JP2709325B2 - 深掘り掘削機の油圧伝達機構 - Google Patents

深掘り掘削機の油圧伝達機構

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JP2709325B2
JP2709325B2 JP18077195A JP18077195A JP2709325B2 JP 2709325 B2 JP2709325 B2 JP 2709325B2 JP 18077195 A JP18077195 A JP 18077195A JP 18077195 A JP18077195 A JP 18077195A JP 2709325 B2 JP2709325 B2 JP 2709325B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば土木工事、建築
工事等において、その直径に比べ深さが極めて深い穴を
掘り取る場合に用いる深掘り掘削機に関し、特に、テレ
スコピック状に組み合わされた複数段のアームの間で圧
力油を油圧ホースを用いずに供給することができる深掘
り掘削機の油圧伝達機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より土木工事、建築工事等において
は直径に比べ深さが極めて深い穴を掘らなければならな
い場合がよくあった。例えば、鉄塔を支えるアンカー用
の穴、浄化槽の埋め込み用の穴、建築物の基礎工事、井
戸堀り工事等の作業があげられる。このような深掘りの
作業においては、穴の直径が5メートル程度であるのに
対し、深さが15メートルないし20メートルといった
極めて深い穴を掘らざる得ないものであった。
【0003】このような深掘り作業には、従来では伸縮
する複数段のアームをテレスコピック状に組み立てた伸
縮ブームを用い、この伸縮ブームを掘削機のブームに取
り付けて、最下段のアームの先端にクラムシェルバケッ
トを連結した深掘り掘削機が用いられていた。この深掘
り掘削機の構造ではそのほとんどがブームの先端に取り
付けた伸縮できるアームによって構成されており、この
アームはテレスコピック状に組み合わされた2段以上の
複数段のアームによってバケットを深い穴の底まで吊り
下げるような構造となっているのが特徴であった。
【0004】このような深掘り掘削機の伸縮ブームの伸
縮機構で従来より一般的に用いられている方法には、ワ
イヤーやチェーンを各アーム間に張り渡し、チェーンや
ワイヤーによって各アームを同期させて伸縮させる構成
が採用されていた。このような機構では、テレスコピッ
ク状に組み立てられた複数段のアームをそれぞれ円滑に
伸縮させることができるが、各段のアームにワイヤーや
チェーンを張り渡さなければならず、ワイヤーやチェー
ンの取り廻しが極めて複雑となるものであった。
【0005】また、このワイヤーやチェーンが動作する
際に、伸長するだけの機能ばかりではなく縮小するため
の機能のワイヤーやチェーンを張らなけなければなら
ず、一つのアームに対して少なくとも二本のワイヤーや
チェーンが必要とし、取り廻し本数が極めて多くなるも
のであった。そして、このようなワイヤーやチェーンの
取り廻しにおいては、ワイヤーやチェーンがアームの外
側に露出することとなり、外観上からも好ましいもので
はなく、また掘削作業中にワイヤーやチェーンに土砂が
付着することもあり、磨耗や故障の原因となるものであ
った。
【0006】このため、テレスコピック状となった伸縮
ブームの中に油圧シリンダーを組み込み、油圧シリンダ
ーの力によって伸縮ブームを伸縮させる機構も考えられ
ている。この場合、伸縮ブームの内部に単一の油圧シリ
ンダーを収納しておき、この油圧シリンダーによって伸
縮ブームを伸縮させることもできる。しかし、単一の油
圧シリンダーではその伸長量に限度があり、かつ、伸長
速度を早くすることができない。このため、2組つづの
アームの間にそれぞれ油圧シリンダーを介在させ、複数
の油圧シリンダーを同時に作動させることにより伸縮ブ
ーム全体を伸縮させる構成も考えられた。
【0007】しかし、このような構成で複数の油圧シリ
ンダーを伸縮ブーム内に収納させるとなれば、圧力油を
供給する高圧ホースをそれぞれの油圧シリンダーに取り
廻さなければならず、構造が複雑となるものであった。
また、複数の油圧シリンダーを用いても伸縮シリンダー
を早い速度で伸縮動作させることはできないものであっ
た。
【0008】このため、複数個のアームをテレスコピッ
ク状に組み合わせてその長さ方向に伸縮することのでき
る伸縮ブームの内部に油圧によって動作する作動ユニッ
トを固定しておき、この作動ユニットは一対の油圧シリ
ンダーをそれぞれのシリンダーロッドが逆方向を向くよ
うに並列して構成した構成も考えられている。この作動
ユニットでは、一方の油圧シリンダーのシリンダーロッ
ドを上段のアームに連結し、他方の油圧シリンダーのシ
リンダーロッドを下段のアームに連結し、両油圧シリン
ダーの圧力室を相互に接続するとともに両油圧シリンダ
ーの排出室を相互に接続し、両油圧シリンダーの圧力室
と排出室の間に一方向にのみ圧力油を流動させる合流手
段を介在させた油路を形成してある。この構成は、例え
ば、特願平4年157331号などで示されている。
【0009】この構成では、この作動ユニットの一対の
油圧シリンダーによって上下にあるアームをそれぞれ伸
縮させることができ、伸縮の速度は早くなる。そして、
両油圧シリンダーに圧力油を供給する油圧の配管はこの
作動ユニットの上端にあるシリンダーロッドから供給さ
れ、また、圧力油の回収もこのシリンダーロッドに接続
した配管により行われる。このため、従来のように油圧
シリンダーに接続する油圧ケーブルをテレスコピック状
となった伸縮ブームの内部で取り回す必要がなくなり、
機構が極めて簡略化できるものである。
【0010】この機構では、テレスコピック状となった
伸縮ブームを伸縮動作させるために、長い油圧ケーブル
を配置する必要が無くなるが、伸縮ブームの先端に取り
付けた各種の油圧機器(例えば、クラムシェルバケッ
ト、破砕機、切断機構など)に圧力油を供給させるため
には、別途油圧ケーブルを配置しなければならないもの
であった。このような油圧機器を動作させることができ
なければ、伸縮ブームを伸縮させることはできても、土
砂の掴み取りや破砕の作業を行うことが出来ず、作業現
場ではその目的とする作業を達成することができないか
らである。この油圧ケーブルの取回しでは、その長さを
複数段の伸縮ブームが最大に伸長した長さに設定してお
き、伸縮ブームが縮小した際には各アーム間で撓ませて
おかなければならないものである。油圧ケーブルは柔軟
性のある合成ゴムなどで構成されており、各アームの間
では余裕を持たせて配置しておくことにより、伸縮ブー
ムの伸縮動作に追従して油圧ケーブルが従動することが
できるからである。
【0011】このように、伸縮ブームの内部に長い油圧
ケーブルを配置して、伸縮ブームを動作をさせるとなれ
ば、長期の使用において油圧ケーブル自体が折れ曲がる
ことで劣化し、圧力油が漏れる原因となるものである。
このため、油圧ケーブルを定期的に点検し、油圧ケーブ
ル自体が損傷していないかどうかを保守する必要性があ
った。また、油圧ケーブルに余裕を持たせた長さで配置
させてあるため、その重量自体が重くなり、伸縮ブーム
全体の重量が増加する原因ともなっていた。
【0012】このため、複数段のアームで構成された伸
縮ブームの先端にバケットや破砕機等の油圧機器を連結
し、車体からその油圧機器まで圧力油を供給しなければ
ならない機構では油圧ケーブルを必要としており、この
油圧ケーブルでは使用上の欠点が多く存在した。このた
め、伸縮する伸縮ブームの基部からその先端まで、油圧
ケーブルを使用せずに圧力油を伝達することができ、し
かも、伸縮ブームが伸縮の動作をしても油漏れしない構
造の油圧伝達機構の開発が望まれていた。
【0013】この目的を達成するため、伸縮ブームの中
間のアームに設けられた一対の給油ユニットと、各給油
ユニットからはそれぞれ反対方向に向けて移動し、給油
ユニットとは気密に摺動する内部中空の給油パイプとか
ら成り、両給油ユニットのそれぞれ一方の給油パイプの
先端をブーム側のアームの基部に連結し、両給油ユニッ
トのそれぞれ他方の給油パイプの先端をバケット側のア
ームの先端に連結し、一方の給油パイプの内部空間と車
体に設けた油圧発生源を接続すると共に、他方の給油パ
イプの内部空間とバケットの油圧駆動機構を接続し、車
体側から圧力油を一方の給油パイプの内部に供給させ、
給油ユニットを通過させて他方の給油パイプからバケッ
トの油圧駆動機構に伝達させる発明も提案されている。
例えば、特願平6年335640号なとがある。
【0014】しかし、この新しく提案された構成では、
伸縮ブームの内部に、伸縮ブームを作動させるための一
本の作動ユニットと、圧力油を循環して流動させるため
の二本の給油ユニットが必要とされていた。給油ユニッ
トが二本必要なのは、圧力油を伸縮ブームの先端まで供
給するためと、供給した圧力油を回収するために必要な
ためである。このため、細い伸縮ブームの内部に合計三
本のユニットを収納しなければなけらず、構成が複雑と
なって重量が嵩み、制作費が高くなる欠点があった。ま
た、給油ユニットを伸縮させると、その伸縮の動作に追
従して二本の給油ユニットを構成するシリンダーロッド
がそれぞれ引き出されるため、伸縮動作における抵抗が
大きくなるものであった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、提案され
た構成でも欠点があり、車体から伸縮ブームの先端まで
に圧力油を供給し、そして圧力油を回収するための構成
が簡素となることが望まれていた。すなわち、この二本
の給油ユニットが一本となった構成であって、同一の目
的を達成すればこのような問題を解決することができ
る。給油ユニットが減少すれば、伸縮ブームが伸縮する
動作の際でも、引出しや縮小にかかる抵抗力が少なくて
すみ、作動ユニットによる作動力の効率化を図ることが
できる。また、構成部材が少なくなるため、伸縮ブーム
全体の重量が軽くなり、掘削の作業における伸縮ブーム
の操作が円滑になるものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明では、車体と、こ
の車体の上方に軸支されて上下に揺動できるブームと、
このブームの先端に取り付けられ、元ブームと中ブーム
と先ブームをテレスコピック状に組み合わせてその長さ
方向に伸縮することのできる伸縮ブームと、伸縮ブーム
の最先端のアームに取り付けられて土砂を掴み取ること
が出来るバケットと、伸縮ブーム内に収納されて、この
伸縮ブームを伸縮動させる伸縮ユニットと、伸縮ブーム
内に収納されて、この伸縮ブームの後端から先端まで圧
力油を流動させる一つの給油ユニットとから成る深掘り
掘削機において、この伸縮ユニットは、それぞれ反対方
向に向けられ、中ブームに連結された一対のシリンダー
と、各シリンダーの内部で摺動してシリンダー内を二分
するピストンと、一方のシリンダーに挿通され、その一
端をピストンに連結すると共に他端を元ブームに連結し
たパイプ状の一方のシリンダーロッドと、他方のシリン
ダーに挿通され、その一端をピストンに連結すると共に
他端を先ブームに連結したパイプ状の他方のシリンダー
ロッドと、一方のシリンダーロッドに挿入され、位置を
ピストンに連結してシリンダーの圧力室と連通し、他端
を元ブームに連結したインナーパイプとから成り、各シ
リンダーの圧力室を連通させ、各シリンダーの排出室を
連通させ、一方のシリンダーロッドの内部と一方のシリ
ンダーの排出室を連通させ、他方のシリンダーロッドの
内部と他方のシリンダーの排出室を連通させるように構
成してあり、この給油ユニットは、それぞれ反対方向に
向けられ、中ブームに連結された一対のシリンダーパイ
プと、一方のシリンダーパイプ内に摺動自在に挿通さ
れ、その他端を元ブームに連結した両端が開口したパイ
プ状の一方の摺動パイプと、他方のシリンダーパイプ内
に摺動自在に挿通され、その他端を先ブームに連結した
両端が開口した他方の摺動パイプとから成り、両シリン
ダーパイプの内部空間を連通させるように構成してあ
り、一方のシリンダーロッドの他端とインナーパイプの
他端に油圧発生源を接続し、一方のシリンダーロッドの
他端と一方の摺動パイプの他端に油圧発生源を接続し、
他方のシリンダーロッドの他端と他方の摺動パイプの他
端に油圧駆動機構を接続したことを特徴とする深掘り掘
削機の油圧伝達機構を提供するものである。
【0017】また、望ましくは、本発明は、一方のシリ
ンダーロッドの他端と油圧発生源の間、およびインナー
パイプの他端と油圧発生源の間に、圧力油の供給を制御
する切換弁を介在させたことを特徴とする請求項1に記
載された深掘り掘削機の油圧伝達機構を提供するもので
ある。
【0018】さらに、望ましくは、本発明は、一方のシ
リンダーロッドの他端と油圧発生源の間、および一方の
摺動パイプの他端と油圧発生源の間に、圧力油の供給を
制御する第一の切換弁を介在させ、他方のシリンダーロ
ッドの他端と油圧駆動機構の間、および他方の摺動パイ
プの他端と油圧駆動機構の間に、圧力油の供給を制御す
る第二の切換弁を介在させ、第一と第二の切換弁を同期
して作動させることを特徴とする請求項1に記載された
深掘り掘削機の油圧伝達機構提供するものである。
【0019】さらに、望ましくは、本発明は、一方のシ
リンダーロッドの他端と油圧発生源の間に逆止弁を介在
させると共に、一方の摺動パイプの他端と油圧発生源の
間に逆止弁を介在させ、油圧発生源から供給された圧力
油を一方のシリンダーロッドより供給し、供給した圧力
油を一方の摺動パイプから回収するように構成したこと
を特徴とする請求項1に記載された深掘り掘削機の油圧
伝達機構を提供するものである。
【0020】さらに、望ましくは、本発明は、一方のシ
リンダーロッドの他端と一方の摺動パイプの他端との間
に、摺動パイプの他端からシリンダーロッドの他端への
流動を可能とするパイロットチェック弁を介在させ、こ
のパイロットチェック弁のパイロット信号をインナーパ
イプの他端に接続したことを特徴とする請求項1に記載
された深掘り掘削機の油圧伝達機構を提供するものであ
る。
【0021】さらに、望ましくは、本発明は、インナー
パイプの他端に外部に流出するのを制限するパイロット
チェック弁を接続し、このパイロットチェック弁のパイ
ロット信号を一方のシリンダーロッドの他端とする請求
項1に記載された深掘り掘削機の油圧伝達機構を提供す
るものである。
【0022】
【作用】本発明では、深掘り掘削機の伸縮ブームは元ブ
ーム、中ブーム、先ブームによる複数のブームによって
テレスコピック状に組み立てておき、その中アームに伸
縮ユニットの一対のシリンダーを連結してある。この伸
縮ユニットの各シリンダーにはそれぞれ反対方向に摺動
するシリンダーロッドを挿通してあり、一方のシリンダ
ーロッドの他端は元ブームに連結してあり、他方のシリ
ンダーロッドの他端を先ブームに連結してある。各シリ
ンダーにはピストンを摺動自在に収納して二室に区分し
てあり、それぞれの圧力室と排出室は相互に連通してあ
る。そして、一方のシリンダーロッドにはインナーパイ
プを挿入してあり、このインナーパイプには一方のシリ
ンダーの圧力室に連通してある。
【0023】この構成のため、インナーパイプより圧力
油を供給すると、それぞれの圧力室に流入してピストン
を摺動させ、一方のシリンダーよりシリンダーロッドを
伸長させ、同時に他方のシリンダーよりシリンダーロッ
ドを伸長させることになる。このため、元ブームより中
ブームが伸長し、中ブームより先ブームが伸長し、それ
ぞれの伸長の動作は同期するため、伸縮ブームはその長
さ方向に伸長することになる。この伸縮ブームの伸長の
動作において、給油ユニットの一対のシリンダーパイプ
は中ブームに連結され、一方の摺動パイプは元ブームに
されており、他方の摺動パイプは先ブームに連結されて
いるため、各摺動パイプは伸縮ブームの伸長の動作に追
従してシリンダーパイプより引き出され、内部に貯留し
た圧力油が外部に流出することはない。
【0024】そして、油圧発生源からの圧力油は、一方
のシリンダーロッドより供給され、各シリンダーの排出
室を流動した後に他方のシリンダーロッドより流出し、
油圧駆動機構にまで供給される。この油圧駆動機構から
回収された圧力油は、他方の摺動パイプに流入し、両シ
リンダーパイプの内部を流動した後で一方の摺動パイプ
