JP2716702B2 - 可変ブロックサイズ動き補償方法 - Google Patents

可変ブロックサイズ動き補償方法

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JP2716702B2 JP23181487A JP23181487A JP2716702B2 JP 2716702 B2 JP2716702 B2 JP 2716702B2 JP 23181487 A JP23181487 A JP 23181487A JP 23181487 A JP23181487 A JP 23181487A JP 2716702 B2 JP2716702 B2 JP 2716702B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔目 次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術(第4,5図) 発明が解決しようとする問題点 問題点を解決するための手段(第1図) 作 用(第1図) 実 施 例[第2図(a)〜(d)および第3図(a)
〜(d)] 発明の効果 〔概 要〕 画像情報、特に動画像情報について予測誤差を求めて
動き補償を行なう方法に関し、 かかる動き補償を施すブロックサイズを可変にするこ
とを目的とし、 画像情報について動き補償を行なうに際し、まず、該
画像情報を含む画像面を複数に分割した所要の大きさの
小ブロックのそれぞれについて動き補償を行ない、隣接
する複数の小ブロックのそれぞれについて、上記の動き
補償の結果得られる予測誤差が所定のしきい値より小さ
ければ、該隣接する複数の小ブロックを結合したブロッ
ク群を新たに小ブロックとすべくブロックサイズを大き
くし、以降は、上記のようにしてブロックサイズを大き
くされた小ブロックであって隣接する複数の小ブロック
どうしについての予測誤差のうちのいずれかがしきい値
より大きくなるまで、小ブロックを結合してブロックサ
イズを大きくしていくように構成する。 〔産業上の利用分野〕 本発明は、画像情報、特に動画像情報について予測誤
差を求めて動き補償を行なう方法に関し、特に動き補償
を施すブロックサイズを可変にした動き補償方法に関す
る。 例えば、テレビ電話やテレビ会議での画像信号につい
ていえば、その2つのフレーム間では対応する画像は一
般に似通った値をもつため、このようなフレーム間の情
報は強い相関をもつ。このために、画像信号の帯域圧縮
符号化が施されるが、このとき動画像について予測誤差
を求めて動き補償を施すことが行なわれている。 ここで、動き補償方法は、動画像帯域圧縮方法の1つ
で、動き補償フレーム間符号化方法ともいい、これはフ
レーム間の相関を利用し、動きの検出を行なうことによ
り、時間軸方向の冗長度を大きく削減する方法である。 〔従来の技術〕 第4図は動き補償方法を説明するためのシステム構成
図であるが、この第4図において、1は送信部で、この
送信部1では、入力信号(原画情報)に対し、動き補償
手段2によって例えば最小二乗誤差や絶対値誤差等から
予測誤差を求めることにより動き補償を施し、量子化手
段3によって量子化を施し、更には符号化手段4によっ
て符号化して、入力信号を受信部5へ送ることが行なわ
れる。 そして、受信部5では、受信信号を復号化手段6によ
って復号化し、動き補償手段7によって送信部1と同様
にして動き補償を施し、更には逆量子化手段8によって
逆量子化して再生画像として出力するようになってい
る。 なお、動き補償手段2,7は、第5図に示すごとく、フ
レームメモリ21,71や動き補償制御回路22,72をそなえて
いる。 ところで、従来の動き補償方法では、1フレームを複
数のブロックに分割して各ブロックごとに動き補償を施
すことが行なわれるが、動き補償をかけるブロックサイ
ズは画面の平坦部でも変化の激しい部分でも同一であ
る。 一般に、動き補償のブロックサイズは大きいほど、動
き補償の動き情報を伝送する情報量は少なく、また動き
補償により得られた画面と原画との差(誤差)は大き
