JP2694025B2 - 架空送電線障害物接近検知装置 - Google Patents

架空送電線障害物接近検知装置

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、架空送電線に接近する障害物の検知を自
動的に行う架空送電線障害物検知装置に関する。
「従来技術」 従来、架空送電線(以下、送電線という)の近傍にお
いてクレーン等の作業がある場合には、パトロール員が
現場へ出向き、同クレーン等の送電線接近に対して注意
を喚起している。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、パトロール員が総ての送電線の近傍におけ
る作業の監視を行うことは容易ではなく、いつ、どこで
作業が行なわれるか不明の場合があり、短絡事故等の重
大事故が発生することがあった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、
クレーン車等の移動物体の送電線への接近を自動的に検
知し、その危険性を察知することができる架空送電線障
害物接近検知装置を提供することを目的としている。
「課題を解決するための手段」 この発明の架空送電線障害物接近検知装置は、撮影方
向を同じにして離間配置される2台の撮影手段と、前記
撮影手段各々によって撮影される映像から移動物体を抽
出し、その2次元の位置データを逐次出力する動画像処
理手段と、前記動画像処理手段から出力される2次元の
位置データと前記各撮影手段の離間距離および焦点距離
に基づいて前記移動物体の3次元の位置データを求め、
得られた3次元の位置データが予め設定した架空送電線
の周囲の危険領域内に入るか否かを判断し、該危険領域
内に入るときに警報を発生する第1の演算手段とを具備
することを特徴とする。
また、前記第1の演算手段の他に、各撮影手段から移
動物体までの架空送電線の線路方向の距離を2次元の位
置データと各撮影手段の離間距離および焦点距離に基づ
いて求め、得られた距離における移動物体の位置での架
空送電線と略直角をなす面で危険領域を設定し、この危
険領域内に移動物体が入るときに警報を発生する第2の
演算手段を設けても良い。
また、動画像処理手段および第1の演算手段または第
2の演算手段と、各撮影手段とを別体にし、該撮影手段
の出力を動画像処理手段に供給する伝送手段を設けても
良い。
「作用」 上記構成によれば、2台の撮影手段各々により撮影さ
れた映像の中で、移動する物体を抽出し、その2次元で
の位置を求め、得られた位置データと各撮影手段間の離
間距離および焦点距離に基づいて移動物体の3次元での
位置を求める。そして、求めた3次元での位置が予め架
空送電線の周囲に設定した危険領域に入るか否かを判断
し、入るときには警報を発生するようにすることによっ
て、移動物体の架空送電線への接近を自動的に検知でき
る。
また、前記2次元での位置データと各撮影手段間の離
間距離および焦点距離に基づいて移動物体までの距離を
求め、この距離における移動物体の位置での送電線と略
直角をなす面で危険領域を設定することによって、近く
の飛行機等の影響を除外することができる。
また、動画像処理手段および第1の演算手段または第
2の演算手段と、各撮影手段を別体とし、これらの間の
データの伝送を伝送手段を介して行うことによって、装
置自体が扱い易くなる。
「実施例」 まず、この発明の実施例を説明するに先立ち、第3図
を参照して3次元の空間データを2次元の平面データに
変換する透視投影法について説明する。
この図において、3次元の物体をP(x,y,z)で表す
と、P(x,y)は、Z=−hの位置に視点を置いた
場合のZ=0の平面に移る物体Pの2次元の位置であ
る。
ここで、3次元射影変換は一般的に次式で表わされ
る。
ただし、この4×4の行列式は0でないものとする。
式から第3図の透視変換の場合における式を求める
と、 式を計算すると、 となり、投影した2次元座標から3次元座標を求めるこ
とができる。
次に、上述した3次元射影変換を踏まえ、図面を参照
しながらこの発明の実施例について説明する。
第1図はこの発明の一実施例である架空送電線障害物
接近検知装置(以下、監視装置という)の概略構成図を
