JP2710975B2 - 石油ストーブ - Google Patents

石油ストーブ

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JP2710975B2
JP2710975B2 JP1012983A JP1298389A JP2710975B2 JP 2710975 B2 JP2710975 B2 JP 2710975B2 JP 1012983 A JP1012983 A JP 1012983A JP 1298389 A JP1298389 A JP 1298389A JP 2710975 B2 JP2710975 B2 JP 2710975B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、石油ストーブ、特に消火時に芯から発生す
る未燃焼ガスを吸引して、未燃焼ガスの熱分解に起因す
る悪臭を低減する臭気低減装置を有する石油ストーブに
関する。
<従来の技術> 従来のこの種の石油ストーブについて第4図を参照し
つつ説明する。
石油ストーブとは、芯に浸透した燃料、例えば灯油を
燃焼させることで暖をとる暖房器具をいう。このような
石油ストーブは、外芯筒61と内芯筒62とに挟まれて上下
動可能になった芯60と、内炎筒22と外炎筒23との間が燃
焼室21となった燃焼筒20と、前記芯60の後端部が浸漬さ
れる燃料を貯溜する燃料タンク10とを有している。芯60
の先端部は燃焼室21の内部に突出しており、燃焼室21の
内部において燃焼が行われる。
この種の石油ストーブは、消火時に未燃焼ガスが芯60
から発生し、この未燃焼ガスが燃焼室21の残熱で熱分解
されて悪臭を放つという問題点があった。この問題点を
解消したものが第4図に示す石油ストーブである。
この石油ストーブは、消火時に芯60から発生する未燃
焼ガスを臭気低減装置30によって燃焼室21から燃料タン
ク10の内部に吸引して、未燃焼ガスの熱分解を防いでい
る。この臭気低減装置30は、燃料タンク10の上面11に設
けられており、燃料タンク10と連通するファンケース31
と、このファンケース31に内蔵されたファン32と、この
ファン32を回転駆動するモータ33とからなっている。
すなわち、消火と同時にファン32をモータ33で回転駆
動し、このファン32の回転によって未燃焼ガスを燃焼室
21から燃料タンク10に吸引するのである。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、上述した臭気低減装置を有する石油ス
トーブには以下のような問題点がある。
すなわち、ファンケース31が燃料タンク10の上面11に
形成されているために、臭気低減装置30が他の構成部品
と干渉することがあり、石油ストーブ内の限られたスペ
ースを有効に利用することができなかったのである。例
えば、第4図では臭気低減装置30のためにカートリッジ
タンク40の容量が小さくなっている。
本発明は上記事情に鑑みて創案されたもので、臭気低
減装置と他の構成部品との干渉を最小限にし、スペース
の有効利用を図ることができる石油ストーブを提供する
ことを目的としている。
<課題を解決するための手段> 本発明にかかる石油ストーブは、燃料を貯溜する燃料
タンクと、燃料を燃焼させる燃焼室を有する燃焼筒と、
消火時に芯から発生する未燃焼ガスを燃料タンク内部に
吸引する臭気低減装置とを有する石油ストーブにおい
て、前記臭気低減装置は燃料タンクの上面に設けられた
凹部に収納されるファンケースと、このファンケースに
内蔵されたファンを回転駆動させる前記凹部上方に位置
するモータと、このファンケースに形成された凹部の通
気孔に排気時にのみ開く弁体とを具備しており、少なく
ともファンケースの上面は前記燃料タンクの上面より下
方にある。
<作用> 燃焼時には、臭気低減装置は作動しておらず、芯から
発生した未燃焼ガスは燃焼室の内部で燃焼する。
消火時には、芯を燃焼室から後退させる。同時に、臭
気低減装置を作動させる。すなわち、ファンを回転させ
ることによってファンケースの内部を負圧にし、芯から
発生した未燃焼ガスを燃料タンクの内部に吸引するので
ある。この吸引によって未燃ガスの熱分解による悪臭の
発生は低減される。
ファンケースの上面は、燃料タンクの上面より下方に
