JP2696205B2 - 深掘り掘削機の油圧伝達機構 - Google Patents

深掘り掘削機の油圧伝達機構

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JP2696205B2
JP2696205B2 JP35335995A JP35335995A JP2696205B2 JP 2696205 B2 JP2696205 B2 JP 2696205B2 JP 35335995 A JP35335995 A JP 35335995A JP 35335995 A JP35335995 A JP 35335995A JP 2696205 B2 JP2696205 B2 JP 2696205B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば土木工事、
建築工事等において、その直径に比べ深さが極めて深い
穴を掘り取る場合に用いる深掘り掘削機に関し、特に、
テレスコピック状に組み合わされた複数段のアームの間
で圧力油を油圧ホースを用いずに供給することができる
深掘り掘削機の油圧伝達機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より土木工事、建築工事等において
は直径に比べ深さが極めて深い穴を掘らなければならな
い場合がよくあった。例えば、鉄塔を支えるアンカー用
の穴、浄化槽の埋め込み用の穴、建築物の基礎工事、井
戸堀り工事等の作業があげられる。このような深掘りの
作業においては、穴の直径が5メートル程度であるのに
対し、深さが15メートルないし20メートルといった
極めて深い穴を掘らざる得ないものであった。
【0003】このような深掘り作業には、従来では伸縮
する複数段のアームをテレスコピック状に組み立てた伸
縮ブームを用い、この伸縮ブームを掘削機のブームに取
り付けて、最下段のアームの先端にクラムシェルバケッ
トを連結した深掘り掘削機が用いられていた。この深掘
り掘削機の構造ではそのほとんどがブームの先端に取り
付けた伸縮できるアームによって構成されており、この
アームはテレスコピック状に組み合わされた2段以上の
複数段のアームによってバケットを深い穴の底まで吊り
下げるような構造となっているのが特徴であった。
【0004】このような深掘り掘削機の伸縮ブームの伸
縮機構で従来より一般的に用いられている方法には、ワ
イヤーやチェーンを各アーム間に張り渡し、チェーンや
ワイヤーによって各アームを同期させて伸縮させる構成
が採用されていた。このような機構では、テレスコピッ
ク状に組み立てられた複数段のアームをそれぞれ円滑に
伸縮させることができるが、各段のアームにワイヤーや
チェーンを張り渡さなければならず、ワイヤーやチェー
ンの取り廻しが極めて複雑となるものであった。
【0005】また、このワイヤーやチェーンが動作する
際に、伸長するだけの機能ばかりではなく縮小するため
の機能のワイヤーやチェーンを張らなけなければなら
ず、一つのアームに対して少なくとも二本のワイヤーや
チェーンが必要とし、取り廻し本数が極めて多くなるも
のであった。そして、このようなワイヤーやチェーンの
取り廻しにおいては、ワイヤーやチェーンがアームの外
側に露出することとなり、外観上からも好ましいもので
はなく、また掘削作業中にワイヤーやチェーンに土砂が
付着することもあり、磨耗や故障の原因となるものであ
った。
【0006】このため、テレスコピック状となった伸縮
ブームの中に油圧シリンダーを組み込み、油圧シリンダ
ーの力によって伸縮ブームを伸縮させる機構も考えられ
ている。この場合、伸縮ブームの内部に単一の油圧シリ
ンダーを収納しておき、この油圧シリンダーによって伸
縮ブームを伸縮させることもできる。しかし、単一の油
圧シリンダーではその伸長量に限度があり、かつ、伸長
速度を早くすることができない。このため、2組つづの
アームの間にそれぞれ油圧シリンダーを介在させ、複数
の油圧シリンダーを同時に作動させることにより伸縮ブ
ーム全体を伸縮させる構成も考えられた。
【0007】しかし、このような構成で複数の油圧シリ
ンダーを伸縮ブーム内に収納させるとなれば、圧力油を
供給する高圧ホースをそれぞれの油圧シリンダーに取り
廻さなければならず、構造が複雑となるものであった。
また、複数の油圧シリンダーを用いても伸縮シリンダー
を早い速度で伸縮動作させることはできないものであっ
た。
【0008】このため、複数個のアームをテレスコピッ
ク状に組み合わせてその長さ方向に伸縮することのでき
る伸縮ブームの内部に油圧によって動作する作動ユニッ
トを固定しておき、この作動ユニットは一対の油圧シリ
ンダーをそれぞれのシリンダーロッドが逆方向を向くよ
うに並列して構成した構成も考えられている。この作動
ユニットでは、一方の油圧シリンダーのシリンダーロッ
ドを上段のアームに連結し、他方の油圧シリンダーのシ
リンダーロッドを下段のアームに連結し、両油圧シリン
ダーの圧力室を相互に接続するとともに両油圧シリンダ
ーの排出室を相互に接続し、両油圧シリンダーの圧力室
と排出室の間に一方向にのみ圧力油を流動させる合流手
段を介在させた油路を形成してある。この構成は、例え
ば、特願平4年157331号などで示されている。
【0009】この構成では、この作動ユニットの一対の
油圧シリンダーによって上下にあるアームをそれぞれ伸
縮させることができ、伸縮の速度は早くなる。そして、
両油圧シリンダーに圧力油を供給する油圧の配管はこの
作動ユニットの上端にあるシリンダーロッドから供給さ
れ、また、圧力油の回収もこのシリンダーロッドに接続
した配管により行われる。このため、従来のように油圧
シリンダーに接続する油圧ケーブルをテレスコピック状
となった伸縮ブームの内部で取り回す必要がなくなり、
機構が極めて簡略化できるものである。
【0010】この機構では、テレスコピック状となった
伸縮ブームを伸縮動作させるために、長い油圧ケーブル
を配置する必要が無くなるが、伸縮ブームの先端に取り
付けた各種の油圧機器(例えば、クラムシェルバケッ
ト、破砕機、切断機構など)に圧力油を供給させるため
には、別途油圧ケーブルを配置しなければならないもの
であった。このような油圧機器を動作させることができ
なければ、伸縮ブームを伸縮させることはできても、土
砂の掴み取りや破砕の作業を行うことが出来ず、作業現
場ではその目的とする作業を達成することができないか
らである。この油圧ケーブルの取回しでは、その長さを
複数段の伸縮ブームが最大に伸長した長さに設定してお
き、伸縮ブームが縮小した際には各アーム間で撓ませて
おかなければならないものである。油圧ケーブルは柔軟
性のある合成ゴムなどで構成されており、各アームの間
では余裕を持たせて配置しておくことにより、伸縮ブー
ムの伸縮動作に追従して油圧ケーブルが従動することが
できるからである。
【0011】このように、伸縮ブームの内部に長い油圧
ケーブルを配置して、伸縮ブームを動作をさせるとなれ
ば、長期の使用において油圧ケーブル自体が折れ曲がる
ことで劣化し、圧力油が漏れる原因となるものである。
このため、油圧ケーブルを定期的に点検し、油圧ケーブ
ル自体が損傷していないかどうかを保守する必要性があ
った。また、油圧ケーブルに余裕を持たせた長さで配置
させてあるため、その重量自体が重くなり、伸縮ブーム
全体の重量が増加する原因ともなっていた。
【0012】このため、複数段のアームで構成された伸
縮ブームの先端にバケットや破砕機等の油圧機器を連結
し、車体からその油圧機器まで圧力油を供給しなければ
ならない機構では油圧ケーブルを必要としており、この
油圧ケーブルでは使用上の欠点が多く存在した。このた
め、伸縮する伸縮ブームの基部からその先端まで、油圧
ケーブルを使用せずに圧力油を伝達することができ、し
かも、伸縮ブームが伸縮の動作をしても油漏れしない構
造の油圧伝達機構の開発が望まれていた。
【0013】この目的を達成するため、伸縮ブームの中
間のアームに設けられた一対の給油ユニットと、各給油
ユニットからはそれぞれ反対方向に向けて移動し、給油
ユニットとは気密に摺動する内部中空の給油パイプとか
ら成り、両給油ユニットのそれぞれ一方の給油パイプの
先端をブーム側のアームの基部に連結し、両給油ユニッ
トのそれぞれ他方の給油パイプの先端をバケット側のア
ームの先端に連結し、一方の給油パイプの内部空間と車
体に設けた油圧発生源を接続すると共に、他方の給油パ
イプの内部空間とバケットの油圧駆動機構を接続し、車
体側から圧力油を一方の給油パイプの内部に供給させ、
給油ユニットを通過させて他方の給油パイプからバケッ
トの油圧駆動機構に伝達させる発明も提案されている。
例えば、特願平6年335640号なとがある。
【0014】しかし、この新しく提案された構成では、
伸縮ブームの内部に、伸縮ブームを作動させるための一
本の作動ユニットと、圧力油を循環して流動させるため
の二本の給油ユニットが必要とされていた。給油ユニッ
トが二本必要なのは、圧力油を伸縮ブームの先端まで供
給するためと、供給した圧力油を回収するために必要な
ためである。このため、細い伸縮ブームの内部に合計三
本のユニットを収納しなければなけらず、構成が複雑と
なって重量が嵩み、制作費が高くなる欠点があった。ま
た、給油ユニットを伸縮させると、その伸縮の動作に追
従して二本の給油ユニットを構成するシリンダーロッド
がそれぞれ引き出されるため、伸縮動作における抵抗が
大きくなるものであった。
【0015】このため、特願平7年180771号で
は、伸縮ブームの内部に各ブームを伸縮動させる伸縮ユ
ニットと、伸縮ブームの長さに関わりなく後端のブーム
より先端のブームに圧力油を流動できる給油ユニットを
内蔵した機構が提案されている。この機構では、伸縮ユ
ニットが伸縮ブームを伸縮動させると共に、伸縮ユニッ
トの内部に圧力油が流動する油路を形成した構造であ
る。この機構では、伸縮ユニットから流動した圧力油は
ブームの先端まで供給され、ブームの先端からは給油ユ
ニットで圧力油が戻すことができ、この一巡の圧力油の
流動によりブームの先端に連結した油圧駆動機構に圧力
油を供給することができるものであった。
【0016】このように、提案された構成では、伸縮ブ
ームが三段に伸縮することができる機構の場合には有効
であるが、三段以上の伸縮ブームにあっては圧力油の循
環経路を形成させることができないものであった。この
ため、より深い穴を掘削しようとする場合にはその伸縮
長さに制限が加えられ、一定の深さまでしか掘り取れな
いものであった。また、三段であっても各ブームを長く
設定すれば、より深い穴を堀取ることが可能となるが、
掘り取り作業の際に伸縮ブームを穴から引き出さなけれ
ばならず、伸縮ブームの取回しが困難となるものであっ
た。このため、四段以上に伸縮できる伸縮ブームであっ
て、その後部のブームより先端のブームまでに圧力油を
供給することができる深掘り掘削機の油圧伝達機構の開
発が望まれていた。
【0017】このため、四段に伸縮できる伸縮ブームの
それぞれのブームの間に油圧シリンダーと油圧流動ユニ
ットを介在させ、ブームが四段に伸縮しても、車体側か
ら先ブームの先端にまで圧力油を供給できる機構も提案
されている。例えば、特願平7年258138号などが
挙げられる。この機構でも、油圧ホースを用いずに、油
圧シリンダーの内部に形成した圧力路と排圧路で圧力油
を循環させることができる特徴がある。しかし、この構
成では、外殼ブームと元ブームの間では2本の油圧シリ
ンダーと1本の油圧流動ユニットを介在させなければな
らず、外殼ブームの側面には合計3本のシリンダーを配
置しなければならないものであった。外殼ブームに2本
の油圧シリンダーを配置するのは、元ブームを外殼ブー
ムより伸縮させるために大きな作用力が必要とするため
である。1本の油圧シリンダーだけを配置しても、圧力
油は油圧シリンダーから供給して油圧流動ユニットから
戻すことは可能である。しかし、圧力油の回収の目的の
ためだけに長大な油圧流動ユニットを配置するのは重量
がかさむばかりか、製作上において不便なものであっ
た。また、このようなシリンダーを外殼ブームに多数配
置すると、保守、点検が厄介なものとなり、故障の原因
となるものであった。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】本発明では、外殼ブームと元ブームの間に
2本の油圧シリンダーを配置し、一方の油圧シリンダー
を圧力油の供給用専用に使用し、他方の油圧シリンダー
を圧力油の戻り用専用に使用し、戻りの圧力油のための
油圧流動ユニットを廃止して構造を簡素にすることがで
きる深掘り掘削機の油圧伝達機構を提供するものであ
る。また、多段となった伸縮ブームでは、その自重があ
る程度あるため、伸縮ブームの伸長の動作の時には油圧
シリンダーの伸びの作用は余り必要とされないが、伸縮
ブームの縮小の動作の時には各ブームを引き上げるため
に大きな作用力を必要とされる。この点に着目して、外
殼ブームと元ブームの間に介在させた2本の油圧シリン
ダーを動作させる際において、伸長の動作の時には1本
の油圧シリンダーを主に作用力を発生させ、縮小の動作
の時に2本の油圧シリンダーを協同して作動させ、ブー
ムを引上げる力を大きくさせるように設定してある。こ
のため、単に油圧流動ユニットを省略しただけではな
く、実際の運用上の効率からも効果的な機構を提供する
ものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明では、車体と、こ
の車体の上方に軸支されて上下に揺動できるブームと、
このブームの先端に取り付けられ、外殻ブームと元ブー
ムと中ブームと先ブームをテレスコピック状に組み合わ
せてその長さ方向に伸縮することのできる伸縮ブーム
と、伸縮ブームの最先端のアームに取り付けられて土砂
を掴み取ることが出来るバケットと、この伸縮ブームを
伸縮動させる伸縮機構と、この伸縮ブームの外殻ブーム
の後端から先ブームの先端まで圧力油を流動させる給油
機構とから成る深掘り掘削機において、この伸縮機構
は、外殻ブームと元ブームの間に介在された第一の油圧
シリンダーと、元ブームと中ブームの間に介在された第
三の油圧シリンダーと、中ブームと先ブームの間に介在
された第四の油圧シリンダーとから構成され、この給油
機構は、外殻ブームと元ブームの間に介在された第二の
油圧シリンダーと、元ブームと中ブームの間に介在され
た第一の油圧流動ユニットと、中ブームと先ブームの間
に介在された第二の油圧流動ユニットとから構成され、
車体から供給された圧力油を第一の油圧シリンダー、第
三の油圧シリンダー、第四の油圧シリンダーの順に流動
させて先ブームの先端まで供給し、供給した圧力油を第
二の油圧流動ユニット、第一の油圧流動ユニット、第二
の油圧シリンダーの順に流動させて車体にまで還流させ
ることを特徴とする深掘り掘削機の油圧伝達機構を提供
するものである(請求項1)。
【0021】また、望ましくは、本発明は、車体と、こ
の車体の上方に軸支されて上下に揺動できるブームと、
このブームの先端に取り付けられ、外殻ブームと元ブー
ムと中ブームと先ブームをテレスコピック状に組み合わ
せてその長さ方向に伸縮することのできる伸縮ブーム
と、伸縮ブームの最先端のアームに取り付けられて土砂
を掴み取ることが出来るバケットと、この伸縮ブームを
伸縮動させる伸縮機構と、この伸縮ブームの外殻ブーム
の後端から先ブームの先端まで圧力油を流動させる給油
機構とから成る深掘り掘削機において、この伸縮機構
は、外殻ブームと元ブームの間に介在された第一の油圧
シリンダーと、元ブームと中ブームの間に介在された第
三の油圧シリンダーと、中ブームと先ブームの間に介在
された第四の油圧シリンダーとから構成され、第一の油
圧シリンダーは第一のシリンダー筒体と第一のシリンダ
ーロッドから成り、第一のシリンダーロッドにはその先
端から圧力室と連通する第一の圧力路と排出室と連通す
る第一の排圧路をそれぞれ独立して形成し、第三の油圧
シリンダーは第三のシリンダー筒体と第三のシリンダー
ロッドから成り、第三のシリンダーロッドにはその先端
から圧力室と連通する第三の圧力路と排出室と連通する
第三の排圧路をそれぞれ独立して形成し、第四の油圧シ
リンダーは第四のシリンダー筒体と第四のシリンダーロ
ッドから成り、第四のシリンダーロッドにはその先端か
ら排出室と連通する第四の排圧路を形成し、この給油機
構は、外殻ブームと元ブームの間に介在された第二の油
圧シリンダーと、元ブームと中ブームの間に介在された
第一の油圧流動ユニットと、中ブームと先ブームの間に
介在された第二の油圧流動ユニットとから構成され、第
二の油圧シリンダーは第二のシリンダー筒体と第二のシ
リンダーロッドから成り、第二のシリンダーロッドには
その先端から圧力室と連通する第二の圧力路と排出室と
連通する第二の排圧路をそれぞれ独立して形成し、第一
の油圧流動ユニットは両端が開口した第一のシリンダー
パイプと第一のシリンダーパイプに摺動自在に挿通した
両端が開口した第一の摺動パイプから成り、第二の油圧
流動ユニットは両端が開口した第二のシリンダーパイプ
と第二のシリンダーパイプに摺動自在に挿通した両端が
開口した第二の摺動パイプから成り、第一の油圧シリン
ダーの圧力室と第三の圧力路を接続し、第三の油圧シリ
ンダーの圧力室と第四の油圧シリンダーの圧力室を接続
し、第一、第三、第四の油圧シリンダーの圧力室を直列
に連通させ、第一の油圧シリンダーの排出室と第三の排
圧路を接続し、第三の油圧シリンダーの排出室と第四の
油圧シリンダーの排出室を接続し、第一、第三、第四の
油圧シリンダーの排出室を直列に連通させ、第二の油圧
シリンダーの圧力室と第一の摺動パイプを接続し、第一
のシリンダーパイプと第二のシリンダーパイプを接続
し、第一の排圧路と第二の圧力路とに油圧発生源を接続
し、第三の排圧路と第二の摺動パイプとに油圧駆動機構
を接続したことを特徴とする深掘り掘削機の油圧伝達機
構を提供するものである(請求項2)。
【0022】さらに、望ましくは、本発明は、第一の排
圧路と油圧発生源の間、および第二の圧力路の間に、圧
力油の供給を制御する第一の切換弁を介在させた、第四
の排圧路と油圧駆動機構の間、および第二の摺動パイプ
と油圧駆動機構の間に圧力油の供給を制御する第二の切
換弁を介在させ、第一と第二の切換弁を同期して作動さ
せることを特徴とする請求項2に記載の深掘り掘削機の
油圧伝達機構を提供するものである(請求項3)。
【0023】さらに、望ましくは、本発明は、各油圧シ
リンダーのそれぞれの圧力室の有効圧力断面積の間で
は、第一と第二の油圧シリンダーの圧力室の有効圧力断
面積の合計、第三の油圧シリンダーの圧力室の有効圧力
断面積、第四の油圧シリンダーの圧力室の有効圧力断面
積の順にその断面積が小さくなるように設定したことを
特徴とする請求項1及び2に記載の深掘り掘削機の油圧
伝達機構を提供するものである(請求項4)。
【0024】さらに、望ましくは、本発明は、各油圧シ
リンダーのそれぞれの排出室の有効圧力断面積の間で
は、第四の油圧シリンダーの排出室の有効圧力断面積、
第三の油圧シリンダーの排出室の有効圧力断面積、第一
と第二の油圧シリンダーの排出室の有効圧力断面積の合
計の順にその断面積が小さくなるように設定したことを
特徴とする請求項1及び2に記載の深掘り掘削機の油圧
伝達機構を提供するものである(請求項5)。
【0025】さらに、望ましくは、本発明は、第一の圧
力路に油圧発生源の供給側を接続し、第一の排圧路に油
圧発生源の戻り側を接続し、第二の圧力路と第二の排圧
路をループ状に接続し、このループ状となった第二の圧
力路と第二の排圧路に第一の排圧路を接続したことを特
徴とする請求項2に記載の深掘り掘削機の油圧伝達機構
を提供するものである(請求項6)。
【0026】さらに、望ましくは、本発明は、第一の排
圧路に油圧発生源の供給側を接続し、第一の圧力路に油
圧発生源の戻り側を接続し、第二の排圧路に油圧発生源
の供給側を接続し、第二の圧力路に油圧発生源の戻り側
を接続したことを特徴とする請求項2に記載の深掘り掘
削機の油圧伝達機構を提供するものである(請求項
7)。
【0027】さらに、望ましくは、本発明は、第一の圧
力路と第一の排圧路には正逆に切換えることができる切
換弁を介して油圧発生源を接続し、第一の排圧路と第二
の排圧路は常時は閉鎖しているが切換弁が正方向に接続
した時に開放する第一の開閉弁を介して接続し、第一の
圧力路と第二の圧力路の間には第一の圧力路の方向への
流動を許容する逆止弁を介して接続し、第二の圧力路と
第二の排圧路の間には常時は開放しているが切換弁が逆
方向に接続した時に閉鎖する第二の開閉弁を介在させた
ことを特徴とする請求項2に記載の深掘り掘削機の油圧
伝達機構を提供するものである(請求項8)。
【0028】
【発明の実施の形態】
【0029】以下、本発明の一実施例を図面により説明
する。本実施例では、地表より下向に向かってその直径
に比べて深さが深い穴を垂直に掘り、構造物の基礎工事
や埋設工事で使用するための深掘り掘削機について説明
する。この図1においては本実施例の深掘り掘削機全体
の外観を示す斜視図であり、図2は深掘り掘削機に使用
する伸縮ブームの側面図であり、図3は深掘り掘削機に
使用する伸縮ブーム内の構成を模示的に示しており、圧
力油の流れる方向を説明するために図示した模示図であ
る。
【0030】<深掘り掘削機の構成>
【0031】図1で示す車体101の左右にはそれぞれ
クローラー102が巻き付けてあり、両クローラー10
2は平行となるように配置してあり、これらのクローラ
ー102を駆動することにより車体101を前後方向に
自由に移動させることができる。この車体101の上部
には水平方向に360度自由に旋回できる作業台103
が載置してあり、この作業台103の上部前面にはやや
『く』の字形に折り曲げたアーム104の下端が前後方
向に揺動できるように軸支してある。このアーム104
の中央と作業台103の前面との間には、アーム104
の俯仰制御用の油圧シリンダー105が介在してある。
そして、アーム104の先端には上方に向いて開口した
形状のホルダー106がその下面とピン107によって
前後に揺動自在に連結してあり、ホルダー106の下面
の後部とアーム104の背面中央との間には油圧シリン
ダー108を介在させてある。このホルダー106の上
方に向けて開いた開口には、細長い形状をした外殻ブー
ム111の上部が固定してあり、ホルダー106と外殻
ブーム111は一体になってピン107を中心に回動す
ることができるように保持してある。
【0032】この外殻ブーム111は、例えば薄肉鋼板
を折り曲げて断面を四角形に形成したものであり、内部
が中空の細長い形状をしており、この外殻ブーム111
の下端開口からは細長い形状の元ブーム112がその長
さ方向に摺動自在となるように挿通してある。この元ブ
ーム112は、例えば薄肉鋼板を折り曲げて断面を四角
形に形成したものであり、内部が中空の細長い形状をし
ており、この元ブーム112の下端開口からは細長い形
状の中ブーム113がその長さ方向に摺動自在となるよ
うに挿通してある。この中ブーム113は、例えば薄肉
鋼板を折り曲げて断面を四角形に形成したものであり、
内部が中空の細長い形状をしており、この中ブーム11
3の下端開口からは細長い形状の先ブーム114がその
長さ方向に摺動自在となるように挿通してある。この先
ブーム114は、例えば薄肉鋼板を折り曲げて断面を四
角形に形成したものであり、内部が中空の細長い形状を
している。これらの、外殻ブーム111、元ブーム11
2、中ブーム113、先ブーム114によって、その長
さ方向に四段に伸縮できるテレスコピック状に組み立て
られた伸縮ブーム115が構成されていることになる。
【0033】この外殻ブーム111の下面には、第一の
伸縮ユニット130と第二の伸縮ユニット131(図1
及び図2中においては伸縮ユニット131は、伸縮ユニ
ット130の陰に位置しているため、図1、図2におい
ては図示されていない)が平行となるように配置してあ
り、両伸縮ユニット130、131は外殻ブーム111
の長さ方向に延長させてある。両伸縮ユニット130、
131の上端は外殻ブーム111の上部下面に連結して
あり、両伸縮ユニット130、131の下端は元ブーム
112の先端下面に連結してある(なお、図1、図2で
は図示していないが、伸縮ブーム115の内部空間に
は、元ブーム112より中ブーム113、先ブーム11
4をそれぞれ伸長させるための油圧伸縮機構と、元ブー
ム112の上端より先ブーム114の先端にまで圧力油
を流動させるための給油機構が収納してある。この油圧
伸縮機構と給油機構は後で詳しく説明する)。
【0034】そして、図1、図2で示すように、先ブー
ム114の先端には連結ユニット118が固着してあ
り、この連結ユニット118の先端にはピン120によ
って他の連結ユニット119の上端が連結してある。こ
のため、連結ユニット119は連結ユニット118の下
方で自由に揺動できるように吊り下げてある。この連結
ユニット119の下面には直線状をした吊り軸121の
上端が固着してあり、吊り軸121の下端には左右に開
閉動をして土砂を掘取るための一対のシェルバケット1
24、125が連結してある。この吊り軸121の中央
とシェルバケット124の背面との間には、このシェル
バケット124を作動させるための油圧駆動源としての
油圧シリンダー122が介在してあり、吊り軸121の
中央とシェルバケット125の背面との間には、このシ
ェルバケット125を作動させるための油圧駆動源とし
ての油圧シリンダー123が介在してある。これらの吊
り軸121、シェルバケット124、125、油圧シリ
ンダー122、123はピン120をその回動中心とし
て、その自重で常に垂直方向を向くように維持されてい
る。そして、油圧シリンダー122、123を同時に伸
縮させることで、吊り軸121に軸支したシェルバケッ
ト124、125はその下方の開口を左右に開閉するこ
とができ、このシェルバケット124、125によって
深い穴の底から土砂を掘取ることができる。このシェル
バケット124、125により土砂を掘取るための動作
は、従来から知られているクラムシェルバケットの機能
と同一である。
【0035】また、図2は、図1で示した伸縮ブーム1
15とクラムシェルバケットの構成を示すためにその側
面から見た状態を示すものである。この状態において、
外殻ブーム111と元ブーム112の間には伸縮ユニッ
ト130、131がその長さ方向を一致させて配置して
ある。前述したように伸縮ユニット130とほぼ同一の
