JP2699799B2 - 補強コンクリート部材の製作工法 - Google Patents
補強コンクリート部材の製作工法Info
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- JP2699799B2 JP2699799B2 JP5060097A JP6009793A JP2699799B2 JP 2699799 B2 JP2699799 B2 JP 2699799B2 JP 5060097 A JP5060097 A JP 5060097A JP 6009793 A JP6009793 A JP 6009793A JP 2699799 B2 JP2699799 B2 JP 2699799B2
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- Japan
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- concrete
- rope
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- manufacturing
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- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、補強コンクリート部材
の製作工法に関する。
の製作工法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の補強コンクリート部材（柱、梁な
ど）は、軸補強筋を配筋したのち剪断補強筋を加工して
配筋し、周囲に型枠を取りつけてコンクリートを打設す
る工法で製作されている。
ど）は、軸補強筋を配筋したのち剪断補強筋を加工して
配筋し、周囲に型枠を取りつけてコンクリートを打設す
る工法で製作されている。
【０００３】剪断補強筋の加工は煩雑な作業であり、そ
れを避けるため工場で加工すると現場への運搬に多大の
手間がかかる。また、加工した剪断補強筋の配筋も重い
鉄筋を高所に配置する作業であり、重労働であるととも
に危険な作業である。
れを避けるため工場で加工すると現場への運搬に多大の
手間がかかる。また、加工した剪断補強筋の配筋も重い
鉄筋を高所に配置する作業であり、重労働であるととも
に危険な作業である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、剪断補強筋
の加工という煩雑な作業をなくし、剪断補強筋の配筋も
少ない手間で行うことを目的とする。
の加工という煩雑な作業をなくし、剪断補強筋の配筋も
少ない手間で行うことを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の第１発明は、軸
補強筋のみを配筋した型枠にコンクリートを打設して芯
体を製作し、芯体の周囲に通電硬化性ロープを螺旋状に
巻きつけ、通電硬化性ロープに通電して硬化させた後、
その周囲に型枠を設けてコンクリートを打設することよ
りなる補強コンクリート部材の製作工法である。
補強筋のみを配筋した型枠にコンクリートを打設して芯
体を製作し、芯体の周囲に通電硬化性ロープを螺旋状に
巻きつけ、通電硬化性ロープに通電して硬化させた後、
その周囲に型枠を設けてコンクリートを打設することよ
りなる補強コンクリート部材の製作工法である。
【０００６】そして、第２発明は、軸補強筋のみを配筋
した型枠にコンクリートを打設して芯体を製作し、芯体
の周囲に通電硬化性ロープを螺旋状に巻きつけ、通電硬
化性ロープに通電して硬化させた後、その周囲に吹きつ
けコンクリートを打設することよりなる補強コンクリー
ト部材の製作工法である。
した型枠にコンクリートを打設して芯体を製作し、芯体
の周囲に通電硬化性ロープを螺旋状に巻きつけ、通電硬
化性ロープに通電して硬化させた後、その周囲に吹きつ
けコンクリートを打設することよりなる補強コンクリー
ト部材の製作工法である。
【０００７】本発明の第１発明と第２発明との相違点は
最後のコンクリートの打設を型枠を設けて行うか型枠は
設けず吹きつけコンクリートを吹きつけて行うかの点の
みであるので、以下特に発明を区別せずに説明する。
最後のコンクリートの打設を型枠を設けて行うか型枠は
設けず吹きつけコンクリートを吹きつけて行うかの点の
みであるので、以下特に発明を区別せずに説明する。
【０００８】本発明の要点は、軸補強筋のみを配筋した
型枠にコンクリートを打設して製作した芯体に通電硬化
性ロープを螺旋状に巻きつける点であり、この操作を採
用することによって、従来の剪断補強筋の加工という煩
雑な作業を全くなくすることができる。剪断補強筋の配
筋については、従来の重い鉄筋に変わって軽量の通電硬
化性ロープが使用されるので同じ高所での作業であって
も危険は低く、取り扱いが楽である。また、配筋は螺旋
状に巻きつけるという簡単な操作であり機械化が容易で
ある。
型枠にコンクリートを打設して製作した芯体に通電硬化
性ロープを螺旋状に巻きつける点であり、この操作を採
用することによって、従来の剪断補強筋の加工という煩
雑な作業を全くなくすることができる。剪断補強筋の配
筋については、従来の重い鉄筋に変わって軽量の通電硬
化性ロープが使用されるので同じ高所での作業であって
も危険は低く、取り扱いが楽である。また、配筋は螺旋
状に巻きつけるという簡単な操作であり機械化が容易で
ある。
【０００９】本発明で使用する通電硬化性ロープは最近
補強筋として注目されている複合材料で炭素繊維束に熱
硬化性樹脂（代表的な樹脂はエポキシ樹脂）を含浸させ
た糸条を所望の大きさに撚り合わせものである。この通
電硬化性ロープは主として、硬化していない状態で所定
の場所に配置し、ロープに電気を通すことによりロープ
内に発生する熱を利用してロープ自体を硬化させるとい
う形で使用される。
補強筋として注目されている複合材料で炭素繊維束に熱
硬化性樹脂（代表的な樹脂はエポキシ樹脂）を含浸させ
た糸条を所望の大きさに撚り合わせものである。この通
電硬化性ロープは主として、硬化していない状態で所定
の場所に配置し、ロープに電気を通すことによりロープ
内に発生する熱を利用してロープ自体を硬化させるとい
う形で使用される。
【００１０】本発明は、かかる通電硬化性ロープの特性
をうまく利用することにより、従来法を改良したもので
ある。
をうまく利用することにより、従来法を改良したもので