設定されているので、臭気低減装置が他の部品と干渉す
ることはない。
ファンケースに形成された凹部の通気孔に排気時のみ
開く弁体を具備してなるので、ファンケースの加工時に
凹部を形成することを配慮するだけで、ファンケースに
て弁体を確実に保護することができ、例えば、カートリ
ッジタンクの近傍に弁体を設ける必要が生じても、カー
トリッジタンクの石油ストーブ本体からの出し入れの際
にカートリッジタンクが弁体に接触して惹起する弁体の
破損から確実に保護することができる。
臭気低減装置のファンケースあるいはモータなどの構
成部品から気密漏れして灯油ガスが液化した場合、凹部
より外へ流れ出すことがなく、例え凹部を越える場合が
生じても弁体の部分より燃料タンク内に回収され、簡単
な構成にてオーバーフローの防止の機能をも備えること
ができる。
<実施例> 以下、図面を参照して本発明に係る一実施例を説明す
る。
第1図は本発明に係る石油ストーブの概略的構成を示
す断面図、第2図は要部の断面図、第3図は他の実施例
に係る要部の断面図である。なお、従来のものと略同一
の部品等には同一の符号を付して説明を行う。
本発明に係る石油ストーブは、燃料を貯溜する燃料タ
ンク10と、燃料を燃焼させる燃焼室21を有する燃焼筒20
と、消火時に芯60から発生する未燃焼ガスを燃料タンク
10内部に吸引する臭気低減装置30とを有する石油ストー
ブであって、前記臭気低減装置30は燃料タンク10の上面
11に設けられた凹部111に収納されるファンケース31
と、このファンケース31に内蔵されたファン32を回転駆
動させるモータ33とを備えている。
燃料タンク10は、取り外し自在になったカートリッジ
タンク40から供給された燃料を貯溜するものであって、
その上面11には凹部111が形成されている。この凹部111
は臭気低減装置30を収納するものであって、その底面は
開放されている。
臭気低減装置30は、消火時に芯60から発生する未燃焼
ガスを燃焼室21から燃料タンク10の内部に吸引するもの
であって、ファン32を内蔵したファンケース31と、ファ
ン32を回転駆動させるモータ33とを有している。ファン
ケース31は、凹部111に収納された場合に、その上面311
aが燃料タンク10の上面11より下方になるように設定さ
れている。
このファンケース31は、上部ケース311と下部ケース3
12とに大別される。上部ケース311は底面が開放されて
いる。また、この上部ケース311の上面311aは2段状に
なっており、その縁部311bはフランジ状に形成されてい
る。この上部ケース311にはその上面に複数個の爪311e
が突出して形成されており、この爪311eによってモータ
33を保持するようになっている。また上部ケース311の
縁部311bは内方へ向かって延在しており、その中央部に
はモータ33の出力軸が貫通する貫通孔311eが開設されて
いる。さらに、上部ケース311の縁部311bの一端には凹
部311fが形成されており、この凹部311fの上面の一端部
には外側にのみ開く弁体34が取り付けられた通気孔311d
が開設されている。一方、下部ケース312は上部ケース3
11の開設された底面をカバーするものであって、吸気孔
312aが開設されている。このような上部ケース311及び
下部ケース312からなるファンケース31は、モータ33の
出力軸に取り付けられたファン32を内蔵している。この
ファン32は、前記吸気孔312aの真上に位置するように設
定されている。このようなファンケース31は、パッキン
35を介して凹部111に取り付けられる。従って、ファン
ケース31を燃料タンク10の上面11に取り付けたとき、爪
311eが燃料タンク10の上面11より突出するとともに凹部
311fが燃料タンク10内の下部に位置し、通気孔311dが燃
焼筒に比し充分に低い位置となるように構成される。そ
して、ファンケース31の内部は、吸気孔312aを介して燃
料タンク10の内部と連通するとともに、通気孔311dを介
して外気と連通していることになる。ファン32が回転す
ると、吸気孔312aを介して燃料タンク10の内部は負圧に
なり、未燃焼ガスを燃料タンク10の内部に吸引するとと
もに、弁体34が開いて通気孔311dから外部に排気する。
次に、本発明に係る石油ストーブの作用について説明
