JP2716449B2 - 指針式表示機器 - Google Patents

指針式表示機器

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JP2716449B2 JP63082318A JP8231888A JP2716449B2 JP 2716449 B2 JP2716449 B2 JP 2716449B2 JP 63082318 A JP63082318 A JP 63082318A JP 8231888 A JP8231888 A JP 8231888A JP 2716449 B2 JP2716449 B2 JP 2716449B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は表示として指針を用いる指針式表示機器に関
する。更に詳しくは、指針表示式電子時計等の小型な指
針式表示機器においてスペースが少ない場合に1つの指
針を2つ以上の機能の表示に切り換えて使用する技術に
関する。
〔従来の技術〕
指針式表示機器の歴史は古く、指針を電子制御する以
前から存在する。身近なものでは、例えば料理で材料の
重さを測る料理用バネ計りは当然電子制御ではない。や
がてエレクトロニクスの時代を迎え電子制御が主流とな
ったが、その中で基本的な測定器として抵抗値や電圧値
を測る事のできる指針式のテスターがある。指針式テス
ターは小型な指針式表示機器のため1つの指針で抵抗値
と電圧値を切り換え表示するものがほとんどであり、ま
た抵抗測定モードの中にもレンジ切換のスイッチが付い
ており抵抗値の大きな被測定物と小さな被測定物とでは
異なるレンジを使用する事により常に指針にて目盛を読
み易く作られていて、レンジつまみの指す方向でモード
が判別できる様になっており、そのモードに従う目盛を
読んでもらう方式となっている。この指針テスターは1
つの指針を2つ以上の機能の表示に切り換えて使用した
はしりである。また1つの指針を2つ以上の機能の表示
に切り換えて使用する小型な指針式表示機器の代表とし
て指針表示式電子時計があげられる。
近年、指針表示式電子時計においてもデジタル表示式
電子時計と同様に種々の機能が付加され、多機能化が進
み実現されている。既に商品化されたものとしてアラー
ム機能付指針表示式電子時計、クロノ機能付指針表示式
電子時計、タイマー機能付指針表示式電子時計などがあ
る。
そして、さらにニーズとして多くの機能を1つの指針
表示式電子時計に付したものがあげられているが、限ら
れたスペースの中で指針を増やして多針にするにも限度
がある。
そこで1つの指針を2つ以上の機能の表示に切り換え
て使用する指針表示式電子時計が考えだされた。
以下、1つの指針を2つ以上の機能表示に切り換える
従来の技術に基づく指針式表示機器の一例として従来の
指針表示式電子時計を第9図、第10図、第11図を参照し
ながら説明する。
本従来例はクロノ1/10秒、クロノ秒、クロノ分、クロ
ノ時が表示されるクロノ機能付の指針表示式電子時計で
あり、クロノ秒とクロノ分は各々に対してクロノ秒針と
クロノ分針が用意されているがクロノ1/10秒とクロノ時
の2つの機能に対しては1つの指針にて切り換えて使用
する。この切り換えて使用する指針は、クロノ計測時間
が60分未満のモード時にはクロノ1/10秒を表示し、また
60分以上のモード時にはクロノ時を表示する仕様であ
る。
また、クロノ計測時間が9時間59分59秒の次の1秒に
て再び表示は0分0秒0に戻るがそのとき再び指針の表
示機能は切り換えられて元のクロノ1/10秒の表示に戻る
ものとする。そして、クロノ停止後クロノ計測時間が60
分未満のモードでクロノ1/10秒として目盛を読めば良い
のか、60分以上のモードでクロノ時として目盛を読めば
良いのかをユーザーに正しく判別してもらうためにモー
ド針を設けてある。
まず第9図、第10図について説明する。第9図は従来
の指針表示式電子時計の顔である文字板900及び指針を
表わした図であり、第10図はその一部を拡大した図であ
る。文字板900の上に、通常時刻表示用の時針91、分針9
2、秒針93が中心に取り付けてあり、そのまわりに小針
としてクロノ秒表示用のクロノ秒針94、クロノ分表示用
のクロノ分針95、クロノ1/10秒及びクロノ時表示用の切
換針96、そしてモード表示用のモード針97が取り付けら
れている。第10図で拡大して示すが如く前記切換針96が
指示する文字板900の周辺部分には、一番外側にクロノ1
/10秒の単位を読み取るために必要な数字であるクロノ1
/10秒用数字98が配され、その内側にクロノ時の単位を
読み取るために必要な数字であるクロノ時用数字99が配
され、一番内側にクロノ1/10秒用とクロノ時用に共用す
る目盛90が配されている。
第11図は従来の指針表示式電子時計の回路ブロック線
図であり、第9図と同一表示には同一番号を付してその
説明を省略する。第11図において、1は時間基準源であ
り、時間基準信号P1(32768Hz)を発生する。2は時刻
用分周回路であり、通常時刻用の基準を作るために前記
時間基準源1からの時間基準信号P1を入力として複数段
の分周器より成り1Hzの通常駆動用のパルスの周期及び
パルス幅を作り出すための時刻用分周信号P2の信号群を
出力する。11は通常時刻信号発生回路であり、前記時刻
用分周回路2からの所定の時刻用分周信号P2に基づき1H
zの通常時刻用の通常時刻パルスP11を出力する。16は第
1駆動回路であり、前記通常時刻パルスP11に基づき通
常時刻駆動用の通常時刻駆動信号P16を出力する。該通
常時刻駆動信号P16は第1のモータ21に供給される事に
より、第1のモータ21に連動する前記秒針93を駆動し
て、秒針93と輪列機構によりメカ的に連動する前記分針
92及び前記時針91と合わせて通常時刻表示を行なう。
4はスイッチ回路であり、スタート・ストップスイッ
チ41、チャタリング防止回路42とトグルタイプ−フリッ
プフロップ43(T入力端子への立ち上がり信号にて動
作:以下T−FFとする)より構成される。スタート・ス
トップスイッチ41は外部操作部材に連動しており、クロ
ノのスタート操作及びストップ操作をするごとにスター
ト・ストップ信号P41を出力する。チャタリング防止回
路42は前記スタート・ストップ信号P41を入力とし、ス
タート・ストップスイッチ41のメカ的なチャタリングを
排除したワンショット信号P42をクロノのスタート操作
及びストップ操作ごとに出力する。T−FF43のT入力端
子には前記ワンショット信号P42が入力され、Q出力端
子からはクロノ・ストップ状態で“L"レベルの、またク
ロノ・スタート状態で“H"レベルのスイッチ信号P4が出
力される。そして、このスイッチ信号P4はクロノのスタ
ート操作及びストップ操作ごとにレベルは反転する。
30はクロノ用回路であり、クロノ用分周回路3とINV3
1とデータ・タイプ・フリップフロップ32(T入力端子
への信号の立ち上がりタイミングにてD入力端子のデー
タ情報を読み込む:以下D−FF)より構成される。クロ
ノ用分周回路3は、クロノ用の基準を作るために複数段
の分周器より構成されている。前記クロノ用分周回路3
の入力端子Iには前記時間基準源1からの時間基準信号
P1が入力され、リセット端子Rは前記D−FF32からのク
ロノ用分周許可信号P32により制御される。すなわち、
クロノ・ストップ状態では“H"レベルのクロノ用分周許
可信号P32に基づき分周器はリセットされて分周動作は
行なわれずにクロノ用分周信号P3と16Hz分周信号P34
出力は停止し、クロノ・スタート状態では“L"レベルの
クロノ用分周許可信号P32に基づき、分周動作が行なわ
れ、クロノ秒用、クロノ分用、クロノ1/10秒用、クロノ
