JP2711661B2 - エンジンの吸気装置 - Google Patents

エンジンの吸気装置

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JP2711661B2 JP61084884A JP8488486A JP2711661B2 JP 2711661 B2 JP2711661 B2 JP 2711661B2 JP 61084884 A JP61084884 A JP 61084884A JP 8488486 A JP8488486 A JP 8488486A JP 2711661 B2 JP2711661 B2 JP 2711661B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、クランク室予圧式の2サイクルエンジンに
適用される吸気装置に関するものである。 (発明の背景) クランク室予圧式の2サイクルエンジンにおいて燃料
噴射弁から燃料を供給することが考えられている。この
場合クランク室内や吸気管内へ燃料を噴射することが考
えられるが、この場合燃料がクランク室内壁や吸気管内
壁に付着し易く、燃料の霧化が悪くなる。このためエン
ジンの応答性も悪くなるという問題がある。 (発明の目的) 本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、
燃料の霧化を良好にしエンジンの応答性を向上させるこ
とができる2サイクルエンジンの吸気装置を提供するこ
とを目的とする。 (発明の構成) 本発明によればこの目的は、クランク室に開口する吸
気口を掃気通路に合流させたクランク室予圧式の2サイ
クルエンジンにおいて、 前記吸気口と掃気通路との合流部付近のクランク室に
臨むように、クランク軸の中心線方向から見て吸気の流
下方向へ向って凸な2つのリード取付面を持つV型のリ
ード弁を設ける一方、前記吸気口に接続された吸気管を
前記リード弁の上流側でクランク軸の中心線方向から見
て大きく湾曲させ、この湾曲部分の曲率半径が大きい曲
面側の壁に、吸気の流下方向を指向しほぼ前記リード弁
のリード取付面に向って燃料を噴射する燃料噴射弁を設
けたことを特徴とする2サイクルエンジンの吸気装置、
により達成される。 (実施例) 第1図は本発明の一実施例である自動二輪車用2サイ
クル単気筒ガソリンエンジンの概念図である。 この図において符号10はクランクケース、12はシリン
ダ、14はクランク軸、16はピストン、18はコンロッド、
20は点火栓である。22はピストン16により開閉される排
気口であり、この排気口22には排気管24が接続されてい
る。 26はクランクケース14内に開口する吸気口であり、こ
の吸気口26にはリード弁28を介して吸気管30が接続され
ている。この吸気管30の上流側は吸気清浄器32に接続さ
れ、吸気管30の上流側開放端34はこの吸気清浄器32内に
開口している。 36はスロットル弁であって吸気管30内に設けられ、ス
ロットルレバー(図示せず)により開閉される。 38は燃料噴射弁であり、スロットル弁36下流側の吸気
管30に取付けられている。すなわちこの燃料噴射弁38
は、吸気の流下方向を指向しかつほぼリード弁28方向に
向って斜めに燃料を噴射する。この燃料噴射弁38は燃料
ポンプ(図示せず)から圧送される燃料(ガソリン)を
エンジン運転状態に応じて適量だけ吸気管30内に噴射す
る。 40は反射部材であり、吸気管30の上流側開放端34付近
に固定され、吸気流路面積を約1/2に絞る。この反射部
材44は円板状、円環状、半円状、あるいは開放端34に向
って縮径した先細状など種々の形状が可能である。 この実施例によれば、外気はピストン16の上昇に伴う
クランクケース10内の負圧に引かれて吸気清浄器32に入
り、その内部の吸気フィルタ42を通って吸気管30に導か
れ、燃料噴射弁38から噴射された燃料が混入されてクラ
ンクケース10に吸入される。この時燃料噴射弁28はほぼ
リード弁28方向に向いかつ吸気の流下方向を指向して燃
料を噴射するから、燃料は吸気流によりリード弁28に運
ばれ、一部は燃料はリード弁28を通りクランク室内に入
る。また一部の燃料はリード弁28のリード付近に付着す
るが、リード弁28のリード自身が振動しているので燃料
も激しく振動し吸気に良好に混入される。このため燃料
の霧化が促進される。 この混合気はピストン16の下降によりクランクケース
10内で予圧され、ピストン10が掃気ポートを開くと掃気
通路44を介して燃焼室に導かれる。 吸気行程時、クランクケース10の内圧が負圧になっ
て、吸気管30から吸気がクランクケース10内に流入し始
めと、この時の負の圧力波が吸気管30の上流側に向って