機構を持った伸縮ユニット131はこの伸縮ユニット1
30の裏側(図2中において紙面の裏側)に配置してあ
り、図2で現れていない伸縮ユニット131の一端は外
殻ブーム111の上端下面(図2において右側の面)に
連結されており、伸縮ユニット131の他端は元ブーム
112の下端下面(図2において右側の面)に連結され
ている。
【0036】<圧力油の流路の説明>
【0037】次に、図3は本実施例おいて、伸縮ブーム
115内を流動する圧力油の経路を模示的に示すもので
ある。前述の外殻ブーム111、元ブーム112、中ブ
ーム113、先ブーム114は、それらの長さ方向に伸
縮できるようにテレスコピック状に挿通してあり、従っ
て、元ブーム112は外殻ブーム111に対して摺動自
在に挿入され、中ブーム113は元ブーム112に対し
て摺動自在に挿入され、先ブーム114は中ブーム11
3に対して摺動自在に挿入されている。これら4つのブ
ームによって、四段に伸縮できる伸縮ブーム115が組
み立てられている。
【0038】この外殻ブーム111の上部側面(図3に
おいて上方右側)と元ブーム112の下部側面(図3に
おいて下方右側)の間には伸縮ユニット130が介在さ
せてあり、この伸縮ユニット130が伸縮すると元ブー
ム112は外殻ブーム111に対して摺動することがで
きる。また、外殻ブーム111の上部側面(図3におい
て上方左側)と元ブーム112の下部側面(図3におい
て下方左側)の間には伸縮ユニット131が介在されて
おり、この伸縮ユニット131が伸縮すると元ブーム1
12は外殻ブーム111に対して摺動することができ
る。両伸縮ユニット130、131が同時に作動するこ
とにより、元ブーム112が外殻ブーム111に対して
摺動させられることになる。そして、伸縮ユニット13
0では伸縮の動作を行うと同時に、圧力油を外殻ブーム
111から元ブーム112に流動させる機能を持ち、伸
縮ユニット131では伸縮の動作を行うと同時に、圧力
油を元ブーム112から外殻ブーム111に流動させる
機能を持っている。なお、伸縮ユニット130、131
は、図3中で外殻ブーム111の左右に配置されている
ように図示してあるが、これは説明上の便意さから図示
したものであり、実際には両伸縮ユニット130、13
1は外殻ブーム111の一つの側面に並列に配置されて
いる。
【0039】これらの伸縮ユニット130、131は油
圧シリンダーに似た構成となっている。この伸縮ユニッ
ト130では、円筒形をした第一のシリンダー筒体13
6に第一のシリンダーロッド138がその長さ方向に摺
動自在となるように挿通されている。そして、シリンダ
ー筒体136の基部は元ブーム112の下部側面に連結
されており、シリンダーロッド138の上端は外殻ブー
ム111の上部側面に連結されている。また、伸縮ユニ
ット131では、円筒形をした第二のシリンダー筒体1
37に第二のシリンダーロッド139がその長さ方向に
摺動自在となるように挿通されている。そして、シリン
ダー筒体137の基部は元ブーム112の下部側面に連
結されており、シリンダーロッド139の上端は外殻ブ
ーム111の上部側面に連結されている。
【0040】そして、元ブーム112、中ブーム11
3、先ブーム114によりテレスコピック状に構成され
た内部空間には、中ブーム113、先ブーム114を元
ブーム112より伸縮するための第三の伸縮ユニット1
33が配置してある。同時に、この元ブーム112、中
ブーム113、先ブーム114によって形成された内部
空間には、中ブーム113、先ブーム114の伸縮する
動作にかかわらず、元ブーム112から先ブーム114
にまで圧力油を流動させることができる給油ユニット1
34が配置してある。両伸縮ユニット133と給油ユニ
ット134の何れも、その長さ方向を元ブーム112、
中ブーム113、先ブーム114の長さ方向と平行とな
るように配置してある。
【0041】この伸縮ユニット133は一対の油圧シリ
ンダーに似た第三のシリンダー筒体141と第四のシリ
ンダー筒体142の部材から成り、それぞれのシリンダ
ーロッド143、144を反対方向に向けて配置して構
成してある。これらのシリンダー筒体141と142の
軸線が平行となるように一体に組み合わせてあり、シリ
ンダー筒体141の上端は中ブーム113の上部とピン
で連結してあり、これによりシリンダー筒体141と1
42は中ブーム113に保持されている。このシリンダ
ー筒体141の上端の開口には第三のシリンダーロッド
143がその長さ方向に摺動できるように挿通してあ
り、シリンダーロッド143の上端は元ブーム112の
上部にピンで連結してある。また、シリンダー筒体14
2の下端の開口には第四のシリンダーロッド144がそ
の長さ方向に摺動できるように挿通してあり、シリンダ
ーロッド144の下端は先ブーム114の下端とピンで
連結してある。
【0042】また、給油ユニット134は一対の油圧シ
リンダーに似た(シリンダーロッドがシリンダーより伸
縮することができるが、圧力油によって作動力が発生し
ない点が相違する)の第一のシリンダーパイプ145と
第二のシリンダーパイプ146の部材から成り、それぞ
れの摺動パイプ147、148を反対方向に向けて配置
して構成してある。これらのシリンダーパイプ145と
146の軸線が平行となるように一体に組み合わせてあ
り、両シリンダーパイプ145、146の上部は中ブー
ム113の上部とピンで連結してあり、両シリンダーパ
イプ145、146は中ブーム113に保持されてい
る。このシリンダーパイプ145の上端の開口には第一
の摺動パイプ147がその長さ方向に摺動できるように
挿通してあり、この摺動パイプ147の上端は元ブーム
112の上部にピンで連結してある。また、シリンダー
パイプ146の下端の開口には第二の摺動パイプ148
がその長さ方向に摺動できるように挿通してあり、摺動
パイプ148の下端は先ブーム114の下端とピンで連
結してある。
【0043】このような構成において、伸縮ユニット1
30に圧力油を供給すると、シリンダーロッド138は
シリンダー筒体136より伸長し、外殻ブーム111の
内部より元ブーム112を下方に押し出すように作用す
る。同時に、伸縮ユニット131にも圧力油が流入し
(圧力油の流動の経路は後述する)、シリンダーロッド
139はシリンダー筒体137より伸長し、外殻ブーム
111の内部より元ブーム112を下方に押し出すよう
に作用する。この伸縮ユニット130に供給された圧力
油はその配管により伸縮ユニット133側にも同時に流
動し、、シリンダーロッド143はシリンダー筒体14
1より伸長し、シリンダーロッド144はシリンダー筒
体142より伸長する。このため、中ブーム113は元
ブーム112より図3中において下方に伸長し、先ブー
ム114は中ブーム113より図3中において下方に伸
長することになる。こうして、四段に組み合わされた伸
縮ブーム115の元ブーム112、中ブーム113、先
ブーム114はそれぞれ外殻ブーム111より下方に押
し出されることになる。
【0044】この圧力油の供給において、圧力油はシリ
ンダーロッド138の上端の図3中矢印Aで示した位置
より供給され、圧力油の一部はシリンダー筒体136の
下端の図3中矢印Dで示した方向に流出し、この図3中
矢印Dより流出した圧力油はシリンダーロッド143の
上端にある図3中矢印Eで示した位置より流入し、伸縮
ユニット133の伸縮動作を行うことになる。次いで、
このシリンダーロッド143の上端より図3中で矢印E
方向に流入した圧力油は、シリンダー筒体141、14
2の内部を巡回して図3中矢印Fで示した方向に流出
し、シリンダー筒体136の上部の図3中矢印Cの方向
に戻る。そして、圧力油はシリンダーロッド138の上
端の図3中矢印Bで示した位置より流出し、最終的には
作業台103に設けた油タンクに回収される。また、矢
印Bから流出した圧力油に一部は、シリンダーロッド1
39の上端の図3中矢印Kで示した位置より伸縮ユニッ
ト131内にも流入する。このシリンダーロッド139
の上端の矢印Kに流入した圧力油は、シリンダーロッド
139をシリンダー筒体137より伸長させる作用を行
なう(この場合において、シリンダー筒体137に残留
している圧力油は、図3中矢印Lの方向に流出し、その
まま矢印Kに流入して循環する動作も行ない、シリンダ
ーロッド139が円滑に伸長する補助を行なう)。この
ような圧力油の循環により、シリンダーロッド138に
A方向に供給された圧力油は伸縮ユニット130、13
1と伸縮ユニット133を同時に作動させ、伸縮ブーム
115を構成する元ブーム112、中ブーム113、先
ブーム114をそれぞれ外殻ブーム111より下方に押
し出す作用を行う。
【0045】同時に、伸縮ユニット130および伸縮ユ
ニット133の内部に形成した油路(図3では図示して
いないが、通常の油圧シリンダーの流路とは別の第二の
流路がシリンダー筒体136、シリンダーロッド13
8、シリンダー筒体141と142、シリンダーロッド
143と144の内部に形成してある。この構成は後で
詳しく説明する)により、圧力油を図3中Aの位置より
図3中Gの位置にまで連続して流動させることができ
る。すなわち、シリンダー筒体136に対してシリンダ
ーロッド138が摺動しておらず(また、シリンダー筒
体137に対してシリンダーロッド139が摺動してい
ないことも条件となる)、シリンダー筒体141と14
2にあるシリンダーロッド143と144が摺動してい
ないときに(この限定が必ず必要となる)、シリンダー
ロッド138の上端にある矢印Aに供給された圧力油
は、シリンダー筒体136の下端にある矢印Dの方向に
流出し、次いで、矢印Dより流出した圧力油はシリンダ
ーロッド143の上端にある矢印Eの方向に流入し、伸
縮ユニット133の内部を流動した後シリンダーロッド
144の下端で矢印Gの方向に流出させることができ
る。
【0046】また、伸縮ユニット131の内部に形成し
た油路(図3では図示していないが、通常の油圧シリン
ダーの流路とは別の第二の流路がシリンダー筒体13
7、シリンダーロッド139の内部に形成してある。こ
の構成は後で詳しく説明する)と、給油ユニット134
の組み合わせにより、先ブーム114からの圧力油を図
3中Hの位置より図3中Lの位置にまで連続して流動さ
せることができる。給油ユニット134は、中ブーム1
13が元ブーム112より引き出されるに従い、摺動パ
イプ147がシリンダーパイプ145より引き出され、
摺動パイプ147の上端とシリンダーパイプ145の下
端の間隔が広くなる。同時に、先ブーム114が中ブー
ム113より引き出されるに従い、摺動パイプ148が
シリンダーパイプ146より引き出され、摺動パイプ1
48の下端とシリンダーパイプ146の上端の間隔が広
くなる。この摺動パイプ147と148は、それぞれシ
リンダーパイプ145と146に対してその長さ方向に
自由に摺動することができ、その摺動の動作において抵
抗を発生せず、摺動パイプ147とシリンダーパイプ1
45は気密に摺動し、摺動パイプ148とシリンダーパ
イプ146は気密に摺動し、その内部にある圧力油を流
出させることがない。このようにして、伸縮ブーム11
5の伸長動作に従って、両摺動パイプ147と148を
シリンダーパイプ145と146から伸長することがで
き、給油ユニット134の全長を変化させることがで
き、その際には圧力油を外部に漏らすことがない。この
シリンダーパイプ145と146、摺動パイプ147と
148の内部は空洞に形成してあるため、その内部空間
で圧力油を流動させることができる。このため、摺動パ
イプ148の下端から図3中でH方向に流入させた圧力
油は摺動パイプ148の内部を流動し、シリンダーパイ
プ145と146の内部を通過し、摺動パイプ147の
内部空間を流動した後、図3中でJ方向に流出させるこ
とができる。
【0047】そして、この図3中Jの方向に流出した圧
力油は、シリンダー筒体137の下部側面における図3
中Mより流入し、シリンダー筒体137とシリンダーロ
ッド139の内部を流動した後に図3中L方向に流出す
る。この給油ユニット134の矢印Jと伸縮ユニット1
31の矢印Mを圧力ホースなどで継続させることによ
り、図3中でH方向に流入させた圧力油を図3中でL方
向に流出させることができ、先ブーム114の下端から
外殻ブーム111の上端に至るまでの一連の圧力油の流
路を形成させることができる。
【0048】<伸縮ブーム115の機構>
【0049】次に、図4、図5、図6により伸縮ブーム
115の構成を説明する。図4は伸縮ブーム115の内
部構造を示す縦断面図であり、図6中におけるZーZ方
向に矢視した断面図に対応している。図5は伸縮ブーム
115の内部構造を示す縦断面図であり、図6中におけ
るYーY方向に矢視した断面図に対応している。図6は
伸縮ブーム115の内部構造を示す横断面図であり、図
4中におけるXーX方向に矢視した断面図に対応してい
る。
【0050】この図4では、伸縮ブーム115の内部に
配置した伸縮ユニット133、給油ユニット134等の
各種の機器の配置が示されている。図5では、伸縮ブー
ム115の下面に配置した伸縮ユニット130(伸縮ユ
ニット131は裏面に配置されていて図示されていな
い)、内部に配置した伸縮ユニット133、給油ユニッ
ト134等の各種の機器の配置が示されている。図6で
は、伸縮ブーム115の下面に配置した伸縮ユニット1
30、131、内部に配置した伸縮ユニット133、給
油ユニット134等の各種の機器の配置が示されてい
る。これらの図4、図5、図6では、同時に、伸縮ユニ
ット130、131、伸縮ユニット133、給油ユニッ
ト134がそれぞれ元ブーム112、中ブーム113、
先ブーム114、外殻ブーム111に連結している状態
が示されている。これらの図4、図5では、図中の左側
が下方向に向いており、図中の右側が上方向に向いてお
り、以下の説明においては、図面中で下方向が左側とな
り、上方向が右側となる点に注意されたい。
【0051】前述の伸縮ブーム115は、外殻ブーム1
11、元ブーム112、中ブーム113、先ブーム11
4の四つのブームによりテレスコピック状に伸縮自在に
組み立てられており、元ブーム112、中ブーム11
3、先ブーム114はそれぞれ外殻ブーム111に対し
てその長さ方向に摺動することができる。この伸縮ブー
ム115の下面には、図5で示すように一対の伸縮ユニ
ット130、131が配置してある。この伸縮ブーム1
15の内部空間の中央には前述した伸縮ユニット133
が配置してあり、伸縮ユニット133の長さ方向は伸縮
ブーム115の長さ方向と平行になるように配置させて
ある。また、前述した給油ユニット134も、伸縮ブー
ム115の内部空間に収納してあるが、この給油ユニッ
ト134の形状はこの伸縮ユニット133より少し小振
りの外形をしており、この給油ユニット134は伸縮ユ
ニット133の側面に位置するように収納してある。つ
まり、給油ユニット134は図4、図5、図6で示すよ
うに、伸縮ブーム115の内部中央にある伸縮ユニット
133の位置を避け、伸縮ユニット133と衝突しない
隅の方の空間に位置させてある。この給油ユニット13
4の長さ方向は伸縮ブーム115の長さ方向と平行とな
るように配置させてあり、伸縮ユニット133と給油ユ
ニット134はそれぞれ平行となるように配置させてあ
る(なお、図4においてシリンダー筒体141は伸縮ユ
ニット133を構成するシリンダー筒体142によって
隠れている。図5において伸縮ユニット133のシリン
ダー筒体142の大部分は給油ユニット134によって
隠れている)。
【0052】<<伸縮ユニット130、131の取り付
け構造>>
【0053】図5、図6で示すように、前記外殻ブーム
111の外側には一対の伸縮ユニット130、131が
設けてあり、この伸縮ユニット130は円筒形をしたシ
リンダー筒体136とパイプ状をしたシリンダーロッド
138とから成り、伸縮ユニット131は円筒形をした
シリンダー筒体137とパイプ状をしたシリンダーロッ
ド139とから成っている。このシリンダー筒体136
の上端開口にシリンダーロッド138を摺動自在に挿入
してあり、シリンダー筒体136に内蔵したピストンに
よってシリンダーロッド138が伸縮させられる機能を
持っている。同様に、伸縮ユニット131ではシリンダ
ー筒体137の上端開口にシリンダーロッド139を摺
動自在に挿入してあり、シリンダー筒体137に内蔵し
たピストンによってシリンダーロッド139が伸縮させ
られる機能を持っている。このように構成された伸縮ユ
ニット130、131を外殻ブーム111と元ブーム1
12に取り付ける構成を説明する。
【0054】前述の外殻ブーム111の上部(図5にお
いて右側)の下面には、それぞれ軸支片150、151
が並列に固着してあり、各軸支片150、151は後述
するように一対の台形をした金属片から構成されてい
る。この軸支片150の間にはシリンダーロッド138
の上端(図5において右側)に固着した端末ブロック1
52が挿入してあり、軸支片150と端末ブロック15
2はピン154によって回動自在に連結してある。ま
た、軸支片151の間にはシリンダーロッド139の上
端(図5において右側)に固着した端末ブロック153
が挿入してあり、軸支片151と端末ブロック153は
ピン155によって回動自在に連結してある。次に、シ
リンダー筒体136の上部外周にはコロ受156が固着
してあり、このコロ受156の左右(図5で紙面の上下
方向、図6で図面中の左右方向)にはピン状をした支軸
158が突起させてあり、それぞれの支軸158には円
形をしたコロ160を回転自在に軸支してある。なお、
図5においては下側のコロ160だけを図示しており、
上側のコロ160は図示していない。また、シリンダー
筒体137の上部外周にはコロ受157が固着してあ
り、このコロ受157の左右(図5で紙面の上下方向、
図6で図面中の左右方向)にはピン状をした支軸159
が突起させてあり、それぞれの支軸159には円形をし
たコロ161を回転自在に軸支してある。それぞれのコ
ロ160、161は伸縮ユニット130、131の伸縮
動作に伴い、外殻ブーム111の下面に接触して転動す
ることができるものである。
【0055】なお、前述のホルダー106は薄肉鋼板を
折り曲げて形成したものであり、図6で示すように断面
が『コ』の字形となっており、その開口を上方(図6で
上方向)に向けてある。このホルダー106の両側の間
隔は外殻ブーム111の両側面の幅とほぼ一致させてあ
り、このホルダー106の開口に外殻ブーム111を挿
入し、両者を溶接などで固く連結してある。この連結に
おいて、外殻ブーム111の下面(図6中で下側)とホ
ルダー106の底面(図6中で上側)との間には間隔を
設けてあり、この間隔は前記コロ160、161の直径
とほぼ同じ距離に設定してある。このため、支軸15
8、159に軸支されたコロ160、161は、その転
動の際に外殻ブーム111の下面とホルダー106の底
面により形成された空間を移動し、上下に振れることな
く直線運動をすることができる。なお、外殻ブーム11
1の下面中央とホルダー106の底面中央の間には、こ
のホルダー106の荷重を支えるスペーサー169を介
在させてある。また、ホルダー106の下面の左右に
は、図6で示すように一対の軸支体170が固着してあ
る。この軸支体170は鋼板を折り曲げて形成したもの
であり、一対の軸支体170、170の間隔は前記アー
ム104の上端の幅とほぼ同一に設定してある。この一
対の軸支体170、170の間にアーム104を挿入
し、軸支体170、170とアーム104をピン107
で回動自在に連結できるように構成してある。
【0056】また、前述の元ブーム112の下部(図5
において左側)の下面には、軸支片162、163が並
列に固着してあり、各軸支片162、163は後述する
ように一対の台形をした金属片から構成されている。こ
の軸支片162の間にはシリンダー筒体136の下端
(図5において左側)に固着した端末ブロック164を
挿入してあり、軸支片162と端末ブロック164はピ
ン166によって回動自在に連結してある。また、軸支
片163の間にはシリンダー筒体137の下端(図5に
おいて左側)に固着した端末ブロック165を挿入して
あり、軸支片163と端末ブロック165はピン167
によって回動自在に連結してある。
【0057】<<伸縮ユニット133の取り付け構造>
【0058】次に、この伸縮ブーム115の内部に収納
した伸縮ユニット133を取り付ける構造について説明
する。前述した元ブーム112の上部(図4、図5にお
いてそれぞれ右側)は閉鎖されており、元ブーム112
の下方のみが開口した形状となっている。この元ブーム
112の上部を閉鎖する天板(図4において右側の終端
面)の内壁には間隔を置いて一対のリブ板241、24
1が平行に固着してある。また、先ブーム114の下部
(図4、図5においてそれぞれ左側)の内部空間にはや
や三角形状をしたスペーサー266が挿入してあり、こ
のスペーサー266はリブにより軽量化できるように形
成されている。このスペーサー266を側面から見ると
(図4の視点で見る)、斜辺が長い二等辺三角形状をし
ており、その鋭角となった頂点を下方に向けてあり、底
辺となる短い辺を上方に向けて位置させてある。そし
て、スペーサー266の鋭角となった頂点と先ブーム1
14の下部とはピン269によって連結してあり、底辺
となる短辺の両側は先ブーム114の内壁の両側に接触
させてあり、スペーサー266自体が先ブーム114内
でガタつくことがないように保持されている。前述した
中ブーム113は断面が四角形をしていて、その上下端
が開放した角パイプ状をしており、この中ブーム113
の上部(図4の左側)であってその内壁面には、対向す
るように保持軸受256、256がそれぞれ固着してあ
る。各保持軸受256、256はその一端(中ブーム1
13の内壁に接した側)が径大なフランジを持つ円筒形
をしており、両保持軸受256、256の対向する面の
中央にはピン穴257、257を開口してある。なお、
両保持軸受256、256のピン穴257、257は、
図6で示すようにそれぞれの軸線が同一直線上に位置す
るように配置してある。
【0059】この伸縮ユニット133の主要な部材は、
一対のシリンダー筒体141と142であり、両シリン
ダー筒体141、142のそれぞれの軸線は平行となる
ように配置してあり、シリンダー筒体141のシリンダ
ーロッド143とシリンダー筒体142のシリンダーロ
ッド144の伸縮方向は逆となるように向けられてい
る。このシリンダー筒体141の上部の外周には結合ブ
ロック254が固着してあり、この結合ブロック254
でシリンダー筒体142の上端と連結できるようになっ
ている。また、シリンダー筒体142の下部外周にはシ
リンダートップ303が固着してあり、シリンダー筒体
141の下端には連結ヒンジ285が突起させてあり、
シリンダートップ303と連結ヒンジ285とはピン2
87によって連結してある。このように、両シリンダー
筒体141、142はそれぞれの上部と下部で連結さ
れ、両者は一体となるように固定されることにより伸縮
ユニット133を形成している。
【0060】さて、この結合ブロック254は、無垢の
金属を切削することにより形成されるものであり、その
平面形状は図6で示すように下面が半円形となり、上面
が台形に突起した形状となっていて、結合ブロック25
4の左右には一対のピン軸255、255が突起させて
ある。両ピン軸255、255は、その軸線が一直線と
なるように配置され、それぞれのピン軸255、255
は前述の保持軸受256に開口したピン穴257、25
7にそれぞれ挿入してある。このため、結合ブロック2
54はピン軸255、255とピン穴257、257を
介して図6で示すように両保持軸受256、256に保
持され、結果としてシリンダー筒体141は中ブーム1
13とピン連結されたことになる。このため、シリンダ
ー筒体141(及び、シリンダー筒体142)と中ブー
ム113は一体となって移動することになるが、シリン
ダー筒体141がガタ付きや遊びによって揺動しても、
ピン軸255、255がピン穴257、257を中心に
して回動し、無理な力を中ブーム113に伝えることが
ない。
【0061】シリンダー筒体141の上端からはシリン
ダーロッド143が摺動自在に突出しており、このシリ
ンダーロッド143の上端(図4、図5において右側)
には長方体形状の端末ブロック251が固着してある。
このシリンダーロッド143の上端は元ブーム112の
上部を閉鎖する天板にまで延長し、端末ブロック251
は一対のリブ板241と241の間に挿入され、リブ板
241と241の端末ブロック251はピン252によ
って連結されている。この端末ブロック251は、側面
から見てややL字形をした立体形をしており、その上面
には圧力油を外部からシリンダー筒体141の内部に流
動させることができるポート(後述する)を設けてあ
る。
【0062】そして、シリンダー筒体142の下端から
はシリンダーロッド144が伸縮自在に突出しており、
このシリンダーロッド144の下端は先ブーム114の
下部にまで延長しており、シリンダーロッド144の下
端(図4、図5において左側)には長方体状をした端末
ブロック261が固着してある。この端末ブロック26
1にはピン263によって前述のスペーサースペーサー
266と連結してあり、端末ブロック261とスペーサ
ースペーサー266を介してシリンダーロッド144は
先ブーム114に連結されたことになる。なお、この端
末ブロック261は立体形をしており、その側面には圧
力油をシリンダー筒体142の内部から外部に流動させ
ることができるポート(後述する)を設けてある。
【0063】<<給油ユニット134と伸縮ブーム11
5の連結>>
【0064】次に、給油ユニット134を構成するシリ
ンダーパイプ145の上部(図4、図5において左側)
には長方体をした固定ブロック363が固着してあり、
シリンダーパイプ146の上部にも長方体をしたシリン
ダーエンド366が固着してある。この固定ブロック3
63とシリンダーエンド366の側面は密着してあり、
両固定ブロック363とシリンダーエンド366の結合
ブロック254に向いた面(図6で右側)には直角にな
るように取付片310が固着してある。この取付片31
0には開口311が貫通形成してあり、この開口311
を結合ブロック254に突起させたボルト295に挿入
し、このボルト295にナット313をねじ込むことで
取付片310を結合ブロック254に固定してある。こ
