JP2707838B2 - 半導体レーザ駆動回路 - Google Patents

半導体レーザ駆動回路

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JP2707838B2
JP2707838B2 JP2410254A JP41025490A JP2707838B2 JP 2707838 B2 JP2707838 B2 JP 2707838B2 JP 2410254 A JP2410254 A JP 2410254A JP 41025490 A JP41025490 A JP 41025490A JP 2707838 B2 JP2707838 B2 JP 2707838B2
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千▲隆▼ 小西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、半導体レーザ駆動回路に関し、
特に高速ディジタル光通信の送信部等に用いられる電界
効果型トランジスタを利用した半導体レーザ駆動回路に
関する。
【0002】
【従来技術】従来、この種の半導体レーザ駆動回路は図
2に示されているように電界効果型トランジスタ(以
下、FETと略す)1のソース電極Sと基準電源−Vと
の間にバイパスコンデンサ3とツェナダイオード4とを
互いに並列接続し、又、ソース電極Sと電源−Vとの間
に抵抗2が接続されていた。さらに、FET1の駆動出
力端たるドレイン電極Dに半導体レーザダイオード5
と、これにプリバイアスを与える直流バイアス供給回路
8とが接続される構成となっていた。
【0003】かかる構成において、FET1のゲート電
極Gにパルス信号が入力されるとソース電位はツェナダ
イオード4とソース抵抗2とにより定電圧化されている
ので、ドレイン・ソース間電圧VDSで決定される駆動電
流が得られる。
【0004】つまり、直流バイアス供給回路8により、
レーザダイオード5を、発光閾値付近まで励起してお
き、その状態でFET1に与えられるパルス信号に応答
してFET1がオン・オフし、レーザダイオード5が発
光することで光通信により図示せぬ受信側装置へ情報が
伝達されるのである。
【0005】なお、直流バイアス供給回路8の入力段に
は、該回路を他の部分から交流的に切離すために図示せ
ぬチョークコイルが設けられている。
【0006】しかし、上述した従来の半導体レーザ駆動
回路では半導体レーザを光変調する場合、半導体レーザ
の発光遅延、緩和振動、いわゆるパターン効果による光
出力波形の劣化を補償することが困難であった。すなわ
ち、これらの現象により、光出力波形がなまり、その立
上り部分にジッタが生じてしまう等の欠点があった。
【0007】
【発明の目的】本発明は上述した従来の欠点を解決する
ためになされたものであり、その目的は光出力波形の劣
化を有効に補償することができる半導体レーザ駆動回路
を提供することである。
【0008】
【発明の構成】本発明による半導体レーザ駆動回路は、
所定パルスによりオンオフ制御されるスイッチングトラ
ンジスタと、このトランジスタにより駆動される半導体
レーザダイオードと、一端が前記トランジスタの駆動出
力端に接続され、他端が終端され、かつ遅延量が前記パ
ルスの周期の1/4である遅延素子とを有することを特
徴とする。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0010】図1は本発明による半導体レーザ駆動回路
の一実施例の回路図であり、図2と同等部分は同一符号
により示されている。図において、本実施例の回路はF
ET1と、抵抗2,6,10と、バイパスコンデンサ3
と、ツェナダイオード4と、半導体レーザタイオード5
と、遅延素子7と、直流バイアス供給回路8とを含んで
構成されている。
【0011】かかる構成による本実施例の半導体レーザ
駆動回路において、FET1のゲート電極にパルス信号
(RZ信号)が入力されると、FET1のソース電位は
ツェナダイオード4と抵抗2とにより固定されているの
で、入力パルスに応じたパルス電流が得られる。このパ
ルス電流で半導体レーザダイオード5を変調する場合、
半導体レーザダイオードの発光遅延によるパターン効果
あるいは、緩和振動により光変調波形が大きく劣化す
る。特に、現象としては、光変調波形の立上り部分のジ
ッタとして生じる。
【0012】この劣化した光変調波形を整形するため
に、パルス電流波形に補償をする必要がある。そこで、
本実施例では、上述のFET1のドレイン端子Dに接続
される半導体レーザダイオード5と並列に、抵抗を直列
接続した遅延素子7を接続することで光変調波形の劣化
を抑制している。
【0013】また、遅延素子7の他端は抵抗10を介し
て終端されているので、遅延素子7側に分流したパルス
は逆位相で反射する。その時、遅延量を動作周波数に対
してλ/4(λは波長)に設定しておけば、図3に示さ
れているような、パルス波形変換が生ずることになる。
【0014】つまり、図3を参照すると、図1の回路の
点AではFET1に与えられるパルス信号に応じた波形
が観測できるのに対し、点Bでは終端抵抗10による不
整合に起因する反射波が遅延素子7によってλ/2だけ
遅れ、逆位相で重ね合される。これにより、重ね合さっ
た部分は0[V]を越えてオーバシュート的な効果が生
じることとなる。
【0015】なお、実際には実線部のような矩形波とは
ならず、破線部のようになまった波形となる。また、正
しくλ/2の遅延量を得るためには、周知の可変型ディ
レイラインを設けて微調整すれば良い。
【0016】以上のように、遅延素子の反射波を重ね合
せた駆動パルス波形で半導体レーザダイオードを変調す
るパルス波形にオーバシュート的な操作を行うのであ
る。この波形で半導体レーザダイオードを変調するた
め、光変調波形の立上り部分のジッタを抑制することが
可能となった。また、終端抵抗10の値を変えれば、不
整合の度合い、すなわち反射波の量が調整可能となり、
ジッタ補償の程度が可変できる。抵抗値を零、すなわち
接地すれば全反射となる。なお、遅延素子7について
は、回路のパターン(マイクロストリップライン)の特
性インピーダンスに適合したものを用いれば良い。例え
ば、回路のパターンの特性インピーダンスが50[Ω]
であれば、遅延素子7も50[Ω]の特性インピーダン
スのものを用いれば良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、スイッチ
ングトランジスタの駆動出力端に接続された半導体レー
ザダイオードに、終端抵抗が接続された遅延素子を接続
することにより、光変調波形の立上り部分のジッタ等の
波形劣化を抑制することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による半導体レーザダイオード
駆動回路の回路図である。
【図2】従来の半導体レーザダイオード駆動回路の回路
図である。
【図3】図1の各部の波形図である。
【符号の説明】
1 トランジスタ 5 半導体レーザダイオード 7 遅延素子

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定パルスによりオンオフ制御されるス
    イッチングトランジスタと、このトランジスタにより駆
    動される半導体レーザダイオードと、一端が前記トラン
    ジスタの駆動出力端に接続され、他端が終端され、かつ
    遅延量が前記パルスの周期の1/4である遅延素子とを
    有することを特徴とする半導体レーザ駆動回路。
JP2410254A 1990-12-12 1990-12-12 半導体レーザ駆動回路 Expired - Lifetime JP2707838B2 (ja)

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