伝播してゆく。この負の圧力波はスロットル弁38の開口
部分を通って上流側へ伝播し上流側開放端34に達する
と、吸気清浄器32内の空気がこの開放端34に流れ込み正
の圧力波となって返ってゆく。また反射部材40に当った
負の圧力波は負の圧力波として吸気口26側に返ってゆ
く。反射部材40の開放端34の面積の約1/2を占めている
ので、開放端34で発生する正の圧力波と、反射部材40で
反射されて戻ってゆく負の圧力波とは強さがほぼ同一と
なり、ほぼ完全に打消し合う。このため吸気管30内の圧
力振動をほぼ完全に打消すことができる。従って吸気口
26付近の圧力振動が抑制されることになり、吸気行程の
終期に吸気口26付近に負圧が作用して体積効率が低下す
ることがなくなり、動力性能の低下が発生しなくなる。
この結果エンジン性能が向上する。 反射部材44は以上の実施例のような固定板に代えて、
運転状態によって開閉する可動板としてもよい。この場
合可動板は、エンジンの回転速度だけに基づいて制御し
てもよいが、スロットル弁36の開度あるいは吸気器官負
圧と組合せて制御してもよい。 また図1に明らかなように、吸気管30が吸気口26付近
の上流側でクランク軸の中心線方向から見て大きく湾曲
している。そして燃料噴射弁38は、この湾曲部分の外周
側すなわち曲率半径が大きい曲面側の壁に設けられてい
る。ここにリード弁28は、第1図に明らかなようにクラ
ンク軸14の中心線方向から見て、吸気口26と掃気通路44
との合流部付近のクランク室に臨むように吸気の流下方
向へ向かって凸なV型を形成する2つのリード取付面を
持つ。燃料噴射弁38は、このリード弁28のリード取付面
に向って燃料を噴射する。このため吸気管30の湾曲とV
型のリード弁28との組合せを利用して、燃料が吸気管内
壁に付着しにくくすることが可能になる。 さらに掃気通路44がクランク室で吸気口26と合流し、
この合流部付近にリード弁28が臨んでいる。このためほ
ぼリード弁28方向へ噴射された燃料は直ちに掃気通路44
に入り得るから、エンジンの応答性は一層向上する。 (発明の効果) 本発明は以上のように、吸気口と掃気通路との合流部
付近のクランク室に臨むように、クランク軸中心線方向
から見て吸気の流下方向に向って凸な2つのリード取付
面を持つV型のリード弁を設け、このリード弁の上流側
で吸気管をクランク軸中心線方向から見て大きく湾曲さ
せ、この湾曲部分の曲率半径が大きい曲面側の壁に燃料
噴射弁を設けた。ここに燃料噴射弁は、吸気の流下方向
を指向しほぼリード弁のリード取付面に向って燃料を噴
射するから、燃料は吸気管内壁に付着しにくくなる。ま
たこの燃料は吸気の流れに乗ってリード弁に円滑に導か
れ、リード弁に付着した燃料はリードの振動によって吸
気に良好に混合される。このため燃料の霧化が促進さ
れ、燃焼効率が向上する。また燃料噴射弁から噴射され
た燃料はリード弁を通ってクランク室に直ちに吸入され
るが、この吸入口は掃気通路に合流しているので燃焼室
に円滑に導かれ、エンジンの応答性も向上する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例の概念図である。 26……吸気口、28……リード弁、30……吸気管、32……
吸気清浄器、34……上流側開放端、36……スロットル
弁、38……燃料噴射弁。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.クランク室に開口する吸気口を掃気通路に合流させ
    たクランク室予圧式の2サイクルエンジンにおいて、 前記吸気口と掃気通路との合流部付近のクランク室に臨
    むように、クランク軸の中心線方向から見て吸気の流下
    方向へ向って凸な2つのリード取付面を持つV型のリー
    ド弁を設ける一方、前記吸気口に接続された吸気管を前
    記リード弁の上流側でクランク軸の中心線方向から見て
    大きく湾曲させ、この湾曲部分の曲率半径が大きい曲面
    側の壁に、吸気の流下方向を指向しほぼ前記リード弁の
    リード取付面に向って燃料を噴射する燃料噴射弁を設け
    たことを特徴とする2サイクルエンジンの吸気装置。
JP61084884A 1986-04-15 1986-04-15 エンジンの吸気装置 Expired - Fee Related JP2711661B2 (ja)

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JPS595875A (ja) * 1982-07-01 1984-01-12 Sanshin Ind Co Ltd 2サイクル内燃機関の燃料噴射装置

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