JP2722943B2 - 車両の組立ラインにおける稼動システム - Google Patents

車両の組立ラインにおける稼動システム

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JP2722943B2
JP2722943B2 JP4163838A JP16383892A JP2722943B2 JP 2722943 B2 JP2722943 B2 JP 2722943B2 JP 4163838 A JP4163838 A JP 4163838A JP 16383892 A JP16383892 A JP 16383892A JP 2722943 B2 JP2722943 B2 JP 2722943B2
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秀史 渡我部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトラック、乗用車等の車
両の組立ラインにおける稼動システムにかかり、特に組
立ライン上で発生するワーク締め付け不良その他のワー
ク側のトラブル若しくはナット受け渡し不良等の自動組
立装置側でのトラブル等が発生した場合において、安全
且つ効率的に車両の組立を続行し得る車両の組立ライン
における稼動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の組立ラインはタイヤ等
の重量負担の大きいワークが多いために、これらのワー
ク締め付けや溶接等の各種組み付け作業は作業環境及び
従業者の負担軽減の面より、各工程毎に溶接、締め付け
その他の各種専用ロボットを配置し、自動化及び無人化
を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれらの
ロボットはティーチング等により常に専用的な動作のみ
行ない、人間の様に許容度が極めて小さいために、僅か
なワークのセッティング誤差等により締め付け不良若し
くは締め付けが出来ない場合がある。又複数車種混載型
の多車種混流ラインにおいては搬送される車種の順序に
従って対応するワークを配列しているがワーク配列ミス
等が生じた場合前記専用ロボットではその対応が困難で
ある。又前記多車種混流ラインにおいては搬送される車
種に対応して締め付けロボット等のソケットチェンジ等
を行なう必要があるが、ラインの流れている中で短時間
でソケットチェンジを行なう必要があることから、ソケ
ットチェンジトラブルも生じやすい。
【0004】この様なトラブルが生じた場合ラインを止
めることも考えられるが、ラインを止めると後工程にお
ける影響が大きいために、一般には迂回ラインを設け、
前記トラブルが生じた車両を迂回ラインに移送するよう
に構成しているが、このように構成すると、車両を移送
するための設備も必要とするのみならず、迂回ラインを
設けるための設置面積も必要とし、工場の有効活用につ
ながらない。
【0005】本発明はかかる従来技術の欠点に鑑み、前
記組立ライン中で種々のトラブルが生じた場合にもライ
ンを停止することなく又迂回ラインを設けなくても安全
且つ効率的に車両の組立を続行し得る稼動システムを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は車両の組立ライン
における稼動システムにおいて、前記組立ライン中の選
択された一又は複数の工程でワーク組み付け不良が生じ
た場合に該不良の種類を判断し、該不良が軽不良の場合
に該不良ワークをそのままラインと共に搬送し、一方前
記不良が重不良の場合に該ワークを組立車両側より作業
場側の所定位置に持帰ることを特徴とする稼動システム
を提案する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動組立装置
を用いて組立車両にワークを組み付ける車両の組立ライ
ンにおける稼動システムにおいて、前記ワークの組み付
け工程でワーク組み付け不良を検出した後、該ワーク組
み付け不良が、自動組立装置のトラブル時に発生する組
み付け不良、組立ラインからワークが落下する恐れのな
い組み付け程度の軽不良、組立ラインからワークが落下
する恐れのある組み付け程度の重不良のいずれの場合に
該当するかを判断し、検出された組み付け不良が前記ト
ラブル時の組み付け不良に該当する場合は自動組立装置
を不使用とし、 前記軽不良に該当する場合は不良ワーク
をそのままラインと共に下流のバックアップ工程に搬送
し、 前記重不良に該当する場合は該不良ワークを前記組
立車両側より作業場側のワーク卸台側に持ち帰り、その
後、必要に応じて該不良ワークを前記バックアップ工程
に移送することを特徴とする
【0008】