より油圧発生源に還流することができる。このようにし
て、圧力油は伸縮ユニットのシリンダーロッドの内部
と、給油ユニットの摺動パイプの内部を循環させること
ができ、しかも、シリンダーロッドと摺動パイプは伸縮
ブームの伸縮動作に追従しており、この追従の伸縮の動
作において圧力油は外部に漏れることがない。この構成
のため、伸縮ブームの後端から先端にまえ柔軟性のある
ゴム製の高圧ホースを使用しなくても圧力油を循環させ
ることができる。そして、長い高圧ホースを伸縮ブーム
内で取り廻して配置する必要が無くなるため伸縮ブーム
の重量を軽くすることができる。また、ゴム製の高圧ホ
ースであることから生ずる定期的な点検作業や、劣化に
伴う高圧ホースの交換作業が不要となり、長期の使用が
可能となる。
【0025】また、圧力油を循環させるために、伸縮ユ
ニットにおけるシリンダーロッドの内部とシリンダーの
空間を流動させており、伸縮ユニットは伸縮ブームの伸
縮動作と同時に圧力油の流動の作用もすることになる。
このため、従来の構成にように圧力油を循環させるため
に二本の給油ユニットを必要とせず、一本の給油ユニッ
トで構成させることができ、機構が簡素となる。する
と、伸縮ユニットの内部に収納する機構が簡素となり、
組み立て、製造が簡易となり、製造費が安価となると共
に伸縮ユニットの重量が軽くなるため、作業性を向上さ
せることができる。また、伸縮ブームの伸縮動作に伴っ
て摺動パイプが引き出されたり、押し込められるが、こ
の従動する動作は従来の二本の給油ユニットではなく、
一本の給油ユニットですむことになる。すると、摺動パ
イプを伸縮させる抵抗を減少させることができ、伸縮ユ
ニットが摺動パイプを従動させるために使用する力を減
少させることができ、圧力油の効果的な利用が可能とな
る。
【0026】また、本願の発明では、シリンダーロッド
と油圧発生源の間、インナーパイプに圧力油を供給する
油圧発生源の間に切換弁を配置してあるため、車体にあ
る油圧発生源より圧力油の供給、制限をこの切換弁によ
って行うことができる。このため、車体側で伸縮ブーム
の伸縮の動作を制御することができる。
【0027】また、本願の発明では、一方のシリンダー
ロッドと油圧発生源の間、一方の摺動パイプと油圧発生
源の間に切換弁を配置し、他方のシリンダーロッドと油
圧駆動機構の間、他方の摺動パイプと油圧駆動機構の間
にも切換弁を配置し、両切換弁を同期して動作させるこ
とができる。このため、油圧駆動機構を動作させないと
きには圧力油を流動させず、圧力油を漏らすことがな
い。また、他方のシリンダーロッドの開口を閉鎖させる
ことになり、伸縮ユニットを動作させているときにその
圧力油が油圧駆動機構に流入することなく、伸縮ブーム
を伸縮させる動作のために圧力油を利用することができ
る。
【0028】そして、本発明では、一方のシリンダーロ
ッドの他端と油圧発生源の間に逆止弁を介在させると共
に、一方の摺動パイプの他端と油圧発生源の間に逆止弁
を介在させてある。このため、油圧発生源から供給され
た圧力油は、必ずシリンダーロッドの他端から流入し、
一方の摺動パイプから回収され、圧力油の流動方向は常
に一方向に制限される。このため、圧力油は各シリンダ
ーの圧力室側には流入せず、伸縮ユニットによる誤動作
を防止することができる。
【0029】さらに、望ましくは、本発明では、一方の
シリンダーロッドの他端と一方の摺動パイプの他端との
間に、摺動パイプの他端からシリンダーロッドの他端へ
の流動を可能とするパイロットチェック弁を介在させ、
このパイロットチェック弁のパイロット信号をインナー
パイプの他端に接続している。伸縮ユニットを作動させ
て伸縮ブームを動作させると、シリンダーパイプより摺
動パイプが引き出され、シリンダーパイプの内部が負圧
になることがある。この構成のため、パイロットチェッ
ク弁がパイロット信号により開放され、この負圧になっ
たシリンダーパイプに不足した圧力油を供給することが
できる。このため、摺動パイプが引出される動作におい
て、その引出しの抵抗が大きくなるのを防止して、摺動
パイプをシリンダーパイプから円滑に摺動して引き出さ
せることができる。
【0030】さらに、望ましくは、本発明では、インナ
ーパイプの他端に外部に流出するのを制限するパイロッ
トチェック弁を接続し、このパイロットチェック弁のパ
イロット信号を一方のシリンダーロッドの他端に接続し
てある。この構成のため、伸縮ユニットを縮小させるた
め、圧力油を一方のシリンダーロッドに供給するとこの
パイロットチェック弁は開放し、インナーパイプから戻
ってくる圧力油はパイロットチェック弁を通過して回収
される。このため、戻りの圧力油の流れが早くなり、伸
縮ブーム全体を縮小させる動作において、伸縮ユニット
の動作が早くなり、短時間で伸縮ブームを縮小させるこ
とができ、作業の効率が高くなる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。本実施例では、地表より下部方向に向けて垂直にそ
の直径に比べて深さが深い穴を掘り、構造物の基礎工事
や埋設工事で使用するための深掘り掘削機について説明
する。この実施例において、図1は本実施例の深掘り掘
削機全体の外観を示す斜視図であり、図2は伸縮ブーム
の側面図であり、図3は伸縮ブームの内部で圧力油を流
動させるための構成を示す模示図である。
【0032】<深掘り掘削機の構成>
【0033】図1で、車体11の左右には平行となるよ
うにそれぞれクローラー12が巻き付けてあり、このク
ローラー12を駆動することにより車体11は前後方向
に自由に移動することができる。この車体11の上部に
は水平方向に360度自由に旋回できるように作業台1
3が載置してあり、この作業台13の上部前面にはやや
『く』の字形に折り曲げたアーム14の下端が前後方向
に揺動できるように軸支してある。このアーム14の中
央と作業台13の前面との間には、アーム14の俯仰制
御用の油圧シリンダー15が介在してある。そして、ア
ーム14の先端には元ブーム16の下面の上部に固着し
たホルダー29がピン17によって前後に揺動自在に連
結してあり、ホルダー29の後部とアーム14の背面中
央との間には油圧シリンダー18が介在してある。
【0034】この元ブーム16は、例えば薄肉鋼板を折
り曲げて断面を四角形に形成し、内部中空の細長い形状
をしており、その下端開口からは細長い形状の中ブーム
19がその長さ方向に摺動自在に挿通してある。この中
ブーム19は、例えば薄肉鋼板を折り曲げて断面を四角
形に形成し、内部中空の細長い形状をしており、この中
ブーム19の下端開口からは細長い形状の先ブーム20
が、その長さ方向に摺動自在に挿通してある。この先ブ
ーム20は、例えば薄肉鋼板を折り曲げて断面を四角形
に形成し、内部中空の細長い形状をしている。これらの
元ブーム16、中ブーム19、先ブーム20によって、
その長さ方向に伸縮できるテレスコピック状に組み立て
られた伸縮ブーム28が構成されている。
【0035】そして、図1、図2で示すように、先ブー
ム20の先端には連結ユニット30が固着してあり、こ
の連結ユニット30の先端にはピン21によって連結ユ
ニット31の上端が連結してある。このため、連結ユニ
ット31は連結ユニット30の下部で自由に揺動できる
ように吊り下げてある。この連結ユニット31の下部に
は直線状をした吊り軸22の上端が連結してあり、吊り
軸22の下端には左右に開閉動して土砂を掘り取るため
の一対のシェルバケット23、24が連結してある。こ
の吊り軸22の中央とシェルバケット23の背面との間
には、このシェルバケット23を作動させるための油圧
駆動機構としての油圧シリンダー25を介在してあり、
吊り軸22の中央とシェルバケット24の背面との間に
は、このシェルバケット24を作動させるための油圧駆
動機構としての油圧シリンダー26を介在してある。こ
れらの吊り軸22、シェルバケット23、24、油圧シ
リンダー25、26は、ピン21をその回動中心として
その自重で常に垂直方向を向くように維持している。そ
して、油圧シリンダー25、26を同時に伸縮させるこ
とで、左右にあるシェルバケット23、24はその開口
を下方に向けて左右に開閉することができ、このシェル
バケット23、24によって深い穴の底から土砂を掘り
取ることができる。このシェルバケット23、24によ
る土砂の掘り取りの動作は従来から知られているクラム
シェルバケットの機能と同一である。
【0036】<圧力油の流路の説明>
【0037】次に、図3は本実施例における圧力油が流
動する経路を模示的に示すものである。前述の元ブーム
16、中ブーム19、先ブーム20はそれらの長さ方向
に伸縮できるように挿通してあり、テレスコピック状と
なるように伸縮ブーム28が組み立てられている。この
伸縮ブーム28の内部は中空となっており、この伸縮ブ
ーム28の内部空間には、このテレスコピック状となっ
た中ブーム19、先ブーム20をそれぞれ元ブーム16
より伸縮させるための伸縮ユニット35が配置してあ
る。また、この伸縮ブーム28の内部空間には、伸縮ブ
ーム28が伸縮している長さにかかわらず、元ブーム1
6の上端から先ブーム20の先端までに圧力油を漏れる
ことなく流動させることができる給油ユニット36が配
置してある。この伸縮ユニット35と給油ユニット36
は、いずれもその長さ方向を伸縮ブーム28の長さ方向
と平行になるように配置してある。
【0038】この図3により、伸縮ユニット35と給油
ユニット36の概略を説明する。この伸縮ユニット35
は、一対の油圧シリンダーに似た部材をそれぞれその伸
縮するシリンダーロッドを反対方向に向けて配置した構
成である。伸縮ユニット35の中央には第1のシリンダ
ー41と第2のシリンダー42が一体となるように連結
してあり、両シリンダー41と42の軸線は平行となる
ように配置してあり、シリンダー41の上部は中ブーム
19の上部とピンで連結してあり、両シリンダー41と
42は中ブーム19に保持されている。このシリンダー
41の上端の開口にはその長さ方向に沿って伸縮できる
第1のシリンダーロッド43が挿通してあり、このシリ
ンダーロッド43の上端は元ブーム16の上端にピンで
連結してある。また、シリンダー42の下端にある開口
にはその長さ方向に沿って伸縮できる第2のシリンダー
ロッド44が挿通してあり、このシリンダーロッド44
の下端は先ブーム20の下端とピンで連結してある。
【0039】また、給油ユニット36は、一対の油圧シ
リンダーに似た部材(シリンダーロッドがシリンダーよ
り伸縮することはできるが、油圧によって作動力を発生
しない点が相違する)をそれぞれ伸縮できるシリンダー
ロッドを反対方向に向けて配置した構成である。給油ユ
ニット36の中央には第1のシリンダーパイプ45と第
2のシリンダーパイプ46が一体となって連結してあ
り、両シリンダーパイプ45と46の軸線は平行となる
ように配置してあり、シリンダーパイプ45の上部は中
ブーム19の上部とピンで連結してあり、両シリンダー
パイプ45と46は中ブーム19に保持されている。こ
のシリンダーパイプ45の上端の開口にはその長さ方向
に沿って伸縮できる第1の摺動パイプ47が挿通してあ
り、この摺動パイプ47の上端は元ブーム16の上端に
ピンで連結してある。また、シリンダーパイプ46の下
端にある開口にはその長さ方向に沿って伸縮できる第2
の摺動パイプ48が挿通してあり、この摺動パイプ48
の下端は先ブーム20の下端とピンで連結してある。そ
して、両シリンダーパイプ45と46の内部にはピスト
ンのような摺動する部材を挿入せずに空洞となってお
り、両シリンダーパイプ45と46とは相互に連通する
ように側面に開口が開けてある。
【0040】このような構成において、伸縮ユニット3
5に圧力油を供給すると、シリンダーロッド43はシリ
ンダー41より伸長し、シリンダーロッド44はシリン
ダー42より伸長する。シリンダー41と42は中ブー
ム19に連結されており、シリンダーロッド43は元ブ
ーム16に連結されており、シリンダーロッド44は先
ブーム20に連結されていることから、この伸長の動作
に伴って中ブーム19は元ブーム16より引出され、同
時に先ブーム20は中ブーム19より引き出さ2ること
になる。これらシリンダー41と42の伸縮動作を行う
ための圧力油の供給はシリンダーロッド43の上端から
供給されるが、この図3では図示しない油路により、シ
リンダーロッド43の上端からシリンダーロッド44の
下端までに圧力油を流動させることができる。すなわ
ち、シリンダー41と42によるシリンダーロッド43
と44の伸縮の動作をしていない時(この限定が必ず必
要となる)、シリンダーロッド43の上端からA方向に
供給された圧力油はシリンダーロッド44の下端よりB
方向にまで流動させることができる。つまり、図3中で
Aの位置から供給された圧力油はシリンダーロッド43
の内部を流動し、シリンダー41と42の内部を通過
し、シリンダーロッド44の下部開口よりB方向に流動
させられることになる。この圧力油が流動できるのは、
図3では図示していないが、通常の油圧シリンダーの流
路とは別の第二の流路がシリンダー41と42、シリン
ダーロッド43と44の内部に形成してあるためであ
る。
【0041】また、給油ユニット36はそれ自体では何
ら伸縮する作用力を発生することはできないが、中ブー
ム19が元ブーム16によって引き出されるに従って摺
動パイプ47がシリンダーパイプ45より引き出され、
先ブーム20が中ブーム19より引き出されるに従って
摺動パイプ48がシリンダーパイプ46より引き出され
る。つまり、摺動パイプ47と48はそれぞれシリンダ
ーパイプ45と46に対してその長さ方向に自由に摺動
することができ、その摺動において抵抗を発生しない。
また、摺動パイプ47とシリンダーパイプ45は気密に
摺動し、摺動パイプ48とシリンダーパイプ46は気密
に摺動し、内部に収納した圧力油を流出させることがな
い。こうして、圧力油を外部に漏らすことなく、両摺動
パイプ47と48がシリンダーパイプ45と46から伸
長し、伸縮ブーム28の伸長動作に従って給油ユニット
36の全長を変化させることができる。そして、シリン
ダーパイプ45と46、摺動パイプ47と48の内部は
空洞となっているため、その内部空間で圧力油を流動さ
せることができる。このため、摺動パイプ48の下端か
らD方向に供給された圧力油は、摺動パイプ47の内部
を流動し、シリンダーパイプ45と46の内部を通過
し、摺動パイプ48の内部空間を流動したのち、C方向
に流出することができる。このように、給油ユニット3
6によって形成された内部の油路を圧力油が気密に流動
し、中ブーム19、先ブーム20はそれぞれその長さを
変動させても圧力油が外部に漏れることなく、D方向か
らC方向に流動させることができる。
【0042】<伸縮ブーム28の内部の機構>
【0043】次に、図4、図5、図6により伸縮ブーム
28の構成を説明する。図4は伸縮ブーム28の内部構
造を示す縦断面図であり、図6中におけるZーZ方向に
矢視した断面図に対応する。図5は伸縮ブーム28の内
部構造を示す縦断面図であり、図6中におけるYーY方
向に矢視した断面図に対応する。図6は伸縮ブーム28
の内部構造を示す横断面図であり、図4中におけるXー
X方向に矢視した断面図に対応する。
【0044】この図4、図5では、伸縮ブーム28の内
部に配置した伸縮ユニット35、給油ユニット36など
の各種の機器の位置が示されており、伸縮ユニット3
5、給油ユニット36が元ブーム16、中ブーム19、
先ブーム20と連結している状態も示されている。これ
らの図4、図5では、その左側方向が下側に向けられる
ものであり、その右側方向が上側に向けられるものであ
り、図3における配置を90度倒した状態を示している
(作図上のためであり、以下の説明において下側が左側
となり、上側が右側となる点に注意されたい)。
【0045】前述の伸縮ブーム28は元ブーム16、中
ブーム19、先ブーム20でテレスコピック状に組み立
てられており、中ブーム19と先ブーム20はそれぞれ
元ブーム16に対してその長さ方向に摺動できるように
なっている。この伸縮ブーム28の内部空間の中央に
は、前述した伸縮ユニット35が配置してあり、伸縮ユ
ニット35の長さ方向は伸縮ブーム28の長さ方向と平
行になるように位置させてある。また、前述した給油ユ
ニット36も伸縮ブーム28の内部空間に収納してある
が、この給油ユニット36の形状はこの伸縮ユニット3
5よりも少し小振りの外形であり、この給油ユニット3
6は伸縮ユニット35の側面に位置するように収納して
