ
ば、それぞれ右側のフローに移り、搬送不良対応処理を
行う(ステップ205)。この搬送不良対応処理が済んだ
後、プリンタ装置を停止させ待機状態とする。なお、ス
テップ205において搬送不良の回復が自動的に行なわれ
た場合は上記Xに再度戻して、プリント動作をもう一度
行うように構成しても良い。
次に、第23図に示すフローチャートを参照して、プリ
ンタ装置の搬送不良対応処理について説明する。先ず、
フラッグFNe1,FNe2,FNo1,FNo2のいずれかがフラッグ
が立っているかどうかを検出する(ステップ206)。こ
のいずれかのフラッグが1に立っていなければ、次にFN
u1,FNu2のいずれかのフラッグが立っているかどうかを
検出する(ステップ207)。いずれのフラッグも立って
いない場合には、フラグFNmのフラッグが立っている場
合であるので、前記第21図に示すフィルム押し下げ処理
を行い(ステップ208)、搬送不良対応処理を終了する
こととなる。上記ステップ206において、フラッグF
Ne1,FNe2,FNo1,FNo2のいずれかのフラッグが1に立
っていると、フィルムは露光されているので、この場合
には第19図に示すフィルム送り込み処理を行う(ステッ
プ209)。また、上記ステップ207で、フラッグFNu1,FN
u2のいずれかのフラッグが立っている場合には、フィル
ムは露光されていないので、第20図に示すフィルム戻し
処理を行い(ステップ210)、搬送不良対応処理を終了
する。
このように、このプリンタ装置では、フィルムの露光
前か露光後のトラブルに対応して、フィルムをレシーブ
マガジン19に送り込むか、マガジン13内に戻して再使用
を行うか自動的に行うようにしてそのトラブル回復を図
るようになっている。
以上説明したとおり、この実施例のシートカバー貼着
・剥離装置は、シートカバーを有するマガジンをプリン
タ装置に装填すれば自動的にシートカバーを剥して開口
させたり、巻き戻して遮蔽できるように構成されてお
り、 加工上、マガジンのシール面が湾曲している場合、お
よび傾いている場合であっても、弾性の圧接ローラによ
って、隙間なくシートカバーを貼り付けてシールするこ
とができる。
圧接ローラはクランプ方式にセットおよび解除できる
ので、プリンタへのマガジンの装填が容易となる。
シートカバーのリーダー部を巻取軸に簡単に押え込む
だけでセットできるので、確実なシートカバーの巻き込
みが可能となる。
巻取軸の両側に巻き取り部平行移動の動力を伝えるの
で、従来のように片側の遅れからシートカバーにしわが
発生するような問題は解消される。
一定速度でシートカバーを巻き取ると同時に、バーコ
ードを読み取るので、マガジンの種類の誤検出が少なく
なる。
といった種々の効果を有するものである。
[発明の効果] 以上説明したとおり、この発明のシートカバー貼着・
剥離装置によれば、シートカバーの貼着・剥離を自動的
に行なうことができ、例えば、マガジン内に収容される
積層シートが感光フィルムであったとしても、暗室内で
のフィルム交換作業等は特に必要とされない。さらに、
シートカバー貼着時に、シートカバーに貼着じわもでき
ず、シートカバーの良好な貼着が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例のシートカバー貼着・剥離
装置の全体構成を示す斜視図、 第2図は、第1図のII−II線に沿った断面図、 第3図(A),(B)は、第1図のIII−III線に沿った
断面図で、第3図(A)はセット状態,第3図(B)は
解放状態をそれぞれ示し、 第4図は、第1図のIV−IV線に沿った断面図、 第5図は、実施例のシートカバー貼着・剥離装置を適用
するプリンタの全体構成を示す概略側面図、 第6図,第7図および第8図は、フィルム給送装置の要
部の側面図,正面図および上面図、 第9図は、フィルムガイド板の上面図、 第10図(A),(B),(C)は、フィルムガイド板の
動作を示す要部の側面図で、第10図(A)はイニシャル
位置,第10図(B)は大サイズ用マガジンの使用状態,
第10図(C)は小サイズ用マガジンの使用状態をそれぞ
れ示し、 第11図〜第23図は、プリンタ装置の動作を説明するため
のフローチャートである。 13…マガジン、17…巻取軸 20…フィルムシート 38…粘着テープ、39…マガジン載置台 41…遮光カバー、42…巻取板 43…圧接ローラ、45…ラップ保持板 45a…ラック、46…モータ 47…ピニオン、54…圧接スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 冨田 裕司 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 武井 一 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 毛呂 文則 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 松田 直行 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 佐野 誉 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭63−27340(JP,A) 特開 昭59−203021(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層シートを収容したマガジン本体の鍔部
    に繰返し貼着・剥離可能な可撓性シートカバーを貼着・
    剥離するシートカバー貼着・剥離装置であって、 上記マガジン本体の鍔部に沿ってスライド移動可能に設
    けられており、シートカバー剥離時にスライド移動しな
    がらシートカバーを巻取るシートカバー巻取手段と、 上記シートカバー巻取手段と一体的にスライド移動可能
    に設けられており、シートカバー貼着時に、シートカバ
    ー剥離時とは逆方向にスライド移動しながらシートカバ
    ーをマガジン本体の鍔部に圧接する弾性ローラを有する
    シートカバー貼着手段 とを備えたことを特徴とするシートカバー貼着・剥離装
    置。
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