【作用】本技術手段によれば、例えば前記ワークがスト
ラットやタイヤ等のナット締め付けワークの場合に、前
記ワークの内少なくとも一軸のナットが螺着されている
場合、すなわち不良の種別が前記軽不良に該当する場合
、例え不良ワークであっても組立ラインよりワークが
落下する恐れがない為に、該不良ワークを装着したまま
そのままライン上に搬送して後工程のバックアップ工程
で作業者が組立補修を行ない、一方前記ワークの全ての
ナットが螺着されていない場合、すなわち不良の種別が
前記重不良に該当する場合は、ワーク搬送途中に組立ラ
インよりワークが落下する恐れがあり、極めて危険であ
るために該不良ワークを前記搬送ラインの運転を継続し
た状態で、作業場のワーク卸し台に持帰り、必要に応
じて該ワークを後工程のバックアップ工程に移送し、や
はり作業者が再組立を行なえばよい。更に、ワークの自
動組立装置側でソケットチェンジトラブルその他のトラ
ブルが生じた場合、すなわち、自動組立装置のトラブル
時に発生する組み付け不良に該当する場合には、ライン
緊急停止すると前記したように後工程の影響が大きい
ために、ラインの運転は継続しトラブルが生じた装置に
ついてのみ該ライン組立作業を行なわずに不使用とす
る。
【0009】この場合にもライン側に位置決めされてい
るワークをそのまま放置すると安全上大きな問題がある
ために、前記したワーク卸しを行なう。従ってかかる実
施例によれば、例え組み付け不良が生じても安全上問題
がない場合はそのままラインと共に移送し、後工程でバ
ックアップが行なわれるために、ラインの停止も又迂回
ラインも必要がなく、又ワーク組み付け不良が重欠点の
場合若しくは組み付け装置側のトラブルによりワーク組
み付けが行なわれない場合については、安全上の配慮か
ら車両を搭載した台車ではなく、ワークの方を持帰り、
該ワークを例えばバックアップ工程に移送する。従って
かかる技術手段によれば台車ではなく、ワークの方を取
外す為に迂回ラインが必要なく且つ安全上も問題がな
い。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を例示
的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に
特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図2
は本発明の実施例に係る車両搬送ラインの概略構成を示
し、不図示の台車上に搭載した組立車両2を、搬送ライ
ン1に沿って順次各ステーションに移送し、該ステーシ
ョン位置にラインの両側に配した締め付けロボット3
A、3B及び組み付けロボット4等を配置し、ワーク5
の自動取り付け、と自動締め付けを順次行なえるように
構成している。又前記締め付けロボット3A、3Bはト
ルクチェックシステムが組込まれており、該システムに
より締め付けNGを検出可能に構成している。
【0011】又、本実施例においては組み付けワーク5
をストラットとしてある為に、前記組み付けロボット4
を中央にその両側に夫々締め付けロボット3A、3Bを
配置する構成を取り、これらがラインを挟んで左右両側
に配置されている。6はワーク卸し台、7は締め付け不
良等が表示可能な表示部を有する操作盤、8は自動化工
程ラインキーパで、組み付け、締め付けの良否を目視確
認し、ナット締め付けが「未」の場合に操作盤のナット
締め付けスイッチを押す。9はラインキーパがモニタす
るためのTVカメラである。
【0012】そして前記ステーションの後工程にはバッ
クアップ工程10を設け、バックアップ作業指示CRT
11やプリンタ12に表示された締め付けトルク不良が
発生したワーク5軸の再締め付けを行なうか、又ワーク
卸し台6より移送されたワーク5の取り付け/締め付け
を行なう。
【0013】次にかかる搬送ライン1に基づく動作につ
いて図1のフローチャートに基づいて説明する。先ず対
応するステーションまで車両2を搭載したワーク5を移
送した後、メインコンピュータよりの車種の指令ととも
にスタート指令があった場合はフロント側とリア側の夫
々の対応車種のワーク5を取り出し、所定位置で位置決
め待機する。(STEP1) この際、ワーク5の配列ミス等で対応する車種と異なる
車種のワーク5が取り出された場合は、ラインキーパよ
りの指示によりワーク卸し指令を出す。(STEP2)
【0014】そしてワーク卸し指令があった場合は前記
位置決め待機されたワーク5をワーク卸し台6側にワー
ク卸しを行ない、作業元位置に戻る。(STEP3) 一方、前記ワーク卸し指令がない場合は、リア側の夫々
のワーク5を前記組み付けロボット4等を利用して待機
位置より取り出して組立車両2側に位置決め組付けを行
なう。(STEP4)