示すブロック図である。この図において、1a,1bは各々
画角θのビデオカメラである。これらビデオカメラ1a,1
bから出力されるビデオ信号が動画像処理部2に供給さ
れる。動画像装置部2はビデオカメラ1a,1b各々によっ
て撮影される映像の中から移動物体(以下、障害物とい
う)を抽出し、その2次元の位置データ(以下、平面デ
ータという)を逐次出力する。動画像処理部2から出力
される平面データは演算部3に供給される。演算部3は
図示せぬCPU(中央処理装置)、RAM(ランダムアクセス
メモリ)、ROM(リードオンリメモリ)およびインター
フェース回路等を有して構成されており、ROMにはCPUを
制御するためのプログラムが書き込まれている。演算部
3は、動画像処理部2から供給される平面データと、ビ
デオカメラ1a,1b間の距離と、ビデオカメラ1a,1b各々の
焦点距離hに基づいて上述した3次元射影変換を行い、
障害物の3次元の位置(以下、空間データ)を求める機
能と、得られた空間データに基づいて該障害物が、予め
設定した送電線の周囲の危険領域内に入るか否かの判断
を行い、入いる場合には警報器4に警報信号を供給して
警報を鳴らすと機能とを有している。なお、上述したビ
デオカメラ1a,1b間の距離と、ビデオカメラ1a,1b各々の
焦点距離および危険領域の指定は入力部5によって行な
われる。
次に、上述した監視装置の動作を第2図を参照して説
明する。なお、この図は前述した第3図をy軸方向から
見た図と同等である。また、この図において、7a,7bは
距離l隔てて架設された送電線である。ビデオカメラ1a
は送電線7aのたるみの最低点と略同じ高さに設置されて
おり、ビデオカメラ1bは送電線7bのたるみの最低点と略
同じ高さに設置されている。この場合、ビデオカメラ1
a,1bの地上からの高さが互いに等しくなっており、ま
た、ビデオカメラ1a,1b各々の撮影方向が送電線7a,7bの
線路方向に向けてある。また、ビデオカメラ1a,1b各々
と動画像処理部2とは図示しない光ファイバケーブルに
よって接続されている。この場合、ビデオカメラ1a,1b
と動画像処理部2各々には、図示しない光/電気変換器
が内蔵されている(光ファイバケーブルおよび光/電気
変換器は伝達手段を構成する。)PLはビデオカメラ1a,1
b各々の焦点距離をhに設定した場合における仮想の投
影面である。Pはクレーン車等の障害物である。この場
合、障害物Pの位置は(x1,y1,z1)にあるものとする。
また、ビデオカメラ1a,1b各々の投影面上の障害物Pの
位置は、ビデオカメラ1aではP1(x1 ,y1 )、ビデオ
カメラ1bではP2(x2 ,y2 )にあるものとする。
さて、ビデオカメラ1a,1b各々で捕らえられた映像が
動画像処理装置2に供給されると、同装置2は、その映
像の中から経時的に変化しているものを抽出し、その2
次元の位置(x,y)を平面データとして出力する。すな
わち、ビデオカメラ1aから出力される映像信号に基づい
てP1(x1 ,y1 )の平面データDP1を出力し、ビデオカ
メラ1bから出力される映像信号に基づいてP2(x2 ,y2
)の平面データDP2を出力する。そして、動画像処理
装置2から出力された平面データDP1,DP2が演算部3に
供給され、3次元射影変換が行なわれて障害物Pの3次
元の位置が算出される。以下、障害物Pの3次元の位置
の算出は次の通りに行なわれる。
前述した式より、 そして、第2図より、x2=x1+l、y2=y1(ビデオカ
メラ1a,1b各々が互いに等しい高さにある)、z2=z1
あり、これらの式をおよび式に代入すると次式が得
られる。
そして、式−式を行い、z1を求めると、 となり、 が得られる。
このようにして、2次元の位置(x1 、x2 、y1(=
y2 ))から3次元の位置(x1,y1,z1)が得られる。
次いで、演算部3は、求めた障害物Pの3次元の位置
(x1,y1,z1)が、予め入力部5によって指定された送電
線7a,7b周囲の危険領域内に入いるか否かの判定を行
う。この場合、危険領域内に入ると判断すると、警報器
4へ警報信号を供給し、警報を発生させる。
なお、上記実施例において、送電線7a,7bの周囲に危
険領域を指定したが、ビデオカメラ1a,1b各々から障害