うして、取付片310、固定ブロック363、シリンダ
ーエンド366を介して、シリンダーパイプ145、1
46は結合ブロック254に保持され、シリンダーパイ
プ145、146は前述のシリンダー筒体141、14
2と共に一体となって伸縮ブーム115内で移動するこ
とになる(つまり、中ブーム113とシリンダー筒体1
41、142とシリンダーパイプ145、146は相互
に連結されており、中ブーム113、伸縮ユニット13
3、給油ユニット134は常に一緒にその長さ方向に移
動することになる)。
【0065】そして、シリンダーパイプ145の上端か
ら伸縮される摺動パイプ147の上端(図4、図5にお
いて右側)には端末ブロック346が固着してあり、こ
の端末ブロック346の上端は元ブーム112の上部に
まで延長している。また、元ブーム112の上部の内壁
には図4で示す保持体242が固着してあり、この保持
体242は『コ』の字形をした係合部分を持っており、
保持体242の『コ』の字形の空間に端末ブロック34
6を挿入し、両者はピン348によって回動自在に連結
してある。この端末ブロック346は立体形をしてお
り、端末ブロック346の側面には摺動パイプ147の
内部から外部へ圧力油を流動させるためのポート(後述
する)を形成してある。また、シリンダーパイプ145
とは逆方向に向けて一体に連結したシリンダーパイプ1
46の下端(図4、図5において左側)からは摺動パイ
プ148が伸縮自在に突出してあり、この摺動パイプ1
48の下端には立体形をした端末ブロック349が固着
してある。この端末ブロック349は、スペーサー26
6の上面(図4、図5において右側面)に間隔を置いて
突起した一対のヒンジ351、351の間に挿入され、
端末ブロック349とヒンジ351、351とはピン3
53によって連結されている。この端末ブロック349
の側面には、外部から摺動パイプ148の内部に圧力油
を流動させるためのポート(後述する)を形成してあ
る。
【0066】<伸縮ユニット130の外観と構成>
【0067】次に、図7は前述の伸縮ユニット130を
構成する部材を分解し、この伸縮ユニット130を組み
立てる手順を示す分解図である。
【0068】前述したように伸縮ユニット130は、シ
リンダー筒体136とシリンダーロッド138を主要な
構成部材としており、シリンダー筒体136は内部が中
空の円筒形をしており、このシリンダー筒体136の一
端開口よりシリンダーロッド138がその長さ方向に摺
動自在となるように挿通してある。このシリンダーロッ
ド138は細径の円筒形をしており、その内部には圧力
油を流動させるための油路(図8で詳しく説明する)が
形成してある。前記シリンダー筒体136の上端(図7
において右手前側)にはシリンダーヘッド190が固着
してあり、このシリンダーヘッド190によってシリン
ダーロッド138を気密に摺動させている。このシリン
ダーヘッド190の側面には一体となるように油路突起
191が形成してあり、この油路突起191の側面には
ポート192が設けてある。そして、シリンダーヘッド
190の外周には鉢巻き状にコロ受156が固着してあ
り、このコロ受156の上下にはそれぞれ同一軸線上に
配置した一対の支軸158、158を突起してある。こ
のコロ受156は鋳物で成形したり、無垢の金属材を切
り出しにより成形してあり、その内周をシリンダーヘッ
ド190の外周に密着させることで固定してある。これ
らの支軸158、158にはそれぞれ円盤形をしたコロ
160、160を回転自在に挿入してあり、両コロ16
0、160の周面は外殻ブーム111の側壁に接触させ
てあり、外殻ブーム111に接触して転動することがで
きる。
【0069】そして、シリンダーロッド138の上端
(図7において右手前側)には、立体形をした端末ブロ
ック152が固着してあり、この端末ブロック152に
は上下に貫通したピン穴183が開口してあり、端末ブ
ロック152の側面には一対のポート193、194が
突起してある。前述の一対の軸支片150は外殻ブーム
111の外壁に固着された固定板181に固着されてお
り、各軸支片150、150は平板状をした固定板18
1の上面に間隔を置いて平行に固着してあり、各軸支片
150、150にはその軸線を一直線に配置したピン穴
182、182をそれぞれ開口させてある。この軸支片
150、150の間に端末ブロック152を挿入し、ピ
ン穴182とピン穴183の軸線を一致させ、上部より
ピン154をピン穴182と183に挿入し、軸支片1
50と端末ブロック152を連結することができる。
【0070】また、シリンダー筒体136の下端(図7
において左奥側)には、このシリンダー筒体136の開
口を閉鎖するシリンダーエンド187が連結してあり、
このシリンダーエンド187の下面には端末ブロック1
64が固着してある。このシリンダーエンド187と端
末ブロック164は鋳物で成形したり、無垢の金属材を
切り出しにより成形してあり、シリンダーエンド187
はその外周がシリンダー筒体136の外径と同じ円形に
形成してあり、端末ブロック164は立体形のブロック
状に形成してあり、端末ブロック164には上下方向に
開口したピン穴185が貫通開口させてある。このシリ
ンダーエンド187の側面には一体となるように油路突
起188が形成してあり、この油路突起188の側面に
はポート189が上向きに設けてある。そして、前述の
元ブーム112の下部(図7において左奥側)の側壁に
は、一対の軸支片162、162が溶接等により固着し
てある(図7においては元ブーム112は図示していな
いが、軸支片162、162の基部はそれぞれ図示して
いない元ブーム112に固定してある)。両軸支片16
2、162は間隔を置いて平行に配置してあり、両軸支
片162、162の側面には同一の軸線にピン穴184
を貫通開口してある。この軸支片162、162と端末
ブロック164を連結するには、端末ブロック164を
軸支片162、162の間に挿入し、ピン穴184と1
85の軸線を一致させ、ピン166をピン穴184、1
85に共通して挿通することでピン連結することができ
る。
【0071】<伸縮ユニット130の内部構造>
【0072】図8は、伸縮ユニット130を組み立てた
状態で、その中央を長さ方向に切断して示した、内部の
構成を示す縦断面図である。
【0073】前述したように、シリンダー筒体136の
下端開口(図8において左側)には、シリンダーエンド
187を密着して連結してあり、このシリンダーエンド
187によってシリンダー筒体136の下端開口が閉鎖
されている。このシリンダーエンド187の内部には圧
力油を流動させる油路201が穿ってあり、この油路2
01はシリンダー筒体136の内部空間とポート189
を連通させている。このシリンダー筒体136の内部に
は、シリンダー筒体136の内周壁と気密に接触するピ
ストン196を摺動自在に挿通してあり、このピストン
196によりシリンダー筒体136の内部空間は図8中
で左右に二分されている。このシリンダー筒体136の
上端開口にはシリンダーヘッド190が密着して固定し
てあり、このシリンダーヘッド190の中央には開口が
形成してあり、この開口にはパイプ状をしたシリンダー
ロッド138を挿通してある。このシリンダーヘッド1
90の開口内周とシリンダーロッド138の外周とは気
密に、かつ、摺動自在に密着させてある。そして、シリ
ンダーロッド138の下端(図8において左端)にはピ
ストン196の側面を連結してあり、このピストン19
6によってシリンダーロッド138の下端開口が閉鎖さ
れている。さらに、このシリンダーロッド138の内部
空間には細径のパイプ状をしたインナーパイプ197を
挿通してあり、このインナーパイプ197の下端(図8
において左端)はピストン196の中央に形成した開口
を通過させ、インナーパイプ197の下端には止めネジ
198をねじ込み、インナーパイプ197とピストン1
96を固定している。このため、インナーパイプ197
の下端開口はピストン196で区分された図8中の左側
の圧力室gと連通しているが、シリンダーロッド138
の下端開口はピストン196により閉鎖されている。そ
して、シリンダーロッド138の上端(図8において右
端)には、ブロック状をした端末ブロック152を固着
し、この端末ブロック152によってシリンダーロッド
138の開口は閉鎖してあり、同時に、端末ブロック1
52によりインナーパイプ197の上端(図8において
右端)も閉鎖してある。
【0074】このような構成により、ピストン196は
シリンダー筒体136の内周と気密に摺動し、ピストン
196によりシリンダー筒体136の内部空間は二分さ
れている。また、シリンダーロッド138の内部にイン
ナーパイプ197を挿入してあるため、シリンダー筒体
136の上側(図8において右端)の内部空間はシリン
ダーロッド138とインナーパイプ197によって同心
円状をしたドーナツ状の三つの空間に区分されている。
そして、シリンダーロッド138の下部(図8において
左側)には、このシリンダーロッド138の内外周を連
通するための通口199を開口してある。また、シリン
ダー筒体136の上部には、このシリンダー筒体136
の内外周を連通するための通口200を開口してあり、
この通口200は油路202を介してポート192に連
通してある。さらに、端末ブロック152にはそれぞれ
独立した油路203、204が穿ってあり、油路203
はインナーパイプ197の内部空間とポート193とを
連通させており、油路204はシリンダーロッド138
の内周とインナーパイプ197の外周で形成されたドー
ナツ状の空間とポート194とを連通させている。
【0075】<伸縮ユニット131の外観と構成>
【0076】次に、図9は前述の伸縮ユニット131を
構成する部材を分解し、この伸縮ユニット131を組み
立てる手順を示す分解図である。この伸縮ユニット13
1も前述の伸縮ユニット130とほぼ同一の構成となっ
ている。
【0077】前述したように伸縮ユニット131は、シ
リンダー筒体137とシリンダーロッド139を主要な
構成部材としており、シリンダー筒体137は内部が中
空の円筒形をしており、このシリンダー筒体137の一
端開口よりシリンダーロッド139がその長さ方向に摺
動自在となるように挿通してある。このシリンダーロッ
ド139は細径の円筒形をしており、その内部には圧力
油を流動させるための油路(図10で詳しく説明する)
が形成してある。前記シリンダー筒体137の上端(図
9において右手前側)にはシリンダーヘッド220が固
着してあり、このシリンダーヘッド220によってシリ
ンダーロッド139を気密に摺動させている。そして、
シリンダーヘッド220の外周には鉢巻き状にコロ受1
57が固着してあり、このコロ受157の上下にはそれ
ぞれ同一軸線上に配置した一対の支軸159、159を
突起してある。このコロ受157は鋳物で成形したり、
無垢の金属材を切り出しにより成形してあり、その内周
をシリンダーヘッド220の外周に密着させることで固
定してある。これらの支軸159、159にはそれぞれ
円盤形をしたコロ161、161を回転自在に挿入して
あり、両コロ161、161の周面は外殻ブーム111
の側壁に接触させてあり、外殻ブーム111に接触して
転動することができる。
【0078】そして、シリンダーロッド139の上端
(図9において右手前側)には、立体形をした端末ブロ
ック153が固着してあり、この端末ブロック153に
は上下に貫通したピン穴213が開口してあり、端末ブ
ロック153の側面には一対のポート223、224が
突起してある。前述の一対の軸支片151は外殻ブーム
111の外壁に固着された固定板211に固着されてお
り、各軸支片151、151は平板状をした固定板21
1の上面に間隔を置いて平行に固着してあり、各軸支片
151、151にはその軸線を一直線に配置してピン穴
212、212をそれぞれ開口させてある。この軸支片
151、151の間に端末ブロック153を挿入し、ピ
ン穴212とピン穴213の軸線を一致させ、上部より
ピン155をピン穴212と213に挿入し、軸支片1
51と端末ブロック153を連結することができる。
【0079】また、シリンダー筒体137の下端(図9
において左奥側)には、このシリンダー筒体137の開
口を閉鎖するシリンダーエンド217が連結してあり、
このシリンダーエンド217の下面には端末ブロック1
65が固着してある。このシリンダーエンド217と端
末ブロック165は鋳物で成形したり、無垢の金属材を
切り出しにより成形してあり、シリンダーエンド217
はその外周がシリンダー筒体137の外径と同じ円形に
形成してあり、端末ブロック165は立体形のブロック
状に形成してあり、端末ブロック165には上下方向に
開口したピン穴215が貫通開口させてある。このシリ
ンダーエンド217の側面には一体となるように油路突
起218が形成してあり、この油路突起218の側面に
はポート219が上向きに設けてある。そして、前述の
元ブーム112の下部(図9において左奥側)の側壁に
は、一対の軸支片163、163が溶接等により固着し
てある(図9においては元ブーム112は図示していな
いが、軸支片163、163の基部はそれぞれ図示して
いない元ブーム112に固定してある)。両軸支片16
3、163は間隔を置いて平行に配置してあり、両軸支
片163、163の側面には同一の軸線にピン穴214
を貫通開口してある。この軸支片163、163と端末
ブロック165を連結するには、端末ブロック165を
軸支片163、163の間に挿入し、ピン穴214と2
15の軸線を一致させ、ピン167をピン穴214、2
15に共通して挿通することでピン連結することができ
る。
【0080】<伸縮ユニット131の内部構造>
【0081】図10は、伸縮ユニット131を組み立て
た状態で、その中央を長さ方向に切断して示した、内部
の構成を示す縦断面図である。
【0082】前述したように、シリンダー筒体137の
下端開口(図10において左側)には、シリンダーエン
ド217を密着して連結してあり、このシリンダーエン
ド217によってシリンダー筒体137の下端開口が閉
鎖されている。このシリンダーエンド217の内部には
圧力油を流動させる油路230が穿ってあり、この油路
230はシリンダー筒体137の内部空間とポート21
9を連通させている。このシリンダー筒体137の内部
には、シリンダー筒体137の内周壁と気密に接触する
ピストン226を摺動自在に挿通してあり、このピスト
ン226によりシリンダー筒体137の内部空間は図1
0中で左右に二分されている。このシリンダー筒体13
7の上端開口(図10において右側)にはシリンダーヘ
ッド220が密着して固定してあり、このシリンダーヘ
ッド220の中央には開口が形成してあり、この開口に
はパイプ状をしたシリンダーロッド139を挿通してあ
る。このシリンダーヘッド220の開口内周とシリンダ
ーロッド139の外周とは気密に、かつ、摺動自在に密
着させてある。
【0083】そして、シリンダーロッド139の下端
(図10において左端)にはピストン226の側面を連
結してあり、このピストン226によってシリンダーロ
ッド139の下端開口が閉鎖されている。さらに、この
シリンダーロッド139の内部空間には細径のパイプ状
をしたインナーパイプ227を挿通してあり、このイン
ナーパイプ227の下端(図10において左端)はピス
トン226の中央に形成した開口を通過させ、インナー
パイプ227の下端には止めネジ228をねじ込み、イ
ンナーパイプ227とピストン226を固定している。
このため、インナーパイプ227の下端開口はピストン
226で区分された図10中の左側の圧力室iと連通し
ているが、シリンダーロッド139の下端開口はピスト
ン226により閉鎖されている。そして、シリンダーロ
ッド139の上端(図10において右端)には、ブロッ
ク状をした端末ブロック153を固着し、この端末ブロ
ック153によってシリンダーロッド139の開口は閉
鎖してあり、同時に、端末ブロック153によりインナ
ーパイプ227の上端(図10において右端)も閉鎖し
てある。
【0084】このような構成により、ピストン226は
シリンダー筒体137の内周と気密に摺動し、ピストン
226によりシリンダー筒体137の内部空間は二分さ
れている。また、シリンダーロッド139の内部にイン
ナーパイプ227を挿入してあるため、シリンダー筒体
137の上側(図10において右端)の内部空間はシリ
ンダーロッド139とインナーパイプ227によって同
心円状をしたドーナツ状の三つの空間に区分されてい
る。そして、シリンダーロッド139の下部(図10に
おいて左側)には、このシリンダーロッド139の内外
周を連通するための通口229を開口してある。さら
に、端末ブロック153にはそれぞれ独立した油路23
1、232が穿ってあり、油路231はインナーパイプ
227の内部空間とポート223とを連通させており、
油路232はシリンダーロッド139の内周とインナー
パイプ227の外周で形成されたドーナツ状の空間とポ
ート224とを連通させている。
【0085】また、図11は前述した伸縮ユニット13
0、131を外殻ブーム111に取り付けた状態を示す
ものであり、外殻ブーム111を斜め下側から見上げた
状態である。この図11では、伸縮ユニット130、1
31の上部(図11において右下側)と外殻ブーム11
1の上側の一部を示し、ホルダー106は取り外して図
示してある。
【0086】この外殻ブーム111の下面の左右には四
角い薄肉鋼板で形成した固定板181と211が溶接な
どにより固着してあり、固定板181の表面には一対の
軸支片150、150が平行となるように固着してあ
り、固定板211の表面には一対の軸支片151、15
1が平行となるように固着してある。両軸支片150と
151はいずれも平行となるように配置してあり、各軸
支片150と151の側面は外殻ブーム111の長さ方
向に向けられている。この軸支片150、150の間に
端末ブロック152が挿入され、軸支片150、150
と端末ブロック152とはピン154により連結されて
いる。また、軸支片151、151の間に端末ブロック
153が挿入され、軸支片151、151と端末ブロッ
ク153とはピン155により連結されている。この構
成により、伸縮ユニット130、131のそれぞれの上
部(図11において右下側)は外殻ブーム111に連結
され、シリンダーロッド138と139は外殻ブーム1
11に連結されていることになる。
【0087】<伸縮ユニット133の外観と構成>
【0088】図12は、前述の伸縮ユニット133を構
成する部材を分解し、この伸縮ユニット133を組み立
てる手順を示す分解斜視図である。
【0089】前述したように、伸縮ユニット133は2
つのシリンダー筒体141と142を組合せることによ
り構成されている。この一方のシリンダー筒体141の
中央は、内部が中空のパイプ状をした第1のシリンダー
筒体281で構成されており、このシリンダー筒体28
1の下端(図12において左端)にはシリンダー筒体2
81の下端開口を閉鎖する第1のシリンダーエンド28
2が固着してある。このシリンダーエンド282は鋳物
などにより一体に形成されたもので、周囲は円形とな
り、その側面の一部には直角方向に油路突起283が突
出してある。この油路突起283の側面にはL字形とな
るようにポート284が突出してあり、このポート28
4の開口は上方に向けられている。そして、シリンダー
エンド282の下端には一対の連結ヒンジ285が間隔
を置いて平行に配置してあり、両連結ヒンジ285、2
85にはそれぞれピン穴286、286が開口してあ
り、両ピン穴286、286には前述のピン287を挿
入することができる。また、シリンダー筒体281の上
端(図12において右端)には円筒形の第1のシリンダ
ートップ291を結合してあり、このシリンダートップ
291は鋳物などにより一体に形成されており、シリン
ダートップ291の側面の一部には直角方向に油路突起
292が突出してある。この油路突起292の側面には
L字形となるようにポート293が突出してあり、この
ポート293の開口は下方に向けられている。
【0090】そして、円筒形となっているシリンダート
ップ291の外周には結合ブロック254が嵌め合わせ
てあり、この構成により、シリンダートップ291の上
部の外周には鋳物などを切削して形成して中央に開口を
貫通させ、三方の側面を平面に形成した結合ブロック2
54を鉢巻き状に固着したことになる。この結合ブロッ
ク254の左右の側面にはそれぞれピン軸255、25
5を突起してあり、両ピン軸255、255の軸線は同
一の直線上に位置するように配置してある。各ピン軸2
55、255は中ブーム113に固着してある保持軸受
256、256のピン穴257、257にそれぞれ回動
自在に挿入されるようになっている。また、結合ブロッ
ク254の側面であって、ピン軸255、255とは直
角の位置に相当する平面(図12で上側の面)には円柱
形をした連結軸294を突起してあり、この連結軸29
4の先端の中央にはボルト295が切削形成してある。
そして、このシリンダートップ291の上端よりシリン
ダー筒体281の内部に向けてシリンダーロッド143
が挿通してあり、このシリンダーロッド143の上端
(図12において右端)には側面から見てL字形となっ
た端末ブロック251が固着してある。この端末ブロッ
ク251の側面にはシリンダーロッド143の長さ方向
と直角となるようにピン穴253が貫通開口させてあ
り、このピン穴253には前述のピン252を挿入させ
るようになっている。
【0091】次に、他方のシリンダー筒体142の中央
は、内部が中空のパイプ状をした第2のシリンダー筒体
298で構成されており、このシリンダー筒体298の
上端(図12において右端)にはシリンダー筒体298
の上端開口を閉鎖する第2のシリンダーエンド299が
固着してある。このシリンダーエンド299は鋳物など
を素材として切削加工により一体に形成されたもので、
全体の周囲は円形であり、その上部は延長していて両側
(図12における上下面)は平面となるように形成して
ある。この平面にはシリンダー筒体298の軸線と直角
の方向に固定穴300が開口してあり、シリンダーエン
ド299の円形となった外周の一部には直角方向に油路
突起301が突出してあり、この油路突起301の側面
にはL字形となるようにポート302が突出してあり、
このポート302の開口は下方に向けられている。
【0092】また、シリンダー筒体298の下端(図7
において左端)には、第2のシリンダートップ303が
固着してある。このシリンダートップ303は鋳物など
により一体に成形したもので、外周は円形に形成してあ
り、その外周の一部には平板状をした固定片304が直
角方向に向けて突起してあり、この固定片304の側面
にはピン穴305が貫通開口してある。この固定片30
4は前述した一対の連結ヒンジ285、285の間に挿
入されるものであり、ピン穴305と286には連結用
のピン287を挿入することができる。また、シリンダ
ートップ303の側面には油路突起306が突出してあ
り、この油路突起306の側面にはL字形となるように
ポート307が突出してあり、このポート307の開口
は上方に向けられている。このシリンダートップ303
の下端開口からはシリンダーロッド144が摺動自在に
挿通してあり、このシリンダーロッド144の下端(図
7において左端)には立体形をした端末ブロック261
が固着してある。この端末ブロック261の側面には、
シリンダーロッド144の軸方向と直角になるようにピ
ン穴262が貫通開口してあり、このピン穴262には
ピン263が挿入されるようになっている。
【0093】そして、図12では鎖線で示してあって、
具体的には図示していないが、ポート284と302の
間には圧力油を流動させるための硬質ゴムやフレキシブ
ル金属管で形成した連通パイプ401が接続してあり、
ポート293と307の間には圧力油を流動させるため
の硬質ゴムやフレキシブル金属管で形成した連通パイプ
402が接続してある。
【0094】また、前述したスペーサー266は薄肉板
金により複数のリブを溶接して組み立てられており、上
方から見て三角形となるように形成してある。このスペ
ーサー266の三角形の形状は、斜辺が長い二等辺三角
形をしており、スペーサー266の短辺は上方(図12
において右側)に向けられている。このスペーサー26
6の短辺には、左右がそれぞれ折れ曲げられてやや
『コ』の字形をした間隔部材270が固着してあり、間
隔部材270の左右の幅は先ブーム114の内壁の間隔
にほぼ等しくなるように設定してある。このため、スペ
ーサー266を先ブーム114内に挿入した時には、間
隔部材270の両端が先ブーム114の左右の内壁と接
触することができ、この間隔部材270が先ブーム11
4と接触することでスペーサー266の位置が左右にず
れのを防止できる。この間隔部材270の上側(図12
において右側)の平面には、一対の連結ヒンジ271、
271が間隔を置いて固着してあり、この連結ヒンジ2
71、271の側面にはそれぞれピン穴272、272
を開口してある。そして、三角形のスペーサー266の
鋭角の頂部にはパイプ状をした軸支筒267が固着して
あり、この軸支筒267の開口はスペーサー266の平
面と直角となるように位置させてあり、この軸支筒26
7には前述したピン269を挿入する軸穴268が貫通
して開口してある。
【0095】この実施例における伸縮ユニット133を
組み立てるには、一対のシリンダー筒体141、142
を相互に連結しなければならない。先ず、両シリンダー
筒体141と142のそれぞれの側面を接近させ、連結
軸294を固定穴300に挿入し、同時に固定片304
を連結ヒンジ285と285の隙間に挿入する。そし
て、固定穴300に通過してシリンダーエンド299の
平面より突出した連結軸294の頭部よりワッシャー3
12を挿入し、次いで、取付片310(図12ではその
一部のみを示しているが、図6で示すように取付片31
0は給油ユニット134に固定してある)の開口311
を挿入し、この状態で連結軸294の頂部に形成してあ
るボルト295にナット313をねじ込む。このナット
313をねじ込むことにより、シリンダーエンド29
9、ワッシャー312、取付片310が締め付けられ、
シリンダーエンド299と取付片310は結合ブロック
254に固定されることになる。そして、ピン穴28
6、286、ピン穴305にはピン287を挿入し、連
結ヒンジ285、285と固定片304をピン287で