い。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、従来は、上述のごとく、画面のどんな
部分でも同じブロックサイズで動き補償を行なっている
ので、例えばブロックサイズが一様に大きいときには、
画面の平坦部では生じる誤差が少ないが、画面の変化が
激しい部分では誤差が大きく、また逆にブロックサイズ
が一様に小さいときには、画面の変化が激しい部分では
生じる誤差が少ないが、画面の平坦部では誤差はブロッ
クサイズが大きいときとほぼ同じであるにもかかわらず
余分な情報量が増えてしまうという問題点がある。 本発明は、このような二律背反的な問題点を解決しよ
うとするもので、動き補償を施すブロックサイズを可変
にできるようにした可変ブロックサイズ動き補償方法を
提供することを目的としている。 〔問題点を解決するための手段〕 第1図は本発明の原理説明図である。 第1図において、S1は画像情報を含む画像面を複数に
分割した所要の大きさの小ブロックのそれぞれについて
動き補償を行なうステップであり、 S2は隣接する複数の小ブロックのそれぞれについて、
上記の動き補償の結果得られる予測誤差と所定のしきい
値とを比較するステップであり、 S3は該小ブロックを結合して大きくするステップであ
り、 S4はこの結合したブロックについて動き補償を行なう
ステップであり、 S5は所要の最大ブロックかどうかを判定するステップ
である。 〔作 用〕 画像情報について動き補償を行なうに際しては、第1
図に示すごとく、まず該画像情報を含む画像面を複数に
分割した所要の大きさの小ブロックそれぞれについて動
き補償を行ない(ステップS1)、ついでステップS2で、
隣接する複数の小ブロックのそれぞれについて、上記の
動き補償の結果得られる予測誤差と所定のしきい値とを
比較し、もしこれらの予測誤差のうちの全てがしきい値
より小さければ、ステップS2のYESルートを通って、上
記の隣接する複数の小ブロックを結合したブロック群を
新たに小ブロックとすべくブロックサイズを大きくし、
このようにしてブロックサイズを大きくされた小ブロッ
クであって隣接する複数の小ブロックについて該動き補
償を行なう(ステップS3,S4)。 その後は、上記のようにしてブロックサイズを大きく
された小ブロックであって隣接する複数の小ブロックど
うしについて予測誤差のうちのいずれかがしきい値より
大きくなるまで、ステップS2,S3,S4,S5の処理を繰返し
行なって、小ブロックを結合してブロックサイズを大き
くしてゆき、隣接する複数の小ブロックそれぞれについ
ての予測誤差のうちのいずれかがしきい値より大きくな
ると、ステップS2のNOルートをとってそのときのブロッ
クサイズで処理を終了する。 なお、最大ブロックについて該動き補償を行なって
も、予測誤差がしきい値より大きくならない場合は、こ
れ以上ブロックの結合はしないで終了する。 〔実 施 例〕 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。 さて、本実施例の場合も、第4,5図に示すような動き
補償方法をもったシステムに適用されるが、このシステ
ムでは、送信部1で、入力信号(原画情報)に対し、動
き補償手段2によって予測誤差を求めることにより動き
補償を施し、量子化手段3によって量子化を施し、更に
は符号化手段4によって符号化して、入力信号を受信部
5へ送ることが行なわれる。そして、受信部5で、受信
信号を復号化手段6によって復号化し、動き補償手段7
によって送信部1と同様にして動き補償を施し、更には
逆量子化手段8によって逆量子化して再生画像として出
力するようになっている。 次に、第2図(a)〜(d)に示すフローチャートを
用いて本発明の実施例を説明する。 この実施例では、1フレーム(画面)を複数のブロッ
ク[各ブロックは例えば32×32画素分のブロックサイズ
を有し、以下、このブロックを最大ブロックといい、M3
2ともいう(第3図(d)参照。]に分割して各最大ブ
ロックごとに同じ処理を繰り返してゆくので、この最大
ブロック内の処理について説明する。 まず、第2図(a)のステップa1に示すごとく、上記