時用のパルス周期及びパルス幅を作り出すためのクロノ
用分周信号P3の信号群及び16Hz分周信号P34は出力す
る。またD−FF32はT入力端子への信号の立ち上がりタ
イミングにてD入力端子のデータ情報を読み込む。D入
力端子には前記スイッチ信号P4の反転信号が入力され、
T入力端子には前記16Hz分周信号P34が入力され、リセ
ット端子のR入力端子には前記スイッチ信号P4が入力さ
れる。
12はクロノ秒信号発生回路であり、クロノ・スタート
状態では前記クロノ用分周回路3からの所定のクロノ用
分周信号P3に基づき1Hzのクロノ秒用のクロノ秒パルスP
12を出力する。17は第2駆動回路であり、クロノ・スタ
ート状態では前記クロノ秒パルスP12に基づきクロノ秒
駆動用のクロノ秒駆動信号P17を出力する。該クロノ秒
駆動信号P17は第2のモータ22に供給される事により、
第2のモータ22に連動する前記クロノ秒針94を駆動して
クロノ秒表示を行なう。
13はクロノ分信号発生回路であり、クロノ・スタート
状態では前記クロノ用分周回路3からの所定のクロノ用
分周信号P3に基づき1分周期でクロノ分用のクロノ分パ
ルスP13を出力する。18は第3駆動回路であり、クロノ
・スタート状態では前記クロノ分パルスP13に基づきク
ロノ分駆動用のクロノ分駆動信号P18を出力する。該ク
ロノ分駆動信号P18は第3のモータ23に供給される事に
より、第3のモータ23に連動する前記クロノ分針95を駆
動してクロノ分表示を行なう。
14はクロノ1/10秒信号発生回路であり、クロノ・スタ
ート状態では前記クロノ用分周回路3からの所定のクロ
ノ用分周信号P3に基づき10Hzのクロノ1/10秒用のクロノ
1/10秒パルスP14を出力する。15はクロノ時信号発生回
路であり、クロノ・スタート状態では前記クロノ用分周
回路3からの所定のクロノ用分周信号P3に基づき1時間
周期でクロノ時用のクロノ時パルスP15を出力する。
5はモード制御回路であり、60進計数部51と10進計数
部52とデータ・タイプフリップフロップ53(以下D−F
F)より構成されている。60進計数部51は前記クロノ分
信号発生回路13からのクロノ分パルスP13に基づいて“6
0"をカウントするとワンショットのクロノ60分信号P51
を出力する。すなわち、該クロノ60分信号P51はクロノ
・スタート状態では60分ごとに出力される。10進計数部
52は前記クロノ時信号発生回路15からのクロノ時パルス
P15に基づいて“10"をカウントするとワンショットのク
ロノ10時間信号P52を出力する。すなわち、該クロノ10
時間信号P52はクロノ計測時間が9時間59分59秒の次の
1秒後のクロノ10時間となった時に再び表示を0分0秒
0に戻しクロノ計測時間が60分未満のモードに戻すタイ
ミングを管理するものである。D−FF53は、D入力端子
はVdd端子に接続されており、T入力端子には前記クロ
ノ60分信号P51が入力され、R入力端子には前記クロノ1
0時間信号P52が入力され、Q出力端子からモード切換信
号P5を出力する。
すなわち、クロノをスタートとしてクロノ計測時間が
60分までの間は前記クロノ60分信号P51及び前記クロノ1
0時間信号P52は出力されずモード切換信号P5は初期レベ
ルの“L"レベルであり、クロノ計測時間が60分に達する
とクロノ60分信号P51が出力されD−FF53は“H"レベル
を読み込みモード切換信号P5は“L"レベルから“H"レベ
ルとなり、その後60分ごとにクロノ60分信号P51は出力
されるがクロノ計数時間が10時間となるまでの間はモー
ド切換信号P5は“H"レベルのままである。そして、クロ
ノ計数時間が10時間に達すると前記クロノ10時間信号P
52及び前記クロノ60分信号P51は同時に出力されるがD
−FF53は立ち上がり動作のため必ずリセットが勝りモー
ド切換信号P5は“H"レベルから“L"レベルになる。以
下、モード切換信号P5はこの繰り返しである。
7はセレクタであり、C端子への入力が“L"レベルの
ときA入力がQ端子から出力され、又C端子への入力が
“H"レベルのときB入力がQ端子から出力される。前記
セレクタ7の入力端子Aには前記クロノ1/10秒信号発生
回路14からのクロノ1/10秒パルスP14が入力され、入力
端子Bには前記クロノ時信号発生回路15からのクロノ時
パルスP15が入力され、さらにコントロール端子Cは前
記モード制御回路5からのモード切換信号P5により制御
され、クロノ計測時間が60分未満のモードではクロノ1/
10秒パルスP14が出力され、又60分以上のモードではク
ロノ時パルスP15が出力される。
19は第4駆動回路であり、前記セレクタ7からの出力
信号に基づきクロノ1/10秒及びクロノ時駆動用の共用駆
動信号P19を出力する。該共用駆動信号P19は第4のモー
タ24に供給される事により、第4のモータ24に連動する
前記切換針96を駆動する。
6はモード信号発生回路であり、前記クロノ用分周回
路3からの所定のクロノ用分周信号P3と前記モード制御
回路5からのモード切換信号P5を入力とし、前記モード
切換信号P5の立ち上がりタイミング及び立ち下がりタイ
ミングに従いモード表示用のモードパルスP6を出力す
る。すなわち、モードが切り換わるごとにモードパルス
P6は出力される。
20は第5駆動回路であり、前記モードパルスP6に基づ
きモード表示駆動用のモード表示駆動信号P20を出力す
る。該モード表示駆動信号P20は第5のモータ25に供給
される事により、第5のモード25に連動する前記モード
針97を駆動して、モード表示を行なう。
次に上記構成を有する指針表示式電子時計の動作を説
明する。まず文字板900の中心に取り付けられた時針9
1、分針92、秒針93は通常時刻系の回路は常時動作して
おり、通常時刻表示を行なう。次にクロノ機能について
たが、クロノ・ストップ状態では前記スイッチ回路4か
らのスイッチ信号P4が“L"レベルのために前記クロノ用
分周許可信号P32は“H"レベルであり、クロノ用分周回
路3は分周動作せずクロノ用分周信号P3が出力されない
のでクロノ系の回路は動作せず、その結果クロノ秒針9
4、クロノ分針95、切換針96、モード針97は停止したま
まである。そこで、外部操作部材によりクロノスタート
操作を行なうと前記スイッチ信号P4は“L"レベルから
“H"レベルとなりD−FF32ではリセット動作が行なわれ
クロノ用分周許可信号P32は“H"レベルから“L"レベル
となり、クロノ用分周回路3は分周動作を開始しクロノ
用分周信号P3を出力する。そして、クロノ用分周信号P3
に基づきクロノ秒信号発生回路12、クロノ分信号発生回
路13、クロノ1/10秒信号発生回路14、クロノ時信号発生
回路15が動作する。クロノ計測時間が60分未満のモード
では、前記モード切換信号P5は“L"レベルでありセレク
タ7ではクロノ1/10秒パルスP14が選ばれて出力されて
おり該クロノ1/10秒パルスP14に従い切換針96は10Hzで
駆動されクロノ1/10秒表示を行ない、クロノ分針95及び
クロノ秒針94と合わせてクロノの分、秒、1/10秒の表示
を行なう。また、このモードではモード針97は“1/10SE
C"を指して切換針96がクロノ1/10秒表示である事を示
す。やがてクロノ計測時間が60分になると前記モード制
御回路5からのモード切換信号P5は“L"レベルが“H"レ
ベルとなり、その瞬間に前記モード信号発生回路6から
モードパルスP6が出力され、それに従いモード針97が駆
動され、今度は“HOUR"を指す。
ここで、セレクタ7は“H"レベルのモード切換信号P5
によりクロノ時パルスP15が選ばれて出力されておりク
ロノ時パルスP15に従い切換針96は1時間周期で駆動さ
れクロノ時表示を行ない、クロノ分針95及びクロノ秒針
