JP2702765B2 - ヒューズ内蔵白熱電球 - Google Patents

ヒューズ内蔵白熱電球

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JP2702765B2
JP2702765B2 JP3056989A JP3056989A JP2702765B2 JP 2702765 B2 JP2702765 B2 JP 2702765B2 JP 3056989 A JP3056989 A JP 3056989A JP 3056989 A JP3056989 A JP 3056989A JP 2702765 B2 JP2702765 B2 JP 2702765B2
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和男 前田
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松下電子工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はスタジオ照明などに用いられるハロゲン電球
に関するものである。
従来の技術 従来、スタジオ照明に用いられる一端封着形ハロゲン
電球に関しては、第2図に示すように、石英からなるガ
ラスバルブ1内にフィラメント2を管軸方向に設け、ガ
ラスバルブ1の上側の上側ガラスロッド3と内部リード
線4,5間に固定された下側ガラスロッド6にそれぞれ植
設した複数本のアンカ線7,8にてフィラメント2を支持
し、下側ガラスロッド6の下方において内部リード線4
の先端にヒューズ9を設け、ヒューズ9の下端部と内部
リード線5の下端部は封着部14に埋設され、ヒューズ9
と内部リード線5に各々溶接された、金属箔10,11とこ
れらの金属箔に各々溶接された外部リード線12,13の一
部が封着部14に埋設され、図示しない口金を封着部14に
設けた構造のものが知られている。
上記ヒューズ9の目的は、フィラメント2の断線時に
フィラメント2の間や、フィラメント2と内部リード線
4,5間で発生したアーク放電により発生する熱により、
ガラスバルブ1内の気体が膨脹し内部圧力が高くなり、
ガラスバルブ1が破損するに到るのを防ぐためで、リー
ド放電により流れる大電流でヒューズ9を溶断すること
により、かかるアーク放電の持続を遮断することにあ
る。また、ヒューズ9の一端をガラスバルブ1の封着部
14に埋設している目的は、ヒューズ9の溶断時にヒュー
ズ9の所でアーク放電が発生したとき、溶断したヒュー
ズ9の封着部側一端が急激に溶融しながら短くなり、封
着部14とガラスバルブ1の空間の境界部まで至るとアー
ク放電が封着部近くのガラスバルブ1や封着部14で冷却
され、アーク放電の持続ができなくなり、アーク放電を
消失させることにある。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来のハロゲン電球におい
ては、通常、ヒューズ9の線径はフィラメント2の線径
の1.1〜1.2倍、内部リード線の径の20%〜60%程度に設
定しているので、ヒューズ9で内部リード線4,5に比べ
多量のジュール熱が発生し、封着部14や金属箔10の温度
を上昇させ、封着部14の破損や金属箔10の不導通を発生
する一つの要因となっていた。
課題を解決するための手段 この問題を解決するために本発明のヒューズ内部白熱
電球は端部に封着部を有するガラスバルブと、前記封着
部内に埋設された一対の金属箔と、前記金属箔から外部
に導出された外部リード線と、前記金属箔から前記ガラ
スバルブ内に相対向して伸張した内部リード線と、前記
内部リード線間に配設されたフィラメントとを備え、前
記の内部リード線のうち少なくとも一方側の内部リード
線が2本に分かれており、この2本の内部リード線間に
ヒューズが接続され、さらに前記ヒューズの少なくとも
前記封着部側の前記内部リード線との接続端部が前記ガ
ラスバルブに設けられたガラスロッドに埋設されている
ものである。
作用 この構成によれば、ヒューズが封着部に埋設されてい
ないため、ヒューズの発熱による封着部や金属箔の温度
上昇が少なく、したがって封着部の故障が少ない。ヒュ
ーズの少なくとも封着部側の端部がガラスロッドに埋設
されているので、フィラメントの断線によりアーク放電
が発生し、ヒューズが溶断した時に、ヒューズの所でも