の最大ブロックM32を規定し、メモリ上で、予測誤差用
のメモリエリアe16(2,2),e8(4,4),e4(8,8)および
動ベクトル用のメモリエリアV16(2,2),V8(4,4),V4
(8,8)を蓄積する。 そして、ステップa1,a2で、それぞれi=1,j=1とお
いてから、ステップa4で、M32(4i−3,4j−3)からM32
(4i,4j)を4×4のブロックの単位として動き補償を
行なう。この場合は、i,jがそれぞれ1であるから、M32
(1,1)からM32(4,4)の小ブロック[第3図(a)の
左上端に位置する小ブロックM411参照]について動き補
償を行なう。 更にステップa4のあとは、ステップa5で、動き補償を
行なった予測誤差をメモリエリアe(1,1)に記憶する
とともに、動き補償を行なった動ベクトルをメモリエリ
アV(1,1)に記憶する。 その後は、ステップa6で、i=i+1とし、ステップ
a7で、i>8かどうかが判定される。 この場合は、i=2であるから、ステップa7で、NOル
ートをとって、ステップa4の処理を施す。即ち、今度は
右隣の小ブロックM412について動き補償を行なうのであ
る。 このようにして、1行分の小ブロックM411〜M418につ
いて動き補償を行なった後は、ステップa7で、YESルー
トをとって、ステップa8で、j=j+1とし、ステップ
a9で、j>8かどうかが判定される。この場合は、j=
2であるから、ステップa9では、NOルートをとって、ス
テップa3に戻る。これにより2行目の右端の小ブロック
M421について、まず動き補償が行なわれ、上記の1行目
の場合と同様にして、予測誤差および動ベクトル情報を
記憶する。 その後は、1つ右のブロックへの移行および移行した
ブロックについての動き補償と動き補償を行なった結果
としての予測誤差や動ベクトル情報の記憶は、ステップ
a6,a7からステップa4,a5の処理を繰り返すことにより行
なわれ、1行終わる毎に1つ下の行への移行はステップ
a8,a9からステップa3へ戻る処理を繰り返すことにより
行なわれる。 そして、第3図(a)に示す全小ブロックM411〜M488
について動き補償を行ない、且つ、動き補償を行なった
結果としての予測誤差や動ベクトル情報を記憶したあと
は、ステップa9で、YESルートをとって、第2図(b)
に示すごとく、ステップa10,a11で、それぞれi=1,j=
1として、ステップa12で、前後左右の小ブロックM411,
M412,M421,M422をひとかたまりに考え、これらの小ブロ
ック群についての予測誤差e4(2i−1,2j−1)またはe4
(2i,2j−1)またはe4(2i−1,2j)またはe4(2i,2j)
がしきい値より大きいかどうかが判定される。最初はe4
(1,1),e4(2,1),e4(1,2),e4(2,2)について判定
される。 もし、これら4つの小ブロックからなるブロック群の
いずれかの小ブロックについての予測誤差がしきい値よ
り大きれけば、ステップa13で、これら4つの小ブロッ
ク群の全ての小ブロックについての動ベクトルV4(2i−
1,2j−1),V4(2i,2j−1),V4(2i−1,2j),V4(2i,2
j)[最初はV4(1,1),V4(2,1),V4(1,2),V4(2,2)
である]を受信部5側へ伝送する。 また、もし、これら4つの小ブロックからなるブロッ
ク群の全ての小ブロックについての予測誤差がしきい値
以下であれば、上記4つの小ブロックを結合して8×8
のブロック[第3図(b)のブロックサイズ参照]にし
て、この8×8ブロック毎に動き補償を行なう。即ち、
ステップa14で、M32(8i−7,8j−7)からM32(8i,8j)
を8×8のブロックの単位として動き補償を行なう。も
し、最初のブロック群について、ステップa12で、NOで
あると、i,jがそれぞれ1であるから、この場合は、M32
(1,1)からM32(8,8)の8×8ブロック[第3図
(b)の左上端に位置する8×8ブロックM811参照]に
ついて動き補償を行なう。 換言すれば、ステップa14では、隣接する4つの小ブ
ロックのそれぞれについて、上記の動き補償の結果得ら