94と合わせてクロノの時、分、秒の表示を行なう。ま
た、このクロノ計測時間が60分以上のモードではモード
針97は“HOUR"を指して切換針96がクロノ時表示である
事を示す。
ここで、クロノ計測時間がさらに進み10時間となると
前記モード切換信号P5は“H"レベルから“L"レベルに戻
り、その瞬間に前記モード信号発生回路6からモードパ
ルスP6が出力され、それに従いモード針97が駆動され、
再び“1/10SEC"を指す。すなわちクロノ計測時間が60分
未満のモードに戻り、切換針96は再びクロノ1/10秒表示
となり、クロノ分針95及びクロノ秒針94と合わせてクロ
ノの分、秒、1/10秒の表示を行なう。また、いずれのモ
ードにおいても外部操作部材によってクロノ・ストップ
操作ができ、その操作により前記スイッチ信号P4は“H"
レベルから“L"レベルとなり、前記16Hz分周信号P34
タイミングに従いD−FF32は“H"レベルとなるので駆動
信号が出力されていない時にクロノ用分周回路3が分周
動作を停止し、それに基づいてクロノ用の指針が停止す
るので測定したクロノ計測時間を読み取ることができ
る。
以上説明したごとく従来の指針表示式電子時計では、
2つの機能であるクロノ1/10秒機能とクロノ時機能とを
切り換えて表示する切換針96に対する目盛90がクロノ1/
10秒用とクロノ時用を共用するために切換針96だけでは
クロノ1/10秒用数字98を読み取れば良いのかクロノ時用
数字99を読み取れば良いのか判別できない。そこで、モ
ード針97を設けた事により切換針96の目盛90の数字の読
み方として、クロノ計測時間が60分未満のモードでモー
ド針97が、“1/10SEC"を指している時にはクロノ1/10秒
用数字98を、又、クロノ計測時間が60分以上のモードで
モード針97が“HOUR"を指している時にはクロノ時用数
字99を読み取れば良く、ユーザーに正しく判断してもら
える。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のごとく従来の指針表示式電子時計では、2つの
機能を切り換えて表示する切換針96に対する目盛90及び
数字であるクロノ1/10秒用数字98とクロノ時用数字99が
同じ位置を占めるために読み取り判別表示手段であるモ
ード針97なしではクロノ1/10秒用数字98を読み取れば良
いのか、クロノ時用数字99を読み取れば良いのか判別で
きない。ところが昨今の市場での時計低価格化に伴ない
多機能が搭載された指針表示式電子時計と言えども価格
競争がきびしくコストダウンが要求されており、読み取
り判別だけのための表示手段であるモード針97及び該モ
ード針97とその駆動制御手段によるコスト・アップは大
きな問題であった。
また、その他の指針式表示機器について考えてみる
と、指針式テスターにおいても読み取り判別表示手段と
してのモードを示すレンジつまみによるコスト・アップ
も同様である。
本発明は以上のような問題点を解消させ、複数の機能
を切り換えて表示する指針を有する低コストでかつ視認
性の良い指針式表示機器を提供することを目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は、第1の機能の表
示値と第2の機能の表示値とを切り換え表示する指針
と、該指針が取り付けられ第1の機能用の目盛又は記号
と第2の機能用の目盛又は記号とを有する文字板と、前
記指針の駆動装置を備え、前記駆動装置は、前記指針の
表示を第1の機能の表示値から第2の機能の表示値に切
り換えることに連動してモード切換信号を発生するモー
ド制御回路と、前記モード制御信号が第1の状態をとる
時には第1の機能信号を、また前記モード切換信号が第
2の状態をとる時には第2の機能信号を出力する駆動制
御回路と、現在出力されている機能信号に基づき駆動信
号を出力する駆動回路と、該駆動回路からの駆動信号を
入力とし、前記指針に連動するパルスモータとを備える
と共に、前記文字板の上の第1の機能用の目盛又は記号
と第2の機能用の目盛又は記号とは実質的に同じ位置を
占めないように配置されていることを特徴とする。
また前記指針は前記目盛又は記号のうち現在選択され
ている機能に対応するものの位置に停留させられている
ことを特徴とする。
また前記駆動制御回路は、前記指針を現在選択されて
いる方の機能に対応する目盛又は記号の位置に比較的長
時間停留させ、現在選択されてない方の機能に対応する
目盛り又は記号の位置を比較的短時間で通過させるよう
前記駆動信号の生起間隔を制御する機能を備えているこ
とを特徴とする。
また前記第1の機能に対応する目盛り又は記号と、前
記第2の機能に対応する目盛り又は記号とは基準点の位
置が共有されていることを特徴とする。
また前記第1の機能と前記第2の機能とは、時間間隔
の異なる複数の時刻系情報の表示機能であることを特徴
とする。
また前記第1の機能と前記第2の機能とは、互いに異
なる次元を持つ複数の物理量を表示する機能であること
を特徴とする。
また第1の機能の表示値と第2の機能の表示値とを切
り換え表示する指針と、該指針が取り付けられ第1の機
能用の目盛又は記号と第2の機能用の目盛又は記号とを
有する文字板と、前記指針の駆動装置を備えた表示機器
において、前記駆動装置は、第1の機能信号を発生する
第1の機能信号発生回路と、第2の機能信号を発生する
第2の機能信号発生回路と、前記指針の表示を第1の機
能の表示値から第2の機能の表示値に切り換えるためモ
ード切り換え信号を発生するモード制御回路と、前記モ
ード切換信号が第1の状態をとる時には第1の機能信号
に、また前記モード切換信号が第2の状態をとる時には
第2の機能信号に基づき相異なる駆動制御信号を選択的
に出力する駆動制御回路と、前記駆動制御信号に基づき
駆動信号を出力する駆動回路と、該駆動回路からの駆動
信号を入力とし前記指針に連動するパルスモータとを備
えると共に、前記文字板の上の第1の機能用の目盛又は
記号と第2の機能用の目盛又は記号とは同じ位置を占め
ないように配置されていることを特徴とする。
また前記駆動制御信号は前記目盛又は記号のうち現在
選択されている機能に対応するものの位置に比較的長時
間停留させ、現在選択されていない機能に対応するもの
の位置には比較的短時間停留させるようにその生起時間
間隔を制御されていることを特徴とする。
〔作用〕
本発明は1本の指針を用いて、その指針の可動領域
(即ちその指針の停止位置によって物理量等の情報を指
示することが可能である指針の回転角度を範囲である)
内に複数の情報を表わす複数種類の系列の目盛又は記号
を、それらが本質的に重ならないように(例えば目盛又
は記号は複数種類の系列を構成するそれぞれの要素とな
っており、そして各要素はそれが属している系列の情報
の中での量の大小関係などの特定の順序に並べられ、か
つ各系列に属する要素がひとつづつ交互に配置されてい
る状態で)配置する。そして該指針の停止位置を視認す
ることによって、指針が指示しているのがいずれの系列
に属する情報であるか、またその系列の情報の中で如何
なる量又は順序を示しているかを容易に判断できるよう
にするための、指針に連動するパルスモータの駆動制御
回路を指針式表示装置に備えたことが本発明の骨子であ
る。
〔実施例〕
以下本発明を添付図面に示す各実施例に基づいて詳細
に説明する。
(第1実施例) 本実施例はクロノグラフ(ストップウォッチ)機能付
の指針式電子時計であり、その表示面は第1図のような
外観を呈し、指針の一つが第2図に示すように時間間隔
の計測における秒の端数と、計測時間が何時間にもわた
った場合の時関数とのうちのいずれかを選択して示す機
能を有している(以下「クロノグラフ」を「クロノ」と