アーク放電が発生しても、ヒューズのガラスロッド側の
端部はガラスロッドによって冷却されるため、ヒューズ
のアーク放電が消失し、フィラメントのアーク放電を遮
断できることとなる。
実施例 第1図は本発明の一実施例の定各電圧100V,出力1500
W,効率231m/Wのヒューズ内蔵白熱電球を示す正面図であ
る。第1図において、ガラスバルブ1の一端に封着部14
が設けられ、封着部14に埋設された金属箔10,11から外
部に外部リード線12,13が導出され、ガラスバルブ1内
には金属箔10,11からそれぞれ内部リード線5と2本に
分かれた内部リード線16,17が相対向して伸張してい
る。内部リード線16,17間にはヒューズ9が接続されて
いる。また、内部リード線5と内部リード線17との間に
はフィラメント2がガラスバルブ1の管軸方向に設けら
れている。フィラメント2は、ガラスバルブ1の上側に
設けられた第1のガラスロッド3と、内部リード線5と
内部リード線17間に保持された第2のガラスロッド6に
それぞれ植説された複数本のアンカ線7,8にて支持され
ている。しかして、ヒューズ9の封着部側の内部リード
線16との接続端部が第3のガラスロッド15に埋設された
構成となっている。ヒューズ9はタングステンからな
り、線径は0.46mmで、内部リード線5、第1の内部リー
ド線16および第2の内部リード線17はタングステンから
なり、線径は1.1mmで、第3のガラスロッド15は石英か
らなり、直径が5mmで長さ19mmである。このような構成
を有するヒューズ内蔵白熱電球の寿命試験を行っとこ
ろ、フィラメント2が断線して、フィラメント2の間で
アーク放電が発生しても、直ちにヒューズ9が溶断し、
ヒューズ9が溶断した時に発生するヒューズ9の所での
アーク放電も第3のガラスロッド15により冷却されるこ
とにより消失し、フィラメント2のアーク放電は良好に
遮断され、ガラスバルブ1が破損されることはなかっ
た。また、ヒューズ9の片側端部が封着部14に埋設され
ていないため、封着部14の最高温度となる部分の温度
は、従来の390℃から320℃へと低下し、寿命試験中の封
着部の故障も発生しなかった。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、ヒューズが封
着部に埋設されておらず、ヒューズより太い内部リード
線の端部が封着部に埋設されることになるので、封着部
や金属箔の温度が従来のヒューズの端部が封着部に埋設
されているときよりも低下し、使用中の封着部や金属箔
の故障の発生を低減することができ、またヒューズの封
着部側端部がガラスロッドに埋設されているので、ヒュ
ーズの溶断時に発生するアーク放電を速やかに消失せし
め、その結果フィラメントのアーク放電を速やかに遮断
できるといった故障が少なく、安全性の高いヒューズ内
蔵白熱電球を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のヒューズ内蔵白熱電球を示
す正面図、第2図は従来のヒューズ内蔵白熱電球を示す
正面図である。 5……内部リード線、9……ヒューズ、10,11……金属
箔、14……封着部、15……第3のガラスロッド、16……
第1の内部リード線、17……第2の内部リード線。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】端部に封着部を有するガラスバルブと、前
    記封着部内に埋設された一対の金属箔と、前記金属箔か
    ら外部に導出された外部リード線と、前記金属箔から前
    記ガラスバルブ内に相対向して伸張した内部リード線
    と、前記内部リード線間に配設されたフィラメントとを
    備え、前記内部リード線のうち少なくとも一方側の内部
    リード線が2本に分かれており、この2本の内部リード
    線間にヒューズが接続され、さらに前記ヒューズの少な
    くとも前記封着部側の前記内部リード線との接続端部が
    前記ガラスバルブ内に設けられたガラスロッドに埋設さ
    れていることを特徴とするヒューズ内蔵白熱電球。
JP3056989A 1989-02-09 1989-02-09 ヒューズ内蔵白熱電球 Expired - Fee Related JP2702765B2 (ja)

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