JP2695953B2 - 故障検出回路 - Google Patents

故障検出回路

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JP2695953B2
JP2695953B2 JP2004481A JP448190A JP2695953B2 JP 2695953 B2 JP2695953 B2 JP 2695953B2 JP 2004481 A JP2004481 A JP 2004481A JP 448190 A JP448190 A JP 448190A JP 2695953 B2 JP2695953 B2 JP 2695953B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は故障検出回路に関し、例えば、サービス総合
デジタル網(ISDN)における加入者線端局装置の多重化
装置(MUX)及び分離装置(DEMUX)でなる部分に適用し
得るものである。
[従来の技術] 例えば、多重化装置や分離装置は多くの機能ユニット
からなり、各機能ユニットは入力されたデジタル信号を
適宜処理して次の機能ユニット又は装置に出力する。こ
のような機能ユニットの故障検出には、監視パターンデ
ータによるパス監視方法を採用した。第2図に示す故障
検出回路が多く用いられている。
第2図において、少なくとも1個以上の機能ユニット
でなる被監視ユニット1の入力側には、監視パターンデ
ータの挿入部2が設けられ、他方、出力側には監視部3
が設けられている。
被監視ユニット1に向う伝送データは、挿入部2内に
設けられたセレクタ回路4に与えられる。セレクタ回路
4には、故障の検出に利用する上述した監視パターンデ
ータも与えられており、セレクタ回路4は、挿入タイム
スロット信号に基づいて伝送データ又は監視パターンデ
ータを選択して多重化する。ここで、図示しないフレー
ムカウンタ回路がカウント動作しており、フレームカウ
ンタ回路は伝送データの1フレーム内の空きタイムスロ
ットのタイミングで挿入タイムスロット信号を出力す
る。かくして、空きタイムスロットに監視パターンデー
タが挿入された伝送データが被監視ユニット1に与えら
れて適宜処理されて監視部3に与えられる。
監視部3においては、与えられた伝送データを次段の
機能ユニット又は装置に与えると共に、比較回路5に第
1の比較入力として与える。この比較回路5には、挿入
部2における監視パターンデータと同一の監視パターン
データも与えられており、比較回路5は、図示しない監
視部側のフレームカウンタ回路から検出タイムスロット
信号が与えられている期間だけ比較動作する。監視部側
のフレームカウンタ回路も、伝送データの1フレーム内
の空きタイムスロット(監視パターンデータが挿入され
ているタイムスロット)のタイミングで検出タイムスロ
ット信号を出力する。
このように、比較回路5は、伝送データの空きタイム
スロットに挿入されている監視パターンデータが、当初
挿入された監視パターンデータと一致しているか否かを
判別し、不一致の場合に故障検出信号を表示部や動作中
断部等に出力する。
なお、以下の説明に用いる図面においては、第3図に
示すように、データ伝送ライン上の伝送データに監視パ
ターンデータを挿入する挿入部を、丸、四角、三角等の
白抜きされた単純信号で表し、挿入されている監視パタ
ーンデータが、当初挿入された監視パターンデータと一
致しているか否かを判別して監視する監視部を、丸、四
角、三角等の黒塗りされた単純記号で表す。白抜きされ
た単純記号と、黒塗りされた単純記号とで同一形状を有
するものは対応関係があることを示している。また、以
下の説明に用いる図面では、被監視ユニットの図示を省
略している。
ところで、サービス総合デジタル網でのデータ伝送は
基本的には双方向のデータ通信である。また、このよう
な通信サービスでは、サービスの低下を防止すると共
に、信頼性を高めるように、冗長性を有する動作系及び
待機系を有する2重の構成を採用している。すなわち、
機能ユニットとして2系を設けて一方を動作系とすると
共に他方を待機系とし、動作系が故障したとき、待機系
の機能ユニットに切り替えるようにして正常動作の継続
性を確保している。
第4図は、このような双方向データ通信、かつ、冗長
構成を採用している装置に、監視パターンデータによる
パス監視方法を採用した場合の構成を示すものである。
第4図において、0系(初期状態において動作系)の
挿入部21T及び1系(初期状態において待機系)の挿入
部22Tはそれぞれ、与えられる伝送データの送出元は異