略記する)。即ち、クロノ1/10秒、クロノ秒、クロノ
分、クロノ時が表示されるクロノ機能付の指針表示式電
子時計であり、クロノ秒とクロノ分は各々に対してクロ
ノ秒針とクロノ分針が用意されているがクロノ1/10秒と
クロノ時の2つの機能に対しては1つの指針にて切り換
えて使用する。この切り換えて使用する指針は、クロノ
計測時間が60分未満のモード時にはクロノ1/10秒が表示
され、また60分以上のモード時にはクロノ時が表示され
る仕様であり、また、クロノ計測時間が9時間59分59秒
の次の1秒にて再び表示は0分0秒0に戻り切り換えて
使用する指針はやはりクロノ1/10秒の表示に戻るものと
する(これらの仕様は前記従来例と共通である)。
(第1実施例の機構部の説明) 第1図は、本発明による指針表示式電子時計の顔であ
る文字板100及び指針を表わした図であり、第2図は第
1図の文字板100の一部を拡大した図である。文字板100
の上に、通常時刻表時用の時針91、分針92、秒針93が中
心に取り付けてあり、そのまわりに小針としてクロノ秒
表示用のクロノ秒針94、クロノ表示分用のクロノ分針9
5、クロノ1/10秒及びクロノ時表示用の切換針101が取り
付けられている。第2図で拡大して示すが如く、前記切
換針101が取り付けられた文字板100の周辺部には、一番
外側にクロノ1/10秒の単位を読み取るために必要な記号
であるクロノ1/10秒用数字102が配され、その内側にク
ロノ時の単位を読み取るために必要な記号であるクロノ
時用数字103が配され、その内側にクロノ1/10秒の目盛
であるクロノ1/10秒用の目盛であるクロノ1/10秒用目盛
104が前記クロノ1/10秒用数字102の位置に合わせて配さ
れ、又、クロノ時用の目盛であるクロノ時用目盛105が
前記クロノ時用数字103の位置に合わせて配されてい
る。また数字が“0"であるクロノ1/10秒機能とクロノ時
機能に共用される共用数字106が真上の位置に配され、
該共用数字106の目盛である共用目盛107が前記共用数字
106の位置に合わせて配されている。
すなわち、第1の機能であるクロノ1/10秒用の目盛で
あるクロノ1/10秒用目盛104及び数字であるクロノ1/10
秒用数字102と、第2の機能であるクロノ時用の目盛で
あるクロノ時用目盛105及び数字であるクロノ時用数字1
03とが共通の基準又は原点となるものを除いてはお互い
いずれの目盛又は数字も同じ角位置を占めない様に配せ
られている。
(第1実施例の回路部の構成および機能の説明) 第3図は本発明による指針表示式電子時計の回路ブロ
ック線図であり、文字板100及び切換針101は第1図にお
いて説明した同一番号のものと同じであり説明を省略す
る。また、第3図の回路ブロック線図において従来の指
針表示式電子時計の回路ブロック線図の第11図と同一要
素には同一番号を付し説明を省略する。以下、第3図に
於いて第11図と異なる部分について説明する。
8は駆動制御回路であり、入力端子Gには前記クロノ
用分周回路3からのクロノ用分周信号P3の一部である12
8Hz分周信号P33が入力され、入力端子Eには前記クロノ
1/10秒信号発生回路14からのクロノ1/10秒パルスP14
入力され、入力端子Fには前記クロノ時信号発生回路15
からのクロノ時パルスP15が入力され、さらに入力端子
Hに前記モード制御回路5からのモード切換信号P5が入
力される。そして、入力端子Hへのモード切換信号P5
制御に基づき、前記機能の一方が選択されているとき前
記切換針101が他方の機能に対応する目盛又は数字の位
置に長時間停止することのない様に不等間隔の駆動制御
信号P8を出力端子Qから出力する。
26は第4駆動回路であり、前記駆動制御信号P8に基づ
きクロノ1/10秒及びクロノ時駆動用の駆動信号P26を出
力する。該駆動信号P26は第4のモータ27に供給される
事により、第4のモータ27に連動する前記切換針101を
駆動する。
次に駆動制御回路8のさらに詳細な構成を第4図を参
照しながら説明する。
駆動制御回路8は、セレクタ80とセット付データタイ
プ・フリップフロップ81、85、86(以下SD−FF)とセッ
ト・リセットタイプ・ラッチ83、89(以下SR−ラッチ)
とINV84とAND87とOR800、888と8ms計数部82と12ms計数
部88により構成されている。
セレクタ80は、C端子への入力が“L"レベルのときA
入力がQ端子から出力され、又C端子への入力が“H"レ
ベルのときB入力がQ端子から出力される。セレクタ80
の入力端子Aは前記入力端子Eに接続されているので前
記クロノ1/10秒信号発生回路14からのクロノ1/10秒パル
スP14が入力される。セレクタ80の入力端子Bは前記入
力端子Fに接続されているので前記クロノ時信号発生回
路15からのクロノ時パルスP15が入力される。
さらにセレクタ80の入力端子Cは前記入力端子Hに接
続されているので前記モード制御回路5からのモード切
換信号P5の制御により、セレクタ80の出力端子Qからセ
レクタ信号P80として、クロノ計測時間が60分未満のモ
ードではクロノ1/10秒パルスP14が出力され、又60分以
上のモードではクロノ時パルスP15が出力される。
SD−FF81のセット用入力端である入力端子Sには後述
するSR−ラッチ83からの位置補正パルスP83が入力さ
れ、入力端子CKには前記セレクタ信号P80が入力され
る。SD−FF81の入力端子Dは電源端子Vssに接続されて
いるので常に“L"レベルであり、入力端子CKへのセレク
タ信号P80の立ち上がり動作で入力端子Dのデータ(こ
こでは電源端子Vssの“L"レベル)を読み込み、出力端
子Qに“L"レベルの8ms計数許可信号P80を出力し、その
後入力端子Sへの位置補正パルスP83の出力タイミング
に従い前記8ms計数許可信号P81は“L"レベルから“H"レ
ベルとなる。
8ms計数部82の入力端子Iは前記入力端子Gに接続さ
れており、前記クロノ用分周回路3からのクロノ用分周
信号P3の信号群のうち128Hzの128Hz分周信号P33が入力
され、入力端子Rには前記8ms計数許可信号P81が入力さ
れる。8ms計数部82は入力端子Rへの8ms計数許可信号P
81が“L"レベルとなるとその時点から入力端子Iへの12
8Hz分周信号P33の立ち下がりタイミングに従い計数動作
を行ない、8msを計数すると出力端子Qから“H"レベル
の8ms計数信号P82を出力する。
SR−ラッチ83はセット・リセットタイプ・ラッチであ
り、セット用入力端である入力端子Sへの信号によって
出力端子Qが“H"レベルとなり、又、リセット入力端で
ある入力端子Rへの信号によって出力端子Qが“L"レベ
ルとなる。SR−ラッチ83の入力端子Sには前記8ms計数
信号P82が入力され、入力端子Rは前記入力端子Gに接
続されているので前記クロノ用分周回路3からのクロノ
用分周信号P3の信号群のうち128Hzの128Hz分周信号P33
が入力され、出力端子Qからは機能の一方が選択されて
いるとき前記切換針101が他方の機能に対応する目盛又
は数字の位置に長時間停止することがない様にするため
の位置補正パルスP83を出力する。
OR800の一方の入力端子には前記セレクタ信号P80が入
力され、他方の入力端子には前記位置補正パルスP83
入力され、出力端子から不等間隔の不等間隔パルスP800
を出力する。
INV84の入力端子は前記入力端子Hに接続されている
ので前記モード制御回路5からのモード切換信号P5が入
力され、出力端子から反転モード切換信号P84が出力さ
れる。
SD−FF85のセット用入力端である入力端子Sには後述
するSR−ラッチ89からのモード切換補正パルスP89が入
力され、入力端子CKは前記入力端子Hに接続されている