れる予測誤差が所定のしきい値より小さければ、隣接す
る4つの小ブロックを結合したブロック群を新たに小ブ
ロックとすべくブロックサイズを大きくし、上記のよう
にしてブロックサイズを大きくされた小ブロックであっ
て隣接する4つの小ブロックどうしについて動き補償を
行なって、各小ブロックについての予測誤差を算出して
いるのである。 更にステップa14のあとは、ステップa15で、動き補償
を行なった予測誤差をメモリエリアe8(i,j)[i,j=1
であるから、e8(1,1)である]に記憶するとともに、
動き補償を行なった動ベクトルをメモリエリアV8(i,
j)[この場合も、i,j=1であるから、V8(1,1)であ
る]に記憶する。 その後は、ステップa16で、i=j+1とし、ステッ
プa17で、i>4かどうかが判定される。 この場合は、i=2であるから、ステップa17で、NO
ルートをとって、ステップa12の処理を施す。即ち、今
度は右隣の前後左右の小ブロックM413,M414,M423,M424
をひとかたまりに考え、これらの小ブロック群について
の予測誤差e4(2i−1,2j−1)またはe4(2i,2j−1)
またはe4(2i−1,2j)またはe4(2i,2j)がしきい値よ
り大きいかどうかが判定される。この場合は、e4(3,
1),e4(4,1),e4(3,2),e4(4,2)について判定され
る。 もし、これら4つの小ブロックからなるブロック群の
いずれかの小ブロックについての予測誤差がしきい値よ
り大きれけば、ステップa13で、これら4つの小ブロッ
ク群の全ての小ブロックについての動ベクトルV4(2i−
1,2j−1),V4(2i,2j−1),V4(2i−1,2j),V4(2i,2
j)[この場合はV4(3,1),V4(4,1),V4(3,2),V4
(4,2)である]を受信部5側へ伝送する。 また、もし、これら4つの小ブロックからなるブロッ
ク群の全ての小ブロックについての予測誤差がしきい値
以下であれば、上記4つの小ブロックを結合して8×8
のブロック[第3図(b)のM812参照]にして、この8
×8ブロックについて動き補償を行なう。即ち、この場
合はステップa14で、M32(9,1)からM32(16,8)を8×
8ブロックM812の単位として動き補償を行なう。 換言すれば、ステップa14では、隣接する4つの小ブ
ロックのそれぞれについて、上記の動き補償の結果得ら
れる予測誤差が所定のしきい値より小さければ、隣接す
る4つの小ブロックを結合したブロック群を新たに小ブ
ロックとすべくブロックサイズを大きくし、上記のよう
にしてブロックサイズを大きくされた小ブロックであっ
て隣接する4つの小ブロックどうしについて動き補償を
行なって、各小ブロックについての予測誤差を算出して
いるのである。 更にステップa14のあとは、ステップa15で、動き補償
を行なった予測誤差をメモリエリアe8(i,j)[i=2,j
=1であるから、e8(2,1)である]に記憶するととも
に、動き補償を行なった動ベクトルをメモリエリアV8
(i,j)[この場合も、i=2,j=1であるから、V8(2,
1)である]に記憶する。 その後は、ステップa16で、i=i+1とし、ステッ
プa17で、i>4かどうかが判定される。 このようにして、1行分の8×8ブロックM811〜M814
について動き補償を行なった後は、ステップa17で、YES
ルートをとって、ステップa18で、j=j+1とし、ス
テップa19で、j>4かどうかが判定される。この場合
は、j=2であるから、ステップa19では、NOルートを
とって、ステップa11に戻る。これにより2行目の右端
の8×8ブロックM821について、まず動き補償が行なわ
れ、上記の1行目の場合と同様にして、予測誤差および
動ベクトル情報を記憶する。 その後は、1つ右の8×8ブロックへの移行および移
行した8×8ブロックについてのその構成小ブロックの
もつ予測誤差としきい値との比較あるいは該8×8ブロ
ックついての動き補償と動き補償を行なった結果として
の予測誤差や動ベクトル情報の記憶は、ステップa16,a1
7からステップa12,a14,a15の処理を繰り返すことにより