ピン連結する。このような手順により、シリンダー筒体
141と142は相互に連結され、両シリンダー筒体1
41と142の軸線は平行となるように組み立てられ
る。なお、連結軸294とピン287の軸線は直角方向
に配置してあるため、シリンダー筒体141と142を
組み立てる際に、シリンダー筒体141と142は左右
上下の方向に回動できる余裕があり、連結軸294を固
定穴300に挿入する作業とピン287をピン穴28
6、286、ピン穴305に挿入する作業が容易とな
る。
【0096】そして、両シリンダー筒体141、142
が組み立てられたなら、結合ブロック254の左右に突
出したピン軸255、255をそれぞれ左右にある保持
軸受256、256のピン穴257、257に挿入する
ことで、両シリンダー筒体141、142は結合ブロッ
ク254、ピン軸255、255、保持軸受256、2
56を介して中ブーム113に保持される。この連結に
おいては、シリンダー筒体141、142はピン軸25
5を中心として中ブーム113に対して揺動自在に連結
されたことになり、シリンダー筒体141、142が伸
縮の動作を行っている際に生じるガタ付きなどを吸収す
ることができる。次いで、シリンダーロッド143の上
端に固着した端末ブロック251をリブ板241、24
1の間に挿入させ、ピン252をピン穴253とリブ板
241、241のピン穴(図示せず)に挿入すること
で、ピン252により端末ブロック251をリブ板24
1、241に連結させる。また、シリンダーロッド14
4の下端に固着した端末ブロック261を一対の連結ヒ
ンジ271、271の隙間に挿入し、側面からピン26
3をピン穴272、272、ピン穴262に挿入するこ
とにより、連結ヒンジ271、271と端末ブロック2
61を連結する。この端末ブロック261と連結ヒンジ
271、271の結合はピン263により揺動自在に連
結されているので、先ブーム114に対してシリンダー
ロッド144が傾いてもその傾斜を吸収できるように余
裕を持って連結されている。さらに、軸支筒267を先
ブーム114の下部側面に形成した開口(図示せず)に
位置合わせし、先ブーム114の側面よりピン269を
先ブーム114の開口と軸穴268に挿通して、軸支筒
267と先ブーム114を連結させる。
【0097】<伸縮ユニット133の内部構造>
【0098】図13は、伸縮ユニット133を組み立て
た状態で、その中央を長さ方向に切断して示した、内部
の構成を示す縦断面図である。
【0099】前述したようにシリンダー筒体281の下
端(図13において左側)開口にはシリンダーエンド2
82を密着して固定してあり、このシリンダーエンド2
82によってシリンダー筒体281の下端開口は閉鎖さ
れている。このシリンダーエンド282の内部にはこの
シリンダー筒体281の内部空間からポート284に圧
力油を流動させる油路327が穿ってある。そして、シ
リンダー筒体281の内部には、このシリンダー筒体2
81の内周と気密に摺動するピストン322が挿通して
あり、このピストン322によりシリンダー筒体281
の内部空間は気密に二分されている。このピストン32
2の側面にはシリンダーロッド143の下端(図13に
おいて左端)が連結してある。そして、シリンダーロッ
ド143の内部には、このシリンダーロッド143の内
径よりその外形が小さくて、その長さがシリンダーロッ
ド143よりも少し長いインナーパイプ321をその長
さ方向に挿通してあり、シリンダーロッド143の内部
空間はインナーパイプ321により二重に区分されてい
る。このインナーパイプ321の下端(図13において
左端)はピストン322の中央を貫通しており、インナ
ーパイプ321の下端には止めネジ323がねじ込ま
れ、止めネジ323によってインナーパイプ321はピ
ストン322に連結されている。このため、インナーパ
イプ321の下端開口はピストン322で区分された図
13中の左側の圧力室jと連通しているが、シリンダー
ロッド143の下端開口はピストン322により閉鎖さ
れている。
【0100】また、シリンダー筒体281の上端開口
(図13において右側)には円筒形状をしたシリンダー
ヘッド325の下部が嵌め込んであり、シリンダーヘッ
ド325の内径はシリンダーロッド143の外径とほぼ
同一とし、シリンダーロッド143の外周はシリンダー
ヘッド325の内周と気密に摺動することができる。つ
まり、このシリンダーヘッド325とシリンダーロッド
143によってシリンダー筒体281の上端開口が気密
に閉鎖され、シリンダーヘッド325の上端開口からシ
リンダーロッド143が気密に伸縮できるように突出し
ていることになる。そして、このシリンダー筒体281
の上部とシリンダーヘッド325の周囲を囲むようにし
てシリンダートップ291が嵌め合わされ、このシリン
ダートップ291によってシリンダー筒体281の上部
が補強されている。このシリンダー筒体281の上部外
周よりシリンダートップ291の内部に延長して、シリ
ンダー筒体281の内壁とシリンダーロッド143の外
壁との間にあるリング状の空間からポート293に圧力
油を流動させる油路326が穿ってある。
【0101】そして、シリンダーロッド143とインナ
ーパイプ321の上端(図13において右端)には立体
形状をした端末ブロック251が固着してあり、この端
末ブロック251によってシリンダーロッド143とイ
ンナーパイプ321の上端開口が閉鎖されている。この
端末ブロック251の内部にはそれぞれ独立した油路3
28、329が穿ってあり、インナーパイプ321の内
部空間と油路328の一端を連通し、インナーパイプ3
21の外周とシリンダー筒体142の内周の隙間にある
リング状の空間と油路329の一端を連通してある。そ
して、油路328の他端は端末ブロック251の側面に
突出したポート330と連通し、油路329の他端は端
末ブロック251の側面に突出したポート331と連通
してある。シリンダーロッド143の下部(図13にお
いて左側)の側面には、このシリンダーロッド143の
内周と外周を連通して圧力油を流動させるための通口3
24を開口してある。
【0102】次に、前述したシリンダー筒体298の上
端開口(図13において右端)には、立体形をしたシリ
ンダーエンド299が密着させてあり、シリンダーエン
ド299によってシリンダー筒体298の上端開口は閉
鎖されている。このシリンダーエンド299の内部に
は、このシリンダー筒体298の内部空間とポート30
2の間に圧力油を流動させるための油路339が穿って
ある。このシリンダー筒体298の内部空間にはシリン
ダー筒体298の内周と気密に摺動できるピストン33
5が挿入してあり、このピストン335によりシリンダ
ー筒体298の内部空間は気密に二分してある。このピ
ストン335により区分されたシリンダー筒体298の
内部空間の内で、図13中右側の空間を圧力室kとす
る。また、シリンダー筒体298の内部に挿入したシリ
ンダーロッド144の上端(図13において右端)には
ピストン335の側面中央が連結してあり、シリンダー
ロッド144の上端開口はピストン335によって閉鎖
されている。
【0103】そして、このシリンダー筒体298の下端
(図13において左端)開口にはその内径をシリンダー
ロッド144の外径と同一とした円筒形のシリンダーヘ
ッド334が連結してあり、シリンダーロッド144は
シリンダーヘッド334の開口と気密に摺動することが
できるように挿通してある。つまり、このシリンダーヘ
ッド334とシリンダーロッド144によってシリンダ
ー筒体298の下端開口が気密に閉鎖され、シリンダー
ヘッド334の下端開口からシリンダーロッド144が
気密に伸縮できるように突出していることになる。この
シリンダー筒体298の下部とシリンダーヘッド334
の周囲を囲むようにしてシリンダートップ303が嵌め
合わされ、このシリンダートップ303によってシリン
ダー筒体298の下部が補強されている。このシリンダ
ー筒体298の下部外周からシリンダートップ303の
内部に延長して、シリンダー筒体298の内周とシリン
ダーロッド144の外周の間にあるリング状の空間から
ポート307に圧力油を流動させる油路337が穿って
ある。
【0104】そして、シリンダーロッド144の下端
(図13において左側)には立体形状をした端末ブロッ
ク261が固着してあり、この端末ブロック261によ
ってシリンダーロッド144の下端開口は閉鎖されてい
る。この端末ブロック261の内部にはシリンダーロッ
ド144の内部空間に連通する油路338が穿ってあ
り、この油路338の他端は端末ブロック261の側面
に突起させたポート340と連通してある。さらに、シ
リンダーロッド144の上部(図13において右側)の
側面には、シリンダーロッド144の内外側で圧力油を
連通させるための通口336を開口してある。
【0105】<給油ユニット134の外観と構成>
【0106】次に、図14は前述した給油ユニット13
4を構成する部材を分解して示し、この給油ユニット1
34を組み立てる手順を示す分解斜視図である。
【0107】この給油ユニット134は、油圧シリンダ
ーに似た一対のシリンダーパイプ145と146より構
成されており、両シリンダーパイプ145、146の軸
線は平行となるように組み立てられている。このシリン
ダーパイプ145の中央は内部中空のパイプ状をした第
3のシリンダー筒体361より構成され、シリンダー筒
体361の下端(図14において左端)には平板状をし
たシリンダーエンド362が密着されており、シリンダ
ー筒体361の下端開口はシリンダーエンド362で閉
鎖されている。また、シリンダー筒体361の上部外周
(図14において右側)には長方体形状をした固定ブロ
ック363が挿入してあり、この固定ブロック363の
上面(図14において右側)よりシリンダー筒体361
の上端が突出している。そして、このシリンダー筒体3
61の上端開口から摺動パイプ147(図14では隠れ
て見えていない)を摺動自在に挿入してあり、この摺動
パイプ147の上端には立体形をした端末ブロック34
6が固着してあり、この端末ブロック346の側面には
端末ブロック346の長さ方向と直角に軸線を位置させ
たピン穴347を開口してある。
【0108】次に、シリンダーパイプ146の中央は内
部中空のパイプ状をした第4のシリンダー筒体365よ
り構成されており、このシリンダー筒体365の上端
(図14において右側)には長方体形状をしたシリンダ
ーエンド366が固着してあり、このシリンダーエンド
366によってシリンダー筒体365の上端開口は閉鎖
されている。このシリンダーエンド366と固定ブロッ
ク363はほぼ同じ形状をしており、固定ブロック36
3とシリンダーエンド366の側面を密着させることに
よって両者は一体に結合されている。そして、結合され
た固定ブロック363、シリンダーエンド366の一側
面(図14中で裏側)には平板形をして、その平面をシ
リンダー筒体361、365の軸線と直角となるように
位置させた取付片310を固着してあり、この取付片3
10の面にはボルト295を挿通するための開口311
が開けてある。また、シリンダー筒体365の下部外周
(図14において左側)には長方体形状をした固定ブロ
ック367が挿通してあり、この固定ブロック367の
一側面には板金状の固定片368が固着してあり、固定
片368の一端はシリンダーエンド362の下面と固着
してある。
【0109】そして、シリンダー筒体365の下端開口
から摺動パイプ148が摺動自在に挿入されており摺動
パイプ148の下端には立体形状をした端末ブロック3
49が連結してあり、この端末ブロック349によって
摺動パイプ148の下端開口を閉鎖している。また、端
末ブロック349の側面には摺動パイプ148の軸線と
直角方向に軸線を位置させたピン穴350を開口してあ
る。このようにして、固定ブロック363とシリンダー
エンド366によりシリンダー筒体361と365の上
端が結合され、シリンダーエンド362、固定ブロック
367、固定片368によりシリンダー筒体361と3
65の下端が結合され、シリンダー筒体361と365
は一体となるように連結されている。こうしてシリンダ
ーパイプ145、146はそれぞれの軸線が平行となる
ように連結され、この形態により給油ユニット134が
組み立てられていることになる。
【0110】また、前述のスペーサー266に固着した
間隔部材270の上面(図14において右側面)であっ
て片方に遍位した位置(すなわち中央に固着した連結ヒ
ンジ271を避けた位置)には、一対の連結ヒンジ35
1、351が間隔を置いて固着してあり、各連結ヒンジ
351、351にはそれぞれピン穴352、352を開
口してある。なお、連結ヒンジ271、271に開口し
ているピン穴272、272の軸線と、連結ヒンジ35
1、351に開口してあるピン穴352、352の軸線
とは、両者が相互に直角に位置するように配置してあ
る。
【0111】このように組み立てられた給油ユニット1
34の本体を伸縮ブーム115内に収納してある伸縮ユ
ニット133と連結するには、先ず取付片310に形成
した開口311を図12で示すボルト295に挿通し、
ボルト295の上端からナット313をねじ込む。この
ナット313により取付片310が結合ブロック254
に固定され、固定ブロック363とシリンダーエンド3
66は結合ブロック254に取り付けられることにな
る。次いで、摺動パイプ147を元ブーム112側に連
結するには、摺動パイプ147の上端に固着してある端
末ブロック346を保持体242の『コ』の字形となっ
た空間に挿入し、保持体242に開口させたピン穴(図
示せず)とピン穴347の軸穴を一致させ、保持体24
2の側面よりピン348を挿通して、端末ブロック34
6を保持体242に連結させる。また、摺動パイプ14
8を先ブーム114側に連結するには、端末ブロック3
49の下端を一対の連結ヒンジ351、351の隙間に
挿入し、ピン穴350とピン穴352、352の軸線を
一致させ、連結ヒンジ351の側面よりピン353を挿
入し、端末ブロック349と連結ヒンジ351をこのピ
ン353によって連結させる。
【0112】<給油ユニット134の内部構造>
【0113】図15は、組み立てられた状態の給油ユニ
ット134を中央でその長さ方向に切断し、内部の構成
を示した縦断面図である。
【0114】前述のように、シリンダーパイプ145を
構成するシリンダー筒体361の下端(図15において
左端)開口はシリンダーエンド362により閉鎖され、
このシリンダー筒体361の上端の開口にはその内径を
摺動パイプ147の外径と同じにした円筒形のシリンダ
ーヘッド371が挿入してある。このシリンダーヘッド
371の中央の開口には摺動パイプ147を気密に摺動
自在に挿通してあり、摺動パイプ147はその上下端が
開口したパイプ状をしており、摺動パイプ147がシリ
ンダー筒体361内で伸縮しても、シリンダー筒体36
1の内部空間と摺動パイプ147の上端とは常時連通し
ている。また、シリンダー筒体361の上部の外周には
その中央にシリンダー筒体361の外径と同じ内径の開
口を穿った立体形をした固定ブロック363が固着して
あり、この固定ブロック363によってシリンダー筒体
361の上部が補強されている。そして、摺動パイプ1
47の上端(図15において右端)には立体形をした端
末ブロック346が固着してあり、この端末ブロック3
46によって摺動パイプ147の上端開口は閉鎖されて
おり、この端末ブロック346の側面には、摺動パイプ
147の内部空間と連通する油路372が穿ってある。
【0115】また、シリンダーパイプ146を構成する
シリンダー筒体365の上端(図15において右端)に
は立体形をしたシリンダーエンド366が固着してあ
り、このシリンダーエンド366によってシリンダー筒
体365の上端開口を閉鎖している。このシリンダーエ
ンド366の側面は前述の固定ブロック363の側面と
密着させて固定してあり、両者は一体となるように組み
立ててある。そして、シリンダーエンド366の内部に
はシリンダー筒体365の内部空間と連通する油路37
4が穿ってあり、また、シリンダー筒体361の上部の
側面と固定ブロック363の側面にはシリンダー筒体3
61の内外周を連通する通口373が開口してあり、油
路374の終端はこの通口373に連通してある。つま
り、通口373と油路374を介してシリンダー筒体3
61の内部空間とシリンダー筒体365の内部空間は相
互に連通されていることになる。
【0116】そして、シリンダー筒体365の下部外周
には、中央にシリンダー筒体365の外径をその内径と
した立体形をした固定ブロック367が挿通固着してあ
り、この固定ブロック367の側面には板金などの固定
片368が固着してあり、固定片368の一端にはシリ
ンダーエンド362の下面が連結してある。このため、
シリンダーエンド362、固定ブロック367、固定片
368によって一体となった構造体が形成され、これら
によってシリンダー筒体361の下端とシリンダー筒体
365の下部とが動かないように連結してある。さら
に、シリンダー筒体365の下端(図15において左
端)開口にはその内径を摺動パイプ148の外径と同一
にした円筒形のシリンダーヘッド375が嵌め込んであ
り、このシリンダーヘッド375の開口には摺動パイプ
148を気密に摺動自在に挿入してある。この摺動パイ
プ148はその上下端が開口したパイプ状をしたもので
あり、摺動パイプ148がシリンダーヘッド375に対
して摺動しても、シリンダー筒体365の内部空間と摺
動パイプ148の下端開口は常時連通している。そし
て、摺動パイプ148の下端(図15において左端)開
口には立体形をした端末ブロック349が連結してあ
り、この端末ブロック349により摺動パイプ148の
下端開口を閉鎖している。さらに、端末ブロック349
の側面には、摺動パイプ148の内部空間と連通する油
路376を穿ってある。
【0117】<圧力室の断面積の関係>
【0118】次に、図16、図17は前述した伸縮ユニ
ット130、131、133を構成するシリンダー筒体
136、137、281、298の有効圧力断面積の関
係を模示的に示したものである。この図16、図17で
は、伸縮ユニット133を構成するシリンダー筒体14
1、142のシリンダー筒体281、298を上下に縦
に配置し、シリンダー筒体281の下方の左右には伸縮
ユニット130、131を配置している。この図16で
は、押し出しの動作における有効圧力断面積の関係を示
したもので、シリンダー筒体136を図8中でaーa方
向に矢視した断面を図16中の下部左側に配置し、シリ
ンダー筒体137を図10中でcーc方向に矢視した断
面を図16中の下部右側に配置し、伸縮ユニット133
を図13中でeーe方向に矢視した断面を中央の上下に
配置したものである。また、図17では、引き戻しの動
作における有効圧力断面積の関係を示したもので、シリ
ンダー筒体136を図8中でbーb方向に矢視した断面
を図17中の下部左側に配置し、シリンダー筒体137
を図10中でdーd方向に矢視した断面を図17中の下
部右側に配置し、伸縮ユニット133を図13中でfー
f方向に矢視した断面を中央の上下に配置したものであ
る。
【0119】この図16において、伸縮ユニット130
のシリンダー筒体136の断面積よりインナーパイプ1
97の断面積を引いた面積を有効圧力断面積Pとし、伸
縮ユニット131のシリンダー筒体137の断面積より
インナーパイプ227の断面積を引いた面積を有効圧力
断面積Qとする。また、シリンダー筒体298の内部の
面積を有効圧力断面積Rとし、シリンダー筒体281の
断面積からインナーパイプ321の断面積を引いた面積
を有効圧力断面積Sとする。このシリンダー筒体298
の有効圧力断面積Rは、シリンダー筒体298の内部で
摺動するピストン335の断面積と同一となり、シリン
ダー筒体281の有効圧力断面積Sは、シリンダー筒体
281の内部で摺動するピストン322の断面積よりイ
ンナーパイプ321の内径の断面積を差し引いたものと
なる。このように符号を付けた有効圧力断面積のそれぞ
れの関係が(P+Q)>S>Rとなるように設定する。
各シリンダー筒体136、137、インナーパイプ19
7、227、シリンダー筒体298、281、インナー
パイプ321のそれぞれの内径は、この数値の関係を保
つように決定しておく。
【0120】また、図17において、伸縮ユニット13
0のシリンダー筒体136の内側の断面積よりシリンダ
ーロッド138の外側の断面積を引いた面積と、シリン
ダーロッド138の内側の断面積よりインナーパイプ1
97の外側の断面積を引いた面積の合計した値を有効圧
力断面積Tとする。次に、伸縮ユニット131のシリン
ダー筒体137の内側の断面積よりシリンダーロッド1
39の外側の断面積を引いた面積と、シリンダーロッド
139の内側の断面積よりインナーパイプ227の外側
の断面積を引いた面積の合計した値を有効圧力断面積U
とする。この有効圧力断面積Tは、図8においてシリン
ダーロッド138をシリンダー筒体136の内部に引き
込めるように、ピストン196を図8中で左方向に移動
させるための圧力油の有効圧力断面積となる。そして、
有効圧力断面積Uは、図10においてシリンダーロッド
139をシリンダー筒体137の内部に引き込めるよう
に、ピストン226を図10中で左方向に移動させるた
めの圧力油の有効圧力断面積となる。また、シリンダー
筒体141のシリンダー筒体281の内側の断面積より
シリンダーロッド143の外側の断面積を引いた面積
と、シリンダーロッド143の内側の断面積よりインナ
ーパイプ321の外側の断面積を引いた面積を合計した
値を有効圧力断面積Wとする。この有効圧力断面積W
は、図13においてシリンダーロッド143をシリンダ
ー筒体281の内部に引き込めるように、ピストン32
2を図13中で左方向に移動させるための圧力油の有効
圧力断面積となる。さらに、シリンダー筒体142のシ
リンダー筒体298の内側の断面積よりシリンダーロッ
ド144の外側の断面積を引いた面積と、シリンダーロ
ッド144の内側の断面積の合計した値を有効圧力断面
積Vとする。この有効圧力断面積Vは、図13において
シリンダーロッド144をシリンダー筒体298の内部
に引き込めるように、ピストン335を図13中で右方
向に移動させるための圧力油の有効圧力断面積となる。
このような有効圧力油断面積の設定において、符号を付
けた有効圧力断面積のそれぞれの関係が、(V>W>U
+T)となるように設定する。各シリンダー筒体13
6、137、シリンダーロッド138、139、インナ
ーパイプ197、227、シリンダー筒体298、28
1、シリンダーロッド143、144、インナーパイプ
321のそれぞれの内外径は、この数値の関係を保つよ
うに決定しておく。
【0121】<作動させるための油圧回路の構成>
【0123】また、図18、図19、図20は本実施例
における油圧回路の構成を示したものである。この図1
8、図19、図20は一連の回路であり、図18におけ
るイ、ロ、ハ、ニはそれぞれ図19におけるイ、ロ、
ハ、ニと接続しており、図19におけるホ、ヘ、トはそ
れぞれ図20におけるホ、ヘ、トと接続してある。な
お、図19では、伸縮ユニット130と131を図面上
で上下に離して作図してあるが、実際には両部材は平行
に配置されている。
【0124】従来の掘削機における機構と同様に、車体
101の内部にはエンジン382、油圧発生源としての
油圧ポンプ381が収納してあり、油圧ポンプ381は
エンジン382によって従動されることによりその吸引
側に連通した油タンク383内の圧力油を吸引し、圧力
油を所定の圧力に高めて油圧ポンプ381の吐出側から
放出する。この油圧ポンプ381の吐出側には2つの電
磁弁384、385が並列に接続してあり、各電磁弁3
84、385は電気信号により『中立』『正側』『逆
側』の三段に切換えることができるものであり、各電磁
弁384、385の戻り側は油タンク383と連通して
いる。この電磁弁384の一方の出力は圧力路403を
介して、伸縮ユニット130のポート193に接続して
あり、電磁弁384の他方の出力は圧力路404より電
磁弁421に接続してある。この電磁弁421は電気信
号により『チェック弁』『導通』の二段に切換えること
ができるものであり、『チェック弁』は一方には圧力油
を流動させるが、逆方向には流動を阻止するものあり、
制御信号が供給されていない状態のときは『チェック
弁』が圧力路404に接続されている。そして、この
『チェック弁』の方向は、圧力路404側から圧力が加
えられた場合に圧力油の流動を可能とする方向に設定し
てある。この電磁弁421には圧力路405が接続して
あり、圧力路405には伸縮ユニット130のポート1
94に接続してある。
【0125】また、圧力路404には電磁弁427を介
して圧力路406が接続してあり、この圧力路406は
伸縮ユニット131のポート224に接続してある。こ
の電磁弁427は電気信号により『チェック弁』『導
通』の二段に切換えることができるものであり、『チェ
ック弁』は一方には圧力油を流動させるが、逆方向には
流動を阻止するものあり、制御信号が供給されていない
状態のときは『チェック弁』が圧力路404と406の
間に介在されている。この『チェック弁』は、圧力路4
06側から圧力が加えられた場合に圧力路404の方向
に圧力油の流動を可能とする方向に設定してある。そし
て、圧力路406にはの間には電磁弁429を介して圧
力路407が接続してあり、この電磁弁429は『導
通』と『閉鎖』の二段に切り換えることができるもので
あり、制御信号が供給されていない状態のときは『導
通』が圧力路406と407の間に位置している。この
圧力路407には伸縮ユニット131のポート223に
接続してあり、さらに、圧力路403と407の間には
逆止弁397を介在させてあり、この逆止弁397は圧
力路407から圧力路403の方向への圧力油の流動を
許容できる方向に設定してある。さらに、この電磁弁3
84の一方の出力にはパイロットチェック弁386の逆
流制御側が接続してあり、パイロットチェック弁386
の自由流側は油タンク383に連通してあり、このパイ
ロットチェック弁386のパイロット信号のポート側に
は圧力路404が接続してある。
【0126】そして、電磁弁385の一方の出力には逆
止弁391と393が接続してあり、両逆止弁391と
逆止弁393の流動規制方向はそれぞれ逆方向に向いて
いる。そして、電磁弁385の他方の出力には逆止弁3