ある。つまり、給油ユニット36は、図4、図5、図6
で示すように、伸縮ブーム28の内部中央にある伸縮ユ
ニット35の位置を避け、伸縮ユニット35と干渉しな
い隅の方の空間に位置させてある。この給油ユニット3
6の長さ方向は伸縮ブーム28の長さ方向と平行となる
ように配置させてあり、伸縮ユニット35と給油ユニッ
ト36はそれぞれ平行となるように配置させてある。
(なお、図4において、伸縮ユニット35を構成するシ
リンダー42によってシリンダー41が隠れている。図
5において、給油ユニット36によって伸縮ユニット3
5のシリンダー42の大部分が隠れている。)
【0046】前述の元ブーム16の上端(図4、図5に
おいてそれぞれ右側の終端)には、その中央に四角い開
口を開けた平坦な枠状をした閉鎖板50が固着してあ
り、この閉鎖板50によって元ブーム16の上端開口は
枠状をした平面に形成してある。この閉鎖板50の上面
(図4、図5において右側面)には、一対のリブ板51
と51が直角に固着してあり、両リブ板51と51とは
間隔を置いて平行となるように配置してある。同様に、
閉鎖板50の上面であって、一方のリブ板51の外側
(図4において下側)には、小さなリブ板52が閉鎖板
50に直角となるように固着してあり、リブ板51とリ
ブ板52とは間隔を置いて平行となるように配置してあ
る。また、先ブーム20の内部の下部(図4、図5にお
いてそれぞれ左側)には、やや三角形状をしたスペーサ
ー62が挿入してあり、このスペーサー62はリブによ
り軽量化できるように形成されている。そして、スペー
サー62を側面から見ると斜辺が長い二等辺三角形状を
しており、その鋭角となった頂点を下方に向けてあり、
底辺となる短い辺を上方に向けて位置させてある。そし
て、スペーサー62の鋭角となった頂点と先ブーム20
の下部とはピン63によって連結させてあり、底辺とな
る短辺の両側は先ブーム20の内壁と接触していて、ス
ペーサー62自体は先ブーム20内でガタ付くことなく
保持されている。なお、先ブーム20の下端(図4、図
5においてそれぞれ左側)には、やや三角形をした連結
ユニット30が固着してある。
【0047】さらに、中ブーム19の上部(図4の右
側)であって、その左右の側面には、それぞれ保持軸受
58、58が挿入して固定してある。各保持軸受58、
58はそれぞれ一端が径大なフランジをもつ円筒形をし
ており、それらのフランジとは反対の面の中央にはピン
穴59、59が開口してある。各保持軸受58、58は
図6で示すように、中ブーム19の上部側面に開口した
穴(図示せず)よりその径小となった円筒部分を挿入
し、フランジ部分を中ブーム19の外壁に密着させるよ
うにして固定してある。なお、両保持軸受58、58の
ピン穴59、59は図6で示すように対向させてあり、
両ピン穴59、59の軸線は同一直線に位置するように
配置してある。
【0048】<伸縮ユニット35と伸縮ブーム28の連
結>
【0049】この伸縮ユニット35の主要の部材は、一
対のシリンダー41と42であり、両シリンダー41、
42のそれぞれの軸線は平行となるように配置してあ
り、シリンダー41のシリンダーロッド43とシリンダ
ー42のシリンダーロッド44の伸縮方向は逆となるよ
うに向けられている。このシリンダー41の上部の外周
には結合ブロック56が固着してあり、この結合ブロッ
ク56でシリンダー42の上端と連結できるようになっ
ている。また、シリンダー42の下部外周にはシリンダ
ートップ93が固着してあり、シリンダー41の下端に
は連結ヒンジ76が突起させてあり、シリンダートップ
93と連結ヒンジ76とはピン78によって連結してあ
る。このように、両シリンダー41、42はそれぞれの
上部と下部で連結され、両者は一体となるように固定さ
れることにより伸縮ユニット35を形成している。
【0050】さて、この結合ブロック56は、無垢の金
属を切削することにより形成されるものであり、その平
面形状は図6で示すように下面が半円形となり、上面が
山形に突起した形状となっていて、結合ブロック56の
左右には一対のピン軸57、57が突起させてある。両
ピン軸57、57は、その軸線が一直線となるように配
置され、それぞれのピン軸57、57は前述の保持軸受
58に開口したピン穴59、59に挿入してある。この
ため、結合ブロック56はピン軸57、57とピン穴5
9、59を介して保持軸受58に保持され、結果として
シリンダー41は中ブーム19とピン連結されたことに
なる。このため、シリンダー41(及び、シリンダー4
2)と中ブーム19は一体となって移動することになる
が、シリンダー41がガタ付きや遊びによって揺動して
も、ピン軸57、57とピン穴59、59を中心にして
回動し、無理な力を中ブーム19に伝えることがない。
【0051】シリンダー41の上端からはシリンダーロ
ッド43が摺動自在に突出しているが、このシリンダー
ロッド43は閉鎖板50の開口から上方に延長し、一対
のリブ板51と51の間にまで延びている。このシリン
ダーロッド43の上端(図4、図5において右側)には
長方体形状の端末ブロック54が固着してあり、リブ板
51と51の間に位置した端末ブロック54はピン55
によって両リブ板51と51に連結されている。この端
末ブロック54は、側面から見てややL字形をした立体
形をしており、その上面には圧力油を外部からシリンダ
ー41の内部に流動させることができるポートを形成し
てある。
【0052】そして、シリンダー42の下端からはシリ
ンダーロッド44が伸縮自在に突出しており、このシリ
ンダーロッド44の下端は先ブーム20の下部にまで延
長してあり、シリンダーロッド44の下端(図4、図5
において左側)には長方体状をした端末ブロック60が
固着してある。この端末ブロック60にはピン61によ
って前述のスペーサー62と連結してあり、端末ブロッ
ク60とスペーサー62を介してシリンダーロッド44
は先ブーム20に連結されたことになる。なお、この端
末ブロック60は立体形をしており、その側面には圧力
油をシリンダー42の内部から外部に流動させることが
できるポートを形成してある。
【0053】<給油ユニット36と伸縮ブーム28の連
結>
【0054】次に、給油ユニット36を構成するシリン
ダーパイプ45の上部(図4、図5において左側)側面
には固定チャンネル67が直角の方向に向くように突起
してあり、この固定チャンネル67はシリンダー42の
上端(図4、図5において右側)にあるシリンダーエン
ド89とネジ71によって固定され、この固定チャンネ
ル67を介して給油ユニット36は伸縮ユニット35と
一体に連結されている。このように給油ユニット36が
伸縮ユニット35に連結されていることから、給油ユニ
ット36は伸縮ユニット35と共に(つまり、中ブーム
19と共に)、その長さ方向に移動することになる。そ
して、シリンダーパイプ45の上端から伸縮される摺動
パイプ47は閉鎖板50の開口から上方に延長し、リブ
板51とリブ板52の間にまで延びている。この摺動パ
イプ47の上端には長方体状をした端末ブロック65が
固着してあり、端末ブロック65はリブ板51とリブ板
52とピン66によって連結されている。この端末ブロ
ック65は立体形をしており、端末ブロック65の側面
には摺動パイプ47の内部から外部へ圧力油を流動させ
るためのポートを形成してある。また、シリンダーパイ
プ45とは逆方向に向けて一体に連結したシリンダーパ
イプ46の下端(図4、図5において左側)からは摺動
パイプ48が伸縮自在に突出してあり、この摺動パイプ
48の下端には立体形をした端末ブロック68が固着し
てある。この端末ブロック68は、スペーサー62の上
面(図4、図5において右側面)に間隔を置いて突起し
た一対のヒンジ69、69の間に挿入され、端末ブロッ
ク68とヒンジ69、69とはピン70によって連結さ
れている。この端末ブロック68の側面には、外部から
摺動パイプ48の内部に圧力油を流動させるためのポー
トを形成してある。
【0055】<伸縮ユニット35の外観と構成>
【0056】図7は、前述した伸縮ユニット35を構成
する部材を分解して示し、この伸縮ユニット35を組み
立てる手順を示す分解斜視図である。
【0057】前述したように、伸縮ユニット35は2つ
のシリンダー41と42を組合せることにより構成され
ている。この一方のシリンダー41の中央は、内部が中
空のパイプ状をした第1のシリンダー筒体72で構成さ
れており、このシリンダー筒体72の下端(図7におい
て左側)にはシリンダー筒体72の下端開口を閉鎖する
第1のシリンダーエンド73が固着してある。このシリ
ンダーエンド73は鋳物などにより一体に形成されたも
ので、周囲は円形となり、その側面の一部には直角方向
に油路突起74が突出してある。この油路突起74の側
面にはL字形となるようにポート75が突出してあり、
このポート75の開口は上方に向けられている。そし
て、シリンダーエンド73の下端には一対の連結ヒンジ
76が間隔を置いて平行に配置してあり、両連結ヒンジ
76、76にはそれぞれピン穴77、77が開口してあ
り、両ピン穴77、77には前述のピン78を挿入する
ことができる。また、シリンダー筒体72の上端(図7
において右側)には円筒形の第1のシリンダートップ8
1を結合してあり、このシリンダートップ81は鋳物な
どにより一体に形成されており、シリンダートップ81
の側面の一部には直角方向に油路突起82が突出してあ
る。この油路突起82の側面にはL字形となるようにポ
ート83が突出してあり、このポート83の開口は下方
に向けられている。
【0058】そして、円筒形となっているシリンダート
ップ81の外周には結合ブロック56が嵌め合わせてあ
り、この構成により、シリンダートップ81の上部の外
周には鋳物などを切削して形成して中央に開口を貫通さ
せ、三方の側面を平面に形成した結合ブロック56を鉢
巻き状に固着したことになる。この結合ブロック56の
左右の側面にはそれぞれピン軸57、57を突起してあ
り、両ピン軸57、57の軸線は同一の直線上に位置す
るように配置してある。各ピン軸57、57は中ブーム
19に固着してある保持軸受58、58のピン穴59、
59にそれぞれ回動自在に挿入されるようになってい
る。また、結合ブロック56の側面であって、ピン軸5
7、57とは直角の位置に相当する平面には円柱形をし
た連結軸84を突起してあり、この連結軸84の先端の
中央にはネジ穴85が切削形成してある。そして、この
シリンダートップ81の上端よりシリンダー筒体72の
内部に向けてシリンダーロッド43が挿通してあり、こ
のシリンダーロッド43の上端(図7において右側)に
は側面から見てL字形となった端末ブロック54が固着
してある。この端末ブロック54の側面にはシリンダー
ロッド43の長さ方向と直角となるようにピン穴86が
貫通開口させてあり、このピン穴86には前述のピン5
5が挿入されるようになっている。
【0059】次に、他方のシリンダー42の中央は、内
部が中空のパイプ状をした第2のシリンダー筒体88で
構成されており、このシリンダー筒体88の上端(図7
において右側)にはシリンダー筒体88の上端開口を閉
鎖する第2のシリンダーエンド89が固着してある。こ
のシリンダーエンド89は鋳物などにより一体に形成さ
れ、切削加工により形成されたもので、全体の周囲は円
形であり、その上部は延長していて両側(図7における
上下面)は平面となるように形成してある。この平面に
はシリンダー筒体88の軸線と直角に固定穴90が開口
してあり、さらに、シリンダーエンド89の上端の面に
は一対のネジ穴128が形成してある。また、シリンダ
ーエンド89の円形となった側面の一部には直角方向に
油路突起91が突出してあり、この油路突起91の側面
にはL字形となるようにポート92が突出してあり、こ
のポート92の開口は下方に向けられている。
【0060】また、シリンダー筒体88の下端(図7に
おいて左側)には、シリンダー筒体88の下端開口を閉
鎖するように第2のシリンダートップ93が固着してあ
る。このシリンダートップ93は鋳物などにより一体に
成形したもので、外周は円形に形成してあり、その側面
の一部には平板状をした固定片94が突起してあり、こ
の固定片94の側面にはピン穴95が貫通開口してあ
る。この固定片94は前述した一対の連結ヒンジ76、
76の間に挿入されるものであり、ピン穴95にはピン
78を挿入することができる。また、シリンダートップ
93の側面には油路突起96が突出してあり、この油路
突起96の側面にはL字形となるようにポート97が突
出してあり、このポート97の開口は上方に向けられて
いる。このシリンダートップ93の下端開口からはシリ
ンダーロッド44が摺動自在に挿通してあり、このシリ
ンダーロッド44の下端(図7において左側)には立体
形をした端末ブロック60が固着してある。この端末ブ
ロック60の側面には、シリンダーロッド44の軸方向
と直角になるようにピン穴108が貫通開口してあり、
このピン穴108にはピン61が挿入されるようになっ
ている。
【0061】そして、図7では鎖線で示してあって、具
体的には図示していないが、ポート75と91の間には
圧力油を流動させるための硬質ゴムやフレキシブル金属
管で形成した圧力路181が接続してあり、ポート83
と97の間には圧力油を流動させるための硬質ゴムやフ
レキシブル金属管で形成した圧力路182が接続してあ
る。
【0062】また、前述したスペーサー62は薄肉板金
により複数のリブを溶接して組み立てられており、上方
から見て三角形となるように形成してある。このスペー
サー62の三角形の形状では、斜辺が長い二等辺三角形
をしており、スペーサー62の短辺は上方(図7におい
て右側)に向けられている。このスペーサー62の短辺
には、左右がそれぞれ折れ曲げられてやや『コ』の字形
をした間隔部材103が固着してあり、間隔部材103
の左右の幅は先ブーム20の内壁の間隔にほぼ等しくな
るように設定してある。このため、スペーサー62を先
ブーム20内に挿入した時には、間隔部材103の両端
が先ブーム20の左右の内壁と接触することができ、こ
の間隔部材103が先ブーム20と接触することでスペ
ーサー62の位置が左右にずれのを防止できる。この間
隔部材103の上側(図7において右側)の平面には、
一対の連結ヒンジ104、104が間隔を置いて固着し
てあり、この連結ヒンジ104、104の側面にはそれ
ぞれピン穴105、105を開口してある。そして、三
角形のスペーサー62の鋭角の頂部にはパイプ状をした
軸支筒106が固着してあり、この軸支筒106の開口
はスペーサー62の平面と直角となるように位置させて
あり、この軸支筒106には前述したピン63を挿入す
る軸穴107が貫通開口してある。
【0063】この実施例における伸縮ユニット35を組
み立てるには、一対のシリンダー41、42を相互に連
結しなければならない。先ず、両シリンダー41と42
のそれぞれの側面を接近させ、連結軸84を固定穴90
の挿入し、同時に固定片94を連結ヒンジ76と76の
隙間に挿入する。そして、固定穴90を通過してシリン
ダーエンド89の平面より突出した連結軸84の頭部に
は座板99の開口100を挿入し、座板99を連結軸8
4に挿通したままの状態で、連結軸84のネジ穴85に
止めネジ101をねじ込む。この止めネジ101の下部
には雄ネジが加工してあり、その中央には径大のフラン
ジ部が形成してあるもので、止めネジ101をネジ穴8
5にねじ込むことにより座板99を介して結合ブロック
56はシリンダーエンド89の平坦な側面に固定される
ことになる。そして、ピン穴77、77、ピン穴95に
側面よりピン78を挿入し、連結ヒンジ76、76と固
定片94をピン78でピン連結する。このような手順に
より、シリンダー41と42は相互に連結され、両シリ
ンダー41と42の軸線は平行となるように組み立てら
れる。なお、連結軸84とピン78の軸線は直角方向に
配置してあるため、シリンダー41と42の組み立てる
際に、シリンダー41と42は左右上下の方向に回動で
きる余裕があり、連結軸84を固定穴90に挿入する作
業とピン78をピン穴77、77、ピン穴95に挿入す
る作業が容易となる。
【0064】そして、両シリンダー41、42が組み立
てられたなら、結合ブロック56の左右に突出したピン
軸57、57をそれぞれ左右にある保持軸受58、58
のピン穴59、59に挿入することで、両シリンダー4
1、42は結合ブロック56、ピン軸57、57、保持
軸受58、58を介して中ブーム19に保持される。こ