【0015】そして前記ワーク5の位置決め組み付け
後、リア側の締め付けロボット3B(自動組立装置)
ソケットチェンジ等のトラブルがないかどうか確認し、
前記トラブルにより該ロボット3Bが不使用の場合は締
め付け作業を行なわずに、その組立動作はSTEP6A
に移行し、又ワーク5については(STEP3)に移行
し、組立車両2よりワーク卸し台5側に卸す。一方、使
用可の場合はリヤ側のワーク5の締め付けを行なう。
(STEP5)
【0016】次にフロント側においても前記ワーク5の
位置決め組み付け後、フロント側の締め付けロボット
(自動組立装置)3Aのトラブル確認し、前記と同様
に該ロボット3Aが不使用の場合は締め付け作業を行な
わずに、該ワーク5を組立車両2よりワーク卸し台6側
に持ち帰り(STEP3)、一方使用可の場合はフロン
ト側のワーク5の締め付けを行なう。(STEP6)そ
して前記締め付け後若しくは締め付け完了時に、フロン
ト側とリア側の夫々のワーク5,5の締め付けトルクチ
ェックを前記締め付けロボット3A,3Bにて行ない、
二軸とも締め付けOKの場合は、該ステーションでの組
立作業が完了し、スタート位置に戻る。(STEP7)
又締め付け不良であるが前記ワーク5の内少なくとも一
軸のナットが螺着されている場合は、例え不良ワーク5
であっても組立ラインよりワーク5が落下する恐れがな
い為に、該不良ワーク5を装着したままそのまま組立車
両2のライン搬送を継続し、後工程のバッタアップ工程
で前記締め付け不良のナットの増し締め若しくは再締め
付けを行なう。(STEP8)
【0017】一方前記ワーク5の二軸の全てのナットが
螺着されていないか締め付けが不十分の場合は、(必要
に応じ前記トルクチェック完了後前記締め付けロボット
3A、3Bによりナット取り外し後)組立側に取り付け
たワーク5を前記搬送ライン1の運転を継続した状態
で、組立車両2よりワーク卸し台6側に持帰り、スター
ト位置に戻る。(STEP9) そして前記搬送ライン1上の車両2はその持帰ったワー
ク5が取外された状態で後工程の所定の組立作業を行な
い、一方該持帰ったワーク5は後工程のバックアップ工
程に移送し、作業者が再組立を行なう。以下順次車両2
を搭載した台車を次位のステーションに移送しながら、
前記と同様な動作を繰り返す。
【0018】
【効果】従って本発明においては迂回ラインも必要な
く、又ワーク締め付け不良等のトラブルが生じた場合で
もラインの停止を行なうことなくラインの運転を継続し
たままトラブル処理が可能であるために、運転効率が大
幅に向上する。又重欠点のワーク不良においては組立車
両側よりのワーク持帰りを行なうために、安全上も好ま
しい。等の種々の著効を有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作手順を示すフローチャート図であ
る。
【図2】本発明の実施例に係る車両搬送ラインの概略構
成を示す。
【符号の説明】
1 搬送ライン 2 組立車両 3A、3B 締め付けロボット 4 組み付けロボット 6 ワーク卸し台

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動組立装置を用いて組立車両にワーク
    を組み付ける車両の組立ラインにおける稼動システムに
    おいて、前記ワークの組み付け工程でワーク組み付け不良を検出
    した後、該ワーク組み付け不良が、自動組立装置のトラ
    ブル時に発生する組み付け不良、組立ラインからワーク
    が落下する恐れのない組み付け程度の軽不良、組立ライ
    ンからワークが落下する恐れのある組み付け程度の重不
    良のいずれの場合に該当するかを判断し、 検出された組み付け不良が前記トラブル時の組み付け不
    良に該当する場合は自動組立装置を不使用とし、 前記軽不良に該当する場合は不良ワークをそのままライ
    ンと共に下流のバックアップ工程に搬送し、 前記重不良に該当する場合は該不良ワークを前記組立車
    両側より作業場側のワーク卸台側に持ち帰り、その後、
    必要に応じて該不良ワークを前記バックアップ工程に移
    送する ことを特徴とする車両の組立ラインにおける稼動
    システム。
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JPS642836A (en) * 1987-06-24 1989-01-06 Honda Motor Co Ltd Ethod for disposing defectively incorporated parts on automatic assembly line

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