92と394が接続してあり、両逆止弁392と逆止弁
394の流動規制方向はそれぞれ逆方向に向いている。
これらの逆止弁391、392、393、394の内
で、逆止弁391と393の規制方向は逆に向けてあ
り、逆止弁392と394の規制方向も逆になるように
設定してある。これらの逆止弁391、392にはそれ
ぞれ圧力路405を介して伸縮ユニット130における
ポート194に接続してあり、逆止弁393、394に
は圧力路407を介して伸縮ユニット131のポート2
23に接続してある。
【0127】そして、前述の伸縮ユニット130のポー
ト189の出力は圧力路408に接続され、この圧力路
408はシリンダー筒体141のインナーパイプ321
に続くポート330に接続してある。また、伸縮ユニッ
ト130のポート192の出力は圧力路409に接続さ
れ、この圧力路409はシリンダー筒体141のシリン
ダーロッド143の内部に続くポート331に接続して
ある。また、伸縮ユニット131におけるポート219
には圧力路410が接続してあり、圧力路410には給
油ユニット134の油路372に接続してある。また、
伸縮ユニット133におけるシリンダー筒体141とシ
リンダー筒体142の接続においては、シリンダー筒体
141におけるポート284は連通パイプ401を介し
てシリンダー筒体142のポート302に接続されてお
り、シリンダー筒体141のポート293は連通パイプ
402を介してシリンダー筒体142のポート307に
接続されている。そして、シリンダー筒体142におけ
るポート340には圧力路411が接続され、圧力路4
11は電磁弁424の一方に接続されている。そして、
給油ユニット134の油路376には圧力路412が接
続してあり、この圧力路412は電磁弁424の他方に
接続されている。この電磁弁424は電気信号により
『中立』『正側』『逆側』の三段に切換えることができ
るものであり、この電磁弁424の出力側には油圧シリ
ンダー122、123が並列に接続してある。
【0128】<各電磁弁が連動する構成>
【0129】前述した各電磁弁は単独で作動するもので
はなく、それぞれが連動して作動するものである。ま
ず、電磁弁421の電磁コイルEー7と電磁弁427の
電磁コイルEー8は電磁弁384の『正側』の電磁コイ
ルEー1と同時に作動するものであり、電磁コイルEー
7、Eー8への電気信号は電磁弁384の『正側』の電
磁コイルEー1への制御信号と共通に接続されている。
また、電磁弁427の電磁コイルEー8と電磁弁429
の電磁コイルEー9は電磁弁384の『逆側』の電磁コ
イルEー2と同時に作動するものであり、電磁コイルE
ー8、Eー9への制御信号は電磁弁384の『逆側』の
電磁コイルEー2への制御信号と共通に接続されてい
る。さらに、電磁弁385と電磁弁424は常に同時に
作動するものであり、電磁弁385の『正側』の電磁コ
イルEー3と電磁弁424の『正側』の電磁コイルEー
5には同時に制御信号が伝えられ、電磁弁385の『逆
側』の電磁コイルEー4と電磁弁424の『逆側』の電
磁コイルEー6には同時に制御信号が伝えられるもので
ある。なお、電磁弁384と385は同時には作動する
ものではなく、電磁弁384のいずれか一方の電磁コイ
ルEー1かEー2に制御信号が加えられている際には、
他の電磁弁385の電磁コイルEー3、Eー4には制御
信号が加えられることはない。また、この逆も同じであ
る。
【0130】次に、本実施例の作用を説明する。この作
用の説明では、深掘り掘削機により、図21で示すよう
な内径に比べて深い穴HOLEを掘削する作業の動作に
ついてそれぞれの機能の手順を追って説明する。
【0131】〔圧力油の発生と供給〕
【0132】この深掘り掘削機を作動させ、その機能を
発揮するためには、駆動源である圧力油を深掘り掘削機
の各部にある油圧機器に供給しなければならない。この
ため、作業台103内に収納してあるエンジン382を
駆動して油圧ポンプ381を従動させ、この油圧ポンプ
381より油タンク383に貯留してある圧力油を吸引
し、適度な圧力で加圧して深掘り掘削機の各油圧機器に
供給する。図18、図19、図20の油圧回路では示さ
れていないが、油圧ポンプ381で加圧された圧力油
は、車体101、作業台103に設けた油圧シリンダ
ー、油圧モーターにもそれぞれ同時に供給される(図1
8、図19、図20では、本発明とは直接関連しない油
圧機器の回路構成は省略してある)。
【0133】〔アーム104の上下動の操作〕
【0134】上述の油圧ポンプ381により加圧された
圧力油は、作業台103の運転席の周りに配置してある
操縦機構によりその供給、停止が制御される。この操縦
機構によりアーム104と伸縮ブーム115を揺動させ
てその角度を変動させるには、油圧シリンダー105、
108に対し適量の圧力油を供給することで行うことが
できる。すなわち、油圧シリンダー105を伸長させる
か縮小させるかにより、アーム104を作業台103に
対して前後に揺動させることができ、アーム104の傾
斜角度を変動することできる。また、油圧シリンダー1
08に圧力油を供給することによりシリンダーロッド1
09を伸縮させ、ホルダー106をピン107を回動の
中心として傾斜させ、ホルダー106に固着してある外
殻ブーム111をアーム104に対して前後に揺動させ
ることができ、外殻ブーム111の傾斜角度を変動する
ことできる。このように、両油圧シリンダー105、1
08を適度に伸縮することにより、外殻ブーム111の
傾斜角度、高さ位置を自由に制御することができ、この
外殻ブーム111の制御は同時に伸縮ブーム115の制
御となる。このようにして、油圧シリンダー105、1
08を同時に、あるいは交互に操作することにより、図
21中の実線で示されたように、伸縮ブーム115を傾
斜させて地表から高い位置に持ち上げた状態から、図2
1中の破線で示されたように、伸縮ブーム115を垂直
に垂れ下げて深い穴HOLEの内部に挿入することがで
きる。この伸縮ブーム115の傾斜角度と高さ位置の変
更の操作は、従来から良く知られている深掘り掘削機の
操作手順と同一である。
【0135】〔伸縮ブーム115を伸長させる動作〕
【0136】前述の図1、図21の実線で描かれている
状態の深掘り掘削機は、伸縮ブーム115が最短の長さ
となるように縮小されている。この縮小された状態で
は、外殻ブーム111の内部に元ブーム112を収納し
てあり、元ブーム112の内部に中ブーム113を収納
してあり、中ブーム113の内部に先ブーム114を収
納してある。この状態の伸縮ブーム115を深い穴HO
LEの上部開口に挿入したならば、次いで、この伸縮ブ
ーム115を伸長させ、図21の破線で示すように、シ
ェルバケット124、125を下方に降下させる動作を
行う。シェルバケット124、125を深い穴HOLE
の底にまで押し下げて、深い穴HOLEの底にある土砂
を掴み取るためである。この伸縮ブーム115を伸長さ
せるためには、伸縮ブーム115の側面に並列に設けて
ある伸縮ユニット130、131に圧力油を供給して作
動させ、外殻ブーム111より元ブーム112を伸長さ
せる。同時に、伸縮ブーム115の内部に収納してある
伸縮ユニット133に圧力油を供給して作動させ、元ブ
ーム112より中ブーム113を下方に押し出し、中ブ
ーム113より先ブーム114を下方に押し出すことに
より行うことができる。
【0137】〔〔元ブーム112の伸長〕〕
【0138】この伸縮ブーム115を伸長させる操作で
は、電磁弁384の電磁コイルEー1側に制御信号を伝
え、電磁弁384を『正側』に投入することにより開始
される。電磁コイルEー1に加えられた制御信号は、同
時に、電磁弁421、427の電磁コイルEー7、Eー
8にも加えられ、各電磁弁421、427を『導通』の
状態に設定する。なお、電磁弁424にはなんら制御信
号が伝えられず、電磁弁424は『中立』の状態を保っ
ている。
【0139】電磁弁384が『正側』に設定されると、
油圧ポンプ381から吐出した圧力油は電磁弁384を
通過した後に、圧力路403を介して伸縮ユニット13
0のポート193に流入し、この圧力油は図8中で示す
油路203を通過し、インナーパイプ197の内部を流
動してその下端開口(図8において左端側)よりシリン
ダー筒体136の圧力室gに流入する。この圧力室g
は、シリンダー筒体136の内部をピストン196によ
って区切られた空間であり、この圧力室gに圧力油が流
入して膨張すると、摺動自在のピストン196に作用力
を伝えることになる。このピストン196の側面(図8
中左側)にはその有効圧力断面積に応じた作用力が発生
し、シリンダー筒体136内で図8中で右方向にピスト
ン196を摺動させることになる。ピストン196がシ
リンダー筒体136内で右方向に摺動されることによ
り、ピストン196に連結してあるシリンダーロッド1
38、インナーパイプ197も右方向に押し出され、シ
リンダーロッド138はシリンダーヘッド190の内周
面と気密を保ちながら摺動し、シリンダーロッド138
はシリンダーヘッド190の上端面(図8で右側の面)
より押し出されることになる。
【0140】このようにして、シリンダーロッド138
がシリンダー筒体136よりより押し出されると、シリ
ンダーロッド138の上端に固着してある端末ブロック
152とシリンダー筒体136の下端に固着してあるシ
リンダーエンド187の間隔が拡大される。図5、図7
で示すように、このシリンダーエンド187の下端には
端末ブロック164が固着してあり、この端末ブロック
164はピン166と軸支片162を介して元ブーム1
12の側面に連結されている。また、端末ブロック15
2は、図5、図7で示すようにピン154と軸支片15
0を介して外殻ブーム111の側面に連結されている。
このため、端末ブロック164と端末ブロック152の
間隔が拡大されると、元ブーム112は外殻ブーム11
1より押し出され、図4、図5の左方向に元ブーム11
2が摺動することになる。こうして、シリンダー筒体1
36の圧力室g内で圧力油が膨張すると、ピストン19
6がシリンダー筒体136内で摺動し、このピストン1
96の作用力はシリンダー筒体136からシリンダーロ
ッド138を押し出すことととなり、よって元ブーム1
12を外殻ブーム111より押し出す作用をすることに
なる。なお、シリンダーロッド138の伸長により、元
ブーム112が押し出されると同時にシリンダー筒体1
36も図4において左方向に移動する。シリンダー筒体
136に固定してあるコロ受156も図5で左方向に移
動し、この移動の際にコロ160の外周が外殻ブーム1
11の側面と接触しているため、コロ160は支軸15
8を中心にして回転しながら移動する。このコロ160
を外殻ブーム111に接触させているのは、シリンダー
ロッド138がシリンダー筒体136より伸長するとそ
の長さが長くなり、自重により撓むため、シリンダー筒
体136が外殻ブーム111と接触するのを防止させる
ためである。
【0141】〔〔中ブーム113の伸長〕〕
【0142】このシリンダーロッド138がシリンダー
筒体136より押し出される動作と同時に、インナーパ
イプ197の下端開口から圧力室gに流入した圧力油の
一部は、シリンダーエンド187に穿ってある油路20
1にも流入し、ポート189より圧力路408を通過し
てポート330に流入する。この圧力油は図13中で示
す油路328を通過し、インナーパイプ321の内部を
流動してその下端開口(図13において左端側)よりシ
リンダー筒体281の圧力室jに流入する。この圧力室
jは、シリンダー筒体281の内部をピストン322に
よって区切られた空間であり、この圧力室jに圧力油が
流入して膨張すると、摺動自在のピストン322側に作
用力を伝えることになる。このピストン322にはその
有効作用断面積に応じた作用力が発生し、シリンダー筒
体281内で図13中右方向にピストン322を摺動さ
せることになる。ピストン322がシリンダー筒体28
1内で右方向に摺動されることにより、ピストン322
に連結してあるシリンダーロッド143、インナーパイ
プ321も右方向に押し出され、シリンダーロッド14
3はシリンダーヘッド325の内周面と気密を保ちなが
ら摺動し、シリンダーロッド143はシリンダーヘッド
325の上端面(図13で右側の面)より押し出される
ことになる。
【0143】このようにして、シリンダーロッド143
はシリンダー筒体281より押し出され、シリンダーロ
ッド143の上端に固着してある端末ブロック251と
シリンダー筒体281の下端に固着してあるシリンダー
エンド282の間隔が拡大される。このシリンダー筒体
281の上側(図12、図13で右側)には図4、図
5、図12、図13で示すように、結合ブロック254
が固定してあり、この結合ブロック254は、ピン軸2
55と保持軸受256を介して中ブーム113に連結さ
れている。また、端末ブロック251は、図4、図5で
示すようにピン252により元ブーム112に連結され
ている。このため、シリンダー筒体281と共に移動す
る結合ブロック254と端末ブロック251の間隔が拡
大されると、中ブーム113は元ブーム112より押し
出され、図4、図5の左方向に中ブーム113が摺動す
ることになる。こうして、シリンダー筒体281の圧力
室j内で圧力油が膨張すると、ピストン322がシリン
ダー筒体281内で摺動し、このピストン322の作用
力はシリンダー筒体281からシリンダー筒体142の
押し出すことととなり、よって中ブーム113を元ブー
ム112より押し出す作用をすることになる。
【0144】〔〔先ブーム114の伸長〕〕
【0145】この動作と同時に、インナーパイプ321
の下端開口から圧力室jに流入した圧力油の一部は、シ
リンダーエンド282に穿ってある油路327にも流入
し、ポート284より連通パイプ401を通過してポー
ト302にまで流動する。ポート302に流入した圧力
油は油路339を通過し、シリンダー筒体298の内部
にある圧力室k側にまで流入する。この圧力室kに流入
した圧力油が膨張すると、シリンダー筒体298に収納
した摺動自在のピストン335に作用力を与えることに
なる。このピストン335の図13中右面には、その有
効作用断面積に応じた作用力が発生し、シリンダー筒体
298内でピストン335を図13中左方向に押動する
作用を行う。ピストン335がシリンダー筒体298内
で図13中左方向に摺動されると、ピストン335に連
結したシリンダーロッド144も同時に図13中左方向
に移動させられる。このシリンダーロッド144の外周
はシリンダー筒体298の下端に固着したシリンダーヘ
ッド334の内周面と気密に接触していることから、シ
リンダーロッド144はシリンダーヘッド334と摺動
しながら図13中で左方向に移動させられることにな
る。
【0146】図4、図5、図12で示すように、前述の
シリンダー筒体298の上端にはシリンダーエンド29
9が固着してあり、シリンダーエンド299は結合ブロ
ック254に連結してあり、シリンダー筒体298の下
端には固定片304が突出してあり、ピン287を介し
て連結ヒンジ285と連結してある。つまり、シリンダ
ー筒体298はその上下端で他のシリンダー筒体281
に連結してあり、このことはシリンダー筒体298は中
ブーム113に連結してあることになる。また、シリン
ダーロッド144の下端には端末ブロック261が固着
してあり、この端末ブロック261は図4,図5、図1
2で示すように、ピン263を介してスペーサー266
の連結ヒンジ271に連結してある。また、スペーサー
266はピン269により先ブーム114の下端に連結
されていて、結果として端末ブロック261は先ブーム
114に連結されていることになる。このような関連に
より、シリンダー筒体298内の圧力室kで圧力油が膨
張すると、ピストン335によりシリンダーロッド14
4がシリンダーヘッド334より図13中で左方向に押
し出され、シリンダーエンド299と端末ブロック26
1の間隔を拡大させことになり、前述の関連により先ブ
ーム114を中ブーム113より押し出す作用をするこ
とになる。
【0147】〔〔圧力油の還流〕〕
【0148】また、ピストン335がシリンダー筒体2
98内で図13中で左方向に摺動すると、シリンダー筒
体298の内部であってピストン335の左側の空間に
残留している圧力油は圧縮されることになるが、この圧
力油の逃げがなければピストン335は移動することが
できない(電磁弁424は閉鎖しているので、圧力油は
ポート340より外部に流出しない)。このシリンダー
筒体298の内側とシリンダーロッド144の外側によ
って形成されたドーナツ状の空間は、油路337に連通
しているため、ピストン335が摺動するとシリンダー
筒体298の左側に残留している圧力油は油路337よ
り押し出されることになる。この油路337に流動した
圧力油は、ポート307より連通パイプ402、ポート
293、油路326を流動し、シリンダー筒体281内
に流入し、通口324よりシリンダーロッド143の内
周とインナーパイプ321の外周で形成されたドーナツ
状の空間に流入する。
【0149】また、前述のように図13において、ポー
ト330に圧力油が供給されると、圧力油は圧力室fで
膨張し、シリンダー筒体281内でピストン322は図
13中で右方向に摺動させられる。このピストン322
がシリンダー筒体281内で右方向に摺動すると、シリ
ンダー筒体281の内部であってピストン322の右側
の空間に残留している圧力油は圧縮されることになる
が、この圧力油の逃げがなければピストン322は移動
することができない。しかし、シリンダー筒体281の
内側とシリンダーロッド143の外側によって形成され
たドーナツ状の空間は、シリンダーロッド143の下部
に開口した通口324によってシリンダーロッド143
の内側空間と連通している。このため、ピストン322
が図13中で右側に摺動すると、シリンダー筒体281
の内側とシリンダーロッド143の外側によって形成さ
れたドーナツ状の空間に残留していた圧力油は油路32
6から流入した圧力油と共に混ぜ合って通口324を通
過し、シリンダーロッド143内に流入し、シリンダー
ロッド143の内周とインナーパイプ321の内周で形
成されたドーナツ状の空間を流動する。そして、この流
動した圧力油は端末ブロック251に穿った油路329
に流れ込み、ポート331より排出され、圧力路409
を介して伸縮ユニット130におけるポート192に流
動する。こうして、シリンダー筒体298と281の排
出室側に残留していた圧力油は合流し、伸縮ユニット1
30のポート192にまで移動することになる。
【0150】さらに、前述のように図8において、ポー
ト193に圧力油が供給されると、圧力油は圧力室gで
膨張し、シリンダー筒体136内でピストン196は図
8中右方向に摺動される。このシリンダー筒体136内
のピストン196で区切られた右半分の空間には圧力油
が残留しているため、圧力油は圧縮されることになる
が、この圧力油の逃げがなければピストン196は移動
することができない。しかし、シリンダー筒体136の
内側とシリンダーロッド138の外側によって形成され
たドーナツ状の空間は、シリンダーロッド138の下部
に開口した通口199によってシリンダーロッド138
の内側とインナーパイプ197の外側で形成されたドー
ナツ状の空間と連通している。このため、ピストン19
6が図8中で右側に摺動すると、シリンダー筒体136
の内側とシリンダーロッド138の外側によって形成さ
れたドーナツ状の空間に残留していた圧力油は通口19
9を通過し、シリンダーロッド138の内側に流入し、
シリンダーロッド138の内周とインナーパイプ197
の外周で形成されたドーナツ状の空間を流動する。そし
て、この流動した圧力油は端末ブロック152に穿った
油路204に流れ込み、ポート194より排出される。
【0151】前述のように、ポート192にまで流動し
た圧力油は油路202、通口200を通過してシリンダ
ー筒体136の内側とシリンダーロッド138の外側に
よって形成されたドーナツ状の空間に流れ込む。次い
で、圧力油は通口199を通過し、シリンダーロッド1
38の内側に流入し、シリンダーロッド138の内周と
インナーパイプ197の外周で形成されたドーナツ状の
空間に流入する。そして、圧力油はシリンダーロッド1
38の内周とインナーパイプ197の外周の空間を流動
し、油路204よりポート194に流動し、シリンダー
筒体136内のピストン196で区切られた右半分の空
間に残留していた圧力油と合流してポート204より排
出されることになる。このように合流した圧力油は圧力
路405から電磁弁421にまで流動するが、この電磁
弁421の電磁コイルEー7はオンされているので、電
磁弁421は『導通』しており、この電磁弁421を通
過した圧力油は圧力路404、『正側』に開いている電
磁弁384を経過して油タンク383に戻される。
【0152】このように圧力油の経路が形成されている
ことにより、シリンダー筒体298の内部であって図1
3中でピストン335の左側に残留している圧力油はシ
リンダー筒体281の内部(図13中でピストン322
の右側)の空間に流入する。この流入した圧力油は、シ
リンダー筒体281の内部であってピストン322の右
側に残留している圧力油と混合し、両者は一体となって
ポート331より外部に排出される。次いで、この排出
された圧力油は、図8で示すポート192、油路20
2、通口200を通過してシリンダー筒体136の内周
とインナーパイプ138の外周で形成されたドーナツ状
の空間に流入し、この空間でシリンダー筒体136内に
残留している圧力油と混合される。このように、混合さ
れた圧力油はポート194から排出され、混合した圧力
油は最終的にはオンしている電磁弁421を通過して圧
力路404を流れ、『正側』に切り換わっている電磁弁
384を通過した後に、油タンク383で回収されるこ
とになる。
【0153】〔〔伸縮ユニット131の伸長の動作〕〕
【0154】前述のように、圧力路404にはシリンダ
ー筒体298、281、136より還流した圧力油が流
動することになるが、この還流された圧力油の一部は電
磁弁427にも流れることになる。この電磁弁427の
電磁コイルEー8には制御信号が流れているので『導
通』しており、電磁弁427を通過した(電磁コイルE
ー9には制御信号が流れていないので開放している)後
に圧力路407に流入する。すると、圧力油は圧力路4
07よりポート223に移動し、図10で示すように油
路231を通過してインナーパイプ227の内部を流動
し、シリンダー筒体137の内部におけるピストン22
6で区切られた左側の空間(圧力室i)に流入する。こ
のため、圧力油は圧力室iで膨張し、ピストン226の
側面(図10中左側)にはその有効圧力断面積に応じた
作用力が発生し、シリンダー筒体137内で図10中で
右方向にピストン226を摺動させることになる。ピス
トン226がシリンダー筒体137内で右方向に摺動さ
れることにより、ピストン226に連結してあるシリン
ダーロッド139、インナーパイプ227も右方向に押
し出され、シリンダーロッド139はシリンダーヘッド
220の内周面と気密を保ちながら摺動し、シリンダー
ロッド139はシリンダーヘッド220の上端面(図1
0で右側の面)より押し出されることになる。なお、こ
の動作のとき、電磁弁424は『中立』となっていて閉
鎖しているため、圧力室i内の圧力油は油路230を通
過してポート219より外部に流出することなく、シリ
ンダー筒体137内で貯留されている。
【0155】このようにして、シリンダーロッド139
がシリンダー筒体137よりより押し出されると、シリ
ンダーロッド139の上端に固着してある端末ブロック
153とシリンダー筒体137の下端に固着してあるシ
リンダーエンド217の間隔が拡大される。図9で示す
ように、このシリンダーエンド217の下端には端末ブ
ロック165が固着してあり、この端末ブロック165
はピン167と軸支片163を介して元ブーム112の
側面に連結されている。また、端末ブロック153は、
図9で示すようにピン155と軸支片151を介して外
殻ブーム111の側面に連結されている。このため、端
末ブロック165と端末ブロック153の間隔が拡大さ
れると、元ブーム112は外殻ブーム111より押し出
され、図4、図5の左方向に元ブーム112が摺動する
ことになる。なお、シリンダーロッド139の伸長によ
り、元ブーム112が押し出されると同時にシリンダー
筒体137も図4において左方向に移動する。シリンダ
ー筒体137に固定してあるコロ受157も図5で左方
向に移動し、この移動の際にコロ161の外周が外殻ブ
ーム111の側面と接触しているため、コロ161は支
軸159を中心にして回転しながら移動する。このコロ
161を外殻ブーム111に接触させているのは、シリ
ンダーロッド139がシリンダー筒体137より伸長す
るとその長さが長くなり、自重により撓むため、シリン
ダー筒体137が外殻ブーム111と接触するのを防止
させるためである。
【0156】このようにして、シリンダー筒体137内
でピストン226は図10中右方向に摺動されると、シ
リンダー筒体137内のピストン226で区切られた右
半分の空間には圧力油が残留しているため、圧力油は圧
縮されることになるが、この圧力油の逃げがなければピ
ストン226は移動することができない。しかし、シリ
ンダー筒体137の内側とシリンダーロッド139の外
側によって形成されたドーナツ状の空間は、シリンダー
筒体137の下部に開口した通口229によってシリン
ダーロッド139の内側とインナーパイプ227の外側
で形成されたドーナツ状の空間と連通している。このた
め、ピストン226が図10中で右側に摺動すると、シ
リンダー筒体137の内側とシリンダーロッド139の
外側によって形成されたドーナツ状の空間に残留してい
た圧力油は通口229を通過し、シリンダーロッド13
9の内側に流入し、シリンダーロッド139の内周とイ
ンナーパイプ227の外周で形成されたドーナツ状の空
間を流動する。そして、この流動した圧力油は端末ブロ
ック153に穿った油路232に流れ込み、ポート22
4より排出される。
【0157】このポート224から流出した圧力油は油
路406に流動するが、この圧力油は油路404の方向
には流れず、電磁弁429の方向に流れ、油路407に
循環する。このため、図10においてシリンダー筒体1
37の内部であって、シリンダー筒体137の内側とシ
リンダーロッド139の外側の空間に残留していた圧力