ので前記モード制御回路5からのモード切換信号P5が入
力される。SD−FF85の入力端子Dは電源端子Vssに接続
されているので常に“L"レベルであり、入力端子CKへの
モード切換信号P5の立ち上がり動作すなわちモード機能
がクロノ計測時間の60分未満モード(クロノ1/10秒機
能)から60分以上モード(クロノ時機能)に切り換わっ
た瞬間に入力端子Dのデータ(ここでは電源端子Vssの
“L"レベル)を読み込み、出力端子Qに“L"レベルの60
分以上移行信号P85を出力し、その後入力端子Sへのモ
ード切換補正パルスP89の出力タイミングに従い前記60
分以上移行信号P85は“L"レベルから“H"レベルとな
る。
SD−FF86のセット用入力端子である入力端子Sには後
述するSR−ラッチ89からのモード切換補正パルスP89
入力され、入力端子CKは前記反転モード切換信号P84
入力される。SD−FF86の入力端子Dは電源端子Vssに接
続されているので常に“L"レベルであり、入力端子CKへ
の反転モード切換信号P84の立ち上がり動作すなわちモ
ード機能がクロノ計測時間の60分以上モード(クロノ時
機能)から60分未満モード(クロノ1/10秒機能)に切り
換った瞬間に入力端子Dのデータ(ここでは電源端子Vs
sの“L"レベル)を読み込み、出力端子Qに“L"レベル
の60分未満移行信号P86を出力し、その後入力端子Sへ
のモード切換補正パルスP89の出力タイミングに従い前
記60分未満移行信号P86は“L"レベルから“H"レベルと
なる。
AND87の一方の入力端子に前記60分以上移行信号P85
入力され、他方の入力端子には前記60分未満移行信号P
86が入力され、60分以上移行信号P85あるいは60分未満
移行信号P86のいずれか一方が“L"レベルの時に出力端
子から“L"レベルの12ms計数許可信号P87を出力し、そ
の後の後述するSR−ラッチ89からのモード切換補正パル
スP89の出力タイミングに従い前記12ms計数許可信号P87
は“L"レベルから“H"レベルとなる。
12ms計数部88の入力端子Iは前記入力端子Gに接続さ
れており、前記クロノ用分周回路3からのクロノ用分周
信号P3の信号群のうち128Hzの128Hz分周信号P33が入力
され、入力端子Rには前記12ms計数許可信号P87が入力
される。12ms計数部88は、入力端子Rへの12ms許可信号
P87が“L"レベルとなるとその時点から入力端子Iへの1
28Hz分周信号P33の立ち下がりタイミングに従い計数動
作を行ない、12msを計数すると出力端子Qから“H"レベ
ルの12ms計数信号P88を出力する。
SR−ラッチ89はセット・リセットタイプ・ラッチであ
り、セット用入力端である入力端子Sへの信号によって
出力端子Qが“H"レベルとなり、又、リセット入力端で
ある入力端子Rへの信号によって出力端子Qが“L"レベ
ルとなる。SR−ラッチ89の入力端子Sには前記12ms計数
信号P88が入力され、入力端子Rは前記入力端子Gに接
続されているので前記クロノ用分周回路3からのクロノ
用分周信号P3の信号群のうち128Hzの128Hz分周信号P33
が入力され、出力端子Qからは一方の機能モードから他
方の機能モードに切り換わる時に前記切換針101が他方
の機能モードに対応する目盛又は数字の記るされてある
ずらされた位置に移行するためのモード切換補正パルス
P89を出力する。
OR888の一方の入力端子には前記不等間隔パルスP800
が入力され、他方の入力端子には前記モード切換補正パ
ルスP89が入力され、出力端子から前記機能の一方が選
択されているとき前記切換針101が他方の機能に対応す
る目盛又は数字の位置に長時間停止することがなく、か
つ一方の機能から他方の機能に切り換わる時に前記切換
針101が他方の機能に対応する目盛又は数字の位置に移
行する駆動制御信号P8を出力する。該駆動制御信号P8
前記出力端子Qを介して前記駆動制御回路8から出力さ
れる。
(第1実施例の回路部の動作の説明) 次に上記構成を有する指針表示式電子時計の動作を第
5図〜第8図の主要電圧波形図を参照しながら第3図お
よび第4図の動作説明を行なう。第11図の従来と同じ部
分は説明を省略する。
まず第5図はクロノ計測時間がゼロのストップ状態か
らクロノをスタートさせ、その後クロノがスタートして
間もないクロノ計測時間が60分未満モードの主要電圧波
形図であり、その動作について説明する。
まずt1のタイミングを説明する。外部操作部材により
クロノスタート操作を行なうと前記スイッチ信号P4
“L"レベルから“H"レベルとなり、クロノ用分周回路3
は分周動作を開始し前記128Hz分周信号がP33が出力され
る。
次にt2のタイミングを説明する。クロノ用分周回路3
が分周動作し、クロノ用分周信号P3に基づきクロノ秒信
号発生回路12、クロノ分信号発生回路13、クロノ1/10秒
信号発生回路14、クロノ時信号発生回路15が動作してお
り、このt2のタイミングで前記クロノ1/10秒パルスP14
が出力される。クロノ計測時間が60分未満モードなので
前記モード切換信号P5は“L"レベルでありセレクタ80で
はクロノ1/10秒パルスP14がセレクタ信号P80として選択
出力され、OR800及びOR888を介して前記駆動制御信号P8
として出力される。またセレクタ信号P80の立ち上がり
動作によりSD−FF81は“L"レベルを読み込み“L"レベル
の8ms計数許可信号P81を出力する。
次にt3のタイミングを説明する。前記8ms計数許可信
号P81が“L"レベルとなったt2のタイミングから8msを計
数したt3のタイミングにて“H"レベルの8ms計数信号P82
が出力される。該8ms計数信号P82に基づき前記SR−ラッ
チ83ではセット動作が行なわれ位置補正パルスP83
“H"レベルとなる。該位置補正パルスP83に基づき前記S
D−FF81ではセット動作が行なわれ前記8ms計数許可信号
P81は“L"レベルから“H"レベルとなり、それに伴ない
前記8ms計数部82ではリセット動作が行なわれ一瞬前の
タイミングで立ち上がった8ms計数信号P82が再び“L"レ
ベルとなり結果的に8ms計数信号P82はヒゲ状の信号とな
る。
次にt4のタイミングを説明する。前記位置補正パルス
P83が“H"レベルとなったt3のタイミングの後に前記128
HzパルスP33が始めて“H"レベルとなった事により前記S
R−ラッチ83ではリセット動作が行なわれ位置補正パル
スP83が“H"レベルから“L"レベルとなる。
すなわち位置補正パルスP83としては、t3のタイミン
グからt4のタイミングの間の4msの上向きパルスであ
り、OR800及びOR888を介して前記駆動制御信号P8として
出力される。
ここで、第5図の主要電圧波形図における駆動制御信
号P8に基づく前記切換針101の動きを目盛及び数字が図
示された第2図を参照しながら説明する。初めt1のタイ
ミングまではクロノ計測時間がゼロのストップ状態では
切換針101は共用数字106の“0"の位置を指している。
次にt2のタイミングから出力される駆動制御信号P8
基づき切換針101はクロノ時用数字103のうちの“1"に移
動するが、すぐ後のt3のタイミングに出力される駆動制
御信号P8に基づき切換針101はクロノ1/10秒用数字102の
“0.1"の位置に移動するため、t2のタイミングからt3の
タイミングまでわずか8msであり切換針101の8msの間し
かクロノ時用数字103の“1"の位置に停止しておらず人
間の目には切換針101が共用数字106の“0"からクロノ1/
10秒用数字102の“0.1"に一遍に移動したように見え
る。第5図の主要電圧波形図以後もクロノ計測時間が60
分未満モードが持続している間は同様であり切換針101