物Pまでの送電線の線路方向の距離を平面データDP1,DP
2と、ビデオカメラ1a,1b間の離間距離lおよび焦点距離
hに基づいて求め、得られた距離における障害物Pの位
置での送電線と略直角をなす面で危険領域を指定し、こ
の危険領域内に障害物Pが入るときに警報を発生するよ
うにしても良い(第2の演算手段)。この場合、距離は
z1として求められるので、このz1におけるx,yの危険領
域を設定する。また、送電線と略直角をなす面で危険領
域を設定することによって、遠くの飛行機等の影響を除
外することができる。
また、上記実施例において、ビデオカメラ1a,1bと、
動画像処理部2、演算部3、警報器4および入力部5と
を別体にしたが、一体にしても良い。
また、上記実施例では、ビデオカメラ1a,1b各々を線
路方向に向けるだけで良いので、方向合わせがし易い。
また、距離測定のために、動かす部分なく、現場適用が
容易でかつ正確であるという利点がある。
「発明の効果」 この発明の架空送電線障害物接近検知装置は、以上説
明したように構成されているので、以下に記載する効果
が得られる。
2台の撮影手段各々と動画像処理手段によって、送電
線に接近しつつある障害物の動きを捕らえるとともに、
その3次元での位置を求め、その位置が予め設定した危
険領域内に入るか否かを判定し、入る場合には警報を鳴
らすようにしたので、障害物の送電線への接近を自動的
に検知し、その危険性を察知することができる。
また、各撮影手段によって得られる障害物の2次元で
の位置データと、撮影手段間の離間距離および焦点距離
に基づいて障害物までの距離を求め、この距離における
障害物の位置での送電線と略直角をなす面で危険領域を
設定できるので、飛行機等の遠くのものの影響を除外す
ることができる。
また、動画像処理手段および演算手段と、各撮影手段
とを別体にし、これらの間のデータの伝送を伝送手段を
介して行うようにしたので、装置自体が扱い易くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例である架空送電線障害物接
近検知装置の概略構成を示すブロック図、 第2図は同実施例の動作を説明するための図、 第3図はこの発明の技術的背景を説明するための図であ
る。 1a,1b……ビデオカメラ(撮影手段)、 2……動画像処理部(動画像処理手段)、 3……演算部、 4……警報器(3,4は第1の演算手段を構成する)。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影方向を同じにして離間配置される2台
    の撮影手段と、 前記撮影手段各々によって撮影される映像から移動物体
    を抽出し、その2次元の位置データを逐次出力する動画
    像処理手段と、 前記動画像処理手段から出力される2次元の位置データ
    と前記各撮影手段の離間距離および焦点距離に基づいて
    前記移動物体の3次元の位置データを求め、得られた3
    次元の位置データが予め設定した架空送電線の周囲の危
    険領域内に入るか否かを判断し、該危険領域内に入ると
    きに警報を発生する第1の演算手段と、 を具備することを特徴とする架空送電線障害物接近検知
    装置。
  2. 【請求項2】前記各撮影手段から前記移動物体までの架
    空送電線の線路方向の距離を前記2次元の位置データと
    前記各撮影手段の離間距離および焦点距離に基づいて求
    め、得られた距離における前記移動物体の位置での前記
    架空送電線と略直角をなす面で危険領域を設定し、この
    危険領域内に前記移動物体が入るときに警報を発生する
    第2の演算手段を具備することを特徴とする請求項1記
    載の架空送電線障害物接近検知装置。
  3. 【請求項3】前記動画像処理手段および前記第1の演算
    手段または前記第2の演算手段と前記各撮影手段とを別
    体にし、該撮影手段の出力を前記動画像処理手段に供給
    する伝送手段を具備することを特徴とする請求項1また
    は請求項2いずれかの項記載の架空送電線障害物接近検
    知装置。
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