の連結においては、シリンダー41、42はピン軸57
を中心として中ブーム19に対して揺動自在に連結され
たことになり、シリンダー41、42が伸縮の動作を行
っている際に生じるガタ付きなどを吸収することができ
る。次いで、シリンダーロッド43の上端に固着した端
末ブロック54をリブ板51、51の間に挿入させ、ピ
ン55をピン穴86とリブ板51、51のピン穴(図示
せず)に挿入することで、ピン55により端末ブロック
54をリブ板51、51に連結させる。また、シリンダ
ーロッド44の下端に固着した端末ブロック60を一対
の連結ヒンジ104、104の隙間に挿入し、側面から
ピン61をピン穴105、105、ピン穴に挿入するこ
とにより、連結ヒンジ104、104と端末ブロック6
0を連結する。この端末ブロック60と連結ヒンジ10
4、104の結合はピン61により揺動自在に連結され
ているので、先ブーム20に対してシリンダーロッド4
4が傾いてもその傾斜を吸収できるように余裕を持って
連結されている。さらに、軸支筒106を先ブーム20
の下部側面に形成した開口(図示せず)に位置合わせ
し、先ブーム20の側面よりピン63を先ブーム20の
開口と軸穴107に挿通して、軸支筒106と先ブーム
20を連結させる。
【0065】<給油ユニット36の外観と構成>
【0066】次に、図8は前述した給油ユニット36を
構成する部材を分解して示し、この伸縮ユニット35を
組み立てる手順を示す分解斜視図である。
【0067】この給油ユニット36は、油圧シリンダー
に似た一対のシリンダーパイプ45と46より構成され
ており、両シリンダーパイプ45、46の軸線は平行と
なるように組み立てられている。このシリンダーパイプ
45の中央は内部中空のパイプ状をした第3のシリンダ
ー筒体111より構成され、シリンダー筒体111の下
端(図8において左側)には平板状をしたシリンダーエ
ンド112が密着されており、シリンダー筒体111の
下端開口はシリンダーエンド112で閉鎖されている。
また、シリンダー筒体111の上部外周(図8において
右側)には長方体形状をした固定ブロック113が挿入
してあり、この固定ブロック113の上面(図8におい
て右側)よりシリンダー筒体111の上端が突出してい
る。そして、このシリンダー筒体111の上端開口から
摺動パイプ47を摺動自在に挿入してあり、この摺動パ
イプ47の上端には立体形をした端末ブロック65が固
着してあり、この端末ブロック65の側面には端末ブロ
ック65の長さ方向と直角に軸線を位置させたピン穴1
14を開口してある。
【0068】次に、シリンダーパイプ46中央は内部中
空のパイプ状をした第4のシリンダー筒体117より構
成されており、このシリンダー筒体117の上端(図8
において右側)には長方体形状をしたシリンダーエンド
118が連結してあり、このシリンダーエンド118に
よってシリンダー筒体117の上端開口は閉鎖されてい
る。このシリンダーエンド118と固定ブロック113
はほぼ同じ形状をしており、固定ブロック113とシリ
ンダーエンド118の側面を密着させることによって両
者は一体に結合されている。そして、結合された固定ブ
ロック113、シリンダーエンド118の一側面(図8
中で裏側)には板金をL字形に曲げて形成した固定チャ
ンネル67を固着してあり、この固定チャンネル67の
突出した片にはネジ71を挿通するための一対の開口1
29が開けてある。また、シリンダー筒体117の下部
外周(図8において左側)には長方体形状をした固定ブ
ロック119が挿通してあり、この固定ブロック119
の一側面には板金状の固定片120が固着してあり、固
定片120の一端はシリンダーエンド112の下面と固
着してある。
【0069】このようにして、固定ブロック113とシ
リンダーエンド118によりシリンダー筒体111と1
17の上端が結合され、シリンダーエンド112、固定
ブロック119、固定片120によりシリンダー筒体1
11と117の下端が結合され、シリンダー筒体111
と117は一体となるように連結されている。こうして
シリンダーパイプ45、46はそれぞれの軸線が平行と
なるように連結され、この形態により給油ユニット36
が組み立てられていることになる。そして、シリンダー
筒体117の下端開口から摺動パイプ48が摺動自在に
挿入されており摺動パイプ48の下端には立体形状をし
た端末ブロック121が連結してあり、この端末ブロッ
ク121によって摺動パイプ48の下端開口を閉鎖して
いる。また、端末ブロック121の側面には摺動パイプ
48の軸線と直角方向に軸線を位置させたピン穴122
を開口してある。
【0070】また、前述のスペーサー62に固着した間
隔部材103の上面((図8において右側面)であって
片方に遍位した位置(すなわち中央に固着した連結ヒン
ジ104を避けた位置)には、一対の連結ヒンジ69、
69が間隔を置いて固着してあり、各連結ヒンジ69、
69にはそれぞれピン穴126、126を開口してあ
る。なお、連結ヒンジ104、104に開口しているピ
ン穴105、105の軸線と、連結ヒンジ69、69に
開口してあるピン穴126、126の軸線とは、両者が
相互に直角に位置するように配置してある。
【0071】このように組み立てられた給油ユニット3
6を伸縮ブーム28内に収納してある伸縮ユニット3
5、スペーサー62等と連結するには、先ず固定チャン
ネル67の側面を図7で示すシリンダーエンド89の上
端面(図7において右側)に密着させ、このシリンダー
エンド89の上端に開口させてあるネジ穴128と固定
チャンネル67に開口させてある開口129の位置を一
致させる。そして、開口129よりネジ穴128に向け
てネジ71をねじ込むことにより、固定チャンネル67
をシリンダーエンド89に固定させる。次いで、摺動パ
イプ47の上端に固着してある端末ブロック65をリブ
板51と52の間に位置させ、リブ板51、52に開口
させたピン穴(図示せず)とピン穴114の軸穴を一致
させ、リブ板52の側面よりピン66を挿通して、端末
ブロック65をリブ板51、52に連結させる。また、
端末ブロック121の下端を一対の連結ヒンジ125、
15による隙間に挿入し、ピン穴122とピン穴12
6、126の軸線を一致させたなら、連結ヒンジ69の
側面よりピン70を挿入し、端末ブロック69と連結ヒ
ンジ125をこのピン70によって連結させる。
【0072】<伸縮ユニット35の内部構造>
【0073】図9は、組み立てられた状態の伸縮ユニッ
ト35を中央でその長さ方向に切断し、内部の構成を示
した縦断面図である。
【0074】前述したようにシリンダー筒体72の下端
開口(図9において左側)にはシリンダーエンド73を
密着して固定してあり、このシリンダーエンド73によ
ってシリンダー筒体72の下端開口は閉鎖されている。
このシリンダーエンド73の内部にはこのシリンダー筒
体72の内部空間からポート75に圧力油を流動させる
油路138が穿ってある。そして、シリンダー筒体72
の内部には、このシリンダー筒体72の内周と気密に摺
動するピストン133が挿通してあり、このピストン1
33によりシリンダー筒体72の内部空間は気密に二分
されている。このピストン133の側面にはシリンダー
ロッド43の下端(図9において左端)が連結してあ
る。そして、シリンダーロッド43の内部には、このシ
リンダーロッド43の内径よりその外形が小さくて、そ
の長さがシリンダーロッド43よりも少し長いインナー
パイプ132をその長さ方向に挿通してあり、シリンダ
ーロッド43の内部空間はインナーパイプ132により
二重に区分されている。このインナーパイプ132の下
端(図9において左端)はピストン133の中央を貫通
しており、インナーパイプ132の下端には止めネジ1
34がねじ込まれ、止めネジ134によってインナーパ
イプ132はピストン133に連結されている。このた
め、インナーパイプ132の下端開口はピストン133
で区分された図9中の左側の空間Eと連通しているが、
シリンダーロッド43の内部空間はピストン133によ
り閉鎖されている。
【0075】また、シリンダー筒体72の上端開口(図
9において右側)には円筒形状をしたカップリング13
6の下部が嵌め込んであり、カップリング136の内径
はシリンダーロッド43の外径とほぼ同一とし、シリン
ダーロッド43はカップリング136と気密に摺動する
ことができる。つまり、このカップリング136とシリ
ンダーロッド43によってシリンダー筒体72の上端開
口が気密に閉鎖され、カップリング136の上端開口か
らシリンダーロッド43が気密に伸縮できるように突出
していることになる。そして、このシリンダー筒体72
の上部とカップリング136の周囲を囲むようにしてシ
リンダートップ81が嵌め合わされ、このシリンダート
ップ81によってシリンダー筒体72の上部が補強され
ている。このシリンダートップ81の内部には、シリン
ダー筒体72の内壁とシリンダーロッド43の外壁との
間にあるリング状の空間からポート83に圧力油を流動
させる油路137が穿ってある。
【0076】そして、シリンダーロッド43とインナー
パイプ132の上端(図9において右側)には立体形状
をした端末ブロック54が固着してあり、この端末ブロ
ック54によってシリンダーロッド43とインナーパイ
プ132の上端開口が閉鎖されている。この端末ブロッ
ク54の内部にはそれぞれ独立した油路139、140
が穿ってあり、インナーパイプ132の内部空間と油路
139の一端を連通し、インナーパイプ132の外周と
シリンダー42の内周の隙間にあるリング状の空間と油
路140の一端を連通してある。そして、油路139の
他端は端末ブロック54の側面に突出したポート141
と連通し、油路140の他端は端末ブロック54の側面
に突出したポート142と連通してある。そして、シリ
ンダー42の下部(図9において左側)側面には、この
シリンダー42の内周と外周を連通して圧力油を流動さ
せるための通口135を開口してある。
【0077】次に、前述したシリンダー筒体88の上端
開口(図9において右側)には、立体形をしたシリンダ
ーエンド89が密着させてあり、シリンダーエンド89
によってシリンダー筒体88の上端開口は閉鎖されてい
る。このシリンダーエンド89の内部には、このシリン
ダー筒体88の内部空間とポート92の間に圧力油を流
動させるための油路149が穿ってある。このシリンダ
ー筒体88の内部空間にはシリンダー筒体88の内周と
気密に摺動できるピストン145が挿入してあり、この
ピストン145によりシリンダー筒体88の内部空間は
気密に二分してある。このピストン145により区分さ
れたシリンダー筒体88の内部空間の内で、図9中右側
の空間を圧力室Fとする。また、シリンダー筒体88の
内部に挿入したシリンダーロッド44の上端(図9にお
いて右側)にはピストン145の側面中央が連結してあ
り、このピストン145によってシリンダーロッド44
の上端開口が閉鎖されている。
【0078】そして、このシリンダー筒体88の下端
(図9において左側)開口にはその内径をシリンダーロ
ッド44の外径と同一とした円筒形のカップリング14
4が連結してあり、シリンダーロッド44はカップリン
グ144と気密に摺動することができるように保持させ
てある。つまり、このカップリング144とシリンダー
ロッド44によってシリンダー筒体88の下端開口が気
密に閉鎖され、カップリング144の下端開口からシリ
ンダーロッド44が気密に伸縮できるように突出してい
ることになる。このシリンダー筒体88の下部とカップ
リング144の周囲を囲むようにしてシリンダートップ
93が嵌め合わされ、このシリンダートップ93によっ
てシリンダー筒体88の下部が補強されている。このシ
リンダートップ93の内部には、シリンダー筒体88の
内壁とシリンダーロッド44の外壁との間にあるリング
状の空間からポート97に圧力油を流動させる油路14
7が穿ってある。
【0079】そして、シリンダーロッド44の下端(図
9において左側)には立体形状をした端末ブロック60
が固着してあり、この端末ブロック60によってシリン
ダーロッド44の下端開口は閉鎖されている。この端末
ブロック60の内部にはシリンダーロッド44の内部空
間に連通する油路148が穿ってあり、この油路148
の他端は端末ブロック60の側面に突起させたポート1
50と連通してある。さらに、シリンダーロッド44の
上部(図9において右側)の側面には、シリンダーロッ
ド44の内外側で圧力油を連通させるための通口146
を開口してある。
【0080】<給油ユニット36の内部構造>
【0081】図10は、組み立てられた状態の給油ユニ
ット36を中央でその長さ方向に切断し、内部の構成を
示した縦断面図である。
【0082】前述のように、シリンダーパイプ45を構
成するシリンダー筒体111の下端(図10において左
側)開口はシリンダーエンド112により閉鎖され、こ
のシリンダー筒体111の上端の開口には内径を摺動パ
イプ47の外径とした円筒形のカップリング153が挿
入してある。このカップリング153の中央の開口には
摺動パイプ47を気密に摺動自在に挿通してあり、摺動
パイプ47はその上下端が開口したパイプ状をしてお
り、摺動パイプ47がシリンダー筒体111内で伸縮し
ても、シリンダー筒体111の内部空間と摺動パイプ4
7の上端とは常時連通している。また、シリンダー筒体
111の上部の外周には中央にシリンダー筒体111の
外径の開口を穿った立体形をした固定ブロック113が
固着してあり、この固定ブロック113によってシリン
ダー筒体111の上部が補強されている。そして、摺動
パイプ47の上端(図10において右側)には立体形を
した端末ブロック65が固着してあり、この端末ブロッ
ク65によって摺動パイプ47の上端開口は閉鎖されて
おり、この端末ブロック65の側面には、摺動パイプ4
7の内部空間と連通する油路154が穿ってある。
【0083】また、シリンダーパイプ46を構成するシ
リンダー筒体117の上端(図10において右側)には
立体形をしたシリンダーエンド118が固着してあり、
このシリンダーエンド118によってシリンダー筒体1
17の上端開口を閉鎖している。このシリンダーエンド
118の側面は前述の固定ブロック113の側面と密着
させて固定してあり、両者は一体となるように組み立て
てある。そして、シリンダーエンド118の内部にはシ
リンダー筒体117の内部空間と連通する油路156が
穿ってあり、また、シリンダー筒体111の上部の側面
と固定ブロック113の側面にはシリンダー筒体111
の内外を連通する通口155が開口してあり、油路15
6の終端はこの通口155に連通してある。つまり、通
口155と油路156を介してシリンダー筒体111の
内部空間とシリンダー筒体117の内部空間は相互に連
通されていることになる。
【0084】そして、シリンダー筒体117の下部外周
には、中央にシリンダー筒体117の外径をその内径と
した立体形をした固定ブロック119が挿通固着してあ
り、この固定ブロック119の側面には板金などの固定
片120が固着してあり、固定片120の一端にはシリ
ンダーエンド112の下面が連結してある。このため、
シリンダーエンド112、固定ブロック119、固定片
12によって一体となった構造体が形成され、これらに
よってシリンダー筒体111の下端とシリンダー筒体1
17の下部とが動かないように連結してある。さらに、
シリンダー筒体117の下端(図10において左側)開
口にはその内径を摺動パイプ48の外径とした円筒形の
カップリング157が嵌め込んであり、このカップリン
グ157の開口には摺動パイプ48を気密に摺動自在に
挿入してある。この摺動パイプ48はその上下端が開口
したパイプ状をしたものであり、摺動パイプ48がカッ
プリング157に対して摺動しても、シリンダー筒体1
17の内部空間と摺動パイプ48の下端開口は常時連通
している。そして、摺動パイプ48の下端(図10にお
いて左側)開口には立体形をした端末ブロック121が
連結してあり、この端末ブロック121により摺動パイ
プ48の下端開口を閉鎖している。さらに、端末ブロッ
ク121の側面には、摺動パイプ48の内部空間と連通
する油路158を穿ってある。
【0085】<圧力室の断面積の関係>
【0086】次に、図11は前述した伸縮ユニット35
を構成するシリンダー筒体72とシリンダー筒体88の
形状の関係を示したものである。この図11をより具体
的に説明すれば、図9中におけるSーSの方向に矢視し
た断面図と対応している。従って、この図11では、圧