なるが同一処理段階の伝送データが与えられるものであ
り、両挿入部21T及び22T共に監視パターンデータ(同一
である必要はない)を挿入して被監視ユニットを介して
0系並びに1系の監視部311R及び312R、並びに、321R及
び322Rに与える。
各監視部311R、312R、321R及び322Rが故障検出時に出
力する故障検出信号は選択制御信号作成回路33に与えら
れる。選択制御信号作成回路33は、挿入部21Tから監視
部311Rへの経路又は挿入部21Tから監視部312Rへの経路
上に故障が生じた場合に、伝送データの経路を他方の経
路に切り換える。また、これらの両経路共に故障が生じ
ている場合には、伝送データの経路を、挿入部22Tから
監視部321Rへの経路又は挿入部22Tから監視部322Rへの
経路に切り換える。すなわち、そのような経路を伝送デ
ータが通るようにセレクタ回路341又は342を制御する。
挿入部22Tを備える系が動作系である場合にも同様に動
作する。
このようにして挿入部側の動作系及び監視部側の動作
系が0系及び1系のいずれであろうと、被監視ユニット
(これ自体、動作系及び待機系があり得る)の故障を検
出することができる。
逆方向に伝送される伝送データについての故障検出構
成も同様であるので、その説明は省略する。また、動作
系と待機系とを切り替える構成についてもその説明は省
略する。
[発明が解決しようとする課題] 第4図に示したように、2系を有する構成の場合、1
個の挿入部に2個の監視部を対応付けて設けることを要
する。しかも、挿入部自体も各系毎に必要で全体として
は複数となり、また、双方向のデータ通信を行なってい
るので、第4図に示すように、故障検出構成が複雑、大
型化している。実際上の多重化装置や分離装置では、監
視パターンデータを挿入して監視する伝送経路(処理機
能ユニットを含む)の区間は、第4図に示すような1個
ではなくて複数あるため、故障検出構成が複雑、大型化
するという上述の問題は特に大きな問題となっている。
また、このような複雑、大型の故障検出構成を設けて
も、伝送データを選択するセレクタ回路241、242、341
及び342が、挿入部から監視部までを結ぶデータ伝送経
路の外側にあるため、これらセレクタ回路の故障を検出
することができなかった。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、
故障検出構成を従来に比して、簡易、小型のものとする
ことができる、しかも、故障の検出もれを減少させるこ
とができる、双方向のデータ伝送及び冗長構成を採用し
ているデータ伝送装置に適用する故障検出回路を提供し
ようとするものである。
[課題を解決するための手段] かかる課題を解決するため、本発明においては、双方
向のデータ伝送、冗長構成を採用している装置の故障検
出を、監視パターンデータによるパス監視方法を用いて
行なう故障検出回路を、以下の各手段で構成した。
すなわち、監視パターンデータを発生してこれを伝送
データに挿入し、順方向の全ての伝送ラインに送出する
各系毎に設けられた監視パターンデータ発生部と、各監
視パターンデータ発生部から順方向伝送ラインを介して
与えられる、監視パターンデータを含む伝送データに対
して、監視パターンデータについては各系毎の全ての監
視パターンデータを選択して通過させ、伝送データ本体
については各系のうちのいずれか1個の系の伝送データ
本体を選択して通過させる各系毎に設けられた順方向系
選択部とを備える。
また、対応する順方向系選択部を通過した各系毎の全
ての監視パターンデータを逆方向の伝送ラインに折り返
して逆方向の伝送データに挿入し、全ての逆方向伝送ラ
インに送出する各系毎に設けられた監視パターンデータ
折返し部を備える。
さらに、各監視パターンデータ折返し部から各逆方向
伝送ラインを介して与えられる監視パターンデータを含
む複数の伝送データに対して、監視パターンデータにつ
いては各系毎の全ての監視パターンデータを選択して通
過させ、伝送データ本体については各系のうちのいずれ
か1個の系の伝送データ本体を選択して通過させる各系
毎に設けられた逆方向系選択部と、対応する逆方向系選
択部を通過した各系毎の全ての監視パターンデータに対
して検出動作して装置の故障を検出する監視パターンデ
ータ受信部とを備えた。
[作用] 各系毎に設けられた監視パターンデータ発生部は、そ
れぞれ監視パターンデータを発生してこれを伝送データ
に挿入し、順方向の全ての伝送ラインに送出する。監視
パターンデータを含むこれらの伝送データは、各系毎に