行なわれ、1行終わる毎に1つ下の行への移行はステッ
プa18,a19からステップa11へ戻る処理を繰り返すことに
より行なわれる。 このとき、いずれかの8×8ブロックを構成する小ブ
ロックのもつ予測誤差がしきい値より大きいと、そのブ
ロック群については、ブロックを結合せずに、4×4の
ブロックサイズのままにして、その動ベクトル情報を受
信部5側へ伝送する(ステップa13)。 そして、第3図(b)に示す8×8ブロックのすべて
M811〜M844について動き補償を行ない、且つ、動き補償
を行なった結果としての予測誤差や動ベクトル情報を記
憶したあとは、ステップa19で、YESルートをとって、第
2図(c)に示すごとく、ステップa20,a21で、それぞ
れi=1,j=1として、ステップa22で、前後左右の8×
8ブロックM811,M812,M821,M822をひとかたまりに考
え、これらの8×8ブロック群についての予測誤差e8
(2i−1,2j−1)またはe8(2i,2j−1)またはe8(2i
−1,2j)またはe8(2i,2j)がしきい値より大きいかど
うかが判定される。最初はe8(1,1),e8(2,1),e8(1,
2),e8(2,2)について判定される。 もし、これら4つの8×8ブロックからなるブロック
群のいずれかの8×8ブロックについての予測誤差がし
きい値より大きれけば、ステップa23で、これら4つの
8×8ブロック群の全ての8×8ブロックについての動
ベクトルV8(2i−1,2j−1),V8(2i,2j−1),V8(2i
−1,2j),V8(2i,2j)[最初はV8(1,1),V8(2,1),V8
(1,2),V8(2,2)である]を受信部5側へ伝送する。 また、もし、これら4つの8×8ブロックからなるブ
ロック群の全ての8×8ブロックについてその予測誤差
がしき値以下であれば、上記4つの8×8ブロックを結
合して16×16のブロック[第3図(c)のM1611]にし
て、この16×16ブロック毎に動き補償を行なう。即ち、
ステップa24で、M32(16i−15,16j−15)からM32(16i,
16j)を16×16のブロックの単位として動き補償を行な
う。もし、最初のブロック群について、ステップa12
で、NOであると、i,jがそれぞれ1であるから、この場
合は、M32(1,1)からM32(16,16)の16×16ブロックI
第3図(b)の左上端に位置する8×8ブロックM1611
参照]について動き補償を行なう。 換言すれば、ステップa24では、隣接する4つの小ブ
ロックのそれぞれについて、上記の動き補償の結果得ら
れる予測誤差が所定のしきい値より小さければ、隣接す
る4つの小ブロックを結合したブロック群を新たに小ブ
ロックとすべくブロックサイズを大きくし、上記のよう
にしてブロックサイズを大きくされた小ブロックであっ
て隣接する4つの小ブロックどうしについて動き補償を
行なって、各小ブロックについての予測誤差を算出して
いるのである。 更にステップa24のあとは、ステップa25で、動き補償
を行なった予測誤差をメモリエリアe16(i,j)[i,j=
1であるから、e16(1,1)である]に記憶するととも
に、動き補償を行なった動ベクトルをメモリエリアV16
(i,j)[この場合も、i,j=1であるから、V16(1,1)
である]に記憶する。 その後は、ステップa26で、i=i+1とし、ステッ
プa27で、i>2かどうかが判定される。 この場合は、i=2であるから、ステップa27で、NO
ルートをとって、ステップa22の処理を施す。即ち、今
度は右隣の前後左右の8×8ブロックをひとかたまりに
考え、これらの8×8ブロック群についての予測誤差e8
(2i−1,2j−1)またはe8(2i,2j−1)またはe8(2i
−1,2j)またはe8(2i,2j)がしきい値より大きいかど
うかが判定される。 この場合は、e8(3,1),e8(4,1),e8(3,2),e8(4,
2)について判定される。 もし、これら4つの8×8ブロックからなるブロック
群のいずれかの8×8ブロックについての予測誤差がし
きい値より大きれけば、ステップa23で、これら4つの
