JP2690181B2 - 壁構造 - Google Patents

壁構造

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JP2690181B2
JP2690181B2 JP2209694A JP20969490A JP2690181B2 JP 2690181 B2 JP2690181 B2 JP 2690181B2 JP 2209694 A JP2209694 A JP 2209694A JP 20969490 A JP20969490 A JP 20969490A JP 2690181 B2 JP2690181 B2 JP 2690181B2
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賢範 森田
晴夫 二宮
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、建物の壁構造で、特に、接合部の継ぎ目を
目立たなくするための技術に関する。
(従来の技術) 従来、建物の壁構造としては、特開昭58-195669号公
報に記載されているようなものがある。
この従来公報には、表面がフラットに形成された複数
の壁材を継ぎ合せて壁本体が構成され、該壁本体の接合
部に壁材の継ぎ目を覆って目地用粘着テープが接着さ
れ、該目地用粘着テープの表面及び周辺部に弾性を有す
る補強塗料層が設けられ、該補強塗料層の上から壁本体
の表面全体に仕上塗料層が設けられた壁構造が記載され
ている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような技術の壁構造にあっては、
壁本体の接合部に目地用粘着テープと補強塗料層が設け
られていることで仕上塗料層の表面に継ぎ目が現れない
ものの、各壁材の表面がフラットに形成されていること
で、目地用粘着テープと補強塗料層による仕上塗料層の
盛り上りが目立って見栄えが悪いという問題があった。
本発明の壁構造は、上記従来の問題に着目し、目地テ
ープと補強塗料層による仕上塗料層の盛り上りが目立た
ないようにして見栄えを良くすることを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上述のような課題を解決することを目的と
してなされたもので、この目的達成のために、本発明の
壁構造は、複数の壁材の縁端部どうしを接合して壁本体
が構成され、前記壁材の接合部に継ぎ目を覆って目地テ
ープが接着され、該目地テープの表面及び周辺部に弾性
を有する補強塗料層が設けられ、該補強塗料層の上から
壁本体の表面全体に仕上塗料層が設けられている壁構造
において、前記壁材の表面の非縁端部には一般部溝部が
形成され、前記壁材の接合部に両側の壁材にまたがって
接合部溝部が形成され、一般部溝部及び接合部溝部の深
さは前記目地テープと補強塗料層の厚さの総計より大き
くされ、該接合部溝部内に前記目地テープ及び補強塗料
層が設けられているものである。
(作用) 本発明の壁構造は、前記壁材の表面の非縁端部には一
般部溝部が形成され、前記壁材の接合部に両側の壁材に
またがって接合部溝部が形成され、一般部溝部及び接合
部溝部の深さは前記目地テープと補強塗料層の厚さの総
計より大きくされ、該接合部溝部内に前記目地テープ及
び補強塗料層が設けられているので、仕上塗料層の表面
に壁材の継ぎ目が現れないようにすることができ、か
つ、目地テープと補強塗料層による仕上塗料層の盛り上
りが目立たないようにすることができる。また、本発明
においては、接合部溝部は仕上げ後の壁の意匠として生
かされる(つまり、一般部溝部と接合部溝部との間に違
和感なく、どこが壁材の接合部か感得できないものとな
る)ものであるから、接合部溝部を埋める必要がなく壁
の仕上げ作業が簡便である。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
まず、実施例に構成を説明する。
第1図は本発明実施例の壁構造を示す断面図で、図中
1は壁本体、2は目地テープ、3は下補強塗料層、4は
上補強塗料層、5は仕上塗料層である。
前記壁本体1は、表面及び側面に下塗料層11と中塗料
層12とが設けられた複数の壁材10を継ぎ合せて構成され
ており、その表面には、一般部溝部14及び接合部溝部13
が格子状に形成されている。前記接合部溝部13は、壁材
10の接合部に両側の壁材10,10にまたがって形成されて
おり、目地テープ2の幅よりも広く形成されている。
尚、各壁材10は、フレーム材6に釘7で固定されてい
る。
前記目地テープ2は、前記壁材10の接合部全長に亘っ
て継ぎ目を覆って接着されている。尚、この目地テープ
2は、例えばプラスチックテープで、裏面が粘着面にな