ある。
【００１１】
【実施例】以下図面を参照しながら本発明を説明する。
【００１２】図１は本発明でいう芯体に通電硬化性ロー
プを螺旋状に巻きつけた状態を示す斜視図であり、
（ａ）は柱の場合、（ｂ）は梁の場合である。
プを螺旋状に巻きつけた状態を示す斜視図であり、
（ａ）は柱の場合、（ｂ）は梁の場合である。
【００１３】軸補強筋３のみを配筋した型枠にコンクリ
ート６を打設して芯体１が製作され、その芯体１の周囲
の所定の箇所に通電硬化性ロープ２が螺旋状に巻きつけ
られている。
ート６を打設して芯体１が製作され、その芯体１の周囲
の所定の箇所に通電硬化性ロープ２が螺旋状に巻きつけ
られている。
【００１４】図２は本発明の製作工法の流れを、柱の場
合で最後のコンクリートの打設を吹きつけコンクリート
を吹きつけて行う場合を例として説明する斜視図であ
る。
合で最後のコンクリートの打設を吹きつけコンクリート
を吹きつけて行う場合を例として説明する斜視図であ
る。
【００１５】（ａ）基礎４の上に所定本数の軸補強筋３
を立ちあげる。（ｂ）軸補強筋３の周囲に型枠５を設け
コンクリート６を打設して芯体１を製作する。（ｃ）芯
体１の周囲の型枠５を取り外し、芯体１の周囲の所定の
箇所に通電硬化性ロープ２を螺旋状に巻きつける。
（ｄ）通電硬化性ロープ２に通電して通電硬化性ロープ
２を硬化する。（ｅ）所定の厚さに吹きつけコンクリー
ト７を吹きつける。
を立ちあげる。（ｂ）軸補強筋３の周囲に型枠５を設け
コンクリート６を打設して芯体１を製作する。（ｃ）芯
体１の周囲の型枠５を取り外し、芯体１の周囲の所定の
箇所に通電硬化性ロープ２を螺旋状に巻きつける。
（ｄ）通電硬化性ロープ２に通電して通電硬化性ロープ
２を硬化する。（ｅ）所定の厚さに吹きつけコンクリー
ト７を吹きつける。
【００１６】梁の場合も全く同様の流れで製作される。
【００１７】なお、通電硬化性ロープ２に通電して硬化
する際、通電硬化性ロープ２の温度は１２０〜１７０°
Ｃに上昇するが、芯体１に悪影響を及ぼすことはない。
する際、通電硬化性ロープ２の温度は１２０〜１７０°
Ｃに上昇するが、芯体１に悪影響を及ぼすことはない。
【００１８】
【発明の効果】剪断補強筋の加工という煩雑な作業をな
くすることができ、剪断補強筋の配筋も少ない手間で行
うことができる。
くすることができ、剪断補強筋の配筋も少ない手間で行
うことができる。
【図１】芯体に通電硬化性ロープを螺旋状に巻きつけた
状態を示す斜視図であり、（ａ）は柱の場合、（ｂ）は
梁の場合である。
状態を示す斜視図であり、（ａ）は柱の場合、（ｂ）は
梁の場合である。
【図２】本発明の製作工法の流れを、柱の場合で最後の
コンクリートの打設を吹きつけコンクリートを吹きつけ
て行う場合を例として説明する斜視図であり、（ａ）は
軸補強筋の立ちあげ時、（ｂ）は芯体製作時、（ｃ）は
通電硬化性ロープを巻きつけ時、（ｄ）は通電硬化性ロ
ープ通電時、（ｅ）は吹きつけコンクリート吹きつけ
時、である。
コンクリートの打設を吹きつけコンクリートを吹きつけ
て行う場合を例として説明する斜視図であり、（ａ）は
軸補強筋の立ちあげ時、（ｂ）は芯体製作時、（ｃ）は
通電硬化性ロープを巻きつけ時、（ｄ）は通電硬化性ロ
ープ通電時、（ｅ）は吹きつけコンクリート吹きつけ
時、である。
１・・芯体、２・・通電硬化性ロープ、３・・軸補強
筋、４・・基礎、５・・型枠、６・・芯体コンクリー
ト、７・・吹きつけコンクリート、８・・吹きつけ機
筋、４・・基礎、５・・型枠、６・・芯体コンクリー
ト、７・・吹きつけコンクリート、８・・吹きつけ機
Claims (2)
- 【請求項１】 軸補強筋のみを配筋した型枠にコンクリ
ートを打設して芯体を製作し、芯体の周囲に通電硬化性
ロープを螺旋状に巻きつけ、通電硬化性ロープに通電し
て硬化させた後、その周囲に型枠を設けてコンクリート
を打設することよりなる補強コンクリート部材の製作工
法。 - 【請求項２】 軸補強筋のみを配筋した型枠にコンクリ
ートを打設して芯体を製作し、芯体の周囲に通電硬化性
ロープを螺旋状に巻きつけ、通電硬化性ロープに通電し
て硬化させた後、その周囲に吹きつけコンクリートを打
設することよりなる補強コンクリート部材の製作工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5060097A JP2699799B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 補強コンクリート部材の製作工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5060097A JP2699799B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 補強コンクリート部材の製作工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06272303A JPH06272303A (ja) | 1994-09-27 |
| JP2699799B2 true JP2699799B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=13132257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5060097A Expired - Lifetime JP2699799B2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 補強コンクリート部材の製作工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2699799B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100464616B1 (ko) * | 2002-06-27 | 2005-01-03 | 이제현 | 철근콘크리트지주의 보수방법과 이의 구조물 |
-
1993
- 1993-03-19 JP JP5060097A patent/JP2699799B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06272303A (ja) | 1994-09-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970826 |