8×8ブロック群の全ての8×8ブロックについての動
ベクトルV8(2i−1,2j−1),V8(2i,2j−1),V8(2i
−1,2j),V8(2i,2j)[この場合はV8(3,1),V8(4,
1),V8(3,2),V8(4,2)である]を受信部5側へ伝送
する。 また、もし、これら4つの8×8ブロックからなるブ
ロック群の全ての8×8ブロックについての予測誤差が
しきい値以下であれば、上記4つの8×8ブロックを結
合して16×16のブロック[第3図(b)のM1612参照]
にして、この16×16ブロックについて動き補償を行な
う。即ち、この場合はステップa24で、M32(17,1)から
M32(32,8)を16×16ブロックM1612の単位として動き補
償を行なう。 換言すれば、ステップa24では、隣接する4つの小ブ
ロックのそれぞれについて、上記の動き補償の結果得ら
れる予測誤差が所定のしきい値より小さければ、隣接す
る4つの小ブロックを結合したブロック群を新たに小ブ
ロックとすべくブロックサイズを大きくし、上記のよう
にしてブロックサイズを大きくされた小ブロックであっ
て隣接する4つの小ブロックどうしについて動き補償を
行なって、各小ブロックについての予測誤差を算出して
いるのである。 更にステップa24のあとは、ステップa25で、動き補償
を行なった予測誤差をメモリエリアe16(i,j)[i=2,
j=1であるから、e16(2,1)である]に記憶するとと
もに、動き補償を行なった動ベクトルをメモリエリアV1
6(i,j)[この場合も、i=2,j=1であるから、V16
(2,1)である]に記憶する。 その後は、ステップa26で、i=i+1とし、ステッ
プa27で、i>2かどうかが判定される。 この場合、i=3であるから、ステップa27で、YESル
ートをとって、ステップa28で、j=j+1とし、ステ
ップa29で、j>2かどうかが判定される。この場合
は、j=2であるから、ステップa29では、NOルートを
とって、ステップa21に戻る。これにより2行目の右端
の16×16ブロックM1621について、まず動き補償が行な
われ、上記の1行目の場合と同様にして、予測誤差およ
び動ベクトル情報を記憶する。 その後は、1つ右の16×16ブロックM1622への移行お
よび移行した16×16ブロックM1622についてのその構成
8×8ブロックのもつ予測誤差としきい値との比較ある
いは該16×16ブロックM1622についての動き補償と動き
補償を行なった結果としての予測誤差や動ベクトル情報
の記憶は、ステップa26,a27からステップa22,a24,a25の
処理をなすことにより行なわれる。 このとき、いずれかの16×16ブロックを構成する8×
8ブロックのもつ予測誤差がしきい値より大きいと、そ
のブロック群については、ブロックを結合せずに、8×
8のブロックサイズのままにして、その動ベクトル情報
を受信部5側へ伝送する(ステップa23)。 そして、第3図(c)に示す16×16ブロックのすべて
M1611〜M1622について動き補償を行ない、且つ、動き補
償を行なった結果としての予測誤差や動ベクトル情報を
記憶したあとは、ステップa29で、YESルートをとって、
第2図(d)に示すごとく、前後左右の16×16ブロック
をひとかたまりに考え、これらの16×16ブロック群につ
いての予測誤差e16(1,1)またはe16(2,1)またはe16
(1,2)またはe16(2,2)がしきい値より大きいかどう
かが判定される。 もし、これら4つの16×16ブロックからなるブロック
群のいずれかの16×16ブロックについての予測誤差がし
きい値より大きれけば、ステップa31で、これら4つの1
6×16ブロック群を構成する16×16ブロックについての
全ての動ベクトルV16(1,1),V16(2,1),V16(1,2),V
16(2,2)を受信部5側へ伝送する。 また、もし、これら4つの16×16ブロックからなるブ
ロック群の全ての16×16ブロックについての予測誤差が
しきい値以下であれば、上記4つの16×16ブロックを結
合して32×32のブロック[第3図(d)のM32]にし
て、この32×32ブロックについて動き補償を行なってか