油は油路406、電磁弁429、油路407の順で戻さ
れ、圧力室iの内部を充足するために利用される。
【0158】なお、前述したように、シリンダー筒体1
37よりシリンダーロッド139が伸長する動作におい
ては、圧力室iにおける圧力油の膨張ばかりでなく、他
の作用力も働いている。前記シリンダー筒体137はシ
リンダーエンド217、端末ブロック165を介して元
ブーム112に連結されており、シリンダーロッド13
9は端末ブロック153を介して外殻ブーム111に連
結されている。そして、伸縮ユニット130の動作によ
り、すでに元ブーム112は外殻ブーム111より引き
出される運動をしており、元ブーム112が外殻ブーム
111より引き出されることに連動してシリンダー筒体
137は図10中で左方向に引っ張られている。この引
っ張り力によってもシリンダー筒体137はシリンダー
ロッド139より引き出され、シリンダーエンド217
と端末ブロック153の間隔を拡大されることになる。
また、図21で示されるように、元ブーム112の下部
には中ブーム113、先ブーム114、シェルバケット
124、125などが吊り下げられており、このように
伸縮ブーム115が垂直に位置されていると、元ブーム
112には大きな引下げ力が働いていることになる。こ
の引下げ力は図9で示すように、軸支片163、ピン1
67、端末ブロック165、シリンダーエンド217を
介してシリンダー筒体137を下方に引き下ろすように
作用している。このため、これら中ブーム113、先ブ
ーム114、シェルバケット124、125などによる
自重でも、シリンダー筒体137には大きな引下げ力が
働いていることになり、シリンダー筒体137からシリ
ンダーロッド139は円滑に引き出される。こうして、
伸縮ユニット131は電磁弁384が『正側』に切り換
わったならば、油路404からの圧力油の供給ばかりで
なく、元ブーム112に加えられている作用力でその全
長を伸ばすことになる。
【0159】〔〔圧力断面積の差による伸縮ブーム11
5の段階的な伸長〕〕
【0160】このような、同時進行の一連の動作によ
り、電磁弁384が『正側』に投入されたことからポー
ト193に供給された圧力油によって、シリンダーロッ
ド138はシリンダー筒体136より押し出され、シリ
ンダーロッド143はシリンダー筒体281から押し出
され、シリンダーロッド144はシリンダー筒体298
から押し出され、さらに、シリンダーロッド139はシ
リンダー筒体137より押し出される。このため、元ブ
ーム112は外殻ブーム111より押し出され、中ブー
ム113は元ブーム112より押し出され、先ブーム1
14は中ブーム113より押し出されることになり、伸
縮ブーム115はテレスコピック状に伸長することにな
る。この同期した伸長の動作の場合において、元ブーム
112、中ブーム113、先ブーム114のそれぞれは
同時に伸長するのでは無く、先ず元ブーム112が外殻
ブーム111より伸長し、元ブーム112の全長が外殻
ブーム111より押し出されたならば、次いで中ブーム
113が伸長を開始する。そして、中ブーム113の全
長が元ブーム112より押し出されたならば、最後に先
ブーム114が中ブーム113より押し出される動作を
開始する。つまり、伸縮ブーム115を構成する元ブー
ム112、中ブーム113、先ブーム114は段階を追
って順番に伸長の動作を行うものであり、各元ブーム1
12、中ブーム113、先ブーム114が同時に動作す
るものではない。
【0161】このように伸縮ブーム115が段階的に伸
長する理由を図16における有効圧力断面積の図示によ
り説明する。この伸縮ユニット130を構成するシリン
ダー筒体136の圧力室gにおける有効圧力断面積は、
シリンダー筒体136の内側の断面積よりインナーパイ
プ197の内側の断面積を差し引いたPとなり、伸縮ユ
ニット131を構成するシリンダー筒体137の圧力室
iにおける有効圧力断面積は、シリンダー筒体137の
内側の断面積よりインナーパイプ227の内側の断面積
を差し引いたQとなる。また、シリンダー筒体141を
構成するシリンダー筒体281の圧力室jにおける有効
圧力断面積は、シリンダー筒体281の内側の断面積よ
りインナーパイプ321の内側の断面積を差し引いたS
となる。そして、シリンダー筒体142を構成するシリ
ンダー筒体298の圧力室kにおける有効圧力断面積
は、シリンダー筒体298の断面積Rとなる。前述のよ
うに、有効圧力断面積P、Q、R、Sの関係は次のよう
に表される。
【0162】(P+Q)>S>R
【0163】この関係により、同一圧力の圧力油がそれ
ぞれの圧力室g、i、j、kに供給されても、その圧力
油により発生する作用力は各有効圧力断面積(P+
Q)、S、Rと油圧の積となる。各圧力室g、i、j、
kに供給された圧力油の油圧は均一であることから、有
効圧力断面積の大きい(P+Q)で一番大きな作用力が
発生し、その作用力がシリンダーロッド138、139
に働くことになる。このため、圧力油が供給されると、
一番に元ブーム112が外殻ブーム111より押し出さ
れることになる。この元ブーム112の全長が外殻ブー
ム111より完全に押し出されると、図8で示したピス
トン196はシリンダー筒体136より右方向には摺動
しなくなり、図10で示したピストン226はシリンダ
ー筒体137より右方向には摺動しなくなる。すると、
圧力室gで膨張していた圧力油は圧力室jに流動し、圧
力室jで膨張することでピストン322をシリンダー筒
体281内で摺動させる。この時、圧力油は圧力室kに
も同時に流入しているが、前述のように圧力室jの有効
圧力断面積Sは圧力室kの有効圧力断面積Rよりも大き
いため、圧力油により発生する作用力は面積の大きい有
効圧力断面積Sで大きく発生し(作用力は断面積Sと圧
力油の圧力の積となる)、この作用力により先ずシリン
ダーロッド143がシリンダー筒体281から押し出さ
れることになる。このシリンダーロッド143の全長の
全てがシリンダー筒体281より押し出されたならば、
圧力室jで膨張していた圧力油はそれ以上ピストン32
2とシリンダーロッド143を摺動させることなく、圧
力油は次いで圧力室kに流入してこの圧力室kで膨張を
開始する。このため、ピストン335がシリンダー筒体
298内で摺動され、ピストン335に固着したシリン
ダーロッド144がシリンダー筒体298より押し出さ
れることになる。こうして、シリンダーロッド144と
シリンダー筒体298の間隔が拡大すると、先ブーム1
14が中ブーム113より押し出されることになる。こ
のように、各有効圧力断面積(P+Q)、S、Rの面積
の相違により、元ブーム112、中ブーム113、先ブ
ーム114は順番にそれぞれ単独で押し出されることに
なり、伸縮ブーム115は段階的に伸長することにな
る。
【0164】〔連動による給油ユニット134の伸長の
動作〕
【0165】こうして、油圧ポンプ381から吐出され
た圧力油により、シリンダーロッド143はシリンダー
筒体281より押し出され、元ブーム112と中ブーム
113の間隔が拡大し、シリンダーロッド144はシリ
ンダー筒体298より押し出され、中ブーム113と先
ブーム114の間隔が拡大する。このように伸縮ユニッ
ト133の各部が動作することで、中ブーム113は元
ブーム112より押し出され、先ブーム114は中ブー
ム113より押し出される。この伸縮ユニット133の
側面には給油ユニット134が連結されているため、伸
縮ユニット133が伸長の動作をすると同時に、給油ユ
ニット134もその全長が従動的に変動させられること
になる。
【0166】すなわち、図4、図5、図14で示すよう
に、給油ユニット134における取付片310がボルト
295を介して結合ブロック254に連結してあるた
め、取付片310によって固定ブロック363、シリン
ダーエンド366、そしてシリンダー筒体361、36
5はこの結合ブロック254を介して中ブーム113に
連結されている。また、摺動パイプ147の上端に固着
してある端末ブロック346は、図4、図5、図14で
示すように保持体242とピン348により連結してあ
り、これらの保持体242は元ブーム112に固定され
ている。このため、摺動パイプ147は元ブーム112
と連結してあることになる。このような構成のため、伸
縮ユニット133におけるシリンダーロッド143がシ
リンダー筒体281より押し出されて、中ブーム113
が元ブーム112より引き出されると、端末ブロック3
46は元ブーム112に連結され、シリンダー筒体36
1は中ブーム113に連結されているため、摺動パイプ
147はシリンダー筒体361より引き出されることに
なる。この摺動パイプ147がシリンダー筒体361よ
り引き出される速度は、シリンダーロッド143がシリ
ンダー筒体281より引き出される速度と同一となり、
両者は同期している。なお、この摺動パイプ147がシ
リンダー筒体361より引き出される際に、摺動パイプ
147の外周にはシリンダー筒体361の上端に固定し
てあるシリンダーヘッド371の内周が気密に接触して
おり、摺動パイプ147がシリンダーヘッド371に対
して摺動しても、シリンダー筒体361内に収納した圧
力油は外部に漏れることなく、収納した状態を維持して
いる。
【0167】また、摺動パイプ148の先端に固着して
ある端末ブロック349は、図4、図5、図14で示す
ように、ピン353により連結ヒンジ351を介してス
ペーサー266に連結され、このスペーサー266はピ
ン269により先ブーム114に連結されている。この
構成のため、伸縮ユニット133におけるシリンダーロ
ッド144がシリンダー筒体298より押し出される
と、シリンダーロッド144により端末ブロック26
1、スペーサー266を介して先ブーム114は押し出
され、先ブーム114は中ブーム113から引き出され
ることになる。このスペーサー266の連結ヒンジ35
1には端末ブロック349がピン353で連結してある
ため、先ブーム114が中ブーム113から引き出され
ると、スペーサー266によって端末ブロック349が
引っ張られ、結果として端末ブロック349に固着した
摺動パイプ148がシリンダー筒体365の内部より引
き出されることになる。この摺動パイプ148がシリン
ダー筒体365より引き出される速度は、シリンダーロ
ッド144がシリンダー筒体298より引き出される速
度と同一となり、両者は同期している。なお、この摺動
パイプ148がシリンダー筒体365より引き出される
際に、摺動パイプ148の外周にはシリンダー筒体36
5の下端に固定してあるシリンダーヘッド375の内周
が気密に接触しており、摺動パイプ148がシリンダー
ヘッド375に対して摺動しても、シリンダー筒体36
5内に収納した圧力油は外部に漏れることなく、収納し
た状態を維持している。
【0168】このように伸縮ユニット133におけるシ
リンダーロッド143、144が、それぞれ図13中に
おいてシリンダー筒体281、298を中心として左右
に押し出されることに伴い、給油ユニット134におけ
る摺動パイプ147、148も同時に図15中において
シリンダー筒体361、365を中心として左右に引き
出されることになる。このシリンダー筒体361、36
5の内部には圧力油を貯留してあるが、シリンダー筒体
361、365に対して摺動パイプ147、148が摺
動しても、摺動パイプ147とシリンダーヘッド371
が気密に密着し、摺動パイプ148とシリンダーヘッド
375が気密に密着しており、貯留した圧力油を外部に
漏らすことなく、気密性を保持したまま端末ブロック3
46と349の間隔は拡大させられる。
【0169】なお、このような給油ユニット134にお
ける摺動パイプ147、148の伸長の動作において、
シリンダー筒体361、365の内部には圧力油を供給
しておらず(電磁弁424には制御信号が伝えられてお
らず、『中立』の位置に設定してある)、圧力油の内外
への流動は無く、単に一対のパイプをその長さ方向に相
対的に引き出しただけの動作である。このため、給油ユ
ニット134は何ら圧力的な作用力を発生していない。
【0170】〔給油ユニット134への圧力油の補給〕
【0171】前述のように、図15において、シリンダ
ー筒体361から摺動パイプ147が引き出され、シリ
ンダー筒体365から摺動パイプ148が引き出される
と、シリンダー筒体361、365の内部も負圧の状態
となる。これは、各摺動パイプ147、148には肉厚
があるため、シリンダー筒体361、365から摺動パ
イプ147、148が引き出されると、引き出された摺
動パイプ147、148の体積分だけがシリンダー筒体
361、365の内容積を減少させることになるからで
ある(なお、各シリンダー筒体361、365に残留し
ている圧力油も、伸縮ユニット133によって給油ユニ
ット134が引き伸ばされている際には内外に流動する
ことはない)。このように、摺動パイプ147、148
が引出される運動により各シリンダー筒体361、36
5の内部が負圧となると、摺動パイプ147、148を
引き出すために負荷がかかることになり、伸縮ユニット
130、131、133が円滑に給油ユニット134を
従動させて引き出すことができなくなる。このため、負
圧の発生した各シリンダー筒体361、365内に補正
のための圧力油を供給し、吸い付きの現象を解消させな
ければならない。
【0172】このようにシリンダー筒体361、365
内が負圧(バキューム)状態になるのを防ぐために、油
圧回路により不足した容積の圧力油を補給している。す
なわち、圧力路405には伸縮ユニット130からの戻
ってくる圧力油が流動しており、この圧力油は前述した
ように電磁弁421を通過し、圧力路404、電磁弁4
29、圧力路427よりポート223に供給されてい
る。そして、図10で示すように、圧力油は油路23
1、インナーパイプ227を通過してシリンダー筒体1
37におけるピストン226の左側の空間である圧力室
iに流入している。このため、圧力油の一部は圧力室i
につながる油路230よりポート219に流出し、圧力
路410よりポート372にまで流動することができ
る。このため、図20で示すように、この圧力油は摺動
パイプ147を流動してその先端よりシリンダー筒体3
61内に流入することになり、さらに、通口373を通
過し、シリンダー筒体365の内部空間にまで流入す
る。このように、伸縮ユニット130から戻ってきた圧
力油は、シリンダー筒体361、365に流入し、各シ
リンダー筒体361、365の内部で不足している圧力
油の量を補っていることになる。このため、シリンダー
筒体361、365内に負圧が発生しても、伸縮ユニッ
ト131を伸長させるために供給された圧力油の一部が
給油ユニット134にも供給され、不足した圧力油を自
動的に注入し、給油ユニット134内で負圧が発生する
のを未然に防止している。
【0173】〔伸縮ブーム115の伸長の動作の停止〕
【0174】このように、電磁コイルEー1に制御電流
を供給して電磁弁384を『正側』に切り換えると、油
圧ポンプ381から圧力油が伸縮ユニット130、13
1、133に供給されると、元ブーム112は外殻ブー
ム111より押し出され、中ブーム113は元ブーム1
12より押し出され、先ブーム114は中ブーム113
より押し出され、伸縮ブーム115の全長は長く伸びる
ことになる。しかし、この動作を継続させることはな
く、図21中で鎖線で示すように、先ブーム114の先
端に吊り下げたシェルバケット124、125が深い穴
HOLEの底付近にまで到達したならば、伸縮ブーム1
15を伸長させる動作を停止しなければならない。この
操作では、電磁コイルEー1への制御信号の供給を停止
し、電磁弁384を『正側』から『中立』の位置に復帰
させることで行い、油圧ポンプ381から圧力路403
に供給する圧力油の供給を停止させる。また、電磁弁4
21、427の電磁コイルEー7、Eー8への制御信号
も同時に停止し、電磁弁421、427は『チェック
弁』が接続していることになる。すでに伸縮ユニット1
30、131、133に供給した圧力油はシリンダー筒
体136の圧力室g、シリンダー筒体137の圧力室
i、シリンダー筒体281の圧力室j、シリンダー筒体
298の圧力室kに貯留されていて、その状態で油圧回
路が閉鎖されるため、伸縮ユニット130、131、1
33におけるシリンダーロッド138、139、14
3、144はシリンダー筒体136、137、281、
298より伸長した状態で停止し、伸縮ブーム115は
その伸長した状態のままの長さを保持することになる。
【0175】〔シェルバケット124、125を開くた
めの圧力油の供給〕
【0176】このように、シェルバケット124、12
5が深い穴HOLEの底に到達することになれば、次い
で油圧シリンダー122、123を縮小させ、両油圧シ
リンダー122、123に連結したシェルバケット12
4、125を開放し、シェルバケット124、125の
内部に土砂を挟み込まなければならない。
【0177】この油圧シリンダー122、123を縮小
させてシェルバケット124、125を開放させる操作
を行なうには、電磁弁384を『中立』の状態に維持し
ておき、2つの電磁弁385、424の電磁コイルEー
3、Eー5にそれぞれ同時に制御信号を伝え、電磁弁3
85と424を同時に『正側』に切り換える。このた
め、油圧ポンプ381より吐出された圧力油は電磁弁3
85を通過し、逆止弁391、圧力路405を流動して
ポート194に供給される。ポート194に供給された
圧力油は、図8で示すように油路204を通過し、シリ
ンダーロッド138の内側とインナーパイプ197の外
側で形成されたドーナツ状の空間を流動し、通口199
よりシリンダーロッド138の外側に流出する。そし
て、シリンダー筒体136の内周とシリンダーロッド1
38の外周で形成されたドーナツ状の空間を流動し、通
口200、油路202を介してポート192に流動す
る。次いで、ポート192から流出した圧力油は圧力路
409を通過して、図20で示すようにシリンダー筒体
141におけるポート331に流動する。
【0178】そして、圧力油は、図13で示すように、
油路329を通過し、シリンダーロッド143の内側と
インナーパイプ321の外側に形成されたドーナツ状の
空間を流動し、通口324からシリンダーロッド143
の外側に流出する。そして、シリンダー筒体281の内
側とシリンダーロッド143の外側で形成されたドーナ
ツ状の空間を流動し、油路326、ポート293より流
出し、連通パイプ402を介してポート307に流動す
る。ポート307に流入した圧力油は、図13で示すよ
うに、油路337を通過し、シリンダー筒体298の内
側とシリンダーロッド144の外側に形成されたドーナ
ツ状の空間に流入し、通口336よりシリンダーロッド
144の内部に流入する。そして、圧力油はシリンダー
ロッド144の内部を流動し、油路338を通過した
後、ポート340より流出する。このような流路によ
り、伸縮ユニット133の内部を一巡して先ブーム11
4の先端付近にあるポート340にまで圧力油を供給さ
せることができる。
【0179】このポート340にまで到達した圧力油は
図20で示す圧力路411を流れ、『正側』に切り換わ
っている電磁弁424を通過して両油圧シリンダー12
2、123のそれぞれの排出室側に流入する。このた
め、各油圧シリンダー122、123のシリンダーロッ
ドは引き込まれてその全長を縮小し、吊り軸121の下
部に軸支したそれぞれのシェルバケット124、125
を回動させて下方に開くことになる。両シェルバケット
124、125を開放させた状態が図1で示されてい
る。この油圧シリンダー122、123のシリンダーロ
ッドが縮小する動作に伴い、各油圧シリンダー122、
123の圧力室側にある圧力油は収納されたピストンの
移動により排出される。この排出された圧力油は『正
側』に切り換わっている電磁弁424を通過して圧力路
412を流動し、給油ユニット134における油路37
6にまで流動する。
【0180】この油路376に流入した圧力油は、図1
5で示すように、給油ユニット134の摺動パイプ14
8の内部を流動し、その上端(図15で右端)よりシリ
ンダー筒体365の内部に向けて放出される。このシリ
ンダー筒体365内に流入した圧力油は、次いで油路3
74、通口373を通過して隣接するシリンダー筒体3
61の内部に流動し、さらに、シリンダー筒体361の
内部では摺動パイプ147の下端開口(図15で左端)
より摺動パイプ147内に流入する。そして、圧力油は
摺動パイプ147の内部を流動して油路372より外部
に放出され、油路372から流出した圧力油は次いで圧
力路410を流動し、伸縮ユニット131のポート21
9に流動する。このポート219、油路230を通過し
た圧力油は、図10で示すようにシリンダー筒体137
に流入して圧力室iに流入するが、この圧力室iはイン
ナーパイプ227の下端(図10で左端)と連通してい
る。このため、圧力油はインナーパイプ227の内部を
流動して油路231、ポート223を通過し、圧力路4
07に流出する。この圧力路407を流動する圧力油は
順方向の逆止弁394を通過した後に、電磁弁385を
介して油タンク383で回収される。なお、逆止弁39
3の逆側には油圧ポンプ381からの正圧が加えられて
いるので開放せず、逆止弁394のみが圧力路407か
らの圧力油で開放させられる。
【0181】このように電磁弁385、424がそれぞ
れ同時に『正側』に切り換えられたことにより、油圧ポ
ンプ381からの圧力油は伸縮ユニット130、133
の順に流動して油圧シリンダー122、123にまで伝
えられることになる。この供給された圧力油は、油圧シ
リンダー122、123を縮小させ、シェルバケット1
24、125を開放させる作用力となる。そして、油圧
シリンダー122、123から戻ってきた圧力油は給油
ユニット134、伸縮ユニット131の順に流動した後
で、圧力路409より逆止弁394、電磁弁385を通
過して油タンク383で回収されることになる
【0182】〔シェルバケット124、125の動作停
止〕
【0183】前述のように油圧シリンダー122、12
3をそれぞれ縮小させると一対のシェルバケット12
4、125が左右方向に開くことになる。このシェルバ
ケット124、125が開いた状態を維持させるには、
電磁弁385の電磁コイルEー3と電磁弁424の電磁
コイルEー5に供給していた制御信号を停止し、両電磁
弁385、424を『中立』の位置に切り換える。する
と、油圧シリンダー122、123の排出室内には圧力
油が充満された状態となり、油圧シリンダー122、1
23はそれぞれ縮小した状態を維持し、両シェルバケッ
ト124、125は下方に向けて開いた状態でその動作
を停止させられる。
【0184】〔シェルバケット124、125の押し下
げ〕
【0185】このような一連の圧力油の流動により、油
圧シリンダー122、123は縮小されてシェルバケッ
ト124、125の下部が開口され、シェルバケット1
24、125の内部空間に土砂を取り入れることができ
る。しかし、単にシェルバケット124、125を開放
しただけでは多くの土砂を取り入れることはできず、シ
ェルバケット124、125を深い穴HOLEの底部分
に押し下げて、より多くの土砂をシェルバケット12
4、125内に取り込まなければならない。
【0186】この操作では、前述のように開いた状態の
シェルバケット124、125をそのまま開放した状態
に維持しておき、図21の破線で示したように伸縮ブー
ム115を下方に伸ばしたままで、油圧シリンダー10
5を動作してアーム104を下方に押し下げる。伸長し
た状態の伸縮ブーム115にはその押し下げ力が加えら
れるが、図18における電磁弁384は『中立』の位置
で停止しており、油圧回路での圧力油の流路が閉鎖され
ており、伸縮ユニット130、131におけるシリンダ
ーロッド138、139はシリンダー筒体136、13
7より伸長した状態を維持し、伸縮ユニット133にお
けるシリンダーロッド143、144はシリンダー筒体
281、298より伸長した状態を維持し、それぞれの
シリンダーロッド143、144、138、139は縮
小しない。このため、アーム104による押し下げの力
は、そのまま伸縮ブーム115に伝えられ、シェルバケ
ット124、125を深い穴HOLEの底部分に押し当
てる作用力となる。こうして、開口しているシェルバケ
ット124、125は深い穴HOLEの底に食い込み、
シェルバケット124、125内に多くの土砂を取り込
むことができる。
【0187】所定の時間だけ油圧シリンダー105を動
作させてアーム104を下方に押し下げたならば、この
油圧シリンダー105への圧力油の供給を停止し、シェ
ルバケット124、125を深い穴HOLEの底へ喰い
込む動作を終了させる。次いで、両シェルバケット12
4、125が深い穴HOLEの底に喰い込んだままで、
シェルバケット124、125を閉じて土砂の掴み取り
の操作を行う。
【0188】〔シェルバケット124、125による土
砂の掴み取り〕
【0189】次に、前述の電磁弁385の電磁コイルE
ー4と電磁弁424の電磁コイルEー4に同時に制御信
号を伝え、電磁弁385、424をそれぞれ『中立』の
状態から『逆側』に切り換える。すると、油圧ポンプ3
81から吐出された圧力油は電磁弁385より逆止弁3
92を通過して、圧力路405よりポート194に流入
する。このとき、逆止弁394は逆側に向けられている
ため、電磁弁385からの圧力油は圧力路407には流
入しない。そして、ポート194に流入した圧力油は、
前述の〔シェルバケット124、125を開くための圧
力油の供給〕で説明したのと同じ経路で伸縮ユニット1
30、133内で流動し、圧力油はポート340より伸
縮ユニット133の外部に流出することになる。ポート
340から圧力油は圧力路411を介して電磁弁424
に伝えられるが、電磁弁424は『逆側』に切り換えら
れているため、圧力油は油圧シリンダー122、123
の圧力室側の空間に流入し、油圧シリンダー122、1
23の各シリンダーロッドを伸長させるように作用す
る。各油圧シリンダー122、123のシリンダーロッ
ドが伸長すると、各シリンダーロッドに連結してあるシ
ェルバケット124、125は吊り軸121を中心にし
て閉じるように回動し、両シェルバケット124、12
5の下部は閉鎖される。これらのシェルバケット12
4、125の先端が噛み合うことで、いままで開いてい
た開口が閉鎖され、シェルバケット124、125内の