は前記クロノ1/10秒用パルスP14の出力タイミングに従
いクロノ1/10秒用数字102の“0.1"、“0.2"、“0.3"、
・・・“0.9"の位置を移動して行く様に人間の目には見
える。
次に第6図はクロノ計測時間が59分59秒9から1時間
00分00秒になる。すなわちクロノ計測時間が60分未満モ
ードから60分以上モードに切り換わる時の主要電圧波形
図であり、その動作について説明する。
まずt5、t6、t7のタイミングは、第5図におけるt2、
t3、t4のタイミングにおける動作と同じなので説明を省
略する。またt8、t10、t11のタイミングも第5図におけ
るt2、t3、t4のタイミングにおける動作と同じなので説
明を省略する。
次にt9のタイミングを説明する。前記クロノ分パルス
P13に基づきモード制御回路5の60進計数部51ではクロ
ノ計数時間が60分となったことを検出しクロノ60分信号
P51を出力し、該クロノ60分信号P51に基づきD−FF53で
は“H"レベルを読み込みモード切換信号P5は“L"レベル
から“H"レベルとなる。モード切換信号P5が立ち上がる
事によりSD−FF85では“L"レベルを読み込み“L"レベル
の60分以上移行信号P85を出力し、該60分以上移行信号P
85に基づきAND87からは“L"レベルの12ms計数許可信号P
87を出力する。
次にt12のタイミングを説明する。前記12ms計数許可
信号P87が“L"レベルとなったt9のタイミングから12ms
を計数したt12のタイミングにて“H"レベルの12ms計数
信号P88が出力される。該12ms計数信号P88に基づき前記
SR−ラッチ89ではセット動作が行なわれモード切換補正
パルスP89が“H"レベルとなる。該モード切換補正パル
スP89に基づき前記SD−FF85ではセット動作が行なわれ6
0分以上移行信号P85及び前記12ms計数許可信号P87
“L"レベルから“H"レベルとなり、それに伴ない前記12
ms計数部88ではリセット動作が行なわれ一瞬前のタイミ
ングで立ち上がった12ms計数信号P88が再び“L"レベル
となり結果的に12ms計数信号P88はヒゲ状の信号とな
る。
次にt13のタイミングを説明する。前記モード切換補
正パルスP89が“H"レベルとなったt12のタイミングの後
に前記128HzパルスP33が初めて“H"レベルとなった事に
より前記SR−ラッチ89ではリセット動作が行なわれモー
ド切換補正パルスP89が“H"レベルから“L"レベルとな
る。
すなわちモード切換補正パルスP89は、t12のタイミン
グからt13のタイミングの間の4msの上向きパルスであ
り、OR888を介して前記駆動制御信号P8として出力され
る。
ここで、第6図の主要電圧波形図における駆動制御信
号P8に基づく前記切換針101の動きを目盛及び数字が図
示された第2図を参照しながら説明する。初めt5のタイ
ミングの直前の状態ではクロノ計測時間が59分59秒8で
切換針101はクロノ1/10秒用数字102のうちの“0.8"の位
置を指している。
次にt5のタイミングから出力される駆動制御信号P8
基づき切換針101はクロノ時用数字103のうちの“9"に移
動するが、すぐ後のt6のタイミングに出力される駆動制
御信号P8に基づき切換針101はクロノ1/10秒用数字102の
“0.9"の位置に移動するため、t5のタイミングからt6の
タイミングまでわずか8msであり切換針101は8msの間し
かクロノ時用数字103の“9"の位置に停止しておらず人
間の目には切換針101がクロノ1/10秒用数字102の“0.8"
から“0.9"に一遍に移動した様に見え、またクロノ計測
時間が59分59秒9となったわけである。
同様にt8及びt16のタイミングに出力される駆動制御
信号P8に基づき切換針101がクロノ1/10秒用数字102の
“0.9"から共用数字106の“0"に一遍に移動し、またク
ロノ計測時間が60分00秒0となったわけである。ここで
60分以上モードとなったのでt12のタイミングから出力
される駆動制御信号P8に基づき切換針101が共用数字106
の“0"からクロノ時用数字103の“1"の位置に移動し、
すなわち切換針101が60分以上モード用のクロノ時用目
盛105及びクロノ時用数字103に切り換わりクロノ表示は
1時間00分00秒となる 次に第7図はクロノ計測時間が1時間59分59秒9から
2時間00分00秒0になるクロノ計測時間が60分以上のモ
ードの主要電圧波形図であり、その動作について説明す
る。
まずt14のタイミングを説明する。t14のタイミングで
クロノ計測時間が1時間59分59秒9となり前記クロノ1/
10秒信号発生回路14からクロノ1/10秒パルスP14が出力
されるが、ここでは60分以上モードであり前記モード切
換信号P5が“H"レベルのため前記セレクタ80でクロノ1/
10秒パルスP14がセレクタ信号P80として選択出力され
ず、従って駆動制御信号P8も“L"レベルのままである。
次にt15のタイミングを説明する。このt15のタイミン
グで前記クロノ1/10秒パルスP14及びクロノ時パルスP15
が出力され、モード切換信号P5が“H"レベルでありセレ
クタ80ではクロノ時パルスP15がセレクタ信号P80として
選択出力され、OR800及びOR888を介して前記駆動制御信
号P8として出力される。またセレクタ信号P80の立ち上
がり動作によりSD−FF81は“L"レベルを読み込み“L"レ
ベルの8ms計数許可信号P81を出力する。
次にt16、t17のタイミングは、第5図におけるt3、t4
のタイミングにおける動作と同じなので説明を省略す
る。
ここで、第7図の主要電圧波形図における駆動制御信
号P8に基づく前記切換針101の動きを目盛及び数字が図
示された第2図を参照しながら説明する。初めt14のタ
イミングの直前の状態ではクロノ計測時間が1時間59分
59秒8でt14のタイミングで1時間59分59秒9となる
が、駆動制御信号P8は出力されず、従って切換針101は
駆動されずクロノ時用数字103のうちの“1"の位置を指
したままである。
次にt15のタイミングから出力される駆動制御信号P8
に基づき切換針101はクロノ1/10秒用数字102のうちの
“0.1"に移動するが、すぐ後のt16のタイミングに出力
される駆動制御信号P8に基づき切換針101はクロノ時用
数字103の“2"の位置に移動するため、t15のタイミング
からt16のタイミングまでわずか8msであり切換針101は8
msの間しかクロノ1/10秒用数字102の“0.1"の位置に停
止しておらず人間の目には切換針101がクロノ時用数字1
03の“1"から“2"に一遍に移動した様に見える。第7図
の主要電圧波形図以後のクロノ計測時間が60分以上モー
ドも同様であり切換針101は前記クロノ時用パルスP15
出力タイミングに従いクロノ時用数字103の“2"、
“3"、“4"、・・・“9"の位置を移動して行くように人
間の目には見える。
次に第8図はクロノ計測時間が9時間59分59秒から次
の1秒にて再び表示が0分0秒0に戻る。すなわちクロ
ノ計測時間が60分以上モードから60分未満モードに切り
換わる時の主要電圧波形図であり、その動作について説
明する。
まずt18、t20、t21のタイミングは、第7図におけるt
15、t16、t17のタイミングにおける動作と同じなので説
明を省略する。
次にt19のタイミングを説明する。前記クロノ時パル
スP15に基づきモード制御回路5の10進計数部52ではク
ロノ計数時間が10時間となった事を検出しクロノ10時間
信号P52を出力し、該クロノ10時間信号P52に基づきD−
FF53ではリセット動作が行なわれモード切換信号P5
“H"レベルから“L"レベルとなる。モード切換信号P5