設けられた順方向系選択部に与えられ、監視パターンデ
ータについては各系毎の全ての監視パターンデータが選
択されて通過し、伝送データ本体については各系のうち
のいずれか1個の系の伝送データ本体が選択されて通過
する。
このように選択された各系毎の全ての監視パターンデ
ータは、各系毎に設けられた順方向系選択部にそれぞれ
対応する監視パターンデータ折返し部によって、逆方向
の伝送ラインに折り返されて逆方向の伝送データに挿入
され、全ての逆方向伝送ラインに送出される。
監視パターンデータを含む複数の逆方向の伝送データ
は、各系毎に設けられた逆方向系選択部に与えられ、監
視パターンデータについては各系毎の全ての監視パター
ンデータが選択されて通過し、伝送データ本体について
は各系のうちのいずれか1個の系の伝送データ本体が選
択されて通過していく。各系毎に設けられた監視パター
ンデータ受信部は、対応する逆方向系選択部を通過した
全ての監視パターンデータに対して検出動作して装置の
故障を検出する。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら詳述す
る。
ここで、第1図はこの実施例の構成を示すブロック
図、第5図は第1図の各セレクタ回路の選択状態を示す
タイミングチャートである。
第1図において、0系(初期状態において動作系)の
挿入部411T及び1系(初期状態において待機系)の挿入
部412Tはこの実施例においてもそれぞれ、与えられる伝
送データの送出元は異なるが同一処理段階の伝送データ
が与えられるものであり、両挿入部411T及び412T共に伝
送データに監視パターンデータ(同一である必要はな
い)を挿入して被監視ユニットを含む所定ルートを介し
て0系及び1系の監視パターンデータ折返し部511RT及
び512RTに与える。
監視パターンデータ折返し部511RT及び512RTはそれぞ
れ、セレクタ回路521RT及び522RTを備える。
セレクタ回路521RTには、挿入部411Tによって監視パ
ターンデータが挿入されたルートR1を介した伝送デー
タ、及び、挿入部412Tによって監視パターンデータが挿
入されたルートR2を介した伝送データが与えられる。セ
レクタ回路521RTは、図示しない第1のルート制御回路
(フレームカウンタ回路を内蔵している)から後述する
選択制御信号SELAに基づいて一方のデータを選択する。
選択された伝送データは、次段の処理機能ユニットに
与えられると共に、移相回路531RTに与えられる。移相
回路531RTは、選択された伝送データを移相して、その
伝送データの本来の伝送方向とは逆方向のデータ伝送ラ
インに介挿されたセレクタ回路541RTに与える。このセ
レクタ回路541RTには逆方向に向う伝送データが与えら
れており、セレクタ回路541RTは図示しない第2のルー
ト制御回路からの選択制御信号に基づいて逆方向に向う
伝送データの所定の空きタイムスロットに移相回路531R
Tからのデータを挿入するように選択動作する。
ここで、移相回路531RTによる移相量は、順方向に向
う伝送データの空きタイムスロットに挿入されている監
視パターンデータを、セレクタ回路541RTの選択動作を
通じて逆方向に向う伝送データの空きタイムスロットに
挿入できるタイミングに一致する量に選定されている。
1系の監視パターンデータ折返し部512RTも、0系の
監視パターンデータ折返し部511RTと同様な構成を有す
る。
すなわち、挿入部411Tによって監視パターンデータが
挿入されたルートR3を介した伝送データ、及び、挿入部
412Tによって監視パターンデータが挿入されたルートR4
を介した伝送データがセレクタ回路522RTに与えられ、
このセレクタ回路522RTが、図示しない第1のルート制
御回路が出力した後述する選択制御信号SELCに基づいて
一方のデータを選択するように構成されている。また、
選択された伝送データを移相する移相器532RTと、移相
された順方向に向う伝送データと同一のデータ、又は、
逆方向に向う伝送データとを選択動作するセレクタ回路
542RTとを備える。
このようにして、挿入部411T又は412Tが挿入した監視
パターンデータは、順方向の伝送データの伝送ラインか
ら逆方向の伝送データの伝送ラインに折返される。
0系のセレクタ回路541RTによって空きタイムスロッ
トに監視パターンデータが挿入された逆方向の伝送デー
タは、被監視ユニットを含むルートR5を介して0系の受
信部611Rのセレクタ回路621R、及び、被監視ユニットを
含むルートR6を介して1系の受信部612Rのセレクタ回路