力室EとFの関連を示している。
【0087】この図において、シリンダー筒体88の内
部の断面積をTとすれば、この断面積Tは同時にシリン
ダー筒体88の内部で摺動するピストン145の断面積
と同一となる。また、シリンダー筒体72の内部の断面
積をUとすれば、この断面積Uは同時にシリンダー筒体
72の内部で摺動するピストン133の断面積と同一と
なる。そして、このシリンダー筒体72の中央に位置し
ているインナーパイプ132の内径の断面積をUとす
る。すると、(UーV)の面積はシリンダー筒体72の
圧力室Eで圧力油がピストン133に実際に作用する有
効圧力断面積と等しいこのになる。このような断面積の
設定において、
【0088】T=(UーV)
【0089】の関係を保つようにシリンダー筒体88、
72、インナーパイプ132のそれぞれの内径を設定し
ておく。
【0090】<作動させるための油圧回路の構成>
【0091】また、図12、図13は本実施例における
油圧回路の制御機構を示したものである。この図12と
図13は一体のもので、図12におけるaは図13にお
けるaに接続してあり、図12におけるbは図13にお
けるbに接続してある。
【0092】従来の掘削機における機構と同一であるよ
うに、車体11の内部にはエンジン162、油圧発生源
としての油圧ポンプ161が収納してあり、油圧ポンプ
161はエンジン162によって従動されることにより
その吸引側に連通した油タンク163内の圧力油を吸引
し、圧力油を所定の圧力に高めて油圧ポンプ161の吐
出側から放出する。この油圧ポンプ161の吐出側に
は、電磁弁164、165が並列に接続してあり、各電
磁弁164、165は電気信号により『中立』『正側』
『逆側』の三段に切り換えることができるものであり、
各電磁弁164、165の戻り側には油タンク163と
連通してある。この電磁弁164の一方の出力は圧力路
184を介してポート141に接続してあり、電磁弁1
64の他方の出力は圧力路185を介してポート142
に接続してある。また、電磁弁165の一方の出力には
逆止弁171と173が接続してあり、両逆止弁171
と173の制御方向はそれぞれ逆方向に向けてある。そ
して、電磁弁165の他方の出力には逆止弁172と1
74が接続してあり、両逆止弁172と174の制御方
向はそれぞれ逆方向に向けてある。これらの逆止弁17
1と172の制御方向は同一に向けてあり、逆止弁17
3と174の制御方向も同一に向けてあり、逆止弁17
1と172の制御方向と逆止弁173と174の制御方
向とは逆方向に向くように設定してある。
【0093】これらの逆止弁171、172にはそれぞ
れ圧力路186を介してポート142に接続してあり、
逆止弁173、174には圧力路187を介して油路1
54に接続してある。また、電磁弁164の出力と圧力
路184の間にはパイロットチェック弁166が接続し
てあり、パイロットチェック弁166の自由流側は油タ
ンク163に戻してあり、パイロットチェック弁166
のパイロット信号のポート側には圧力路184が接続し
てある。そして、電磁弁164の出力と圧力路184の
間には逆止弁175の逆流制御側が接続してあり、逆止
弁175の自由流側には圧力路187が接続してある。
さらに、電磁弁164と圧力路185の間にはパイロッ
トチェック弁176の逆流制御側が接続してあり、パイ
ロットチェック弁176の自由流側には圧力路187が
接続してあり、パイロットチェック弁176のパイロッ
ト信号のポートには圧力路184が接続してある。
【0094】そして、前述の伸縮ユニット35におい
て、ポート75と92とは連通パイプ181で接続して
あり、ポート83と97とは連通パイプ182によって
接続してある。この伸縮ユニット35のシリンダーロッ
ド44の下端に設けたポート150には圧力路188を
介して電磁弁178の一方が接続してあり、電磁弁17
8の他方には圧力路189を介して給油ユニット36に
おける摺動パイプ48の終端に設けた油路158と接続
してある。この電磁弁178は電気信号により『中立』
『正側』『逆側』の三段に切り換えることができるもの
であり、この電磁弁178の出力側には油圧シリンダー
25、26が並列に接続してある。そして、電磁弁16
5と電磁弁178は常に同時に作動するものであり、電
磁弁165の正側の電磁コイルKと電磁弁178の正側
の電磁コイルMには同時に制御信号が伝えられ、電磁弁
165の逆側の電磁コイルLと電磁弁178の逆側の電
磁コイルNには同時に制御信号が伝えられるものであ
る。しかし、電磁弁165の正側の電磁コイルKと逆側
の電磁コイルLには同時に制御信号は伝えられず、同様
に電磁弁178の正側の電磁コイルMと逆側の電磁コイ
ルNには同時に制御信号は伝えられないものである。
【0095】次に、本実施例の作用を説明する。この作
用の説明では、図14で示すように深掘り掘削機によ
り、その内径に比べて深い穴Wを掘削する場合の作業の
動作について手順を追って説明する。
【0096】<圧力油の発生と供給>
【0097】この深掘り掘削機を作動させ、その機能を
発揮するためには、駆動源である圧力油を深掘り掘削機
の各部にある油圧機器に供給しなければならない。この
ため、作業台13内に収納してあるエンジン162を駆
動して油圧ポンプ161を従動させ、この油圧ポンプ1
61より油タンク163に貯留してある圧力油を吸引
し、適度な圧力で加圧して深掘り掘削機の各油圧機器に
供給する。図12、図13の油圧回路では示されていな
いが、油圧ポンプ161で加圧された圧力油は、車体1
1、作業台13に設けた油圧シリンダー、油圧モーター
にもそれぞれ同時に供給される(図12、図13では本
発明とは直接関連しない油圧機器の回路構成は省略して
ある)。
【0098】<アーム14の上下動の操作>
【0099】上述の油圧ポンプ161により加圧された
圧力油は、作業台13の運転席の周りに配置してある操
縦機構によりその供給、停止が制御される。この操縦機
構によりアーム14と伸縮ブーム28を揺動させてその
角度を変動させるには、油圧シリンダー15、18に対
し適量の圧力油を供給することで行うことができる。す
なわち、油圧シリンダー15を伸長させるか縮小させる
かにより、アーム14を作業台13に対して前後に揺動
させることができ、アーム14の傾斜角度を変動するこ
とできる。また、油圧シリンダー18を伸長させるか縮
小させるかにより、ホルダー29をピン17を回動の中
心として傾斜させ、ホルダー29に固着してある元ブー
ム16をアーム14に対して前後に揺動させることがで
き、元ブーム16の傾斜角度を変動することできる。こ
のように、両油圧シリンダー15、18を適度に伸縮す
ることにより、元ブーム16の傾斜角度、高さ位置を自
由に制御することができ、この元ブーム16の制御は同
時に伸縮ブーム28を制御となる。このようにして、油
圧シリンダー15、18を同時に、あるいは交互に操作
することにより、図14中の実線で示されたように、伸
縮ブーム28を傾斜させて地表から高い位置に持ち上げ
た状態から、図14中の破線で示されたように、伸縮ブ
ーム28を垂直に垂れ下げて深い穴Wの内部に挿入する
ことができる。この伸縮ブーム28の傾斜角度と高さ位
置の変更の操作は、従来から良く知られている深掘り掘
削機の操作手順と同一である。
【0100】<伸縮ブーム28を伸長させる動作>
【0101】前述の図1、図15の実線で描かれている
状態の深掘り掘削機は、伸縮ブーム28が最短の長さと
なるように縮小されている。この縮小された状態では、
元ブーム16の内部に中ブーム19を収納してあり、中
ブーム19の内部に先ブーム20を収納してある。この
状態の伸縮ブーム28を深い穴Wの上部開口に挿入した
ならば、次いで、この伸縮ブーム28を伸長させ、図1
4の破線で示すように、シェルバケット23、24を下
方に降下させる動作を行う。シェルバケット23、24
を深い穴Wの底にまで押し下げて、深い穴Wの底にある
土砂を掴み取るためである。この伸縮ブーム28を伸長
させるためには、伸縮ブーム28の内部に収納してある
伸縮ユニット35に圧力油を供給して作動させ、元ブー
ム16より中ブーム19を下方に押し出し、中ブーム1
9より先ブーム20を下方に押し出すことにより行う。
【0102】この操作では、電磁弁164の電磁コイル
G側に制御信号を伝え、電磁弁164を『正側』に投入
することにより開始される。油圧ポンプ161から吐出
したは圧力油は電磁弁164を通過した後に、圧力路1
84を介してポート141に流入し、この圧力油は図9
中で示す油路139を通過し、インナーパイプ132の
内部を流動してその下端開口(図9において左端側)よ
りシリンダー筒体72の圧力室Eに流入する。この圧力
室Eは、シリンダー筒体72の内部をピストン133に
よって区切られた空間であり、この圧力室Eに圧力油が
流入して膨張すると、摺動自在のピストン133側に作
用力を伝えることになる。このピストン133にはその
有効作用断面積に応じた作用力が発生し、シリンダー筒
体72内で図9中右方向にピストン133を摺動させる
ことになる。ピストン133がシリンダー筒体72内で
右方向に摺動されることにより、ピストン133に連結
してあるシリンダーロッド43、インナーパイプ132
も右方向に押し出され、シリンダーロッド43はカップ
リング136の内周面と気密を保ちながら摺動し、シリ
ンダーロッド43はカップリング136の上端面(図9
で右側の面)より押し出されることになる。
【0103】このようにして、シリンダーロッド43は
シリンダー41より押し出され、シリンダーロッド43
の上端に固着してある端末ブロック54とシリンダー筒
体72の下端に固着してあるシリンダーエンド73の間
隔が拡大される。このシリンダー筒体72は図4、図
5、図6、図7で示すように、結合ブロック56が固定
してあり、この結合ブロック56は、ピン軸57と保持
軸受58を介して中ブーム19に連結されている。ま
た、端末ブロック54は、図4、図5で示すようにピン
55により元ブーム16に連結されている。このため、
シリンダー筒体72と共に移動する結合ブロック56と
端末ブロック54の間隔が拡大されると、中ブーム19
は元ブーム16より押し出され、図4、図5の左方向に
中ブーム19が摺動することになる。こうして、シリン
ダー筒体72の圧力室E内で圧力油が膨張すると、ピス
トン133がシリンダー筒体72内で摺動し、このピス
トン133の作用力はシリンダー筒体72からシリンダ
ー42の押し出すことととなり、よって中ブーム19を
元ブーム16より押し出す作用をすることになる。
【0104】この動作と同時に、インナーパイプ132
の下端開口から圧力室Eに流入した圧力油の一部は、シ
リンダーエンド73に穿ってある油路138にも流入
し、ポート75より連通パイプ181を通過してポート
92にまで流動する。ポート92に流入した圧力油は油
路149を通過し、シリンダー筒体88の内部にある圧
力室F側にまで流入する。この圧力室Fに流入した圧力
油が膨張すると、シリンダー筒体88に収納した摺動自
在のピストン145に作用力を与えることになる。この
ピストン145の図9中右面には、その有効作用断面積
に応じた作用力が発生し、シリンダー筒体88内でピス
トン145を図9中左方向に押動する作用を行う。ピス
トン145がシリンダー筒体88内で図9中左方向に摺
動されると、ピストン145に連結したシリンダーロッ
ド44も同時に図9中左方向に移動させられる。このシ
リンダーロッド44の外周はシリンダー筒体88の下端
に固着したカップリング144の内周面と気密に接触し
ていることから、シリンダーロッド44はカップリング
144と摺動しながら図9中で左方向に移動させられる
ことになる。
【0105】図4、図5、図7で示すように、前述のシ
リンダー筒体88の上端にはシリンダーエンド89が固
着してあり、シリンダーエンド89は結合ブロック56
に連結してあり、シリンダー筒体88の下端には固定片
94が突出してあり、ピン78を介して連結ヒンジ76
と連結してある。つまり、シリンダー筒体88はその上
下端で他のシリンダー筒体72に連結してあり、このこ
とはシリンダー筒体88は中ブーム19に連結してある
ことになる。また、シリンダーロッド44の下端には端
末ブロック60が固着してあり、この端末ブロック60
は図4,図5、図7で示すように、ピン61を介してス
ペーサー62の連結ヒンジ104に連結してある。ま
た、スペーサー62はピン63により先ブーム20の下
端に連結されていて、結果として端末ブロック60は先
ブーム20に連結されていることになる。このような関
連により、シリンダー筒体88内の圧力室Fで圧力油が
膨張すると、ピストン145によりシリンダーロッド4
4がカップリング144より図9中で左方向に押し出さ
れ、シリンダーエンド89と端末ブロック60の間隔を
拡大させことになり、前述の関連により先ブーム20を
中ブーム19より押し出す作用をすることになる。
【0106】このような、同時進行の一連の動作によ
り、電磁弁164が『正側』に投入されたことからポー
ト141に供給された圧力油によって、シリンダーロッ
ド43はシリンダー筒体72から押し出され、シリンダ
ーロッド44はシリンダー筒体88から押し出され、両
者の動作は同期して行われる。また、図9で示すよう
に、シリンダーロッド43と44が伸長する方向は逆方
向となる。これらのシリンダーロッド43と44が伸長
する作用により、中ブーム19は元ブーム16より押し
出され、先ブーム20は中ブーム19より押し出され、
しかも中ブーム19と先ブーム20の摺動は同時に行わ
れ、しかも摺動の速度は同期している。すなわち、中ブ
ーム19が元ブーム16より摺動する速度と、先ブーム
20が中ブーム19より摺動する速度は同じである。
【0107】この摺動速度が同期する理由を次に説明す
る。図11で示したように、シリンダー筒体88内の圧
力室Eにおける有効圧力断面積は、シリンダー筒体72
の内径の圧力断面積Uよりインナーパイプ132の圧力
断面積Vを引いた(UーV)となり、この有効断面積
(UーV)と圧力油の圧力の積がピストン133に作用
する作用力となる。この有効圧力断面積(UーV)によ
ってピストン133はシリンダー筒体72内で摺動させ
られることになる。また、シリンダー筒体88内の圧力
室Fの有効圧力断面積Tは、シリンダー筒体88の断面
積Tに設定してあり、この有効圧力断面積Tと圧力油の
圧力の積がピストン145に作用する作用力となる。こ
の有効圧力断面積Tは、図11で示すように有効圧力断
面積(UーV)の断面積と等しくなるように設定してあ
る。このため、圧力室Eと圧力室Fに同一圧力の圧力油
が供給されるとなれば、それぞれのピストン133と1
45には等しい作用力が発生し、同じ摺動速度でシリン
ダーロッド43と44を押し出すことになる。こうし
て、ピストン133がシリンダー筒体72内で摺動する
速度とピストン145がシリンダー筒体88内で摺動す
る速度が同一となり、シリンダーロッド43と44の移
動速度が同期させられることになる。
【0108】<排出された圧力油の回収>
【0109】前述のように図12において、ポート14
1に圧力油が供給されると、シリンダー筒体72内でピ
ストン133は図9中で右方向に摺動し、同時に、ポー
ト75より排出された圧力油が連通パイプ181を通過
し、ポート92より圧力室Fに流入するとピストン14
5がシリンダー筒体88内で図9中で左方向に摺動す
る。このピストン133がシリンダー筒体72内で右方
向に摺動すると、シリンダー筒体72の内部であってピ
ストン133の右側の空間に残留している圧力油は圧縮
されることになるが、この圧力油の逃げがなければピス
トン133は移動することができない。しかし、シリン
ダー筒体72の内側とシリンダーロッド43の外側によ
って形成されたドーナツ状の空間は、シリンダー筒体7
2の下部に開口した通口135によってシリンダーロッ
ド43の内側空間と連通している。このため、ピストン
133が図9中で右側に摺動すると、シリンダー筒体7
2の内側とシリンダーロッド43の外側によって形成さ
れたドーナツ状の空間に残留していた圧力油は通口13
5を通過し、シリンダーロッド43内に流入し、シリン
ダーロッド43の内周とインナーパイプ132の内周で
形成されたドーナツ状の空間を流動する。そして、この
流動した圧力油は端末ブロック54に穿った油路140
に流れ込み、ポート142より排出され、圧力路18
5、電磁弁164を通過した後に油タンク163に戻さ
れる。