立ち下がる事によりINV84からの反転モード切換信号P84
は立ち上がり、SD−FF86では“L"レベルを読み込み“L"
レベルの60分未満移行信号P86を出力し、該60分未満移
行信号P86に基づきAND87からは“L"レベルの12ms計数許
可信号P87を出力する。
次にt22、t23のタイミングは、第6図におけるt12、t
13のタイミングにおける動作と同じなので説明を省略す
る。
またクロノ計測時間が60分未満モードに移行した後の
t24、t25、t26のタイミングは、第5図におけるt2、t
3、t4のタイミングにおける動作と同じなので説明を省
略する。
ここで、第8図の主要電圧波形図における駆動制御信
号P8に基づく前記切換針101の動き目盛及び数字が図示
された第2図を参照しながら説明する。初めt18のタイ
ミングの直前の状態ではクロノ計測時間が9時間59分59
秒で切換針101はクロノ時用数字103のうちの“9"の位置
を指している。
次にt18のタイミングから出力される駆動制御信号P8
に基づき切換針101はクロノ1/10秒用数字102のうちの
“0.9"に移動するが、すぐ後のt20のタイミングに出力
される駆動制御信号P8に基づき切換針101はクロノ時用
数字103の“10"の位置に移動するため、t18のタイミン
グからt20のタイミングまでわずか8msであり切換針101
は8msの間しかクロノ1/10秒用数字102の“0.9"の位置に
停止しておらず切換針101がクロノ時用数字103の“9"か
ら“10"に一遍に移動し、またクロノ計測時間が10時間0
0分00秒となったわけである。ここで再び60分未満モー
ドに戻ったのでt22のタイミングから出力される駆動制
御信号P8に基づき切換針101がクロノ時用数字103の“1
0"から共用数字106の“0"の位置に移動する。
そして、クロノ計測時間が60分未満モードに移行した
後のt24及びt26のタイミングに出力される駆動制御信号
P8に基づき切換針101が共用数字106の“0"からクロノ1/
10秒用数字102の“0.1"に一遍に移動した様に人間の目
には見える。すなわち切換針101が60分未満モード用の
クロノ1/10秒用目盛104及びクロノ1/10秒用数字102に切
り換わる。
第8図で説明した以後の動作は第5図から第8図で示
した動作を繰り返す。また、いずれのモードにおいても
外部操作部材によってクロノ・ストップ操作ができ、そ
の操作により前記スイッチ信号P4は“H"レベルから“L"
レベルとなり前記16Hz分周信号P34のタイミングに従い
D−FF32は“H"レベルとなりクロノ用分周回路3が分周
動作を停止するので前記位置補正パルスP83が出力され
てからクロノ・ストップとなる様になっており、それに
よって各々のモードでクロノ・ストップがされても切換
針101の各々のモード用あるいは共用の目盛又は数字の
位置で停止し正しいクロノ計測時間が記録される。
またクロノ・ストップ操作にて切換針101が共用数字1
06の“0"の位置に停止した場合には切換針101をクロノ1
/10秒機能として読み取れば良いのか、あるいはクロノ
時機能として読み取れば良いのか判別することができな
いが、その必要がなく問題はない。なぜならば、例えば
クロノ・ストップ操作後にクロノ分針95が“7"の位置
に、またクロノ秒針94が“28"の位置に、また切換針101
が“0"の位置に停止していた場合を考えるとクロノ計測
時間を7分28秒0と読み取っても、あるいは0時間7分
28秒と読み取っても実際のクロノ計測時間である0時間
7分28秒0には相違ないので数字が“0"である共用数字
106及び共用目盛107は同じ位置を占めても問題はなく、
むしろクロノ1/10秒機能とクロノ時機能に共通である数
字“0"の目盛又は数字は同じ位置を占めることが自然で
あり望ましい。
但し、数字“0"の目盛である“▼”印の共用目盛107
をクロノ1/10秒用目盛104のうちの1つとしての“0.0"
とし、目盛を としても、つまり共通の基準となる目盛が1つもなくと
も本願の発明思想として何ら変わりはなく、本願に含ま
れる。また記載の様に第2の共用目盛107のかわりにク
ロノ1/10秒用目盛104のうちの1つとして“0.0"として
も制御回路図は第3図、第4図の制御回路図と全く同じ
回路にて動作する。
すなわち例えば基準となる目盛又は数字など第1の機
能用の目盛又は数字と第2の機能用の目盛又は数字との
一部が同じ位置を占めているものも、第1の機能用の目
盛又は数字と第2の機能用の目盛又は数字とが全て同じ
位置を占めない様に配置されたものも本願に含まれる。
(第2実施例) 前記第1の実施例においては2つの機能が同じ時間測
定機能であるがその測定単位が大幅に異なるものであっ
た。以下に述べる第2実施例は2つの機能表示において
物理的ディメンジョンは異なるが同じオーダーの数字を
扱う場合の具体例であって、かつ各測定の原点(数値の
零点)のみが同じ位置にあり共用されている。第12図を
参照して説明する。
第12図は電流値と電圧値を切り換えて測定表示する事
ができ、電流と電圧の2つのモード(機能)を1つの切
換針によって扇型の文字板にて表示するものである。第
12図において、500は文字板、501は切換針、502は電流
用数字、503は電圧用数字、504は前記電流用数字502の
位置に合わせて配された電流用目盛、505は前記電圧用
数字503の位置に合わせて配された電圧用目盛、506は同
じ位置を占める前記電流用数字502のうちの数字“0"と
前記電圧用数字503のうちの数字“0"との位置に合わせ
て配された2つに共用される共用目盛である。電流用数
字502の最小表示分解能は10アンペアとし、電圧用数字5
03の最小表示分解能は9ボルトとしており、10と9との
最小公倍数の90よりも小さい表示範囲で2つの機能の数
字として同じオーダーのものが使われている。そして、
第12図に示す如く前記文字板500が扇型で2つの機能の
数字が同じオーダーのものであるから電流測定機能には
0アンペア、電圧測定機能に0ボルトと両者に数字“0"
が存在する場合には数字が“0"である目盛又は数字は同
じ位置を占めるのが一層望ましい事がわかる。第12図で
は切換針501は現在電圧用数字503の“36"を指しており3
6ボルトである事を示しており当然モードは電圧測定モ
ードである。尚第12図の様に2つの機能に対応する目盛
や数字が等間隔に配置されず不等間隔に配置してあって
も指針が各々の位置に比較的長時間停留するような回路
構成も、例えば不等間隔目盛位置を記憶させたROMによ
って駆動信号の生起間隔を制御すれば実現容易である。
(他の実施例又は変形例) 前述の2つの実施例ではモード(機能)が2つで目盛
又は数字の配置は交互であったが、モード(機能)が3
つ以上のもの、あるいは各々の関係が交互ではないもの
や一見ランダムに配置されたものも本発明には含まれ
る。尚選択された1つの機能に対応する目盛や数字はそ
れ自体が等間隔に配置される必要はなく、不等間隔に配
置してあってしかも指針がそれらの位置に比較的長時間
停留するような回路構成も、例えば不等間隔目盛位置を
記憶させたROMによって駆動信号の生起間隔を制御すれ
ば実現容易である。
以上本発明の2つの表示形態について実施例を説明し
たが、その他の実施例あるいは変形例について述べてお
く。
(1) 複数の機能に対する目盛又は数字の複数の系列
において、共用する目盛は必ずしも数字“0"に相当する
ものに限られるわけではなく、表示の読み取り易さなど
使用の便宜上で適当な基準値が選ばれる。例えば温度と
湿度とを切り換え表示する例では数字“100"(温度の場
合100℃、湿度の場合100%に対応するので基準性はあ
り、通常気温の場合100℃は起こらないのでまぎれはな