内部空間には深い穴HOLEの底にある土砂を掴み取る
ことができる。
【0190】そして、両油圧シリンダー122、123
が伸長すると、各油圧シリンダー122、123の排出
室側に残留していた圧力油はピストンの動きによって排
出され、電磁弁424に流出する。そして、電磁弁42
4を通過した圧力油は圧力路412を流動し、油路37
6にまで流動する。この油路376に流入した圧力油
は、前述の〔シェルバケット124、125を開くため
の圧力油の供給〕で説明したのと同じように、給油ユニ
ット134の内部を一巡して流動した後で、圧力油路4
10より伸縮ユニット131に流入する。次いで、圧力
油はこの伸縮ユニット131の内部で一巡して、前述し
たのと同じように圧力路407に流出し、逆止弁39
3、電磁弁385を通過して油タンク383で回収され
る。このように、圧力油が流動する順路と方向は、前述
した油圧シリンダー122、123を縮小させる動作と
同じであり、電磁弁424にまで供給される圧力油は圧
力路411から入力し、圧力路412より戻される循環
回路となって形成されている。だが、この場合には、電
磁弁424を切り換えた方向が前述とは逆であるため、
油圧シリンダー122、123に供給される圧力油の流
路が逆となり、油圧シリンダー122、123はそれぞ
れ伸長させられることになる。
【0191】所定の時間、電磁弁385、424を『逆
側』に切り換えて、シェルバケット124、125の下
部開口を閉鎖させたなら、油圧シリンダー122、12
3のシリンダーロッドの伸長の動作を停止しなければな
らない。この操作では、電磁弁385の電磁コイルEー
4、電磁弁424の電磁コイルEー6への制御信号を停
止し、電磁弁385、424を『中立』の状態に復帰さ
せ、油圧ポンプ381から吐出された圧力油の供給を停
止することで行う。油圧シリンダー122、123への
圧力油の供給が停止されても、各油圧シリンダー12
2、123内には圧力油が封入されているため、それぞ
れの油圧シリンダー122、123は伸長した状態を維
持し、両シェルバケット124、125の爪先は噛み合
い、土砂を掴んだままの状態を維持し、深い穴HOLE
より掴み取った土砂を保持することができる。
【0192】〔伸縮ブーム115を縮小させる動作〕
【0193】これまでの動作による伸縮ブーム115、
シェルバケット124、125の位置は図21で破線で
示された状態である。このようにして土砂を掴み取った
シェルバケット124、125を深い穴HOLEより上
方に引き上げるには、次いで、伸縮ブーム115を縮小
させなければならない。この伸縮ブーム115の縮小の
動作では、伸縮ユニット130、131、133を作動
させて、外殻ブーム111内に元ブーム112を収納
し、元ブーム112内に中ブーム113を収納し、中ブ
ーム113内に先ブーム114を収納することによって
行う。この縮小の動作を開始するには、図18で示す電
磁弁384の電磁コイルEー2に制御信号を伝え、油圧
ポンプ381から吐出された圧力油を圧力路404に供
給させる。また、同時に電磁弁427の電磁コイルEー
8、電磁弁429の電磁コイルEー9にも制御信号を伝
え、電磁弁427を『導通』させ、電磁弁429を『閉
鎖』しておく。このため、電磁弁384を通過した圧力
油は圧力路404を通じて電磁弁421を通過し(電磁
弁421は作動していないが、『チェック弁』の方向が
順方向であるため、圧力油は導通する)、圧力路405
に流動する。
【0194】〔〔伸縮ユニット130の縮小の動作〕〕
【0195】この圧力路405に流れた圧力油はポート
194に流入し、図8で示すように油路204を通過し
てシリンダーロッド138の内周とインナーパイプ19
7の外周の間にあるドーナツ状をした空間を流動し、通
口199を通過してシリンダー筒体136の内側に流動
する。このため、シリンダー筒体136の内周とインナ
ーパイプ197の外周の間で圧力油が膨張し、ピストン
196を図8中で左方向に摺動させ、ピストン196に
連結したシリンダーロッド138とインナーパイプ19
7をシリンダー筒体136の内部に引き込めるように作
用する。このシリンダーロッド138がシリンダー筒体
136の方向に引き込められると、シリンダーロッド1
38の上端(図5中右側)に固着した端末ブロック15
2と、シリンダー筒体136の下端(図5中左側)に固
着した端末ブロック164の間隔が縮小されることにな
り、元ブーム112は外殻ブーム111内に引き込めら
ることになる。このとき、シリンダーロッド138の外
周とシリンダーヘッド190の内周は気密に密着して摺
動してるため、シリンダー筒体136内にある圧力油は
外部に流出することがない。
【0196】〔〔伸縮ユニット131の縮小の動作〕〕
【0197】前述のように、電磁弁384を通過した圧
力油は圧力路404に流れ、電磁弁427にも流動する
が、電磁弁427は『導通』されていることから、圧力
油は圧力路406にも流動する。なお、このときに電磁
弁429は『閉鎖』しているため、圧力油が圧力路40
6に流入しても圧力路407側には流動しない。そし
て、この圧力路406に流れた圧力油はポート224に
流入し、図10で示すように油路232を通過してシリ
ンダーロッド139の内周とインナーパイプ227の外
周の間にあるドーナツ状をした空間を流動し、通口22
9を通過してシリンダー筒体137の内側に流動する。
このため、シリンダー筒体137の内周とインナーパイ
プ227の外周の間で圧力油が膨張し、ピストン226
を図10中で左方向に摺動させ、ピストン226に連結
したシリンダーロッド139とインナーパイプ227を
シリンダー筒体137の内部に引き込めるように作用す
る。このシリンダーロッド139がシリンダー筒体13
7の方向に引き込められると、シリンダーロッド139
の上端(図5中右側)に固着した端末ブロック153
と、シリンダー筒体137の下端(図5中左側)に固着
した端末ブロック165の間隔が縮小されることにな
り、元ブーム112は外殻ブーム111内に引き込めら
ることになる。このとき、シリンダーロッド139の外
周とシリンダーヘッド220の内周は気密に密着して摺
動してるため、シリンダー筒体137内にある圧力油は
外部に流出することがない。
【0198】〔〔伸縮ユニット133のシリンダー筒体
141の縮小動作〕〕
【0199】次に、前述したシリンダー筒体136内に
流入した圧力油は、シリンダー筒体136の内周とシリ
ンダーロッド138の外周の空間で膨張するが、同時
に、この圧力油は通口200、油路202を経てポート
192より圧力路409に流出し、次いでポート331
に流入する。そして、図13で示すように、圧力油はポ
ート331、油路329を通過した後に、シリンダーロ
ッド143の内周とインナーパイプ321の外周の間に
あるドーナツ状をした空間を流動し、通口324を通過
してシリンダー筒体281の内周に流動する。圧力油が
インナーパイプ321の外周とシリンダー筒体281の
内周のドーナツ状をした空間に流入すると、圧力油はこ
の空間で膨張し、ピストン322を図13中において左
方向に押動し、ピストン322をシリンダー筒体281
内で左側に摺動させる。このピストン322の移動によ
り、シリンダーロッド143とインナーパイプ321も
同時に引っ張られ、図13においてシリンダーロッド1
43とインナーパイプ321をシリンダー筒体281の
内部に引き込める作用をする。このため、シリンダーロ
ッド143の上端(図13中右側)に固着した端末ブロ
ック251と結合ブロック254の間隔が縮小されるこ
とになり、中ブーム113は元ブーム112の内部に引
き込められる(図4、図5で示すように、端末ブロック
251はピン252により元ブーム112に連結されて
おり、結合ブロック254は保持軸受256を介して中
ブーム113に連結されているからである)。このと
き、シリンダーロッド143の外周とシリンダーヘッド
325の内周は気密に密着して摺動してるため、シリン
ダー筒体281内にある圧力油は外部に流出することが
ない。
【0200】〔〔伸縮ユニット133のシリンダー筒体
141の縮小動作〕〕
【0201】また、シリンダー筒体281内に流入した
圧力油は、シリンダー筒体281の内周とシリンダーロ
ッド143の外周のドーナツ状をした空間を流動し、油
路326を通過してポート293から排出される。この
ポート293からの圧力油は、連通パイプ402を流動
してポート307に伝えられ、ポート307より油路3
37を通過してシリンダー筒体298の内周とシリンダ
ーロッド144の外周で形成されたドーナツ状をした空
間に流入する。同時に、一部の圧力油は通口336から
シリンダーロッド144の内部に流入し、圧力油はシリ
ンダー筒体298の内部で膨張してピストン335を図
13中において右方向に押動する。このため、ピストン
335はシリンダー筒体298内で右方向に摺動し、ピ
ストン335に連結してあるシリンダーロッド144を
右方向に引っ張り、シリンダーロッド144をシリンダ
ー筒体298の内部に引き込める作用をする。このた
め、シリンダーロッド144の下端(図13中左側)に
固着した端末ブロック261とシリンダーエンド299
の間隔が縮小されることになり、先ブーム114は中ブ
ーム113の内部に引き込められる(図4、図5で示す
ように、端末ブロック261はピン263、スペーサー
266、ピン269を介して先ブーム114に連結され
ており、シリンダーエンド299は結合ブロック25
4、保持軸受256を介して中ブーム113に連結され
ているからである)。
【0202】このとき、シリンダーロッド144の外周
とシリンダーヘッド334の内周は気密に密着して摺動
してるため、シリンダー筒体298内にある圧力油は外
部に流出することがない。この時、電磁弁424は『中
立』の状態に維持されており、ポート340から圧力路
411への圧力油の流動は無く、ポート307からシリ
ンダー筒体298に流入した圧力油はシリンダーロッド
144の内部と、シリンダーロッド144の外周とシリ
ンダー筒体298の外周との間に形成されたドーナツ状
の空間で膨張し、ピストン335を図13中において右
方向に移動させる作用のみを行う。
【0203】〔〔伸縮ユニット133全体の縮小動
作〕〕
【0204】このように、シリンダーロッド143はシ
リンダー筒体281の内部に引き込まれ、シリンダーロ
ッド144はシリンダー筒体298の内部に引き込ま
れ、図13中における端末ブロック251と282の左
右の距離が縮小される。このとき、図4、図5、図12
で示すように、シリンダー筒体141全体は中ブーム1
13に連結されており、端末ブロック251が元ブーム
112に連結されているため、シリンダーロッド143
がシリンダー筒体281の内部に引き込まれることによ
り、相対的に中ブーム113が元ブーム112の内部に
引き込まれるように作用される。同様に、シリンダー筒
体142全体はシリンダーエンド299と結合ブロック
254の連結軸294を介して中ブーム113に連結さ
れており、シリンダーロッド144の先端に固着した端
末ブロック261はスペーサー266を介して先ブーム
114に連結されていることから、シリンダーロッド1
44がシリンダー筒体298の内部に引き込まれると、
先ブーム114は中ブーム113の内部に引き込まれる
ことになる。このような一連の動作によって、中ブーム
113は元ブーム112の内部に収納され、先ブーム1
14は中ブーム113の内部に収納され、伸縮ブーム1
15の全長は縮小されることになる。
【0205】〔〔排出された圧力油の還流〕〕
【0206】前述のように、図13においてピストン3
22が左方向に摺動すると、圧力室jに残留している圧
力油は圧縮されるため、インナーパイプ321の内部を
流動し、油路328、ポート330を通過して圧力路4
08の方向に流動する。同様に、ピストン335が図1
3において右方向に摺動すると、圧力室k内に残留して
いる圧力油は圧縮され、油路339、ポート302、連
通パイプ401を通過し、ポート284、油路327を
介して圧力室jにまで移動させさられる。この圧力室j
に流入した圧力油は、すでに圧力室jに残留していた圧
力油と合流し、前述した圧力油の経路をたどって圧力路
408に流出する。また、図8でピストン196が左方
向に摺動すると、圧力室gに残留している圧力油はピス
トン196で圧縮され、インナーパイプ197を流動
し、油路203、ポート193を通過して圧力路403
に流出する。
【0207】これらの圧力油の流動経路とは別に、図1
0でピストン226が左方向に摺動すると、圧力室iに
残留している圧力油はピストン226で圧縮され、イン
ナーパイプ227を流動し、油路231、ポート223
を通過して圧力路407に流出する。この圧力路407
には電磁弁429と逆止弁393、394が接続してあ
るが、電磁弁429は『閉鎖』されており、逆止弁39
3、394に続く電磁弁385は『閉鎖』されているた
め、これら電磁弁429と逆止弁393、394には圧
力油は流動しない。このため、圧力油は順方向に向いて
いる逆止弁397を通過し、圧力路403に流動し、こ
の圧力路403では伸縮ユニット130から流出してき
た圧力油と合流する。
【0208】このようにして、各圧力室g、j、k、i
に残留している圧力油はそれぞれピストン196、22
6、322、335の摺動により押し出され、合流して
圧力路403に流れ、各伸縮ユニット130、131、
133の内部から流出した圧力油は『逆側』に切り換わ
っている電磁弁384を通過し、油タンク383で回収
される。この時、電磁弁384が『逆側』の位置にある
ため、油圧ポンプ381からの圧力油の一部はパイロッ
トチェック弁386のパイロット信号として入力してい
るため、パイロットチェック弁386は開放されてい
る。このため、伸縮ユニット130、133の内部から
流出して圧力路184より戻ってきた圧力油は、開放さ
れたパイロットチェック弁386をそのまま通過し、油
タンク383で回収される。これは、戻ってきた圧力油
が電磁弁384を通過せずに、流動抵抗の少ないパイロ
ットチェック弁386を通過させることにより、迅速に
伸縮ブーム115を縮小させるためである。
【0209】〔〔圧力断面積の差による伸縮ブーム11
5の段階的な縮小〕〕
【0210】このような、同時進行の一連の動作によ
り、電磁弁384が『逆側』に投入されたことからポー
ト194に供給された圧力油によって、シリンダーロッ
ド138、139はシリンダー筒体136、137の内
部に収納され、シリンダーロッド143、144はシリ
ンダー筒体281、298の内部に収納される。このた
め、元ブーム112は外殻ブーム111の内部に収納さ
れ、中ブーム113は元ブーム112の内部に収納さ
れ、先ブーム114は中ブーム113の内部に収納され
ることになり、伸縮ブーム115はテレスコピック状に
縮小することになる。この動作の場合において、各元ブ
ーム112、中ブーム113、先ブーム114は同期し
て同時に縮小するのでは無く、先ず先ブーム114が中
ブーム113に収納され、先ブーム114の全長が中ブ
ーム113に収納されたなら、中ブーム113が元ブー
ム112に収納され始める。この中ブーム113の全長
が元ブーム112に収納されたならば、次いで元ブーム
112が外殻ブーム111に収納され始める。つまり、
伸縮ブーム115を構成する元ブーム112、中ブーム
113、先ブーム114は段階を追って順番に縮小の動
作を行うものであり、各元ブーム112、中ブーム11
3、先ブーム114が同時に動作するものではない。
【0212】このように伸縮ブーム115が段階的に伸
長する理由を次に説明する。図17で示したように、伸
縮ユニット130を構成するシリンダー筒体136の内
周とシリンダーロッド138の外周のドーナツ状の空間
と、シリンダーロッド138の内周とインナーパイプ1
97の外周のドーナツ状の空間の合計の断面積が有効圧
力油断面積Tとなる。また、伸縮ユニット131を構成
するシリンダー筒体137の内周とシリンダーロッド1
39の外周のドーナツ状の空間と、シリンダーロッド1
39の内周とインナーパイプ227の外周のドーナツ状
の空間の合計の断面積が有効圧力油断面積Uとなる。さ
らに、シリンダー筒体141を構成するシリンダー筒体
281の内周よりシリンダーロッド143の外周のドー
ナツ状の空間と、シリンダーロッド143の内周よりイ
ンナーパイプ321の外周のドーナツ状の空間の合計の
断面積が有効圧力油断面積Wとなる。そして、シリンダ
ー筒体142を構成するシリンダー筒体298の内周と
シリンダーロッド144の外周のドーナツ状の空間と、
シリンダーロッド144の内周の空間の合計の断面積が
有効圧力油断面積Vとなる。図17で示された断面積
T、U、W、Vのそれぞれの有効圧力断面積の関係は次
のように表される。
【0213】V>W>(T+U)
【0214】この関係により、同一圧力の圧力油がそれ
ぞれシリンダー筒体136、137、281、298に
供給されても、その圧力油により発生する作用力は各有
効圧力断面積V、W、(T+U)と油圧の積となる。前
述したように、各シリンダー筒体136、137、28
1、298に供給された圧力油の圧力は均一であること
から、有効圧力断面積の大きいVで一番大きな作用力が
発生し、その作用力がシリンダーロッド144に働くこ
とになる。このため、圧力油が供給されると、一番に先
ブーム114が中ブーム113に収納されることにな
る。この先ブーム114の全長が中ブーム113内に完
全に収納されると、図13で示したピストン335はシ
リンダー筒体298より右方向には摺動しなくなり、図
13中のシリンダー筒体298の左側の空間で膨張して
いた圧力油は図13中のシリンダー筒体281の右側で
膨張することになる。そして、このシリンダー筒体28
1の内部のピストン322で区切られた図13中右側で
膨張した圧力油はピストン322を左方向に摺動させ、
シリンダーロッド143をシリンダー筒体281の内部
に引き込めるように作用を開始する。このシリンダーロ
ッド143がシリンダー筒体281に引き込められるこ
とから、中ブーム113は元ブーム112に収納され始
める。中ブーム113が元ブーム112に完全に収納さ
れると、ピストン322は図13中で端末ブロック28
2の右側面に密着し、それ以上は移動しなくなる。
【0215】次いで、圧力油は連通しているシリンダー
筒体136の内部で膨張を開始し、図8で示すピストン
196を図中で左方向に摺動させ、ピストン196に連
結しているシリンダーロッド138をシリンダー筒体1
36の内部に引き込めるように作用する。また、前述の
ように、すでにシリンダー筒体137には油路406よ
り圧力油が供給されており、図10で示すピストン22
6を図中で左方向に摺動させ、ピストン226に連結し
ているシリンダーロッド139をシリンダー筒体137
の内部に引き込めるように作用する。これらのシリンダ
ーロッド138、139がシリンダー筒体136、13
7に引き込められることから、連結した元ブーム112
は外殻ブーム111に収納され始める。このように、各
有効圧力断面積V、W、(T+U)の面積の相違によ
り、元ブーム112、中ブーム113、先ブーム114
は順番にそれぞれ単独で引き込まれることになり、伸縮
ブーム115は段階的に縮小することになる。
【0216】〔連動による給油ユニット134が縮小す
る動作〕
【0217】図4、図5、図12において、前述したよ
うに、シリンダーロッド143がシリンダー筒体281
に引き込まれ、シリンダーロッド144がシリンダー筒
体298に引き込まれ、伸縮ユニット133の全長が縮
小されると、この動作に追従して給油ユニット134も
その長さを縮小させられる。
【0218】すなわち、給油ユニット134におけるシ
リンダー筒体361、365の本体は図14で示すよう
に、それぞれ固定ブロック363、シリンダーエンド3
66を介してシリンダー筒体142のシリンダーエンド
299に固定されている。このシリンダーエンド299
は連結軸294、結合ブロック254を介して中ブーム
113に連結されているので、両シリンダー筒体36
1、365の本体はそれぞれ中ブーム113に連結され
ていることになる。また、摺動パイプ147の上端(図
14において右側)に固着した端末ブロック346は図
4で示すように、ピン348、リブ板241、保持体2
42を介して元ブーム112に連結されており、摺動パ
イプ148の下端(図14において左側)に固着した端
末ブロック349はピン353、スペーサー266、ピ
ン269を介して先ブーム114に連結されている。こ
のため、シリンダーロッド143がシリンダー筒体28
1に引き込まれて中ブーム113が元ブーム112に引
き込まれると、その動作に追従してシリンダー筒体36
1の内部に摺動パイプ147が押し込まれる。また、シ
リンダーロッド144がシリンダー筒体298に引き込
まれて先ブーム114が中ブーム113に引き込まれる
と、その動作に追従してシリンダー筒体365の内部に
摺動パイプ148が押し込まれる。こうして、図14で
示す給油ユニット134の左右の長さが縮小され、その
縮小の速度は伸縮ユニット133の縮小速度と同期して
いる。
【0219】この摺動パイプ147がシリンダー筒体3
61に対して摺動する際には、摺動パイプ147の外周
にシリンダーヘッド371の内周が気密に接触するた
め、シリンダー筒体361の内部に残留している圧力油
は外部に漏れることはない。また、摺動パイプ148が
シリンダー筒体365に対して摺動する際には、摺動パ
イプ148の外周にシリンダーヘッド375の内周が気
密に接触するため、シリンダー筒体365の内部に残留
している圧力油は外部に漏れることはない。この場合に
おいて、摺動パイプ147がシリンダー筒体361に押
し込められる動作と、摺動パイプ148がシリンダー筒
体365に押し込められる動作では何ら圧力的に圧力油
が流動せず、摺動パイプ147、148はそれぞれ円滑
に摺動される。
【0220】〔〔余分な圧力油の回収〕〕
【0221】このように、給油ユニット134の全長は
縮小され、その動作においては何ら作用力が発生しない
ので抵抗なく動作することになる。しかし、摺動パイプ
147、148にはその厚みがあるため、摺動パイプ1
47、148がシリンダー筒体361、365に押し込
められると、その厚みの容積分の圧力油が余分となり、
この余分となった圧力油がシリンダー筒体361、36
5内に残っていると給油ユニット134を縮小する際の
抵抗力となる。このため、シリンダー筒体361、36
5内に摺動パイプ147、148を押し込めた量に相当
する量の圧力油は油路372より給油ユニット134の
外に排出されることになる。この圧力油は油路410よ
りポート219に流動し、シリンダー筒体137の内部
空間である圧力室iに流入してここに残留している圧力
油と合流する。この圧力室iで合流した圧力油は、前述
の〔〔排出された圧力油の還流〕〕で説明したのと同じ
流路を辿って油タンク383で回収される。こうして、
圧力路407にはシリンダー筒体361、365から排
出された余分な量の圧力油と、シリンダー筒体137か
ら排出された余分な量の圧力油が合流して排出されたこ
とになり、これらの圧力油は逆止弁397、油路403
を通過して油タンク383に戻されて回収される。
【0222】〔伸縮ブーム115の縮小の動作の停止〕
【0223】このように電磁弁384を『逆側』に切り
換えることにより、圧力油を伸縮ユニット130、13
1、133に供給すると、伸縮ブーム115は縮小し、
元ブーム112は外殻ブーム111に引き込まれ、中ブ
ーム113は元ブーム112に引き込まれ、先ブーム1
14は中ブーム113に引き込まれ、伸縮ブーム115
の全長は順次縮小されることになる。
【0224】しかし、電磁弁384を『逆側』の状態に
しておくことを続けることはなく、図21で鎖線で示し
た伸縮ブーム115が伸長した状態から、図21の実線
で示したように伸縮ブーム115が最短の長さにまで縮
小したならば、伸縮ブーム115の縮小の動作を停止し
なければならない。この縮小の動作の停止のためには、
電磁コイルEー2への制御信号を遮断して電磁弁384
を『逆側』から『中立』の状態に復帰させ、油圧ポンプ
381から吐出されている圧力油を圧力路404へ供給
するのを停止する。伸縮ユニット130、131、13
3にすでに供給した圧力油は、電磁弁384を『中立』
に復帰させると伸縮ユニット130、131、133の
内部に保留され、シリンダーロッド138、139はシ
リンダー筒体136、137に引き込まれた状態で停止
し、シリンダーロッド143、144はシリンダー筒体
281、298に引き込まれた状態で停止される。な
お、電磁コイルEー2への制御信号を遮断したことか
ら、同時に電磁コイルEー8、Eー9への制御信号も停
止し、電磁弁427、429も元の状態に復帰すること
になる。
【0225】〔シェルバケット124、125を穴HO
LEより引き出すための操作〕
【0226】伸縮ブーム115を最小の長さに縮小させ
たならば、深い穴HOLEより伸縮ブーム115を引出
し、シェルバケット124、125を地表より上に持ち
上げなければならない。これは深い穴HOLEの底で掴
み取った土砂を排出し、深掘り掘削機の付近に待機して
いるトラックの荷台等に移し換えなければならないから
である。この作業のためには、作業台103に設けた操
縦機構を操作した、油圧ポンプ381から吐出された圧
力油を油圧シリンダー105と108に供給することで
行う。すなわち、圧力油を油圧シリンダー105と10
8に供給して、それぞれの油圧シリンダー105と10
8を伸長または縮小させることにより、アーム104と
伸縮ブーム115の高さと角度を制御し、細長い伸縮ブ
ーム115を深い穴HOLEの内壁に接触しないように
して上方に引出し、シェルバケット124、125を深
い穴HOLEの外部に取り出すことができる。このシェ
ルバケット124、125を取り出した状態が図21中
実線で示されている。この伸縮ブーム115を深い穴H
OLEから引き出す操作は、従来から広く用いられてい
る深掘り掘削機の操作手順と同じである。
【0227】〔シェルバケット124、125の土砂を
排出する動作〕
【0228】図21中で実線で示したように、シェルバ
ケット124、125が地面より上方に引き上げられた
ならば、作業台103を車体101に対して旋回させ、
アーム104と伸縮ブーム115を回転させることによ
り、シェルバケット124、125をトラックのトラッ