622Rに与えられる。他方、1系のセレクタ回路542RTに
よって空きタイムスロットに監視パターンデータが挿入
された逆方向の伝送データは、被監視ユニットを含むル
ートR7を介してセレクタ回路621R、及び、被監視ユニッ
トを含むルートR8を介してセレクタ回路622Rに与えられ
る。
セレクタ回路621R及び622Rにはそれぞれ、フレームカ
ウンタ回路を内蔵した図示しない第3のルート制御回路
から選択制御信号SELB及びSELDが与えられており、常時
は、動作状態にある監視パターンデータ折返し部511RT
又は512RTからの伝送データを選択し、空きタイムスロ
ットでは後述するような予め定まっているルールに従っ
ていずれかの伝送データを選択する。
セレクタ回路621Rによって多重化された伝送データの
伝送ラインには、挿入部411T及び412Tに対応した監視部
631R及び641Rが設けられている。これら監視部631R及び
641Rからの故障検出信号は、図示しない故障総合判断回
路に与えられる。また、セレクタ回路622Rによって多重
化された伝送データの伝送ラインには、挿入部411T及び
412Tに対応した監視部632R及び642Rが設けられている。
これら監視部632R及び642Rからの故障検出信号も、図示
しない故障総合判断回路に与えられる。
以上の構成を有する故障検出回路の動作を、第5図を
も参照しながら説明する。
なお、セレクタ回路521RT及び522RTの処理タイミング
は同一時間軸に従うものであり、また、セレクタ回路62
1R及び622Rの処理タイミングも同一時間軸に従うもので
あるが、セレクタ回路521RT及び522RTの処理タイミング
とセレクタ回路621R及び622Rの処理タイミングとは物理
的時間は異なる。しかし、第5図では、以下の動作説明
が分り易くなるように、空きタイムスロットの位置を一
致させて表示している。
また、空きタイムスロット以外の期間では動作状態に
ある系間でデータ伝送を行なっているが、監視パターン
データが空きタイムスロットに挿入され、この空きタイ
ムスロットでの動作等が問題となるので、以下では空き
タイムスロットでの動作について説明する。
この実施例の場合、連続する4個の空きタイムスロッ
ト毎に故障検出ルートを変化させ、総合的に判断して故
障の検出を行なっている。
セレクタ回路521RT、522RT、621R及び622Rは、空きタ
イムスロットの順番によって選択状態が変わるが、セレ
クタ回路541RT及び542RTにはどの空きタイムスロットで
も移相回路531RT及び532RTからの伝送データを選択させ
る。
第1のタイムスロットTS1では、セレクタ回路521RTに
ルートR1からのデータを選択させ、セレクタ回路621Rに
ルートR5からのデータを選択させ、セレクタ回路522RT
にルートR4からのデータを選択させ、セレクタ回路622R
にルートR8からのデータを選択させている。
従って、挿入部411Tによって挿入された第1の監視パ
ターンデータは、ルートR1、セレクタ回路521RT、移相
回路531RT、セレクタ回路541RT、ルートR5、セレクタ回
路621Rを経て監視部631R及び641Rに与えられる。監視部
631Rは、挿入部411Tに対応したものであるので、上述の
いずれの要素も故障が生じていない場合には正常と判断
するが、いずれかの要素で故障が生じていた場合には、
故障の発生を検出する。他方の監視部641Rは、挿入部41
1Tに対応しないものであるので故障が発生していなくて
もパターンデータが不一致であるという出力を送出す
る。
また、第1のタイムスロットTS1で挿入部412Tによっ
て挿入された第2の監視パターンデータは、ルートR4,
セレクタ回路522RT、移相回路532RT、セレクタ回路542R
T、ルートR8、セレクタ回路622Rを経て監視部632R及び6
42Rに与えられる。かくして、挿入部412Tに対応した監
視部642Rによって第2の監視パターンデータが通過した
各要素の故障発生を検出することができる。
第2のタイムスロットTS2では、セレクタ回路521RTに
ルートR2からのデータを選択させ、セレクタ回路621Rに
ルートR5からのデータを選択させ、セレクタ回路522RT
にルートR3からのデータを選択させ、セレクタ回路622R
にルートR8からのデータを選択させている。
従って、挿入部411Tによって挿入された第1の監視パ
ターンデータは、ルートR3、セレクタ回路522RT、移相
回路532RT、セレクタ回路542RT、ルートR8、セレクタ回
路622Rを経て監視部632R及び642Rに与えられる。かくし