【0110】また、ピストン145がシリンダー筒体8
8内で図9中で左方向に摺動すると、シリンダー筒体8
8の内部であってピストン145の左側の空間に残留し
ている圧力油は圧縮されることになるが、この圧力油の
逃げがなければピストン145は移動することができな
い。このシリンダー筒体88の内側とシリンダーロッド
44の外側によって形成されたドーナツ状の空間は、油
路147に連通しているため、ピストン145が摺動す
るとシリンダー筒体88の左側に残留している圧力油は
油路147より押し出されることになる。この油路14
7に流動した圧力油は、ポート97より連通パイプ18
2、ポート83、油路137を流動し、シリンダー筒体
72内に流入し、通口135よりシリンダーロッド43
の内側にまで流動する。その後は、前述したのと同様の
経路で圧力油が流動し、油タンク163にまで戻って回
収される。
【0111】このように圧力油の経路が形成されている
ことにより、シリンダー筒体88の内部であって図9中
でピストン145の左側に残留している圧力油はシリン
ダー筒体72の内部(図9中でピストン133の右側)
の空間に流入する。この流入した圧力油は、シリンダー
筒体72の内部であってピストン133の右側に残留し
ている圧力油と混合し、両者は一体となってポート14
2より外部に排出される。そして、この混合した圧力油
は『正側』に切り換わっている電磁弁164を通過した
後に、油タンク163で回収される。
【0112】<給油ユニット36の連動による伸長の動
作>
【0113】さて、前述のように電磁弁164を『正
側』に切り換えることで、油圧ポンプ161から吐出さ
れた圧力油は伸縮ユニット35に供給される。この圧力
油により、シリンダーロッド43はシリンダー筒体72
より押し出され、元ブーム16と中ブーム19の間隔が
拡大し、シリンダーロッド44はシリンダー筒体88よ
り押し出され、中ブーム19と先ブーム20の間隔が拡
大する。このような連動により、伸縮ユニット35の各
部が動作することで伸縮ブーム28は伸長するが、この
伸縮ユニット35の側面には給油ユニット36が連結さ
れている。このため、給油ユニット36も伸縮ユニット
35が動作することにより、同時に給油ユニット36そ
の全長を強制的に変動させられることになる。
【0114】すなわち、図4、図5、図8で示すよう
に、給油ユニット36における固定チャンネル67がシ
リンダー42のシリンダーエンド89に連結してあるた
め、固定チャンネル67によって固定ブロック113、
シリンダーエンド118、そしてシリンダー筒体11
1、117はこのシリンダー42を介して中ブーム19
に連結されている。また、摺動パイプ47の上端に固着
してある端末ブロック65は、図4、図5、図8で示す
ようにリブ板51、52とピン66により連結してあ
り、これらのリブ板51、52は元ブーム16に固定さ
れている。このため、摺動パイプ47は元ブーム16と
連結してあることになる。このような構成のため、伸縮
ユニット35におけるシリンダーロッド43がシリンダ
ー筒体72より押し出され、中ブーム19が元ブーム1
6より引き出されると、端末ブロック65は元ブーム1
6に連結され、シリンダー筒体111は中ブーム19に
連結されているため、同時に摺動パイプ47はシリンダ
ー筒体111より引き出されることになる。この摺動パ
イプ47がシリンダー筒体111より引き出される速度
は、シリンダーロッド43がシリンダー筒体72より引
き出される速度と同一となり、両者は同期している。な
お、この摺動パイプ47がシリンダー筒体111より引
き出される際に、摺動パイプ47の外周にはシリンダー
筒体111の上端に固定してあるカップリング153の
内周が気密に接触しており、摺動パイプ47がカップリ
ング153に対して摺動しても、シリンダー筒体111
内に収納した圧力油は外部に漏れることなく、収納した
状態を維持している。
【0115】また、摺動パイプ48の先端に固着してあ
る端末ブロック68は、図4、図5、図8で示すよう
に、ピン70により連結ヒンジ69を介してスペーサー
62に連結され、このスペーサー62はピン63により
先ブーム20に連結されている。この構成のため、伸縮
ユニット35におけるシリンダーロッド44がシリンダ
ー筒体88より押し出されると、シリンダーロッド44
により端末ブロック60、スペーサー62を介して先ブ
ーム20は押し出され、先ブーム20は中ブーム19か
ら引き出されることになる。このスペーサー62の連結
ヒンジ69には端末ブロック121がピン70で連結し
てあるため、先ブーム20が中ブーム19から引き出さ
れると、スペーサー62によって端末ブロック121が
引っ張られ、結果として端末ブロック121に固着した
摺動パイプ48がシリンダー筒体117の内部より引き
出されることになる。この摺動パイプ48がシリンダー
筒体117より引き出される速度は、シリンダーロッド
44がシリンダー筒体88より引き出される速度と同一
となり、両者は同期している。なお、この摺動パイプ4
8がシリンダー筒体117より引き出される際に、摺動
パイプ48の外周にはシリンダー筒体117の下端に固
定してあるカップリング157の内周が気密に接触して
おり、摺動パイプ48がカップリング157に対して摺
動しても、シリンダー筒体117内に収納した圧力油は
外部に漏れることなく、収納した状態を維持している。
【0116】このように伸縮ユニット35におけるシリ
ンダーロッド43、44が、それぞれ図9中においてシ
リンダー筒体72、88を中心として左右に押し出され
ることに伴い、給油ユニット36における摺動パイプ4
7、48も同時に図10中においてシリンダー筒体11
1、117を中心として左右に引き出されることにな
る。このシリンダー筒体111、117の内部には圧力
油を貯留してあるが、シリンダー筒体111、117に
対して摺動パイプ47、48が摺動しても、摺動パイプ
47とカップリング153が気密に密着し、摺動パイプ
48とカップリング157が気密に密着しており、貯留
した圧力油を外部に漏らすことなく、気密性を保持した
まま端末ブロック65と121の間隔は拡大させられ
る。この給油ユニット36における両摺動パイプ47、
48の伸長動作において、シリンダー筒体111、11
7の内部には圧力油を供給しておらず(両電磁弁16
5、は『中立』の位置に設定してある)、圧力油の内外
への流動は無く、単に一対のパイプをその長さ方向に相
対的に引き出しただけの動作であるため、何ら圧力的な
作用力は発生していない。
【0117】<パイロットチェック弁176の機能>
【0118】前述のように、図10において、シリンダ
ー筒体111から摺動パイプ47が引き出され、シリン
ダー筒体117から摺動パイプ48が引き出されると、
シリンダー筒体111、117の内部が負圧の状態とな
る。これは、各摺動パイプ47、48には肉厚があるた
め、シリンダー筒体111、117から摺動パイプ4
7、48が引き出されると、引き出された摺動パイプ4
7、48の体積分だけがシリンダー筒体111、117
の内容積を減少させることになるからである(なお、各
シリンダー筒体111、117に残留している圧力油
は、伸縮ユニット35によって給油ユニット36が引き
伸ばされている際には内外に流動することはない)。こ
のように、各シリンダー筒体111、117内が摺動パ
イプ47、48の引出しにより負圧となると、摺動パイ
プ47、48を引き出すために負荷がかかることにな
り、伸縮ユニット35が円滑に給油ユニット36を従動
させて引き出すことができない。このため、負圧の発生
した各シリンダー筒体111、117内に補正のための
圧力油を供給し、吸い付きの現象を解消させなければな
らない。
【0119】このような、負圧(バキューム)状態にな
るのを防ぐために、油圧回路にはパイロットチェック弁
176を設けてある。このパイロットチェック弁176
により摺動パイプ47、48がシリンダー筒体111、
117より引き出されて、その引き出された容積分の圧
力油を供給し、負圧が発生するのを防止している。
【0120】前述の電磁弁164を『正側』に切り換え
ると、油圧ポンプ161から吐出された圧力油は圧力路
184に流入し、この圧力油は逆止弁175にも供給さ
れるが、逆止弁175が逆方向に向いているため、圧力
油は圧力路187には流動しない。しかし、パイロット
チェック弁176のパイロット信号として供給されるた
め、圧力路184からの圧力油の圧力油によりパイロッ
トチェック弁176が開放される。すると、圧力路18
5は開放されたパイロットチェック弁176により圧力
路187に連通することになる。この圧力路185に
は、ポート142から流出したシリンダーロッド43の
内部に残留していた圧力油が流動しているため、その圧
力油の一部はパイロットチェック弁176を通過して圧
力路187に流れ込むことになる。そして、図13で示
すように、圧力路187に流れ込んだ圧力油はポート1
54より摺動パイプ47の内部に移動し、摺動パイプ4
7の先端よりシリンダー筒体111内にまで流動する。
さらに、通口155、油路156を通過し、シリンダー
筒体117の内部空間にまで流入し、両シリンダー筒体
111、117の内部で不足している量の圧力油が注入
されることになる。このようにして、シリンダー筒体1
11、117に負圧が発生しても、パイロットチェック
弁176が開いて自動的に不足した圧力油を注入し、負
圧が発生するのを未然に防止している。
【0121】<伸縮ブーム28の伸長の動作の停止>
【0122】このように、電磁弁164を『正側』に切
り換えると、油圧ポンプ161から圧力油が伸縮ユニッ
ト35に供給され、伸縮ユニット35は伸長し、中ブー
ム19は元ブーム16より押し出され、先ブーム20は
中ブーム19より押し出され、伸縮ブーム28の全長は
長く伸びることになる。しかし、この動作を継続させる
ことはなく、図14中で鎖線で示すように、先ブーム2
0の先端に吊り下げたシェルバケット23、24が深い
穴Wの底付近にまで到達したならば、伸縮ブーム28を
伸長させる動作を停止しなければならない。この操作
は、電磁弁164を『正側』から『中立』の位置に復帰
させることで行い、油圧ポンプ161からポート141
に供給する圧力油の供給を停止させる。すでに伸縮ユニ
ット35に供給した圧力油はシリンダー筒体72の圧力
室E、シリンダー筒体88の圧力室Fに貯留されてい
て、その状態で油圧回路が閉鎖されるため、伸縮ユニッ
ト35におけるシリンダーロッド43、44はシリンダ
ー筒体72、78より伸長した状態で停止し、伸縮ブー
ム28はその伸長した状態のままを保持する。
【0123】<シェルバケット23、24を開くための
圧力油の供給>
【0124】このように、シェルバケット23、24が
深い穴Wの底に到達することになれば、次いで油圧シリ
ンダー25、26を縮小させ、両油圧シリンダー25、
26に連結したシェルバケット23、24を開放し、シ
ェルバケット23、24の内部に土砂を挟み込まなけれ
ばならない。
【0125】この油圧シリンダー25、26を縮小させ
てシェルバケット23、24を開放させる操作を行なう
には、電磁弁164を『中立』の状態に維持しておき、
両電磁弁165、178の電磁コイルK、Mにそれぞれ
同時に制御信号を伝え、電磁弁165と178を同時に
『正側』に切り換える。このため、油圧ポンプ161よ
り吐出された圧力油は電磁弁165を通過し、逆止弁1
71、圧力路186を流動してポート142に供給され
る。ポート142に供給された圧力油は、図9で示すよ
うに、油路140を通過し、シリンダーロッド43の内
側とインナーパイプ132の外側に形成されたドーナッ
ツ状の空間を流動し、通口135からシリンダーロッド
43の外側に流出する。そして、シリンダー筒体72の
内側とシリンダーロッド43の外側で形成されたドーナ
ッツ状の空間を流動し、油路137、ポート83より流
出し、連通パイプ182を介してポート97に流動す
る。ポート97に流入した圧力油は、図9で示すよう
に、油路147を通過し、シリンダー筒体88の内側と
シリンダーロッド44の外側に形成されたドーナッツ状
の空間に流入し、通口146よりシリンダーロッド44
の内部に流入する。そして、圧力油はシリンダーロッド
44の内部を流動し、油路148を通過した後、ポート
150よりシリンダーロッド44の外部に流出する。こ
のような流路により、伸縮ユニット35の内部を一巡し
て先ブーム20の先端付近にあるポート150にまで圧
力油を供給させることができる。
【0126】このポート150にまで到達した圧力油
は、図12、図13で示す圧力路188を流れ、『正
側』に切り換わっている電磁弁178を通過して両油圧
シリンダー25、26のそれぞれの排出室側に流入す
る。このため、各油圧シリンダー25、26のシリンダ
ーロッドは引き込まれてその全長を縮小し、吊り軸22
の下部に軸支したそれぞれのシェルバケット23、24
を回動させて下方に開くことになる。両シェルバケット
23、24を開放させた状態が図1で示されている。こ
の油圧シリンダー25、26のシリンダーロッドが縮小
する動作に伴い、各油圧シリンダー25、26の圧力室
側にある圧力油は収納されたピストンの移動により排出
される。この排出された圧力油は『正側』に切り換わっ
ている電磁弁178を通過して圧力路189を流動し、
油路158にまで流動する。
【0127】この油路158に流入した圧力油は、図1
0で示すように、摺動パイプ48の内部を流動し、その
上端(図10で右側)よりシリンダー筒体117の内部
に向けて放出する。このシリンダー筒体117内に流入
した圧力油は、次いで油路156、通口155を通過し
て隣接するシリンダー筒体111の内部に流動し、さら
に、シリンダー筒体111の内部では摺動パイプ47の
下端開口(図10で左側)より摺動パイプ47内に流入
する。そして、圧力油は摺動パイプ47の内部を流動し
て油路154より外部に放出され、油路154から流出
した圧力油は次いで圧力路187を流動し、逆止弁17
4を通過した後に電磁弁165を介して油タンク163
で回収される。なお、逆止弁173の逆側には油圧ポン
プ161からの正圧が加えられているので開放せず、逆
止弁174のみが圧力路187からの圧力油で開放させ
られる。同様にして、逆止弁175は電磁弁164が
『中立』となっているため圧力油の流動が無く、この逆
止弁175も開放しない。
【0128】このように圧力油が一巡する動作により、
電磁弁165、178がそれぞれ同時に『正側』に切り
換えられたことにより、作業台13の内部に収納した油
圧ポンプ161からの圧力油は油圧シリンダー25、2
6にまで伝えられることになる。この供給された圧力油
は、油圧シリンダー25、26を縮小させ、シェルバケ
ット23、24を開放させる作用力となる。そして、油
圧シリンダー25、26から戻ってきた圧力油は給油ユ
ニット36の内部を流動した後で、圧力路187より逆
止弁174、電磁弁165を通過して油タンク163で
回収されることになる
【0129】<シェルバケット23、24の動作停止>
【0130】前述のように油圧シリンダー25、26を
それぞれ縮小させると一対のシェルバケット23、24
が左右方向に開くことになる。このシェルバケット2
3、24が開いた状態を維持させるには、電磁弁165
の電磁コイルKと電磁弁178の電磁コイルMに供給し
ていた制御信号を停止し、両電磁弁165、178を
『中立』に切り換える。すると、油圧シリンダー25、
26の排出室内には圧力油が充満された状態となり、油
圧シリンダー25、26はそれぞれ縮小した状態を維持
し、両シェルバケット23、24は下方に向けて開いた
状態でその動作を停止させられる。
【0131】<シェルバケット23、24の押し下げ>
【0132】このような一連の圧力油の流動により、油
圧シリンダー25、26は縮小されてシェルバケット2
3、24の下部が開口され、シェルバケット23、24
の内部空間に土砂を取り入れることができる。しかし、
単にシェルバケット23、24を開放しただけでは多く
の土砂を取り入れることはできず、シェルバケット2
3、24を深い穴Wの底部分に押し下げて、より多くの
土砂をシェルバケット23、24内に取り込まなければ
ならない。
【0133】この操作では、前述のように開いた状態の
シェルバケット23、24をそのまま開放した状態に維
持しておき、図14の破線で示したように伸縮ブーム2
8を下方に伸ばしたままで、油圧シリンダー15を動作
してアーム14を下方に押し下げる。伸長した状態の伸