クの荷台や残土置場の上方に移動させる。そして、シェ
ルバケット124、125の下部を開放してトラックの
荷台や残土置場に掴み取った土砂を排出しなければなら
ない。
【0229】この操作では、前述のシェルバケット12
4、125を閉鎖して土砂を掴み取る操作とは逆の手順
で行うことになる。すなわち、電磁弁385の電磁コイ
ルEー3、電磁弁178の電磁コイルEー5に同時に制
御信号を伝え、電磁弁385、424を『中立』から
『正側』に切換えることによって開始される。これらの
電磁弁385、424を切り換えることによる圧力油が
流動する順路は前述と同様であり、油圧シリンダー12
2、123の排出室側に圧力油が供給され、各油圧シリ
ンダー122、123のシリンダーロッドはそれぞれ縮
小させられる。すると、シリンダーロッドに連結したシ
ェルバケット124、125は下方に向けて開き、両シ
ェルバケット124、125の下部は開放される。こう
して、シェルバケット124、125が開放したなら
ば、その内部空間に掴み取った土砂はその自重で落下
し、トラックの荷台や残土置場に落下して堆積される。
【0230】このような一連の操作を行うことにより、
深掘り掘削機により、その直径に比べて深さが深い穴H
OLEの底から土砂を掴み出し、深い穴HOLEを下方
に向かって堀下げることが可能となる。
【0231】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、深
掘り掘削機の伸縮ブームは外殻ブーム、元ブーム、中ブ
ーム、先ブームによる四段のブームによってテレスコピ
ック状に組み立てられている。この外殻ブームと元ブー
ムの間、元ブームと中ブームの間、中ブームと先ブーム
の間にそれぞれ油圧シリンダーを介在させてあり、か
つ、元ブームと中ブームの間、中ブームと先ブームの間
にそれぞれ油圧流動ユニットを介在させてある。この構
成のため、それぞれの油圧シリンダーにより、元ブーム
を外殻ブームより伸縮させることができ、中ブームを元
ブームより伸縮させることができ、先ブームを中ブーム
より伸縮させることができる。このため、四段に伸縮ブ
ームを伸長或いは縮小させることができ、縮小した長さ
が同じ長さの伸縮ブームであれば、ブームの段数が多い
ため、従来よりより深い穴を堀取ることができる。そし
て、伸長した伸縮ブームの全長に対して縮小した伸縮ブ
ームの長さを短くすることができるので、掘り取ってい
る穴から伸縮ブームを引き出す作業が容易となる。
【0232】また、本発明では、四段の伸縮ブームを伸
縮させるために、外殼ブームと元ブームの間に第一と第
二の2本の油圧シリンダーを配置し、第一の油圧シリン
ダーを圧力油の供給用専用に使用し、第二の油圧シリン
ダーを圧力油の戻り用専用に使用している。このため、
従来の機構のように外殼ブームと元ブームの間では圧力
油の戻り専用のための油圧流動ユニットを廃止して構造
を簡素にすることができる。このため、従来の機構に比
べ、外殼ブームの外側に配置する機構を少なくすること
ができ、製造が容易となり、整備、点検、保守が容易と
なる効果がある。
【0233】この四段の伸縮ブームを伸縮させる機構
は、外殻ブームと元ブームの間に介在された第一の油圧
シリンダーと、元ブームと中ブームの間に介在された第
三の油圧シリンダーと、中ブームと先ブームの間に介在
された第四の油圧シリンダーとから構成されている。そ
して、第一の油圧シリンダーの圧力室と第三の圧力路を
接続し、第三の油圧シリンダーの圧力室と第四の油圧シ
リンダーの圧力室を接続し、第一、第三、第四の油圧シ
リンダーの圧力室を直列に連通させ、第一の油圧シリン
ダーの排出室と第三の排出室を接続し、第三の油圧シリ
ンダーの排出室と第四の油圧シリンダーの排出室を接続
し、第一、第三、第四の油圧シリンダーの排出室を直列
に連通させてある。このため、各圧力室が連通され、圧
力油を共通して供給することができると共に、外殻ブー
ムの上端から先ブームの下端にまでに圧力油を流動させ
るための油路を形成させている。そして、各排出室が連
通されることにより、各油圧シリンダーの伸長の動作に
おける排油を外殻ブームの上端で共通して回収すること
ができる。
【0234】このため、第一の油圧シリンダーの第一の
圧力路に圧力油を供給すると、第三、第四の油圧シリン
ダーの圧力室に共通に圧力油が供給され、それぞれの油
圧シリンダーは伸長の動作を行うことになる。また、第
一の油圧シリンダーの第一の排圧路に圧力油を供給する
と、第三、第四の油圧シリンダーの排出室に共通に圧力
油が供給され、それぞれの油圧シリンダーは縮小の動作
を行うことになる。このため、各油圧シリンダーに連結
した元ブーム、中ブーム、先ブームは外殻ブームより伸
長または縮小の動作を行うことができる。この伸縮ブー
ムの伸縮の動作は連動して行われるため、四段にテレス
コピック状に組み合わされた伸縮ブームは円滑に伸縮す
ることができる。また、第一のシリンダーロッドの第一
の排圧路より圧力油を供給すると、第三のシリンダーロ
ッドの第三の排圧路を通過して第四のシリンダーロッド
の第四の排圧路にまで流動する。このため、第一の排圧
路の後端(外殻ブームの後端)より供給した圧力油は第
四の排圧路の先端(先ブームの先端)にまで流動させる
ことができる。
【0235】また、圧力油を給油する機構は、外殻ブー
ムと元ブームの間に介在された第二の油圧シリンダー
と、元ブームと中ブームの間に介在された第一の油圧流
動ユニットと、中ブームと先ブームの間に介在された第
二の油圧流動ユニットとから構成されている。この第二
の油圧シリンダーは第二のシリンダー筒体と第二のシリ
ンダーロッドから成り、第二のシリンダーロッドにはそ
の先端から圧力室と連通する第二の圧力路と排出室と連
通する第二の排圧路をそれぞれ独立して形成し、第一の
油圧流動ユニットは両端が開口した第一のシリンダーパ
イプと第一のシリンダーパイプに摺動自在に挿通した両
端が開口した第一の摺動パイプから成り、第二の油圧流
動ユニットは両端が開口した第二のシリンダーパイプと
第二のシリンダーパイプに摺動自在に挿通した両端が開
口した第二の摺動パイプから構成されている。
【0236】そして、第二の摺動パイプの先端(先ブー
ムの先端)から圧力油を流動させると、その圧力油は第
二の油圧流動ユニットを介して第一の油圧流動ユニット
の第一のシリンダーパイプににまで流動する。ついで、
第一の摺動パイプの上端(元ブームの上端)から流出し
た圧力油は第二のシリンダー筒体にある圧力室に流入
し、第二のシリンダーロッドの内部を通過して外殻ブー
ムの上端にまで流動することになる。このようにして、
先ブームの先端より外殻ブームの後端までには、直列に
なった圧力油が戻るための流路が形成されたことにな
る。こうして、第一の油圧シリンダーからの圧力油の供
給の油路と、第二の油圧シリンダーの圧力油の戻りの油
路とにより、伸縮ブームには2系統の圧力油の油路が形
成されたことになる。
【0237】そして、油圧発生源からの圧力油は、第一
の排圧路より供給され、各排圧路と各シリンダーの排出
室を流動した後に、先ブームの先端に連結した油圧駆動
機構にまで供給される。また、この油圧駆動機構から回
収された圧力油は、第二の油圧流動ユニットより第一の
油圧流動ユニットまで流動し、第一の油圧流動ユニット
の後端より第二の油圧シリンダーを通過して油圧発生源
に還流させることができる。このようにして、伸縮ブー
ムの後端から先端にまで柔軟性のあるゴム製の高圧ホー
スを使用しなくても圧力油を循環させることができる。
そして、長い高圧ホースを伸縮ブーム内で取り廻して配
置する必要が無くなるため伸縮ブームの重量を軽くする
ことができる。また、ゴム製の高圧ホースであることか
ら生ずる定期的な点検作業や、劣化に伴う高圧ホースの
交換作業が不要となり、長期の使用が可能となる。
【0238】また、多段となった伸縮ブームでは、その
自重がある程度あるため、伸縮ブームの伸長の動作の時
には油圧シリンダーの伸びの作用は余り必要とされない
が、伸縮ブームの縮小の動作の時には各ブームを引き上
げるために大きな作用力を必要とされる。この点に着目
して、外殼ブームと元ブームの間に介在させた2本の第
一と第二の油圧シリンダーを動作させる際において、伸
長の動作の時には第一の油圧シリンダーを主に作用力を
発生させ、縮小の動作の時に第一と第二の油圧シリンダ
ーを協同して作動させ、ブームを引上げる力を大きくさ
せることができる。
【0239】また、本願の第3の発明では、第一のシリ
ンダーロッドの第一の圧力路と油圧発生源の間、第二の
油圧シリンダーと油圧発生源の間に第一の切換弁を配置
してあり、第四のシリンダーロッドの第四の排圧路と油
圧駆動機構の間、第二の油圧流動ユニットと油圧駆動機
構の間に切換弁を配置してある。そして、伸縮ブームを
伸縮させている間は第二の切換弁を閉鎖して圧力油が油
圧駆動機構の方向に流動しないように制御している。こ
のため、伸縮ブームを伸縮させようとする時には圧力油
を第一、第三、第四の油圧シリンダーの圧力室あるいは
排出室にのみ供給できる。そして、油圧駆動機構に圧力
油を流動させる際には、第二の切換弁を開閉させること
で、2系統の油路を介して油圧駆動機構にのみ圧力油を
供給させることができる。このため、単一の流路を伸縮
ブームの伸縮動作と圧力油の流動の異なった目的のため
に共用して用いることができ、伸縮ブームの内部の配管
を簡略化することができる。
【0240】また、本願の第4の発明では、各油圧シリ
ンダーの圧力室の有効圧力断面積に順位をつけ、第一と
第二、第三、第四の圧力室の順にその断面積を小さくな
るように設定してある。このため、各油圧シリンダーの
圧力室に同時に供給された圧力油はそれぞれの圧力室で
膨張するが、圧力が同じため、有効圧力断面積が大きい
圧力室の油圧シリンダーより伸長の動作を開始する。す
なわち、第一と第二の油圧シリンダーが最初に伸長し、
第二の油圧シリンダーが次いで伸長し、最後に第四の油
圧シリンダーが伸長する。こうして、それぞれの油圧シ
リンダーが同時に作動するのではなく、順番に動作する
ため、外殻ブームより元ブームが伸長し、元ブームより
中ブームが伸長し、中ブームより先ブームが伸長する。
このようにして、太い径のブームより伸長するため、常
に太径のブームが動作し、細径のブームは最後に動作す
ることになる。このことは、深い穴を掘削する作業で、
常に太径のブームが伸長するため、伸縮ブームが穴の側
面に衝突しても耐久力がある太径のブームが衝撃を受け
ることが多く、ブームの変形を防止することができる。
【0241】また、本願の第5の発明では、各油圧シリ
ンダーの排出室の有効圧力断面積に順位をつけ、第四、
第三、第一と第二の排出室の順にその断面積を小さくな
るように設定してある。このため、各油圧シリンダーの
排出室に同時に供給された圧力油はそれぞれの排出室で
膨張するが、圧力が同じため、有効圧力断面積が大きい
排出室の油圧シリンダーより縮小の動作を開始する。こ
のため、それぞれの油圧シリンダーが同時に縮小するの
ではなく、先ブームが中ブームに縮小し、中ブームが元
ブームに縮小し、元ブームが外殻ブームに縮小する。こ
のようにして、細い径のブームより縮小するため、常に
頑丈な太径のブームが残り、強度の弱い細径のブームが
最先に縮小され、ブームが衝突などして変形するのを防
止している。
【0242】さらに、本願の第6の発明では、第二の油
圧シリンダーの第二の圧力路と第二の排圧路をループ状
に接続してあり、第二の圧力路と第二の排圧路に第一の
油圧シリンダーの排圧室を接続してある。このため、元
ブームを外殻ブームより伸長させる動作の場合に、第二
の油圧シリンダーではその圧力油がそれ自体で循環し、
第二の油圧シリンダーの伸長速度を早めることができ
る。
【0243】さらに、本願の第7の発明では、第一の油
圧シリンダーの第一の排圧路と第二の油圧シリンダーの
第二の排圧路に油圧発生源の供給側を接続し、第一の油
圧シリンダーの第一の圧力路と第二の油圧シリンダーの
第二の圧力路に油圧発生源の戻り側を接続してある。こ
のため、伸縮ブームを縮小させる動作の際には、油圧発
生源より圧力油を第一と第二のそれぞれの排出室に共通
して並列に供給することができ、縮小の速度を早めるこ
とができる。
【0244】また、本願の第8の発明では、第一の圧力
路と第一の排圧路には正逆に切換えることができる切換
弁を介して油圧発生源を接続し、第一の排圧路と第二の
排圧路は常時は閉鎖しているが切換弁が正方向に接続し
た時に開放する第一の開閉弁を介して接続し、第一の圧
力路と第二の圧力路の間には第一の圧力路の方向への流
動を許容する逆止弁を介して接続し、第二の圧力路と第
二の排圧路の間には常時は開放しているが切換弁が逆方
向に接続した時に閉鎖する第二の開閉弁を介在させてあ
る。この構成のため、第一と第二の油圧シリンダーを伸
長させようとする場合には、油圧発生源から第一の油圧
シリンダーに圧力油を供給すると共に第一の開閉弁を開
放させ、第二の油圧シリンダーの圧力室に第一の排圧路
から戻ってきた圧力油の一部を供給させることができ
る。また、第一と第二の油圧シリンダーを縮小させよう
とする場合には、切換弁を切換えると同時に第一の開閉
弁を開放し、第二の開閉弁を閉鎖させて圧力油の流路を
変更させることができる。このため、油圧発生源からの
圧力油は第一の排圧路と第二の排圧路に同時に供給さ
れ、第一と第二の油圧シリンダーを同時に縮小させるこ
とができ、しかも、その圧力油の供給は油圧発生源より
直接行なわれるので、縮小の動きが極めて迅速に行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である深掘り掘削機の外観を
示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例である深掘り掘削機に使用す
る伸縮アームの外観の全体を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施例である深掘り掘削機に使用す
る伸縮アームの内部の構成を模示的に示した説明図であ
る。
【図4】本発明の一実施例である深掘り掘削機に使用す
る伸縮アームの縦断面図であり、図6中でZーZに矢視
した断面図に対応する。
【図5】本発明の一実施例である深掘り掘削機に使用す
る伸縮アームの縦断面図であり、図6中でYーYに矢視
した断面図に対応する。
【図6】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用す
る伸縮アームの横断面図であり、図4中でXーXに矢視
した断面図に対応する。
【図7】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用す
る伸縮アームの下面に取り付けられた伸縮ユニットを構
成する部材を分離して示した分解斜視図である。
【図8】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用す
る伸縮アームの下面に取り付けられた伸縮ユニットの内
部構成を示す縦断面図である。
【図9】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用す
る伸縮アームの下面に取り付けられた伸縮ユニットを構
成する部材を分離して示した分解斜視図である。
【図10】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用
する伸縮アームの下面に取り付けられた伸縮ユニットの
内部構成を示す縦断面図である。
【図11】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用
する伸縮アームの下面に取り付けられた一対の伸縮ユニ
ットの上部における取り付け状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用
する伸縮アームの内部に収納された給油ユニットを構成
する部材を分離して示した分解斜視図である。
【図13】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用
する伸縮アームの内部に収納された伸縮ユニットの内部
構成を示す縦断面図である。
【図14】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用
する伸縮アームの内部に収納された給油ユニットを構成
する部材を分離して示した分解斜視図である。
【図15】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用
する伸縮アームの内部に収納された給油ユニットの内部
構成を示す縦断面図である。
【図16】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用
する各伸縮ユニットを図8中でaーa、図10中でcー
c、図13中でeーeで切断して圧力断面積を示した説
明図である。
【図17】本発明の一実施例である深掘り掘削機で使用
する各伸縮ユニットを図8中でbーb、図10中でdー
d、図13中でfーfで切断して圧力断面積を示した説
明図である。
【図18】本発明の一実施例である深掘り掘削機の内で
伸縮ブームへ圧力油を供給するための油圧系統を示す配
管図である。
【図19】本発明の一実施例である深掘り掘削機の内で
伸縮ブームへ圧力油を供給するための油圧系統を示す配
管図である。
【図20】本発明の一実施例である深掘り掘削機の内で
伸縮ブームへ圧力油を供給するための油圧系統を示す配
管図である。
【図21】本発明の一実施例である深掘り掘削機の動作
を示す説明図である。 101 車体 102 クローラー 103 作業台 104 ブーム 111 外殻ブーム 112 元ブーム 113 中ブーム 114 先ブーム 115 伸縮ブーム 124 シェルバケット 125 シェルバケット 121 油圧シリンダー 122 油圧シリンダー 130 伸縮ユニット 131 伸縮ユニット 133 伸縮ユニット 134 給油ユニット 141 第1のシリンダー 142 第2のシリンダー 143 第1のシリンダーロッド 144 第2のシリンダーロッド 145 第1のシリンダーパイプ 146 第2のシリンダーパイプ 147 第1の摺動パイプ 148 第2の摺動パイプ 197 インナーパイプ 321 インナーパイプ 322 ピストン 325 シリンダー筒体 326 シリンダー筒体 327 シリンダーロッド 328 シリンダーロッド 335 ピストン 381 油圧発生源としての油圧ポンプ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体と、この車体の上方に軸支されて上
    下に揺動できるブームと、このブームの先端に取り付け
    られ、外殻ブームと元ブームと中ブームと先ブームをテ
    レスコピック状に組み合わせてその長さ方向に伸縮する
    ことのできる伸縮ブームと、伸縮ブームの最先端のアー
    ムに取り付けられて土砂を掴み取ることが出来るバケッ
    トと、この伸縮ブームを伸縮動させる伸縮機構と、この
    伸縮ブームの外殻ブームの後端から先ブームの先端まで
    圧力油を流動させる給油機構とから成る深掘り掘削機に
    おいて、 この伸縮機構は、外殻ブームと元ブームの間に介在され
    た第一の油圧シリンダーと、元ブームと中ブームの間に
    介在された第三の油圧シリンダーと、中ブームと先ブー
    ムの間に介在された第四の油圧シリンダーとから構成さ
    れ、 この給油機構は、外殻ブームと元ブームの間に介在され
    た第二の油圧シリンダーと、元ブームと中ブームの間に
    介在された第一の油圧流動ユニットと、中ブームと先ブ
    ームの間に介在された第二の油圧流動ユニットとから構
    成され、 車体から供給された圧力油を第一の油圧シリンダー、第
    三の油圧シリンダー、第四の油圧シリンダーの順に流動
    させて先ブームの先端まで供給し、供給した圧力油を第
    二の油圧流動ユニット、第一の油圧流動ユニット、第二
    の油圧シリンダーの順に流動させて車体にまで還流させ
    ることを特徴とする深掘り掘削機の油圧伝達機構。
  2. 【請求項2】 車体と、この車体の上方に軸支されて上
    下に揺動できるブームと、このブームの先端に取り付け
    られ、外殻ブームと元ブームと中ブームと先ブームをテ
    レスコピック状に組み合わせてその長さ方向に伸縮する
    ことのできる伸縮ブームと、伸縮ブームの最先端のアー
    ムに取り付けられて土砂を掴み取ることが出来るバケッ
    トと、この伸縮ブームを伸縮動させる伸縮機構と、この
    伸縮ブームの外殻ブームの後端から先ブームの先端まで
    圧力油を流動させる給油機構とから成る深掘り掘削機に
    おいて、 この伸縮機構は、外殻ブームと元ブームの間に介在され
    た第一の油圧シリンダーと、元ブームと中ブームの間に
    介在された第三の油圧シリンダーと、中ブームと先ブー
    ムの間に介在された第四の油圧シリンダーとから構成さ
    れ、 第一の油圧シリンダーは第一のシリンダー筒体と第一の
    シリンダーロッドから成り、第一のシリンダーロッドに
    はその先端から圧力室と連通する第一の圧力路と排出室
    と連通する第一の排圧路をそれぞれ独立して形成し、第
    三の油圧シリンダーは第三のシリンダー筒体と第三のシ
    リンダーロッドから成り、第三のシリンダーロッドには
    その先端から圧力室と連通する第三の圧力路と排出室と
    連通する第三の排圧路をそれぞれ独立して形成し、第四
    の油圧シリンダーは第四のシリンダー筒体と第四のシリ
    ンダーロッドから成り、第四のシリンダーロッドにはそ
    の先端から排出室と連通する第四の排圧路を形成し、 この給油機構は、外殻ブームと元ブームの間に介在され
    た第二の油圧シリンダーと、元ブームと中ブームの間に
    介在された第一の油圧流動ユニットと、中ブームと先ブ
    ームの間に介在された第二の油圧流動ユニットとから構
    成され、 第二の油圧シリンダーは第二のシリンダー筒体と第二の
    シリンダーロッドから成り、第二のシリンダーロッドに
    はその先端から圧力室と連通する第二の圧力路と排出室
    と連通する第二の排圧路をそれぞれ独立して形成し、第
    一の油圧流動ユニットは両端が開口した第一のシリンダ
    ーパイプと第一のシリンダーパイプに摺動自在に挿通し
    た両端が開口した第一の摺動パイプから成り、第二の油
    圧流動ユニットは両端が開口した第二のシリンダーパイ
    プと第二のシリンダーパイプに摺動自在に挿通した両端
    が開口した第二の摺動パイプから成り、 第一の油圧シリンダーの圧力室と第三の圧力路を接続
    し、第三の油圧シリンダーの圧力室と第四の油圧シリン
    ダーの圧力室を接続し、第一、第三、第四の油圧シリン
    ダーの圧力室を直列に連通させ、第一の油圧シリンダー
    の排出室と第三の排圧路を接続し、第三の油圧シリンダ
    ーの排出室と第四の油圧シリンダーの排出室を接続し、
    第一、第三、第四の油圧シリンダーの排出室を直列に連
    通させ、第二の油圧シリンダーの圧力室と第一の摺動パ
    イプを接続し、第一のシリンダーパイプと第二のシリン
    ダーパイプを接続し、第一の排圧路と第二の圧力路とに
    油圧発生源を接続し、第三の排圧路と第二の摺動パイプ
    とに油圧駆動機構を接続したことを特徴とする深掘り掘
    削機の油圧伝達機構。
  3. 【請求項3】 第一の排圧路と油圧発生源の間、および
    第二の圧力路の間に、圧力油の供給を制御する第一の切
    換弁を介在させた、第四の排圧路と油圧駆動機構の間、
    および第二の摺動パイプと油圧駆動機構の間に圧力油の
    供給を制御する第二の切換弁を介在させ、第一と第二の
    切換弁を同期して作動させることを特徴とする請求項2
    に記載の深掘り掘削機の油圧伝達機構。
  4. 【請求項4】 各油圧シリンダーのそれぞれの圧力室の
    有効圧力断面積の間では、第一と第二の油圧シリンダー
    の圧力室の有効圧力断面積の合計、第三の油圧シリンダ
    ーの圧力室の有効圧力断面積、第四の油圧シリンダーの
    圧力室の有効圧力断面積の順にその断面積が小さくなる
    ように設定したことを特徴とする請求項1及び2に記載
    の深掘り掘削機の油圧伝達機構。
  5. 【請求項5】 各油圧シリンダーのそれぞれの排出室の
    有効圧力断面積の間では、第四の油圧シリンダーの排出
    室の有効圧力断面積、第三の油圧シリンダーの排出室の
    有効圧力断面積、第一と第二の油圧シリンダーの排出室
    の有効圧力断面積の合計の順にその断面積が小さくなる
    ように設定したことを特徴とする請求項1及び2に記載
    の深掘り掘削機の油圧伝達機構。
  6. 【請求項6】 第一の圧力路に油圧発生源の供給側を接
    続し、第一の排圧路に油圧発生源の戻り側を接続し、第
    二の圧力路と第二の排圧路をループ状に接続し、このル
    ープ状となった第二の圧力路と第二の排圧路に第一の排
    圧路を接続したことを特徴とする請求項2に記載の深掘
    り掘削機の油圧伝達機構。
  7. 【請求項7】 第一の排圧路に油圧発生源の供給側を接
    続し、第一の圧力路に油圧発生源の戻り側を接続し、第
    二の排圧路に油圧発生源の供給側を接続し、第二の圧力
    路に油圧発生源の戻り側を接続したことを特徴とする請
    求項2に記載の深掘り掘削機の油圧伝達機構。
  8. 【請求項8】 第一の圧力路と第一の排圧路には正逆に
    切換えることができる切換弁を介して油圧発生源を接続
    し、第一の排圧路と第二の排圧路は常時は閉鎖している
    が切換弁が正方向に接続した時に開放する第一の開閉弁
    を介して接続し、第一の圧力路と第二の圧力路の間には
    第一の圧力路の方向への流動を許容する逆止弁を介して
    接続し、第二の圧力路と第二の排圧路の間には常時は開
    放しているが切換弁が逆方向に接続した時に閉鎖する第
    二の開閉弁を介在させたことを特徴とする請求項2に記
    載の深掘り掘削機の油圧伝達機構。
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