て、挿入部411Tに対応した監視部632Rによって第1の監
視パターンデータが通過したいずれかの要素の故障発生
を検出することができる。
また、第2のタイムスロットTS2で挿入部412Tによっ
て挿入された第2の監視パターンデータは、ルートR2、
セレクタ回路521RT、移相回路531RT,セレクタ回路541R
T、ルートR5、セレクタ回路621Rを経て監視部631R及び6
41Rに与えられる。かくして、挿入部412Tに対応した監
視部641Rによって第2の監視パターンデータが通過した
いずれかの要素の故障発生を検出することができる。
第3のタイムスロットTS3では、セレクタ回路521RTに
ルートR1からのデータを選択させ、セレクタ回路621Rに
ルートR7からのデータを選択させ、セレクタ回路522RT
にルートR4からのデータを選択させ、セレクタ回路622R
にルートR6からのデータを選択させている。
従って、挿入部411Tによって挿入された第1の監視パ
ターンデータは、ルートR1、セレクタ回路521RT、移相
回路531RT、セレクタ回路541RT、ルートR6、セレクタ回
路622Rを経て監視部632R及び642Rに与えられる。かくし
て、挿入部411Tに対応した監視部632Rによって第1の監
視パターンデータが通過したいずれかの要素の故障発生
を検出することができる。
また、第3のタイムスロットTS3で挿入部412Tによっ
て挿入された第2の監視パターンデータは、ルートR4、
セレクタ回路522RT、移相回路532RT、セレクタ回路542R
T、ルートR7、セレクタ回路621Rを経て監視部631R及び6
41Rに与えられる。かくして、挿入部412Tに対応した監
視部641Rによって第2の監視パターンデータが通過した
いずれかの要素の故障発生を検出することができる。
第4のタイムスロットTS4では、セレクタ回路521RTに
ルートR2からのデータを選択させ、セレクタ回路621Rに
ルートR7からのデータを選択させ、セレクタ回路522RT
にルートR4からのデータを選択させ、セレクタ回路622R
にルートR6からのデータを選択させている。
従って、挿入部411Tによって挿入された第1の監視パ
ターンデータは、ルートR3、セレクタ回路522RT、移相
回路532RT,セレクタ回路542RT、ルートR7、セレクタ回
路612Rを経て監視部631R及び641Rに与えられる。かくし
て、挿入部411Tに対応した監視部631Rによって第1の監
視パターンデータが通過したいずれかの要素の故障発生
を検出することができる。
また、第4のタイムスロットTS4で挿入部412Tによっ
て挿入された第2の監視パターンデータは、ルートR2、
セレクタ回路521RT、移相回路531RT、セレクタ回路541R
T、ルートR6、セレクタ回路622Rを経て監視部632R及び6
42Rに与えられる。かくして、挿入部412Tに対応した監
視部641Rによって第2の監視パターンデータが通過した
いずれかの要素の故障発生を検出することができる。
このようにして連続する4個の空きタイムスロットに
監視パターンデータを挿入し、適宜セレクタ回路の選択
状態を切り替えることで、各空きタイムスロットでの検
出では故障箇所の特定はできなくても4個の空きタイム
スロットによる故障検出の総合的な判断から故障箇所を
狭い範囲に限定することができる。
なお、故障の検出結果は、表示等の報知動作の起動に
用いても良く、系の切替え時の考慮情報として用いても
良く、また、動作の中断指令等に用いても良い。
従って、上述の実施例によれば、双方向のデータ伝
送、しかも、冗長性を有する多重化構成での故障検出
を、従来回路より簡易、小型な構成で行なうことができ
る。かくするにつき、1個の空きタイムスロットによる
故障検出では、故障箇所の特定精度が従来回路より悪く
なるが、監視パターンデータの通過ルートを空きタイム
スロットで変えて故障を検出するようにしたので、故障
箇所を狭い範囲に限定することができ、従来回路よりむ
しろ特定精度を高めることができる。
また、挿入部及び監視部を従来より削減するために
は、複数のセレクタ回路を新たに設けているが、挿入部
及び監視部を結ぶルート上に全てのセレクタ回路を位置
させているので、新たに設けられたセレクタ回路の故障
をも検出することができる。
なお、上述の実施例においては、伝送するデータの空
き時間(空きタイムスロット)を利用して故障の検出を
行なうものを示したが、故障検出のための時間を特別に
設けて故障の検出を行なうようにしても良い。すなわ
ち、伝送データが空きタイムスロットを有するサービス