縮ブーム28にはその押し下げ力が加えられるが、図1
2における電磁弁164は『中立』の位置で停止してお
り、油圧回路での圧力油の流路が閉鎖されており、伸縮
ユニット35におけるシリンダーロッド43と44はそ
れぞれシリンダー筒体72、筒体88より伸長した状態
を維持して縮小しない。このため、アーム14による押
し下げの力は、そのまま伸縮ブーム28に伝えられ、シ
ェルバケット23、24を深い穴Wの底部分に押し当て
る作用力となる。こうして、開口しているシェルバケッ
ト23、24は深い穴Wの底に食い込み、シェルバケッ
ト23、24内に多くの土砂を取り込むことができる。
所定の時間だけ油圧シリンダー15を動作させてアーム
14を下方に押し下げたならば、この油圧シリンダー1
5への圧力油の供給を停止し、シェルバケット23、2
4を深い穴Wの底へ喰い込む動作を終了させる。次い
で、両シェルバケット23、24が深い穴Wの底に喰い
込んだままで、シェルバケット23、24を閉じて土砂
の掴み取りの操作を行う。
【0134】<シェルバケット23、24による土砂の
掴み取り>
【0135】次に、前述の電磁弁165の電磁コイルL
と電磁弁178の電磁コイルMに同時に制御信号を伝
え、電磁弁165、178をそれぞれ『中立』の状態か
ら『逆側』に切り換える。すると、油圧ポンプ161か
ら吐出された圧力油は電磁弁165より逆止弁172を
通過して、圧力路186よりポート142に流入する。
このとき、逆止弁174は逆側に向けられているため、
電磁弁165からの圧力油は圧力路187には流入しな
い。そして、ポート142に流入した圧力油は、前述の
<シェルバケット23、24を開くための圧力油の供給
>で説明したのと同じように、伸縮ユニット35内で流
動し、圧力油はポート150より伸縮ユニット35の外
部に流出することになる。ポート150から圧力油は圧
力路188を介して電磁弁178に伝えられるが、電磁
弁178は『逆側』に切り換えられているため、圧力油
は油圧シリンダー25、26の圧力室側の空間に流入
し、油圧シリンダー25、26の各シリンダーロッドを
伸長させるように作用する。各油圧シリンダー25、2
6のシリンダーロッドが伸長すると、各シリンダーロッ
ドに連結してあるシェルバケット23、24は吊り軸2
2を中心にして閉じるように回動し、両シェルバケット
23、24の下部は閉鎖される。これらのシェルバケッ
ト23、24の先端が噛み合うことで、いままで開いて
いた開口が閉鎖し、シェルバケット23、24内の内部
空間に深い穴Wの底にある土砂を掴み取ることができ
る。
【0136】そして、両油圧シリンダー25、26が伸
長すると、各油圧シリンダー25、26の排出室側に残
留していたピストンの動きによって排出され、電磁弁1
78に流出する。そして、電磁弁178を通過した圧力
油は圧力路189を流動し、油路158にまで流動す
る。この油路158に流入した圧力油は、前述と同様に
給油ユニット36の内部を一巡して流動した後で、圧力
路187より逆止弁173、電磁弁165を通過して油
タンク163で回収される。このように、圧力油が流動
する順路と方向は、前述した油圧シリンダー25、26
を縮小されると同じであり、電磁弁178にまで供給さ
れる圧力油は圧力路186から入力し、圧力路187よ
り戻される循環回路となって形成されている。だが、こ
の場合には、油圧シリンダー25、26に接続した電磁
弁178を切り換えた方向が前述とは逆であるため、油
圧シリンダー25、26に供給される圧力油の流路が逆
となり、油圧シリンダー25、26はそれぞれ伸長させ
られることになる。
【0137】所定の時間、電磁弁165、178を『逆
側』に切り換えて、シェルバケット23、24の下部開
口を閉鎖させたなら、油圧シリンダー25、26のシリ
ンダーロッドの伸長の動作を停止しなければならない。
この操作では、電磁弁165の電磁コイルL、電磁弁1
78の電磁コイルNへの制御信号を停止し、電磁弁16
5、178を『中立』の状態に復帰させ、油圧ポンプ1
61から吐出された圧力油の供給を停止することで行
う。油圧シリンダー25、26に圧力油の供給が停止さ
れても、各油圧シリンダー25、26内には圧力油が封
入されているため、それぞれの油圧シリンダー25、2
6は伸長した状態を維持し、両シェルバケット23、2
4の爪先は噛み合い、土砂を掴んだままの状態を維持
し、深い穴Wより掴み取った土砂を保持することができ
る。
【0138】<伸縮ブーム28を縮小させる動作>
【0139】これまでの動作による伸縮ブーム28、シ
ェルバケット23、24の位置は図14で破線で示され
た状態である。このようにして土砂を掴み取ったシェル
バケット23、24を深い穴Wより上方に引き上げるに
は、次いで、伸縮ブーム28を縮小させなければならな
い。この伸縮ブーム28の縮小の動作では、伸縮ユニッ
ト35を作動させて、元ブーム16内に中ブーム19を
収納し、中ブーム19内先ブーム20を収納することに
よって行う。
【0140】この縮小の動作を開始するには、図12で
示す電磁弁164の電磁コイルHに制御信号を伝え、油
圧ポンプ161から吐出された圧力油を圧力路185に
供給させる。すると、電磁弁164を通過した圧力油は
圧力路185を通じてポート142に流入し、油路14
0を通過した後に、シリンダーロッド43の内周とイン
ナーパイプ132の外周の間にあるドーナツ状をした空
間を流動し、通口135を通過してシリンダー筒体72
の内周に流動する。圧力油がインナーパイプ132の外
周とシリンダー筒体72の内周のドーナツ状をした空間
に流入すると、圧力油はこの空間で膨張し、ピストン1
33を図9中において左方向に押動し、ピストン133
をシリンダー筒体72内で左側に摺動させる。このピス
トン133の移動により、シリンダーロッド43とイン
ナーパイプ132も同時に引っ張られ、図9においてシ
リンダーロッド43とインナーパイプ132をシリンダ
ー筒体72の内部に引き込める作用をする。このため、
シリンダーロッド43の上端(図9中右側)に固着した
端末ブロック54と結合ブロック56の間隔が縮小され
ることになり、中ブーム19は元ブーム16の内部に引
き込められる(図4、図5で示すように、端末ブロック
54はピン55により元ブーム16に連結されており、
結合ブロック56は保持軸受58を介して中ブーム19
に連結されているからである)。このとき、シリンダー
ロッド43の外周とカップリング136の内周は気密に
密着して摺動してるため、シリンダー筒体72内にある
圧力油は外部に流出することがない。
【0141】また、シリンダー筒体72内に流入した圧
力油は、シリンダー筒体72の内周とシリンダーロッド
43の外周のドーナッツ状をした空間を流動し、油路1
37を通過してポート83から排出される。このポート
83からの圧力油は、連通パイプ182を流動してポー
ト97に伝えられ、ポート97より油路147を通過し
てシリンダー筒体88の内周とシリンダーロッド44の
外周で形成されたドーナッツ状をした空間に流入する。
同時に、一部の圧力油は通口146からシリンダーロッ
ド44の内部に流入し、圧力油はシリンダー筒体88の
内部で膨張してピストン145を図9中において右方向
に押動する。このため、ピストン145はシリンダー筒
体88内で右方向に摺動し、ピストン145に連結して
あるシリンダーロッド44を右方向に引っ張り、シリン
ダーロッド44をシリンダー筒体88の内部に引き込め
る作用をする。このため、シリンダーロッド44の下端
(図9中左側)に固着した端末ブロック60とシリンダ
ーエンド89の間隔が縮小されることになり、先ブーム
20は中ブーム19の内部に引き込められる(図4、図
5で示すように、端末ブロック60はピン61、スペー
サー62、ピン63を介して先ブーム20に連結されて
おり、シリンダーエンド89は結合ブロック56、保持
軸受58を介して中ブーム19に連結されている)。
【0142】このとき、シリンダーロッド44の外周と
カップリング144の内周は気密に密着して摺動してる
ため、シリンダー筒体88内にある圧力油は外部に流出
することがない。この時、電磁弁178は『中立』の状
態に維持されており、ポート150から圧力路188へ
の圧力油の流動は無く、ポート97からシリンダー筒体
88に流入した圧力油はシリンダーロッド44の内部
と、シリンダーロッド44の外周とシリンダー筒体88
の外周との間に形成されたドーナツ状の空間で膨張し、
ピストン145を図9中において右方向に移動させる。
【0143】このように、シリンダーロッド43はシリ
ンダー筒体72の内部に引き込まれ、シリンダーロッド
44はシリンダー筒体88の内部に引き込まれ、図9中
における端末ブロック54と60の左右の距離が縮小さ
れる。このとき、図4、図5、図7で示すように、シリ
ンダー41全体は中ブーム19に連結されており、シリ
ンダーロッド43がシリンダー筒体72の内部に引き込
まれることにより、端末ブロック54が元ブーム16に
連結されているため、相対的に中ブーム19が元ブーム
16の内部に引き込まれるように作用される。同様に、
シリンダー42全体は結合ブロック56の連結軸84に
より中ブーム19に連結されており、シリンダーロッド
44の先端に固着した端末ブロック60はスペーサー6
2を介して先ブーム20に連結してあることから、シリ
ンダーロッド44がシリンダー筒体88の内部に引き込
まれると、先ブーム20は中ブーム19の内部に引き込
まれることになる。このような一連の動作によって、中
ブーム19は元ブーム16の内部に収納され、先ブーム
20は中ブーム19の内部に収納され、伸縮ブーム28
の全長は縮小されることになる。
【0144】<搬出された圧力油の回収>
【0145】前述のように、図9においてピストン13
3が左方向に摺動すると、圧力室Eに残留している圧力
油は圧縮されるため、インナーパイプ132の内部を流
動し、油路139、ポート141を通過して圧力路18
5の方向に流動する。同様に、圧力油の膨張によってピ
ストン145が図9中右方向に摺動すると、圧力室F内
に残留している圧力油は圧縮され、油路149、ポート
92、連通パイプ181を通過し、ポート75、油路1
38を介して圧力室Eにまで移動させさられる。この圧
力室Eに流入した圧力油は、すでに圧力室Eに残留して
いた圧力油と混合し、前述した圧力油の経路をたどって
圧力路184に流出する。このようにして伸縮ユニット
35の内部から流出した圧力油は、『逆側』に切り換わ
っている電磁弁164を通過し、油タンク163で回収
される。しかし、電磁弁164が切り換わったため圧力
路185に圧力油が供給されており、この圧力油の一部
がパイロットチェック弁166のパイロット信号として
入力しているため、パイロットチェック弁166は開放
されている。このため、伸縮ユニット35の内部から流
出して圧力路184を流れている圧力油は、開放された
パイロットチェック弁166をそのまま通過し、油タン
ク163で回収される。これは、戻ってきた圧力油が電
磁弁164を通過せずに、流動抵抗の少ないパイロット
チェック弁166を通過させることにより、迅速に回収
させ、伸縮ブーム28の縮小の動作を早めさせるためで
ある。
【0146】<給油ユニット36が縮小する動作>
【0147】図4、図5、図9において、前述したよう
に、シリンダーロッド43がシリンダー筒体72に引き
込まれ、シリンダーロッド44がシリンダー筒体88に
引き込まれ、伸縮ユニット35の全長が縮小されると、
この動作に追従して給油ユニット36もその長さを縮小
させられる。
【0148】すなわち、給油ユニット36におけるシリ
ンダー筒体111、117の本体はそれぞれ固定ブロッ
ク113、シリンダーエンド118を介して伸縮ユニッ
ト35のシリンダーエンド89に固定されている。この
シリンダーエンド89は連結軸84、結合ブロック56
を介して中ブーム19に連結されているので、両シリン
ダー筒体111、117の本体はそれぞれ中ブーム19
に連結されていることになる。また、摺動パイプ47の
上端(図10において右側)に固着した端末ブロック6
5はピン66、リブ板51、52を介して元ブーム16
に連結されており、摺動パイプ47の下端(図10にお
いて左側)に固着した端末ブロック68はピン70、ス
ペーサー62、ピン63を介して先ブーム20に連結さ
れている。このため、シリンダーロッド43がシリンダ
ー筒体72に引き込まれて中ブーム19が元ブーム16
に引き込まれると、その動作に追従してシリンダー筒体
111の内部に摺動パイプ47が押し込まれる。また、
シリンダーロッド44がシリンダー筒体88に引き込ま
れて先ブーム20が中ブーム19に引き込まれると、そ
の動作に追従してシリンダー筒体117の内部に摺動パ
イプ48が押し込まれる。こうして、給油ユニット36
の図10で示す左右の長さが縮小され、その縮小の速度
は伸縮ユニット35の縮小速度と同期している。
【0149】この摺動パイプ47がシリンダー筒体72
に対して摺動する際には、摺動パイプ47の外周にカッ
プリング153の内周が気密に接触するため、シリンダ
ー筒体111の内部に残留している圧力油は外部に漏れ
ることはない。また、摺動パイプ48がシリンダー筒体
88に対して摺動する際には、摺動パイプ48の外周に
カップリング157の内周が気密に接触するため、シリ
ンダー筒体117の内部に残留している圧力油は外部に
漏れることはない。この場合において、摺動パイプ47
がシリンダー筒体111に押し込められる動作と、摺動
パイプ48がシリンダー筒体117に押し込められる動
作では何ら圧力的に圧力油が流動せず、摺動パイプ4
7、48はそれぞれ円滑に摺動される。
【0150】しかし、摺動パイプ47、48にはその厚
みがあるため、摺動パイプ47、48がシリンダー筒体
111、117に押し込められると、その厚みの容積分
の圧力油が余分となり、この余分となった圧力油は油路
154より給油ユニット36から排出されることにな
る。そして、油路154より排出された圧力油は、圧力
路187に流出し、逆止弁175、パイロットチェック
弁166を通過して油タンク163に戻されて回収され
る。
【0151】<伸縮ブーム28の縮小の動作の停止>
【0152】このように電磁弁164を『逆側』に切り
換えることにより、圧力油を伸縮ユニット35に供給す
ると、伸縮ブーム28は縮小し、中ブーム19は元ブー
ム16に引き込まれ、先ブーム20は中ブーム19に引
き込まれ、伸縮ブーム28の全長は順次縮小されること
になる。
【0153】しかし、この動作を継続させることはな
く、図14で鎖線で示した伸縮ブーム28が伸長した状
態から、図14の実線で示したように伸縮ブーム28が
最短の長さにまで縮小したならば、伸縮ブーム28の縮
小の動作を停止しなければならない。この縮小の動作の
停止のためには、電磁弁164を『逆側』から『中立』
の状態に復帰させ、油圧ポンプ161から吐出されてい
る圧力油を圧力路185へ供給するのを停止する。伸縮
ユニット35にすでに供給した圧力油は、電磁弁164
を『中立』に復帰させると伸縮ユニット35の内部に保
留され、シリンダーロッド43はシリンダー筒体72に
引き込まれた状態で停止し、シリンダーロッド44もシ
リンダー筒体88の内部に引き込まれた状態で停止され
る。
【0154】<シェルバケット23、24を穴Wより引
き出すための操作>
【0155】伸縮ブーム28を最小の長さに縮小させた
ならば、深い穴Wより伸縮ブーム28を引出し、シェル
バケット23、24を地表より上に持ち上げなければな
らない。これは深い穴Wの底で掴み取った土砂を排出
し、深掘り掘削機の付近に待機しているトラックの荷台
等に移し換えなければならないからである。この作業の
ためには、作業台13に設けた操縦機構を操作した、油
圧ポンプ161から吐出された圧力油を油圧シリンダー
15と18に供給することで行う。すなわち、圧力油を
油圧シリンダー15と18に供給して、それぞれの油圧
シリンダー15と18を伸長または縮小させることによ
り、アーム14と伸縮ブーム28の高さと角度を制御
し、細長い伸縮ブーム28を深い穴Wの内壁に接触しな
いようにして上方に引出し、シェルバケット23、24
を深い穴Wの外部に取り出すことができる。このシェル
バケット23、24を取り出した状態が図14中実線で
示されている。この伸縮ブーム28を深い穴Wから引き
出す操作は、従来から広く用いられている深掘り掘削機
の操作手順と同じである。
【0156】<シェルバケット23、24の土砂を排出
する動作>