い)を共通にする、また他の例では対数表示される2つ
の量(例えば周波数帯の異なる領域での音圧)において
は数字“1"(対数値はゼロ)を共通表示とするが如きで
ある。
(2) 複数の表示系列は実施例においては“目盛又は
数字”としてあるが、これは厳密に意味を限定されるも
のではなく、記号やシンボルマーク等も目盛の役目をす
るものとして含まれる。
(3) 表示系列の数は3以上であっても視認性を甚だ
しく損なわない限りは良い。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、1つの指針を2つ以上
の機能の表示に切り換えて使用する指針式表示機器にお
いて指針が取り付けられた文字板上の目盛又は数字は第
1の機能用と第2の機能用とが同じ位置を占めない様に
配せられ、目盛又は数字において前記機能の一方が選択
されているとき指針が他方の機能に対応する目盛又は数
字の位置に実質的に停止することのないようにした事で
指針表示式電子時計におけるモード針や指針式テスター
におけるモード表示用のつまみスイッチ等の指針にてい
ずれの機能の目盛又は数字を読み取れば良いかを判別す
るための読み取り判別手段を別途設けること無しで正し
く表示値を読み取る事ができる様になった。この事は2
つ以上の機能を切り換えて使用する指針を有する指針式
表示機器においてコスト・ダウンにつながり、低コスト
な指針式表示機器を供給することができるばかりでな
く、情報の読み誤りの防止や、少数の指針である事によ
り表示スペースの有効活用をすることができる。
さらに基準となる目盛又は数字を同位置に占めさせ共
用とする事で機器のデザイン性の向上および数字や目盛
の配置の複雑化を避け表示を見やすくする効果を生むも
ので応用範囲も広い発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例であるクロノグラフ機能付
指針表示式電子時計の文字板及び指針の平面図、第2図
は第1図の一部を拡大した部分平面図、第3図は第1実
施例の回路ブロック図、第4図は第3図の一部の詳細回
路図、第5図乃至第8図は主要な信号に関する動作のタ
イミングチャート、第9図は従来の指針式表示機器の一
例である指針表示式電子時計の文字板及び指針の平面
図、第10図は第9図の部分拡大平面図、第11図は上記従
来例の回路ブロック図、第12図は本発明の第2実施例の
文字板及び指針の平面図である。 3……クロノ用分周回路、 5……モード制御回路、 8……駆動制御回路、 14……クロノ1/10秒信号発生回路、 15……クロノ時信号発生回路、 100……文字板、 101……切換針、 102……クロノ1/10秒用数字、 103……クロノ時用数字、 104……クロノ1/10秒用目盛、 105……クロノ時用目盛、 106……共用数字、 107、506……共用目盛、 502……電流用数字、 503……電圧用数字、 504……電流用目盛、 505……電圧用目盛、 P3……クロノ用分周信号、 P4……スイッチ信号、 P5……モード切換信号、 P8……駆動制御信号、 P14……クロノ1/10秒パルス、 P15……クロノ時パルス、 P26……駆動信号、 P80……セレクタ信号、 P83……位置補正パルス、 P89……モード切換補正パルス。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の機能の表示値と第2の機能の表示値
    とを切り換え表示する指針と、該指針が取り付けられ第
    1の機能用の目盛又は記号と第2の機能用の目盛又は記
    号とを有する文字板と、前記指針の駆動装置を備え、前
    記駆動装置は、前記指針の表示を第1の機能の表示値か
    ら第2の機能の表示値に切り換えることに連動してモー
    ド切換信号を発生するモード制御回路と、前記モード切
    換信号が第1の状態をとる時には第1の機能信号を、ま
    た前記モード切換信号が第2の状態をとる時には第2の
    機能信号を出力する駆動制御回路と、現在出力されてい
    る機能信号に基づき駆動信号を出力する駆動回路と、該
    駆動回路からの駆動信号を入力とし、前記指針に連動す
    るパルスモータとを備えると共に、前記文字板の上の第
    1の機能用の目盛又は記号と第2の機能用の目盛又は記
    号とは実質的に同じ位置を占めないように配置されてい
    ることを特徴とする指針式表示機器。
  2. 【請求項2】前記指針は前記目盛又は記号のうち現在選
    択されている機能に対応するものの位置に停留させられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の指針式表示機
    器。
  3. 【請求項3】前記駆動制御回路は、前記指針を現在選択
    されている方の機能に対応する目盛又は記号の位置に比
    較的長時間停留させ、現在選択されてない方の機能に対
    応する目盛り又は記号の位置を比較的短時間で通過させ
    るよう前記駆動信号の生起間隔を制御する機能を備えて
    いることを特徴とする請求項2記載の指針式表示機器。
  4. 【請求項4】前記第1の機能に対応する目盛り又は記号
    と、前記第2の機能に対応する目盛り又は記号とは基準
    点の位置が共有されていることを特徴とする請求項1乃
    至3記載の指針式表示機器。
  5. 【請求項5】前記第1の機能と前記第2の機能とは、時
    間間隔の異なる複数の時刻系情報の表示機能であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4記載の指針式表示機
    器。
  6. 【請求項6】前記第1の機能と前記第2の機能とは、互
    いに異なる次元を持つ複数の物理量を表示する機能であ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の指針式
    表示機器。
  7. 【請求項7】第1の機能の表示値と第2の機能の表示値
    とを切り換え表示する指針と、該指針が取り付けられ第
    1の機能用の目盛又は記号と第2の機能用の目盛又は記
    号とを有する文字板と、前記指針の駆動装置を備えた表
    示機器において、前記駆動装置は、第1の機能信号を発
    生する第1の機能信号発生回路と、第2の機能信号を発
    生する第2の機能信号発生回路と、前記指針の表示を第
    1の機能の表示値から第2の機能の表示値に切り換える
    ためモード切り換え信号を発生するモード制御回路と、
    前記モード切換信号が第1の状態をとる時には第1の機
    能信号に、また前記モード切換信号が第2の状態をとる
    時には第2の機能信号に基づき相異なる駆動制御信号を
    選択的に出力する駆動制御回路と、前記駆動制御信号に
    基づき駆動信号を出力する駆動回路と、該駆動回路から
    の駆動信号を入力とし前記指針に連動するパルスモータ
    とを備えると共に、前記文字板の上の第1の機能用の目
    盛又は記号と第2の機能用の目盛又は記号とは同じ位置
    を占めないように配置されていることを特徴とする指針
    式表示機器。
  8. 【請求項8】前記駆動制御信号は前記目盛又は記号のう
    ち現在選択されている機能に対応するものの位置に比較
    的長時間停留させ、現在選択されていない機能に対応す
    るものの位置には比較的短時間停留させるようにその生
    起時間間隔を制御されていることを特徴とする請求項7
    記載の電子時計。
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