する。
燃焼時には、臭気低減装置30は作動しておらず、芯60
から発生した未燃焼ガスは燃焼室21の内部で燃焼する。
消火時には、芯60を燃焼室21から後退させる(第1図
では破線で示している)。これと同時に、臭気低減装置
30を作動させる。すなわち、ファン32を回転させること
によってファンケース31の内部を負圧にし、芯60から発
生した未燃焼ガスを燃料タンク10の内部に吸引するので
ある(第1図では、未燃焼ガスの流れがで示されてい
る)。これにより、未燃焼ガスは燃焼室21の残熱による
熱分解をうけることがないので、悪臭の発生は低減され
る。
なお、前記モータ30は第3図に示すようにビス36によ
ってファンケース31に取付けられることは云う迄もない
が、本実施例によるとビス36は不要となるほか、爪311e
によりモータ33を簡単に保持できるので、組立工数が低
減しコストダウンにつながる。
<発明の効果> 本発明にかかる石油ストーブは、燃料を貯溜する燃料
タンクと、燃料を燃焼させる燃焼室を有する燃焼筒と、
消火時に芯から発生する未燃焼ガスを燃料タンク内部に
吸引する臭気低減装置とを有する石油ストーブにおい
て、前記臭気低減装置は燃料タンクの上面に設けられた
凹部に収納されるファンケースと、このファンケースに
内蔵されたファンを回転駆動させる前記凹部上方に位置
するモータと、このファンケースに形成された凹部の通
気孔に排気時にのみ開く弁体とを具備しており、少なく
ともファンケースの上面は前記燃料タンクの上面より下
方にある。
従って、臭気低減装置のうちモータのみが燃料タンク
の上面より上方に位置することになるので、石油ストー
ブの内部のスペースを損なうことがなく、有効に利用す
ることができ、例えば、カートリッジタンクの容量を増
大させることが可能となり、しかも、ファンケースに形
成された凹部の通気孔に排気時のみ開く弁体を具備して
なるので、ファンケースの加工時に凹部を形成すること
を配慮するだけで、ファンケースにて弁体を確実に保護
することができ、例えば、カートリッジタンクの近傍に
弁体を設ける必要が生じても、カートリッジタンクの石
油ストーブ本体からの出し入れの際にカートリッジタン
クが弁体に接触して惹起する弁体の破損から確実に保護
することができ、そのうえ、臭気低減装置のファンケー
スあるいはモータなどの構成部品から気密漏れして灯油
ガスが液化した場合、凹部より外へ流れ出すことがな
く、例え凹部を越える場合が生じても弁体の部分より燃
料タンク内に回収され、簡単な構成にてオーバーフロー
の防止の機能をも備えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る石油ストーブの概略的構成を示す
断面図、第2図は要部の断面図、第3図は他の実施例に
係る要部の断面図、第4図は従来の石油ストーブの概略
的構成を示す断面図である。 10……燃料タンク、11……(燃料タンクの)上面、111
……凹部、20……燃焼筒、21……燃焼室、30……臭気低
減装置、31……ファンケース、311a……(ファンケース
の)上面、32……ファン、33……モータ、60……芯。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料を貯溜する燃料タンクと、燃料を燃焼
    させる燃焼室を有する燃焼筒と、消火時に芯から発生す
    る未燃焼ガスを燃料タンク内部に吸引する臭気低減装置
    とを有する石油ストーブにおいて、前記臭気低減装置は
    燃料タンクの上面に設けられた凹部に収納されるファン
    ケースと、このファンケースに内蔵されたファンを回転
    駆動させる前記凹部上方に位置するモータと、このファ
    ンケースに形成された凹部の通気孔に排気時にのみ開く
    弁体とを具備しており、少なくともファンケースの上面
    は前記燃料タンクの上面より下方にあることを特徴とす
    る石油ストーブ。
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JPS62118910U (ja) * 1986-01-14 1987-07-28

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