【0157】図14中で実線で示したように、シェルバ
ケット23、24が地面より上方に引き上げられたなら
ば、作業台13を車体11に対して旋回させ、アーム1
4と伸縮ブーム28を回転させることにより、シェルバ
ケット23、24をトラックのトラックの荷台や残土置
場の上方に移動させる。そして、シェルバケット23、
24の下部を開放してトラックの荷台や残土置場に掴み
取った土砂を排出しなければならない。
【0158】この操作では、前述のシェルバケット2
3、24を閉鎖して土砂を掴み取る操作とは逆の手順で
行うことになる。すなわち、電磁弁165の電磁コイル
K、電磁弁178の電磁コイルMに同時に制御信号を伝
え、電磁弁165、178を『中立』から『正側』に切
換えることによって開始される。これらの電磁弁16
5、178を切り換えることによる圧力油が流動する順
路は前述と同様であり、油圧シリンダー25、26の排
出室側に圧力油が供給され、各油圧シリンダー25、2
6のシリンダーロッドはそれぞれ縮小させられる。する
と、シリンダーロッドに連結したシェルバケット23、
24は下方に向けて開き、両シェルバケット23、24
の下部は開放される。こうして、シェルバケット23、
24が開放したならば、その内部空間に掴み取った土砂
はその自重で落下し、トラックの荷台や残土置場に落下
して堆積される。
【0159】このような一連の操作を行うことにより、
深掘り掘削機により、その直径に比べて深さが深い穴W
の底から土砂を掴み出し、深い穴Wを下方に向かって堀
下げることが可能となる。
【0160】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、深
掘り掘削機の伸縮ブームは元ブーム、中ブーム、先ブー
ムによる複数のブームによってテレスコピック状に組み
立てておき、その中アームに伸縮ユニットの一対のシリ
ンダーを連結してある。この伸縮ユニットの各シリンダ
ーにはそれぞれ反対方向に摺動するシリンダーロッドを
挿通してあり、一方のシリンダーロッドの他端は元ブー
ムに連結してあり、他方のシリンダーロッドの他端を先
ブームに連結してある。各シリンダーにはピストンを摺
動自在に収納して二室に区分してあり、それぞれの圧力
室と排出室は相互に連通してある。そして、一方のシリ
ンダーロッドにはインナーパイプを挿入してあり、この
インナーパイプには一方のシリンダーの圧力室に連通し
てある。
【0161】この構成のため、インナーパイプより圧力
油を供給すると、それぞれの圧力室に流入してピストン
を摺動させ、一方のシリンダーよりシリンダーロッドを
伸長させ、同時に他方のシリンダーよりシリンダーロッ
ドを伸長させることになる。このため、元ブームより中
ブームが伸長し、中ブームより先ブームが伸長し、それ
ぞれの伸長の動作は同期するため、伸縮ブームはその長
さ方向に伸長することになる。この伸縮ブームの伸長の
動作において、給油ユニットの一対のシリンダーパイプ
は中ブームに連結され、一方の摺動パイプは元ブームに
されており、他方の摺動パイプは先ブームに連結されて
いるため、各摺動パイプは伸縮ブームの伸長の動作に追
従してシリンダーパイプより引き出され、内部に貯留し
た圧力油が外部に流出することはない。
【0162】そして、油圧発生源からの圧力油は、一方
のシリンダーロッドより供給され、各シリンダーの排出
室を流動した後に他方のシリンダーロッドより流出し、
油圧駆動機構にまで供給される。この油圧駆動機構から
回収された圧力油は、他方の摺動パイプに流入し、両シ
リンダーパイプの内部を流動した後で一方の摺動パイプ
より油圧発生源に還流することができる。このようにし
て、圧力油は伸縮ユニットのシリンダーロッドの内部
と、給油ユニットの摺動パイプの内部を循環させること
ができ、しかも、シリンダーロッドと摺動パイプは伸縮
ブームの伸縮動作に追従しており、この追従の伸縮の動
作において圧力油は外部に漏れることがない。この構成
のため、伸縮ブームの後端から先端にまえ柔軟性のある
ゴム製の高圧ホースを使用しなくても圧力油を循環させ
ることができる。そして、長い高圧ホースを伸縮ブーム
内で取り廻して配置する必要が無くなるため伸縮ブーム
の重量を軽くすることができる。また、ゴム製の高圧ホ
ースであることから生ずる定期的な点検作業や、劣化に
伴う高圧ホースの交換作業が不要となり、長期の使用が
可能となる。
【0163】また、圧力油を循環させるために、伸縮ユ
ニットにおけるシリンダーロッドの内部とシリンダーの
空間を流動させており、伸縮ユニットは伸縮ブームの伸
縮動作と同時に圧力油の流動の作用もすることになる。
このため、従来の構成にように圧力油を循環させるため
に二本の給油ユニットを必要とせず、一本の給油ユニッ
トで構成させることができ、機構が簡素となる。する
と、伸縮ユニットの内部に収納する機構が簡素となり、
組み立て、製造が簡易となり、製造費が安価となると共
に伸縮ユニットの重量が軽くなるため、作業性を向上さ
せることができる。また、伸縮ブームの伸縮動作に伴っ
て摺動パイプが引き出されたり、押し込められるが、こ
の従動する動作は従来の二本の給油ユニットではなく、
一本の給油ユニットですむことになる。すると、摺動パ
イプを伸縮させる抵抗を減少させることができ、伸縮ユ
ニットが摺動パイプを従動させるために使用する力を減
少させることができ、圧力油の効果的な利用が可能とな
る。
【0164】また、本願の発明では、シリンダーロッド
と油圧発生源の間、インナーパイプに圧力油を供給する
油圧発生源の間に切換弁を配置してあるため、車体にあ
る油圧発生源より圧力油の供給、制限をこの切換弁によ
って行うことができる。このため、車体側で伸縮ブーム
の伸縮の動作を制御することができる。
【0165】また、本願の発明では、一方のシリンダー
ロッドと油圧発生源の間、一方の摺動パイプと油圧発生
源の間に切換弁を配置し、他方のシリンダーロッドと油
圧駆動機構の間、他方の摺動パイプと油圧駆動機構の間
にも切換弁を配置し、両切換弁を同期して動作させるこ
とができる。このため、油圧駆動機構を動作させないと
きには圧力油を流動させず、圧力油を漏らすことがな
い。また、他方のシリンダーロッドの開口を閉鎖させる
ことになり、伸縮ユニットを動作させているときにその
圧力油が油圧駆動機構に流入することなく、伸縮ブーム
を伸縮させる動作のために圧力油を利用することができ
る。
【0166】そして、本発明では、一方のシリンダーロ
ッドの他端と油圧発生源の間に逆止弁を介在させると共
に、一方の摺動パイプの他端と油圧発生源の間に逆止弁
を介在させてある。このため、油圧発生源から供給され
た圧力油は、必ずシリンダーロッドの他端から流入し、
一方の摺動パイプから回収され、圧力油の流動方向は常
に一方向に制限される。このため、圧力油は各シリンダ
ーの圧力室側には流入せず、伸縮ユニットによる誤動作
を防止することができる。
【0167】さらに、望ましくは、本発明では、一方の
シリンダーロッドの他端と一方の摺動パイプの他端との
間に、摺動パイプの他端からシリンダーロッドの他端へ
の流動を可能とするパイロットチェック弁を介在させ、
このパイロットチェック弁のパイロット信号をインナー
パイプの他端に接続している。伸縮ユニットを作動させ
て伸縮ブームを動作させると、シリンダーパイプより摺
動パイプが引き出され、シリンダーパイプの内部が負圧
になることがある。この構成のため、パイロットチェッ
ク弁がパイロット信号により開放され、この負圧になっ
たシリンダーパイプに不足した圧力油を供給することが
できる。このため、摺動パイプが引出される動作におい
て、その引出しの抵抗が大きくなるのを防止して、摺動
パイプをシリンダーパイプから円滑に摺動して引き出さ
せることができる。
【0168】さらに、望ましくは、本発明では、インナ
ーパイプの他端に外部に流出するのを制限するパイロッ
トチェック弁を接続し、このパイロットチェック弁のパ
イロット信号を一方のシリンダーロッドの他端に接続し
てある。この構成のため、伸縮ユニットを縮小させるた
め、圧力油を一方のシリンダーロッドに供給するとこの
パイロットチェック弁は開放し、インナーパイプから戻
ってくる圧力油はパイロットチェック弁を通過して回収
される。このため、戻りの圧力油の流れが早くなり、伸
縮ブーム全体を縮小させる動作において、伸縮ユニット
の動作が早くなり、短時間で伸縮ブームを縮小させるこ
とができ、作業の効率が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である深掘り掘削機の外観を
示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例である深掘り掘削機に使用す
る伸縮アームの外観の全体を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施例である深掘り掘削機に使用す
る伸縮アームの内部の構成を模示的に示した説明図であ
る。
【図4】本発明の一実施例である深掘り掘削機に使用す
る伸縮アームの縦断面図であり、図6中でZーZに矢視
した断面図に対応する。
【図5】本発明の一実施例である深掘り掘削機に使用す
る伸縮アームの縦断面図であり、図6中でYーYに矢視
した断面図に対応する。
【図6】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用す
る伸縮アームの縦断面図であり、図4中でXーXに矢視
した断面図に対応する。
【図7】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用す
る伸縮ユニットを構成する第一と第二のシリンダーを上
下に分離した分解斜視図である。
【図8】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用す
る給油ユニットの外観を示す斜視図である。
【図9】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用す
る伸縮ユニットの内部構成を示す縦断面図である。
【図10】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用
する給油ユニットの内部構成を示す縦断面図である。
【図11】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用
する伸縮ユニットを図9中でSーSで切断して圧力断面
積を示した側断面図である。
【図12】本発明の一実施例である深掘り掘削機の内で
作動ユニットへ圧力油を供給するための油圧系統を示す
配管図である。
【図13】本発明の一実施例である深掘り掘削機の内で
作動ユニットへ圧力油を供給するための油圧系統を示す
配管図である。
【図14】本発明の一実施例である深掘り掘削機の動作
を示す説明図である。 11 車体 12 クローラー 13 作業台 14 ブーム 16 元アーム 19 中アーム 20 先アーム 23 シェルバケット 24 シェルバケット 25 油圧駆動機構としての油圧シリンダー 26 油圧駆動機構としての油圧シリンダー 28 伸縮ブーム 35 伸縮ユニット 36 給油ユニット 41 第1のシリンダー 42 第2のシリンダー 43 第1のシリンダーロッド 44 第2のシリンダーロッド 45 第1のシリンダーパイプ 46 第2のシリンダーパイプ 47 第1の摺動パイプ 48 第2の摺動パイプ 132 インナーパイプ 133 ピストン 145 ピストン 161 油圧発生源としての油圧ポンプ 166 パイロットチェック弁 171 逆止弁 172 逆止弁 173 逆止弁 174 逆止弁 176 パイロットチェック弁

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体と、この車体の上方に軸支されて上
    下に揺動できるブームと、このブームの先端に取り付け
    られ、元ブームと中ブームと先ブームをテレスコピック
    状に組み合わせてその長さ方向に伸縮することのできる
    伸縮ブームと、伸縮ブームの最先端のアームに取り付け
    られて土砂を掴み取ることが出来るバケットと、伸縮ブ
    ーム内に収納されて、この伸縮ブームを伸縮動させる伸
    縮ユニットと、伸縮ブーム内に収納されて、この伸縮ブ
    ームの後端から先端まで圧力油を流動させる一つの給油
    ユニットとから成る深掘り掘削機において、 この伸縮ユニットは、それぞれ反対方向に向けられ、中
    ブームに連結された一対のシリンダーと、各シリンダー
    の内部で摺動してシリンダー内を二分するピストンと、
    一方のシリンダーに挿通され、その一端をピストンに連
    結すると共に他端を元ブームに連結したパイプ状の一方
    のシリンダーロッドと、他方のシリンダーに挿通され、
    その一端をピストンに連結すると共に他端を先ブームに
    連結したパイプ状の他方のシリンダーロッドと、一方の
    シリンダーロッドに挿入され、位置をピストンに連結し
    てシリンダーの圧力室と連通し、他端を元ブームに連結
    したインナーパイプとから成り、各シリンダーの圧力室
    を連通させ、各シリンダーの排出室を連通させ、一方の
    シリンダーロッドの内部と一方のシリンダーの排出室を
    連通させ、他方のシリンダーロッドの内部と他方のシリ
    ンダーの排出室を連通させるように構成してあり、 この給油ユニットは、それぞれ反対方向に向けられ、中
    ブームに連結された一対のシリンダーパイプと、一方の
    シリンダーパイプ内に摺動自在に挿通され、その他端を
    元ブームに連結した両端が開口したパイプ状の一方の摺
    動パイプと、他方のシリンダーパイプ内に摺動自在に挿
    通され、その他端を先ブームに連結した両端が開口した
    他方の摺動パイプとから成り、両シリンダーパイプの内
    部空間を連通させるように構成してあり、 一方のシリンダーロッドの他端とインナーパイプの他端
    に油圧発生源を接続し、一方のシリンダーロッドの他端
    と一方の摺動パイプの他端に油圧発生源を接続し、他方
    のシリンダーロッドの他端と他方の摺動パイプの他端に
    油圧駆動機構を接続したことを特徴とする深掘り掘削機
    の油圧伝達機構。
  2. 【請求項2】 一方のシリンダーロッドの他端と油圧発
    生源の間、およびインナーパイプの他端と油圧発生源の
    間に、圧力油の供給を制御する切換弁を介在させたこと
    を特徴とする請求項1に記載された深掘り掘削機の油圧
    伝達機構。
  3. 【請求項3】 一方のシリンダーロッドの他端と油圧発
    生源の間、および一方の摺動パイプの他端と油圧発生源
    の間に、圧力油の供給を制御する第一の切換弁を介在さ
    せ、他方のシリンダーロッドの他端と油圧駆動機構の
    間、および他方の摺動パイプの他端と油圧駆動機構の間
    に、圧力油の供給を制御する第二の切換弁を介在させ、
    第一と第二の切換弁を同期して作動させることを特徴と
    する請求項1に記載された深掘り掘削機の油圧伝達機
    構。
  4. 【請求項4】 一方のシリンダーロッドの他端と油圧発
    生源の間に逆止弁を介在させると共に、一方の摺動パイ
    プの他端と油圧発生源の間に逆止弁を介在させ、油圧発
    生源から供給された圧力油を一方のシリンダーロッドよ
    り供給し、供給した圧力油を一方の摺動パイプから回収
    するように構成したことを特徴とする請求項1に記載さ
    れた深掘り掘削機の油圧伝達機構。
  5. 【請求項5】 一方のシリンダーロッドの他端と一方の
    摺動パイプの他端との間に、摺動パイプの他端からシリ
    ンダーロッドの他端への流動を可能とするパイロットチ
    ェック弁を介在させ、このパイロットチェック弁のパイ
    ロット信号をインナーパイプの他端に接続したことを特
    徴とする請求項1に記載された深掘り掘削機の油圧伝達
    機構。
  6. 【請求項6】 インナーパイプの他端に外部に流出する
    のを制限するパイロットチェック弁を接続し、このパイ
    ロットチェック弁のパイロット信号を一方のシリンダー
    ロッドの他端に接続したことを特徴とする請求項1に記
    載された深掘り掘削機の油圧伝達機構。
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