総合デジタル網にかかる各部装置の故障検出に限定され
るものでなく、コンピュータ装置内部や、コンピュータ
装置本体と周辺装置とのデータ伝送(転送)構成にかか
る故障検出にも適用することができる。但し、双方向の
データ伝送であること、及び、待機系を有する冗長構成
であることは前提とする。
また、監視パターンデータは、常時固定パターンデー
タであることは必要でなく、時間的に変化していくもの
であっても良い。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、順方向の伝送データ
の伝送ラインに監視パターンデータを与えて流す監視パ
ターンデータの挿入部を各系毎に設け、その監視パター
ンデータを被監視ユニットを通過させた後、各系毎に設
けられた監視パターンデータ折返し部に与えて逆方向の
伝送データの伝送ラインに上述の監視パターンデータを
与え、この折返された監視パターンデータを被監視ユニ
ットを通過させた後、各系毎に設けられた監視部に与
え、各監視部で当初挿入された監視パターンデータと折
返されて与えられた監視パターンデータとを比較して故
障を検出するようにしたので、双方向のデータ通信、冗
長構成を採用している装置の故障検出を簡易、小形の構
成で精度良く行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による故障検出回路の一実施例を示すブ
ロック図、第2図は監視パターンデータによるパス監視
方法を採用した従来の故障検出回路の基本的構成を示す
ブロック図、第3図は監視パターンデータによるパス監
視方法での基本的構成の表記方法を示す説明図、第4図
は双方向のデータ通信及び冗長構成を採用している装置
に対する従来回路を示すブロック図、第5図は第1図実
施例の監視パターンデータのルート制御例を示すタイミ
ングチャートである。 411T、412T…挿入部、511RT、512RT…監視パターンデー
タ折返し部、631R、632R、641R、642R…監視部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 裕巳 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−87908(JP,A) 特開 昭53−3718(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の構成部分がそれぞれ動作系と待機系
    の冗長構成を有してなる双方向のデータ伝送装置におけ
    る故障検出回路において、 監視パターンデータを発生してこれを伝送データに挿入
    し、順方向の全ての伝送ラインに送出する各系毎に設け
    られた監視パターンデータ発生部と、 上記各監視パターンデータ発生部から順方向伝送ライン
    を介して与えられる、監視パターンデータを含む伝送デ
    ータに対して、監視パターンデータについては各系毎の
    全ての監視パターンデータを選択して通過させ、伝送デ
    ータ本体については各系のうちのいずれか1個の系の伝
    送データ本体を選択して通過させる各系毎に設けられた
    順方向系選択部と、 対応する上記順方向系選択部を通過した各系毎の全ての
    監視パターンデータを逆方向の伝送ラインに折り返して
    逆方向の伝送データに挿入し、逆方向の全ての伝送ライ
    ンに送出する各系毎に設けられた監視パターンデータ折
    返し部と、 上記各監視パターンデータ折返し部から各逆方向伝送ラ
    インを介して与えられる監視パターンデータを含む複数
    の伝送データに対して、監視パターンデータについては
    各系毎の全ての監視パターンデータを選択して通過さ
    せ、伝送データ本体については各系のうちのいずれか1
    個の系の伝送データ本体を選択して通過させる各系毎に
    設けられた逆方向系選択部と、 対応する上記逆方向系選択部を通過した各系毎の全ての
    監視パターンデータに対して検出動作して装置の故障を
    検出する監視パターンデータ受信部とを備えたことを特
    徴とする故障検出回路。
  2. 【請求項2】上記各順方向系選択部及び上記各逆方向系
    選択部が選択する伝送データ本体を、上記監視パターン
    データ受信部による検出結果に応じて定めることを特徴
    とする請求項第1項に記載の故障検出回路。
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