ら(ステップa32)、ステップa33で、32×32ブロックに
ついての動ベクトルを受信部5側へ伝送する。 このように、まず、4×4画素の小ブロックについて
動き補償を行なったのち、その結果の予測誤差のいずれ
かが定められたしきい値よりも大きいと、動き補償のブ
ロックサイズを4×4として処理を終了し、全ての予測
誤差がしきい値以下であると、その小ブロックを結合し
てブロックサイズを大きくして、それぞれについて動き
補償を行ない、このとき予測誤差のいずれかが定められ
たしきい値よりも大きいと、動き補償のブロックサイズ
を8×8として処理を終了し、全ての予測誤差がしきい
値以下であると、そのブロックを更に結合してブロック
サイズを大きくして、それぞれについて動き補償を行な
い、同様にして、最終的には32×32のブロックまで大き
くすることが行なわれる、すなわち、隣接する複数の小
ブロックを結合したブロック群を新たに小ブロックとす
べくブロックサイズを大きくし、以降は、上記のように
してブロックサイズを大きくされた小ブロックであって
隣接する複数の小ブロックどうしについての予測誤差の
うちのいずれかがしきい値より大きくなるまで、小ブロ
ックを結合してブロックサイズを大きくしていくので、
画像の平坦部はブロックサイズを大きくし、画像の変化
の激しい部分はブロックサイズを小さくすることがで
き、これにより全体として伝送効率が向上する。 なお、ブロックの大きさの情報は送信部1から受信部
5へ送られる。 〔発明の効果〕 以上詳述したように、本発明の可変ブロックサイズ動
き補償方法によれば、しきい値を設け、隣接する複数の
小ブロックどうしについての予測誤差のうちのいずれか
がしきい値よりも大きくなるまで、小ブロックを結合し
てブロックサイズを大きくしていくことを通じ、原画と
の誤差がしきい値より大きくなるまでブロックサイズを
大きくして動き補償を行なうので、画像の平坦部はブロ
ックサイズを大きくし、画像の変化の激しい部分はブロ
ックサイズを小さくして動き補償を行なうことができ、
これにより全体として伝送効率が向上するという利点が
ある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の原理説明図、 第2図(a)〜(d)はいずれも本発明の一実施例の作
用を説明するためのフローチャート、 第3図(a)〜(d)はブロックサイズを説明する図、 第4図は動き補償方法を説明するためのシステム構成
図、 第5図は動き補償手段のブロック図である。 図において、 1は送信部、 2は動き補償手段、 3は量子化手段、 4は符号化手段、 5は受信部、 6は復号化手段、 7は動き補償手段、 8は逆量子化手段、 21,71はフレームメモリ、 22,72は動き補償制御回路である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川井 修 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 伊藤 隆 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.画像情報について動き補償を行なうに際し、 まず、該画像情報を含む画像面を複数に分割した所要の
    大きさの小ブロックのそれぞれについて動き補償を行な
    い、 隣接する複数の小ブロックのそれぞれについて、上記の
    動き補償の結果得られる予測誤差が所定のしきい値より
    小さければ、該隣接する複数の小ブロックを結合したブ
    ロック群を新たに小ブロックとすべくブロックサイズを
    大きくし、 以降は、上記のようにしてブロックサイズを大きくされ
    た小ブロックであって隣接する複数の小ブロックどうし
    についての予測誤差のうちのいずれかがしきい値より大
    きくなるまで、小ブロックを結合してブロックサイズを
    大きくしていくことを特徴とする、可変ブロックサイズ
    動き補償方法。
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