っており、幅が約10mm、厚さが約25ミクロンに形成され
ている。プラスチックの種類としては、例えば、ポリエ
ステル、アクリル、ビニロン、ナイロン、ポリオレフィ
ン等、吸水性の少ないものが好ましい。
前記下補強塗料層3及び上補強塗料層4は、弾性を有
し、壁材10の接合部に形成された接合部溝部13の底全
体、即ち、前記目地テープ2の表面及び周辺部に設けら
れている。尚、前記下補強塗料及び上補強塗料として
は、弾性を有する材料であればアクリル系、ウレタン
系、ブチルゴム、ネオプレン、アクリルゴム、チオコー
ル等任意のものを使用することができる。
仕上塗料層5は、前記下補強塗料層3及び上補強塗料
層4の上から壁材10の表面全体に設けられている。尚、
仕上塗料の塗り重ね回数及び厚さは所望により任意であ
るが、種類としては前記下補強塗料及び上補強塗料と同
様に、弾性を有するものが好ましい。
次に、実施例の作用を説明する。
本発明の壁構造は、前記壁材10の表面の非縁端部には
一般部溝部14が形成され、前記壁材10の接合部に両側の
壁材10、10にまたがって接合部溝部13が形成され、一般
部溝部14及び接合部溝部13の深さは前記目地テープ2と
補強塗料層3、4の厚さの総計より大きくされ、該接合
部溝部13内に前記目地テープ2及び補強塗料層3、4が
設けられているので、仕上塗料層5の表面に壁材10の継
ぎ目が現れないようにすることができ、かつ、目地テー
プ2と下補強塗料層3及び上補強塗料層4による仕上塗
料層5の盛り上りが目立たないようにすることができ
る。つまり、仕上塗料層5の表面に壁材10の接合部が現
れず、模様として接合部溝部13が現れたけの見栄えの良
い壁構造を得ることができる。また、本実施例において
は、接合部溝部13は仕上げ後の壁の意匠として生かされ
る(つまり、一般部溝部14と接合部溝部13との間に違和
感なく、どこが壁材10の接合部が感得できないものとな
る)ものであるから、接合部溝部13を埋める必要がなく
壁の仕上げ作業が簡便である。
また、壁本体1を構成する壁材10の表面及び側面に下
塗料層11と中塗料層12とが設けられているので、壁材10
の接合部に目地テープ2を接着する際、強い接着力を得
ることができる。更に、下補強塗料層3及び上補強塗料
層4が弾性を有しているので、壁材10,10間に発生した
剪断力等はこれらの下補強塗料層3及び上補強塗料層4
で吸収される。つまり、これらのよって仕上塗料層5に
ひび割れが発生し難い壁構造を得ることができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、
具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発
明に含まれる。
例えば、実施例では、補強塗料層を二層設けたが、一
層にしてもよい。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の壁構造にあって
は、接合部の継ぎ目が壁材の表面に現れないだけでな
く、目地テープと補強塗料層による仕上塗料層の盛り上
りが目立たないようにすることができるので、見栄えが
良いという効果が得られる。また、本発明においては、
接合部溝部は仕上げ後の壁の意匠として生かされる(つ
まり、一般部溝部と接合部溝部との間に違和感なく、ど
こが壁材の接合部か感得できないものとなる)ものであ
るから、接合部溝部を埋める必要がなく壁の仕上げ作業
が簡便であるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の壁構造を示す断面図である。 1……壁本体 10……壁材 13……接合部溝部、14……一般部溝部 2……目地テープ 3……上補強塗料層 4……下補強塗料層 5……仕上塗料層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の壁材の縁端部どうしを接合して壁本
    体が構成され、前記壁材の接合部に継ぎ目を覆って目地
    テープが接着され、該目地テープの表面及び周辺部に弾
    性を有する補強塗料層が設けられ、該補強塗料層の上か
    ら壁本体の表面全体に仕上塗料層が設けられている壁構
    造において、前記壁材の表面の非縁端部には一般部溝部
    が形成され、前記壁材の接合部に両側の壁材にまたがっ
    て接合部溝部が形成され、一般部溝部及び接合部溝部の
    深さは前記目地テープと補強塗料層の厚さの総計より大
    きくされ、該接合部溝部内に前記目地テープ及び補強塗
    料層が設けられていることを特徴とする壁構造。
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